JPH09313683A - 遊技装置の識別情報表示装置 - Google Patents

遊技装置の識別情報表示装置

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JPH09313683A
JPH09313683A JP8153286A JP15328696A JPH09313683A JP H09313683 A JPH09313683 A JP H09313683A JP 8153286 A JP8153286 A JP 8153286A JP 15328696 A JP15328696 A JP 15328696A JP H09313683 A JPH09313683 A JP H09313683A
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JP8153286A
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Masahiko Tokue
晶彦 徳江
Tsukasa Negoro
司 根來
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Namco Ltd
Original Assignee
Namco Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 演出用映像を映し出すことによってプレイヤ
に大きな期待感を与えることができ、しかも、演出用映
像を映し出した場合にも識別情報の認知を難しくするこ
とのない識別情報表示装置を提供する。 【解決手段】 液晶表示装置2に複数の識別情報Dを変
動状態で表示し、さらに、変動するそれら複数の識別情
報Dを当たり表示態様(例えば7,7,7)又は外れ表
示態様(7,7,7以外の組合せ)で各停止表示位置P
に停止表示する遊技装置の識別表示装置である。この装
置は、3個の識別情報Dのうちの少なくとも1つ、例え
ば中央識別情報DC を迂回軌跡B上を移動させた後に所
定停止位置Pに停止表示する。識別情報が意外な動きを
するので、プレイヤの緊張感を高めることができ、ま
た、識別情報が踊るような動作をするので楽しい雰囲気
を現出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機、
コイン遊技機、スロットマシンなどといった遊技装置に
用いられる識別情報表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技機などといった遊技装置に
おいて、数字や図柄などから成る複数の識別情報を変動
表示する識別情報表示装置、例えば液晶表示装置、CR
T表示装置などを設けたものが知られている。この遊技
装置では、識別情報表示装置に表示される複数の識別情
報が特定の組合せ、例えば、3個の数字「7,7,7」
の組合せで停止する場合に、プレイヤに所定の遊技価値
を付与するようになっている。そして、この所定の遊技
価値を付与する場合に、あるいは、そのような遊技価値
を付与しない場合にも、プレイヤに大きな期待感を与え
るようにするために、従来より、識別情報表示装置を用
いて種々の演出が行われている。
【0003】例えば、特公平7−61378号公報によ
れば、識別情報表示装置内の複数の表示部の一部に特定
図柄が揃って、いわゆるリーチ状態となった場合に、残
りの表示部が特定図柄に近づいたときにその図柄の移動
速度を緩め、さらに、その表示部において特定図柄が通
過したときに図柄の移動速度を速めるという演出を行う
ことが提案されている。また、特開平5−123441
号公報によれば、識別情報表示装置の表示がリーチ状態
となった場合に、残りの表示部の図柄を拡大表示してプ
レイヤに認識させるようにした演出が提案されている。
【0004】また、特開平6−246040号公報によ
れば、識別情報表示装置の表示がリーチ状態となった場
合に、残りの表示部の図柄を図柄の移動方向に沿って拡
張制御するという演出が提案されている。さらに、特開
平6−246052号公報によれば、識別情報表示装置
の表示がリーチ状態となった場合に、識別情報以外のキ
ャラクター画像を表示してプレイヤの気を引くようにし
た演出が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図柄の
変動速度を制御するようにした特公平7−61378号
公報に開示された方法では、図柄の移動速度は制御され
るものの、図柄それ自体は変化しないので、プレイヤに
大きな期待感を与えることができなかった。また、図柄
