JPH09311614A - ホログラム記録媒体及びその作製方法 - Google Patents

ホログラム記録媒体及びその作製方法

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JPH09311614A
JPH09311614A JP12339096A JP12339096A JPH09311614A JP H09311614 A JPH09311614 A JP H09311614A JP 12339096 A JP12339096 A JP 12339096A JP 12339096 A JP12339096 A JP 12339096A JP H09311614 A JPH09311614 A JP H09311614A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フルカラーパターンや見る方向、照明方向に
よって異なるパターンを記録再現可能にしたホログラム
記録媒体とその作製方法。 【解決手段】 画素2の集合からなる画像等のパターン
記録体であって、少なくとも一部の画素2に、体積型ホ
ログラムからなり相互に異なる複数の体積型回折格子3
の中の何れかが割り当てられて構成されている。その作
製は、反射型計算機ホログラム上に体積型ホログラム感
材を積層し、体積型ホログラム感材を通して所定の波長
の再生照明光を入射させ、反射型計算機ホログラムから
の回折光と入射光との干渉縞を体積型ホログラム感材に
記録することにより作製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホログラム記録媒
体及びその作製方法に関し、特に、画素の集合からなる
画像等のパターン記録体において、画素毎に体積型ホロ
グラムからなり相互に異なる複数の体積型回折格子の中
の何れかを割り当て、フルカラーパターンや見る方向、
照明方向によって異なるパターンを記録再現可能にした
ホログラム記録媒体とその作製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、クレジットカード、預金通帳、金
券等に偽造防止手段としてホログラムシールや回折格子
記録媒体が利用されている。また、ビデオテープや高級
腕時計等の商品についても、海賊版が出回るのを防止す
るために、ホログラムシールや回折格子記録媒体が利用
されている。この他、装飾用、販売促進用と言った目的
にも、ホログラムシールや回折格子記録媒体が利用され
ている。
【0003】この中、回折格子記録媒体は、多数の画素
からなる2次元パターンを構成する各画素を電子線等に
よって描かれてレリーフ型の回折格子とするものである
(特願平5−148681号)。また、このような回折
格子からなる画素に異なる原色を表現させるように、格
子ピッチが異なる回折格子を各画素に割り当て、フルカ
ラーの画像を記録できるようにすることもできる(特開
平8−21909号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画素が
レリーフ型回折格子からなる場合、回折効率が本質的に
低いと言う問題があった。また、1個の画素に複数の異
なる回折格子を多重化した場合、回折格子同士の相互作
用により各回折格子の回折効率が低下し、再生されるパ
ターンが暗くなってしまうと言う問題もあった。さら
に、記録体を見る方向によって色は変化するが、記録さ
れたパターンがそのまま見える角度範囲が広いと言う問
題もあった。これは、特に、見る方向あるいは照明方向
によって見えるパターンをシャープに切り換えたい場合
に問題となる。
【0005】本発明は従来技術のこのような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的は、画素の集合から
なる画像等のパターン記録体において、画素毎に体積型
ホログラムからなり相互に異なる複数の体積型回折格子
の中の何れかを割り当て、フルカラーパターンや見る方
向、照明方向によって異なるパターンを記録再現可能に
したホログラム記録媒体とその作製方法を提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のホログラム記録媒体は、画素の集合からなる画像等
のパターン記録体であって、少なくとも一部の画素に、
体積型ホログラムからなり相互に異なる複数の体積型回
折格子の中の何れかが割り当てられて構成されているこ
とを特徴とするものである。
【0007】この場合、体積型ホログラムからなり相互
に異なる複数の体積型回折格子の中に、格子面の向きが
同じで格子間隔が異なる少なくとも3つの体積型回折格
子が含まれていることが望ましい。
【0008】また、少なくとも一部の画素には、相互に
異なる複数の体積型回折格子の中の2以上のものが多重
に記録されていてもよい。
【0009】また、少なくとも一部の画素中の3分割さ
れた網点領域、あるいは、隣接する3つの画素に、赤を
表現する体積型回折格子、緑を表現する体積型回折格
子、及び、青を表現する体積型回折格子が割り当てら
れ、それらの体積型回折格子が占める面積比、又は、そ
れらの体積型回折格子の回折効率の比を変えることによ
り色調及び階調が制御されているものであることが望ま
しい。
【0010】なお、本発明のホログラム記録媒体は、裏
面に反射層を有するものとしても構成できる。
【0011】このような本発明のホログラム記録媒体の
作製方法としては、次のような方法がある。 (1)反射型レリーフホログラム上に体積型ホログラム
感材を積層し、前記体積型ホログラム感材を通して所定
の波長の再生照明光を入射させ、前記反射型レリーフホ
ログラムからの回折光と入射光との干渉縞を前記体積型
ホログラム感材に記録することにより作製することを特
徴とする方法。
【0012】(2)透過型ホログラム上に体積型ホログ
ラム感材を積層し、前記体積型ホログラム感材と反対側
から所定の波長の再生照明光を入射させ、前記透過型ホ
ログラムからの回折光と前記体積型ホログラム感材側か
ら入射させた参照光との干渉縞を前記体積型ホログラム
感材に記録することにより作製することを特徴とする方
法。
【0013】(3)透過型ホログラム上に体積型ホログ
ラム感材を積層し、前記体積型ホログラム感材と反対側
から所定の波長の再生照明光を入射させ、前記透過型ホ
ログラムからの回折光と0次透過光との干渉縞を前記体
積型ホログラム感材に記録した後、前記体積型ホログラ
ム感材の裏面に反射層を設けることにより作製すること
を特徴とする方法。
【0014】(4)体積型ホログラム感材の一方の側に
開口パターンを有するマスク板を、他方の側に前記体積
型ホログラム感材に対して特定の傾き角を有する反射鏡
を配置し、前記マスク板の開口パターンを通して光束を
入射させ、入射光と前記反射鏡からの反射光との干渉縞
を前記体積型ホログラム感材に記録することにより作製
することを特徴とする方法。
【0015】(5)体積型ホログラム感材の一方の側に
開口パターンを有するマスク板を、他方の側に所定の入
射角で入射した光束をそれに対して特定の角度をなして
反対側に回折するオフアクシス反射型ホログラムを配置
し、前記マスク板の開口パターンを通して光束を入射さ
せ、入射光と前記オフアクシス反射型ホログラムからの
回折光との干渉縞を前記体積型ホログラム感材に記録す
ることにより作製することを特徴とする方法。
【0016】(6)体積型ホログラム感材の裏面側に反
射方向が位置毎に異なる微細ミラー面の集合体からなる
複合反射体を配置し、前記体積型ホログラム感材の表面
側から光束を入射させ、入射光と前記複合反射体からの
反射光との干渉縞を前記体積型ホログラム感材に記録す
ることにより作製することを特徴とする方法。
【0017】(7)体積型ホログラム感材の各画素位置
に可干渉性の2つの細い光束をその位置に応じた相対角
度で交差させて入射させることにより画素位置に応じた
傾きとピッチの干渉縞を前記体積型ホログラム感材に記
録することにより作製することを特徴とする方法。
【0018】本発明においては、画素の集合からなる画
像等のパターン記録体であって、少なくとも一部の画素
に、体積型ホログラムからなり相互に異なる複数の体積
型回折格子の中の何れかが割り当てられて構成されてい
るので、回折効率の高い明るいパターンが再生可能な記
録体が得られる。また、回折効率の低下を招くことなく
多重パターンの記録が可能である。また、加法混色によ
り色調、階調制御ができフルカラーパターンが記録再現
可能である。そして、見る方向、照明方向によってシャ
ープに切り換え可能な異なるパターンが記録再現可能な
ものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明のホログラム記録媒
体とその作製方法の原理と実施例について図面を参照に
して説明する。図1は、本発明によるホログラム記録媒
体の構成を説明するための図であり、図1(a)はホロ
グラム記録媒体1全体の平面図、図1(b)は図1
(a)のホログラム記録媒体1の小円で囲った部分の拡
大図、図1(c)は図1(b)の線C−C’に沿う断面
図である。
【0020】ホログラム記録媒体1はフォトポリマー等
の体積型ホログラム(リップマンホログラム)感材から
なり、図1(a)に示すように、所望のカラーパターン
が記録されている。このカラーパターンはフルカラーの
パターンであり、後記する理由により発色する。また、
見る方向により見えるパターンが変化するように、複数
のカラーパターンが記録されていてもよい。そして、ホ
ログラム記録媒体1は、図1(b)に示すように、その
記録領域が微細なドット状の画素2に規則的な分割され
ている。この分割は、図の場合、碁盤の目状になされて
いるが、必ずしもこの形状に限らず、俵積み形状等他の
形状であってもよい。また、1画素2の形状も四角形に
限らず、円形、三角形、六角形等であってもよい。
【0021】そして、各画素2には、図1(c)の断面
に示すように、体積型の干渉縞3が記録されている。干
渉縞3としては、通常、平面状の高屈折率領域と低屈折
領域が空間的に交互に繰り返す形態をしており、一定の
