JPH09312086A - 光ディスク再生システム、光ディスク再生方法および光ディスク - Google Patents

光ディスク再生システム、光ディスク再生方法および光ディスク

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JPH09312086A
JPH09312086A JP12685396A JP12685396A JPH09312086A JP H09312086 A JPH09312086 A JP H09312086A JP 12685396 A JP12685396 A JP 12685396A JP 12685396 A JP12685396 A JP 12685396A JP H09312086 A JPH09312086 A JP H09312086A
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JP
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session
file
optical disc
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group
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JP12685396A
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English (en)
Inventor
Masahiro Kawasaki
雅弘 川崎
Yuji Oi
裕司 大井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 グループ属性や、不可視属性を用いることな
く、目的のファイルを見つけやすく、目的のファイルを
短時間で検索することができる光ディスク再生システム
を提供することである。 【解決手段】 光ディスク再生システム2Aは、ユーザ
ーの属性に応じてグループ化されたファイルを、グルー
プ毎に1つのセッションに対応させたマルチセッション
光ディスク1Aからファイルを読み取る。CPUは、ア
プリケーション35Aを実行し、グループとセッション
との対応関係を示すテーブルTをメモリに記憶し、キー
ボード32からユーザー名の入力に応じてテーブルTを
参照し、グループに対応したセッションを指定する。C
D−ROM装置20Aはセッション指定コマンドを受け
付けと、CD−ROM装置20AとCPUとは協同して
指定されたセッションのディレクトリ情報を読み取り、
読み取られたセッションのディレクトリ情報からグルー
プ化されたファイルを読み取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のセッション
を有するマルチセッション光ディスク、マルチセッショ
ン光ディスク再生システムおよびマルチセッション光デ
ィスク再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大容量の記録媒体としてCD−R
OM、CD−R等の種々の光ディスクが利用されてお
り、その中でも低コストで作成できるCD−ROMの普
及率が高い。CD−ROMは読み込み専用であるが、追
記できるCD−Rもある。
【0003】CD−ROMのフォーマットは、ISO9
660等で規格化されている。通常のCD−ROMはシ
ングルセッションであるが、最近ではマルチセッション
の光ディスクも利用されている。ここで、セッションと
は、リードイン領域と、データ領域と、リードアウト領
域とからなる記憶領域である。リードイン領域は、デー
タ領域前に配置されることによりセッションの始まりを
示す。データ領域は、1又は複数のデータファイルと、
データファイルのアドレス等を表すディレクトリ(パス
テーブルとも呼ばれる。)と、ディレクトリの位置等を
表すファイル構造情報が記録される基本ボリューム記述
子(Primary Volume Descript
ion:以下PVDと記す。)とを含む。リードアウト
領域は、データ領域の後ろに配置されることによりセッ
ションの終わりを示す。上記リードイン領域には、PV
Dの位置等を表すTOC表が記録されている。
【0004】CD−Rは追記することは可能であるが、
ディスク上に記録されている既存のファイルのPVDや
ディレクトリを書き換えることができない。このため、
CD−Rの場合には、新たなファイルを追加書き込みを
するためには、セッションを追加し、セッション内のP
VDとディレクトリを新たに作成するようにしている。
この場合、従来では、新たに追加されるセッションのP
VD、ディレクトリ、すなわち、最外周のセッション
(最もセッション番号の大きい最終セッション)のPV
D、ディレクトリには、そのセッションのファイル構造
だけでなく、それ以前のセッションのファイル構造も含
めてCD−ROMと互換性を取っている。マルチセッシ
ョン対応のCD−ROM装置では、常に最内周のセッシ
ョンから順にリードイン領域を読み出していき、最外周
のセッションのPVD、ディレクトリを最新のものとみ
なして使用することで、CD−Rについても、ディスク
上に記録されたすべてのデータファイルを参照できるよ
うにしている。
【0005】図17は、従来のマルチセッション光ディ
スク全体のデータ構造の概略を示す図である。図17に
おいて、光ディスク1000は例えばCD−Rであり、
光ディスク1000には、2つのセッションSE1,S
E2が最内周から最外周に螺旋状に順次配置されてい
る。各セッションSE1,SE2にはリードイン領域L
in1,Lin2と、PVDおよびディレクトリと、リ
ードアウト領域Lout1,Lout2とが配置されて
いる。セッションSE1,SE2のデータ領域にはファ
イルFILE1と、ファイルFILE2,FILE3と
がそれぞれ記録されている。セッションSE1のディレ
クトリにはファイルFILE1のアドレスが記録され、
セッションSE2のディレクトリにはファイルFILE
1〜FILE3のアドレスが記録されている。セッショ
ンSE1,SE2のPVDにはそのセッションのディレ
クトリの位置がそれぞれ記録されている。各セッション
SE1,SE2のリードイン領域Lin1,Lin2に
は、そのセッションのPVDの位置等を表すTOC表が
それぞれ記録されている。
【0006】図18は、従来の光ディスク再生システム
の概略構成を示すブロック図である。図18において、
光ディスク再生システムは、上記光ディスク1000を
装着するマルチセッション対応のCD−ROM装置20
00と、CD−ROM装置2000のファイル読取を制
御するホストコンピュータ3000とで構成されてい
る。ホストコンピュータのメモリには、CD−ROM装
置2000のファイル読取を制御するシステムプログラ
ムを構成するアプリケーション3001、OS3002
が展開されている。光ディスク1000からファイルを
読み取る場合、ユーザーがキーボード3003を操作
し、ファイルを読み取る処理を要求するとOS3002
は、CD−ROM装置2000にRAED TOCコマ
ンドを発行する。CD−ROM装置2000は、光ディ
スク1000のセッションSE1,SE2のリードイン
領域Lin1,Lin2を順に読み取り、セッションS
E1,SE2のTOC表をOS3002に渡す。OS3
002は、セッションSE2を最終セッションとみなし
てセッションSE2のPVDの位置を知り、CD−RO
M装置2000にPVD読込コマンドを発行する。CD
−ROM装置2000は、そのPVDの内容であるディ
レクトリのアドレスをOS3002に渡す。OS300
2は、CD−ROM装置2000にディレクトリ読込コ
マンドを発行する。CD−ROM装置2000はディレ
クトリを読み取って光ディスクのファイルFILE1〜