を拡大表示するようにした特開平5−123441号公
報に開示の方法や、図柄をその移動方向に沿って拡張制
御するようにした特開平6−246040号公報に開示
の方法では、やはり図柄それ自体は変化しないので、プ
レイヤに大きな期待感を与えることができなかった。
【0006】また、識別情報とは別にキャラクター画像
を表示するようにした特開平6−246052号公報に
開示の方法では、プレイヤに期待感を与えることに関し
てはかなりの改善がみられるが、変動図柄とキャラクタ
ー画像とが分離して表示されるため、プレイヤは変動図
柄の情報とは別に演出画像からの情報を認知しなければ
ならず、情報の認知が煩雑になるという問題があった。
【0007】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであって、演出用映像を映し出すことによってプレ
イヤに大きな期待感を与えることができ、しかも、演出
用映像を映し出した場合にも識別情報の認知を難しくす
ることのない識別情報表示装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る遊技装置の
識別情報表示装置は、映像を表示する映像表示手段と、
その映像表示手段の表示内容を制御する表示制御手段と
を有する。そして表示制御手段は、映像表示手段に複数
の識別情報を変動状態で表示し、さらに、変動するそれ
ら複数の識別情報を当たり表示態様又は外れ表示態様で
所定停止位置に停止表示する。そしてさらに上記表示制
御手段は、上記複数の識別情報のうちの少なくとも1つ
を迂回軌跡上を移動させた後に所定停止位置に停止表示
することを特徴とする。
【0009】映像表示手段は、視覚的に変動する映像を
再現できる映像再生装置、例えば液晶表示装置、CRT
表示装置などによって構成できる。識別情報というの
は、抽選の結果が当たりなのか、あるいは、外れなのか
をプレイヤに表示するための情報ということである。例
えば、数字や図柄によって3個の識別情報を構成し、そ
れらの識別情報が特定の組合せ、例えば数字「7,7,
7」の組合せに揃ったときをもって「当たり」とし、そ
れ以外の数字や図柄の組合せをもって「外れ」とするこ
とができる。図柄としては、動物画、人物画等といった
絵柄や、その他の任意の映像が考えられる。識別情報の
数に関しては、従来は3個が一般的であるが、もちろ
ん、その他の任意の個数とすることもできる。
【0010】遊技装置のゲームとしての面白さは、数字
などといった識別情報が所定の当たり表示態様で止まる
か止まらないかをプレイヤが見るときの緊張感に依ると
ころが大きい。従来より、数字、絵柄等といった識別情
報の表示の仕方に演出を加えてプレイヤに緊張感を与え
ようとした各種の機種が知られているが、従来の機種に
よる演出は、識別情報の停止位置がほぼ固定され、各々
の識別情報の配置関係が大きくずれることはなかった。
本発明では、複数の識別情報のうちの少なくとも1つを
迂回軌跡上を移動させた後に所定停止位置に停止表示す
るようにしたので、識別情報間の相対的な位置が大きく
ずれて表示され、そのため、プレイヤの緊張感を高める
ことができる。また、識別情報に踊るような動作をさせ
てプレイヤにとって楽しい雰囲気を現出させることもで
きる。また、このようにして演出用映像を映し出した場
合にも、演出用動作を行うのは識別情報それ自体である
ので、プレイヤによる識別情報の認知が難しくなること
がない。
【0011】通常の遊技装置では、抽選結果が当たりと
なるときに、複数の識別情報を一気に特定の当たりの組
合せに停止させるのではなくて、複数の識別情報を1つ
1つ順番に停止させてゆき、最終的に全ての識別情報を
特定の組合せに停止することが多い。この場合、複数の
識別情報の一部が未だ変動表示されている段階で、停止
している識別情報が当たりを表示する特定の組合せを満
たしている場合が、いわゆるリーチ状態と呼ばれる状態
である。
【0012】本発明において、識別情報を迂回軌跡上を
移動させた後に所定停止位置に停止表示するという処理
は、識別情報の表示状態がリーチ状態になった後に未だ
停止していない残りの識別情報に対して実行することが
望ましい。こうすれば、プレイヤの緊張感をより一層高
めることができる。しかしながら本発明では、リーチ状
態になる前の通常時において、識別情報に踊るような動
作をさせて楽しい雰囲気を現出したり、あるいは、その
演出をリーチ状態になる予告として取り決めることによ
り、プレイヤに緊張感と期待感を持たせることができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る識別情報表
