JPH09314417A - 切断機に対するワーク給材方法および装置 - Google Patents

切断機に対するワーク給材方法および装置

Info

Publication number
JPH09314417A
JPH09314417A JP7768897A JP7768897A JPH09314417A JP H09314417 A JPH09314417 A JP H09314417A JP 7768897 A JP7768897 A JP 7768897A JP 7768897 A JP7768897 A JP 7768897A JP H09314417 A JPH09314417 A JP H09314417A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
feeding
cutting machine
chain
workpiece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7768897A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3844553B2 (ja
Inventor
Takayoshi Hasegawa
孝芳 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP07768897A priority Critical patent/JP3844553B2/ja
Publication of JPH09314417A publication Critical patent/JPH09314417A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3844553B2 publication Critical patent/JP3844553B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 径の異なるワークを切断機に対して1本毎に
送給する方法及び装置を提供すること。 【解決手段】 長尺のワークWを長手方向へ移送して切
断機1に対してワークの送給を行うワーク送給装置3を
前記切断機の後側に設け、ワークの長手方向に対して交
差する方向へ搬送して前記ワーク送給装置3のワーク送
給路に対してワークの搬入を行うワーク搬入装置5を設
け、上記ワーク搬入装置5に載置された複数のワークを
前記ワーク送給装置3のワーク送給路へ順次搬入して切
断機1に対して順次送給するとき、前記ワーク搬入装置
5によってワーク送給装置3のワーク送給路へ搬入され
るワークの側面を側面検出手段85によって検出し、こ
の側面を検出されたワークの径および前記ワーク送給路
と上記側面検出手段85との位置的関係によって演算さ
れる搬入距離とに基いてワークを前記ワーク送給路上に
位置決めするワーク給材方法及び装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば鋸盤やディ
スクカッタなどのごとき適宜の切断機に対して長尺の丸
棒材,パイプ材などのワークを供給する給材方法および
装置に係り、さらに詳細には、切断機に対してワークの
送給を行うワーク送給装置におけるワーク送給路の所定
位置にワークを正確に位置決めして送給することのでき
る給材方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、長尺の丸棒,パイプ材などのワー
クを長手方向へ移送して、鋸盤,ディスクカッタなどの
ごとき適宜の切断機に対して上記ワークを移送し供給す
るワークの送給装置を前記切断機の後側に設け、ワーク
の長手方向に対して交差する方向へ搬送して前記ワーク
送給装置のワーク送給路に対してワークの搬入を行うワ
ーク搬入装置を設けると共に、前記ワーク送給装置又は
ワーク搬入装置の適宜一方を上下動可能に設け、上記ワ
ーク搬入装置に備えた複数の搬送チェン上に載置された
複数のワークを前記ワーク送給装置のワーク送給路へ順
次搬入し、ワーク送給路へ搬入されたワークを前記切断
機に対して順次送給することが行われている。
【0003】より詳細に説明すると、例えば特開平2−
212016号公報(米国特許第5086678号対
応)に記載の発明においては、図13に概略的に示すよ
うに、ワーク送給装置(全体的構成は図示省略)におけ
る送給路301は丸棒状の複数のローラ303を回転自
在に備えた構成である。そして、上記ローラ303上に
ワークWを搬入するワーク搬入装置(全体的構成は図示
省略)は、前記ワーク送給路301の長手方向(前後方
向)に対して直交する左右方向へ延伸したエンドレス状
の複数本(図13においては1本のみを図示)の搬送チ
ェン305を前後方向に適宜間隔に備えた構成である。
【0004】そして、前記搬送チェン305上に載置さ
れた複数本のワークWを順次1本毎前記ローラ303上
に載置する場合は、ワーク搬送路301全体を下降せし
めた後、前記搬送チェン305を走行駆動して下降した
状態のローラ303上にワークWを搬入し、上記搬送チ
ェン305の上部に対して出没可能に設けた直立ローラ
307に当接して位置決めした後に、ワーク送給路30
1全体を上昇せしめることによって前記ローラ303に
よってワークWを支持するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したごとき従来の
構成においては、径の異なる複数本のワークWを隣接し
て搬送チェン305上に載置してローラ303上へ搬入
すると、複数本のワークWがローラ303上に搬入され
ることがあるので1本のワークWのみがローラ303上
に位置するように、ワーク送給路301全体をワークW
の径に対応して左右方向へ位置調節可能に設けてあり、
構成がより複雑であるという問題がある。また、直立ロ
ーラ307にワークWを当接して位置決めする構成であ
るから、ワークWの径が異なると、ワークWの軸心位置
が左右方向に変位することとなり、例えば切断機が丸鋸
盤,ディスクカッタなどのごとく円盤状のカッタを上下
動可能に備えた構成においては、円盤状のカッタの切込
み方向に対してワークの軸心位置がずれることがあり、
ワークの径に対応して前記カッタの下降位置を制御する
必要があるという問題がある。
【0006】さらに、前述したごとき従来の構成におい
ては、種々の径のワークWを搬送チェン305上に載置
するとき、上記搬送チェン305におけるチェンリンク
の接続部分にワークWを載置位置決めすることができ
ず、スペースの有効利用において問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前述のごとき従
来の問題に鑑みてなされたもので、請求項1に係る発明
は、長尺のワークを長手方向へ移送して切断機に対して