FILE3のアドレスをOS3002に渡し、OS30
02は光ディスク1000の全ファイル構造を知る。O
S3002は、この全ファイル構造から目的のファイル
のアドレスを知り、CD−ROM装置2000にデータ
リードコマンドを発行し、ファイルを読み出す。
【0007】また、オーディオ用のCDプレーヤは、シ
ングルセッションにしか対応していないため、常に最初
のセッションのPVDを読むようになっている。この性
質を利用し、セッションSE1に音楽データのファイル
を記録し、セッションSE2に映像データなどの非音声
データのファイルを記録したものがCD−EXTRA
(従来、CD−PLUSと呼ばれていた。)である。こ
れにより、オーディオ用CDプレーヤで誤って非音声デ
ータの部分を再生してしまうことが無くなり、マルチセ
ッション対応のCD−ROM装置で音声情報と非音声情
報とを同時的に再生できるようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、光ディスクは
大容量であることから、非常に多くのデータファイルが
記録されることが多い。例えば、企業では、部署などの
グループ毎の複数のデータファイルを1年に一度にまと
めて1枚の光ディスクに追加記録するようなことが行わ
れている。このような場合、光ディスク上に非常に多く
のファイルが存在し、ユーザー自身のグループのファイ
ルだけでなく、このユーザーに関係のない他のグループ
のファイルも記録されているため、表示されるファイル
数が多い。このため、ユーザーのグループが使用するフ
ァイルがどれなのかわかりにくく、ファイルを探し出す
のに時間がかかるという問題点があった。
【0009】これを解決する一方式として、ISO96
60でサポートするグループ属性や、不可視属性(MS
−DOSにおけるHidden属性)をCD−ROMに
適用し、ファイル作成者の属するグループしかファイル
を見ることができないようにすることが考えられるが、
グループ属性を適用しても、グループ属性による管理を
行っていないシステムプログラムのOS(例えば、MS
−DOS等)では、このグループ属性を利用できず、不
可視属性についても、特定のグループのみは参照できる
といったグループ管理はできず、すべてのユーザーに対
して不可視になってしまい、上記問題点を解消すること
ができない。
【0010】それゆえに、本発明は、上述の技術的課題
に鑑み、グループ属性や、不可視属性を用いることな
く、目的のファイルを見つけやすく、目的のファイルを
短時間で検索することができる光ディスク再生システ
ム、光ディスク再生方法および光ディスクを提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の光ディスク再生
システムは、ユーザーの属性に応じてグループ化された
ファイルを、グループ毎に1つのセッションに対応させ
たマルチセッション光ディスクからファイルを読み取る
光ディスク再生システムであって、グループとセッショ
ンとの対応関係を示すテーブルを記憶するテーブル記憶
手段と、ユーザー名の入力に応じてテーブルを参照し、
グループに対応したセッションを指定するセッション指
定手段と、指定されたセッションのディレクトリ情報を
読み取るセッション情報読取手段と、読み取られたディ
レクトリ情報からグループ化されたファイルを読み取る
ファイル読取手段とを備えることを特徴とする。
【0012】また、本発明の光ディスク再生システム
は、光ディスクの最外周のセッションは、さらにセッシ
ョンとユーザーグループとの個別的な対応関係を示す対
応関係ファイルを収納し、最外周のセッションのディレ
クトリ情報には、対応関係ファイルの位置情報が記録さ
れており、光ディスク再生システムは、さらに対応関係
ファイルを読み取り、テーブル記憶手段に格納する対応
関係ファイル読取手段を備えることを特徴とすることも
できる。
【0013】本発明の光ディスク再生方法は、ユーザー
の属性に応じてグループ化されたファイルを、グループ
毎に1つのセッションに対応させたマルチセッション光
ディスクからファイルを読み取る光ディスク再生方法で
あって、ユーザー名の入力に応じてグループとセッショ
ンとの対応関係を示すテーブルを参照し、グループに対
応したセッションを指定するセッション指定ステップ
と、指定されたセッションのディレクトリ情報を読み取
るセッション情報読取ステップと、読み取られたセッシ
ョンのディレクトリ情報からグループ化されたファイル
を読み取るファイル読取ステップとを備えることを特徴
とする。
【0014】また、本発明の光ディスク再生方法は、光
ディスクの最外周のセッションは、さらにセッションと
ユーザーグループとの個別的な対応関係を示す対応関係
ファイルを収納し、最外周のセッションのディレクトリ
情報には、前記対応関係ファイルの位置情報が記録され
ており、光ディスク再生方法は、さらにセッション指定
ステップの前に、対応関係ファイルを読み取り、テーブ
ル記憶手段に格納する対応関係ファイル読取ステップを
備えることを特徴とすることもできる。
【0015】本発明の光ディスクは、複数のファイルを
複数のセッションに収納した光ディスクであって、各セ
ッションは、ディレクトリ情報を含み、ディレクトリ情
報は、当該セッション及び内周側のセッション内に収納
されたファイルの内、一部分のファイルの位置情報を有
することを特徴とする。
【0016】また、本発明の光ディスクは、一部分のフ
ァイルは、ユーザーの属性に応じてグループ化されてい
ることを特徴とすることもできる。
【0017】また、本発明の光ディスクは、最外周のセ
ッションは、さらにセッションとユーザーグループとの
個別的な対応関係を示す対応関係ファイルを収納し、最
外周のセッションのディレクトリ情報には、対応関係フ
ァイルの位置情報が記録されていることを特徴とするこ
ともできる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施の形態を説明する。 (発明の実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1
における光ディスク全体のデータ構造の概略を示す図で
ある。図1において、光ディスク1Aは例えばCD−R
OMであり、光ディスク1Aには記録単位を表すセッシ
ョンが複数(図示3つ、セッションSE1〜SE3)最
内周から最外周に螺旋状に順次配置されている。各セッ
ションSE1〜SE3にはそのセッションの始まりを示
すリードイン領域Lin1〜Lin3と、データ領域
と、そのセッションの終わりを表すリードアウト領域L
out1〜Lout3とがそれぞれ配置されている。デ
ータ領域中のPVD、ディレクトリには、図17で示し
たものと同様の情報が記録されている。各セッションS
E1〜SE3のリードイン領域Lin1〜Lin3に
は、そのセッションのPVDの位置等を表すTOC表が
それぞれ記録されている。
【0019】各セッションSE1〜SE3のディレクト
リ情報は、そのセッションおよび内周側のセッション内
に収納されたファイルの内、一部部分のファイルの位置
情報を有する。ユーザーは所属部署等の属性に応じて第
1グループ〜第3グループにグループ分けされており、
一部部分のファイルは、ユーザーの属性に応じてグルー
プ化されている。ファイルFILE1は第1グループG
1に属するユーザーと管理者のみが、ファイルFILE
2は第2グループG2に属するユーザーと管理者のみ
が、ファイルFILE3は第1および第2のグループG
1,G2と管理者のすべてが、それぞれ参照できるよう
にするために、本実施の形態では、これらのファイル参
照の条件を基に、セッションSE1のディレクトリにデ
ータファイルFILE1,FILE3のアドレスだけ
を、セッションSE2のディレクトリにデータファイル
FILE2,FILE3のアドレスだけを、セッション