示装置をパチンコ遊技機に用いた場合の実施形態を示し
ている。ここに示したパチンコ遊技機は、球が供給され
る遊技領域1を有しており、その遊技領域1内に、映像
表示手段としての液晶表示装置2、可変入賞装置3、そ
してアウト口4が設けられる。可変入賞装置3は、開口
6と、その開口を覆う開閉板7と、その開閉板7を開閉
駆動するソレノイド8とを有している。遊技領域1内に
は、抽選入賞口9a,9b,9c、入賞口12、入賞口
13,13、そして入賞口14,14の各入賞口が設け
られている。各抽選入賞口9a〜9cの内部には、機械
式スイッチや光センサなどで構成された抽選球センサ1
0が配設される。
【0014】プレイヤは、図示しない操作レバーを操作
して遊技領域1の上部へ球を供給する。供給された球は
遊技領域1に沿って落下し、その落下の途中でいずれか
の入賞口12,13,14に入ったり、抽選入賞口9a
〜9cに入ったり、あるいは入賞口に入ることなくアウ
ト口4に入る。球が入賞口12,13,14のいずれか
に入ったときには、所定個数の球が報償としてプレイヤ
へ払い出される。また、アウト口4に入った球は、プレ
イヤへ何らの報償を与えることなく遊技機側へ回収され
る。また、球が抽選入賞口9a〜9cのいずれかに入っ
たときに、抽選作業が行われる。
【0015】抽選作業というのは、当たり又は外れを抽
選するための作業であって、当たりと判定されれば、プ
レイヤにとって有利な状態、本実施形態の場合は可変入
賞装置3の開閉板7を開いて開口6を大きく開放して球
を入賞し易くする状態が提供される。他方、外れと判定
されれば、そのような有利な状態は与えられない。
【0016】抽選の結果が当たり又は外れであること
は、液晶表示装置2の画面上の所定停止位置Pに表示さ
れる識別情報Dが特定の組合せになるか否かで表示され
る。本実施形態では識別情報Dとして、図4に示すよう
に、「0」〜「9」の数字を考える。そして、抽選の結
果が「当たり」のときには、図5に示すように、液晶表
示装置2の画面上の所定の停止位置Pに停止表示される
識別情報Dを特定の組合せ、例えば「7,7,7」の数
字の組合せで表示する。他方、抽選の結果が「外れ」の
ときには、停止位置Pに停止表示される識別情報Dをそ
れ以外の組合せで表示する。
【0017】図2は、上記パチンコ遊技機に用いられる
電気制御系の一例の主要部を示している。この制御系
は、メインゲーム制御用CPU15及び表示制御用CP
U16を有する。メインゲーム制御用CPU15は、R
OM26内に格納されたプログラムに従って、各入賞口
に球が入ったときの入賞球の管理や、入賞に対する報償
となる各種役物の制御や、プレイヤに有利な特定の遊技
価値を与えるか否かを決めるための抽選の制御などとい
った各種の処理を行う。なお、RAM27は、メインゲ
ーム制御用CPU15が各種の演算を行うときのワーク
エリアとして使用される。
【0018】表示制御用CPU16は、RS232Cそ
の他適宜のデータ伝送線Tを介してメインゲーム制御用
CPU15に接続される。また、表示制御用CPU16
の出力ポートには、映像処理装置25が接続され、その
映像処理装置25の出力ポートにモニタインターフェー
ス20を介して液晶表示装置2が接続される。表示制御
用CPU16は、ROM28内に格納されたプログラム
に従って、メインゲーム制御用CPU15からの指示、
例えば、抽選の結果が当たりか外れか、リーチ表示を実
行するか否か、あるいは、識別情報をいずれの種類に決
めるか等といった各種の指示に基づいて液晶表示装置2
の画面上に映像を映し出す。
【0019】映像処理装置25は、表示制御用CPU1
6から出力される信号に基づいてRGB映像信号を生成
し、そのRGB映像信号を液晶表示装置2へ送って、そ
の画面上にカラー映像を表示する。なお、RAM29
は、表示制御用CPU16が各種の演算を行うときのワ
ークエリアとして使用される。
【0020】メインゲーム制御用CPU15の入力ポー
トにはパチンコ遊技機内の各種の入力要素が接続され
る。これらの入力要素の中に、抽選入賞口9a〜9c内
に配設される抽選球センサ10が含まれ、これがセンサ
インターフェース18を介してCPU15に接続され
る。一方、メインゲーム制御用CPU15の出力ポート
には、パチンコ遊技機内の各種の出力要素が接続され
る。そしてこれらの出力要素の中に、可変入賞装置3の
開閉板7を開閉駆動するソレノイド8が含まれ、これが
役物インターフェース19を介してCPU15に接続さ
れる。
【0021】図3は、本実施形態において実現される抽
選表示の仕方の全体の流れをフローチャートとして表示
している。本実施形態では、図1の抽選入賞口9a〜9
c内に設けた抽選球センサ10のいずれかが球を検知し
ない間、ステップS1及びS2に示すように待機表示を
繰り返して実行する。待機表示というのは、パチンコ遊
技機において抽選作業が行われないときに、抽選表示と
は関係のない適当な映像を液晶表示装置2の画面上に表
示させておくことである。
【0022】図1において、抽選入賞口9a〜9cのい
ずれかに球が入って抽選球センサ10がそれを検知する
と、ステップS2でY(YES)と判定されて抽選作業
の開始が決定される。この抽選作業は外観的には、図7
に示すように、液晶表示装置2の画面上で各識別情報D
を上から下へスクロール移動させることによって表現さ
れる。その後、ステップS3において、リーチ状態を選
択するか又は選択しないかが判定される。このリーチ状
態というのは、3個の識別情報Dを「当たり」の組合
せ、本実施形態の場合は「7,7,7」の数字の組合せ
として表示する状態の一歩手前の表示状態のことであ
り、例えば、図6に示すように、左側識別情報DL 及び
右側識別情報DR に「当たり」の条件である「7,7」
の数字を停止表示し、残りの領域である中央識別情報D
C の変動表示を継続させる状態である。この残りの識別
情報DC が「7」で停止すれば、3個の識別情報の組合
せは「当たり」を表示し、残りの識別情報DC が「7」
以外の数字で停止すれば、3個の識別情報の組合せは
「外れ」を表示する。
【0023】なお、パチンコゲームの状態をリーチ状態
にするか、あるいは、リーチ状態にしないかの決定方法
としては種々の方法が考えられるが、例えば、図2のR
AM27内にリーチ決定用ランダムカウンタを準備して
おき、単位時間ごとにそのカウンタのカウント値を1づ
つカウントアップし、抽選球センサ10が球を検知した
タイミングでそのカウンタのカウント値をサンプリング
し、そのサンプリングした値がリーチ状態に相当する値
であるか、あるいは、「外れ」に相当する値であるかを
判定することによって状態を決定することができる。も
ちろん、これ以外の任意の方法によってリーチをかける
か否かを決定することもできる。
【0024】(抽選表示処理1)図3のステップS3で
「N(NO)」と判定されると、リーチがかからない状
態で抽選が「外れ」となるものと判定され、ステップS
4において抽選外れを表示するための抽選表示処理
(1)を実行する。この抽選表示処理(1)では、まず
図7に示すように、3個の識別情報Dを上から下へ向け
て移動、いわゆるスクロール表示する。そしてその後、
図8に示すように、左側識別情報DL を停止させ、引き
続いて図9に示すように、右側識別情報DR を停止させ
る。今考えているのは、リーチがかからない場合である
から、停止表示された2個の識別情報DL 及び識別情報
R は「7,7」で揃うことはなく、よって、これを見
たプレイヤは、ゲームがリーチ状態にはならないこと、
従って、抽選の結果が「当たり」にはならないことを認
識する。
【0025】そして最後に図10に示すように、中央識
別情報DC を停止させる。この場合、既に停止している
2個の識別情報DL 及びDR は、「当たり」の条件であ
る「7,7」の組合せ以外の組合せになっているから、
仮に中央識別情報DC が「7」で停止しても、抽選は
「当たり」を表示するものとはならない。
【0026】(抽選表示処理2)図3に戻って、ステッ
プS3でリーチ状態になったことが判定されると(Y=
YES)、ステップS5に進んで「当たり」かどうかが
判定される。パチンコゲームの状態を「当たり」状態に
設定するか、あるいは「外れ」状態に設定するかの決定
方法としては種々の方法が考えられるが、例えば、図2
のRAM27内に当たり外れ決定用ランダムカウンタを
準備しておき、単位時間ごとにそのカウンタのカウント
値を1づつカウントアップし、抽選球センサ10が球を
検知したタイミングでそのカウンタのカウント値をサン
プリングし、そのサンプリングした値が「当たり」に相
当する値であるか、あるいは、「外れ」に相当する値で
あるかを判定することによって状態を決定できる。もち
ろん、これ以外の任意の方法によって当たり/外れを決
定できる。
【0027】ステップS5で「外れ」と判定されるとき
(N=NO)、換言すれば、ゲーム状態が一旦リーチ状
態になった後で最終的に「外れ」となる状態のときに
は、ステップS6へ進んで抽選表示処理(2)を実行す
る。この抽選表示処理(2)では、まず、3個の識別情
報Dのスクロール移動を開始し、そして適宜のタイミン
グで図11に示すように、左側識別情報DL を当たり数
字「7」で停止し、さらに右側識別情報DR を当たり数
字「7」で停止する。
【0028】こうして「7,7」が揃うと、中央識別情
報DC は、それまでの直線状のスクロール移動に代え
て、1個の数字が上から下へ向けて迂回軌跡Aに沿って
移動する。また、その迂回移動の間、数字自体も直立状
態だけでなく傾斜状態や逆転状態で変動表示される。こ
の状態は、あたかも、数字が木の葉のように舞い降りる
ように認識される。こうして、2個の識別情報が当たり
数字「7,7」で揃い、さらに残りの識別情報が迂回変
動表示されるのを見ることにより、プレイヤはゲームが
リーチ状態に入ったことを認識する。
【0029】なお、リーチ状態になった後に当たり数字
「7」を中央識別情報DC として画面に表示する場合
は、それ以外の外れ数字が画面に現れる場合(図11の
場合)に比べて、図12に迂回軌跡Bで示すように、当
たり数字「7」をより長い時間画面内で動き回らせる。
この表示形態は、当たり数字「7」が停止位置Pに止ま
りそうであるという、より大きな期待感をプレイヤに与
えることができ、同時に、プレイヤの緊張感をより一層
高めることができる。
【0030】今考えているのは、リーチ状態にはなった
けれども最終的に「外れ」となる状態であるから、停止
位置Pに止まる中央識別情報DC は当たり数字「7」で
はなく、それ以外の任意の数字とされる。以上の映像を
見たプレイヤは、ゲームがリーチ状態には到達したけれ
ども最終的には「外れ」になったことを認識する。
【0031】(抽選表示処理3)図3に戻って、ステッ
プS5でゲーム状態を「当たり」とすべきであると判定
されると(Y=YES)、ステップS7へ進んで抽選表
示処理(3)を実行する。この抽選表示処理(3)で
は、まず、3個の識別情報Dのスクロール移動を開始
し、そして適宜のタイミングで図11に示すように、左
側識別情報DL を当たり数字「7」で停止し、さらに右
側識別情報DR を当たり数字「7」で停止して、リーチ
状態に設定する。
【0032】今考えているのは、ゲームが「当たり」状
態になる場合であるから、適宜のタイミングで中央識別
情報DC に当たり数字「7」を表示し、そしてその数字
「7」を図12に示すように長い迂回軌跡B上に沿って
移動させた後、停止位置Pに停止する。以上により、図
5に示すように3個の当たり数字「7」がそれぞれの所
定の停止位置Pに停止表示され、これを見たプレイヤは
抽選に当たったことを認識し、そして、プレイヤにとっ
て有利な特別な遊技価値を付与される。本実施形態で
は、図1において、可変入賞口3の開閉板7を開いて開
口6を大きく開放することによって特別な遊技価値が実
施される。
【0033】以上、好ましい実施形態に基づいて本発明
を説明したが、本発明はそれらの実施形態に限定される
ものではなく、請求の範囲に記載した発明の範囲内で種
々に改変できる。例えば、上記の実施形態では、本発明
に係る識別情報表示装置をパチンコ遊技機に用いたが、
その識別情報表示装置はその他の任意の遊技装置、例え
ば、コイン遊技機、スロットマシンなどにも適用でき
る。また、上記の実施形態では、識別情報の当たり表示
態様として数字「7,7,7」の組合せを考えたが、そ
の他の任意の数字の組合せを当たり表示態様とすること
もできる。また、数字以外の図形、模様などによって識
別情報を構成することもできる。
【0034】また、識別情報の個数は3個に限られず、
それ以下又はそれ以上の任意の数とすることができる。
また、上記の実施形態では、識別情報を表示するための
映像表示手段として液晶表示装置を用いたが、映像を表
示できる手段でありさえすればその他の任意の表示手
段、例えばCRT表示装置などを利用することもでき
る。
【0035】また、上記実施形態では、ゲーム状態がリ
ーチ状態になった後に残りの識別情報を迂回表示させる
ようにしたが、リーチ状態になる前の任意の段階で識別
情報を迂回表示させることもできる。また、上記実施形
態では、中央の識別情報を迂回表示させるようにした
が、これに代えて、左側又は右側の識別情報を迂回表示
させても良い。また、1個の識別情報を迂回表示させる
のに代えて、複数個の識別情報を迂回表示させるように
しても良い。
【0036】
【発明の効果】請求項1記載の識別情報表示装置によれ
ば、複数の識別情報のうちの少なくとも1つを迂回軌跡
上を移動させた後に所定停止位置に停止表示するように
したので、識別情報間の相対的な位置が大きくずれて表
示され、そのため、プレイヤの緊張感を高めることがで
きる。また、識別情報に踊るような動作をさせてプレイ
ヤにとって楽しい雰囲気を現出させることもできる。
【0037】請求項2記載の識別情報表示装置によれ
ば、リーチ状態になった後に残りの識別情報を迂回表示
させるようにしたので、プレイヤの緊張感をより一層高
めることができる。
【0038】請求項3記載の識別情報表示装置によれ
ば、当たりを表示する識別情報が長い間画面上を動き回
るので、より大きな期待感及び緊張感をプレイヤに付与
できる。
【0039】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る識別情報表示装置を遊技装置の1
つであるパチンコ遊技機に適用した場合の実施形態を示
す正面図である。
【図2】図1の装置に用いられる電気制御系の一例を示
すブロック図である。
【図3】図2の制御系によって実現される抽選作業の全
体の流れを示すフローチャートである。
【図4】識別情報の一例及びその識別情報の表示の仕方
の一例を模式的に示す図である。
【図5】本発明に係る識別情報表示装置における当たり
表示態様の一例を示す図である。
【図6】本発明に係る識別情報表示装置における、いわ
ゆるリーチ表示態様の一例を示す図である。
【図7】本発明に係る識別情報表示装置における識別情
報のスクロール移動を模式的に示す図である。
【図8】本発明に係る識別情報表示装置において、1個
の識別情報が停止表示された状態を示す図である。
【図9】本発明に係る識別情報表示装置において、2個
の識別情報が停止表示された状態を示す図である。
【図10】本発明に係る識別情報表示装置において、3
個の識別情報が抽選外れ状態で停止表示された状態を示
す図である。
【図11】本発明に係る識別情報表示装置において、当
たり条件を満足しない識別情報を迂回軌跡上で移動させ
た状態を示す図である。
【図12】本発明に係る識別情報表示装置において、当
たり条件を満足する識別情報を迂回軌跡上で移動させた
状態を示す図である。
【符号の説明】
1 遊技領域 2 液晶表示装置(映像表示手段) 3 可変入賞装置 4 アウト口 9a〜9c 抽選入賞口 10 抽選球センサ 12,13,14 入賞口 A,B 迂回軌跡 D 識別情報 P 識別情報のための所定停止位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像を表示する映像表示手段と、その映
    像表示手段の表示内容を制御する表示制御手段とを有し
    ており、その表示制御手段は、映像表示手段に複数の識
    別情報を変動状態で表示し、さらに、変動するそれら複
    数の識別情報を当たり表示態様又は外れ表示態様で所定
    停止位置に停止表示するようになっている遊技装置の識
    別情報表示装置において、 上記表示制御手段は、上記複数の識別情報のうちの少な
    くとも1つを迂回軌跡上を移動させた後に所定停止位置
    に停止表示することを特徴とする遊技装置の識別情報表
    示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の遊技装置の識別情報表示
    装置において、上記表示制御手段は、複数の識別情報の
    一部が未だ変動表示されている段階で、停止している識
    別情報が当たりを表示する特定の組合せを満たしている
    場合に、変動表示されている識別情報を迂回軌跡上を移
    動させた後に所定停止位置に停止表示することを特徴と
    する遊技装置の識別情報表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の遊技装置の識別情報表示
    装置において、迂回軌跡上を移動する識別情報が当たり
    条件を満足する識別情報であるとき、その迂回軌跡を、
    当たり条件を満足しない識別情報に関する迂回軌跡より
    も長くすることを特徴とする遊技装置の識別情報表示装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003024572A (ja) * 2001-07-18 2003-01-28 Maruhon Ind Co Ltd 遊技機、コンピュータプログラムおよび記録媒体

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JP2003024572A (ja) * 2001-07-18 2003-01-28 Maruhon Ind Co Ltd 遊技機、コンピュータプログラムおよび記録媒体

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