JPH09314890A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH09314890A
JPH09314890A JP13635096A JP13635096A JPH09314890A JP H09314890 A JPH09314890 A JP H09314890A JP 13635096 A JP13635096 A JP 13635096A JP 13635096 A JP13635096 A JP 13635096A JP H09314890 A JPH09314890 A JP H09314890A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image recording
image
image forming
toner
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13635096A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Kagayama
茂 加賀山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP13635096A priority Critical patent/JPH09314890A/ja
Publication of JPH09314890A publication Critical patent/JPH09314890A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
  • Electrophotography Using Other Than Carlson'S Method (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像記録ユニット内の荷電体の残量を容易、
かつ確実に確認することができる画像形成装置を提供す
ることである。 【解決手段】 トナー搬送ローラー54によってトナー
6a〜6dをアパチャ電極体60の開口部62に供給し
ながら、駆動用集積回路65A〜65Dによって前記ア
パチャ電極体60の各制御電極63に供給する電圧を個
別に制御して、前記各開口部62を通過した前記トナー
6a〜6dを中間転写体81に付着させて画像を形成す
ることができる。そして、画像記録ユニット40A〜4
0Dは透明なトナーケース51によって覆われている。
また、画像形成装置1の本体フレーム2の側面には、透
明体101Aによって覆われた観察窓101が設けられ
ている。従って、使用者は、観察窓101を通して、画
像記録ユニット40A〜40Dに収容されているトナー
6a〜6dを外部から観察することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電極アレーに形成
した複数の通過部の制御電極に印加する電圧を制御し
て、前記通過部を通過した荷電体を画像記録媒体に付着
させて画像を記録する画像形成装置の改良に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、可撓性の絶縁性シートに多数の微
小な開口状の通過部を形成すると共に、各通過部の外周
に制御電極を形成してなる電極アレーと、電極アレーの
多数の通過部に対応する多数の制御電極に画像記録媒体
とは反対側からマイナスに帯電させた荷電体を供給する
荷電体供給機構と、電極アレーの各制御電極に供給する
電圧を個別に制御する為の電極駆動回路とを備えた画像
記録ユニットを設け、前記電極アレーに対して荷電体供
給機構とは反対側から複数の制御電極に近接状に対向す
る背面電極を設け、制御ユニットから電極駆動回路に供
給される画像信号に基づいて、各制御電極への印加電圧
を制御し、制御電極と背面電極間の電界を介して、荷電
体搬送ローラーの表面の荷電体を通過部を通過させて画
像記録媒体(用紙)に記録するように構成した静電記録
方式の画像形成装置が、種々提案されている(例えば、
特開平2−297570号公報参照)。前記電極アレー
において、多数の制御電極とそれらの導線とは、絶縁性
シートの表面にエッチングで被膜状に形成される関係
上、前記電極駆動回路としての駆動用集積回路は、絶縁
性シートの表面に実装される。
【0003】一方、特開平5−124248号公報に
は、イエロー、マゼンタ、シアンの3色の荷電体に対応
する3組の画像記録ユニットを、画像記録媒体の搬送方
