JPH09311784A - プロセッサ - Google Patents

プロセッサ

Info

Publication number
JPH09311784A
JPH09311784A JP12716396A JP12716396A JPH09311784A JP H09311784 A JPH09311784 A JP H09311784A JP 12716396 A JP12716396 A JP 12716396A JP 12716396 A JP12716396 A JP 12716396A JP H09311784 A JPH09311784 A JP H09311784A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
instruction
data
output
storage means
memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP12716396A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Fukatsu
勉 普勝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP12716396A priority Critical patent/JPH09311784A/ja
Publication of JPH09311784A publication Critical patent/JPH09311784A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Advance Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 より小さくし、実行速度を上げる。 【解決手段】 シーケンサ20は、プログラム・カウン
タ・ユニット12のメモリアドレス出力PCOから出力
されるアドレスにより指定されるメモリ・システム16
内のインストラクションをメモリ入力IINから取り込
み、そのインストラクションに従い、レジスタ・ファイ
ル10、演算器14、メモリ・インターフェース18及
びプログラム・カウンタ・ユニット12を制御する。シ
ーケンサ20は、インストラクションの命令タイプを検
出する解読器と、その解読結果をパイプラインの各ステ
ージについて記憶する縦続接続のラッチを具備する。解
読器及び各ステージのラッチの出力は、ID_TYP
E,EX_TYPE,WB_TYPE,及びMB_TY
PEとして各処理ユニット10,12,14,16に印
加される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロセッサに関
し、より具体的にはパイプライン方式で命令を処理し実
行するプロセッサに関する。
【0002】
【従来の技術】プロセッサの高速処理技術の一つとし
て、パイプライン方式が知られている。パイプライン方
式は、プロセッサの動作を制御するプログラムの構成単
位であるインストラクション(命令)に対応する処理を
複数のステージに分割すると共に、各ステージを処理す
る1又は複数の処理資源を設け、時間的に隣接する命令
系列を異なるステージで処理資源の使用に関して競合し
ないように同時処理することで、結果的に高いスループ
ットを実現するものである。
【0003】パイプライン方式のプロセッサで高いスル
ープットを維持するには、パイプライン・ストリームに
乱れが生じないようにインストラクションは固定長であ
ることが望ましい。
【0004】また、インストラクション長が固定の場
合、インストラクションの各フィールドにインストラク
ションによって異なる意味を持たせることで、プログラ
ムの容量が小さく済むようにする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、インストラク
ション長が固定のパイプライン方式のプロセッサでは、
従来、インストラクションの各フィールドが各ステージ
で有効かどうか、及び、各フィールドがインストラクシ
ョンのどのオペランドなのかを知る必要があり、そのた
めに、各ステージでコマンドをデコードする手段を設け
ていた。これは、ハードウェア規模の増大と実行速度の
低下を招く。
【0006】本発明は、より小さなハードウエアでより
高速に動作するプロセッサを提示することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、シーケンサ
に、命令フィールドをデコードするデコード手段と、前
記デコード手段のデコード結果を、パイプラインの各ス
テージについて記憶する縦続接続された記憶手段とを設