SE3のディレクトリに全てのデータファイルFILE
1〜FILE3のアドレスを、それぞれ記述するように
している。なお、各グループがどのセッションを使用す
るかは、予め決められている。
【0020】CD−Rでは、一般的に、追加書き込み時
に新規に作成するPVDおよびディレクトリには、それ
以前のセッションのファイル構造も含めるが、この時に
ファイル構造に含めなければ、ファイルは見えなくな
り、ディスク上にデータの実体は残っているものの、実
質的にファイルを削除したのと同じようになる。本発明
の実施の形態1では、この機能に着目し、この機能を光
ディスク1Aのファイル読込時のフィルタないしマスク
として積極的に利用したものである。
【0021】次に上記データ構造を持つ光ディスクの再
生システムの概略について説明する。図2は、本発明の
実施の形態1における光ディスク再生システムの全体構
成を示すブロック図である。図2において、光ディスク
再生システム2Aは、上記光ディスク1Aを装着するC
D−ROM装置20Aと、CD−ROM装置20Aのフ
ァイル読み取りを制御するホストコンピュータ30Aと
を備える。なお、図2においては、CD−ROM装置2
0AのインターフェースとしてSCSIを用いた場合の
構成を示している。
【0022】ホストコンピュータ30Aは、例えばパー
ソナルコンピュータからなり、PC本体31Aと、キー
ボード32と、モニタ33とを備え、PC本体31Aの
メモリにはCPUによって実行されるプログラムである
アプリケーション35Aと、OS36Aとが展開されて
いる。
【0023】CPUは、アプリケーション35Aを実行
することにより、ユーザーの属性とグループとセッショ
ンとの関係を表したテーブルTを記憶管理し、キーボー
ド32からユーザー名の入力操作に応じてテーブルTを
参照し、OS36Aに対して、そのユーザーの属するグ
ループに対応したセッションを指定してファイル読み取
りを指示する。
【0024】CPUは、OS36Aを実行することによ
り、光ディスク1Aのセッションを指定するコマンドで
あるセッション指定コマンドをCD−ROM装置20A
に送信し、さらにRAED TOCコマンドを送信す
る。図3にセッション指定コマンドのコマンドフォーマ
ットの構造を示す。SCSIの規格ではセッション指定
のコマンドは規定されていないため、ベンダーユニーク
コマンドとして、「C0」hを定義する。図3におい
て、バイト0の「C0」hはセッション指定コマンドで
あることを表しており、バイト4の「02」hは指定さ
れたセッション数が「2」であることを表している。C
PUは、CD−ROM装置20Aから受信したTOC表
の指定されたセッションを最終セッションとみなして最
終セッションのPVDの位置を知り、CD−ROM装置
20AにPVD読込コマンドを発行する。図4(a)に
セッションSE2を指定した場合のTOC表のデータ形
式を示す。図4(a)において、α1,α2はマルチセ
ッションのセッション数を示し、β1,β2はそのセッ
ションのスタートトラック番号を示し、γ1,γ2はそ
のセッションのエンドトラック番号を示し、δ1,δ2
はそのセッションのリードアウト領域の位置を示してい
る。PVDは各セッションのデータ領域の先頭から2秒
(150セクタ)の相対的位置に記録されている。な
お、図4(b)にセッションSE3を指定した場合のT
OC表のデータ形式を示す。図4(b)において、この
TOC表は、セッション数2までは同(a)と同じであ
るが、セッション数3の部分が追加されており、α3は
セッション数を、β3はスタートトラック番号を、γ3
はエンドトラック番号を、δ3はPVDの位置をそれぞ
れ示している。CPUは、CD−ROM装置20Aから
受信したディレクトリの位置からCD−ROM装置20
Aにディレクトリ読込コマンドを発行し、CD−ROM
装置20Aから受信したそのディレクトリに記録された
光ディスク1Aのファイル構造を知り、CD−ROM装
置20Aにファイル読み込みを指示し、CD−ROM装
置20Aから受信したファイルをモニタ33に送信す
る。これにより、モニタ33に一部のファイルだけが表
示される。
【0025】CD−ROM装置20Aは、OS36Aか
ら受信したセッション指定コマンドを受け付け、セッシ
ョン指定コマンドのセッション数をワークRAMに記憶
し、光ディスク1Aの指定されたセッションまでのリー
ドイン領域を順に読み取り、指定されたセッションまで
のTOC表をOS36Aに渡す。CD−ROM装置20
Aは、OS36Aから受信したPVD読込コマンドにし
たがって光ディスク1Aの指定されたPVDを読み取
り、そのPVDの内容であるディレクトリのアドレスを
OS36Aに渡す。CD−ROM装置20Aは、OS3
6Aから受信したディレクトリ読込コマンドにしたがっ
て光ディスク1Aの指定されたディレクトリを読み取っ
てそのディレクトリに記録された光ディスク1Aのファ
イルのアドレスをOS36Aに渡す。また、CD−RO
M装置20Aは、OS36Aから受信したファイル読み
込み指示にしたがって、光ディスク1Aのファイルを読
み取り、ファイルをOS36Aに渡す。
【0026】図5は、光ディスク再生システム2Aにお
けるセッション指定の手順を示している。PC本体31
AのCPUは、アプリケーション35Aを実行すること
により、ユーザーIDの入力とパスワードの入力とがあ
ると、パスワードが正しいか否か判断し(ステップS1
〜S3)、パスワードが誤っている場合にはパスワード
の再入力表示等のエラー処理を実行し(ステップS
4)、パスワードが正しい場合にはテーブルTを参照し
てグループ判断を行い(ステップS5)、グループに対
応したセッションをOS36Aに渡す。CPUは、OS
36Aを実行することにより、アプリケーション35A
から受け取ったセッションを指定するセッション指定コ
マンドをCD−ROM装置20Aに対して発行する(ス
テップS6)。
【0027】図6は、光ディスク再生システム2Aにお
けるファイル読み取りの手順を示している。PC本体3
1AのCPUは、アプリケーション35A、OS36A
を実行することにより、光ディスク再生システム2Aに
対して、光ディスク1Aのセッションを指定するコマン
ドであるセッション指定コマンドを送信し(ステップS
11)、さらにRAED TOCコマンドを送信する
(ステップS12)。CD−ROM装置2Aは、セッシ
ョン指定コマンドを受け付け、光ディスク1Aの指定さ
れたセッションまでのリードイン領域を順に読み取り、
指定されたセッションまでのTOC表をOS36Aに渡
す(ステップS13)。CPUは、OS36Aを実行す
ることにより、指定されたセッションを最終セッション
とみなして最終セッションのPVDの位置を知り、CD
−ROM装置20AにPVD読込コマンドを発行する
(ステップS14)。CD−ROM装置20Aは、その
PVDの内容であるディレクトリのアドレスをOS36
Aに渡す(ステップS15)。CPUは、OS36Aを
実行することにより、CD−ROM装置20Aにディレ
クトリ読込コマンドを発行する(ステップS16)。C
D−ROM装置20Aはディレクトリを読み取ってその
ディレクトリに記録された光ディスク1Aのファイルの
アドレスをOS36Aに渡す(ステップS17)。CP
Uは、指定されたセッションのディレクトリに記録され
た光ディスク1Aのファイル構造を知り、CD−ROM
装置20Aにファイル読み込みを指示する(ステップS
18)。CD−ROM装置20Aは、OS36Aから受
信したファイル読み込み指示にしたがって、光ディスク
1Aのファイルを読み取り、ファイルをOS36Aに渡
す(ステップS19)。CPUは、CD−ROM装置2
0Aから受信したファイルをモニタ33に送信する。こ
れにより、モニタ33に一部のファイルだけが表示され
る(ステップS20)。
【0028】図6のステップS13のサブルーチンを図