向に所定間隔置きに直列状に配設して、カラー画像を形
成できるように構成した画像形成装置が記載されてい
る。尚、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色
の荷電体に対応する4組の画像記録ユニットを、画像記
録媒体の搬送方向に所定間隔置きに直列状に配設する場
合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記画
像形成装置に内蔵される各画像記録ユニットは、装置外
部から全く見えない構成となっていた。特に、内蔵する
各色の荷電体の収納状態が外部から全く見えないため、
ユーザは頻繁にカバーをオープンして装置内の荷電体の
収納状態を観察する必要があった。そして、この種の記
録方式のカラー画像形成装置は、非常に小型化すること
ができるところに特徴を有する。その特徴を生かすた
め、収容する荷電体はできる限り少ない量に設定されて
いる。従って、ユーザーは常に荷電体の残量に気を使う
ため、毎回カバーをオープンして確認する大変煩わしい
作業を行っていた。
【0005】然るに、本発明は、前記課題を解決するた
めになされたものであり、画像記録ユニット内の荷電体
の残量を容易、かつ確実に確認することができる画像形
成装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の画像形成装置は、可撓性
の絶縁性シートに複数の通過部を画像記録媒体の搬送方
向と交差する方向に列状に形成すると共に、その各通過
部の各々に制御電極を形成してなる電極アレーと、その
電極アレーの通過部に荷電体を供給する荷電体供給機構
と、電極アレーの各制御電極に供給する電圧を個別に制
御する為の電極駆動回路とを備えた画像記録ユニット
と、前記電極アレーに対して荷電体供給機構の反対側か
ら複数の制御電極に近接状態に対向する背面電極とを有
し、前記画像記録ユニットと背面電極とにより、電極ア
レーに対して荷電体供給機構とは反対側に配置された画
像記録媒体に、前記通過部を通過した荷電体を付着させ
て画像を記録するようにしたものを対象として、特に、
少なくとも前記画像記録ユニットに収容された荷電体を
装置外部から目視観察できるように構成したものであ
る。
【0007】この画像形成装置によれば、前記荷電体供
給機構によって荷電体を電極アレーの通過部に供給しな
がら、前記電極駆動回路によって前記電極アレーの各制
御電極に供給する電圧を個別に制御して、前記各通過部
を通過した前記荷電体を画像記録媒体に付着させて画像
を形成することができる。そして、この画像形成の稼働
中は勿論のこと、非稼働中であっても、使用者はカバー
等をオープンすることなく画像記録ユニット内の荷電体
の残量を容易、かつ確実に確認することができる。
【0008】また、請求項2に記載の画像形成装置によ
れば、前記画像記録ユニットは、少なくとも荷電体収容
部と対応する部分が透明に構成されたケースによって被
覆されている。従って、画像形成の稼働中は勿論のこ
と、非稼働中であっても、使用者はカバー等をオープン
することなく画像記録ユニット内の荷電体の残量を前記
ケースの透明部分を通じて容易、かつ確実に確認するこ
とができる。
【0009】また、請求項3に記載の画像形成装置は、
前記画像記録ユニットを収容した装置フレームに、前記
荷電体を目視観察可能とさせる観察窓を設けている。従
って、前記装置フレームの観察窓を通じて画像記録ユニ
ット内の荷電体の残量を容易、かつ確実に確認すること
ができる。
【0010】さらに、請求項4に記載の画像形成装置
は、前記観察窓が透明体によって覆われている。従っ
て、前記観察窓の透明体を通じて、画像記録ユニット内
の荷電体の残量を容易、かつ確実に確認することができ
ると共に、前記画像記録ユニットを収容した装置フレー
ム内に外部から塵埃等が侵入することを確実に防止する
ことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の画像形成装置を
具体化した実施の形態について図面を参照しつつ説明す
る。
【0012】図1に示すように、カラー画像形成用の画
像形成装置1は、本体フレーム2内に、用紙カセット収
容部3と、用紙搬送機構10と、定着機構30と、4組
の画像記録ユニット40A〜40Dと、4組の背面電極
8A〜8Dと、転写ユニット80と、制御ユニット70
とが組み込まれ、画像記録媒体としての用紙Pに一度に
カラー画像を記録形成できるように構成したものであ
る。
【0013】さらに、図6は画像形成装置1の装置外観
斜視図を示しており、同図において、装置の本体フレー
ム2の上部には、操作パネル102が、また、下部に
は、PC(パーソナルコンピュータ)等と接続するコネ
クター103がそれぞれ配置されている。また、本体フ
レーム2の側面には、観察窓101が設けられている。
その観察窓101は、少なくとも透明性を有する板状の
透明体101Aによって覆われている。前記透明体10
1Aは、一般的には、アクリル、ポリカーボネイト等の
プラスティックや、ガラス等で構成されている。この観
察窓101の透明体101Aを通じて、本体フレーム2
の内部の各機構を装置外部より目視観察することができ
る。
【0014】前記本体フレーム2の下部内に設けた用紙
カセット収容部3には、多数の用紙Pを収容した用紙カ
セット4が装着され、本体フレーム2の上部には、用紙
搬送機構10から排出される画像形成後の用紙Pを受け
る排紙トレイ5が設けられている。
【0015】前記用紙搬送機構10は、給紙ローラー1
1と、搬送ローラー12〜15と、用紙ガイド21〜2
2と、ローラー駆動機構(図示略)とを有し、用紙カセ
ット4の用紙Pを1枚ずつ、本体フレーム2の前端部か
ら後端部に亙る用紙搬送経路に沿って垂直に搬送するよ
うに構成してある。また、前記定着機構30は、ハロゲ
ンランプを内蔵した加熱ローラー31と、押圧ローラー
83とで構成されている。
【0016】図2に示すように、4組の画像記録ユニッ
ト40A〜40Dは、荷電体としてのイエローのトナー
6aで黄色の画素を記録する画像記録ユニット40A
と、荷電体としてのマゼンタのトナー6bで赤色の画素
を記録する画像記録ユニット40Bと、荷電体としての
シアンのトナー6cで青色の画素を記録する画像記録ユ
ニット40Cと、荷電体としてのブラックのトナー6d
で黒色の画素を記録する画像記録ユニット40Dとであ
る。これ等4組の画像記録ユニット40A〜40Dは、
中間転写体81を中心にして、前後対称に配置されてい
る。
【0017】4組の画像記録ユニット40A〜40Dに
夫々対応する4組の背面電極8A〜8Dが、4組の画像
記録ユニット40A〜40Dに対峙して中間転写体81
を隔てて、近接状に配設されている。
【0018】さらに、背面電極8A〜8Dに沿って、中
間転写体81が巻装されていて、その両端には駆動ロー
ラ82と、押圧ローラ83が配置されている。駆動ロー
ラ83は、図示しないモータにより駆動され、前記中間
転写体81を図中矢印方向に搬送させる。押圧ローラ8
3は、前記加熱ローラ32と協動して定着機構30とし
て作用すると共に、中間転写体81を与圧駆動すること
ができる。
【0019】前記中間転写体81は、ポリイミド、ポリ
エステル等の樹脂フィルムもしくはニッケル、ステンレ
ス等の金属材料からなる無端状ベルトである。そのベル
ト表面には、トナー定着性の向上のため、フッ素もしく
はシリコンのコーティング層が設けられている。
【0020】次に、4組の画像記録ユニット40A〜4
0Dについて、図2を参照して説明するが、これらはト
ナー6a〜6d以外については同一の構造であるので、
画像記録ユニット40Aについて説明する。
【0021】この画像記録ユニット40Aは、トナー供
給機構50と、電極アレーとしてのアパチャ電極体60
と、アパチャ電極体60に付設された駆動用集積回路6
5A等をユニット化したものである。前記トナー供給機
構50は、トナーケース51と、トナーケース51の上
部内に形成された荷電体収容部としてのトナー収容部5
2と、トナー供給ローラー53と、トナー搬送ローラー
54と、トナー攪拌羽根56と、トナー規制ブレード5
7とで構成されている。
【0022】この画像記録ユニット40の外観斜視図を
図7に示す。前記プラスチック製のトナーケース51
は、左右方向(図2の紙面直交方向)に用紙Pの最大幅
よりも数cm広幅のもので、このトナーケース51の内
部には、左右方向に用紙Pの最大幅以上の長さのトナー
供給ローラー53と、トナー搬送ローラー54と、トナ
ー攪拌羽根56と、トナー規制ブレード57とが組み込
まれている。トナーケース51の上部には、蓋部材58
が設けられている。前記蓋部材及びトナーケース51
は、少なくともいずれかが透明部材、即ち、アクリル、
ポリカーボネイト、ポリスティレン、ABS、ポリエス
テル、ポリイミド、ポリアミド、アラミド等のプラステ
ィック材料、ガラス、透光性セラミックス等の無機材料
で構成されている。これにより、少なくとも記録ユニッ
ト40の外側から、収納されたトナー6a〜6bの残量
の状態を確認することが可能になる。
【0023】前記トナー供給ローラー53は、シリコン
発泡体製で、その支軸を介して回転自在に支持されてい
る。トナー供給ローラー53は、トナー収容部52の下
端に突出し、トナー搬送ローラー54に接触し、ローラ
ー駆動機構(図示略)により、トナー搬送ローラー54
と同期して矢印の方向へ回転駆動され、トナー6aとの
摩擦接触を介してトナー6aをマイナス極性に帯電さ
せ、そのトナー6aをトナー搬送ローラー54へ供給す
るように構成してある。前記トナー収容部52の底部に
は、トナー6aの供給量を規制する規制部51aが、ト
ナー搬送ローラー54の周面に近接状に形成されてい
る。
【0024】前記トナー搬送ローラー54は、金属製の
ローラー部材の全外周面を半導電性被膜で被覆した構造
であり、その支軸を介して回転自在に支持され、トナー
供給ローラー53と同期して矢印の方向へ回転駆動され
る。トナー搬送ローラー54の周面に層状に付着したト
ナー6aは、絶縁材料製のトナー規制ブレード57によ
って、所定の層厚(約40〜50μm)となるように規
制される。前記トナーケース51の上端部には、合成樹
脂製の前記蓋部材58が着脱自在に装着されている。前
記トナー攪拌羽根56は、ローラー駆動機構により低速
度で図2における時計方向に回転駆動され、トナー6a
をトナー供給ローラー53の方へ移動させる。
【0025】前記アパチャ電極体60について、図3、
図4を参照して説明する。
【0026】アパチャ電極体60は、合成樹脂(例え
ば、ポリイミド)製の例えば厚さ25μmの絶縁性シー
ト61と、この絶縁性シート61に形成された多数の微
小な通過部としての開口部62と、絶縁性シート61の
表面において多数の開口部62の外周部に形成された環
状の制御電極63と、絶縁性シート61の表面において
多数の制御電極63から夫々延びる多数の導線64と、
多数の制御電極63と導線64の表面を覆う絶縁被膜
(図示略)と、その絶縁被膜の表面を覆う帯電防止被膜
(図示略)とで構成されている。
【0027】前記開口部62は直径が例えば65μmの
円形孔で、多数の開口部62は、用紙Pの搬送方向と直
交する水平方向に1列状に形成され、開口部62同士間
のピッチは例えば125μmであり、A4版対応の場合
には、開口部62の数、つまり制御電極63の数は17
00個である。
【0028】前記多数の制御電極63と導線64とは、
エッチングにて銅製の被膜状に形成される関係上、これ
ら制御電極63を駆動する為の例えば19個の駆動用集
積回路チップ65が、絶縁製シート61の一端側部分に
実装され、多数の導線64が19グループにグループ化
され、19個の駆動用集積回路チップ65に接続されて
いる。
【0029】図2に示すように、アパチャ電極体60の
内の、多数の開口部62と制御電極63とを含む電極体
本体部60aは、トナーケース51の下端面に用紙搬送
面と平行に装着され、また、アパチャ電極体60の内
の、電極体本体部60aから延び且つ電極駆動回路とし
ての駆動用集積回路65A(これは、19個の駆動用集
積回路チップ65からなる)が付設された電極体延長部
60bは、用紙搬送面から遠ざかる上方へ湾曲状に90
度方向変換してトナーケース51の後側壁51bの外面
に密着して沿うように装着されている。
【0030】前記電極体本体部60aは、多数の制御電
極63が下面側に位置するように配設され、電極体本体
部60aの多数の開口部62は、トナーケース51の下
端部の下端開口59を介して、トナー搬送ローラー54
の最下端に近接して対向する状態に配置される。それ
故、駆動用集積回路65Aは、電極体延長部60bの外
面側に位置する状態になる。
【0031】次に、画像記録ユニット40A〜40Dの
制御系について説明する。
【0032】画像記録ユニット40A〜40Dを制御す
る為、外部から画像信号を受信する制御ユニット70
と、各画像記録ユニット40A〜40Dの駆動用集積回
路65A〜65Dに駆動電圧を供給する駆動電圧発生回
路71と、4組の背面電極8A〜8Dに夫々所定の背面
電圧を供給する為の背面電圧発生回路72とが設けら
れ、制御ユニット70は、多数の制御用信号線の束から
なる制御線73A〜73Dを介して、画像記録ユニット
40A〜40Dの駆動用集積回路65A〜65Dに夫々
接続されている。
【0033】駆動電圧発生回路71は、駆動用集積回路
65A〜65Dに駆動電圧(0Vと+40V)を夫々供
給するように2芯の駆動電圧線74A〜74Dを介して
接続され、各駆動用集積回路65A〜65Dにおいて
は、制御ユニット70から供給される制御信号に基づい
て、各制御電極63へ供給する駆動電圧を制御する。即
ち、画素を記録する制御電極63には、+40Vの駆動
電圧を供給し、また、画素を記録しない制御電極63に
は、0Vの駆動電圧を供給する。
【0034】一方、画像記録ユニット40A〜40Dの
トナー搬送ローラー54は夫々接地されており、画像記
録ユニット40A〜40Dに対応する4組の背面電極8
A〜8Dには、背面電圧発生回路72から、背面電圧線
75A〜75Dを介して、共通の背面電圧(例えば、+
1000V)が夫々供給されている。尚、駆動電圧発生
回路71と背面電圧発生回路72は、制御ユニット70
からの起動信号により起動し、また、停止信号により作
動停止するように構成してある。
【0035】次に、画像記録ユニット40Aと、背面電
極8Aとで、画像を記録する画像形成作用について、画
像記録ユニット40Aを例として説明する。
【0036】図5に示すように、マイナス極性に帯電し
たトナー6aはトナー搬送ローラー54の周面に層状に
付着した状態で、下方のアパチャ電極体60の多数の開
口部62の方へ搬送される。そこで、制御電極63に+
40Vが印加された場合には、制御電極63からトナー
搬送ローラー54へ向かう電界により静電気力を受けて
制御電極63の方へ飛翔し、更に、背面電極8Aから制
御電極63へ向かう強力な電界により静電気力を受けて
背面電極8Aの方へ飛翔し、中間転写体81に衝突して
付着し、画素が記録される。これに対して、制御電極6
3に0Vが印加された場合には、前記とは逆向きの電界
が発生するため、トナー6aは飛翔せず、画素が記録さ
れない。
【0037】次に、以上説明した画像形成装置1におけ
るカラー画像形成作用について説明する。制御ユニット
70は、カラー画像を3原色と黒色に分解した4種類の
画像信号(イエローの画像信号、マゼンタの画像信号、
シアンの画像信号、ブラックの画像信号)に基いて、駆
動用集積回路65A〜65Dを夫々制御する。但し、こ
の場合、画像記録ユニット40A〜40Dが中間転写体
81の搬送方向に等しい所定間隔置きに配置され、その
所定間隔だけ中間転写体81を搬送する搬送時間をτと
すると、制御ユニット70は、イエローの画像信号に基
づく制御信号を出力後、時間τ、2τ、3τだけ夫々遅
延して、マゼンタの画像信号に基づく制御信号、シアン
の画像信号に基づく制御信号、ブラックの画像信号に基
づく制御信号を夫々出力する。従って、中間転写体81
を1回搬送する間に、中間転写体81にカラー画像が記
録され、その記録後、転写ユニット80及び定着機構3
0により、トナー6a〜dが用紙Pに転写定着される。
【0038】次に、本実施の形態における画像形成装置
1の特徴について説明する。
【0039】前述のように、本実施の形態の画像記録ユ
ニット40のトナーケース51及び蓋部材58は、内蔵
するトナーの状態が観察できるように透明になってい
る。さらに、画像形成装置1の本体フレーム2の側面に
は、観察窓101が設けられていて、この透明体101
Aを通して内部を観察することが可能となる。使用者が
本機の使用を行い多数の記録後、トナーが消費される
と、装置の外側から窓101を通して、内部を観察でき
る。使用者は、中のトナーの残量を確認して、必要によ
り各色のトナーを追加することができる。このようなト
ナー補給操作をすること以外には、本機のカバーをオー
プンして観察する必要はなく、使用者にとって極めてメ
ンテナンスが楽な画像形成装置となる。さらに、透明体
を配置するだけで、高価なトナーセンサー等を必要とす
ることなく、非常に簡易的な方法でトナーの残量の状態
を観察することができる。そして、前記観察窓101は
透明体101Aによって覆われているので、画像形成装
置1の内部に塵埃等が侵入するようなことがない。
【0040】次に、前記実施の形態を部分的に変更する
変形例について説明する。
【0041】前記実施の形態においては、装置側面に大
型の窓を配置して、内蔵機構を観察できるように構成さ
れているが、これにとらわれることはない。図8及び図
9には、観察窓の形状が異なる本発明の第二及び第三の
実施の形態を示す。図中、同様な機能を呈する部材に
は、同じ番号を付与した。第二の実施の形態を示す図8
においては、装置の本体フレーム2の側面に、各画像記
録ユニット40A〜40Dに格別に対応させて4つの小
型の観察窓101を配置したものである。これにより、
透明体101Aの面積を小さくすることが可能となり、
本体フレーム2の強度を低下させることなく、コストや
デザイン的にも優れた装置にできる。また、第三の実施
の形態を示す図9においては、装置の前面に大型の観察
窓101を設けたものである。これにより、使用者はト
ナーの残量の状態を装置の前面から容易、かつ確実に確
認することができる。
【0042】前記実施の形態においては、4色の記録ユ
ニットを配置したが、その色の数及び記録ユニットの数
が任意の画像記録装置にも本発明を適用できることはい
うまでもない。例えば、ブラック用の画像記録ユニット
40Dは必要に応じて省略してもよい。
【0043】さらに、本実施の形態では、転写ベルトを
中央に配置した小型画像形成装置について説明したが、
複数の画像記録ユニットを直列に配置した画像形成装置
にも本発明を適用できることは勿論である。
【0044】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の請求項1に記載の画像形成装置によれば、画像記
録ユニットと背面電極とにより、電極アレーに対して荷
電体供給機構とは反対側に配置された画像記録媒体に、
電極アレーの通過部を通過した荷電体を付着させて画像
を記録するようにした画像記録装置を対象として、特
に、少なくとも前記画像記録ユニットに収容された荷電
体を装置外部から目視観察できるように構成したもので
あるから、この画像形成の稼働中は勿論のこと、非稼働
中であっても、使用者はカバー等をオープンすることな
く画像記録ユニット内の荷電体の残量を容易、かつ確実
に確認することができる。
【0045】また、請求項2に記載の画像形成装置によ
れば、前記画像記録ユニットは、少なくとも荷電体収容
部と対応する部分が透明に構成されたケースによって被
覆されているので、画像形成の稼働中は勿論のこと、非
稼働中であっても、使用者はカバー等をオープンするこ
となく画像記録ユニット内の荷電体の残量を前記ケース
の透明部分を通じて容易、かつ確実に確認することがで
きる。
【0046】また、請求項3に記載の画像形成装置によ
れば、前記画像記録ユニットを収容した装置フレーム
に、前記荷電体を目視観察可能とさせる観察窓を設けた
ので、前記装置フレームの観察窓を通じて画像記録ユニ
ット内の荷電体の残量を容易、かつ確実に確認すること
ができる。
【0047】さらに、請求項4に記載の画像形成装置に
よれば、前記観察窓が透明体によって覆われているの
で、前記観察窓の透明体を通じて、画像記録ユニット内
の荷電体の残量を容易、かつ確実に確認することができ
ると共に、前記画像記録ユニットを収容した装置フレー
ム内に外部から塵埃等が侵入することを確実に防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略
側面図である。
【図2】画像形成装置の要部を拡大して示す概略側面図
である。
【図3】図1の画像形成装置のアパチャ電極体の斜視図
である。
【図4】前記アパチャ電極体の一部拡大斜視図である。
【図5】前記画像形成装置のトナー搬送ローラーとアパ
チャ電極体と背面電極との関連を示す要部拡大縦断面図
である。
【図6】画像形成装置の外観斜視図である。
【図7】画像記録ユニットの外観斜視図である。
【図8】本発明の第二の実施の形態の画像形成装置の外
観斜視図である。
【図9】本発明の第三の実施の形態の画像形成装置の外
観斜視図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 本体フレーム 6a〜6d トナー 8A〜8D 背面電極 40A〜40D 画像記録ユニット 50 トナー供給機構 51 トナーケース 54 トナー搬送ローラー 60 アパチャ電極体 62 開口部 63 制御電極 65A〜65D 駆動用集積回路 81 中間転写体 101 観察窓 101A 透明体 P 用紙

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性の絶縁性シートに複数の通過部を
    画像記録媒体の搬送方向と交差する方向に列状に形成す
    ると共に、その各通過部の各々に制御電極を形成してな
    る電極アレーと、その電極アレーの通過部に荷電体を供
    給する荷電体供給機構と、電極アレーの各制御電極に供
    給する電圧を個別に制御する為の電極駆動回路とを備え
    た画像記録ユニットと、 前記電極アレーに対して荷電体供給機構の反対側から複
    数の制御電極に近接状態に対向する背面電極とを有し、 前記画像記録ユニットと背面電極とにより、電極アレー
    に対して荷電体供給機構とは反対側に配置された画像記
    録媒体に、前記通過部を通過した荷電体を付着させて画
    像を記録するようにした画像形成装置において、 少なくとも前記画像記録ユニットに収容された荷電体を
    装置外部から目視観察できるように構成したことを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記画像記録ユニットは、少なくとも荷
    電体収容部と対応する部分が透明に構成されたケースに
    よって被覆されていることを特徴とする請求項1に記載
    の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記画像記録ユニットを収容した装置フ
    レームに、前記荷電体を目視観察可能とさせる観察窓を
    設けたことを特徴とする請求項1もしくは2に記載の画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記観察窓を透明体によって覆ったこと
    を特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
JP13635096A 1996-05-30 1996-05-30 画像形成装置 Pending JPH09314890A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13635096A JPH09314890A (ja) 1996-05-30 1996-05-30 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13635096A JPH09314890A (ja) 1996-05-30 1996-05-30 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09314890A true JPH09314890A (ja) 1997-12-09

Family

ID=15173143

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13635096A Pending JPH09314890A (ja) 1996-05-30 1996-05-30 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09314890A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7512355B2 (en) Ozone exhaust system for image forming apparatus
JPH06234233A (ja) 多色画像生成装置
CN101436016A (zh) 成像装置
US7330686B2 (en) Color image forming apparatus including a voltage attenuating intermediate transfer belt
US5353050A (en) Recording electrode for multicolor recording
JPH07125297A (ja) 画像形成装置
JPH09314890A (ja) 画像形成装置
JPH09314887A (ja) 画像形成装置
JPH1058736A (ja) 画像形成装置
JPH08142386A (ja) 画像形成装置
JP3294780B2 (ja) 画像形成装置
JPH09290529A (ja) 画像形成装置
JPH10200667A (ja) 画像形成装置
JPH11254730A (ja) 画像形成装置
JPH0924638A (ja) カラー画像形成装置
JPH11320948A (ja) 画像形成装置
JPH1199685A (ja) 画像形成装置
JP4331459B2 (ja) 光書込装置及び画像形成装置
JPH08142389A (ja) 画像形成装置
JPH11254728A (ja) 画像形成装置
JPH09136447A (ja) 画像形成装置
JP2000218849A (ja) 粉体現像剤噴射式カラー画像形成装置
JPH08169135A (ja) 画像形成装置
JPH0970999A (ja) 画像形成装置
JPH08142396A (ja) 画像形成装置