JPH09315808A - グラファイト薄膜、グラファイト薄膜の製造方法およびこれを用いた二次電池およびコンデンサ - Google Patents

グラファイト薄膜、グラファイト薄膜の製造方法およびこれを用いた二次電池およびコンデンサ

Info

Publication number
JPH09315808A
JPH09315808A JP8136894A JP13689496A JPH09315808A JP H09315808 A JPH09315808 A JP H09315808A JP 8136894 A JP8136894 A JP 8136894A JP 13689496 A JP13689496 A JP 13689496A JP H09315808 A JPH09315808 A JP H09315808A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
gas
film portion
plasma
graphite
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8136894A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3874208B2 (ja
Inventor
Hiroshi Yamamoto
浩 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP13689496A priority Critical patent/JP3874208B2/ja
Priority to PCT/JP1997/001845 priority patent/WO1997045364A1/ja
Publication of JPH09315808A publication Critical patent/JPH09315808A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3874208B2 publication Critical patent/JP3874208B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES OR LIGHT-SENSITIVE DEVICES, OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G9/00Electrolytic capacitors, rectifiers, detectors, switching devices, light-sensitive or temperature-sensitive devices; Processes of their manufacture
    • H01G9/004Details
    • H01G9/04Electrodes or formation of dielectric layers thereon
    • H01G9/042Electrodes or formation of dielectric layers thereon characterised by the material
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B32/00Carbon; Compounds thereof
    • C01B32/20Graphite
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B32/00Carbon; Compounds thereof
    • C01B32/20Graphite
    • C01B32/205Preparation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M4/64Carriers or collectors
    • H01M4/66Selection of materials
    • H01M4/663Selection of materials containing carbon or carbonaceous materials as conductive part, e.g. graphite, carbon fibres
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 【課題】電池の電極物質等に用いられる表面積が極めて
大きく、まったく新規な構造のグラファイト薄膜を提供
する。また、エネルギー密度が飛躍的に高く、コンパク
トな電池を提供する。 【解決手段】 本発明の第1の特徴は、 基体11表面を覆
うように形成された平面薄膜部12と、前記平面薄膜部に
対して垂直方向に起立せしめられ、規則的に配列された