けた。
【0008】これにより、各ステージの処理ユニット
は、命令フィールドをデコードしなくても、命令の各フ
ィールドが有効であるか否か及び各フィールドがどう使
用されているかが分かるようになる。1ヵ所に集約する
ことにより、ハードウエアを小さくできる。各処理ステ
ージでは、命令タイプを解読する必要がなくなるので、
処理速度が速くなる。これらにより、実行速度が上が
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0010】図1は本発明の一実施例の概略構成ブロッ
ク図である。10は、2つのデータ出力QA,QB、1
つのデータ入力DI、2つの読み出しアドレス入力R
A,RB、1つの書き込みアドレス入力WA、書き込み
制御信号入力WE及び制御信号入力enを有するレジス
タ・ファイル(RGF)であり、各種演算のソースとデ
スティネーションを一時記憶する。
【0011】12は、3つのデータ入力SA,SB,D
isp/SDisp、そのときの自分自身の値から得ら
れるデータを用いて得られたプログラム・アドレスを出
力するプログラム・アドレス出力PCO,DO、及び、
そのプログラム・アドレスの算出の制御信号が入力する
制御入力cnt,exを有するプログラム・カウンタ・
ユニット(PCU)である。
【0012】14は、3つのデータ入力SA,SB,I
MM、これらから得られるデータを用いて行なわれた演
算結果を出力するデータ出力DO及びこの演算を制御す
る制御信号が入力する制御入力cntを有する演算器
(ALU)である。
【0013】16は、データ・アドレス入力DA、デー
タ入出力DIO、インストラクション・アドレス入力I
A及びインストラクション出力ISOを有し、データ及
びインストラクションを記憶するメモリ・システム(M
EM)である。メモリ・システム16は、ROM、RA
M及び/又は磁気ディスクと外部I/O等とからなり、
キャッシュ及び仮想記憶等の手法で階層化されて構成さ
れることもある。
【0014】18は、2つのデータ入力SA,SB、1
つのデータ出力DO、1つのアドレス出力DA、メモリ
・システム16のデータ入出力DIOに接続するメモリ
入出力MIO、外部装置とのデータ入出力のための入出
力EXT_IO、後述するメモリバック・ステージの制
御信号MB_TYPE,MB_CNTが入力する制御入
力enm,cntm、及び、後述する実行ステージの制
御信号EX_TYPE,EX_CNTが入力する制御入
力enx,cntxを有するメモリ・インターフェース
である。メモリ・インターフェース18は、制御入力c
ntm,cntxに入力する制御信号に従い、データ入
力SA,SBに入力するデータから生成したアドレスを
アドレス出力DAからメモリ・システム16のアドレス
入力DAに出力し、これにより、レジスタ・ファイル1
0とメモリ・システム16との間のデータ転送、及び、
プロセッサ内外間のデータ転送を管理し、実行する。
【0015】20は、レジスタ・ファイル読み出しアド
レス出力RA,RB、レジスタ・ファイル書き込み制御
出力WB_CNT、レジスタ・ファイル書き込みアドレ
ス出力WA、制御出力ID_CNT,EX_CNT,M
B_CNT,ID_TYPE,EX_TYPE,WB_
TYPE,MB_TYPE、データ出力Disp/SD
isp,EX_IMM、データ入力DI、メモリ入力I
IN、及びデータ出力DOを有し、プログラム・カウン
タ・ユニット12のメモリアドレス出力PCOから出力
されるアドレスにより指定されるメモリ・システム16
内のインストラクションをメモリ入力IINから取り込
み、そのインストラクションに従い、レジスタ・ファイ
ル10、演算器14、メモリ・インターフェース18及
びプログラム・カウンタ・ユニット12を制御するシー
ケンサである。
【0016】レジスタ・ファイル10のデータ出力QA
は、プログラム・カウンタ・ユニット12、演算器14
及びメモリ・インターフェース18の各々のデータ入力
SA並びに、シーケンサ20のデータ入力DIに接続す
る。レジスタ・ファイル10のデータ出力QBは、プロ
グラム・カウンタ・ユニット12、演算器14及びメモ
リ・インターフェース18の各々のデータ入力SBに接
続する。
【0017】演算器14、メモリ・インターフェース1
8及びシーケンサ20の各データ出力DOは、レジスタ
・ファイル10のデータ入力DIに接続する。
【0018】メモリ・インターフェース18のメモリ入
出力MIOは、メモリ・システム16のデータ入出力D
IOに接続し、メモリ・インターフェース18のアドレ
ス出力DAは、メモリ・システム16のデータ・アドレ
ス入力DAに接続する。
【0019】プログラム・カウンタ・ユニット12のメ
モリ・アドレス出力PCOは、メモリ・システム16の
インストラクション・アドレス入力IAに接続する。
【0020】シーケンサ20のインストラクション入力
IINは、メモリ・システム16のインストラクション
出力ISOに接続する。シーケンサ20のレジスタ・フ
ァイル読み出しアドレス出力RA,RB、レジスタ・フ
ァイル書き込み制御出力WB_CNT及びレジスタ・フ
ァイル書き込みアドレス出力WAはそれぞれ、レジスタ
・ファイル10の読み出しアドレス入力RA,RB、書
き込み制御入力WE、書き込みアドレス入力WAに接続
する。
【0021】シーケンサ20の演算器制御出力ID_C
NT,ID_TYPEはそれぞれ、プログラム・カウン
タ・ユニット12の制御入力cnt,enに接続する。
【0022】シーケンサ20の演算器制御出力EX_C
NT,EX_TYPEはそれぞれ、演算器14の制御入
力cnt,en及びメモリ・インターフェース18の制
御入力cntx,enxに接続する。シーケンサ20の
演算器制御出力MB_CNT,MB_YPEはそれぞ
れ、メモリ・インターフェース18の制御入力cnt
m,enmに接続する。
【0023】図2は、シーケンサ20の概略構成ブロッ
ク図を示す。30〜78は、データ入力、データ出力及
び制御入力を具備するラッチ、80は内部状態と外部か
らの入力とによって出力が決定されるシーケンシャル・
ステート・マシーン(SSM)、82は、コマンド・タ
イプを解読するコマンド・タイプ解読器、84,86,
88は、データ選択制御信号に応じて2つの入力の一方
を選択して出力する選択器である。
【0024】外部インストラクション入力IINは、ラ
ッチ30〜40のデータ入力に接続する。ラッチ30〜
40,44〜54,56〜62,64〜70,78の取
り込み制御入力には、シーケンシャル・ステート・マシ
ーン80から互いに独立の取り込み制御信号が供給され
る。
【0025】ラッチ30,32の出力データは、シーケ
ンシャル・ステート・マシーン80、コマンド・タイプ
解読器82、ラッチ44,46及び外部出力ID_CN
Tに供給される。ラッチ34〜40の出力データは、シ
ーケンシャル・ステート・マシーン80、ラッチ48〜
54、外部出力Disp/SDispに供給される。コ
マンド・タイプ解読器82の出力は、ラッチ42、シー
ケンシャル・ステート・マシーン80及び外部出力ID
_TYPEに供給される。ラッチ36,38の出力デー
タはそれぞれ、レジスタ・ファイル読み出しアドレス出
力RA,RBにも供給される。
【0026】ラッチ42の出力データは、シーケンシャ
ル・ステート・マシーン80、ラッチ56及び外部出力
EX_TYPEに供給される。ラッチ44,46の出力
データは、シーケンシャル・ステート・マシーン80、
ラッチ58,60及び外部出力EX_CNTに供給され
る。ラッチ48の出力データは、シーケンシャル・ステ
ート・マシーン80及びラッチ62に供給される。ラッ
チ50の出力データは、シーケンシャル・ステート・マ
シーン80に供給される。ラッチ52,54の出力デー
タは、シーケンシャル・ステート・マシーン80及びデ
ータ出力EX_IMMに供給される。
【0027】ラッチ56の出力データは、シーケンシャ
ル・ステート・マシーン80、ラッチ64及び選択器8
8の一方の入力に供給される。ラッチ58,60の出力
データは、シーケンシャル・ステート・マシーン80、
ラッチ66,68及び選択器84の一方の入力に供給さ
れる。
【0028】ラッチ64の出力データは、シーケンシャ
ル・ステート・マシーン80、ラッチ72及び外部出力
MB_TYPEに供給される。ラッチ66,68の出力
データは、シーケンシャル・ステート・マシーン80、
ラッチ74,76及び外部出力MB_CNTに供給され
る。ラッチ70の出力データは、シーケンシャル・ステ
ート・マシーン80及びラッチ78に供給される。
【0029】ラッチ72の出力データ、シーケンシャル
・ステート・マシーン80、選択器88のもう一方の入
力に供給される。ラッチ74,76の出力データは、シ
ーケンシャル・ステート・マシーン80及び選択器84
のもう一方の入力に供給される。ラッチ78の出力デー
タは、選択器86の一方の入力に供給される。
【0030】選択器84,86,88の制御入力には、
シーケンシャル・ステート・マシーン80から制御信号
が供給される。選択器84の出力はレジスタ・ファイル
書き込み制御出力WB_CNTになり、選択器86の出
力はレジスタ・ファイル書き込みアドレス出力WAにな
る。選択器88の出力は制御出力WB_TYPEにな
る。
【0031】データ入力DI及びデータ出力DOは、シ