7のフローチャートを用いて詳細に説明する。このTO
C表作成は、再スピンナップ処理により行われる。CD
−ROM装置20Aは、パソコンからのコマンドを受け
取ると、そのコマンドが何のコマンドかを判断し、受け
取ったコマンドがセッション指定コマンドであった場合
には、まずパラメータとして指定されているセッション
数を調べる。なお、この値が、CD−ROM装置20A
に挿入されている光ディスク1Aよりも大きい値の時あ
るいは「00」hの時はパソコンに対してエラーを返し
てもよく、エラーを返さずに、CD−ROM装置20A
に挿入されている光ディスク1Aの実際の最大セッショ
ン数を指定したものとみなし、セッション指定コマンド
でセッションを変更した後に、元の状態に戻す場合に、
最大セッションを退避しておいたり、光ディスク1Aか
ら最大セッションを新たに取得するといった処理を不要
にしてもよい。
【0029】セッション指定コマンドによって指定され
たセッション番号は、ワークRAMに退避させ、ディス
クが交換された時と同様にTOC情報の再取得のため、
初期化の処理を行う。初期化は、光ディスク1Aを回転
させピックを移動し、光ディスク1Aの情報を読み取る
再スピンUP処理を行い、TOC情報の再取得を行い、
光ディスク1A装着時にメモリに記憶したTOC情報を
初期化する。なお、指定されたセッション番号が、今現
在のセッション数と同じ場合には、初期化を行なわず
に、メモリに記憶されたTOC表をそのまま利用し、フ
ァイル検索時間を短縮してもよい。
【0030】CD−ROM装置20Aは、セッション指
定コマンドを受信すると、再スピンUP処理に入り、デ
ィスクの検出(ステップS131)をした後、データ読
み出し用のピックを最内周にシークさせ(ステップS1
32)、まずセッションSE1のリードイン領域Lin
1を読み出す(ステップS133)。セッションSE1
のリードイン領域Lin1は、光ディスク1Aの内周側
00:00.00の位置に存在する。リードイン領域L
in1には、そのセッションSE1のトラックの先頭位
置やリードアウト領域Lout1の位置などのTOC表
が記述されている。CD−ROM装置20Aは、TOC
表からリードアウト領域Lout1の位置を知り(ステ
ップS134)、リードアウト領域Lout1へシーク
させ(ステップS135)、次のセッションをチェック
するか否か判断する(ステップS136)。この判断
は、例えば、ワークRAMに記憶した指定セッション数
と次に読み取るセッションのセッション数とを比較する
ことにより行われる。
【0031】次のセッションをチェックする場合(ステ
ップS136でY)、ステップS137へと進み、所定
の判断を行う。この判断は、リードアウト領域Lout
1の直後に次のセッションSE2のリードイン領域Li
n2が存在するため、リードアウト領域Lout1の後
ろの部分をリードし、データが読めるかどうかで次のセ
ッションがあるかどうか処理される(ステップS137
でY)。データが読めなければ(ステップS137で
N)、そこまででセッションは終了である。データが読
めた場合は、次のセッションがあるため、そのリードイ
ン領域Linのデータを読んで、更にリードアウト領域
Loutの次に新たなセッションがあるかどうかを調べ
ることを繰り返す(ステップS138〜1310)。こ
れにより、最終的にそのディスクが何セッションあるか
がわかる。次のセッションがないとき(ステップS13
7)、すなわち光ディスク1Aの本来の最大セッション
(図1ではセッションSE3)より大きなセッションが
指定されたような場合には、光ディスク1Aの本来の最
大セッションまでのTOC表を作成する(ステップS1
311)。そして、CD−ROM装置20Aは、OS3
6Aに対し、メディアの交換があったことをOS36A
に知らせ(ステップS1312)、RAEDTOCコマ
ンドに対してTOC表をOS36Aに送信する(ステッ
プS1313)。
【0032】従来では、ステップS136が存在せず、
ステップS136をスキップした手順によって光ディス
ク1Aの本来の最大セッション(図1ではセッションS
E3)を調べていたが、本発明の実施の形態では、次の
セッションがあるかどうか、ディスクに調べに行くステ
ップS137の前に、ステップS136を設け、指定さ
れたセッションまでで調査を停止する構成としている。
すなわち、次に読み取るセッションがワークRAM領域
に記憶したセッション数を超えるときには(ステップ1
36でN)、指定されたセッション番号までで、セッシ
ョンの検出を止め、指定されたセッションを最大セッシ
ョンとみなして、指定されたセッションまでのTOC表
を作成する(ステップS1314)。そして、CD−R
OM装置20Aは、OS36Aに対し、メディアの交換
があったことをOS36Aに知らせる(ステップS13
15)。これは、セッション数が変化するため、以前に
TOC情報を送っているような場合に、前のTOC情報
を使わないように注意を促すためメディアが交換された
ことをパソコン側に知らせないと、PC本体31A側の
動作に矛盾が生じるためである。その後、OS36Aか
らRAED TOCコマンドが発行されたならば、指定
されたセッションまでのTOC表をOS36Aに送信す
る(ステップS1316)。
【0033】以上のように構成された光ディスク再生シ
ステムについて、その動作を説明する。まず、ユーザー
名の入力操作を説明する。図8は、ユーザー名の入力操
作を示す図であり、特に図8(a)は1台のホストコン
ピュータを複数のユーザーで共用する場合を、図8
(b)は各ユーザーにホストコンピュータがそれぞれ割
り当てられている専用の場合を、それぞれ示している。
【0034】1台のホストコンピュータを複数のユーザ
ーで共用する場合には、各ユーザーは、キーボード32
を操作して自己のユーザーIDと、パスワードとを入力
する。各ユーザーの専用マシンの場合には、各ユーザー
に上記の場合と同様にユーザー名とパスワードとを入力
させるようにしてもよいが、ユーザーの属性が予め特定
できるので、ユーザー名と、パスワードを省略してもよ
い。また、ユーザー名でなく、グループ名を入力するよ
うにしてもよい。
【0035】CPUは、ユーザーIDの入力に応じてユ
ーザーを知り、テーブルTを参照してユーザーが属する
グループを判断し、ユーザーが属するグループに対応し
た各セッション毎のグループの目的に応じたセッション
のセッション指定コマンドをCD−ROM装置20Aに
送る。例えば、ユーザーが第1グループG1であれば、
セッション数は「1」となる。
【0036】CD−ROM装置20Aは、セッション指
定コマンドを受け取ると、再スピンUP処理を行い、指
定されたセッションまでのTOC表を光ディスク1Aか
ら読み取るとともに、OSに対して、ディスクが交換さ
れたことを示すステータスを返す。その後は、PC本体
31AのCPUは、OSあるいは他のアプリケーション
ソフトウェアを実行し、通常通りにその光ディスク1A
のファイルを利用する。
【0037】CPUは、OSを実行し、光ディスク1A
が交換されたというステータスを受け取ったことによ
り、CD−ROM装置20Aに対して現在挿入されてい
る光ディスク1Aの情報を知るために、READ TO
Cコマンドを発行する。CD−ROM装置20Aは、R
EAD TOCコマンドに対して、光ディスク1Aの実
際の全セッションのTOC表ではなく、先に指定された
セッション数までのTOC表しか返さない。CPUは受
信したTOC表から、TOC表の最後のセッションを最
終セッションとみなし、最大セッション数とその位置を
知り、常に最終セッションのPVDをリードする。従来
は、現在挿入されている光ディスク1Aの実際の最大セ
ッションが常に返されるため、実際の最終セッションの
PVDが読まれるが、本発明の実施の形態ではセッショ
ン指定可能なCD−ROM装置20Aから指定したセッ
ションまでのTOC表しか返されないため、指定したセ
ッションが最大セッションとみなされ、結果として指定
されたセッションのPVDが読まれることになる。この
結果、指定したセッションのPVDが読まれることによ
り、そのPVDが示すディレクトリに記述されたファイ
ルしか参照することはできない。
【0038】本実施の形態では、第1グループG1のユ
ーザーは第1セッションSE1が指定されることにより
FILE2を除いたFILE1,FILE3だけを参照
でき、第2グループG2のユーザーは第2セッションS
E2が指定されることによりFILE1を除いたFIL
E2,FILE3だけを参照できる。この結果、不要な
ファイルが表示されず、必要なファイルだけが表示され
るため、表示されるファイルの数が少なくなり、目的の
ファイルを簡単に見つけることができ、目的のファイル
を短時間で検索することができる。
【0039】第3グループの管理者は、第3セッション
SE3が指定されることにより、全てのFILE1〜F
ILE3を参照できる。なお、パスワード等を不要に
し、一般ユーザーがセッションSE3を指定した場合に
は、従来の光ディスクとの互換性を保つことができる。
また、ユーザーがセッションを指定しない場合や、ID
等の誤った場合にアプリケーション35Aが最終セッシ
ョンを指定するときや、セッション指定ができない従来
のCD−ROM装置を用いた場合に、この光ディスク1
Aを見たとき、常に実際の最終セッションのPVDが読
まれるため、FILE1〜FILE3すべてが参照で
き、従来の光ディスクとの互換性を保つことができる。
【0040】以上のように本光ディスク再生システム2
Aによれば、あらかじめセッション毎にグループ別のP
VDとディレクトリを記述した光ディスク1Aと、セッ
ションを指定するプログラムを実行するCPUと、セッ
ション指定ができるCD−ROM装置20Aとを用いる
ことにより、グループ別の管理を行うことができ、それ
によりグループ別にあらかじめ参照することを許可され
たファイルしかアクセスできないようにすることがで
き、必要の無いファイルまで検索する手間がなくなり検
索時間の短縮ができる。また、似たようなファイルとの
混同を避けることができる。これらは、グループ数が多
くなったり、ファイル数が多くなるにつれて、非常に効
果が現れる。
【0041】また、CD−ROM装置20Aは光ディス
ク1Aを交換するか、新たにセッション番号を指定しな
い限り、指定されたセッションのままで動作するため、
セッション指定後はセッション指定プログラムを終了
し、OS上で動作するデータベースソフトやワープロソ
フトなどいかなるアプリケーションソフトウェアから
も、指定されたセッションのPVDが示すディレクトリ
に記述されたファイルだけしか参照できないようになる
ため、OSやアプリケーションソフトウェアに依存せず
に使用することができる。
【0042】なお、本実施の形態では、最後のセッショ
ンにすべてのファイルを記載したPVDとディレクトリ
を記述することにより、セッションを指定しない場合や
セッション指定できない従来のCD−ROM装置20A
を使った場合にはすべてのファイルを参照することがで
き、セッションを指定した場合にはあらかじめ規定され
たファイルのみが参照できることにより、検索対象を減
らす場合の例をあげたが、最後のセッションのPVDが
示すディレクトリにファイルを記載しないことにより、
記載しなかったファイルは、セッションを指定しない場
合や、従来のセッション指定できない従来のCD−RO
M装置を使った場合には、参照できなくなり、簡易的な
セキュリティを実現することができる。また、従来のア
プリケーション、OSに数行のプログラムを追加するだ
けで、アプリケーション35A、OS36Aを構成する
ことができる。
【0043】(発明の実施の形態2)図9は、本発明の
実施の形態2における光ディスク再生システム2Bの全
体構造を示す図である。上述の発明の実施の形態1にお
けるCD−ROM装置20Aでは、セッション指定コマ
ンドが来た場合に、スピンUP処理を行ったが、スピン
UP処理ではメカ的動作を伴うために時間がかかり、セ
ッション指定コマンドを送った後、数秒間待たないと光
ディスク1Aのファイルに対してアクセスできないとい
う問題がある。このため、図9の光ディスク再生システ
ム2Bにおいては、CD−ROM装置20Bにおいて、
光ディスク1Aの装着時にスピンアップ処理時の実際の
最終セッションまでのTOC表T0(図4(b)参照)
をワークRAMに記憶しておき、PC本体31Aからセ
ッション指定コマンドおよびRAED TOCコマンド
を受信したときに保持したTOC表T0から指定された
セッションまでのTOC表T1(図4(a)参照)を作
成し、作成したTOC表T1をPC本体31Aに返すと
いう構成によって上記した問題の解消を図っている。
【0044】図10は、CD−ROM装置20Bにおけ
るTOC表作成の手順を示している。CD−ROM装置
20Bは、セッション指定コマンドを受信したとき、そ
のセッション数を内部メモリに保持し(ステップS13
21,S1322)、RAED TOCコマンドを受信
したとき(ステップS13233)、内部メモリからT
OC表T0を読み出し、指定されたセッションまで、終
了トラック番号の処理、終了セッションの処理を実行し
(ステップS1324,S1325)、指定されされた
セッションまでのTOC表T1をPC本体31Aに返す
(ステップS1326)。
【0045】従来のCD−ROM装置では図4(b)の
TOC表T0をそのまま返し、発明の実施の形態1では
再スピンアップ処理するが、このCD−ROM装置20
Bでは、セッション数が「2」に指定された場合、スピ
ンアップ処理することなく、図4(a)に示すTOC表
T1になるように最大セッション数と最大トラック数を
変換し、さらに指定されたセッション2までのTOC表
T1のみをPC本体31Aに返す。
【0046】以上のように、本発明の実施の形態のCD
−ROM装置20Bでは、PC本体31AからのTOC
情報要求時に指定されたセッションまでのTOC表しか
返さないようにデータ変換処理を行うことにより、スピ
ンアップ処理を行うことなく任意のセッションのPVD
を利用することができるようになり、セッション指定時
の待ち時間を極めて小さくできる。
【0047】(発明の実施の形態3)図11は、本発明
の実施の形態3における光ディスク再生システム2Cの
全体構造を示す図である。上述の発明の実施の形態1,
2におけるCD−ROM装置20A,20Bでは、セッ
ション指定コマンドを受け付ける機能を備えていなけれ
ばならず、従来から存在するCD−ROM装置では利用
できないという問題がある。このため、図11の光ディ
スク再生システム2Cにおいては、OS36Bにおいて
全セッションのTOC表から指定されたセッションまで
のTOC表を作成するという構成によって上記した問題
の解消を図っている。
【0048】OS36Bは、基本的なOSであるDOS
361と、DOS361から光ディスクをDOS361
で読むためのMSCDEX362と、在来のCD−RO
M装置20Cを認識するデバイスドライバ363とを備
えている。デバイスドライバ363は、CD−ROM装
置20Bのセッション指定の場合と同じ結果を得られる
機能を持たせることで、在来のCD−ROM装置20C
でもセッション指定を可能にしている。
【0049】ISO9660では、使用するOSに依存
しないフォーマットを使っているため、そのままではD
OS361からは利用することができない。このISO
9660のフォーマットをDOS361のファイルフォ
ーマットに変換する処理を行うのが、MSCDEX36
2である。MSCDEX362を経由することにより、
CD−ROM装置20Cは、ハードディスクやフロッピ
ーディスクと同様に、1つの装置としてDOS361上
のアプリケーション35Aから利用することができる。
また、MSCDEX362は、デバイスドライバ363
を経由してCD−ROM装置2Cにアクセスする。デバ
イスドライバ363は、SCSIやATAPIといった
インターフェースの違いや、メーカー間の違いを吸収し
ている。
【0050】図12は、デバイスドライバ363におけ
るTOC表作成の手順を示している。CPUは、ユーザ
ーIDとパスワードが入力されると(ステップS6
1)、DOS361を実行させデバイスドライバ363
のメモリ上の位置を知り(ステップS62)、セッショ
ン番号と、TOC表をリードするパラメータをセットし
てデバイスドライバ363のアドレスをコールし、デバ
イスドライバ363からの戻り値を判定する(ステップ
S64)。
【0051】デバイスドライバ363は、CD−ROM
装置20Bと同様の動作を行うように構成されている。
すなわち、デバイスドライバ363は、そのコマンドを
インターフェースのシーケンスに基づいて、CD−RO
M装置20Cに送る。CD−ROM装置20Cは、その
コマンドに応じた処理を行い、ステータスを返す。ま
た、必要ならばデバイスドライバ363に対してデータ
を返す。デバイスドライバ363はその結果をMSCD
EX362に返し、MSCDEX362はアプリケーシ
ョン35Aにその情報を返す。
【0052】セッションを調べるのは、アプリケーショ
ン35Aが一番最初にCD−ROMに対してアクセスを
した時である。アプリケーション35AがCD−ROM
装置20Cに対してファイルアクセスをしようとする
と、CD−ROM装置20Cは、最初のアクセスに対し
て、メディアが交換されたことを示すMEDIA CH
ANGEDステータスを返す。MEDIA CHANG
EDステータスを受け取ったデバイスドライバ363
は、CD−ROM装置20Cに対してディスクの状態を
知るために、READ TOCコマンドを発行し、最終
セッションまでのセッション数やトラック情報などを読
み取る。デバイスドライバ363は、このREAD T
OCで得られた情報から、最大セッション及びトラック
位置を知り、使用するPVDがどのアドレスに記述され
ているかを判断する。
【0053】発明の実施の形態1ではこのREAD T
OCコマンドによって指定されたセッションまでのTO
C表であるが、発明の実施の形態3ではこの時点ではま
だ、現在挿入されている光ディスク1Aの正しい情報、
すなわちセッション3である。このため、デバイスドラ
イバ363は、この受け取ったデータを元に、MSCD
EX362に対してTOC表を返す時に、あらかじめ指
定しておいたセッション数に応じたデータに変換する。
【0054】デバイスドライバ363に対するセッショ
ン指定コマンドは、セッション指定用のプログラム、ア
プリケーション35Aが直接デバイスドライバ363に
対して発行することは可能だが、ここではMSCDEX
362経由でデバイスドライバ363に対して送られて
いる。これは、CD−ROM装置20Cは必ずしも1台
しか接続されていないとは限らず、場合によってはオー
トチェンジャーなどのように複数台接続されている場合
があり、CD−ROM装置を指定する必要があるためで
ある。どのドライブ番号にどのCD−ROM装置が割り
当てられているかを管理しているのは、MSCDEX3
62であり、デバイスドライバ363は基本的に自分自
身が管理している装置についてしかわからない。したが
って、アプリケーション35Aは、図2で示すようなコ
マンドパケットを目的のドライブ番号とセッション数を
指定して、MSCDEX362に対して送ると、MSC
DEX362はドライブ番号から、それに割り当てられ
ているCD−ROM装置を知り、それを管理しているデ
バイスドライバ363に対して、コマンドパケットを送
る。デバイスドライバ363は、そのコマンドパケット
からセッション数を受け取り、以後その装置に対しての
アクセスは、そのセッション数を元にしたTOC表T1
を返す。
【0055】このように、本発明の実施の形態3のデバ
イスドライバ363を用いたセッション指定により、発
明の実施の形態1,2のセッション指定の可能なCD−
ROM装置20A,20Bを新たに購入することなく、
在来のCD−ROM装置20Cを使用して、発明の実施
の形態1,2と同じファイル管理ができる。
【0056】(発明の実施の形態4)図13は本発明の
実施の形態4における光ディスク全体のデータ構造の概
略を示す図であり、図14は本発明の実施の形態4にお
ける光ディスク再生システム2Dの全体構造を示す図で
ある。上述の発明の実施の形態1〜3における光ディス
ク再生システム2A〜2Cでは、第1グループに属する
ユーザーは、常にセッション1というような規定をして
いたが、この関係を維持できない場合や、第1グループ
1と第2グループ2は同じPVDでよい場合、グループ
数分のセッションを作成しPVDを作ると、同じPVD
が2つ作られセッションが増えるため、ディスク容量の
無駄になるため、規定しないほうがよい場合もある。ま
た、グループとセッションとの関係が維持できない場合
には、この関係に合わせて、光ディスクごとの複数のテ
ーブルTを用意しておかなければならないという問題が
ある。このため、図13の光ディスク1Bにおいては最
後のセッションSE3に対応関係ファイルFILE4を
設け、異なるグループが同じセッションのPVD・ディ
レクトリをまず使用し、光ディスク再生システム2Dは
対応関係ファイルFILE4を読み取り、メモリに格納
するという構成とすることによって上記した問題の解消
を図っている。
【0057】光ディスク1Bのセッション3のディレク
トリ情報は、在来のCD−ROM装置20Cでも読みと
れるように、全てのファイルFILE1〜FILE4の
アドレスが記録されている。対応関係ファイルFILE
4にはグループとセッションとの対応関係を示すデータ
が記録されている。なお、グループG1,G2は同じセ
ッションSE1と、グループ3はセッションSE2と、
その他はセッション3と、それぞれ対応されている。セ
ッションSE1のディレクトリにはファイルFILE
1,FILE3、セッションSE2のディレクトリには
FILE2,FILE3のアドレスが、それぞれ記録さ
れている。
【0058】CD−Rでは、セッションを後に追加で
き、追加したセッションにFILEを追加でき、新たに
ファイルを追加すると、その追加したファイルを読むた
めに新たにPVDとディレクトリを作成しなければなら
ず、第1グループG1はセッションSE1のPVD、第
2グループG2はセッションSE2のPVDという規定
をしておくと、この後で追加したセッションのファイル
は参照できなくなってしまう。そこで、最終セッション
に、対応関係ファイルFILE4でグループ別のセッシ
ョン指定について記述したデータを記録している。
【0059】図13の光ディスク再生システム2Dで
は、セッションを指定するアプリケーション35Bは、
光ディスク1Bの最終セッションSE4の対応関係ファ
イルFILE4を読み取り、メモリに格納し、対応関係
ファイルFILE4のデータをテーブルTとして用い
る。アプリケーション35Bは、ユーザーIDあるいは
グループIDの入力によりテーブルTを参照し、ユーザ
ーが属するグループがどのセッションのPVDを利用す
ればよいかを判断し、適切なセッション数を指定する。
【0060】図15は、光ディスク再生システム2Dに
おけるセッション指定の手順を示している。PC本体3
1CのCPUは、アプリケーション35Bを実行するこ
とにより、ユーザーIDの入力とパスワードの入力とが
あると、ユーザーの属するグループを判断し(ステップ
S41,S42)、対応関係ファイルFILE4を指定
し、読み込む(ステップS43)。次いで、CPUは、
ユーザーのグループがどのセッションのPVDを使うか
知り(ステップS44)、適切なセッション数のセッシ
ョン指定コマンドを発行する(ステップS45)。な
お、対応関係ファイルFILE4を読み込むステップS
43は、ステップS44の前であれば、ステップS41
の前でもよく、ステップS41とS42との間に実行し
てもよい。
【0061】以上のように、本発明の実施の形態によれ
ば、各グループ毎にどのセッションのPVDを使用する
かを規定しておく必要なく、アプリケーションに複数の
テーブルTを用意しておく必要もなく、使用する光ディ
スクに応じて適切なセッションを選択できる。また、複
数のグループが同じ内容のPVDを使用でき、使用ディ
スク容量を減少させることもできる。
【0062】(発明の実施の形態5)図16は、本発明
の実施の形態5における光ディスク全体のデータ構造の
概略を示す図である。図16の光ディスク1Cでは、場
面に応じて動的にセッションを切り替える構成となって
おり、場面毎にセッションを切り替える方式をとるCD
−ROMを使ったゲームのファイル構造の一例を示して
いる。
【0063】最近のCD−ROMを使ったゲームは、大
容量な点をいかし、動画や音声を多用しているが、動画
や音声、画像といったファイルは速度やファイルサイズ
あるいは作成の容易さといった理由から、「VIDEO
for WINDOWS」や「QUICK TIM
E」といった、既存の再生ツールが用いられ、その再生
ツールでそのまま使用できるフォーマットであることが
多い。このため、ゲームそのものを行わなくとも、これ
らの動画データを再生するツールを用いれば、動画を再
生することができてしまう。この自由な再生を妨げる対
策として、これらのデータを見えないように暗号化する
ことが考えられるが、暗号化した場合には、これらの既
存の再生ツールでは再生することができなくなり、独自
に再生ルーチンを作らなければならない。また、自由な
再生を妨げる対策として、CD−ROMの不可視属性を
つけることがよく行われるが、不可視属性をつけた場合
は、通常のファイル一覧では表示されなくなるが、OS
レベルでこの不可視属性を表示させる方法をサポートし
ている場合があり、OSに添付されているファイル表示
ツールなどでも簡単に表示させることができてしまうと
いう問題がある。そこで、本発明の実施の形態5では、
セッションによる管理により、起動時はこれらのデータ
ファイルを見えないようにしておくとともに、ゲームの
経過に応じて、順次セッションを動的に切り替えるセッ
ション指定を行う構成となっている。
【0064】ユーザーは、そのゲーム進行技能に応じ
て、新規参加グループ、第1面参加グループ、第2面参
加グループ、第3面参加グループにグループ分けされて
いる。セッションSE1〜SE4の各ディレクトリに
は、ファイルFILE1〜FILE4、ファイルFIL
E1,2,5,6、ファイルFILE1,2,7,8、
ファイルFILE1,2のアドレスがそれぞれ記録され
ている。最終セッションSEのPVDが示すディレクト
リのアドレスが示すFILE1は例えばこのゲームの実
行プログラムファイルで、FILE2はプログラムの実
行に必要な環境ファイルである。新規参加グループはセ
ッション4、第1面参加グループはセッション1、第2
面参加グループはセッション2、第3面参加グループは
セッション3に割り当てられている。データディスク等
にゲーム進行技能を登録しておけば、その技能に応じた
グループでゲームに参加できる。登録がない場合には、
ユーザーは、新規参加グループに配属される。セッショ
ン4のクリア後は、1画面クリアするごとにセッション
1、セッション2、セッション3、セッション4の順に
セッションが動的に切り換えられる。
【0065】従前のCD−ROM装置20Cで光ディス
ク1Cをアクセスすると、最終セッションSE4のPV
Dが読み込まれ、CPUは実行プログラムを実行し、ユ
ーザーが新規参加グループ、第1面参加グループであれ
ばセッション1を指定する。セッション1のPVDが示
すディレクトリには先のFILE1,FILE2以外
に、第1面のデータファイルFILE3,FILE4が
記述されており、この時点で始めてデータファイルを見
ることができる。データファイルは暗号化してあるわけ
ではないので、そのまま再生することができる。
【0066】第1面をクリアすると、セッション2を指
定し、セッション2のPVDが示すディレクトリに記述
された第2面のデータFILE5,FILE6が参照で
きるようになる。ゲーム終了時には最終セッション4を
指定することにより、再びデータファイルは見えなくな
る。
【0067】このように、本発明の実施の形態5によれ
ば、ゲームに必要なデータファイルFILE3〜8は、
簡単に参照したり、コピーしたりすることができなくな
る。また、動的にセッションを切り替えていくため、例
えば第1面のデータFILE3、FILE4と第2面の
データFILE5、FILE6を同じファイル名にして
おけば、実行プログラムのほうは同じファイル名を使用
しても、セッション毎に異なるファイルを読むといった
ことも可能になる。さらに、特定の面をクリアした後
は、プログラム終了時にセッションを元に戻さずにその
ままにしておくことで、クリアした画面までであれば、
ユーザーが自由に動画や静止画を見ることを許すように
することもできる。
【0068】なお、上述の発明の実施の形態ではCD−
ROMを使った例をあげたが、セッションを使って管理
を行うCD−R、CD−E、DVDなど他の光ディスク
で実施してもよい。
【0069】
【発明の効果】本発明の光ディスク再生システムによれ
ば、ユーザーの属性に応じてグループ化されたファイル
を、グループ毎に1つのセッションに対応させたマルチ
セッション光ディスクからファイルを読み取る光ディス
ク再生システムにおいて、テーブル記憶手段がグループ
とセッションとの対応関係を示すテーブルを記憶し、セ
ッション指定手段がユーザー名の入力に応じてテーブル
を参照し、セッション情報読取手段がグループに対応し
たセッションを指定し、指定されたセッションのディレ
クトリ情報を読み取り、ファイル読取手段が読み取られ
たディレクトリ情報からグループ化されたファイルを読
み取るので、グループ属性や、不可視属性を用いること
なく、目的のファイルを簡単に見つけることができ、目
的のファイルを短時間で検索することができる。
【0070】また、本発明の光ディスク再生システムに
よれば、光ディスクの最外周のセッションは、さらにセ
ッションとユーザーグループとの個別的な対応関係を示
す対応関係ファイルを収納し、最外周のセッションのデ
ィレクトリ情報には、対応関係ファイルの位置情報が記
録されており、光ディスク再生システムの対応関係ファ
イル読取手段が対応関係ファイルを読み取り、テーブル
記憶手段に格納するので、光ディスクの記憶容量を有効
に活用でき、アプリケーションに光ディスクごとの複数
のテーブルを用意する必要がなくなる。
【0071】本発明の光ディスク再生方法によれば、ユ
ーザーの属性に応じてグループ化されたファイルを、グ
ループ毎に1つのセッションに対応させたマルチセッシ
ョン光ディスクからファイルを読み取る光ディスク再生
方法において、セッション指定ステップがユーザー名の
入力に応じてグループとセッションとの対応関係を示す
テーブルを参照し、グループに対応したセッションを指
定し、セッション情報読取ステップが指定されたセッシ
ョンのディレクトリ情報を読み取り、ファイル読取ステ
ップが読み取られたセッションのディレクトリ情報から
グループ化されたファイルを読み取るので、グループ属
性や、不可視属性を用いることなく、目的のファイルを
簡単に見つけることができ、目的のファイルを短時間で
検索することができる。
【0072】また、本発明の光ディスク再生方法によれ
ば、光ディスクの最外周のセッションは、さらにセッシ
ョンとユーザーグループとの個別的な対応関係を示す対
応関係ファイルを収納し、最外周のセッションのディレ
クトリ情報には、前記対応関係ファイルの位置情報が記
録されており、光ディスク再生方法においては、さらに
対応関係ファイル読取ステップがセッション指定ステッ
プの前に、対応関係ファイルを読み取り、テーブル記憶
手段に格納するので、光ディスクの記憶容量を有効に活
用でき、アプリケーションに光ディスクごとの複数のテ
ーブルを用意する必要がなくなる。
【0073】本発明の光ディスクによれば、複数のファ
イルを複数のセッションに収納した光ディスクにおい
て、各セッションがディレクトリ情報を含み、ディレク
トリ情報が当該セッション及び内周側のセッション内に
収納されたファイルの内、一部分のファイルの位置情報
を有するので、グループ属性や、不可視属性を用いるこ
となく、不要なファイルを見えなくすることができ、目
的のファイルを簡単に見つけることができ、目的のファ
イルを短時間で検索することができる。
【0074】また、本発明の光ディスクによれば、一部
分のファイルがユーザーの属性に応じてグループ化され
ているので、必要なファイルだけを読み出すことがで
き、目的のファイルを簡単に見つけることができ、目的
のファイルを短時間で検索することができる。
【0075】また、本発明の光ディスクによれば、最外
周のセッションがさらにセッションとユーザーグループ
との個別的な対応関係を示す対応関係ファイルを収納
し、最外周のセッションのディレクトリ情報には対応関
係ファイルの位置情報が記録されているので、光ディス
クの記憶容量を有効に活用でき、アプリケーションに光
ディスクごとの複数のテーブルを用意する必要がなくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における光ディスク全体
のデータ構造の概略を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態1における光ディスク再生
システムの全体構成を示すブロック図である。
【図3】セッション指定コマンドのコマンドフォーマッ
トの構造を示す図である。
【図4】TOC表のデータ形式を示す図である。
【図5】光ディスク再生システム2Aにおけるセッショ
ン指定の手順を示す図である。
【図6】光ディスク再生システム2Aにおけるファイル
読み取りの手順を示す図である。
【図7】図6のステップS13のサブルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図8】ユーザー名の入力操作を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態2における光ディスク再生
システム2Bの全体構造を示す図である。
【図10】CD−ROM装置20BにおけるTOC表作
成の手順を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態3における光ディスク再
生システム2Cの全体構造を示す図である。
【図12】デバイスドライバ363におけるTOC表作
成の手順を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態4における光ディスク全
体のデータ構造の概略を示す図である。
【図14】本発明の実施の形態4における光ディスク再
生システム2Dの全体構造を示す図である。
【図15】光ディスク再生システム2Dにおけるセッシ
ョン指定の手順を示す図である。
【図16】本発明の実施の形態5における光ディスク全
体のデータ構造の概略を示す図である。
【図17】従来のマルチセッション光ディスク全体のデ
ータ構造の概略を示す図である。
【図18】従来の光ディスク再生システムの概略構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1A,1B,1C…光ディスク 2A,2B,2C…光ディスク再生システム 20A,20B,20CWYCD−ROM装置 21…セッション数停止機構 31A,31B,31C…PC本体 35A,35B…アプリケーション 36A,36B…OS SE1〜SE4…セッション PVDディレクトリ T…テーブル T0,T1…TOC表

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザーの属性に応じてグループ化され
    たファイルを、グループ毎に1つのセッションに対応さ
    せたマルチセッション光ディスクからファイルを読み取
    る光ディスク再生システムであって、 前記グループとセッションとの対応関係を示すテーブル
    を記憶するテーブル記憶手段と、 ユーザー名の入力に応じて前記テーブルを参照し、グル
    ープに対応したセッションを指定するセッション指定手
    段と、 指定されたセッションのディレクトリ情報を読み取るセ
    ッション情報読取手段と、 読み取られたディレクトリ情報から前記グループ化され
    たファイルを読み取るファイル読取手段とを備えること
    を特徴とする光ディスク再生システム。
  2. 【請求項2】 前記光ディスクの最外周のセッション
    は、さらにセッションとユーザーグループとの個別的な
    対応関係を示す対応関係ファイルを収納し、 前記最外周のセッションのディレクトリ情報には、前記
    対応関係ファイルの位置情報が記録されており、 前記光ディスク再生システムは、さらに前記対応関係フ
    ァイルを読み取り、前記テーブル記憶手段に格納する対
    応関係ファイル読取手段を備えることを特徴とする請求
    項1に記載の光ディスク再生システム。
  3. 【請求項3】 ユーザーの属性に応じてグループ化され
    たファイルを、グループ毎に1つのセッションに対応さ
    せたマルチセッション光ディスクからファイルを読み取
    る光ディスク再生方法であって、 ユーザー名の入力に応じて前記グループとセッションと
    の対応関係を示すテーブルを参照し、グループに対応し
    たセッションを指定するセッション指定ステップと、 指定されたセッションのディレクトリ情報を読み取るセ
    ッション情報読取ステップと、 読み取られたセッションのディレクトリ情報から前記グ
    ループ化されたファイルを読み取るファイル読取ステッ
    プとを備えることを特徴とする光ディスク再生方法。
  4. 【請求項4】 前記光ディスクの最外周のセッション
    は、さらにセッションとユーザーグループとの個別的な
    対応関係を示す対応関係ファイルを収納し、 前記最外周のセッションのディレクトリ情報には、前記
    対応関係ファイルの位置情報が記録されており、 前記光ディスク再生方法は、さらに前記セッション指定
    ステップの前に、前記対応関係ファイルを読み取り、前
    記テーブル記憶手段に格納する対応関係ファイル読取ス
    テップを備えることを特徴とする請求項3に記載の光デ
    ィスク再生方法。
  5. 【請求項5】 複数のファイルを複数のセッションに収
    納した光ディスクであって、 各セッションは、ディレクトリ情報を含み、 前記ディレクトリ情報は、当該セッション及び内周側の
    セッション内に収納されたファイルの内、一部分のファ
    イルの位置情報を有することを特徴とする光ディスク。
  6. 【請求項6】 前記一部分のファイルは、ユーザーの属
    性に応じてグループ化されていることを特徴とする請求
    項5に記載の光ディスク。
  7. 【請求項7】 最外周のセッションは、さらにセッショ
    ンとユーザーグループとの個別的な対応関係を示す対応
    関係ファイルを収納し、 前記最外周のセッションのディレクトリ情報には、前記
    対応関係ファイルの位置情報が記録されていることを特
    徴とする請求項6に記載の光ディスク。
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