六角網面構造をもつ起立薄膜部13とからなるグラファイ
ト薄膜を構成したことにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グラファイト薄
膜、グラファイト薄膜の製造方法およびこれを用いた二
次電池およびコンデンサに係り、特に、新規な結晶構造
をもつグラファイト薄膜に関する。
【0002】
【従来技術】現在充放電可能な電池(二次電池)として
は、鉛蓄電池が最もポピュラーであり、この他、特にリ
チウム電池、ニッケル電池、マンガン電池などがあげら
れる。電池は電気エネルギーを化学エネルギーに変換し
て蓄積する装置であり、正極・活物質/電解質/活物質
・負極の組み合わせで構成される。そしてこの正極・負
極には電子伝導性材料、電解質にはイオン伝導性材料、
正極活物質には酸化剤、負極活物質には還元剤が用いら
れる。
【0003】しかしながらいずれも化学反応を利用する
ものであるが、蓄えようとするエネルギーに応じて相応
の容積と重量は免れ得ず、電気自動車やソーラーカーへ
の利用を考えるときには小型化への要求が極めて高くな
る。
【0004】例えば、従来、図16に示すように、内底
面に正極集電体102が取り付けられ、絶縁パッキン1
08が載置された正極缶101に正極103を圧着し、
さらに微多孔性ポリプロピレンのセパレータ107を載
置し、電解液を含浸させる一方、この上に、負極缶10
4の内面に負極集電体105を取り付けると共に負極1
06を圧着してなるものを、絶縁パッキン108を介し
てかしめ込むことにより形成されたコイン型リチウム電
池が提案されている(特開平6ー325753号)。負
極としてはグラファイトが用いられているが、黒鉛化度
が高く表面積の高いものを用いる必要がある。
【0005】また、正極材料として、繊維状グラファイ
トを用いた例も提案されている(炭素TANSO199
1(No.150)p.319−327)。しかしなが
らグラファイトファイバーを負極板として成形しなけれ
ばならず、依然として、電解液との接触面積が十分に大
きいとはいえず、有効利用可能な部分が小さく、特に比
表面積が小さいという問題があった。
【0006】一方、同じエネルギーを従来の積層型セラ
ミックコンデンサに蓄えようとする試みもなされている
が、十分なエネルギーを得ることができなかった。
【0007】蓄積エネルギーの増大をはかるには、イオ
ン伝導性材料からなる電解質および電極物質の改良のほ
かに、電極物質とイオン伝導性材料との接触面積の増大
も大きな要素となっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、二次電池
の蓄積エネルギーの増大への要求は高まっているにもか
かわらず、十分な蓄積エネルギーを得ることのできるも
のではなかった。
【0009】そこで、電極材料としては、表面積が大き
く伝導性の高い材料が求められていた。
【0010】本発明は、前記実情に鑑みてなされたもの
で、このような電池の電極物質等に用いられる表面積が
極めて大きく、まったく新規な構造のグラファイト薄膜
を提供することを目的とする。
【0011】また本発明は、 エネルギー密度が飛躍的
に高く、コンパクトな電池を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴は、
平面薄膜部と、前記平面薄膜部に対し垂直方向に起立せ
しめられた起立薄膜部とから構成したことにある。
【0013】望ましくは、前記起立薄膜部は、規則的に
配列された多角形網面構造をもつことを特徴とする。
【0014】本発明の第2の特徴は、基体表面に形成さ
れた、グラファイト薄膜において、前記基体表面を覆う
ように形成された平面薄膜部と、前記平面薄膜部に対し
て垂直方向に起立せしめられ、規則的に配列された多角
形網面構造をもつ起立薄膜部とから構成されたことにあ
る、望ましくは、前記基体はモリブデンまたは単結晶シ
リコン基板であることを特徴とする。
【0015】本発明の第3の特徴は、原料ガスとして炭
素を含む化合物ガスあるいは前記化合物ガスと水素また
はハロゲンガスとの混合ガスを、プラズマ励起してガス
プラズマを生成するプラズマ生成工程と、前記ガスプラ
ズマを音速よりも大きい流速となるように加速する工程
と、所望の温度に加熱せしめられ、減圧下におかれた被
処理基体表面に前記ガスプラズマを導き、グラファイト
薄膜を、プラズマジェット法を用いて形成したことにあ
る。
【0016】本発明の第4の特徴は、原料ガスとして、
CH4とH2との混合ガスを、プラズマ励起してガスプラ
ズマを生成するプラズマ生成工程と、前記ガスプラズマ
を音速よりも大きい流速となるように加速する工程と、
所望の温度に加熱せしめられた被処理基体表面に前記ガ
スプラズマを導き、平面薄膜部と、前記平面薄膜部に対
して垂直方向に起立せしめられ、規則的に配列された六
角網面構造をもつ起立薄膜部とからなるグラファイト薄