ーケンシャル・ステート・マシーン80に接続する。
【0032】次に、本実施例の動作を説明する。本実施
例のプロセッサを動作させる命令は、1回の取り込みで
1命令の全てがシーケンサ20に取り込みできるように
なっている。図3は、本実施例のインストラクションの
基本構成を示す。本実施例の命令セットは、LS型命
令、I型命令、R型命令、Rs型命令、J型命令、B型
命令及びN型命令からなる。
【0033】LS型命令には、ソース・レジスタSR0
の値と即値IMMから生成されたメモリ・アドレスに対
してデスティネーション・レジスタDSTの内容を書き
込むストア命令と、ソース・レジスタSR0の値と即値
IMMから生成されたメモリ・アドレスに記憶されるデ
ータをデスティネーション・レジスタDSTに書き込む
ロード命令がある。
【0034】I型命令は即値演算命令であり、ソース・
レジスタSR0の値と即値IMMとの間の演算結果をデ
スティネーション・レジスタDSTレジスタに書き込
む。
【0035】また、R型命令は、ソース・レジスタSR
0,SR1の値を演算した結果をデスティネーション・
レジスタDSTに書き込む命令である。Rs型命令は、
ソース・レジスタSR0の値を処理して得られた結果を
デスティネーション・レジスタDSTに書き込む命令で
ある。J型命令は、Dispから次に実行すべき命令の
アドレスを生成する命令である。B型命令は、ソース・
レジスタSR0の内容とSDispに従い次に実行すべ
き命令のアドレスを生成する命令である。N型命令は、
オペランドを必要としない命令である。
【0036】本実施例では、各インストラクションに対
応する処理は複数のステージに分割され、時間的に隣接
する命令系列が異なるステージでオーバーラップして処
理される。即ち、パイプライン方式になっている。各ス
テージを実行する資源の占有状況及びデータ依存関係に
応じて、複数の命令を並列実行することができ、処理結
果に矛盾が生じない限り実行可能な命令から実行され
る。
【0037】パイプラインは、命令取り込み(IF)ス
テージ、命令デコード(ID)ステージ、実行(EX)
ステージ、ライトバック(WB)ステージ、メモリバッ
ク(MB)ステージ、及びロードバック(LB)ステー
ジからなる。以下に各ステージを説明する。
【0038】命令取り込みステージでは、シーケンサ2
0のアドレス出力PCOから出力されたアドレスの内容
が、メモリ・システム16のインストラクション出力I
SOからシーケンサ・インストラクション入力IINへ
供給される。これにより、実行すべき命令がシーケンサ
20に取り込まれる。
【0039】命令デコード・ステージでは、シーケンサ
20は、命令取り込みステージで取り込まれた命令をデ
コードし、その命令の実行に必要なオペランドをレジス
タ・ファイル10等から読み込む。デコードされた命令
が分岐命令であるときには、次の命令アドレスが生成さ
れる。
【0040】実行(EX)ステージでは、必要なオペラ
ンドがレジスタ・ファイル10(のデータ出力QA,Q
B)から出力されると、シーケンサ20は、演算器14
及びメモリ・インターフェース18等の中から命令の実
行に必要なユニットを選択して、その命令の実行を制御
する。ロード/ストア命令の時は、ロード/ストア・ア
ドレスを発生する。
【0041】ライトバック(WB)ステージでは、演算
器14及び/又はメモリ・インターフェース18で命令
の実行が終了すると、得られた処理結果がレジスタ・フ
ァイル10に格納される。ストア命令の時は、メモリ・
システム16へのデータの書き込みが行なわれ、ロード
命令の時は、メモリ・システム16からデータの読み出
しが行なわれる。
【0042】メモリバック(MB)ステージでは、ロー
ド命令の時にメモリ・インターフェース18からデータ
が読み出される。
【0043】ロードバック(LB)ステージでは、ロー
ド命令の時にロード・データがレジスタ・ファイル10
にライトバックされる。
【0044】シーケンサ20の各命令を記憶するラッチ
30〜40,44〜54,58〜62;66〜70,7
4〜78は、以上の各ステージの各動作を制御できるよ
うに、インストラクションの各フィールド毎に縦続接続
されている。
【0045】このような命令実行シーケンスを有するプ
ロセッサでは、パイプラインのステージによって必要な
命令フィールドとその用途が異なる。
【0046】例えば、ロード(LS型)命令について
は、次のようになる。即ち、IDステージで、アドレス
生成ソース呼び出しのためのSRA_ID(ID FL
D3)、EXステージで、アドレス生成のためのCMD
_EX(EX FLD0,1),IMM_EX(EX
FLD4,5)、WBステージで、メモリ制御のための
CMD_WB(WB FLD0,1)、LBステージ
で、ライトバックのためのDST_LB(LB FLD
2,)となる。
【0047】J型命令では、IDステージで、次実行命
令アドレス生成のためのDSP_ID(ID FLD
2,3,4,5)となる。
【0048】R型命令では、IDステージで、演算ソー
ス呼び出しのためのSRA_ID(ID FLD3),
SRB_ID(ID FLD4)、EXステージで、演
算のためのCMD_EX(EX FLD0,1)、WB
ステージで、ライトバックのためのDST_WB(WB
FLD2)となる。
【0049】従って、各ステージにおいてコマンドを解
読しないと、各ステージの各フィールドが有効か否か及
び各フィールドがインストラクションのどのオペランド
なのかが判明しない。コマンド解読のための手段を各ス
テージに設けると、ハードウェアの規模が増大し、実行
速度の低下を招く。本実施例では、演算実行のために必
要なパイプラインのステージを形成する記憶手段、即
ち、ラッチ30〜40,44〜54,58〜62,66
〜70,74〜78に加えて、IDステージの命令フィ
ールドを解読結果を各ステージに転送するパイプライン
・ストリーム、即ち、ラッチ42,56,64,72を
設けた。これにより、レジスタ・ファイル10、プログ
ラム・カウンタ・ユニット12、演算器14及びメモリ
・インターフェース18は、各ステージで命令フィール
ドをデコードしなくても、各命令フィールドが有効か否
か及び各命令フィールドがどう使用されているかを知る
ことが出来る。
【0050】例えば、J型命令がパイプライン・ストリ
ームを流れるとき、コマンド・タイプ解読器82は、対
象の命令がJ型であることを示す信号を出力する。コマ
ンド・タイプ解読器82の出力は、ID_TYPEとし
てプログラム・カウンタ・ユニット12に供給される。
これにより、プログラム・カウンタ・ユニット12は、
内部のプログラム・カウンタの保持値をDisp/SD
isp入力等を利用して更新する。その他の型のときに
は、プログラム・カウンタ・ユニット12は、内部のプ
ログラム・カウンタの保持値を単調増加する。
【0051】また、R型命令がパイプライン・ストリー
ムを流れるときには、コマンド・タイプ解読器82は、
対象の命令がR型であることを示す信号を出力する。コ
マンド・タイプ解読器82の出力は、ID_TYPEか
ら出力される。このとき、レジスタ・ファイル10は、
アドレス入力RA,RBに入力する読み出しアドレスR
A,RBに格納されるソース・オペランドをデータ出力
QA,QBから出力する。次のEXステージでは、ラッ
チ42の出力EX_TYPEが、R型命令を示す信号に
なる。これによって演算器14は活性化され、制御入力
cntに入力する制御信号に従い入力信号を演算処理す
る。WBステージでは、ラッチ56の出力が選択器88
を介してWB_TYPEとして出力され、これに応じて
レジスタ・ファイル10が活性化され、演算結果が、デ
スティネーション(選択器86から出力される書き込み
アドレスWAによってアドレスされるレジスタ・ファイ
ル10のレジスタ)にライトバックされる。
【0052】LS型命令がパイプライン・ストリームを
流れるとき、コマンド・タイプ解読器82は、対象の命
令がLS型であることを示す信号を出力する。このと
き、レジスタ・ファイル10は、アドレス入力RAに入
力する読み出しアドレスRAによってアドレスされたソ
ース・オペランドをデータ出力QAから出力する。次の
EXステージでは、ラッチ42がLS命令を示す信号を
保持し、その出力がEX_TYPEとして出力される。
これによりメモリ・インターフェース18は活性化さ
れ、制御入力cntxに入力する制御信号EX_CNT
に従い入力信号を用いたアドレス生成演算を実行する。
LS型命令が発行された後、WBステージでは、メモリ
・システム16とメモリ・インターフェース18との間
でデータが遣り取りされる。MBステージでは、MB_
TYPE(ここでは、LS型命令を示す信号)に応じ
て、メモリ・インターフェース18はそのデータ出力D
Oからロード・データを出力する。LBステージでは、
選択器88から出力されるWB_TYPE(ここでは、
LS型命令を示す信号)に応じて、レジスタ・ファイル
10は活性化され、ロード・データが、選択器86から
出力される書き込みアドレスWAによってアドレスされ
るレジスタ・ファイル10のデスティネーションにライ
トバックされる。
【0053】図4は、本実施例のプロセッサを使用する
ディジタル映像記録再生装置の概略構成ブロック図を示
す。110は、変換・逆変換、圧縮・伸長、誤り検出訂
正符号化・復号化及び変調・復調の各処理を実行する演
算処理装置、112は、演算処理装置110により処理
された映像・音声情報を不図示の磁気記録系へ変換する
電磁変換系、114は、演算処理装置110における処
理のために映像音声情報を記憶するメモリ、116は他
の構成要素を制御する制御回路、118は制御回路11
6で必要とする情報を記憶するメモリである。
【0054】120は、比較的低速のデータを転送する
データ・インターフェース、122は、主に演算処理装
置110とメモリ114の間で高速にデータを転送する
データ・インターフェース、124は、図示しない記憶
媒体制御系等との間でデータを転送するデータ・インタ
ーフェース、126は、メモリ118、データ・インタ
ーフェース120、データ・インターフェース124を
制御回路116の記憶空間としてマッピングするメモリ
・マネジメント・ユニット(MMU)である。
【0055】128は映像入力端子、130は映像出力
端子であり、共に演算処理装置110に接続する。13
2は音声入力端子、134は音声出力端子であり、とも
にデータ・インターフェース120に接続する。136
は図示しない記憶媒体制御系等を接続する外部入出力端
子であり、データ・インターフェース124に接続す
る。
【0056】映像入力端子128に入力するディジタル
映像信号データは、演算処理装置110に印加される。
演算処理装置110は、高速データ・インターフェース
122を介して接続するメモリ114を使用して、映像
入力端子128からのディジタル映像信号データに、シ
ャッフリング、DCTなどのデータ変換、ハフマン符号
化等の圧縮処理及びリードソロモン符号化等の誤り検出
訂正符号化を施される。
【0057】また、音声入力端子132に入力する音声
データは、データ・インターフェース120に印加され
る。データ・インターフェース120がMMU126を
経由して制御回路116の記憶空間の一部にマッピング
されているので、音声入力端子132からの音声データ
は、制御回路116がデータ取り込み命令をその記憶空
間に対して実行することにより、制御回路116に取り
込まれる。制御回路116は、入力した音声データにフ
ェード処理等を施した後、MMU126を経由してデー
タ・インターフェース120の、データ・インターフェ
ース122によりアクセス可能な箇所にストアする。
【0058】その後、音声データはデータ・インターフ
ェース120からデータ・インターフェース122に転
送され、メモリ114に書き込まれる。メモリ114へ
の書き込みの際、時系列的に隣接する音声データは、メ
モリ114のメモリ空間上、異なった場所に書き込ま
れ、これにより、シャッフリングされる。メモリ114
にシャッフリングされて書き込まれた音声データは、読
み出され、演算処理装置110により誤り検出訂正符号
化される。
【0059】演算処理装置は、このように誤り検出訂正
符号化された映像データ及び音声データにビタビ符号等
の変調処理を施し、電磁変換系112を介して図示しな
い記録再生系に供給する。このようにして、記録再生系
で映像と音声が記録される。
【0060】図示しない記録再生系に記録された信号
は、再生時には、電磁変換系112を介して演算処理装
置110に供給される。演算処理装置110は、電磁変
換系112からの再生信号を復調処理し、その後、映像
情報については、誤り検出訂正処理、伸長処理、データ
逆変換処理及び補間処理等を施して、映像出力端子13
0に出力し、音声情報については、誤り検出訂正処理
し、データ・インターフェース122を介してデータ・
インターフェース120に供給する。データ・インター
フェース120に供給された音声データは、制御回路1
16がMMU126に該当する記憶空間へのロード命令
を発行することで、制御回路116に取り込まれる。こ
の際、記録時のシャッフリングを戻すデシャッフリング
が行なわれる。デシャッフリングにより時系列的にも復
元された音声データは、補間処理及びフェード処理等を
施され、データ・インターフェース120の音声出力記
憶空間にストアされ、音声出力端子134からから出力
される。
【0061】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解できるよう
に、本発明によれば、回路規模の小さい高速なパイプラ
イン・プロセッサを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の概略構成ブロック図であ
る。
【図2】 シーケンサ20の概略構成ブロック図であ
る。
【図3】 インストラクションの基本構成を示す図であ
る。
【図4】 本実施例のプロセッサを使用したディジタル
記録再生装置の概略構成ブロック図である。
【符号の説明】
10:レジスタ・ファイル(RGF) 12:プログラム・カウンタ・ユニット(PCU) 14:演算器(ALU) 16:メモリ・システム(MEM) 18:メモリ・インターフェース 20:シーケンサ 30〜78:ラッチ 80:シーケンシャル・ステート・マシーン(SSM) 82:コマンド・タイプ解読器 84,86,88:選択器 110:演算処理装置 112:電磁変換系 114:メモリ 116:制御回路 118:メモリ 120:データ・インターフェース 122:データ・インターフェース 124:データ・インターフェース 126:メモリ・マネジメント・ユニット(MMU) 128:映像入力端子 130:映像出力端子 132:音声入力端子 134:音声出力端子 136:外部入出力端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のフィールドで構成され、前記フィ
    ールドのうち特定フィールドのデータ内容によって他の
    フィールドの表わす意味が異なるインストラクションに
    従って動作するプロセッサであって、前記特定フィール
    ドをデコードするデコード手段と、前記デコード手段の
    出力を記憶すべく縦続接続された記憶手段とを有するこ
    とを特徴とするプロセッサ。
  2. 【請求項2】 複数のフィールドで構成され、前記フィ
    ールドのうち特定フィールドのデータ内容によって他の
    フィールドの表わす意味が異なるインストラクションに
    従って動作するパイプライン方式のプロセッサであっ
    て、パイプラインの各ステージを制御管理するシーケン
    サが、インストラクションに対応する処理を複数のステ
    ージに分割され時間的に隣接する命令系列が異なるステ
    ージでオーバーラップして処理するようになっており、
    前記シーケンサが、前記インストラクションを複数のス
    テージで実行するための縦続接続された第1の記憶手段
    と、命令フィールドをデコードするデコード手段と、前
    記デコード手段の出力を記憶する縦続接続された第2の
    記憶手段とを有することを特徴とするプロセッサ。
  3. 【請求項3】 局所的な第1の記憶手段と、 次に実行するプログラムアドレスを発生するプログラム
    ・カウンタ・ユニットと、 前記第1の記憶手段から出力されるデータを用いて演算
    を行なう演算手段と、 キャッシュ及び仮想記憶等の手法で階層化されて構成さ
    れることもあるデータ及びインストラクションを記憶す
    るメモリ・システムと、 前記第1の記憶手段と前記メモリ・システムとの間でデ
    ータを転送するメモリ・インターフェースと、 前記プログラム・カウンタ・ユニットのメモリ・アドレ
    ス出力から出力されるアドレスのメモリ・システム内の
    インストラクションをメモリ入力から取り込み、そのイ
    ンストラクションに従い、前記第1の記憶手段、演算手
    段、メモリ・インターフェース及びプログラム・カウン
    タ・ユニットを制御するシーケンサとからなり、複数の
    フィールドで構成され、前記フィールドのうち特定フィ
    ールドのデータ内容によって他のフィールドの表わす意
    味が異なるインストラクションに従って動作するプロセ
    ッサであって、 前記シーケンサは、インストラクションに対応する処理
    を複数のステージに分割され時間的に隣接する命令系列
    が異なるステージでオーバーラップして処理するように
    なっており、 前記シーケンサは、インストラクションを複数のステー
    ジで実行する縦続接続された第2の記憶手段と、前記第
    2の記憶手段の状態とそのときの自身の内部状態から前
    記第2の記憶手段のデータを次段へ転送するか保持する
    か決定するステート・マシーンと、演算実行のために必
    要なパイプラインのステージを形成する第3の記憶手段
    と、命令フィールドをデコードするデコード手段と、前
    記デコード手段の出力を記憶する縦続接続された第4の
    記憶手段を有することを特徴とするプロセッサ。
  4. 【請求項4】 パイプラインの各ステージを実行する処
    理ユニットと、当該処理ユニットを制御するシーケンサ
    とを具備し、パイプライン方式で動作するプロセッサで
    あって、当該シーケンサが、インストラクションのタイ
    プを解読するタイプ・デコーダと、パイプラインの各ス
    テージについて当該タイプ・デコーダの解読結果を記憶
    する記憶手段とを具備することを特徴とするプロセッ
    サ。
JP12716396A 1996-05-22 1996-05-22 プロセッサ Withdrawn JPH09311784A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12716396A JPH09311784A (ja) 1996-05-22 1996-05-22 プロセッサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12716396A JPH09311784A (ja) 1996-05-22 1996-05-22 プロセッサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09311784A true JPH09311784A (ja) 1997-12-02

Family

ID=14953214

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12716396A Withdrawn JPH09311784A (ja) 1996-05-22 1996-05-22 プロセッサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09311784A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8341394B2 (en) 2007-07-03 2012-12-25 Nec Corporation Data encryption/decryption method and data processing device

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8341394B2 (en) 2007-07-03 2012-12-25 Nec Corporation Data encryption/decryption method and data processing device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6484255B1 (en) Selective writing of data elements from packed data based upon a mask using predication
JP2002536738A (ja) 間接vliwプロセッサにおける実行時間並列処理のための動的vliwサブ命令選択システム
JPH03147021A (ja) 命令指定方法及び命令実行方式
US7574583B2 (en) Processing apparatus including dedicated issue slot for loading immediate value, and processing method therefor
JPH04167168A (ja) 信号処理プロセッサ
JPH02227730A (ja) データ処理システム
JPH03286332A (ja) デジタルデータ処理装置
JP2508907B2 (ja) 遅延分岐命令の制御方式
JPH03233630A (ja) 情報処理装置
US7134000B2 (en) Methods and apparatus for instruction alignment including current instruction pointer logic responsive to instruction length information
JPH09311784A (ja) プロセッサ
JP3490005B2 (ja) 命令制御装置及びその方法
JP2004510248A (ja) ソフトウェアおよびハードウェアのループ圧縮を有するfifo書込み/lifo読取り追跡バッファ
JPH09311788A (ja) レジスタ・ファイル
JPH10283177A (ja) プロセッサ
JP2933848B2 (ja) データ処理装置
JP3524240B2 (ja) 並列命令処理装置
JPH0218732B2 (ja)
JP3996982B2 (ja) プロセッサ
JP4006065B2 (ja) プロセッサ
KR100260814B1 (ko) 엠펙 오디오 비트스트림 복호화를 위한 전처리장치
JPH0612522B2 (ja) 並列処理マイクロプロセッサ
JP2000003279A (ja) Vliwプロセッサ、プログラム生成装置、および記録媒体
JP3850156B2 (ja) 命令処理装置
JPH1165887A (ja) プロセッサ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030805