JPH09311669A - 画像処理装置及びその画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置及びその画像処理方法

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JPH09311669A
JPH09311669A JP8128379A JP12837996A JPH09311669A JP H09311669 A JPH09311669 A JP H09311669A JP 8128379 A JP8128379 A JP 8128379A JP 12837996 A JP12837996 A JP 12837996A JP H09311669 A JPH09311669 A JP H09311669A
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field
signal
image
interlaced
image processing
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JP8128379A
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Nobuhiro Hoshi
伸宏 星
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低階調な画像形成装置に高階調な画像形成を
可能とする画像処理装置及びその画像処理方法の提供。 【解決手段】 インターレース信号をフィールド(#
1,#2)毎に、その1つ前のフィールドの画像信号を
用いて1フレーム分の画像信号とする。その画像信号を
ディザマトリックス(31〜34)のパターンを1フィ
ールド毎に逆順にしてディザ法で処理し、不図示の画像
形成装置に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低階調な画像形成
装置でありながら高階調な画像形成を可能とする画像処
理装置及びその画像処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビ信号等では、画像信号を1
ラインおきに飛び越し走査を行ってインターレース表示
することが知られている。
【0003】図12は、従来例としてのインターレース
信号を説明する図である。
【0004】図中、図12(a)は1フレームの構成を
表わしており、各ライン(n本)の奇数番目を第1フィ
ールド(実線)で、そして偶数番目を第2フィールド
(破線)で走査することにより1つのフレームを構成し
ている。この走査を時系列に示しているのが図12
(b)であり、第1フィールドと第2フィールドとを交
互に走査していく。
【0005】テレビ信号等のような高階調な信号を、液
晶等を用いた低階調表示装置に表示する場合、一般にデ
ィザ法等によって高階調な信号から表示装置が実際に表
示可能な階調に変換する処理(以下、中間調処理)を行
った後に表示している。ここで、ディザ法の信号処理方
法について図13及び図14を参照して概要を説明す
る。
【0006】図13は、従来例としての中間調処理を行
う画像処理回路のブロック構成図である。
【0007】図14は、従来例としてのディザ法を説明
する図である。
【0008】図13において、入力端子21より入力さ
れたインターレース画像信号は、アナログ・デジタル
(以下、A/D)変換回路23により画素毎に8ビット
のデジタル信号に変換され、中間調処理回路25に入力
される。中間調処理回路25では、入力された8ビット
信号にそれぞれディザ法を用いた中間調処理を行い、画
素毎に1ビットの信号として出力端子27に出力する。
【0009】中間調処理回路25は、ディザマトリック
ス29を用いて255段階の強度を表す8ビット信号
を、しきい値32,96,160,そして224と比較
することにより、最終的に0または1を表す1ビットの
出力信号を生成する。この処理を1フレームに渡って順
次行う。図14(a)はしきい値と出力値の関係を示し
たものである。また、図14(b)は、ある画素部分に
おける2×2のディザマトリックス29のしきい値とテ
レビ信号のインターレースの関係を示したものである。
例えば、現在ディザマトリックス29が位置する部分の
8ビットの画像信号が4つとも128である場合、しき
い値より大きければ1が出力され、小さければ0が出力
されるわけである。尚、ディザ法については、「画像の
ディジタル信号処理:吹抜敬彦著 日刊工業新聞社」等
で説明されているので詳細な説明は省略する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、中間調処理後に低階調表示装置に表示される画
質が不自然なものとなり問題問題となっていた。