ワークの送給を行うワーク送給装置を前記切断機の後側
に設け、ワークの長手方向に対して交差する方向へ搬送
して前記ワーク送給装置のワーク送給路に対してワーク
の搬入を行うワーク搬入装置を設けると共に、前記ワー
ク送給装置又はワーク搬入装置の適宜一方を相対的に上
下動可能に設け、上記ワーク搬入装置に載置された複数
のワークを前記ワーク送給装置のワーク送給路へ順次搬
入し、ワーク送給路へ搬入されたワークを切断機に対し
て順次送給する給材方法において、前記ワーク搬入装置
によってワーク送給装置のワーク送給路へ搬入されるワ
ークの側面を側面検出手段によって検出し、この側面を
検出されたワークの径および前記ワーク送給路と上記側
面検出手段との位置的関係によって演算される搬入距離
とに基いてワークを前記ワーク送給路上に位置決めする
ワーク給材方法である。
【0008】請求項2に係る発明は、長尺のワークを長
手方向へ移送して切断機に対してワークの送給を行うワ
ーク送給装置を前記切断機の後側に設け、ワークの長手
方向に対して交差する方向へ搬送して前記ワーク送給装
置のワーク送給路に対してワークの搬入を行うワーク搬
入装置を設け、かつワーク送給装置又はワーク搬入装置
の一方を上下動可能に設けてなる切断機に対するワーク
給材装置において、上記ワーク搬入装置は、複数のワー
クを支持する複数本の搬送チェンを並列に備えてなり、
上記各搬送チェンにおけるチェンリンクの長手方向の中
央部にワークを支持するためのV字形状の凹部を設け、
かつ搬送チェンにおいて互いに隣接したチェンリンク間
に、ワークを支持可能のV字形状の凹部を形成してなる
ものである。
【0009】請求項3に係る発明は、請求項2に記載の
発明において、ワーク送給装置におけるワーク送給路
は、周面にV字形状の周溝を備えた複数の送給ローラを
配置してなり、上記送給ローラの長さは、ワーク搬送装
置に備えた搬送チェンにおけるチェンリンクの長さより
も短い構成である。
【0010】請求項4に係る発明は、請求項3に記載の
発明において、ワーク送給路の送給ローラに近接した位
置に、搬送チェンにおけるチェンリンクとほぼ同長のワ
ーク支持部材を設け、このワーク支持部材の中央部に前
記送給ローラ上のワークとの干渉を回避する干渉回避凹
部を設け、この干渉回避凹部の両側に、隣接したワーク
を離反せしめるための傾斜面及び離反されたワークを支
持するためのワーク支持凹部を設けてなるものである。
【0011】請求項5に係る発明は、請求項2,3又は
4に記載の発明において、ワーク搬入装置によってワー
ク送給装置のワーク送給路へワークを搬入する搬入路
に、上記ワーク送給路へ搬入されるワークの側面を検出
する側面検出手段を設けてなるものである。
【0012】請求項6に係る発明は、請求項5に記載の
発明において、側面検出手段は、投光器と受光器とを備
え、上記投光器と受光器は垂直平面内において斜めに対
向してあり、かつ下側に位置する光学部品は傾斜して設
けたブラケットの下面に配置してある構成である。
【0013】請求項7に係る発明は、長尺のワークを長
手方向へ移送して切断機に対してワークの送給を行うワ
ーク送給装置を前記切断機の後側に設け、ワークの長手
方向に対して交差する方向へ搬送して前記ワーク送給装
置のワーク送給路に対してワークの搬入を行うワーク搬
入装置を設け、かつ前記ワーク送給装置又はワーク搬入
装置の一方を上下動可能に設けてなる切断機に対するワ
ーク給材装置において、前記ワーク送給装置およびワー
ク搬入装置の作動を制御するための制御装置と、前記ワ
ーク搬入装置に備えた搬送チェン上に載置される複数の
ワークの配列順および各ワークの径を前記制御装置のメ
モリに入力する入力手段と、前記搬送チェンの走行駆動
時に当該搬送チェン上のワークの側面を検出する側面検
出手段と、この側面検出手段によってワークの側面を検
出したときに、前記メモリに記憶されたワークの配列順
およびワーク径と前記ワーク搬送路と側面検出手段との
オフセット距離とに基いて当該検出したワークを前記ワ
ーク搬送路へ位置決めするための搬送距離を演算するた
めの搬送距離演算部と、この搬送距離演算部の演算結果
に基いて前記搬送チェンの駆動を制御する前記制御装置
とを備えてなるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】図1,図2および図3を参照する
に、例えば帯鋸盤,丸鋸盤,ディスクカッタなどのごと
き適宜の切断機1の後側(図1においては右側)には、
長尺の丸棒,パイプなどのごときワークWを長手方向へ
移送して前記切断機1に対して送給するワーク送給装置
3が配置してあると共に、上記ワーク送給装置3に対し
てワークWの搬入を行うワーク搬入装置5が配置してあ
る。
【0015】前記切断機1は一般的なものであり、その
構成は周知の構成であるから、切断機1についての詳細
な説明は省略する。
【0016】前記切断機1の後側には、前記ワーク送給
装置3およびワーク搬入装置5を支持する架台7が設け
てある。この架台7は、図2に示すように、アジャスト
ボルト等を備えて上下位置調節可能の前後のベースプレ
ート9に前後両端部を固定した左右一対のチャンネル材
11を備えており、このチャンネル材11上には左右方
向に延伸したチャンネル材よりなる複数のチェン支持部
材13が前後方向(図1において左右方向)に離隔して
支持されている。
【0017】上記各チェン支持部材13の一端部にはブ
ラケットが一体的に取付けてあり、このブラケットには
前後方向(図2においては紙面に対して垂直な方向)に
延伸した回転軸15が回転自在に支承されている。この
回転軸15は前記架台7に装着した搬入モータ17とチ
ェン等の適宜の動力伝達機構19を介して連動連結して
あり、かつこの回転軸15には前記各チェン支持部材1
3に対応して複数のスプロケット21が取付けてある。
【0018】上記各スプロケット21にはエンドレス状
の搬送チェン23が巻回してある。上記搬送チェン23
は、前記ワーク送給装置3の位置を通過して左右方向に
延伸してあり、前記各チェン支持部材13の他端部に設
けた半円弧形状のチェンガイド25によって案内されて
いると共に、上記チェン支持部材13に設けた左右方向
のチェンガイド27(図3参照)によって蛇行しないよ
うに案内されている。前記搬送チェン23は、図4に詳
細に示すように、外側の一対のチェンリンク29と内側
の一対のチェンリンク31とを連結ピン33を介して連
結してなるものであり、この連結ピン33の位置にはロ
ーラ35を回転自在に備えている。
【0019】上記搬送チェン23における各チェンリン
ク29,31の長手方向の中央部にはワークWを支持す
るためのV字形状の凹部37が大きく設けてあると共
に、互いに隣接したチェンリンク29,31の間には小
径のワークWを支持するためのV字形状の凹部39が形
成してある。
【0020】より詳細に説明すると、各チェンリンク2
9,31には、連結ピン33の間隔寸法よりも僅かに小
さな寸法位置に三角形状の突出部41を設けた構成であ
って、上記突出部41の間に前述の大きな凹部37が形
成してあり、隣接したチェンリンク29,31における
突出部41の間に前述の小さな凹部39が形成されるも
のである。そして、上記各凹部37,39の間隔は等間
隔に設けてある。
【0021】上記構成より理解されるように、搬送チェ
ン23はチェンリンク29,31の長手方向の中央部に
ワークWを支持する大きな凹部37が形成してあり、各
チェンリンク29,31の間には小さな凹部39が形成
してあるので、大小種々の径のワークWを搬送チェン2
3上に載置するとき、大径のワークWの間において小さ
な凹部39に小径のワークWを載置することができ、搬
送チェン23におけるワーク載置領域を有効利用するこ
とができることとなり、より多くのワークを載置するこ
とができるものである。
【0022】また、前記構成により、搬入モータ17を
駆動して搬送チェン23を左右方向へ走行駆動すること
により、搬送チェン23上のワークWを左右方向へ搬送
して前記ワーク送給装置3に対してワークWの搬入を行
うことができるものである。前記搬送チェン23は、図
2に示されるように、前記ワーク送給装置3を中央にし
て左右方向にほぼ等しい長さに設けてある。そして、搬
送チェン23の終端側(前記チェンガイド25側)に
は、搬送チェン23上のワークWの有無を検出するワー
ク検出手段が設けてある。本例において上記ワーク検出
手段は、投光器41Aと受光器41B(図3参照)とよ
りなるものである。
【0023】さらに、前記構成において、前記搬送チェ
ン23の移送距離を検出するために、前記回転軸15に
はロータリエンコーダ43が適宜に連動連結してある。
なお、前記搬入モータ17の回転位置を検出するため
に、搬入モータ17にロータリエンコーダを備えた構成
である場合には、前記ロータリエンコーダ43を省略す
ることができる。
【0024】前記ワーク送給装置3は、図1に示すよう
に、前記ワーク搬入装置5におけるチェン支持部材13
の下方位置において前後方向(図1において左右方向)
に延伸した角パイプ状の昇降ベース45を備えている。
この昇降ベース45の前後端部にはそれぞれブラケット
47(図1においては前端側のみを示す)が水平に設け
てあり、各ブラケット47は、前後のベースプレート9
に装着した前後の昇降シリンダ49に昇降自在に備えた
ピストンロッド49Pに支持されている。
【0025】さらに、前記昇降ベース5の前後両端部に
は、前後のベースプレート9に立設した垂直ガイド部材
51(図1には後端側のみを示す)に沿って上下に移動
する複数のガイドローラ53を備えたローラブラケット
55が取付けてある。
【0026】前記昇降ベース45の上面には前後方向に
離隔して複数の支柱57が立設してあり、各支柱57の
上部には、ワークWを支持して前記切断機1の方向へ搬
送し送給する送給ローラ59が軸61(図5参照)を介
して回転自在に支持されている。上記複数の送給ローラ
59は、ワークWを切断機1へ送給するためのワーク送
給路を構成するものである。
【0027】前記各送給ローラ59を回転するために、
各送給ローラ59にはスプロケット63が一体的に取付
けてあると共に、図1に示すように、支柱57の下部付
近において前記昇降ベース45に複数のスプロケット6
5が設けられている。
【0028】そして、前記昇降ベース45には、ベル
ト,チェン等のごとき適宜の動力伝達機構67を介して
駆動スプロケット69を回転駆動するための送給モータ
71が装着してあり、前記送給ローラ59が上記送給モ
ータ71によって回転駆動されるように、前記駆動スプ
ロケット69及び前記各スプロケット63,65にはチ
ェン73が適宜に巻回してある。
【0029】したがって、前記送給モータ71を駆動す
ることにより、チェン73を介して複数の送給ローラ5
9は同期して同方向へ回転し、送給ローラ59上のワー
クWを切断機1に対して送給することができ、また逆回
転時には残材を戻すことができるものである。
【0030】前記ワーク搬入装置5における搬送チェン
23によって左右方向へ移送され、送給ローラ59の上
方に位置決めされたワークWを支持して前記切断機1の
方向へ送給するために、前記昇降シリンダ49によって
昇降ベース45を上昇すると、図5に想像線で示すよう
に、前記送給ローラ59が前記搬送チェン23より上方
向へ突出し、搬送チェン23上のワークWを押し上げて
支持することができる。
【0031】逆に、前記昇降シリンダ49を作動して昇
降ベース45を下降すると、送給ローラ59が搬送チェ
ン23の上部から没入する(図5において、実線で示す
状態)ので、送給ローラ59で支持していたワークWを
搬送チェン23上に載置することができるものである。
【0032】前記送給ローラ59は、図5に示すよう
に、ワークWを支持するV字形状の周溝75を周面に備
えた形状であって、この送給ローラ59の左右方向長さ
(軸方向の長さ)は、前記搬送チェン23におけるチェ
ンリンク29,31の長さより短く、例えば約1/3程
度に設けてある。
【0033】上記送給ローラ59に近接した位置で前記
支柱57には、前記搬送チェン23におけるチェンリン
ク29,31の長さとほぼ同長のワーク支持部材77が
設けてある。このワーク支持部材77は、前記搬送チェ
ン23の中央の前記凹部37および隣接したチェンリン
ク29,31間の前記凹部39にそれぞれワークWが連
続して載置してあって、3本のワークWを同時に持上げ
たとき、中央のワークWに対して左右のワークWを僅か
に離反せしめるべく作用するものである。
【0034】したがって、前記ワーク支持部材77の中
央部には、送給ローラ59に支持されているワークWと
の干渉を回避する干渉回避凹部79が形成してあり、こ
の干渉回避凹部79の左右両側の対称位置には、中央の
ワークWに対して両側のワークWを離反せしめるための
傾斜面81が左右対称に形成してあると共に、離反せし
めたワークWを支持するワーク支持凹部83が左右対称
に形成してある(ワーク支持部材77の上部形状は想像
線で示してある)。
【0035】上記ワーク支持凹部83の左右方向の間隔
は、前記搬送チェン23における各チェンリンク29,
31の間に形成される前記凹部39の左右方向の間隔よ
り僅かに大きく設けてある。
【0036】したがって、搬送チェン23における各チ
ェンリンク29,31の各凹部37,39に隣接してワ
ークWが支持されているとき、送給ローラ59によって
ワークWを支持すべく昇降ベース45を上昇せしめる
と、上記送給ローラ59及びワーク支持部材77によっ
て3本のワークWが持上げられ、送給ローラ59に支持
された中央のワークWに対して左右両側のワークWは傾
斜面81に沿って僅かに離反されワーク支持凹部83に
よって支持される。
【0037】よって、搬送チェン23上において隣接し
たワークWが互いに接触した状態に載置されていても、
送給ローラ59でもってワークWを支持して切断機1へ
送給するときには、隣接したワークWとの接触が解除さ
れた状態となるものであり、搬送チェン23上により多
くのワークWの載置が可能になるものである。
【0038】なお、前記昇降ベース45を下降せしめた
場合には、送給ローラ59およびワーク支持部材77の
ワーク支持凹部83に支持されていたそれぞれのワーク
は、搬送チェーン23における元の各凹部37,39に
再び載置支持されるものである。
【0039】ワーク搬入装置5における前記搬送チェン
23を走行駆動して搬送チェン23上のワークWを、ワ
ーク送給装置3におけるワーク送給路の下降した状態の
送給ローラ59の上方位置に位置決めするとき、上記ワ
ーク送給路へ搬入されるワークWの側面を検出するため
の側面検出手段85が設けてある。
【0040】上記側面検出手段85は、本例においては
図6に詳細に示すように、投光器87と受光器89とに
よって構成してある。
【0041】前記投光器87は、送給ローラ59より低
位置において支柱57の上部に傾斜して取付けたブラケ
ット91の下面でかつ上記ブラケット91の先端部より
中に入り込んだ状態に取付けてある。したがって、投光
器87は、ワークWから落下する落下物に対してブラケ
ット91によって保護される構成である。
【0042】前記受光器89は、前記切断機1に最も接
近して設けられたチェン支持部材13に固定したプレー
ト95に支持されたL字形状のブラケット93に取付け
てあって、投光器87から斜めに投光される光線LBを
受光するように構成してある。そして、前記送給ローラ
59の長手方向の中央でもってワークWの長手方向の側
面を検出するように、図7に示すように、前記投光器8
7及び受光器89は、前記送給ローラ59の長手方向の
中央を含む垂直面に配置してある。すなわち、ワークW
の搬入位置決め位置からのオフセット距離が零であるよ
うに配置してある。なお、投光器87と受光器89は上
下逆に配置しても良いものである。
【0043】上記構成により、搬送チェン23によって
ワークWを送給ローラ59の上方に搬入するとき、ワー
クWが前記光線LBを遮光することによってワークWの
長手方向の側面を検出することができる。したがって、
ワークWの側面を検出してから当該ワークWの半径に相
当する搬送距離だけワークWをさらに移送し位置決めす
ることにより、ワークWは送給ローラ59の上方位置に
正確に位置決めされることになる。
【0044】なお、前記投光器87及び受光器89が、
搬送チェン23によるワークWの搬入側にオフセットし
てある場合には、上記オフセット距離とワークWの半径
の和に相当する搬送距離だけワークWをさらに移送すれ
ば良いものであるから、投光器87及び受光器89の位
置は、送給ローラ59の長手方向の中心位置から位置ず
れしていても良いものである。
【0045】さらに、前記ブラケット93を取付けたプ
レート95には、前記切断機1へ送給して適宜に切断し
た後の残材を戻すときに、上記残材の端部を検出する端
部検出手段として投光器97と受光器99とが水平に対
向して取付けてある。
【0046】したがって、送給ローラ59を逆回転して
残材を戻すとき、残材の端部が投光器9からの光線LB
の遮光を解除したことを検知してから、例えばタイマ等
に設定された所定時間だけ送給ローラ59を逆回転して
停止することにより、前記残材の端部を所定位置に位置
決めすることができる。その後、昇降ベース45を下降
して送給ローラ59を搬送チェン23より下降せしめる
ことにより、送給ローラ59に支持していた残材を搬送
チェン23上に載置することができる。
【0047】図9を参照するに、前記ワーク送給装置3
の送給モータ71,昇降シリンダ49および前記ワーク
搬入装置5における搬入モータ17などの各種のアクチ
ュエータを制御するための制御装置101には、前記ワ
ーク搬入装置5における搬送チェン23上に載置される
複数のワークWの配列順および各ワークWの径を入力す
るための例えばキーボード等のごとき入力手段103が
接続してあると共に、前記側面検出手段85および投光
器97,受光器99よりなるセンサおよび搬送距離を検
出する前記ロータリーエンコーダ43が接続してある。
【0048】さらに、前記制御装置101には各種デー
タを記憶するメモリ105が備えられていると共に、移
送距離演算手段107が備えられている。この移送距離
演算手段107は、前記側面検出手段85によってワー
クWの側面を検出したときに、前記メモリ105に記憶
されているワークWの配列順およびワーク径とワーク搬
送路と側面検出手段85とのオフセット距離に基いて当
該検出したワークWを前記ワーク搬送路に位置決めする
ための搬送距離を演算するためのものである。
【0049】以上のごとき構成において、ワーク送給装
置3における昇降ベース45が下降した状態にあって送
給ローラ59がワーク搬入装置5における搬送チェン2
3より下降した状態にあるときに、例えばクレーンやフ
ォークリフト等のごとき適宜の搬送装置によって、前記
搬送チェン23上に加工順に複数のワークWを載置す
る。
【0050】この場合、図2においてワーク送給装置3
の右側においてワーク送給装置3に近接した位置から加
工順に複数のワークWを載置するものであって、ワーク
Wの径の大きさや隣接したワーク径等に応じて、搬送チ
ェン23におけるチェンリンク29,31の大きな凹部
37や小さな凹部39にワークWを載置するものであ
る。
【0051】上述のごとく搬送チェン23上に複数のワ
ークWを載置した後あるいは適宜の時期(例えば同時で
も載置前でも良い)に、ワークWの配列順および各ワー
クの径並びにワークWの隣接条件、例えば側面検出手段
85によってワークWの長手方向の側面を直接検出可能
か否かの条件(例えば隣接したワークWが接触していた
り、大径のワークの間に小径のワークWが配置してある
場合等)等の必要なデータを入力手段103からメモリ
105に入力し記憶する。
【0052】次に、搬入モータ17を駆動して搬送チェ
ン23を走行駆動して搬送チェン23上のワークWをワ
ーク送給装置3のワーク搬送路(送給ローラ59)の上
方位置へ搬入する。上述のごとく搬送チェン23を走行
駆動してワークWの搬入を行うと、加工順に配置された
最初のワークWの長手方向の側面が側面検出手段85の
光線LBを遮光することとなり、ワークWの側面が検出
される。
【0053】上述のごとく側面検出手段85によってワ
ークWの長手方向の側面が検出されると、前記メモリ1
05に記憶された当該ワークWの径が読み出され、この
ワーク径と側面検出手段85のオフセット距離(本例に
おいては零)に基いて、ワークWを前記送給ローラ59
の上方位置に位置決めするための搬送距離(本例におい
てはワークWの半径)が移送距離演算手段107によっ
て演算される。
【0054】そして、この移送距離演算手段107の演
算結果に基いて前記搬送チェン23の搬送距離が制御装
置101によってフィードバック制御される。したがっ
て、前記側面検出手段85によって側面を検出されたワ
ークWは送給ローラ59の上方位置に位置決めされる。
【0055】なお、ここで、加工順の訂正により例えば
2番目のワークWの加工を行う場合で、ワークの隣接条
件が、2番目のワークWと最初のワークとが接触した状
態の条件であって2番目のワークの長手方向の側面を側
面検出手段85によって直接検出できない場合には、最
初のワークの側面を検出したときに、この最初のワーク
の直径に2番目のワークの半径を加算するなどの演算処
理を行うことによって、2番目のワークを送給ローラ5
9の上方へ位置決めするために必要な搬送距離を演算す
ることができるものである。
【0056】すなわち、隣接したワークWが例えば互い
に接触した状態などの条件にあって所定のワークWの長
手方向の側面を側面検出手段85によって直接検出でき
ない場合であっても、ワークの隣接条件を考慮すること
によって容易に対応することができるものである。
【0057】前述のごとくワークWを送給ローラ59の
上方に位置決めした後、昇降シリンダ49を作動して昇
降ベース45を上昇し、送給ローラ59を上昇せしめる
ことにより、送給ローラ59によってワークWを支持す
ることができる。この場合、ワークWは送給ローラ59
のV字形状の周溝75によって支持されるので、ワーク
Wの軸心は、ワークWの径に拘りなく所定の垂直面に一
致するものである。
【0058】上述のごとく送給ローラ59によってワー
クWを支持するとき、隣接したワークWが互いに接触し
た状態にあっても、送給ローラ59に支持される中央の
ワークWの左右両側に位置するワークはワーク支持部材
77のワーク支持凹部83によって支持されることとな
り、中央のワークWから僅かに離反される。
【0059】前述のごとく送給ローラ59によってワー
クWを支持した後、送給モータ71を駆動して送給ロー
ラ59を正回転することにより、ワークWは切断機1の
方向へ送給され、切断機1によって切断加工される。
【0060】切断機1において切断加工した後の残材
は、前記送給モータ71を逆回転して送給ローラ59を
逆回転することにより元の位置へ戻されることになる。
この際、残材の端部を投光器97と受光器99との間を
通過すると、投光器97からの光線LBが受光器99に
よって検出され、残材の端部の通過が検知される。
【0061】上述のごとく受光器99が光線LBを検知
してから例えばタイマに設定された所定時間だけ送給モ
ータ71を逆回転して停止すると、残材の端部は所定位
置に位置決めされる。その後、昇降シリンダ49を作動
して昇降ベース45を下降し送給ローラ59を下降する
と、送給ローラ59の残材は前記搬送チェン23上の元
の位置に載置される。
【0062】その後、前述したごとき動作を繰り返すこ
とにより、搬送チェン23上に載置された複数のワーク
を切断機1へ順次送給して連続的に切断加工することが
できる。
【0063】なお、残材が搬送チェン23によって終端
側(図2においての左端側)へ移送され、上記残材が投
光器41A,受光器41Bよりなるセンサによって検出
されると、搬送チェン23の移送が停止され安全が図ら
れる。
【0064】以上のごとき説明より理解されるように、
本例によれば、搬送チェン23上に載置した複数のワー
クWを1本毎送給ローラ59に正確に位置決めするよう
に搬入することができ、切断機1に対してワークWを1
本毎連続的に送給して切断加工することができるもので
ある。また、搬送チェン23におけるチェンリンク2
9,31および上記チェンリンク29,31の連結部分
にもワークWを載置することができ、より多くのワーク
を載置することができるものである。
【0065】なお、本発明は前述したごとき実施形態例
に限ることなく、適宜の変更を行うことによりその他の
態様でも実施可能なものである。すなわち、前記例にお
いては、搬送チェン23上のワークWの径等を入力手段
103によってメモリ105に格納する場合について説
明したが、入力手段の構成としては、例えば搬送チェン
23上にワークWが互いに接触しないように載置した
後、搬送チェン23を一定速度で走行駆動して全てのワ
ークWを一側から他側方向へ移動する際に、側面検出手
段85の光線LBが各ワークWによって遮光される時間
を順次測定し、これによってワークWの径を順次計測し
てメモリ105に順次記憶せしめる構成となし、その後
にワークW全体を元の位置に戻してから、送給ローラ5
9の上方位置へのワークWの位置決めを行う構成とする
ことも可能である。
【0066】また、側面検出手段85としては、図1
0,図11に示すように、送給ローラ59の上部に対し
て出没可能の位置決め部材107を設け、この位置決め
部材107を昇降シリンダ109によって上下動する構
成にする。そして、送給ローラ59上に搬入されるワー
クWが上記位置決め部材107に当接したときに位置決
め部材107を没入すると共に、上記当接位置を基準位
置としてワークWの径に対応した搬送距離だけワークW
を移送することにより、送給ローラ59の所定位置に対
してワークWの軸心を正確に位置決めすることができる
ものである。
【0067】さらに、図12に示すように、ピン111
を中心として上下に揺動可能のアーム113の先端部に
ピン115を介して位置決め部材117を揺動可能に設
けると共にスプリング119によって垂直状態に付勢保
持し、送給ローラ59上に搬入されるワークWが上記位
置決め部材117に当接したことを検出するリミットス
イッチのごとき検出器121を設ける。
【0068】そして、ワークWが前記位置決め部材11
7に当接したことを検出器121によって検出したとき
のワークWの位置を基準位置としてワークWの径に対応
した搬送距離だけワークWを移送する構成となし、かつ
検出器121の検出時に適宜のアクチュエータ(図示省
略)を作動してアーム113を下方向へ回動し、位置決
め部材117を送給ローラ59より下方に没入する構成
とすることも可能である。
【0069】すなわち、送給ローラ上へ搬送されるワー
クの長手方向の側面を検出するための側面検出手段の構
成は種々の構成を採用することができるものである。
【0070】
【発明の効果】以上のごとき説明より理解されるよう
に、請求項1に係る発明は、長尺のワークを長手方向へ
移送して切断機に対してワークの送給を行うワーク送給
装置を前記切断機の後側に設け、ワークの長手方向に対
して交差する方向へ搬送して前記ワーク送給装置のワー
ク送給路に対してワークの搬入を行うワーク搬入装置を
設けると共に、前記ワーク送給装置又はワーク搬入装置
の適宜一方を相対的に上下動可能に設け、上記ワーク搬
入装置に載置された複数のワークを前記ワーク送給装置
のワーク送給路へ順次搬入し、ワーク送給路へ搬入され
たワークを切断機に対して順次送給する給材方法におい
て、前記ワーク搬入装置によってワーク送給装置のワー
ク送給路へ搬入されるワークの側面を側面検出手段によ
って検出し、この側面を検出されたワークの径および前
記ワーク送給路と上記側面検出手段との位置的関係によ
って演算される搬入距離とに基いてワークを前記ワーク
送給路上に位置決めする切断機に対するワーク給材方法
であるから、ワーク送給路へ搬入されるワークの径が種
々異なる場合であっても、上記ワーク送給路上の所定位
置にワークを1本毎に正確に位置決めすることができ
る。
【0071】すなわち、複数本のワークをワーク送給路
に同時に搬入するようなことがなく、切断機に対してワ
ークを確実に1本毎送給することができるものである。
【0072】請求項2に係る発明は、長尺のワークを長
手方向へ移送して切断機に対してワークの送給を行うワ
ーク送給装置を前記切断機の後側に設け、ワークの長手
方向に対して交差する方向へ搬送して前記ワーク送給装
置のワーク送給路に対してワークの搬入を行うワーク搬
入装置を設け、かつワーク送給装置又はワーク搬入装置
の一方を上下動可能に設けてなる切断機に対するワーク
給材装置において、上記ワーク搬入装置は、複数のワー
クを支持する複数本の搬送チェンを並列に備えてなり、
上記各搬送チェンにおけるチェンリンクの長手方向の中
央部にワークを支持するためのV字形状の凹部を設け、
かつ搬送チェンにおいて互いに隣接したチェンリンク間
に、ワークを支持するためのV字形状の凹部を形成して
なるものであるから、搬送チェンにおけるチェンリンク
上は勿論のこと、チェンリンクの連結部分にもワークを
載置することができるものであり、搬送チェンにより多
くのワークを載置できるものである。
【0073】請求項3に係る発明は、請求項2に記載の
発明において、ワーク送給装置におけるワーク送給路
は、周面にV字形状の周溝を備えた複数の送給ローラを
配置してなり、上記送給ローラの長さは、ワーク搬送装
置に備えた搬送チェンにおけるチェンリンクの長さより
も短い構成である。
【0074】したがって、搬送チェンにおけるチェンリ
ンクの中央部及びチェンリンクの連結部分にワークが載
置されている場合であっても、送給ローラでもって1本
のワークのみを支持することができるものである。
【0075】請求項4に係る発明は、請求項3に記載の
発明において、ワーク送給路の送給ローラに近接した位
置に、搬送チェンにおけるチェンリンクとほぼ同長のワ
ーク支持部材を設け、このワーク支持部材の中央部に前
記送給ローラ上のワークとの干渉を回避する干渉回避凹
部を設け、この干渉回避凹部の両側に、隣接したワーク
を離反せしめるための傾斜面及び離反されたワークを支
持するためのワーク支持凹部を設けてなるものである。
【0076】したがって、搬送チェンのチェンリンク上
に複数本のワークが互いに接触して載置してあっても、
送給ローラに支持される中央のワークに対して両側のワ
ークは僅かに離反されることになり、送給ローラによる
ワークの移送を確実に行うことができるものである。
【0077】請求項5に係る発明は、請求項2,3又は
4に記載の発明において、ワーク搬入装置によってワー
ク送給装置のワーク送給路へワークを搬入する搬入路
に、上記ワーク送給路へ搬入されるワークの側面を検出
する側面検出手段を設けてなるものであるから、ワーク
送給路へ搬入されるワークの側面を検出でき、この検出
位置を基準としてワークの搬送距離を制御可能になり、
ワーク送給路の所定位置に対してワークの位置決めを正
確に行うことができ、1本のワークのみをワーク送給路
に搬入位置決めすることができるものである。
【0078】請求項6に係る発明は、請求項5に記載の
発明において、側面検出手段は、投光器と受光器とを備
え、上記投光器と受光器は垂直平面内において斜めに対
向してあり、かつ下側に位置する光学部品は傾斜して設
けたブラケットの下面に配置してあるから、ワーク等か
らの落下物はブラケットの上面に落下することとなり、
ブラケットでもって光学部品を保護することができるも
のである。
【0079】請求項7に係る発明は、長尺のワークを長
手方向へ移送して切断機に対してワークの送給を行うワ
ーク送給装置を前記切断機の後側に設け、ワークの長手
方向に対して交差する方向へ搬送して前記ワーク送給装
置のワーク送給路に対してワークの搬入を行うワーク搬
入装置を設け、かつ前記ワーク送給装置又はワーク搬入
装置の一方を上下動可能に設けてなる切断機に対するワ
ーク給材装置において、前記ワーク送給装置およびワー
ク搬入装置の作動を制御するための制御装置と、前記ワ
ーク搬入装置に備えた搬送チェン上に載置される複数の
ワークの配列順および各ワークの径を前記制御装置のメ
モリに入力する入力手段と、前記搬送チェンの走行駆動
時に当該搬送チェン上のワークの側面を検出する側面検
出手段と、この側面検出手段によってワークの側面を検
出したときに、前記メモリに記憶されたワークの配列順
およびワーク径と前記ワーク搬送路と側面検出手段との
オフセット距離とに基いて当該検出したワークを前記ワ
ーク搬送路へ位置決めするための搬送距離を演算するた
めの搬送距離演算部と、この搬送距離演算部の演算結果
に基いて前記搬送チェンの駆動を制御する前記制御装置
とを備えてなるものであるから、搬送チェン上に載置し
た複数のワークをワーク搬送路上に順次1本毎載置して
切断機へ送給することができ、全体の自動化が容易なも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の切断機に対するワーク給材装置の側面
説明図である。
【図2】図1における矢印II−II線方向に見た断面
説明図である。
【図3】図2におけるIII−III矢視の平面説明図
である。
【図4】搬送チェンにおけるチェンリンクの説明図であ
る。
【図5】送給ローラとワーク支持部材との関係を示す作
用説明図である。
【図6】図1に示した主要部分の拡大説明図である。
【図7】図6を上方向から見た平面説明図である。
【図8】図2に示した主要部分の拡大説明図である。
【図9】制御部の構成を概念的に示した構成ブロック説
明図である。
【図10】ワークの長手方向の側面を検出する側面検出
手段の第2例を示す平面作用説明図である。
【図11】ワークの長手方向の側面を検出する側面検出
手段の側断面説明図である。
【図12】ワークの長手方向の側面を検出する側面検出
手段の第2例を示す側断面図説明である。
【図13】従来装置の概略的な作用説明図である。
【符号の説明】
1 切断機 3 ワーク送給装置 5 ワーク搬入装置 13 チェン支持部材 17 搬入モータ 23 搬送チェン 29,31 チェンリンク 37,39 凹部 45 昇降ベース 57 支柱 59 送給ローラ 71 送給モータ 75 周溝 77 ワーク支持部材 83 ワーク支持凹部 85 側面検出手段 101 制御装置 103 入力手段 105 メモリ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺のワークを長手方向へ移送して切断
    機に対してワークの送給を行うワーク送給装置を前記切
    断機の後側に設け、ワークの長手方向に対して交差する
    方向へ搬送して前記ワーク送給装置のワーク送給路に対
    してワークの搬入を行うワーク搬入装置を設けると共
    に、前記ワーク送給装置又はワーク搬入装置の適宜一方
    を相対的に上下動可能に設け、上記ワーク搬入装置に載
    置された複数のワークを前記ワーク送給装置のワーク送
    給路へ順次搬入し、ワーク送給路へ搬入されたワークを
    切断機に対して順次送給する給材方法において、前記ワ
    ーク搬入装置によってワーク送給装置のワーク送給路へ
    搬入されるワークの側面を側面検出手段によって検出
    し、この側面を検出されたワークの径および前記ワーク
    送給路と上記側面検出手段との位置的関係によって演算
    される搬入距離とに基いてワークを前記ワーク送給路上
    に位置決めすることを特徴とする切断機に対するワーク
    給材方法。
  2. 【請求項2】 長尺のワークを長手方向へ移送して切断
    機に対してワークの送給を行うワーク送給装置を前記切
    断機の後側に設け、ワークの長手方向に対して交差する
    方向へ搬送して前記ワーク送給装置のワーク送給路に対
    してワークの搬入を行うワーク搬入装置を設け、かつワ
    ーク送給装置又はワーク搬入装置の一方を上下動可能に
    設けてなる切断機に対するワーク給材装置において、上
    記ワーク搬入装置は、複数のワークを支持する複数本の
    搬送チェンを並列に備えてなり、上記各搬送チェンにお
    けるチェンリンクの長手方向の中央部にワークを支持す
    るためのV字形状の凹部を設け、かつ搬送チェンにおい
    て互いに隣接したチェンリンク間に、ワークを支持する
    ためのV字形状の凹部を形成してなることを特徴とする
    切断機に対するワーク給材装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の発明において、ワーク
    送給装置におけるワーク送給路は、周面にV字形状の周
    溝を備えた複数の送給ローラを配置してなり、上記送給
    ローラの長さは、ワーク搬送装置に備えた搬送チェンに
    おけるチェンリンクの長さよりも短い構成であることを
    特徴とする切断機に対するワーク給材装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の発明において、ワーク
    送給路の送給ローラに近接した位置に、搬送チェンにお
    けるチェンリンクとほぼ同長のワーク支持部材を設け、
    このワーク支持部材の中央部に前記送給ローラ上のワー
    クとの干渉を回避する干渉回避凹部を設け、この干渉回
    避凹部の両側に、隣接したワークを離反せしめるための
    傾斜面及び離反されたワークを支持するためのワーク支
    持凹部を設けてなることを特徴とする切断機に対するワ
    ーク給材装置。
  5. 【請求項5】 請求項2,3又は4に記載の発明におい
    て、ワーク搬入装置によってワーク送給装置のワーク送
    給路へワークを搬入する搬入路に、上記ワーク送給路へ
    搬入されるワークの側面を検出する側面検出手段を設け
    てなることを特徴とする切断機に対するワーク給材装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の発明において、側面検
    出手段は、投光器と受光器とを備え、上記投光器と受光
    器は垂直平面内において斜めに対向してあり、かつ下側
    に位置する光学部品は傾斜して設けたブラケットの下面
    に配置してあることを特徴とする切断機に対するワーク
    給材装置。
  7. 【請求項7】 長尺のワークを長手方向へ移送して切断
    機に対してワークの送給を行うワーク送給装置を前記切
    断機の後側に設け、ワークの長手方向に対して交差する
    方向へ搬送して前記ワーク送給装置のワーク送給路に対
    してワークの搬入を行うワーク搬入装置を設け、かつ前
    記ワーク送給装置又はワーク搬入装置の一方を上下動可
    能に設けてなる切断機に対するワーク給材装置におい
    て、前記ワーク送給装置およびワーク搬入装置の作動を
    制御するための制御装置と、前記ワーク搬入装置に備え
    た搬送チェン上に載置される複数のワークの配列順およ
    び各ワークの径を前記制御装置のメモリに入力する入力
    手段と、前記搬送チェンの走行駆動時に当該搬送チェン
    上のワークの側面を検出する側面検出手段と、この側面
    検出手段によってワークの側面を検出したときに、前記
    メモリに記憶されたワークの配列順およびワーク径と前
    記ワーク搬送路と側面検出手段とのオフセット距離とに
    基いて当該検出したワークを前記ワーク搬送路へ位置決
    めするための搬送距離を演算するための搬送距離演算部
    と、この搬送距離演算部の演算結果に基いて前記搬送チ
    ェンの駆動を制御する前記制御装置とを備えてなること
    を特徴とする切断機に対するワーク給材装置。
JP07768897A 1996-03-29 1997-03-28 切断機に対するワーク給材方法および装置 Expired - Fee Related JP3844553B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07768897A JP3844553B2 (ja) 1996-03-29 1997-03-28 切断機に対するワーク給材方法および装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7676196 1996-03-29
JP8-76761 1996-03-29
JP07768897A JP3844553B2 (ja) 1996-03-29 1997-03-28 切断機に対するワーク給材方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09314417A true JPH09314417A (ja) 1997-12-09
JP3844553B2 JP3844553B2 (ja) 2006-11-15

Family

ID=26417891

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07768897A Expired - Fee Related JP3844553B2 (ja) 1996-03-29 1997-03-28 切断機に対するワーク給材方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3844553B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101927510A (zh) * 2010-09-01 2010-12-29 天津成科传动机电技术股份有限公司 管材自动上料机
WO2011152298A1 (ja) * 2010-06-03 2011-12-08 株式会社 アマダ 丸棒素材底面レベル一定供給方法およびその装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011152298A1 (ja) * 2010-06-03 2011-12-08 株式会社 アマダ 丸棒素材底面レベル一定供給方法およびその装置
JP2011251391A (ja) * 2010-06-03 2011-12-15 Amada Co Ltd 丸棒素材底面レベル一定供給方法およびその装置
CN101927510A (zh) * 2010-09-01 2010-12-29 天津成科传动机电技术股份有限公司 管材自动上料机

Also Published As

Publication number Publication date
JP3844553B2 (ja) 2006-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR960006832B1 (ko) 절단기에서의 공작물 이송방법 및 장치
US6865973B1 (en) Method and apparatus for feeding workpiece
KR101421427B1 (ko) 2d/3d 캐드캠을 이용한 플라즈마 절단장치
US4353276A (en) Arrangement in machines for processing logs, blocks and like workpieces
JP3844553B2 (ja) 切断機に対するワーク給材方法および装置
KR100974864B1 (ko) 플라즈마 컷팅 장치로 컷팅 대상을 자동으로 공급하는 자동 공급장치
JP2512357B2 (ja) 原木自動搬送装置
JP2008039323A (ja) パレット遠心脱水装置
JP2798178B2 (ja) 切断機に対するワーク搬送方法及び装置
JP2784307B2 (ja) 自動加工方法および装置
JP4390496B2 (ja) 切断機に対する素材供給方法および装置
JP6741447B2 (ja) レーザ加工装置
KR100994782B1 (ko) 플라즈마 컷팅 자동화 설비
KR100994785B1 (ko) 플라즈마 컷팅장치
KR20110003287A (ko) 플라즈마 컷팅 자동화 설비
JP4615660B2 (ja) 切断機におけるワーク搬出方法及びその装置
JP6700884B2 (ja) ワーク搬送装置
JP3200074B2 (ja) 切断機における給材方法
JP3452990B2 (ja) 切断装置
JP2529797B2 (ja) サイザ―装置
JP2529796B2 (ja) サイザ―装置
JPH0647853Y2 (ja) 自動搬入出装置
KR101421434B1 (ko) 소재 공급 및 셋팅이 용이한 플라즈마 절단장치
JPH04217420A (ja) 切断装置に於ける材料搬送装置
JP3186396B2 (ja) パレット搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050830

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060530

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060711

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060815

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060816

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100825

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100825

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110825

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120825

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120825

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130825

Year of fee payment: 7

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees