JPH09313971A - 破砕機のホッパ装置 - Google Patents

破砕機のホッパ装置

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JPH09313971A
JPH09313971A JP15328796A JP15328796A JPH09313971A JP H09313971 A JPH09313971 A JP H09313971A JP 15328796 A JP15328796 A JP 15328796A JP 15328796 A JP15328796 A JP 15328796A JP H09313971 A JPH09313971 A JP H09313971A
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JP
Japan
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hopper
pin
hydraulic cylinder
crushing
crusher
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Application number
JP15328796A
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English (en)
Inventor
Takeo Iida
武男 飯田
Tadashi Shiohata
忠 塩畑
Takayuki Kuze
孝之 久世
Yoshiki Kaneko
良樹 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NETSUKOO KK
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
NETSUKOO KK
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】破砕機のホッパを昇降式とした場合、ホッパの
輸送あるいは破砕作業開始に当たってピン固定等の段取
り作業が容易に行えるように構成されたホッパ装置を提
供する。 【解決手段】破砕部に被破砕物を導入するホッパを、破
砕部フレームに対して昇降自在に取付ける。油圧シリン
ダ21等のホッパ昇降用駆動装置を備える。ホッパと破
砕部フレームのいずれか一方にピン受部を設け、他方
に、ホッパが上限まで上昇した位置において該ピン受部
に挿脱するピンを設ける。油圧シリンダ26等のピン挿
脱用駆動装置を備える。油圧シリンダ21等のホッパ昇
降用駆動装置と油圧シリンダ26等のピン挿脱用駆動装
置とを制御するコントロール弁31等の制御装置を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、砕石、木材、剥離
されたアスファルトもしくはコンクリートブロックある
いは鉄筋コンクリートブロック、さらには解体家屋、産
業廃棄物、大型電気製品等を破砕する破砕機におけるホ
ッパ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前記被破砕物を破砕する破砕機は、車体
上面に設けたホッパより受入られる被破砕物を、ジョー
クラッシャあるいはカッタ付き破砕ロール等からなる破
砕部に投入し、該破砕部で破砕された破砕屑を車体の下
部に取付けたコンベアより車体外部に搬出する構成を有
している。
【0003】このような破砕機において、処理能力を上
げるために大型化するか、あるいは上段の一次破砕部と
下段の二次破砕部とにより破砕部を構成とした場合、ホ
ッパの高さも高くなり、トレーラにより破砕機を輸送す
る際に総高が輸送制限高さを超えてしまうため、ホッパ
を分割輸送せざるを得ない。
【0004】しかし、ホッパを分割輸送するためには、
クレーン等によりトレーラへの積込みやクレーンを用い
たホッパの車体上への組付け作業を必要とし、段取りに
時間および手間がかかる。本発明者等は、破砕機を大型
化あるいは破砕部の2段構成化を実現する場合において
も、破砕機のホッパを含めた高さが輸送制限高さを超え
ることがなく、しかもクレーン等を必要とすることな
く、輸送や現場での段取り時間が大幅に短縮できるよう
に、ホッパを昇降式としたものを開発し、特願平8−2
1948号として提案している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようにホッパを昇
降式としたものにおいては、ホッパ昇降用駆動装置はホ
ッパを昇降するだけの役目を担い、破砕作業において
は、ホッパはフレームにピンを介して固定し支持させる
ようにすれば、ホッパ昇降用駆動装置の規模を小さくす
ることができる。しかし、ピンの挿脱作業は手作業で行
うため、破砕機の車体上の狭い高所に上ってピンの挿脱
を行う必要があり、困難で手間のかかる作業となる。
【0006】本発明は、ホッパを昇降式とした破砕機に
おいて、ホッパの輸送あるいは破砕作業開始に当たって
ピン固定等の段取り作業が容易に行えるように構成され
たホッパ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、破砕部に被破
砕物を導入するホッパを、破砕部フレームに対して昇降
自在に取付けると共に、ホッパ昇降用駆動装置を備え、
前記ホッパと前記破砕部フレームのいずれか一方にピン
受部を設け、他方に、ホッパが上限まで上昇した位置に
おいて該ピン受部に挿脱するピンを設けると共に、ピン
挿脱用駆動装置を備え、かつ、前記ホッパ昇降用駆動装
置とピン挿脱用駆動装置とを制御する制御装置を備えた
ことを特徴とする(請求項1)。
【0008】本発明において、前記制御装置は、ホッパ
昇降用駆動装置によるホッパ上昇動作からピン挿脱用駆
動装置によるピン挿着動作に自動的に切換える第1の切
換手段と、ピン挿脱用駆動装置によるピン抜出し動作か
らホッパ昇降用駆動装置によるホッパ下降動作に自動的
に切換える第2の切換手段とを有する(請求項2)こと
が好ましい。
【0009】また、本発明において、前記ホッパ昇降用
駆動装置およびピン挿脱用駆動装置がそれぞれ油圧シリ
ンダからなると共に、前記ホッパ昇降用油圧シリンダお
よびピン挿脱用油圧シリンダへの管路を並列に接続する
と共に、これらの油圧シリンダの制御装置として共通の
コントロール弁を備え、前記第1の切換手段は、前記ピ
ン挿脱用油圧シリンダの伸長側管路に設けられた圧力制
御弁であって、該圧力制御弁は、前記ホッパ昇降用油圧
シリンダの最大伸長状態において該油圧シリンダの伸長
側管路における油圧の上昇により遮断状態から連通状態
に変わる構成を有し、前記第2の切換手段は、前記ホッ
パ昇降用油圧シリンダの収縮側管路に設けられた圧力制
御弁であって、該圧力制御弁は、前記ピン挿脱用油圧シ
リンダのピン抜出し方向の最小収縮状態において該油圧
シリンダの収縮側管路における油圧の上昇により遮断状
態から連通状態に変わる構成を有する(請求項3)こと
が好ましい。
【0010】
【作用】請求項1のホッパ装置においては、制御装置に
よりホッパ昇降用駆動装置を作動させることによりホッ
パが昇降されると共に、ピン挿脱用駆動装置によりピン
がピン受部に挿脱される。
【0011】請求項2においては、第1の切換手段によ
り、ホッパ上昇後のピン挿着が、人手を介することなく
自動的に行われる。また、第2の切換手段により、ピン
抜出し後のホッパ下降が人手を介することなく自動的に
行われる。
【0012】請求項3においては、コントロール弁をホ
ッパ昇降用油圧シリンダの伸長方向に操作して油圧シリ
ンダを最大伸長状態まで伸長させると、該油圧シリンダ
のより以上の伸長が阻まれるので、該油圧シリンダの伸
長側管路の作動油の油圧が上り、これにより、ピン挿脱
用油圧シリンダの伸長側管路に設けられた圧力制御弁が
連通するので、ピン挿脱用油圧シリンダが伸長し、ピン
がピン受部に挿入されてホッパがフレームに固定され
る。また、ホッパを破砕部フレームにピンにより固定し
た状態からコントロール弁をピン抜出し側に操作する
と、ピンがピン受部から抜出し、該油圧シリンダが最小
収縮状態に達すると、該油圧シリンダの収縮側管路の油
圧が上昇するので、ホッパ昇降用油圧シリンダの収縮側
管路に設けられた圧力制御弁が連通し、作動油がホッパ
昇降用油圧シリンダの収縮側管路に供給されてホッパが
下降する。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の破砕機のホッパ装
置の一実施例を示す油圧回路図、図2は本実施例の破砕
機の側面図、図3は本実施例のホッパ装置の断面図、図
4は本実施例の破砕機の平面図、図5は本実施例のピン
とピン受部を示す断面図である。
【0014】本実施例の破砕機は、図2に示すように、
左右にクローラ2(ホイールでもよい)を有する自走式
車両の車体1に、上段の一次破砕部3と下段の二次破砕
部4とを搭載すると共に、下部走行体2の左右のクロー
ラ間に破砕屑を排出するコンベア5を設け、コンベア5
の先端には、磁石を用いた鉄筋屑分離用の磁選機6を設
けて破砕機を構成したものである。該磁選機6は、コン
ベア5の上部に横断するように配置されたコンベアと、
破砕屑から鉄筋屑を吸い上げて分離する磁石とからなる
ものである。7は一次破砕部3上に設置された被破砕物
受け用ホッパである。
【0015】一次、二次破砕部3、4はそれぞれ偶数台
の破砕ロール10、11を配設したものであり、本例に
おいては、二次破砕用破砕ロール11の台数が一次破砕
用破砕ロール10の台数より多く設置され、これにより
処理能力を上げている。本例においては、一次破砕用破
砕ロール10の台数を2台、二次破砕用破砕ロール11
を4台としており、各破砕ロール10、11は各破砕ロ
ールごとに独立した油圧モータ12、13により回転さ
れる。
【0016】図2、図4に示すように、一次破砕部3の
フレーム(以下破砕部フレームと称す)16は車体1か
ら上方に突出させて設けたものであり、後面フレーム1
6a、前面フレーム16bおよび左右の側面フレーム1
6cにより矩形筒状に構成される。図3に示すように、
前記一次破砕用破砕ロール10は、複数のカッタ14を
外周に取付けたもので、破砕ロール10の一端を破砕部
フレーム16の後面フレーム16aに固定した油圧モー
タ12の回転部12aに結合し、他端の軸10aを前面
フレーム16bに取付けた軸受19により支持して取付
けられる。
【0017】二次破砕用破砕ロール11も一次破砕用破
砕ロール10と同様の構造で油圧モータ13により回転
されるものであり、隣接する二次破砕用破砕ロール11
の間隔やカッタの間隔は隣接する一次破砕用破砕ロール
10の間隔やカッタ14の間隔より狭く設定される。隣
接する二次破砕用破砕ロール11の間隔は、その破砕機
から排出される破砕屑のサイズ以下に設定され、隣接す
る破砕ロール11の外周にそれぞれ設けられたカッタの
間隔も破砕屑のサイズ以下に押さえられる。一例とし
て、一次破砕部3の破砕ロール間隔や隣接破砕ロールの
カッタ間隔が80mmの場合、二次破砕部4のこれらの
間隔は40mmに設定される。
【0018】このように、各破砕ロール10、11にそ
れぞれ独立して油圧モータ12、13を設ければ、それ
ぞれの油圧モータ12、13の回路にコントロール弁
(図示せず)を設置することにより、破砕ロール10、
11の速度、トルク、回転方向をそれぞれ独立して制御
することが可能であり、被破砕物の材質に応じた好適な
制御が可能である。
【0019】本実施例においては、図3に示すように、
破砕部フレーム16の上部にホッパ7の傾斜面7aと同
じ傾斜角の傾斜板16dを有し、該傾斜板16dの外周
部から下向きに筒状のホッパガイド部16eを設け、矩
形をなすホッパ7の内周部をホッパガイド部16eに沿
って昇降自在に嵌合する。21はホッパ7を昇降させる
油圧シリンダであり、該油圧シリンダ21はホッパ7の
4隅に配置され、油圧シリンダ7の下端を車体1に設け
たブラケット22にピン23により連結し、上端をホッ
パ7に設けたブラケット24にピン25により連結して
各油圧シリンダ21が取付けられる。
【0020】図5において、26はホッパ7の外周面に
取付けたピン挿脱用駆動装置を構成する油圧シリンダ、
27は該油圧シリンダ26のピストンロッドに結合した
ピン、28は前記フレーム16に設けた筒状のピン受部
であり、ホッパ7が上限まで上昇した位置において油圧
シリンダ26を伸長させることにより、該ピン27が突
出し、ピン受部28に挿入され、ホッパ7はフレーム1
6に支持される。これらの油圧シリンダ26、ピン2
7、ピン受部28は、図4に示すように、ホッパ7ある
いはフレーム16の4隅の近傍部に設けられる。
【0021】図1において、30は車体1上に搭載した
油圧ポンプ、31はホッパ昇降用油圧シリンダ21とピ
ン挿脱用油圧シリンダ26に共通に設けられ、油圧シリ
ンダ21、26の制御装置を構成するコントロール弁で
ある。コントロール弁30の二次側管路32、33には
カウンタバランス弁34、流量調整弁35が設けられ
る。これらの二次側管路32、33は、流量調整弁35
より油圧シリンダ21、26側の部分において、それぞ
れ油圧シリンダ21、26の互いに並列接続された伸長
側管路32aと32b、および油圧シリンダ21、26
の互いに並列接続された収縮側管路33aと33bとに
接続されている。
【0022】37はピン挿脱用油圧シリンダ26の伸長
側管路32bに設けた圧力制御弁であり、前記ホッパ昇
降用油圧シリンダ21の最大伸長状態において該油圧シ
リンダ21の伸長側管路32aにおける油圧の上昇によ
り遮断位置から連通位置に切換わるものである。
【0023】38はホッパ昇降用油圧シリンダ21の収
縮側管路33aに設けた圧力制御弁であり、前記ピン挿
脱用油圧シリンダ26の最小収縮状態において該油圧シ
リンダ26の収縮側管路33bにおける油圧の上昇によ
り遮断位置から連通位置に切換わるものである。これら
の圧力制御弁37、38はそれぞれ第1、第2の切換手
段を構成する。
【0024】破砕作業においては、図1の油圧回路図に
おいて、コントロール弁31を左位置に切換える。これ
により、油圧ポンプ30からの作動油は、コントロール
弁31、カウンタバランス弁34、流量調整弁35を有
する二次側管路32を通り、油圧シリンダ21の伸長側
管路32aを通して油圧シリンダ21のヘッド室に供給
され、油圧シリンダ21を伸長させてホッパ7を押し上
げ、最後にはその傾斜面7aが一次破砕部3のフレーム
16dに連続する最大伸長状態となる。この最大伸長状
態に達すると、油圧シリンダ21の伸長が阻まれるの
で、伸長側管路32aの油圧が上昇し、これにより、遮
断状態にあった圧力制御弁37が連通状態となり、管路
32の作動油が圧力制御弁37、油圧シリンダ26の伸
長側管路32bを通してピン挿脱用油圧シリンダ26の
ヘッド室に供給され、油圧シリンダ26が伸長すること
により、ピン27が突出してピン受部28に挿着され
る。ピン27をピン受部28に挿着した後は、コントロ
ール弁31を中立位置に戻す。このように、ピン27が
ピン受部28に挿着されると、ホッパ7は破砕部フレー
ム16にピン27を介して支持される。
【0025】破砕作業においては、油圧ショベル(図示
せず)やホイルローダー等によりホッパ7から一次破砕
部3に被破砕物を受入れ、2台の破砕ロール10、10
を、両者間に被破砕物を引き込むように回転させて2台
の破砕ロール10間で被破砕物の一次破砕を行い、二次
破砕部4においては、破砕ロール11を図3の矢印に示
すように回転させて被破砕物を破砕することにより、被
破砕物を更に細かくする。このような2段破砕を行うこ
とにより、破砕が能率よく行え、しかも要求に応じた細
かい破砕屑を得ることが可能となる。破砕屑はコンベア
5を通して排出する。鉄筋コンクリートブロックを破砕
する場合には、磁選機6のコンベアを作動させて鉄筋屑
をコンベア5の脇に分離集積させる。
【0026】輸送時には、図1の油圧回路図において、
コントロール弁31を右位置に切換え、作動油をピン挿
脱用油圧シリンダ26の収縮側管路33bを通して油圧
シリンダ26のロッド室に供給する。これにより、油圧
シリンダ26を収縮させてピン27をピン受部28から
抜出し、ホッパ7と破砕部フレーム16とのピン27に
よる固定を解く。油圧シリンダ26が最小収縮状態に達
すると、油圧シリンダ26の収縮側管路33bの油圧が
上昇し、これにより、遮断状態にあった圧力制御弁38
が連通位置に切換わり、作動油がホッパ昇降用油圧シリ
ンダ21のロッド室への供給が行われるので、ホッパ7
が下降する。これにより、図2において、破砕機の高さ
をH1からH2と低くする。この2点鎖線に示す高さH
2は、トレーラトラックあるいは輸送トラックにこの破
砕機を搭載した時、搭載状態におけるトラック、破砕機
を含めた総高が輸送制限高さ以内となる高さである。ト
ラックには、下部走行体2を作動させて自走式車両であ
る破砕機の自走により搭載する。
【0027】このように、ホッパ7を昇降させて低い低
位置に設定する装置を破砕機自体に設けることにより、
クレーンを要することなく、破砕機にホッパ7を取付け
たままで輸送することができ、クレーンの準備や、ホッ
パ7のトラックへの積込み、固定作業が不要となり、ま
た現場において作業を開始する際にも、クレーンの準備
や、ホッパ7の荷解き作業が不要となり、輸送あるいは
始業開始の段取り作業が迅速に行える。また、ホッパ7
を横移動させることなく、破砕作業の位置でホッパ7を
下げる構成としているので、ホッパ7の移動が極めて簡
単かつ短距離ですむ。
【0028】また、ピン27のピン受部28に対する挿
脱を油圧シリンダ26等の駆動装置によって行っている
ため、作業員が車体1上の狭いスペース上を移動しなが
らピン27の挿脱を行う必要がなく、コントロール弁3
1の操作スイッチ等の車体1上の運転席(図示せず)等
に設置しておいて操作すればよいため、ピン27の挿脱
が容易となり、かつ安全性も向上する。
【0029】また、油圧シリンダ21等によるホッパ7
の上昇を行った後、ピン27の突出によるピン受部28
への挿着を自動的に行わせる第1の切換手段(圧力制御
弁37)と、ピン27の抜出し後にホッパ7の下降を自
動的に行わせる第2の切換手段(圧力制御弁38)とを
設けることにより、ホッパ7の上昇操作を行うだけでピ
ンの挿着が行われ、また、ピンの引抜き操作だけでホッ
パ7の下降も行われるため、操作が容易となる。
【0030】また、ホッパ昇降用駆動装置としては、電
動シリンダや電動モータあるいは油圧モータを用いるこ
ともできるが、本実施例のように、油圧シリンダ21を
用いることにより、簡単でコンパクトに昇降装置が構成
される。また、第1、第2の切換手段として圧力制御弁
37、38を用い、これらの圧力制御弁37、38がそ
れぞれ油圧シリンダ21の伸長側管路32a、油圧シリ
ンダ26の収縮側管路33bの油圧の上昇によって自動
的に連通状態に変わるようにしているので、リミットス
イッチ等のストローク検出手段を必要とすることなく、
油圧シリンダ21、26の自動的な切換作動が行え、部
品点数を減少させ、構成を簡単とすることができる。
【0031】本発明は、実施例で示したように、破砕部
が二段構成となるホッパ高さの高いものにおいて特に有
効であるが、一段構えの破砕部を有するものにも適用で
き、また、ジョークラッシャ式の破砕機にも適用でき
る。また、油圧シリンダ26およびピン27を破砕部フ
レーム16に取付け、ピン受部28をホッパ7に設けて
もよい。
【0032】
【発明の効果】請求項1によれば、昇降式ホッパを破砕
部フレームに対してピンにより挿脱自在に固定するよう
にした破砕機において、ピンの挿脱を駆動装置および制
御装置により行うようにしたので、作業員が車体上の狭
いスペースを移動することなくピンの挿脱が行え、ピン
固定等の段取り作業が容易に行える。
【0033】請求項2によれば、ホッパの上昇からピン
挿着への切換え、およびピン抜出しからホッパの下降へ
の切換えが自動的に行えるようにしたので、ホッパの上
昇、下降のための操作が容易となる。
【0034】請求項3によれば、ホッパの上昇からピン
挿着への切換え、およびピン抜出しからホッパの下降へ
の切換えを自動的に行うための切換手段として、ホッパ
昇降用油圧シリンダやピン挿脱用油圧シリンダの管路の
油圧上昇により切換わる圧力制御弁を用いたので、リミ
ットスイッチ等の位置検出手段が不要となり、部品点数
が少ない簡単な構成のホッパ装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の破砕機のホッパ装置の一実施例を示す
油圧回路図である。
【図2】本実施例の破砕機の側面図である。
【図3】本実施例のホッパ装置の断面図である。
【図4】本実施例の破砕機の平面図である。
【図5】本実施例のピンとピン受部を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1:車体、2:下部走行体、3:一次破砕部、4:二次
破砕部、5:コンベア、6:磁選機、7:ホッパ、7
a:傾斜面、10、11:破砕ロール、12、13:油
圧モータ、14:カッタ、16:破砕部フレーム、1
9:軸受、21:ホッパ昇降用油圧シリンダ、26:ピ
ン挿脱用油圧シリンダ、27:ピン、28:ピン受部、
30:油圧ポンプ、31:コントロール弁、32a:ホ
ッパ昇降用油圧シリンダの伸長側管路、32b:ピン挿
脱用油圧シリンダの伸長側管路、33a:ホッパ昇降用
油圧シリンダの収縮側管路、33b:ピン挿脱用油圧シ
リンダの収縮側管路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久世 孝之 埼玉県川口市並木1丁目7番44号 ネッコ ー株式会社内 (72)発明者 金子 良樹 埼玉県川口市並木1丁目7番44号 ネッコ ー株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】破砕部に被破砕物を導入するホッパを、破
    砕部フレームに対して昇降自在に取付けると共に、ホッ
    パ昇降用駆動装置を備え、 前記ホッパと前記破砕部フレームのいずれか一方にピン
    受部を設け、他方に、ホッパが上限まで上昇した位置に
    おいて該ピン受部に挿脱するピンを設けると共に、ピン
    挿脱用駆動装置を備え、 かつ、前記ホッパ昇降用駆動装置とピン挿脱用駆動装置
    とを制御する制御装置を備えたことを特徴とする破砕機
    のホッパ装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記制御装置は、ホッパ昇降用駆動装置によるホッパ上
    昇動作からピン挿脱用駆動装置によるピン挿着動作に自
    動的に切換える第1の切換手段と、 ピン挿脱用駆動装置によるピン抜出し動作からホッパ昇
    降用駆動装置によるホッパ下降動作に自動的に切換える
    第2の切換手段とを有することを特徴とする破砕機のホ
    ッパ装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記ホッパ昇降用駆動装置およびピン挿脱用駆動装置が
    それぞれ油圧シリンダからなると共に、 前記ホッパ昇降用油圧シリンダおよびピン挿脱用油圧シ
    リンダへの管路を並列に接続すると共に、これらの油圧
    シリンダの制御装置として共通のコントロール弁を備
    え、 前記第1の切換手段は、前記ピン挿脱用油圧シリンダの
    伸長側管路に設けられた圧力制御弁であって、該圧力制
    御弁は、前記ホッパ昇降用油圧シリンダの最大伸長状態
    において該油圧シリンダの伸長側管路における油圧の上
    昇により遮断状態から連通状態に変わる構成を有し、 前記第2の切換手段は、前記ホッパ昇降用油圧シリンダ
    の収縮側管路に設けられた圧力制御弁であって、該圧力
    制御弁は、前記ピン挿脱用油圧シリンダのピン抜出し方
    向の最小収縮状態において該油圧シリンダの収縮側管路
    における油圧の上昇により遮断状態から連通状態に変わ
    る構成を有することを特徴とする破砕機のホッパ装置。
JP15328796A 1996-05-24 1996-05-24 破砕機のホッパ装置 Pending JPH09313971A (ja)

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