【0011】そこで本発明は、低階調な画像形成装置に
高階調な画像形成を可能とする画像処理装置及びその画
像処理方法の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の画像処理装置は以下の特徴を備える。
【0013】即ち、インターレース信号を、フィールド
毎にその1つ前のフィールドの画像信号を用いて1フレ
ーム分の画像信号を生成する画像信号生成手段と、その
1フレーム分の画像信号をディザ法で処理して画素単位
の情報を生成する処理手段とを備えており、そのディザ
法に用いるしきい値を並べた2つの異なる行列を、1フ
ィールド毎に交互に用いることを特徴とする。
【0014】好ましくは、前記2つの異なる行列におけ
るしきい値の配列は、一方の行列に対して他方の行列が
逆順序であることを特徴とする。これにより得られた画
像情報を表示すれば、擬似的に高階調化が図れる。
【0015】また、好ましくは前記画像信号生成手段
は、アナログ信号である前記インターレース信号をデジ
タル信号に変換する信号変換手段と、前記デジタル信号
を一時記憶し、1フィールド時間分遅延させる遅延手段
と、その遅延手段により1フィールド時間分遅延したデ
ジタル信号と現在のフィールドのデジタル信号とを、前
記インターレース信号における1ライン毎に交互に選択
する選択手段と、を備えていることを特徴とする。これ
により、1フレーム分の画像信号を1フィールド毎に得
る。
【0016】また、上述の目的を達成するため、本発明
の画像処理方法は以下の特徴を備える。
【0017】即ち、インターレース信号を、フィールド
毎にその1つ前のフィールドの画像信号を用いて1フレ
ーム分の画像信号を生成し、その1フレーム分の画像信
号をディザ法で処理して画素単位の情報を生成する際、
そのディザ法に用いるしきい値を並べた行列のパターン
を1フィールド毎に逆順序にすることを特徴とする。
【0018】即ち、インターレース信号を、フィールド
毎にその1つ前のフィールドの画像信号を用いて1フレ
ーム分の画像信号を生成し、その1フレーム分の画像信
号をディザ法で処理して画素単位の情報を生成する際、
そのディザ法に用いるしきい値を並べた2つの異なる行
列を、1フィールド毎に交互に用いることを特徴とす
る。好ましくは、前記2つの異なる行列におけるしきい
値の配列は、一方の行列に対して他方の行列が逆順序で
あることを特徴とする。
【0019】これにより得られた画像情報を表示すれ
ば、擬似的に高階調化が図れる。
【0020】また好ましくは、前記1フレーム分の画像
信号の生成は、アナログ信号である前記インターレース
信号をデジタル信号に変換し、前記デジタル信号を一時
記憶して1フィールド時間分遅延し、その1フィールド
時間分遅延させたデジタル信号と現在のフィールドのデ
ジタル信号とを、前記インターレース信号における1ラ
イン毎に交互に選択することにより生成することを特徴
とする。これにより、1フレーム分の画像信号を1フィ
ールド毎に得る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。はじめに、本発明の画像処理装置の
構成を図1に示す。
【0022】図1は、本発明の一実施形態としての画像
処理装置のブロック構成図である。
【0023】図中、入力端子1から入力されたインター
レース画像信号は、A/D変換回路3で画素毎に8ビッ
トのデジタル信号に量子化される。このデジタル信号
は、スイッチ5の端子aに出力される一方、フィールド
メモリ7に格納される。このフィールドメモリ7は、1
フィールド分の画像データの格納が可能であり、格納さ
れたデータは後述する処理のために1フィールド時間分
遅延された後、スイッチ5の端子bに出力される。尚、
フィールドメモリ7の内容は1フレーム時間毎に順次更
新される。
【0024】スイッチ5は、制御回路11により制御さ
れており、端子aに入力される現在のフィールド画像と
端子bに入力される1つ前のフィールド画像を、1ライ
ン毎に切り替えて中間調処理回路9に出力する。中間調
処理回路9は、後述の中間調処理により、本実施形態で
は画素毎に1ビットの信号を生成して出力端子13に出
力する。
【0025】次に、フィールドメモリ7に格納された画
像データを1フィールド時間分遅延させた理由について
説明する。
【0026】図2は、本発明の一実施形態としてのイン
ターレース画像信号の補間処理を説明する図である。
【0027】同図に示すように、第1及び第2のフィー
ルド2つで1フレームを構成する場合、インターレース
信号は1ラインおきに飛び越し走査するため、例えば、
第2フィールドにおいては、偶数番目のラインの画像デ
ータは得られるが、奇数番目のラインの画像データは存
在しない。一般に、このような構成を採る画像データ中
の、あるフレームにおけるある画素に注目した場合、そ
の前後のフレーム範囲ぐらいであれば画像信号の強度は
それほど変化しない傾向にある。そこで、1つ前のフィ
ールドである第1フィールドにおける奇数番目のライン
の画像データを複写して第2フィールドにおける奇数番
目のラインの画像データとして使用することにより、入
力信号がインターレース信号でありながら1フィールド
で1フレーム分の画像データを得る。以下、この処理を
補間と呼ぶ。図2は、補間された画像の構成が時系列に
示されており、黒い丸印は、1つ前のフィールド画像
(白い丸印)から補間された状態を示している。この状
態を作り出すため、制御回路11は、制御信号によりス
イッチ5を1ライン毎に切り替え、端子aに入力される
現在のフィールド画像と端子bに入力される1つ前のフ
ィールド画像とにより、1フィールド時間で1フレーム
分の画像データを中間調処理回路9に与えるわけであ
る。従って、補間後の第1フィールドの画像データ、ま
たは補間後の第2フィールドの画像データだけを使用す
れば1画面の表示ができることになる。
【0028】次に、中間調処理回路9による中間調処理
について図3〜図8を参照して説明する。この中間調処
理の概要を述べれば、中間調処理回路9は、制御回路1
1からの制御信号により1フィールド毎にディザマトリ
ックス(本実施形態では2×2ディザマトリックスで説
明する)のしきい値を変更して中間調処理を行い、画素
毎に1ビットの信号を生成して出力端子13に出力す
る。
【0029】図3は、本発明の一実施形態としてのディ
ザマトリックスのしきい値を示す図である。
【0030】図4は、本発明の一実施形態としてのディ
ザマトリックスのしきい値の配置を示す図である。
【0031】本実施形態では、図3(a)及び図3
(b)の各マトリックスにより画像データにディザ法に
よる処理を行う。これらの2種類のディザマトリックス
は、前述の図14のしきい値を採用しており、そのしき
い値の配置は図4(a)及び図4(b)に示すように第
1フィールドと第2フィールドで逆順序となっている。
第1フィールドは、図3(a)に示したマトリックスで
ディザ法による処理を行い、第2フィールドは図3
(b)に示したマトリックスでディザ法による処理を行
う。尚、黒い丸印は、1つ前のフィールドから補間され
た画素を示したものである。
【0032】図5は、本発明の一実施形態としての中間
調処理回路の動作を説明する図であり、時系列に示され
ている。
【0033】図中、31〜34は、各フィールドにおけ
るディザマトリックスであり、第1フィールド(#1)
のディザマトリックス31,33は図3(a)のマトリ
ックス、そして第2フィールド(#2)のディザマトリ
ックス32,34は図3(b)のマトリックスにあた
る。尚、この場合も黒い丸印は、1つ前のフィールドか
ら補間された画素を示している。
【0034】図6は、本発明の一実施形態としての中間
調処理回路における入力値、出力値、しきい値、そして
見え方を示した図である。
【0035】同図は、8ビットの画像データである入力
値0、128、そして255を例としている。4種類の
しきい値は、前述の図3のマトリックスのものであり、
第1フィールド(#1)、そして第2フィールド(#
2)で変化する。出力値は、各フィールドにおけるしき
い値により、入力値を比較した結果である。見え方の欄
は、画像形成回路を備えた外部の表示装置(不図示)に
よって前記の出力値が表示されたときに人間が見る画像
の階調を表わしている。図中、入力値が0の場合に、第
1フィールド(#1)、そして第2フィールド(#2)
で交互にしきい値が変化しても出力値は0であり、また
入力値が255の場合はしきい値が変化しても出力値は
1である。入力値が128の場合は、例えばしきい値が
32のとき出力は1であり、しきい値が244のとき出
力は0となる。従って、入力値128のような値が入力
される場合、フィールド毎に0と1が交互に表示される
ことになる。一般に人間の目は動きに対し感度が鈍いた
め、見え方は結果として0と1との中間値0.5という
値として見えることになる。即ち、2値の階調(1ビッ
ト出力)対し、3値の階調が疑似的に得られることにな
る。
【0036】特に、テレビ放送で使われているNTSC
信号や、ハイビジョン信号等はフィールド周波数が60
Hzと高く、中間値を表現するには十分である。
【0037】尚、本実施形態は、上述した2×2ディザ
マトリックスに限られるものではなく、他のN×Nのデ
ィザマトリックスにおいても同じように2種類のディザ
マトリックスのしきい値の並び方を逆順序にすることで
1階調分の高階調化が疑似的に実現できることは言うま
でもない。また、中間調処理回路9の出力値も、1ビッ
トに限られるものではなく、複数のビットにすることが
できる。
【0038】<実施形態の第1の変形例>前述の実施形
態では、本発明を2×2ディザマトリックスに適用して
説明したが、本変形例は4×4ディザマトリックスを採
用する。尚、本変形例の場合も画像処理装置は前述の図
1の構成と同様であり、中間調処理回路9の処理手法も
同様であるため、詳細な説明は省略する。
【0039】図7は、本発明の実施形態における第1の
変形例としてのディザマトリックスのしきい値を示す図
である。
【0040】図8は、本発明の実施形態における第1の
変形例としてのディザマトリックスのしきい値の配置を
示す図である。
【0041】本変形例では、4×4ディザマトリックス
を採用するため、16種類のしきい値が第1フィールド
のときに図7(a)、第2フィールドのときに図7
(b)のように配置され、その順番は図8に示すように
逆順序である。
【0042】図9は、本発明の実施形態における第1の
変形例としての中間調処理回路における入力値、出力
値、しきい値、そして見え方を示した図であり、4×4
のディザマトリックスにおいても、1階調分の高階調化
を疑似的に実現している。
【0043】<実施形態の第2の変形例>本変形例で
は、2×2ディザマトリックスを採用し、出力値を2ビ
ットとして4値(0,1,2,3)、即ち4種類の階調
とする。
【0044】図10は、本発明の実施形態における第2
の変形例としての出力値としきい値の関係を示す図であ
り、この場合しきい値は16種類とする。
【0045】本変形例の場合も画像処理装置は前述の図
1の構成とほぼ同様であるが、中間調処理回路9は更に
後述の加算器と2値化回路を備える。また、中間調処理
回路9の処理手法もほぼ同様であるため、異なる部分を
以下に説明する。
【0046】図11は、本発明の実施形態における第2
の変形例としての中間調処理を説明する図である。
【0047】図中、図10のしきい値がそれぞれディザ
マトリックスA〜D及びAR〜DRに配置されている。
これらのディザマトリックスにおけるしきい値は、前述
の図3及び図4で説明したものと同様に並べられてい
る。補間されている画像信号は、中間調処理回路9にお
いて第1フィールドのときにディザマトリックスA〜
D、そして第2フィールドのときにディザマトリックス
AR〜DRによりそれぞれ処理される。この場合も、デ
ィザマトリックスを各フィールド毎に逆順にすることに
より、各出力値の中間の値を表現することができる。即
ち、1と0の信号が各フィールドについて4種類得られ
るので、加算器にて加算後、2値化回路で2ビットのデ
ジタル信号に変換する。この2ビットの信号を表示すれ
ば、フィールド毎に異なる出力値により、0.5、1.
5、そして2.5という見え方を疑似的に実現すること
ができる。
【0048】このように、一般にmビットの出力値の場
合、表現できる階調数Kは、 K=2↑m+(2↑m−1) となり、擬似的に階調を増やすことができる(但し、2
↑mは2のm乗を表す)。
【0049】尚、本発明は、例えば液晶等を用いた画像
形成装置に適用しても、本実施形態のように一つの機器
からなる装置に適用してもよいことは言うまでもない。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば低
階調な画像形成装置に高階調な画像形成を可能とする画
像処理装置及びその画像処理方法の提供が実現する。即
ち、インターレース信号を、フィールド毎にその1つ前
のフィールドの画像信号を用いて1フレーム分の画像信
号とし、ディザ法で処理する際、ディザマトリックスの
パターンを1フィールド毎に逆順序にすることにより、
液晶表示装置のような低階調表示装置でも疑似的に高階
調化し、画質の改善をはかることができた。
【0051】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての画像処理装置のブ
ロック構成図である。
【図2】本発明の一実施形態としてのインターレース画
像信号の補間処理を説明する図である。
【図3】本発明の一実施形態としてのディザマトリック
スのしきい値を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態としてのディザマトリック
スのしきい値の配置を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態としての中間調処理回路の
動作を説明する図である。
【図6】本発明の一実施形態としての中間調処理回路に
おける入力値、出力値、しきい値、そして見え方を示し
た図である。
【図7】本発明の実施形態における第1の変形例として
のディザマトリックスのしきい値を示す図である。
【図8】本発明の実施形態における第1の変形例として
のディザマトリックスのしきい値の配置を示す図であ
る。
【図9】本発明の実施形態における第1の変形例として
の中間調処理回路における入力値、出力値、しきい値、
そして見え方を示した図である。
【図10】本発明の実施形態における第2の変形例とし
ての出力値としきい値の関係を示す図である。
【図11】本発明の実施形態における第2の変形例とし
ての中間調処理を説明する図である。
【図12】従来例としてのインターレース信号を説明す
る図である。
【図13】従来例としての中間調処理を行う画像処理回
路のブロック構成図である。
【図14】従来例としてのディザ法を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1,21 入力端子 3,23 A/D変換回路 5 切り換えスイッチ 7 フィールドメモリ 9,25 中間調処理回路 11 制御回路 13,27 出力端子 29,31〜34 ディザマトリックス

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターレース信号を、フィールド毎に
    その1つ前のフィールドの画像信号を用いて1フレーム
    分の画像信号を生成する画像信号生成手段と、 その1フレーム分の画像信号をディザ法で処理して画素
    単位の情報を生成する処理手段とを備えており、そのデ
    ィザ法に用いるしきい値を並べた2つの異なる行列を、
    1フィールド毎に交互に用いることを特徴とする画像処
    理装置。
  2. 【請求項2】 前記2つの異なる行列におけるしきい値
    の配列は、一方の行列に対して他方の行列が逆順序であ
    ることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記画像信号生成手段は、 アナログ信号である前記インターレース信号をデジタル
    信号に変換する信号変換手段と、 前記デジタル信号を一時記憶し、1フィールド時間分遅
    延させる遅延手段と、 その遅延手段により1フィールド時間分遅延したデジタ
    ル信号と現在のフィールドのデジタル信号とを、前記イ
    ンターレース信号における1ライン毎に交互に選択する
    選択手段と、を備えていることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記画素単位の情報は、1ビットのデジ
    タル信号であることを特徴とする請求項1乃至請求項3
    の何れかに記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記処理手段には、その処理に用いる行
    列が複数存在し、且つそれらのしきい値がそれぞれ異な
    っており、更にその複数の行列と同数、且つしきい値の
    配列が逆順序の行列が存在しており、これらの複数の行
    列をそれぞれ1フィールド毎に交互に用いることにより
    得られる信号を合成し、前記画素単位の情報として複数
    ビットのデジタル信号を生成することを特徴とする請求
    項1乃至請求項3の何れかに記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 インターレース信号を、フィールド毎に
    その1つ前のフィールドの画像信号を用いて1フレーム
    分の画像信号を生成し、 その1フレーム分の画像信号をディザ法で処理して画素
    単位の情報を生成する際、そのディザ法に用いるしきい
    値を並べた行列のパターンを1フィールド毎に逆順序に
    することを特徴とする画像処理方法。
  7. 【請求項7】 インターレース信号を、フィールド毎に
    その1つ前のフィールドの画像信号を用いて1フレーム
    分の画像信号を生成し、 その1フレーム分の画像信号をディザ法で処理して画素
    単位の情報を生成する際、そのディザ法に用いるしきい
    値を並べた2つの異なる行列を、1フィールド毎に交互
    に用いることを特徴とする画像処理方法。
  8. 【請求項8】 前記2つの異なる行列におけるしきい値
    の配列は、一方の行列に対して他方の行列が逆順序であ
    ることを特徴とする請求項7記載の画像処理方法。
  9. 【請求項9】 前記1フレーム分の画像信号の生成は、 アナログ信号である前記インターレース信号をデジタル
    信号に変換し、 前記デジタル信号を一時記憶して1フィールド時間分遅
    延し、 その1フィールド時間分遅延させたデジタル信号と現在
    のフィールドのデジタル信号とを、前記インターレース
    信号における1ライン毎に交互に選択することにより生
    成することを特徴とする請求項7または請求項8記載の
    画像処理方法。
JP8128379A 1996-05-23 1996-05-23 画像処理装置及びその画像処理方法 Withdrawn JPH09311669A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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