JPH09316580A - アルミニウム合金、それを用いたリチウムイオン2次電池用ケースおよびその製造方法 - Google Patents

アルミニウム合金、それを用いたリチウムイオン2次電池用ケースおよびその製造方法

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JPH09316580A
JPH09316580A JP8131891A JP13189196A JPH09316580A JP H09316580 A JPH09316580 A JP H09316580A JP 8131891 A JP8131891 A JP 8131891A JP 13189196 A JP13189196 A JP 13189196A JP H09316580 A JPH09316580 A JP H09316580A
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aluminum alloy
secondary battery
ion secondary
weight
lithium ion
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JP8131891A
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Hisao Tanigawa
久男 谷川
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Mitsubishi Aluminum Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械的特性および加工性に優れていること。 【解決手段】 Mnを0.8〜1.5重量%、Mgを
0.8〜1.5重量%、Cuを0.1〜0.4重量%、
Siを0.1〜0.4重量%をそれぞれ含有してなるア
ルミニウム合金からなるブランクを7ダイス5のキャビ
ティ5aに装着し、前記ダイス5に対して相対移動自在
とされたパンチ6を押圧してブランク7を一動作で塑性
変形させてなることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノート型パーソナ
ルコンピュータ、携帯電話などの携帯用電子機器の駆動
源たる2次電池、特に、リチウムイオン2次電池のケー
スに好適なアルミニウム合金、それを用いたリチウムイ
オン2次電池用ケースおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にノート型パーソナルコンピュー
タ、携帯電話などの携帯用電子機器においては、利便性
を向上させるなどの理由により、小型化、軽量化が常に
図られている。そして、これらの携帯用電子器機の小型
化、軽量化にともない、これらの携帯用電子器機の駆動
源として用いられる繰り返し使用可能なように充電可能
とされた2次電池においても小型化、軽量化が図られて
いる。
【0003】近年、携帯用電子器機の駆動源として、体
積あるいは重量当たりの電気エネルギ量の大きいリチウ
ムイオン2次電池が注目されている。そして、リチウム
イオン2次電池においても、軽量化が図られており、リ
チウムイオン2次電池の軽量化を図るうえでリチウムイ
オン2次電池の外殻を構成するリチウムイオン2次電池
用ケースの軽量化が図られている。
【0004】このような従来のリチウムイオン2次電池
用ケースとしては、1000系と称されるJIS H
4000に記載されている1000番台の種類のアルミ
ニウムあるいは3000系と称されるJIS H 40
00に記載されている3000番台の種類のアルミニウ
ム合金からなるブランクを塑性加工することにより製せ
られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の軟質のアルミニウムあるいはアルミニウム合金
により製造されたリチウムイオン2次電池用ケースにお
いては、軽量化を図ることはできるものの、素材の強度
が低く、充電時の発熱による内部圧力の増加によって、
変形あるいは破損する場合があるという問題点があっ
た。
【0006】このような問題点に対処するためには、高
強度のアルミニウム合金、例えば、A5128の薄板材
をブランクとし、このブランクに対して塑性加工を施し
てリチウムイオン2次電池用ケースを製造することが考
えられるが、このようなブランクに対して塑性加工を施
すためには、複数の形状の異なるパンチとダイスとを用
いて多段階のプレス加工を施さねばならず、複数の分割
した製造工程を必要とし、加工に手間がかかるととも
に、それぞれの工程毎に異なる複数の専用のパンチとダ
イスとを必要とし、経済的負担が大きいという問題点が
あった。
【0007】そこで、従来の軟質のアルミニウムあるい
はアルミニウム合金より高強度で加工性に優れたアルミ
ニウム合金およびそのアルミニウム合金からなるブラン
クを用いて効率よくリチウムイオン2次電池用ケースと
することのできる製造方法が望まれていた。
【0008】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、高強度で加工性に優れたアルミニウム合金、そ
れを用いたリチウムイオン2次電池用ケースおよびその
製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため、本発明者は、リチウムイオン2次電池用ケースと
して必要な強度および加工性に優れたアルミニウム合金
と、このアルミニウム合金を用いて効率よくリチウムイ
オン2次電池用ケースを製造するための製造方法を得る
べく鋭意研究を行った結果、アルミニウムに、Mnを
0.8〜1.5重量%、Mgを0.8〜1.5重量%、
Cuを0.1〜0.4重量%、Siを0.1〜0.4重
量%を含有させることにより、高強度で加工性に優れた
アルミニウム合金を得ることを見い出すとともに、リチ
ウムイオン2次電池用ケースを製造する場合に、前記ア
ルミニウム合金からなるブランクをダイスとパンチとに
より一動作で塑性変形させることにより生産効率を向上
し得ることを見い出し、本発明を完成したものである。
【0010】すなわち、前述した目的を達成するため特
許請求の範囲の請求項1に記載の本発明のアルミニウム
合金の特徴は、Mnを0.8〜1.5重量%、Mgを
0.8〜1.5重量%、Cuを0.1〜0.4重量%、
Siを0.1〜0.4重量%をそれぞれ含有してなる点
にある。
【0011】そして、このような構成を採用したことに
より、従来の軟質のアルミニウムあるいはアルミニウム
合金より高強度で加工性に優れたリチウムイオン2次電
池用ケースに好適なアルミニウム合金を得ることができ
る。
【0012】また、特許請求の範囲の請求項2に記載の
本発明のリチウムイオン2次電池用ケースの特徴は、請
求項1に記載のアルミニウム合金により形成されている
点にある。
【0013】そして、このような構成を採用したことに
より、リチウムイオン2次電池用ケースの軽量化を図る
ことができる。
【0014】また、特許請求の範囲の請求項3に記載の
本発明のリチウムイオン2次電池用ケースの製造方法の
特徴は、請求項1に記載のアルミニウム合金からなるブ
ランクをダイスのキャビティに装着し、前記ダイスに対
して相対移動自在とされたパンチを押圧してブランクを
一動作で塑性変形させてなる点にある。
【0015】そして、このような構成を採用したことに
より、リチウムイオン2次電池用ケースの生産効率を向
上させることができる。すなわち、Mnを0.8〜1.
5重量%、Mgを0.8〜1.5重量%、Cuを0.1
〜0.4重量%、Siを0.1〜0.4重量%を含有す
るアルミニウム合金からなるブランクを用いることによ
り、長さの長い有底容器であるリチウムイオン2次電池
用ケースを、ダイスとパンチとをもってインパクト成形
と称される一動作で塑性変形させて形成することができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0017】まず、本発明に係るアルミニウム合金の実
施の形態について説明する。
【0018】本発明のアルミニウム合金は、Mnを0.
8〜1.5重量%、Mgを0.8〜1.5重量%、Cu
を0.1〜0.4重量%、Siを0.1〜0.4重量%
をそれぞれ含有している。このアルミニウム合金に含有
させるMn、Mg、CuおよびSiの含有量は、リチウ
ムイオン2次電池用ケースに要求される強度や加工性等
の特性を考慮してその範囲を見い出したものである。
【0019】前記MnおよびMgは、リチウムイオン2
次電池用ケースとしての強度(機械的特性、特に、引張
強さ)を保持するのに必要な成分であり、MnおよびM
gの含有量としては、0.8〜1.5重量%の範囲、好
ましくは0.9〜1.3重量%の範囲が最適である。こ
のMnおよびMgの含有量が0.8重量%の範囲より少
なくなるとリチウムイオン2次電池用ケースとしての強
度が不足する傾向があり、MnおよびMgの含有量が
1.5重量%の範囲を越えると加工性が低下して、本発
明のリチウムイオン2次電池用ケースの製造方法を適用
することができなくなる傾向がある。
【0020】前記Cuは、リチウムイオン2次電池用ケ
ースとしての強度および耐食性を保持するのに必要な成
分であり、Cuの含有量としては、0.1〜0.4重量
%の範囲、好ましくは0.2〜0.3重量%の範囲が最
適である。このCuの含有量が0.1重量%の範囲より
少なくなるとCuの添化効果が得られない傾向があり、
Cuの含有量が0.4重量%の範囲を越えると電池ケー
スに必要な電解液に対する耐食性だけでなく、一般的な
耐食性も低下する傾向がある。
【0021】前記Siは、前記Mgを添加することによ
り生じる本発明のリチウムイオン2次電池用ケースの製
造方法における塑性加工に際し、焼き付きと称される塑
性加工後の加工品の表面に傷が付くのを防止するのに必
要な成分であり、Siの含有量としては、0.1〜0.
4重量%の範囲、好ましくは0.2〜0.3重量%の範
囲が最適である。このSiの含有量が0.1重量%の範
囲より少なくなるとSiの添化効果が得られない傾向が
あり、Siの含有量が0.4重量%の範囲を越えると耐
食性および加工性が低下する傾向がある。
【0022】つぎに、本発明に係るアルミニウム合金の
より具体的な実施例を以下に示すが、本発明はこれに限
定されるものではない。
【0023】実施例1 Mnを1.01重量%、Mgを1.15重量%、Cuを
0.28重量%、Siを0.30重量%をそれぞれ含有
するアルミニウム合金を形成した。
【0024】実施例2 Mnを0.82重量%、Mgを1.24重量%、Cuを
0.20重量%、Siを0.21重量%をそれぞれ含有
するアルミニウム合金を形成した。
【0025】実施例3 Mnを1.35重量%、Mgを0.90重量%、Cuを
0.27重量%、Siを0.24重量%をそれぞれ含有
するアルミニウム合金を形成した。
【0026】比較例1 比較のために、Mnを0.31重量%、Mgを2.04
重量%、Cuを0.51重量%、Siを0.30重量%
をそれぞれ含有するアルミニウム合金を形成した。
【0027】比較例2 比較のために、Mnを0.50重量%、Mgを2.31
重量%、Cuを零重量%、Siを0.11重量%を含有
するアルミニウム合金を形成した。
【0028】比較例3 比較のために、Mnを1.11重量%、Mgを零重量
%、Cuを0.61重量%、Siを0.05重量%をそ
れぞれ含有するアルミニウム合金を形成した。
【0029】比較例4 比較のために、従来の軟質のアルミニウムであるA11
00(Cuを0.12重量%、Siを0.16重量%を
それぞれ含有する)を形成した。
【0030】比較例5 比較のために、従来の軟質のアルミニウム合金であるA
3003(Mnを1.06重量%、Siを0.10重量
%をそれぞれ含有する)を形成した。
【0031】つぎに、実施例1から実施例3、比較例1
から比較例5のアルミニウム合金の強度である引張強さ
について評価した。この引張強さは、各アルミニウム合
金に毎に、JIS Z 2201に基づくJIS5号試
験片を形成して引っ張り試験を行うことにより得た。
【0032】つぎに、実施例1から実施例3、比較例1
から比較例5のアルミニウム合金の耐食性について評価
した。この耐食性は、JIS Z 2371に基づく塩
水噴霧試験を行って、A3004と同等ないしそれ以上
を○、A3004より明らかに劣るものを×とした2段
階で評価した。
【0033】つぎに、実施例1から実施例3、比較例1
から比較例5のアルミニウム合金の加工性について評価
した。この加工性は、各アルミニウム合金に毎に、幅3
0mm、厚さ10mm、高さ12mmのテストブロック
を形成し、図1に示すように、テストブロック1をテス
ト用ダイス2のキャビティ3に装着し、前記テストブロ
ック1に図1に矢印にて示す方向からテスト用パンチ4
を接近させ、図2に示すように、前記テストブロック1
にテスト用パンチ4を一気に押し込んで、図2に矢印に
て示すテスト用パンチ4の押し込み方向とは逆方向にテ
ストブロック1を塑性変形させて押し出し、長辺30m
m、短辺10mm、長さ45mm、壁厚0.5mmの上
部が開口の有底容器(図示せず)を形成し、この有底容
器の壁に破れが有るか否か、壁に焼き付きと称される傷
が有るか否かを目視で視認することにより得た。なお、
加工性の評価は、有底容器の壁に異常のないものを○、
有底容器の壁に傷が有るものを△、有底容器の壁に破れ
が有るものを×とした3段階で評価した。
【0034】前記各実施例および比較例の組成(組成物
配合)と前記評価結果とを併せて以下の表−1に示す。
【0035】 表−1に示すように、実施例1から実施例3に示す本発
明のアルミニウム合金は、加工性および耐食性に優れる
とともに、比較例4および比較例5に示す従来の軟質の
アルミニウムおよびアルミニウム合金に比較して、引張
強さが2倍程度大きい高強度のものであり、充電時の発
熱による内部圧力の増加によって変形あるいは破損する
のを確実に防止することのできるリチウムイオン2次電
池用ケースの素材として好適なものであることが判明し
た。
【0036】前記比較例1に示すアルミニウム合金は、
Mnの含有量が少なく、MgおよびCuの含有量が多い
組成のものであり、比較例4および比較例5に示す従来
の軟質のアルミニウムおよびアルミニウム合金に比較し
て引張強さが大きい高強度のものではあるものの、耐食
性および加工性に劣り、良好な品質のリチウムイオン2
次電池用ケースを得ることができないことが判明した。
【0037】前記比較例2に示すアルミニウム合金は、
Mnの含有量が少なく、Mgの含有量が多く、Cuを含
まない組成のものであり、比較例4および比較例5に示
す従来の軟質のアルミニウムおよびアルミニウム合金に
比較して引張強さが大きく高強度のものであるとともに
耐食性が良好であるものの、加工性に劣り、良好な品質
のリチウムイオン2次電池用ケースを得ることができな
いことが判明した。
【0038】前記比較例3に示すアルミニウム合金は、
Mgを含まず、CuおよびSiの含有量が少ない組成の
ものであり、比較例5に示す従来の軟質のアルミニウム
合金とほぼ同等の引張強さを有するが、耐食性および加
工性に劣り、良好な品質のリチウムイオン2次電池用ケ
ースを得ることができないことが判明したすなわち、M
nおよびMgの含有量が0.8〜1.5重量%の範囲外
でCuおよびSiの含有量が0.1〜0.4重量%の範
囲外にある組成を有するアルミニウム合金は、リチウム
イオン2次電池用ケースとしての良好な品質と良好な加
工性を得ることができないということが判明した。
【0039】つぎに、本発明に係るリチウムイオン2次
電池用ケースの製造方法を適用した本発明に係るリチウ
ムイオン2次電池用ケースについて説明する。
【0040】図3から図5は本発明に係るリチウムイオ
ン2次電池用ケースの製造方法を適用した本発明に係る
リチウムイオン2次電池用ケースの実施の形態の一例を
示すものであり、図3はブランクをダイスのキャビティ
に装着した状態を示す説明図であり、図4はダイスに対
してパンチを押圧してブランクを一動作で塑性変形させ
た状態を示す説明図であり、図5はリチウムイオン2次
電池用ケースを示す説明図である。
【0041】本実施の形態のリチウムイオン2次電池用
ケースの製造方法について説明すると、図3に示すよう
に、所定形状のダイス5と、このダイス5に対して相対
移動自在とされた所定形状のパンチ6とを用い、前述し
たMnを0.8〜1.5重量%、Mgを0.8〜1.5
重量%、Cuを0.1〜0.4重量%、Siを0.1〜
0.4重量%を含有したアルミニウム合金からなる所定
形状のブランク7をダイス5のキャビティ5aに装着す
ることにより開始される。ついで、ダイス5に対して相
対移動自在とされたパンチ6を駆動して、図4に示すよ
うに、インパクト成形と称されるようにパンチ6を一動
作でもってブランク7に一気に押し込むように押圧し、
ブランク7をダイス5とパンチ6との隙間Gから押し出
すように塑性変形させることにより、図5に示す長辺3
0mm、短辺6mm、長さ40mm、壁厚0.5mm程
度の長さの長い有底容器たるリチウムイオン2次電池用
ケース8が形成される。
【0042】このように、本実施の形態のリチウムイオ
ン2次電池用ケースの製造方法によれば、パンチ6を所
望の位置まで一動作でブランク7に押し込むことにより
リチウムイオン2次電池用ケース8を形成することがで
きるので、製造工程が簡単となり、経済的負担を低減し
することができるとともに、生産効率を確実に向上させ
ることができる。
【0043】また、本実施の形態のリチウムイオン2次
電池用ケース8は、アルミニウム合金により形成されて
いるので、軽量化を図ることができる。
【0044】さらにまた、本実施の形態のアルミニウム
合金は、リチウムイオン2次電池用ケース8だけでな
く、例えば、電子部品ケースなどの各種の有底容器の素
材として用いることができるなお、本発明は、前記各実
施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて変更
することができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明のアルミニウ
ム合金によれば、高強度で加工性に優れるという極めて
優れた効果を奏する。また、本発明のアルミニウム合金
を用いたリチウムイオン2次電池用ケースおよびその製
造方法によれば、高強度のリチウムイオン2次電池用ケ
ースを効率よく製造することができるという極めて優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るアルミニウム合金の加工性の評
価方法におけるアルミニウム合金を塑性変形させる前の
状態を示す説明図
【図2】 本発明に係るアルミニウム合金の加工性の評
価方法におけるアルミニウム合金を塑性変形させた状態
を示す説明図
【図3】 本発明に係るアルミニウム合金を用いた本発
明に係るリチウムイオン2次電池用ケースの製造方法を
適用した本発明に係るリチウムイオン2次電池用ケース
の製造工程におけるブランクをダイスのキャビティに装
着した状態を示す説明図
【図4】 ダイスに対してパンチを押圧してブランクを
一動作で塑性変形させた状態を示す図3と同様の図
【図5】 本発明に係るアルミニウム合金を用いた本発
明に係るリチウムイオン2次電池用ケースの製造方法を
適用した本発明に係るリチウムイオン2次電池用ケース
を示す説明図
【符号の説明】
5 ダイス 5a (ダイスの)キャビティ 6 パンチ 7 ブランク 8 リチウムイオン2次電池用ケース G (ダイスとパンチとの)隙間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Mnを0.8〜1.5重量%、Mgを
    0.8〜1.5重量%、Cuを0.1〜0.4重量%、
    Siを0.1〜0.4重量%をそれぞれ含有してなるこ
    とを特徴とするアルミニウム合金。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のアルミニウム合金によ
    り形成されていることを特徴とするリチウムイオン2次
    電池用ケース。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のアルミニウム合金から
    なるブランクをダイスのキャビティに装着し、前記ダイ
    スに対して相対移動自在とされたパンチを押圧してブラ
    ンクを一動作で塑性変形させてなることを特徴とするリ
    チウムイオン2次電池用ケースの製造方法。
JP8131891A 1996-05-27 1996-05-27 アルミニウム合金、それを用いたリチウムイオン2次電池用ケースおよびその製造方法 Pending JPH09316580A (ja)

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