膜を、プラズマジェット法を用いて形成したことにあ
る。
【0017】本発明の第5の特徴は、基体表面に形成さ
れた第1の電極と、前記第1の電極の上層に形成された
イオン伝導体材料と、このイオン伝導体材料の上層に形
成された第2の電極とから構成され、前記第1の電極
が、平面薄膜部と、前記平面薄膜部に対して垂直方向に
起立せしめられ、規則的に配列された多角形網面構造を
もつ起立薄膜部とからなるグラファイト薄膜で形成され
るようにしたことを特徴とするリチウム二次電池にあ
る。
【0018】本発明の第6の特徴は、電解液を含浸させ
たセパレータを挟んで多数の内部電極を形成した電気二
重層コンデンサにおいて、この内部電極を、平面薄膜部
と、前記平面薄膜部に対して垂直方向に起立せしめら
れ、規則的に配列された多角形網面構造をもつ起立薄膜
部とからなるグラファイト薄膜で構成したことを特徴と
する。ところで、インダクションプラズマ法やDCプラ
ズマジェット法により、ガスをプラズマ化して、活性化
し反応性を高めた状態で、このプラズマ化されたガスを
被処理基体表面に向けて高速で噴射させることにより、
薄膜形成、エッチングあるいは表面改質などの表面処理
を行うという技術は既に公知であり、半導体薄膜の形成
あるいはエッチング、あるいは酸化、窒化などの表面改
質処理等に広く利用されている。
【0019】本発明者等は、プラズマジェット法を用い
て、種々の実験を重ねいろいろな薄膜を形成した結果、
表面積が非常に大きく、膜特性が極めて良好でまったく
新規な構造のグラファイト薄膜を発見した。
【0020】本発明の第1、2によれば、極めて安定で
再現性良く得ることができ、表面積が非常に大きいもの
となる。
【0021】本発明の第3によれば、プラズマジェット
を吹きつけることによって、被処理基体表面に、膜質が
良好で信頼性の高いグラファイト薄膜を形成することが
できる。
【0022】本発明の第4によれば、プラズマジェット
を吹きつけることにより、被処理基体表面に、平面薄膜
部と、前記平面薄膜部に対して垂直方向に起立せしめら
れ、規則的に配列された多角形網面構造をもつ起立薄膜
部とからなるグラファイト薄膜を形成することができ
る。
【0023】本発明の第5によれば、第1の電極を、平
面薄膜部と、前記平面薄膜部に対して垂直方向に起立せ
しめられ、規則的に配列された多角形網面構造をもつ起
立薄膜部とからなるグラファイト薄膜で構成しているた
め、この上層に形成されたイオン伝導体材料との接触面
積を極めて大きくとることができ、高効率の二次電池を
得ることが可能となる。
【0024】本発明の第6によれば、内部電極を、平面
薄膜部と、前記平面薄膜部に対して垂直方向に起立せし
められ、規則的に配列された多角形網面構造をもつ起立
薄膜部とからなるグラファイト薄膜で構成しているた
め、電解液との接触面積を極めて大きくとることがで
き、大容量のコンデンサを得ることが可能となる。
【0025】なおここで原料ガスの供給は、キャリアガ
スとして、アルゴンなどの不活性ガスと共に行うように
してもよい。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照しつつ詳細に説明する。
【0027】本発明実施例のグラファイト薄膜は、図1
に断面説明図を示すと共に、図2乃至図6に電子顕微鏡
で撮影した結晶構造の写真を示すように、n+型の単結
晶シリコン基板11の表面に形成された平面薄膜部12
と、この平面薄膜部12に対して垂直方向に起立せしめ
られ、規則的に配列された多角形網面構造をもつ起立薄
膜部13とからなるものであることを特徴とする。
【0028】ここで図2は、10k倍、図3は30k倍
の平面拡大写真、図4は傾斜角40度の方向からとった
30k倍の拡大写真、図5は垂直方向からとった30k
倍の拡大写真、図6は垂直方向からとった50k倍の拡
大写真である。
【0029】図7はこのグラファイト薄膜のラマンスペ
クトルを示す図である。
【0030】次に、このグラファイト薄膜を形成する装
置について説明する。
【0031】この装置は、プラズマジェット法を用いた
もので、図8に示すように、誘導コイル1に高周波電源
2から13.56MHzの高周波電流を印加し、石英製
のラバールノズル3内を流れる原料ガスをプラズマ励起
して、ガスプラズマを生成し、これを真空チャンバー4
内に設置された n+型の単結晶シリコン基板11の表面
に超音速で導くことにより、グラファイト薄膜を形成す
るようにしたものである。ここで被処理基体としての基
板は基板支持台に設けられたヒータ6によって所望の温
度に維持できるように構成されており、熱電対8によっ
て温度を検出しながら温度コントローラ9によってヒー
タ用電源7のヒータへの供給電圧を制御している。
【0032】ラバールノズル(末広ノズルともいう)で
は、ノズル内を通過する原料ガスが断熱膨張せしめられ
てノズル出口3eから音速 aよりも大きい流速uで噴射
されるように、後述する条件の下で、超音速ノズルであ
るラバールノズル3が構成されている。
【0033】ラバールノズル3は、中細のノズルであ
り、被処理基体である線材の表面に噴射すべき原料ガス
を供給するガス導入口3a(20mmΦ)と、ガス進行
に伴い断面積が徐々に小さくなるよう構成されたガス導
入管3bと、ノズル全体で最小の断面積A1(直径d1:
10mmΦ)をなすスロート部3cとこのスロート部か
ら所定の広がり角をもって断面積が徐々に拡大せしめら
れ、最大断面積A2 (直径d2:22mmΦ )のガス噴
射口3eからプラズマ流Pが噴射されるガス噴射管3d
とから構成されている。そして、スロート部3cの外側
には、プラズマ生成手段として誘導コイル1(コイル
径:16mm、コイル巻き数:5)が巻回されており、
該誘導コイル1に高周波電流が通電されるとスロート部
3c内に誘導電磁場が形成され、スロート部3cを通過
するガスがプラズマ励起される。このようにして、最小
の断面積A1 をもつスロート部3cで、良好にプラズマ
化される。そして、基板に向けて、ラバールノズル3の
噴射口3eからプラズマ流Pが噴射されるように構成さ
れている。
【0034】次にこの装置を用いたグラファイト薄膜の
形成方法について説明する。まず、被処理基体5として
+型の単結晶シリコン基板11を基板支持台に設置
し、温度コントローラ9によって温度制御を行いなが
ら、基板温度が800℃を維持するように制御する。
【0035】そして真空チャンバー4内を真空ポンプ
(図示せず)を用いて真空排気し、圧力を0.1Torr
とし、原料ガスとして、CH4:50cc/min.とH2:500cc
/min.の混合ガスをガス導入口3aからラバールノズル
3に供給する。
【0036】そして、スロート部3cにおいては、高周
波電源2がオン状態に設定され、誘導コイル1に高周波
電流(1kW、13.56MHz)が流れると、管内に
誘導電磁場が発生し、この場のエネルギーによって高密
度のガスが、加熱励起され、プラズマ化される。
【0037】そして、プラズマ化された高密度ガスは、
下流側のガス噴出管3dによるノズルの広がりのために
膨張加速され、ガス噴射口3eから超音速のプラズマ流
Pとなって噴射される。このプラズマ流Pを超音速で被
処理基体5上に導き、1時間の成膜処理により、図1に
断面構造を示すと共に、図2乃至図6にいろいろな角度
および倍率で撮影した電子顕微鏡写真を示すように、平
面薄膜部12と、この平面薄膜部12に対して垂直方向
に起立せしめられ、規則的に配列された多角形網面構造
をもつ起立薄膜部13とからなるグラファイト薄膜Gが
形成される。
【0038】ところで、気体力学の理論によれば、たと
えば2原子気体の場合、導入された原料ガス6のよどみ
圧P0と噴射口4aの下流の圧力P1との比P1/P0が、
約0.52以下、スロート部3cの断面積A1と噴射口
3eの断面積A2の比(末広比)A2/A1が1を越える
場合に、ガスが断熱膨張されて、噴射流速が超音速、つ
まり音速aよりも大きい流速uとなる。
【0039】また、スロート部3cの前後の広がり角
は、あまり大きいと壁面で境界層の剥離が発生するの
で、適切な大きさ、たとえば15°程度とする必要があ
る。
【0040】しかしながら、ラバールノズル1は、上述
するように内部を通過する原料ガスが断熱膨張せしめら
れるように設計されているため、この断熱膨張過程にお
いて急冷され、被処理基体表面に達するまでには被処理
基体の劣化を生じない程度の適切な温度になる。このと
きの温度は、上記末広比A2/A1(この例では0.4)
によって決まるので、ノズル1の設計条件によって任意
の温度を得ることができる。
【0041】さらに、プラズマ流は、超音速をもつた
め、被処理基体に到達するまでの時間が極めて短く、被
処理基体に到達するまでに、加熱、プラズマ化によって
励起された状態が元の状態に戻ってしまうことがない。
このように、いわゆる励起状態を維持したまま温度を適
温まで下げることができる。したがって、膜質を向上さ
せることができる。また、短時間で噴射が終了するた
め、成膜速度が高まり、作業効率も向上することとな
る。
【0042】以上説明した現象は、一次元流体力学の理
論により次のように説明される。
【0043】すなわち、完全気体の断熱流れにおける流
体温度と流速の関係は次式により表される。
【0044】 T0=T+(1/2)・{(γ―1)/(γ・R)}・(u)2 …(1) あるいは、 T0/T=1+{(γ―1)/2}・(M)2 …(2) ここに、 T0:流れの全温度(加熱部であるスロート部3の温度
にほぼ等しい) T:流れの静温度(いわゆる温度) γ:ガスの比熱比 R:ガス定数 u:流れの流速 M:マッハ数 である。
【0045】上記(2)式は、上記(1)式をマッハ数
(u/a、a:音速)を用いて書き換えたものである。
また、マッハ数 Mは、末広比 A2/A1の関数として一
義的に決定される。
【0046】上記(1)式より断熱膨張過程では、全温
度T0の値が一定に保たれるため、流速uの増加ととと
もに、静温度Tの低下が起こることがわかる。つまり、
流れの速度が大きいほど、急速な温度低下が起こる。
【0047】また、上記(2)式より、温度比 T0/T
の値は、マッハ数Mの2乗に比例して増加する。たとえ
ば、2原子気体(γ=1.4)の場合、マッハ数M=5
のとき、温度比 T0/T=6となる。すなわち、高温に
加熱された反応性プラズマをラバールノズル1を用いて
高マッハ数まで断熱膨張加速させることにより、プラズ
マ温度Tを被処理基体である単結晶シリコン基板11に
適する温度まで下げることができるのがわかる。 ま
た、このときプラズマ粒子は極めて高速に加速されるた
め(たとえば、T=1500(K)、γ=1.4、R=
500(J/kgK)、M=5の場合、u=5123
(m/s)となる)、被処理基体に到達するまでの時間
が非常に短く、プラズマは初期活性状態をほぼ維持した
まま低温で被処理基体に到達することができる。
【0048】なお前記実施例では基板として単結晶シリ
コン基板を用いた例について説明したが、単結晶シリコ
ンに限定されることなく、他の材料を用いるようにして
もよく、またMo,Ni,Feなどの金属基板あるいは
絶縁性基板上にも形成可能である。
【0049】図9乃至図11にMo基板上に前記実施例
と同一条件でグラファイト薄膜を形成した場合の電子顕
微鏡写真を示す。ここで図9は、30k倍の平面拡大写
真、図10は傾斜角40度の方向からとった30k倍の
拡大写真、図11は傾斜角40度の方向からとった50
k倍の拡大写真である。これらの写真からわかるように
Mo基板上にも同様に平面薄膜部とこれに対して垂直方
向に起立せしめられ、規則的に配列された多角形網面構
造をもつ起立薄膜部とからなるグラファイト薄膜が形成
されていることがわかる。
【0050】ここで条件は種々変更可能であるが、プラ
ズマ励起に際して投入電力を800〜1000w程度と
大きくする必要ある。また、温度についても600〜8
00℃とするのが望ましい。さらに真空チャンバーの圧
力は0.1以下とするのが望ましい。
【0051】また、実施例では、誘導コイルによってガ
スを、プラズマ励起しているが、プラズマ励起に際して
は、ECRプラズマ、ヘリコンプラズマ等、他のプラズ
マ励起手段を使用してもよい。
【0052】このようにして得られたグラファイト薄膜
を負極として用い、図12に示すようなボタン型構造の
リチウム二次電池を形成した場合、3000mAh/k
g以上の容量と100%放電深度で、1500サイクル
以上の寿命を達成することができた。これはスポンジの
ような微細なグラファイト構造を有する負極14を用い
たことによる電極面積の大幅な向上と、高い黒鉛化度の
ためであると考えられる。ここで負極に本発明のグラフ
ァイト薄膜を用いた他は図16に示した従来例のリチウ
ム二次電池と同様であり、微多孔性ポリプロピレンのセ
パレータ107に電解液を含浸させこれを正極103と
で挟むように構成したものである。なお、図16で示し
たリチウム二次電池の構成要素と同一の要素には同一符
号を付し、説明は省略した。
【0053】また、本発明のグラファイト膜は金属箔上
に直接形成することができ、結着剤が不溶となり、蓄電
容量を向上することができる。また、製造が容易であ
り、また畜電容量の向上もグラファイト膜付き負極とセ
パレータ正極を単純に積層するだけで極めて容易に形成
可能である。
【0054】ちなみに従来は、天然黒鉛と酸化第二銅と
結着剤を混合して金属箔や金属メッシュ、三次元多孔体
等に塗布して乾燥、熱処理後プレスして、さらに減圧乾
燥して水分除去を行うことによって形成され、製造工程
が極めて複雑であるという問題があった。また、結着材
が90:1より大きくなければ結着力が発揮されず黒鉛
などの脱落が発生するため、結着材が必要不可欠であ
り、結着材の体積分黒鉛量が少なく、蓄積容量を十分に
大きくすることができないという問題があった。これに
対し、本発明のリチウム二次電池によれば、上述したよ
うな問題は解決され、小型で蓄積容量の大きい二次電池
を得ることができる。また本発明はこのほか円筒型構造
のリチウム二次電池にも適用可能である。
【0055】また図13に示すように、このグラファイ
ト薄膜を電気二重層コンデンサの内部電極24として用
いた場合にも大容量化を図ることが可能となる。ここで
25は微多孔性ポリプロピレン製セパレータであり、2
6は電極である。
【0056】ここで、内部電極24は直径20mm、厚
さ0.1mmの銅板の表面に H2流量500sccm、
CH4流量50sccm、高周波出力1kw、加熱温度
800℃の条件にて片面1時間づつ厚さ1μmの本発明
のグラファイト薄膜を形成したものを用いた。また(C
254PBF4の0.5Mプロピレンカボネート溶液を
電解液として微多孔性ポリプロピレン製セパレータを間
に挟んだ電極板を100層積層し、交互に負極、正極と
する。
【0057】このようにして形成した電気二重層コンデ
ンサに充電電圧を3Vにて充電を行い容量密度を計測し
たところ30〜40Wh/Lを得た。また、充放電サイ
クルを10万回以上くり返し実施して容量密度の低下を
測定したが5%以下の容量密度低下しかなく、極めて長
寿命であった。
【0058】また、その他、本発明のグラファイト薄膜
は、触媒担体として用いることにより広大な接触面積を
提供することができる。図14に示すように基体31の
表面および裏面に平面薄膜部32と起立薄膜部33とか
らなるグラファイト薄膜Gを形成することにより、極め
て表面積の大きい触媒担体を構成することができる。例
えばこの触媒担体に、Li、K、HーHg、KーFeC
3、Br2、H2SO4、Feをインターカレーションし
て、有機反応の触媒として使用した場合従来に比べて1
0倍以上の速度で反応を進行することができた。
【0059】また、本発明のグラファイト薄膜は、水素
吸蔵材料としても有効である。図15に示すように、所
望の粒径のグラファイトからなる粒子41の表面に平面
薄膜部42と起立薄膜部3とからなるグラファイト薄膜
Gを形成することにより、極めて表面積の大きい水素吸
蔵材料を構成することができる。グラファイト薄膜は、
カリウムにより層間化合物を形成することで、水素吸
蔵、放出を繰り返すが、本発明のグラファイト薄膜を用
いルことにより、水素吸蔵、放出速度が従来に比べ10
倍以上になった。またサイクル寿命を10000サイク
ルに高めることができた。
【0060】さらにまた、図8で示した装置を用いたグ
ラファイト薄膜の形成に際し基板をモリブデンおよびシ
リコンとした場合にそれぞれCH4ガス流量と濃度とを
変化させ、グラファイト膜を顕微鏡写真で判定した。そ
の結果本発明の良好なグラファイト薄膜が形成されるの
は次表のようにメタン濃度が所定量以上である時であ
り、またモリブデン基板を用いた場合の方がシリコン基
板に比べて良好な高比表面積グラファイト薄膜を形成す
ることができることがわかる。
【0061】 ここで高周波出力は1kw基板温度は800℃とした。
【0062】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、表面積が極めて大きく、黒鉛度の高いグラファイト
薄膜を得ることができ、これはリチウム二次電池の電極
材料など種々の素子材料として極めて有効である。また
本発明の方法によれば極めて容易に再現性良くグラファ
イト薄膜を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のグラファイト薄膜を示す模式的
断面図
【図2】同グラファイト薄膜の結晶構造を示す電子顕微
鏡写真
【図3】同グラファイト薄膜の結晶構造を示す電子顕微
鏡写真
【図4】同グラファイト薄膜の結晶構造を示す電子顕微
鏡写真
【図5】同グラファイト薄膜の結晶構造を示す電子顕微
鏡写真
【図6】同グラファイト薄膜の結晶構造を示す電子顕微
鏡写真
【図7】同グラファイト薄膜のラマンスペクトルを示す
【図8】同グラファイト薄膜を形成するため成膜装置を
示す図
【図9】本発明の他の実施例のグラファイト薄膜の結晶
構造を示す電子顕微鏡写真
【図10】同グラファイト薄膜の結晶構造を示す電子顕
微鏡写真
【図11】同グラファイト薄膜の結晶構造を示す電子顕
微鏡写真
【図12】本発明実施例のグラファイト薄膜を用いたリ
チウム二次電池を示す図
【図13】本発明実施例のグラファイト薄膜を用いた電
気多重層コンデンサを示す図
【図14】本発明実施例のグラファイト薄膜を用いた触
媒担体を示す図
【図15】本発明実施例のグラファイト薄膜を用いた水
素吸蔵材料を示す図
【図16】通常のリチウム二次電池を示す図
【符号の説明】
1 誘導コイル 2 高周波電源 3 ラバールノズル 3b ガス導入管 3a ガス導入口 3c スロート部(喉部) 3d ガス噴射管 3e ガス噴射口 4 真空チャンバー 5 被処理基体 6 ヒータ 7 ヒータ用電源 8 熱電対 9 温度コントローラ P プラズマ流 11 単結晶シリコン基板 12 平面薄膜部 13 起立薄膜部 14 負極 24 内部電極 25 セパレータ 26 電極 31 基体 32 平面薄膜部 33 起立薄膜部 41 粒子 42 平面薄膜部 43 起立薄膜部 G グラファイト薄膜 101 正極缶 102 正極集電体 103 正極 104 負極缶 105 負極集電体 106 負極 107 セパレータ 108 絶縁パッキン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01M 4/58 H01M 10/40 Z 10/40 H01G 9/00 301A

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面薄膜部と、 前記平面薄膜部に対し垂直方向に起立せしめられた起立
    薄膜部とから構成されたことを特徴とするグラファイト
    薄膜。
  2. 【請求項2】 前記起立薄膜部は、規則的に配列された
    多角形網面構造をもつことを特徴とする請求項1記載の
    グラファイト薄膜。
  3. 【請求項3】 基体表面に形成された、グラファイト薄
    膜において、 前記基体表面を覆うように形成された平面薄膜部と、 前記平面薄膜部に対して垂直方向に起立せしめられ、規
    則的に配列された多角形網面構造をもつ起立薄膜部とか
    ら構成されたことを特徴とするグラファイト薄膜。
  4. 【請求項4】 原料ガスとして炭素を含む化合物ガスあ
    るいは前記化合物ガスと水素またはハロゲンガスとの混
    合ガスを、プラズマ励起してガスプラズマを生成するプ
    ラズマ生成工程と、 前記ガスプラズマを音速よりも大きい流速をもつように
    加速する工程と、 所望の温度に加熱せしめられ、減圧下におかれた被処理
    基体表面に前記ガスプラズマを導き、グラファイト薄膜
    を形成するようにしたことを特徴とするプラズマジェッ
    ト法を用いたグラファイト薄膜の製造方法。
  5. 【請求項5】 原料ガスとして、CH4とH2との混合ガ
    スを、プラズマ励起してガスプラズマを生成するプラズ
    マ生成工程と、 前記ガスプラズマを音速よりも大きい流速をもつように
    加速する工程と、 所望の温度に加熱せしめられた被処理基体表面に前記ガ
    スプラズマを導き、平面薄膜部と、前記平面薄膜部に対
    して垂直方向に起立せしめられ、規則的に配列された多
    角形網面構造をもつ起立薄膜部とからなるグラファイト
    薄膜を形成するようにしたことを特徴とするプラズマジ
    ェット法を用いたグラファイト薄膜の製造方法。
  6. 【請求項6】 基体表面に形成された第1の電極と、前
    記第1の電極の上層に形成されたイオン伝導体材料と、
    このイオン伝導体材料の上層に形成された第2の電極と
    から構成され、 前記第1の電極が、平面薄膜部と、前記平面薄膜部に対
    して垂直方向に起立せしめられ、規則的に配列された多
    角形網面構造をもつ起立薄膜部とからなるグラファイト
    薄膜で構成されていることを特徴とする二次電池。
  7. 【請求項7】 電解液を含浸させたセパレータを挟んで
    多数の内部電極を形成した電気二重層コンデンサにおい
    て、 前記内部電極が、平面薄膜部と、前記平面薄膜部に対し
    て垂直方向に起立せしめられ、規則的に配列された多角
    形網面構造をもつ起立薄膜部とからなるグラファイト薄
    膜で構成されていることを特徴とするコンデンサ。
JP13689496A 1996-05-30 1996-05-30 グラファイト薄膜、グラファイト薄膜の製造方法およびこれを用いた二次電池およびコンデンサ Expired - Fee Related JP3874208B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13689496A JP3874208B2 (ja) 1996-05-30 1996-05-30 グラファイト薄膜、グラファイト薄膜の製造方法およびこれを用いた二次電池およびコンデンサ
PCT/JP1997/001845 WO1997045364A1 (en) 1996-05-30 1997-05-30 Graphite thin film, method for manufacturing the same, and secondary battery and capacitor using the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13689496A JP3874208B2 (ja) 1996-05-30 1996-05-30 グラファイト薄膜、グラファイト薄膜の製造方法およびこれを用いた二次電池およびコンデンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09315808A true JPH09315808A (ja) 1997-12-09
JP3874208B2 JP3874208B2 (ja) 2007-01-31

Family

ID=15186049

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13689496A Expired - Fee Related JP3874208B2 (ja) 1996-05-30 1996-05-30 グラファイト薄膜、グラファイト薄膜の製造方法およびこれを用いた二次電池およびコンデンサ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP3874208B2 (ja)
WO (1) WO1997045364A1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002146533A (ja) * 2000-11-06 2002-05-22 Mitsubishi Electric Corp 炭素薄体、炭素薄体形成方法および電界放出型電子源
KR100379470B1 (ko) * 2000-07-18 2003-04-10 엘지전자 주식회사 카본 나노 튜브의 수평 성장 방법
JP2005064270A (ja) * 2003-08-13 2005-03-10 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 電荷供給デバイスとその製造方法
JPWO2005006469A1 (ja) * 2003-07-15 2007-09-20 伊藤忠商事株式会社 集電構造体及び電極構造体
JP2013187415A (ja) * 2012-03-08 2013-09-19 Fujitsu Ltd 薄膜グラファイトを含有する構造体の製造方法、及び電気部品

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3080519B2 (ja) * 1993-01-21 2000-08-28 株式会社日立製作所 ディスク再生装置
JP2532029B2 (ja) * 1993-09-06 1996-09-11 日本ピラー工業株式会社 ガスケット用シ―トおよびその製造方法
JP2645800B2 (ja) * 1993-12-14 1997-08-25 日本ピラー工業株式会社 膨張黒鉛製シール素材およびその製造方法ならびにガスケット用シート
JP3259561B2 (ja) * 1995-01-26 2002-02-25 松下電器産業株式会社 リチウム二次電池の負極材料及びその製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100379470B1 (ko) * 2000-07-18 2003-04-10 엘지전자 주식회사 카본 나노 튜브의 수평 성장 방법
JP2002146533A (ja) * 2000-11-06 2002-05-22 Mitsubishi Electric Corp 炭素薄体、炭素薄体形成方法および電界放出型電子源
JPWO2005006469A1 (ja) * 2003-07-15 2007-09-20 伊藤忠商事株式会社 集電構造体及び電極構造体
JP2005064270A (ja) * 2003-08-13 2005-03-10 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 電荷供給デバイスとその製造方法
JP2013187415A (ja) * 2012-03-08 2013-09-19 Fujitsu Ltd 薄膜グラファイトを含有する構造体の製造方法、及び電気部品

Also Published As

Publication number Publication date
JP3874208B2 (ja) 2007-01-31
WO1997045364A1 (en) 1997-12-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100423327C (zh) 用于锂离子二次电池的负极及该负极的生产方法
JP5594656B2 (ja) リチウムイオン二次電池の正極材の製造方法
JP6209637B2 (ja) 蓄電装置用の電極の作製方法
US9960225B2 (en) Manufacturing method of power storage device
JP5885940B2 (ja) 蓄電装置の作製方法
JP5230946B2 (ja) リチウムイオン二次電池用負極、その製造方法、およびそれを用いたリチウムイオン二次電池
JPH10188951A (ja) 電極板およびその製造方法
TW201203668A (en) Power storage device and method for manufacturing the same
JP2017510042A (ja) 二次リチウムセルおよび電池のための活性カソード材料
TWI504049B (zh) 電池及處理其電極的方法
JP6247715B2 (ja) 蓄電装置
JP2013051028A (ja) 非水電解質二次電池用正極およびそれを用いた非水電解質二次電池
US20240083756A1 (en) Silicon-carbon composite material, preparation method thereof, and secondary battery
KR102206625B1 (ko) 리튬 프리도핑된 리튬 이차전지 음극소재용 SiOx 입자 및 그 제조 방법
TWI551545B (zh) 氧化矽-碳複合材料及其製法
JPH09315808A (ja) グラファイト薄膜、グラファイト薄膜の製造方法およびこれを用いた二次電池およびコンデンサ
WO2022259870A1 (ja) カーボンナノウォール成長用金属基板とカーボンナノウォール付き金属基板とこれらの製造方法
JP2642223B2 (ja) 電池用電極とその製造方法
JP2022187895A (ja) リチウムイオン二次電池の負極とその製造方法および製造装置ならびにリチウムイオン二次電池
JPH08337497A (ja) ダイヤモンド薄膜の気相合成法
CN109301245B (zh) 铝石墨双离子电池及其制备方法
JP2009088394A (ja) 構造体、電極体、およびそれらの製造方法
JP2629258B2 (ja) 水素吸蔵合金電極の製造法
KR20140017939A (ko) 플라즈마를 통한 리튬이차전지 실리콘 음극소재 처리 방법 및 이를 이용한 리튬 이차전지의 전극 및 이를 포함하는 리튬 이차전지
JP7360671B2 (ja) リチウムイオン電池電極の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060530

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060822

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060920

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061017

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061019

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees