JPH09317160A - 組み立て式作業台 - Google Patents

組み立て式作業台

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JPH09317160A
JPH09317160A JP15761196A JP15761196A JPH09317160A JP H09317160 A JPH09317160 A JP H09317160A JP 15761196 A JP15761196 A JP 15761196A JP 15761196 A JP15761196 A JP 15761196A JP H09317160 A JPH09317160 A JP H09317160A
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JP
Japan
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erected
building
main body
workbench
foundation
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JP15761196A
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Yoshihiro Yonahara
好宏 與那原
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JAPAN STEELS INTERNATL KK
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JAPAN STEELS INT KK
JAPAN STEELS INTERNATL KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業台の高さ調節や連接が、簡単に行える組
み立て式作業台の提供。 【解決手段】 作業台を、建わく基礎10と建わく本体
20とに上下分割できる建わくAと、対面立設させた建
わくA間を連結する筋交い40と、対面立設する建わく
Aの梁50間に掛け渡す布板60とから構成する。伸縮
可能な二重筒状の一対の支柱21間を水平に梁50で連
結して建わく本体20とする。建わく本体20の間口巾
に合わせた横材11の両端に支柱立設用の突設部12を
設けて建わく基礎10とする。建わく本体20は、別の
建わく本体30を上方に継ぎ足しても構わない。また、
筋交い40を伸縮可能な二重筒状に構成してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築現場等で使用
する高所作業台に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建築作業で天井や壁の高い部分等
の高所作業をする場合には、壁に沿ってパイプとクラン
プを使用して枠組を組み上げ、この枠組の上に、作業者
がのれるように布板を掛け渡して作業台がつくられてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる作業台
では、一度作業台を組み上げるとその高さ調節ができな
い。任意高さの調節が行える組み立て式の簡便な作業台
の開発が望まれていた。また、作業状況によっては、作
業台同士を前後左右に連接して、作業床を拡大したい場
合がある。そのためには、組み立て式であるとともに作
業台そのものが移動できるものであることが望ましい。
また、連接時には作業台同士が近接できるように、前後
左右に出っ張り部分がないような工夫が求められる。そ
こで、本願発明は、上記課題に鑑み提案されたもので、
作業台の高さ調節や、作業台同士の連接が、現場状況に
合わせて簡単に行える分解・組み立てが容易な組み立て
式作業台の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願の請求項1に記載の発明は、組み立て式作業台
であって、前記作業台を、上下分割可能な建わくと、対
面立設させる建わく間を連結する筋交いと、対面立設さ
せる建わくの梁間に掛け渡す布板とから構成するととも
に、前記上下分割可能な建わくを、二重筒状に上下伸縮
可能な一対の支柱間に梁が水平に設けられてなる建わく
本体と、建わく本体の間口巾の横材の左右両端に支柱立
設用の突設部を設けた建わく基礎とに分割構成し、前記
建わく本体を、建わく基礎の前記突設部と、建わく本体
の支柱下端側とを、挿脱可能な連結手段により連結し
て、建わく基礎上に立設させられるようにした。尚、二
重筒状という表現は、本明細書中では、外筒に内筒が二
重に挿入されている状態ばかりではなく、外筒に非筒状
部材が挿入されている状態をも意味するものとする。
【0005】さらに、請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載の発明で、建わく本体の一対の支柱間に水平に
設けられた梁を、その両端をそれぞれの支柱を越えて左
右に張り出し、対面立設する建わく本体の梁の前記張り
出し部分間にも布板を掛け渡すようにした。さらには、
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明で、建
わく本体を、複数の建わく本体を、互いの支柱同士を挿
脱可能な連結手段で上下に連結して複数段に継ぎ足して
構成するとともに、布板を対面する最上段の建わく本体
の梁間に掛け渡すようにした。また、請求項4に記載の
発明は、請求項1に記載の発明で、筋交いを、伸縮可能
な二重筒状に構成した。さらに、請求項5に記載の発明
では、建わく基礎に、建わく基礎の間口巾内に収まる間
隔で左右にキャスターを設けた。
【0006】上記構成の組み立て式作業台は、次のよう
にして組み立てる。先ず、建わく基礎を相対配置させた
状態で、この建わく基礎上に建わく本体を連結する。建
わく本体の二重筒状の支柱を適宜長さ伸ばして、その下
端と、建わく基礎の左右端の突設部とを、挿脱可能な連
結手段で連結して立設する。かかる挿脱可能な連結手段
としては、例えば、連結する双方を筒状に、或は一方を
筒状に他方を非筒状の桿体状に形成して、いわゆる二重
筒状に互いに差し込み連結したり、或は、双方を筒状に
形成して、双方に差し込み可能な中継ぎパイプ等を介し
て差し込み連結することもできる。また、双方を同時に
内挿させる中継ぎパイプを介しても挿脱可能に連結でき
る。
【0007】さらに、上記要領で対面立設させた建わく
間を、筋交いにより連結して枠組を構成し、建わく本体
の梁間に布板を掛け渡せば作業台が組み上げられる。筋
交いは、建わく本体の支柱を伸ばさずに使用する場合に
は、定尺の筋交いで十分であるが、支柱を適宜長さに伸
長して高さ調整する場合には、二重筒状に構成された筋
交いを必要長さに伸長して使用すればよい。種々長さの
定尺の筋交いを用意して使用することも可能ではある
が、二重筒状に構成した筋交いを使用する方が便利であ
る。また、作業台の解体は、上記組み立てのほぼ逆手順
で行えばよい。本発明の構成では、挿脱可能な連結手段
で建わく部分を組み上げているので、ボルト連結等を多
用する組み上げ手段に比べて、組み立てや解体に手間が
かからず作業が短時間で行える。
【0008】さらに、建わく本体は、別の建わく本体
と、支柱部分を上記要領で挿脱可能な連結手段で上方に
継ぎ足して複数段に構成しても構わない。より高所の作
業に対応できる。継ぎ足す建わく本体の高さは、必ずし
も同一である必要はなく、予め種々の高さの建わく本体
を用意しておき、状況に合わせて適宜選択すれば種々の
高さ状況に応じられる。建わく本体の二重筒状の支柱部
分の伸縮による高さ調節は、建わく本体の支柱高さより
短い範囲での高さ調節に使用すればよい。従来の脚柱ジ
ャッキよりは高さ調節の範囲を大きくできる。布板は、
最上段の建わく本体の梁間に設ければよいが、中間段で
十分な高さがとれれば、中間段の建わく本体の梁間に布
板を掛け渡してそこでも作業が行えるようにしてよい。
【0009】また、建わく基礎にキャスターを設けれ
ば、作業台を移動可能にできる。キャスターを、建わく
基礎の間口巾内に収まる間隔で左右に設ければ、作業台
同士を連接する際にキャスター部分同士が当らずに作業
台同士の近接ができる。さらに、上記構成で、特に建わ
く本体の梁を支柱を越えて左右に張り出しておき、この
張り出し部分にも布板を掛け渡すようにすれば、個々の
作業台の桁行き方向を並べて連接する場合でも、連接部
分の布板同士間に通行上支障が生ずる程の隙間をあけず
に連接できる。また、作業台の設置状況によっては、作
業台の縁部分での足の踏み外し防止用に巾木を設けた
り、或は落下防止用に手摺が必要となる場合も想定され
る。そのため、最上段の建わく本体の支柱上端を利用し
て、挿脱可能な差し込み連結手段で巾木或は手摺用支柱
を設けて、かかる手摺用支柱に棧や筋交い、或はフェン
ス部材等を設けて落下防止用の手摺を設けるようにして
もよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)本実施形態の組立て式作業台では、図1
に示すように、建わくAは、建わく基礎10と、その上
に立設される建わく本体20と、さらに建わく本体20
に継ぎ足される別の背の低い建わく本体30とに、上下
3分割できるように構成されている。対面する建わくA
間は筋交い40で連結され、建わく本体30の梁50間
に布板60が掛け渡されている。建わく本体20は、図
1、図2(a)、(b)に示すように、所定間隔で一対
の支柱21が立設させられ、その一対の支柱21の上方
間が水平に梁50で連結されて、略H形に形成されてい
る。また、建わく本体30は、支柱31が支柱21より
短い点を除けば、建わく本体20と同様に形成されてい
る。
【0011】建わく本体20、30の両支柱21、31
は、それぞれ同口径のパイプで形成され、それを外筒と
して内筒22、32を内挿させた伸縮可能な二重筒状に
形成されている。図2(c)及び図3に、その様子を示
した。本実施形態では、適宜長さ伸長させられた内筒3
2が支柱21上端側に挿脱可能に差し込まれて、建わく
本体20と建わく本体30が継ぎ足されている。さら
に、支柱31では、それぞれのパイプ径を横断するよう
にピン挿通孔が設けられ、係止ピンBを挿通させること
により連結部分が抜けないようになっている。尚、本実
施形態では、建わく本体30が建わく本体20よりかな
り背が低く設定されているので、支柱31を二重筒状に
構成せずに、支柱21、31の双方に差し込み可能な中
継ぎパイプを介して、継ぎ足しできるようにしても構わ
ない。
【0012】一方、建わく基礎10は、横材11が上記
建わく本体20の間口巾に合わせた長さに形成され、そ
の左右端に支柱立設用の突設部12が鉛直上方に向けて
直状に起立させられている。突設部12も上記支柱21
と同口径のパイプで形成され、かかる突設部12から一
体に下方に形成された部分に、キャスター70が設けら
れている。キャスター70は、図2(a)に示すよう
に、建わく基礎10の間口巾内に収まる間隔で左右に設
けられ、作業台同士を連接する場合に、キャスター70
同士が当らないようになっている。上記構成の建わく基
礎10上に、建わく本体20が立設されている。本実施
形態では、支柱21による高さ調節を行わない状態で建
わく本体20が立設されている。支柱21の内筒22を
適宜長さ伸長して、パイプ状の突設部12に挿脱可能に
差し込んで、建わく本体20、30同士の前記連結要領
で、建わく本体20が建わく基礎10上に立設されてい
る。
【0013】また、対面立設させた一対の建わくA間に
は、定尺の筋交い40が交さして連結させられている。
筋交い取り付け用の突設ピン(図示せず)が、支柱21
の上下端側に、及び突設部12にそれぞれ設けられ、筋
交い40の両端に設けた係止孔(図示せず)にその突設
ピンを通して連結できるようになっている。本実施形態
では、突設部12と建わく本体20の支柱21の上端側
の突設ピンとの間に、筋交い40が掛け渡されている。
また、本実施形態では、作業台同士を連接できるよう
に、作業台の前後左右の外周面上に連接を妨げるような
出っ張り部分がないよう工夫されている。上記筋交い取
り付け用の突設ピンも支柱21間の内側に向けて設けら
れ、交さ筋交い40が作業台の連接時に出っ張って邪魔
にならないようになっている。
【0014】さらに、このようにして組み上げられた枠
組の最上段の一対の建わく本体30の梁50間に、布板
60が掛け渡されている。本実施形態では、差し渡し長
が、対面する建わくA間に略合わせた長さで、四隅にフ
ック状の係止部61を設けた鋼製の布板が使用されてい
る。布板の構成素材は、いかなるものでも構わない。図
1では布板60が二枚掛け渡されているが、現場等への
搬入し易さ等を考慮して細巾の3枚構成、或はそれ以上
の構成の布板を使用しても構わない。逆に、建わくA自
体の間口が狭い場合には、一枚構成の布板でもよい。
尚、本実施形態では、建わく本体の継ぎ足しにより高さ
調節をするため、建わくAを、建わく基礎10と、それ
に立設させる建わく本体20と、建わく本体20に継ぎ
足す建わく本体30とに、3分割できる構成とした。し
かし、かかる高さ調節が必要ない場合には、建わく本体
30を継ぎ足さず、建わく本体20だけの構成でも構わ
ない。
【0015】また、逆に、建わく本体20、30と同様
の支柱間隔で、支柱高さの異なる建わく本体を種々形成
しておき、かかる建わく本体を適宜数継ぎ足して複数段
に構成しても構わない。筋交い40は、各段の支柱間同
士に掛け渡せばよい。さらに、本実施形態では、建わく
基礎10の両端下側にキャスター70を設けたが、建わ
く基礎10の突設部12の下側をそのままジャッキベー
ス(図示せず)に形成して、キャスター70を設けない
構成としても構わない。さらには、定尺の筋交い40の
代わりに、後記する伸縮可能な二重筒状の筋交い41を
使用してもよい。作業台の桁行き方向の長さを適宜変え
ても、それに合わせて筋交いの長さ調節ができる。
【0016】また、上記作業台では、2個の建わくAを
対面立設させて構成したが、例えば3個の建わくAを桁
行き方向に沿って所定間隔離して対面立設させ、これに
上記要領で布板を掛け渡しても構わない。桁行き方向に
倍の長さを有する作業台が組み立てられる。さらには、
3個以上の建わくAをかかる要領で立設して使用すれ
ば、それ以上の長さの作業台も簡単に構成できる。基本
的には個々に組み上げた作業台同士を桁行き方向に緊結
手段等で連接しても構わないが、作業台を長く連接する
必要がある場合には、個々の作業台を長く連接する場合
に比べて、特に上記構成の方が少ない建わくで効率良く
組み立てられる。また、個々の作業台同士を緊結手段で
連接する場合とは異なり、連接部の緩み等で作業台同士
が離れるという心配もない。
【0017】(実施形態2)本実施形態では、図3に示
すように、支柱21部分を伸長させた状態で、建わく本
体20が建わく基礎10に立設されている。支柱21に
より高さ調節がなされている点を除けば、実施形態1と
同様の構成である。二重筒状の支柱21から、高さ調節
に必要な長さ分内筒22が引き出されて、その下端側を
建わく基礎10のパイプ状の突設部12に挿脱可能に差
し込んで立設させられている。外筒としての支柱21部
分、突設部12及び内筒22に、それぞれ所定間隔で前
記要領のピン挿通孔(図示せず)を設けておき、適宜位
置でピン挿通孔同士を合わせて、これに係止ピンBを挿
通させれば、調節高の固定ができる。
【0018】また、本実施形態では、建わく本体20の
支柱部分21間は、定尺の筋交い40を交ささせて連結
されている。建わく基礎10の突設部12と、支柱21
の下端側とは、伸縮可能な二重筒状に形成された筋交い
41により連結されている。筋交い41は、外筒41a
に内筒41bを二重筒状に挿入させて構成されている。
高さ調節に合わせて内筒41bを外筒41aから引き出
し、押さえネジ41cで長さを固定できるようになって
いる。
【0019】(実施形態3)本実施形態3は、図4
(a)に示すように、上記実施形態2の構成の最上段の
建わく本体30に、巾木80と手摺90とを設けたもの
である。巾木80は、組み上げた作業台の最上段の建わ
く本体30の四隅の支柱31間の長さに合わせた矩形板
状に形成されている。巾木80の幅広側面の長手方向の
両端側には、内部に支柱31を二重筒状に差し込める口
径の筒状連結部81が設けられている。巾木80は、桁
行き方向に長さを合わせた巾木80aと、梁方向に長さ
を合わせた巾木80bとから構成され、それぞれに筒状
連結部81a、81bが設けられている。筒状連結部8
1は、本実施形態では、筒長さがそれぞれ巾木80の半
巾に設定され、筒状連結部81は、巾木80aではその
長手方向の両端の上半分側に、巾木80bではその長手
方向の両端の下半分側に設けられている。
【0020】両巾木80a、80bの筒状連結部81
a、80bを上下に重ねた状態で、図4(b)に示すよ
うに、建わく本体30の支柱32を二重筒状に差し込む
ことにより、建わく本体30の周囲に巾木80を廻らす
ことができる。巾木80を周囲に廻らせば、万が一足を
滑らしても鋼製布板60から作業台外側に足を踏み外す
心配がない。さらに、本実施形態では手摺90を設け
た。手摺用支柱91は、支柱31と同径のパイプ状に形
成されている。上記筒状連結部81に二重筒状に差し込
まれた支柱31と、手摺用支柱91とは、例えば従来よ
り既知の連結ピン(図示せず)等を使用して、挿脱可能
な連結手段で起立させればよい。このようにして、手摺
用支柱91の上端間に上棧92が渡されて建わく本体3
0の周囲に手摺90が設けられている。
【0021】(実施形態4)本実施形態では、建わくA
が、建わく基礎10と建わく本体20とから上下分割可
能な2段に構成されている。本実施形態の建わく基礎1
0は、横材11が太く形成され、その左右下側にキャス
ター70が設けられている。その他は、実施形態1の場
合と同様である。また、本実施形態で使用する建わく本
体20は、図5に示すように、その梁50部分が一対の
支柱21を越えて左右に少しずつ張り出されている。か
かる張り出し部分51の両端面には、端面より少し大き
な平板部材52が、布板60の係止部61aのずれ落ち
防止用に設けられている。その他は、実施形態1と同様
に形成されている。
【0022】上記構成の建わく本体20が、支柱21の
内筒22を適宜伸ばした状態で、上記構成の建わく基礎
10に、実施形態2と同様の要領で突設部12を介して
連結立設させられている。対面立設させた建わく本体2
0の梁50間には、布板60が掛け渡されている。本実
施形態では、布板60は、実施形態1の場合より少し巾
広に形成され、2枚並べて掛け渡されている。布板60
の巾は、本実施形態では、建わく本体20の間口巾の半
分の長さに、一方の張り出し部分51の張り出し長さを
合わせた程度に設定されている。支柱21間の布板60
の一方の係止部61aは、図5に示すように、梁50の
張り出し部分51側に掛けられている。もう一方の係止
部61bは、支柱21間の梁50部分に掛けられてい
る。このようにして、本実施形態では、張り出し部分5
1間にも布板60が掛け渡されているので、作業台の桁
行き方向を並べて連接する場合でも、連接部の両作業台
の布板60同士を大きな間をあけずに連接できる。
【0023】2枚構成の布板60を、支柱21間の間口
巾に合わせて設定する場合に比べて、桁行き方向に作業
台を並べて連接する場合でも、連接する布板60間に両
作業台の支柱21の径に相当する巾の隙間が発生しな
い。そのため、かかる隙間部分に通行時等に足を取られ
る心配もなく、作業安全上好ましい。尚、実施形態1で
も、布板60の長手方向の一方の側縁部分を、支柱21
の径ほぼ相当する巾分張り出しておき、この張り出した
側縁部分が作業台の側方に位置するように布板60を掛
け渡せば同様の効果が得られる。しかし、この場合に
は、布板60の張り出し部分が直接しっかり支持されて
いないので、張り出し程度如何ではこの張り出し部分を
踏むことにより布板60自体が覆る危険もある。本実施
形態の如く、張り出し部分51に布板60の係止部61
aがくるようにすればかかる危険がない。
【0024】さらに本実施形態では、実施形態2とは異
なり、二重筒状に構成した筋交い41を使用せずに、定
尺の筋交い40だけを使用して高さ調整に応じられるよ
うになっている。本実施形態では、図5に示すように、
建わく本体20の支柱21の内側上下に亙って筋交い取
り付け用の突設ピンが、所定の短い間隔で多数設けられ
ている。支柱21の高さ調節に合わせた適当な高さの突
設ピンを選択して、建わく基礎10の突設部内側12に
設けた突設ピンとの間に、定尺の筋交い40(図示せ
ず)を掛け渡すことができる。このようにして、突設ピ
ン間の所定間隔巾で建わく本体20の高さ調節をする場
合には、定尺の筋交い40だけで高さ調節ができる。さ
らには、対面立設する建わくA間の距離、即ち作業台の
桁行き方向の長さを変更する場合にも定尺の筋交い40
で対応できる。尚、建わく本体20の高さ調節等を任意
巾で行う場合には、実施形態2で示した伸縮可能な二重
筒状の筋交い41を使用すればよい。
【0025】また、上記各実施形態では、対面立設する
建わくA間の枠組を筋交い40を使用して構成している
が、建わく基礎10間同士を、適当な桁行部材で連結し
て、建わく基礎10同士を予め枠状に形成してから建わ
く本体20を立設するようにしても構わない。或は、建
わく基礎10間に、水平方向に筋交いを交ささせても構
わない。筋交いを水平方向に設けることにより、水平方
向の歪みの発生が防げる。
【0026】
【発明の効果】本発明では、建わく部分を上下分割し
て、上方に継ぎ足し可能に構成することにより高さ調節
ができる。また、建わくの支柱を伸縮可能な二重筒状に
構成することにより、建わく部分の継ぎ足しでは調節で
きないような短い範囲の高さ調節ができる。さらに、筋
交いを伸縮可能な二重筒状に形成すれば、定尺の筋交い
を使用するよりも、作業台の任意の高さ調節に合わせた
筋交補強が容易に行える。また、本発明の構成では、桁
行き方向に沿って複数の建わくを所定間隔で対面立設さ
せて作業台の組み立てが行えるので、個々の作業台同士
を連接する場合に比べて、長い作業台を少ない建わくで
効率よくつくれる。さらには、桁行き方向を並べて連接
する場合にも、本発明の構成では、梁の両端側を支柱よ
り外側に張り出させて、その部分にも布板を掛け渡して
いるので、連接部の布板同士を不要な間をあけずに連接
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態1の組み立て式作業台の斜視図。
【図2】本実施形態1組み立て式作業台の正面図(a)
と側面図(b)、及び(a)の丸で囲んだ部分の連結状
況を示す図(c)。
【図3】本実施形態2の組み立て式作業台の正面図
(a)及び側面図(b)。
【図4】本実施形態3の組み立て式作業台の正面図
(a)と、巾木の取り付け状況を示す部分斜視図
(b)。
【図5】本実施形態4の組み立て式作業台の正面図。
【符号の説明】
10 建わく基礎 11 横材 12 突設部 20 建わく本体 21 支柱 22 内筒 30 建わく本体 31 支柱 32 内筒 40 筋交い 50 梁 51 張り出し部分 60 布板 70 キャスター A 建わく

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組み立て式作業台であって、前記作業台
    は、上下分割可能な建わくと、対面立設させる建わく間
    を連結する筋交いと、対面立設させる建わくの梁間に掛
    け渡す布板とから構成されるとともに、 前記上下分割可能な建わくは、二重筒状に上下伸縮可能
    な一対の支柱間に梁が水平に設けられてなる建わく本体
    と、建わく本体の間口巾の横材の左右両端に支柱立設用
    の突設部を設けた建わく基礎とに分割構成され、 前記建わく本体は、建わく基礎の前記突設部と、建わく
    本体の支柱下端側とを、挿脱可能な連結手段により連結
    して、建わく基礎上に立設させられることを特徴とする
    組み立て式作業台。
  2. 【請求項2】 建わく本体の一対の支柱間に水平に設け
    られた梁は、その両端がそれぞれの支柱を越えて左右に
    張り出され、対面立設する建わく本体の梁の前記張り出
    し部分間にも布板が掛け渡されていることを特徴とする
    請求項1に記載の組み立て式作業台。
  3. 【請求項3】 建わく本体は、複数の建わく本体が、互
    いの支柱同士を挿脱可能な連結手段で上下に連結されて
    複数段に継ぎ足されてなるとともに、布板は対面する最
    上段の建わく本体の梁間に掛け渡されていることを特徴
    とする請求項1に記載の組み立て式作業台。
  4. 【請求項4】 筋交いは、伸縮可能な二重筒状に構成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の組み立て式
    作業台。
  5. 【請求項5】 建わく基礎には、建わく基礎の間口巾内
    に収まる間隔で左右にキャスターが設けられていること
    を特徴とする請求項1に記載の組み立て式作業台。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002370644A (ja) * 2001-06-15 2002-12-24 Japan Steels International Inc 移動式組立足場

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JP2002370644A (ja) * 2001-06-15 2002-12-24 Japan Steels International Inc 移動式組立足場

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