JPH0970999A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0970999A
JPH0970999A JP22804695A JP22804695A JPH0970999A JP H0970999 A JPH0970999 A JP H0970999A JP 22804695 A JP22804695 A JP 22804695A JP 22804695 A JP22804695 A JP 22804695A JP H0970999 A JPH0970999 A JP H0970999A
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black
toners
red
image
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JP22804695A
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Shigeru Kagayama
茂 加賀山
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナーケース11内の2色のトナー16の混
合比を変えることなく、ランニングコストに優れ安定し
た印字の可能な画像形成装置を実現する。 【解決手段】 トナーケース11内にはマイナスに帯電
した黒トナーとプラスに帯電した赤トナーとが蓄えられ
ており、トナー担持ローラ14がそれらのトナーをアパ
チャ電極体1に供給し、アパチャ電極体1がそれらの
黒、赤トナーを選択的に画像記録媒体20に飛翔させて
カラー画像を形成する。また、トナー回収機構40は画
像記録媒体20に飛翔しなかったトナーを黒トナーと赤
トナーとに選別して回収して、黒トナーと赤トナーとを
1対1の割合でトナーケース11内に戻すことにより、
トナーケース11内の黒トナーと赤トナーとの混合比を
一定に保つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、プロッタ、ファクシミリなどに利用し得る画像形成
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置の1つとして、複数
の小さな孔(以下、アパチャと称する)を有したアパチ
ャ電極体に画像信号による駆動信号を印加することによ
り、トナー粒子のアパチャ通過を制御し、通過したトナ
ー粒子により印字用紙等の画像記録媒体上に画像を得る
画像形成装置が、特開平6−155798号公報等にお
いて開示されている。
【0003】このような画像形成装置は、図6に示すよ
うに、アパチャ電極体101を挟んで、トナー担持ロー
ラ114と画像記録媒体120とを対向させ、さらに、
画像記録媒体120の背面に背面電極ローラ122を設
けた構成となっている。また、この画像形成装置100
では、アパチャ電極体101は、図2に示すように、厚
さ25μポリイミド製の絶縁シート102に直径100
μmの複数のアパチャ106が、アパチャ電極体101
の長手方向に一列に形成され、当該アパチャ106の周
囲に厚さ1μm、幅20μmの銅箔からなる制御電極1
04が各々形成されている。このアパチャ電極体101
は、図6に示すように、制御電極104が設けられてい
る面を画像記録媒体120に対向して配置されている。
この画像形成装置では、制御電極104に制御電圧印加
回路108から画像信号に応じた制御電圧を印加して、
トナー担持ローラ114が担持するトナー116の飛翔
を制御し、画像記録媒体120上に画像を形成してい
る。
【0004】さらに、このような記録方式を利用して各
種のカラー印字機構が考案されている。例えば、本願出
願人による特願平6−10789号の明細書及び図面に
説明されているような異なる特性を有するイエロー、マ
ゼンタ、シアンの3色のトナーを混合して、異なる電圧
を印可することにより同一のアパチャ電極体で、複数の
トナーを出力することができるようにしたものが提案さ
れている。この方法を利用すると、通常は3ユニット必
要となるカラー出力機の構成が、1ユニットで可能とな
り非常に優れた方法となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の画像形成装置では、一つにユニット内に
複数のトナーを入れて印字するため、一方のトナーだけ
が消費されることが発生することがあった。すなわち担
持ローラに載せられた3色のトナーが、画像データに応
じてそれぞれ個別に消費されるため、そのトナー混合比
がイニシャルより変化してトナーの搬送量が変化し、結
果として色バランスが崩れてしまうという問題点があ
る。
【0006】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、複数種類の荷電粒子の混合比が
変わることなく、安定な記録が可能な画像形成装置を提
供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の画像形成装置においては、
荷電粒子供給手段が異なる特性を持つ複数種類の荷電粒
子を有し、その複数種類の荷電粒子を電極アレーの複数
の開口部に供給すると、電極制御手段が電極アレーに対
して荷電粒子供給手段と反対側に配置された画像記録媒
体に、開口部を通して複数種類の荷電粒子を選択的に飛
翔させるように複数の制御電極を制御し、荷電粒子回収
手段が電極アレーの開口部から飛翔されなかった荷電粒
子を種類別に選別して回収し、再度その回収した複数種
類の荷電粒子を所定の割合にて混合して荷電粒子供給手
段に搬送する。
【0008】また、請求項2記載の画像形成装置におい
ては、荷電粒子回収手段が異なる電界を発生することに
より、異なる帯電特性を有する複数種類の荷電粒子を種
類別に選別する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図面を参照しながら説明する。
【0010】先ず、図1を参照して画像形成装置50に
ついて説明する。
【0011】本実施の形態である画像形成装置50は、
その下部に荷電粒子供給手段としてのトナー供給装置1
0が設けられ、トナー供給装置10の上部には、トナー
流の制御を行う電極アレーとしてのアパチャ電極体1が
設けられている。このアパチャ電極体1の上方には、当
該アパチャ電極体1と1mmの間隔を保持して背面電極
ローラ22が配設されている。アパチャ電極1と背面電
極ローラ22の間隙には、トナーにより画像が形成され
る画像記録媒体20が矢印C方向に挿入搬送される。前
記背面電極ローラ22の矢印D方向への回動によって搬
送される画像記録媒体20の搬送方向上には、画像を画
像記録媒体20に定着させる定着装置26が配設されて
いる。
【0012】次に、上記画像形成装置50の各部の詳細
を図面を参照して説明する。
【0013】前記トナー供給装置10には図1に示すよ
うに、トナー供給装置10全体のハウジングを兼ねるト
ナーケース11が設けられ、そのトナーケース11内に
は、黒、赤の2種類の荷電粒子としてのトナー16が蓄
えられており、トナー16を担持して前記アパチャ電極
体1に搬送する円筒形のトナー担持ローラ14が矢印B
方向に回動可能にトナーケース11内に支持されてい
る。図1においてトナー担持ローラ14の左斜め下方部
には、トナーケース11に蓄えられているトナー16を
前記トナー担持ローラ14に給送する円筒形の供給ロー
ラ12が設けられ、供給ローラ12とトナー担持ローラ
14とは、互いに平行に配設され、その円筒面の母線を
接している。
【0014】また、供給ローラ12がトナー担持ローラ
14に黒、赤のトナー16を供給する際、黒、赤のトナ
ー16はトナー担持ローラ14に擦りつけられて帯電す
るが、黒トナーがマイナスに帯電し、赤トナーがプラス
に帯電するように、各トナーはそれぞれ異なる特性を持
っている。具体的には黒トナーと赤トナーとは異なる材
料にて形成されている。
【0015】また、トナーケース11内において前記供
給ローラ12の上方には、トナー担持ローラ14により
担持されるトナー16の量をトナー担持ローラ14のロ
ーラ面上で均一になるように調整すると供に、そのトナ
ー16の帯電を均一にさせるためのトナー層規制ブレー
ド18が設けられ、当該トナー層規制ブレード18はト
ナー担持ローラ14にその一端を圧接されている。
【0016】次に、アパチャ電極体1について図面を参
照して説明する。
【0017】前記アパチャ電極体1は、図2に示すよう
に厚さ25μmのポリイミド製の絶縁シート2から構成
され、その絶縁シート2には、一辺が60μmの四角形
をした複数のアパチャ6がアパチャ電極体1の長手方向
に一列に形成されている。また、そのアパチャ6の周囲
には、厚さ8μmの銅箔からなる制御電極4が各アパチ
ャ6毎に形成されている。
【0018】ここで、アパチャ6は必ずしも図3に示す
ように四角形に限られるものではなく、例えば、直径6
0μmの円形でもよく、その他、楕円形、三角形、平行
四辺形等の形状のものでもよい。
【0019】次に、前記アパチャ電極体1のアパチャ6
とトナー担持ローラ14との位置関係の詳細を説明する
と、図3に示すように、各アパチャ6は各々の中心線3
0がトナー担持ローラ14の周面の最上部分と、トナー
担持ローラ14の中心軸32とを通過するように配置さ
れている。これによれば、各アパチャ6は、トナー担持
ローラ14の周面の最上部分を基準として、左右に均等
に配置されることにより、各アパチャ6を通過するトナ
ー16の分布をアパチャ内の全域で均一にすることがで
きる。また、アパチャ6の壁面とトナー16の飛翔方向
とが平行であるため、安定してトナーを飛翔させること
ができる。
【0020】さらに、アパチャ電極体1自体は、図に示
すようにトナー担持ローラ14に対して、アパチャ6を
中心として左右に同じ角度だけたわむように圧接されて
いる。これにより、アパチャ電極体1とトナー担持ロー
ラ14との接触面積を大きくすることができるととも
に、アパチャ6の下部周辺を左右均一に圧接することが
できるため、トナーの濃度むらが発生することを極力抑
えることができる。
【0021】次に、各電極の制御装置について説明す
る。図1に示すように、前記制御電極4とトナー担持ロ
ーラ14の間には、電極制御手段としての制御電圧印加
回路8が接続されている。この制御電圧印加回路8は、
図示しない画像信号受信手段から送られてくる画像信号
に基いて制御電極4に対して−30V、もしくは+30
Vまたは0Vの電圧を印加するように構成されている。
また、トナー担持ローラ14は、接地されている。尚、
図示しない画像信号受信手段は、外部のコンピュータや
画像読取装置や画像通信装置等に接続されいる。
【0022】さらに、前記背面電極ローラ22とトナー
担持ローラ14との間には背面電圧印加回路24が接続
されており、この背面電圧印加回路24は前記背面電極
ローラ22に対して±1kVを印加し得るようになって
いる。
【0023】更に、トナーケース11に近接して荷電粒
子回収手段としてのトナー回収機構40が設けられてい
る。トナー回収機構40は、回収電極41、42と、回
収路43、44と、混合比調整装置45、46とを含ん
で構成されている。回収電極41、42は、トナー担持
ローラ14に載せられながらも印字に使用されなかった
黒、赤トナー16を略アパチャ電極体1と同様の機構に
よって、分離回収するものであり、本実施の形態の場
合、黒トナーがマイナス帯電、赤トナーがプラス帯電す
るように構成されているので、回収電極41、42に
は、それぞれ正電圧、負電圧が印可されるようになって
いる。回収路43、44には、図示しないトナー搬送機
構が設けれている。トナー搬送機構としては、コイルバ
ネ状のオーガを回転させる方式、スクリュー状の形成体
を回転させる方式等各種の方法が提案できる。
【0024】また、回収路43、44の末端部には、混
合比調整装置45、46が配置されている。混合比調整
装置45、46は、トナーケース近傍まで到達した回収
トナーを、最適な混合比でトナーケースに投入するもの
であり、電磁バルブ等の流量調整装置で構成されてい
る。
【0025】更に、混合比調整装置45、46は、図4
に示すようにCPU60が接続されており、CPU60
は後述するフローチャートに従って動作するように構成
されている。また、回収路43、44の末端部には回収
された黒、赤トナー16のそれぞれの量を検出するため
の検出センサ62、63が設けられており、その検出し
たトナー量をCPU60に出力するように構成されてい
る。
【0026】次に、上述のように構成される画像形成装
置の動作を説明する。
【0027】まず始めに、トナーの供給動作について図
1と図2を参照して説明する。
【0028】供給ローラ12の矢印A方向への回動によ
り、トナーケース11内に蓄えられているトナー16は
トナー担持ローラ14に向けて搬送される。そして、搬
送されてきたトナー16はトナー担持ローラ14に擦り
つけられ、黒トナーはマイナスに、また赤トナーはプラ
スに帯電する。両トナーは帯電して、トナー担持ローラ
14上に担持される。トナー担持ローラ14に担持され
たトナー16は、トナー担持ローラ14の矢印B方向へ
の回動と供にトナー担持ローラ16の円筒形のローラ面
に担持されたまま搬送され、トナー層規制ブレード18
によって薄層化されると供に帯電を均一化された後、ト
ナー担持ローラ14の矢印B方向への回動によってアパ
チャ電極体1に向けて搬送される。そして、トナー担持
ローラ14上のトナーはアパチャ電極体1の絶縁シート
2に擦られつつ、アパチャ6の下に供給される。
【0029】次に画像の形成動作について図1及び図
2、図3を参照して説明する。
【0030】図示しない画像信号受信手段から送られて
来る画像信号に応じて、制御電圧印加回路8は、黒の画
像部分に対応する制御電極4に+30Vの電圧を印加す
る。その結果、電圧が印加された制御電極4内のアパチ
ャ6には、制御電極4とトナー担持ローラ14との電位
差により、制御電極4よりトナー担持ローラ14に向か
う電気力線が形成される。それにより、マイナスに帯電
された黒トナーは電位の高い方向に静電力を受け、トナ
ー担持ローラ14上からアパチャ6を通過して制御電極
4側に引き出される。引き出されたトナー16は、背面
電圧印加回路24が背面電極22に印加している交流電
圧が+1kVになった時に画像記録媒体20とアパチャ
電極体1との間に形成される電界により、画像記録媒体
20に向かって飛翔し、画像記録媒体20上に堆積して
画素を形成する。尚、背面電圧印加回路24の交流電圧
が−1kVになった時は画像記録媒体20に堆積した黒
トナーがアパチャ電極体1側に引き戻されるように電気
力線が形成されるが、画像記録媒体20に堆積した黒ト
ナーは物理的な付着力によって画像記録媒体20からは
がされることはない。
【0031】また、黒色の非画像部分に対応する制御電
極4には、制御電圧印加回路8から0Vの電圧が印加さ
れる。その結果、トナー担持ローラ14と制御電極4と
の間には電界が形成されないことにより、トナー担持ロ
ーラ14上のトナー16は静電力を受けないためアパチ
ャ6を通過しない。従って、像記録媒体20上の当該制
御電極4に対向する部分には、画素が形成されない。
【0032】さらに、赤トナーに対しては画像部分に対
応する制御電極には、−30Vが印可される。すなわち
プラスに帯電した赤トナーには、同様に図示しない画像
信号受信手段から送られて来る画像信号に応じて、制御
電圧印加回路8は、赤の画像部分に対応する制御電極4
に−30Vの電圧を印加する。その結果、電圧が印加さ
れた制御電極4内のアパチャ6には、制御電極4とトナ
ー担持ローラ14との電位差により、制御電極4よりト
ナー担持ローラ14に向かう電気力線が形成される。そ
れにより、プラスに帯電された赤トナーは電位の高い方
向に静電力を受け、トナー担持ローラ14上からアパチ
ャ6を通過して制御電極4側に引き出される。制御電極
4に、0Vが印可されている状態では、赤トナーも担持
ローラ14から引き離されず画素が形成されることはな
い。
【0033】ここで、画像記録媒体20は、その面上に
トナー16により1列の画素が形成されると、次に、図
示しない搬送手段により、アパチャ6列と垂直の方向に
1画素分搬送される。そして、上記の画像形成のプロセ
スを繰り返すことにより画像記録媒体20の全面にトナ
ー像が形成される。その後、形成されたトナー像は、図
示しない搬送装置によって定着装置26に搬送され、定
着装置26によって画像記録媒体20上に定着される。
尚、定着装置26は、加熱定着方式や圧力定着方式のい
ずれのタイプのものでもよい。
【0034】尚、上述したプロセスの繰り返しにより、
画像記録媒体20上に画像が記録されるのであるが、こ
の時、トナー担持ローラ14上に乗ったトナー16が、
制御電界によって吐出されずに残留する場合がある。こ
れは、印字データが無い場合や、印字データが出ても吐
出されない場合などがある。このようなトナーは、回収
電極41、42により静電的に選別され回収される。こ
こでは、黒トナーに対応した回収電極41では、正電圧
を印可することによりトナー担持ローラ14上に残留し
たマイナスに帯電した黒トナーを全て回収する。さらに
赤トナーに対応した回収電極42には、負電圧を印可す
ることによりプラスに帯電した赤トナーを全て収集でき
る。
【0035】このように、黒トナーと赤トナーとに選別
された各トナーは、回収路43、44を通り、ユニット
左側の混合比調整装置45、46に達する。混合比調整
装置は45、46は、黒トナーと赤トナーの混合比を一
対一にして、ユニット内に再投入する。混合比調整の方
法としては、両トナーを適量ずつ送出し、ユニット内で
混合すればよい。
【0036】具体的には、各混合比調整装置45、46
に達したトナー量は各検出センサ62、63によって検
出されており、CPU60は、図5に示すように、ステ
ップS1(以下、単にS1と称する、他のステップも同
じ)において検出センサ62によって検出された黒トナ
ー量を検出し、S2において、同様に赤トナー量を検出
する。そして、CPU60はS3において黒トナー量と
赤トナー量とを比較し、黒トナー量の方が赤トナー量よ
りも多い場合、S4において、赤トナー量に黒トナー量
を合わせるように各混合比調整装置45、46を制御す
る。また、S3において、赤トナー量が黒トナー量より
も多い場合は、S5において、黒トナー量に赤トナー量
を合わせるように各混合比調整装置45、46を制御す
る。
【0037】このような作用により、印字に使用されな
かった2色のトナーは、再度回収され、最適な混合比に
より繰り返し使用されるためランニングコストを下げる
ことができる。また、これにより2色のユニットにおい
てリサイクルを行っても、常に黒トナーと赤トナーとの
混合比が変わることなく一定となり、安定した画像形成
が行われる。
【0038】また、本実施の形態の画像形成装置50で
は、アパチャ電極体1の絶縁性シート2はトナー担持ロ
ーラ14側に向けられているので、トナー供給系の不具
合でトナー担持ローラ14上にトナー16が存在しない
場合でも、制御電極4とトナー担持ローラ14が接触し
て電気的に短絡し、制御電圧印加回路8を壊すことはな
い。
【0039】尚、本発明は、以上詳述した実施の形態に
限定されるものではなく、その主旨を逸脱しない範囲に
おいて、種々の変更を加えることが可能である。
【0040】また、上記実施の形態においては、トナー
流制御手段としてアパチャ電極体を用いたが、例えば、
米国特許第5036341号の明細書に記載されるよう
な編目状の電極体や特開平6−255163号公報に記
載されているようなエッジ状の電極体を用いることも可
能である。
【0041】さらに、本実施の形態においては、黒と赤
のトナーの内蔵した記録ユニットとしたが、イエロー、
マゼンタ、シアン、黒の各色を内蔵したフルカラー出力
ユニットに適用しても良い。この場合には、従来4ユニ
ットが必要であったのに比べ、2ユニットでフルカラー
画像が出力できる。また、上述した特願平6−1078
9号の明細書及び図面に記載されているように、1ユニ
ットで3色のトナーを内臓した記録ユニットに適用する
こともできる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明の請求項1記載の画像形成装置は、電極アレーの
開口部から飛翔されなかった荷電粒子を種類別に選別し
て回収し、再度その回収した複数種類の荷電粒子を所定
の割合にて混合して荷電粒子供給手段に搬送するため、
荷電粒子供給手段内の複数種類の荷電粒子の混合比が変
わることなく、安定した記録をおこなうことができる。
【0043】また、請求項2記載の画像形成装置は、異
なる電界を発生することにより、異なる帯電特性を有す
る複数種類の荷電粒子を種類別に選別することにより、
容易且つ安価な構成で複数種類の荷電粒子の選別をおこ
なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の画像形成装置の構成を
示した正面図である。
【図2】上記画像形成装置及び従来の画像形成装置に用
いられるアパチャ電極体の構成を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施の形態の画像形成装置に用いら
れるアパチャ電極体とトナー担持ローラとの位置関係を
示す正面図である。
【図4】本発明の一実施の形態の画像形成装置のトナー
回収機構の電気的構成を示したブロック図である。
【図5】上記トナー回収機構の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図6】従来の画像形成装置の構成を示した正面図であ
る。
【符号の説明】
1 アパチャ電極体 4 制御電極 6 アパチャ 8 制御電圧印加回路 14 トナー担持ローラ 40 トナー回収機構 41 回収電極 42 回収電極 43 回収路 44 回収路 45 混合比調整装置 46 混合比調整装置 60 CPU 62 検出センサ 63 検出センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の開口部が形成され、各開口部に対
    応する複数の制御電極を有する電極アレーと、 異なる特性を持つ複数種類の荷電粒子を有し、その複数
    種類の荷電粒子を前記電極アレーの複数の開口部に供給
    するための荷電粒子供給手段と、 前記電極アレーに対して前記荷電粒子供給手段と反対側
    に配置された画像記録媒体に、前記開口部を通して前記
    複数種類の荷電粒子を選択的に飛翔させるように前記複
    数の制御電極を制御する電極制御手段と、 前記電極アレーの開口部から飛翔されなかった荷電粒子
    を種類別に選別して回収し、再度その回収した複数種類
    の荷電粒子を所定の割合にて混合して荷電粒子供給手段
    に搬送する荷電粒子回収手段とを備えたことを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記荷電粒子回収手段は、異なる電界を
    発生することにより、異なる帯電特性を有する複数種類
    の荷電粒子を種類別に選別することを特徴とする請求項
    1記載の画像形成装置。
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