JPH09312476A - セラミック多層配線基板の製造方法 - Google Patents
セラミック多層配線基板の製造方法Info
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Abstract
属を配線材料とし、ガラスとセラミック粉末のフィラ−
とからなるガラスセラミックを絶縁材料とするセラミッ
ク多層配線基板の製造方法において、焼成時の配線材料
と絶縁材料の焼成収縮する温度の差が大きいにもかかわ
らず、焼成された多層配線基板の反りや変形を少なくす
ること。 【解決手段】1)配線部が印刷されたグリ−ンシ−ト積
層体を、ガラスの軟化点をTs(℃)とする場合、(T
s−30)〜Tsの範囲の温度で焼成し予備焼成体とす
る予備焼成工程と 2)前記予備焼成体を荷重をかけて焼成する本焼成工程
とを有すること。
Description
ック多層配線基板の製造方法に関する。特にAg、P
d、Pt、Au、Cuなどの低融点金属を配線材料とす
る低温焼成のガラスセラミック多層配線基板の焼成法に
関する。
る基板として、アルミナ系セラミックを絶縁材料とする
配線基板が使用されてきた。しかし、アルミナ系セラミ
ック材料の焼成温度が高く、同時焼成が可能な配線材料
としては高融点金属であるW、Mo等が使われるため、
導通抵抗が10〜20mΩ/□(mΩ/mm2)と高く
なる問題を有していた。そこで、Ag、Auなどの低抵
抗な配線材料と、それらと同時焼成可能な低温焼成絶縁
材料としてガラスあるいはガラスセラミックとを用いる
配線基板が使用されるようになってきた。特にガラスセ
ラミック配線基板は、800〜1100℃程度の低温で
焼成可能であり、かつセラミックの結晶相を構成成分と
して含有するため、機械的強度にも優れており、最近注
目されている。
るAg、AuあるいはそれらにPd、やPtを添加して
なるものの他、Cuなどのメタライズ組成物は、焼結開
始温度が600〜700℃程度となるものが多い。一
方、ガラスセラミックのガラス成分の軟化点は700〜
900℃程度で、この軟化点温度付近からガラスセラミ
ックは焼結収縮を開始する。ここで、メタライズの焼結
開始温度とガラス成分の軟化点が大きく異なる場合、焼
成時にまずメタライズ組成物のみが収縮を開始するた
め、収縮の開始が高温で始まるガラスセラミックとの収
縮差が生じる。その結果、配線基板に反りや変形を生じ
て所望とする寸法、形状のものが得られないことがあ
る。その対策として、メタライズ組成物として、ガラス
セラミックのガラス成分と同程度あるいはそれ以上の軟
化点を有するガラス成分を添加する方法が考えられる
が、メタライズ組成物の焼結開始温度を大幅に高くする
には至らない。
いは脱バインダ済みの生配線基板の上に、平坦な面を有
するジルコニア等のセラミック板を乗せて、荷重をかけ
て焼成を行い、強制的に反りを抑える方法がある。しか
し、生配線基板の段階から荷重をかけて焼成を行うと、
大きなサイズの配線基板では均一な収縮が達成できない
という問題や、配線基板がセラミック板に付着するとい
う問題が発生する場合がある。そのため、特公平2−2
5277号公報では、含有される無機材料の軟化点より
高く、基板の焼結温度より低い範囲の温度で予備焼成
し、次に荷重をかけて本焼成を行う方法が開示されてい
る。しかし本方法でも、配線材料がAg、Pd、Pt、
Au、Cuのうちの少なくとも1種からなる導電用金属
であり、絶縁材料がガラスとセラミック粉末のフィラ−
とからなるガラスセラミックからなる場合においては、
特に配線材料の焼結開始温度とガラスセラミックのガラ
ス成分の軟化点が100℃以上と大きく異なる場合、予
備焼成の段階で既に大きな反り、変形が発生し、もはや
荷重をかけて本焼成を行っても修正できない場合があ
る。
g、Pd、Pt、Au、Cuなどの低融点金属を配線材
料とし、ガラスセラミックを絶縁材料とするセラミック
多層配線基板の製造方法において、焼成時の配線材料と
絶縁材料との焼成収縮する温度の差が大きいにもかかわ
らず、焼成された多層配線基板の反りや変形を少なくす
ることを課題とする。
の請求項1の発明は、Ag、Pd、Pt、Au、Cuの
うちの少なくとも1種からなる導電用金属で形成される
配線部と、ガラスとセラミック粉末のフィラ−とからな
るガラスセラミックで形成される絶縁部とよりなるセラ
ミック多層配線基板の製造方法において、 1)配線部が印刷されたグリ−ンシ−ト積層体を、前記
ガラスの軟化点をTs(℃)とする場合、(Ts−3
0)〜Tsの範囲の温度で焼成し予備焼成体とする予備
焼成工程と 2)前記予備焼成体を荷重をかけて焼成する本焼成工程
とを有することを特徴とするセラミック多層配線基板の
製造方法を要旨とする。
ラミック多層配線基板にRu、Pd、W、Mo、La、
Ta、Nbのうちの少なくとも1種からなる金属または
その化合物を含む抵抗部を有するものに関する。
Tsが700〜900℃であることを特徴とする請求項
1または2に記載のセラミック多層配線基板の製造方法
を要旨とする。
6.0g/cm2の範囲であることを特徴とする請求項
1〜3のいずれか1つに記載のセラミック多層配線基板
の製造方法を要旨とする。
ちの少なくとも1種からなる導電用金属とは、Ag、P
d、Pt、Au、Cuの単体からなるものの他、それら
を2種以上含む合金であるものも含む。例えば、Ag単
体ではマイグレ−ション性が問題となる場合には、Ag
とPdとの合金であるAg80−Pd20なる組成であるも
の等が使用できる。また配線基板が多層配線を有する場
合に、内部の配線を導電率の高いAg単体からなる、あ
るいはPd含有量の少ないAg−Pd合金を使用し、表
層の配線にはマイグレ−ション防止のためAg80−Pd
20なる合金を使用する様な場合、あるいは各配線層毎に
配線材料が異なる場合にも適応できる。
Au、Cuの単体、合金以外に、これらの焼結性、緻密
性を高める目的で適宜ガラス組成物が添加されていても
よい。このガラス組成物は、さらに焼成工程の冷却過程
の際に、配線部の絶縁部に対する熱膨張差(熱応力)を
緩和し、反り、変形を小さくする働きも有する。このよ
うなガラス組成物としては、ホウケイ酸ガラス(B2O3
−SiO2系ガラス)、アルミノホウケイ酸ガラス(B2
O3−SiO2−Al2O3系ガラス)や、セラミック多層
配線基板の絶縁材料と同質の材料なども使用できる。な
お、ガラス組成物は導電用金属または該導電用金属の合
金100重量部に対して、1〜10重量部添加するのが
好ましい。これは1重量部未満であると、上記のガラス
組成物添加の目的を達成できないためである。一方、1
0重量部を越えると、配線部の抵抗値が高くなるため好
ましくない。さらに、配線基板の表層に形成される配線
部においては、その最表面にガラス成分が析出したり、
あるいは配線部の最表面をガラス成分が被覆したりする
こともあり好ましくない。
のうちの少なくとも1種からなる金属またはその化合物
を含む抵抗部とは、Ru、Pd、W、Mo、La、T
a、Nbのうちの少なくとも1種からなる金属またはそ
の化合物を含み、さらに低温での焼結性を高め、さらに
絶縁材料との密着性を高める目的で適宜ガラス材料を添
加した複合系で用いられる。化合物としては、上記金属
の酸化物、珪化物、窒化物、ホウ化物等が使用される。
ガラス材料として、ホウケイ酸ガラス(B2O3−SiO
2系ガラス)、アルミノホウケイ酸ガラス(B2O3−S
iO2−Al2O3系ガラス)や、セラミック多層配線基
板の絶縁材料と同質の材料なども使用できる。
イ酸ガラス粉末や、アルミノホウケイ酸ガラス粉末等の
ガラス粉末にアルミナ、アノ−サイト、コ−ジエライ
ト、シリカ等のセラミック粉末からなるフィラ−を混合
し焼成したものを言う。
(℃)とは、ガラスセラミックの成分として一部結晶化
する状態以前の軟化点、すなわち原材料としての軟化点
を言う。また、予備焼成温度の下限値:Ts−30は、
ガラスセラミックのガラス成分がガラス転移する温度
(Tg)以上であることが必須である。そして予備焼成
する温度範囲((Ts−30)〜Ts)では、ガラス成
分がフィラ−に濡れ、しかも配線材料が焼成収縮を開始
する温度以上でもある。ただし、ガラスセラミック自体
はほとんど焼成収縮を開始しない状態で、基板自体はほ
とんど反り、変形を生じない状態である。この状態とな
る本発明の温度範囲で予備焼成し予備焼成体とすること
により、大きな反り、変形の発生がなく、しかも、ガラ
ス成分が相互に溶融結合したり、またフィラ−に濡れた
状態であるために、ある程度の機械的強度を有する。従
って、本焼成の段階に移行する際に、荷重をかけても予
備焼成体が割れたり、欠けたりすることがない。なお、
予備焼成工程とは別途に、脱バインダ工程を設けてもよ
いが、予備焼成工程で使われるバインダの分解温度まで
を低い昇温率で加熱することで、連続して脱バインダ工
程、予備焼成工程を行ってもよい。
〜6.0g/cm2とするとよい。これは本範囲の荷重
範囲とすることにより、配線材料と絶縁材料の焼成収縮
程度に差があるにもかかわらず、多層配線基板の反りや
変形を少なくすることができるためである。ここで荷重
を負荷する方法として、焼成される前の生配線基板、あ
るいは脱バインダ済みの生配線基板の上に、前記生配線
基板と同一もしくはこれより大きい面積の平坦な面を有
するジルコニア、アルミナ、炭化珪素、窒化ホウ素等の
耐熱性材料からなるセラミック板を乗せることで達成で
きる。特にジルコニア製のセラミック板を使用すると、
焼成時に多層配線基板との間に付着が起こりにくいため
好ましい。なお、セラミック板の材質としては上記以外
でも、ガラスセラミック多層配線基板の本焼成温度で、
基板と反応性を有せず、しかも変形などを生じないもの
であればよい。
すると、配線材料と絶縁材料の焼成収縮率程度の差によ
る応力を矯正できず、基板は反り、変形等が大きくなる
ものが多くなり好ましくない。一方、荷重を6.0g/
cm2を越える範囲で焼成すると、配線基板がセラミッ
ク板に付着するという問題が発生する場合が多くなり好
ましくない。
発明の範囲内の例を実施例として、また本発明の範囲外
の例を比較例として記載する。
末、平均粒径3.0μmのAg80Pd20合金粉末、平均
粒径2.0μmのAu粉末を用意した。また、ガラス組
成物としては、ホウケイ酸ガラス(B2O3−Si2O系
ガラス)からなるもので、平均粒径1.0μmに粉砕し
たものを用意した。これらを前記の導電用金属粉末10
0重量部に対して、3重量部となるように秤量し混合し
た。さらに、エチルセルロ−スを20重量%含むBCA
(ブチル・カルビト−ル・アセテ−ト)溶液をビヒクル
として、導電用金属粉末100重量部に対して20重量
部混合し、メタライズぺ−ストとした。なお、こうして
作製したメタライズ組成物の焼結開始温度は600〜6
50℃であった。
うに別途用意した。セラミック原料粉末としてアルミノ
ホウケイ酸ガラス粉末とアルミナ粉末とを用意した。ア
ルミノホウケイ酸ガラス粉末はSiO2:43%、Al2
O3:28%、B2O3:8%、MgO:8%、CaO:
12%、ZrO2:1%の重量割合となるようにそれぞ
れの酸化物粉末を秤量し、混合し、溶融後、急冷してカ
レット状とし、さらに粉砕し、50%粒子径(D50)=
5μmとなるように作製した。このガラス粉末のガラス
転移点は718℃、屈服点は770℃、軟化点(Ts)
は890℃であった。一方、アルミナ粉末として、市販
の低ソ−ダのα−アルミナ粉末でD50=3μmであるも
のを用意した。
系のアクリル樹脂を用意した。次にアルミナ製のポット
に、上記のガラス粉末とアルミナ粉末とを重量比で6:
4、総量で1Kgとなるように秤量して入れた。さらに
溶剤としてMEK(メチル・エチル・ケトン)を200
g、前記のアクリル樹脂を100g、可塑剤としてDO
P(ジ・オクチル・フタレ−ト)を50g、分散剤5g
を上記ポットへ入れ10時間混合した。こうしてセラミ
ックグリ−ンシ−ト成形用のスラリ−を得た。このスラ
リ−を用いて、ドクタ−ブレ−ド法でシ−ト厚み0.4
mmのセラミックグリ−ンシ−トを得た。
て、セラミックグリ−ンシ−トの3層積層構造の生配線
基板を以下のように作製した。はじめにセラミックグリ
−ンシ−トに、表層がAg−Pd配線、内層がAg配線
であり、配線厚み約20μm、焼成後のライン幅/ライ
ン間隔が100μmとなるような配線パタ−ンにメタラ
イズペ−ストをスクリ−ン印刷し、120℃で乾燥し
た。次にこれらのセラミックグリ−ンシ−トを積層し、
さらに54mm角に切断し生配線基板とした。次に生配
線基板を大気中250℃、10時間の熱処理で脱バイン
ダを行い、次いで大気中において表2に示す最高温度の
保持時間が12分間という熱処理で予備焼成を行った。
次に冷却後、表2に示す荷重がかかるように、予備焼成
体にジルコニア板を乗せ、950℃、3時間の熱処理で
本焼成を行った。なお予備焼成工程では、生配線基板は
反り量が2μm/cm以下の平坦なジルコニア板の上に
設置し焼成し、続いて該ジルコニア板上に設置したまま
の予備焼成体の上に別のジルコニア板をのせて本焼成を
行った(図1参照)。なお、荷重をかけるジルコニア板
も反り量が2μm/cm以下であるものを使用した。
裏面における対角線上で測定した。測定は表面粗さ計で
測定し、対角線をトレ−スした時の配線基板の反りの最
大値で評価し、これを表2に記載した。表2のように、
本発明範囲で予備焼成を行った実施例1〜13では、反
りの最大値が42μm以下であった。特に、予備焼成の
温度がガラス成分の軟化点より10℃低い温度で行った
実施例1〜4、13が、反りが少なく優れていた。さら
に荷重が2g/cm2以上であるものが優れていた。な
お、これら実施例では基板と、下敷きあるいはおもしの
ジルコニア板との間に付着等の問題はなかった。
は荷重で基板の焼成を行った。予備焼成温度が本発明の
温度以下である比較例1では、本焼成後にジルコニア基
板との間に付着が発生していた。また、予備焼成温度が
本発明の温度以上である比較例2では反りが52μmと
大きいものであった。また荷重が本発明の範囲以下の比
較例3では、反りが68μmと大きなもので、荷重の効
果が少なかった。一方、荷重が本発明の範囲を越えるの
比較例4では、基板と下敷きあるいはおもしのジルコニ
ア板との間に付着が発生した。なお、予備焼成を行わな
かった比較例5、6では58μm以上の大きな反りとな
った。
てはホウケイ酸ガラス(B2O3−Si2O系ガラス)な
るもので、平均粒径1.0μmとしたものを用意した。
これらをRuO2粉末100重量部に対して、ガラス組
成物20重量部混合し、さらにエチルセルロ−スを20
重量%含むBCA溶液をビヒクルとして、RuO2粉末
100重量部に対して20重量部混合し、抵抗ぺ−スト
とした。この抵抗ぺ−ストを、表層になるセラミックグ
リ−ンシ−ト上で、メタライズペ−ストで形成した電極
間にスクリ−ン印刷した。表層のグリ−ンシ−トに抵抗
部を形成する以外は、実施例1〜13と同様に生配線基
板を形成し、焼成を行い評価した。得られた基板の反り
は35μmであり、またジルコニア板との間に付着等の
不具合はなかった。
少なくとも1種からなる導電用金属で形成される配線部
と、ガラスとセラミック粉末のフィラ−とからなるガラ
スセラミックで形成される絶縁部とよりなるセラミック
多層配線基板、もしくは、Ag、Pd、Pt、Au、C
uのうちの少なくとも1種からなる導電用金属で形成さ
れる配線部と、ガラスとセラミック粉末のフィラ−とか
らなるガラスセラミックで形成される絶縁部と、Ru、
Pd、W、Mo、La、Ta、Nbのうちの少なくとも
1種からなる金属またはその化合物を含む抵抗部とより
なるセラミック多層配線基板の製造方法において、 1)配線部が印刷されたグリ−ンシ−ト積層体を、前記
ガラスの軟化点をTs(℃)とする場合、(Ts−3
0)〜Tsの範囲の温度で焼成し予備焼成体とする予備
焼成工程と 2)前記予備焼成体を荷重をかけて焼成する本焼成工程
とを有することにより、反りが小さく、しかも加重を負
荷するにたる予備焼成体を得ることができ、よってこの
予備焼成体に荷重をかけて焼成することにより反りの少
ない焼結体を得ることができる。特に、ガラスセラミッ
ク材料のガラス成分の軟化点と配線材料の焼結開始温度
とが大きく異なり、焼成収縮挙動が大きく異なる場合に
おいても、セラミック多層配線基板の反り、変形の発生
を抑制できるようになる。
す断面図。 1:下敷きのジルコニア板 2:グリ−ンシ−ト積層体 3:重しのジルコニア板
Claims (4)
- 【請求項1】 Ag、Pd、Pt、Au、Cuのうちの
少なくとも1種からなる導電用金属で形成される配線部
と、ガラスとセラミック粉末のフィラ−とからなるガラ
スセラミックで形成される絶縁部とよりなるセラミック
多層配線基板の製造方法において、 1)配線部が印刷されたグリ−ンシ−ト積層体を、前記
ガラスの軟化点をTs(℃)とする場合、(Ts−3
0)〜Tsの範囲の温度で焼成し予備焼成体とする予備
焼成工程と 2)前記予備焼成体を荷重をかけて焼成する本焼成工程
とを有することを特徴とするセラミック多層配線基板の
製造方法。 - 【請求項2】 Ag、Pd、Pt、Au、Cuのうちの
少なくとも1種からなる導電用金属で形成される配線部
と、Ru、Pd、Mo、W、La、Ta、Nbのうちの
少なくとも1種からなる金属またはその化合物を含む抵
抗部と、ガラスとセラミック粉末のフィラ−とからなる
ガラスセラミックで形成される絶縁部とよりなるセラミ
ック多層配線基板の製造方法において、 1)配線部および抵抗部が印刷されたグリ−ンシ−ト積
層体を、前記ガラスの軟化点をTs(℃)とする場合、
(Ts−30)〜Tsの範囲の温度で焼成し予備焼成体
とする予備焼成工程と 2)前記予備焼成体を荷重をかけて焼成する本焼成工程
とを有することを特徴とするセラミック多層配線基板の
製造方法。 - 【請求項3】 前記ガラスの軟化点:Tsが700〜9
00℃であることを特徴とする請求項1または2に記載
のセラミック多層配線基板の製造方法。 - 【請求項4】 前記荷重が1.0〜6.0g/cm2の
範囲であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1
つに記載のセラミック多層配線基板の製造方法。
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JP15164996A JP3669056B2 (ja) | 1996-05-22 | 1996-05-22 | セラミック多層配線基板の製造方法 |
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- 1996-05-22 JP JP15164996A patent/JP3669056B2/ja not_active Expired - Fee Related
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