ピッチで相互に平行に並んでいる。このような干渉縞を
本願ではブラグ格子3と呼ぶことにする。図1(c)に
隣接する4つの画素21 〜24 を示すが、これらは画素
2がとり得るブラグ格子3の形態の説明のために模式的
に示すものある。
【0022】画素21 と22 のブラグ格子3は記録面に
平行に形成されてなるものであり、画素21 と22 では
そのピッチ(格子間隔)が異なる。したがって、画素2
1 、22 何れの領域でも、入射光はブラグ格子3の格子
面に対して入射角と回折角が等しい方向に回折される
が、ブラグ条件を満足する波長の光のみが回折されるた
め、同じ入射角の場合、画素21 で反射回折される波長
と画素22 反射回折される波長とは異なる。そのため、
所定の入射角に対して、例えば、画素21 で回折される
波長を青領域に、画素22 で回折される波長を緑領域
に、不図示の画素21 と22 とはピッチの異なるブラグ
格子3が同様に記録面に平行に形成されてなる画素で回
折される波長を赤領域に、それぞれ設定することによ
り、画素2の組み合わせにより、RGB三原色からなる
カラーパターンを記録することができる。なお、色調及
び階調のとり方は後で説明する。
【0023】これに対して、画素23 と24 は格子間隔
は同じであるが、格子面(干渉縞面)の傾きが異なる場
合を示している。その傾き角と格子面の方向は自由にと
り得る。ブラグ格子3においては、格子面に対して入射
角と回折角が等しい方向に回折されるので、所定方向か
らの入射光に対して、これと異なる一定の観察方向にお
いては、ブラグ格子3がブラグ条件を満足した角度のと
きのみその条件を満足する波長の光が観測できるので、
照明方向が特定されている場合、画素23 と2 4 は同時
には同じ色のものとしては観測できない。単色照明の場
合は、見る方向に依存して、画素23 と24 は選択的に
観察される。したがって、このような画素2の組み合わ
せにより、見る方向によって切り換わる複数のパターン
を記録できる。なお、1つのブラグ格子3は入射角が異
なると別の波長でブラグ条件を満足するので、白色照明
の場合、照明方向に広がりがあれば、1つの画素23
は24 は見る方向に依存して色が変化することになる。
【0024】このように、画素2に記録する干渉縞3の
ピッチと傾きを種々に選ぶことにより、回折方向及び回
折波長を任意に選ぶことができる。したがって、画素2
の位置に応じて干渉縞3のピッチと傾きを所定の組み合
わせの中から選択することにより、見る方向により切り
換わるカラーパターンを記録することができる。なお、
1つの画素2中に異なる複数の干渉縞3を重畳記録して
別々に回折再生させることもできるので、複数のカラー
パターンを記録領域の制限なしに自由に重畳記録でき
る。
【0025】ところで、このような画素2の群からなる
ホログラム記録媒体1において、R(赤)、G(緑)、
B(青)以外の中間色を任意の階調で表現するには、印
刷の場合と同様、R、G、B網点の大きさ(面積)及び
それらの比を変えて階調、色調を変える方法がある。こ
こで、R、G、Bの網点としては、1つの画素を3分割
する方式と、隣接する3つの画素の組を考え、その中の
各画素をR、G、Bの何れかの網点に対応させる方式と
があるが、本質的には両者同じである。
【0026】図2は網点の面積比を変えて色調を変化さ
せる面積階調の方法を説明するための図であり、図2
(a)は、Rを表現する干渉縞3が記録された赤網点4
Rと、Gを表現する干渉縞3が記録された緑網点4G
と、Bを表現する干渉縞3が記録された青網点4Bとの
面積比が1:1:1の場合で、加法混色により白に見え
る。それを図2(b)に示すように、赤網点4R及び青
網点4Bの面積を小さくしてその分緑網点4Gの面積を
大きくして行くと、緑色に見えてき、その面積が相対的
に大きくなるにつれて緑の階調が上がる。赤網点4R、
緑網点4G、青網点4Bの面積比を制御することによ
り、任意の色調を任意の階調で表すことができる。
【0027】図3も網点の面積比を変えて色調を変化さ
せる面積階調の方法を説明するための図であるが、この
場合、図(a)の赤網点4R、緑網点4G、青網点4B
の面積比が1:1:1から、図(b)のように赤網点4
Rと青網点4Bの面積をブランク5により削って小さく
することにより、緑網点4Gの面積を相対的に大きくし
ており、その割合が大きくなるにつれて緑色の階調が上
がる。この方法は通常のカラー印刷の方法と同様であ
り、赤網点4R、緑網点4G、青網点4Bの面積比を制
御することにより、任意の色調を任意の階調で表すこと
ができる。
【0028】図4は、面積階調ではなく、干渉縞3の回
折効率を干渉縞3記録の際に任意の値に制御するように
して色調、階調を制御する濃度階調の方法を説明するた
めの図であり、Rを表現する干渉縞3が記録された赤網
点4Rと、Gを表現する干渉縞3が記録された緑網点4
Gと、Bを表現する干渉縞3が記録された青網点4Bと
の面積比は1:1:1のままであり、図4(a)の場合
は、それぞれの網点4R、4G、4Bの干渉縞3の回折
効率は100%に設定されており、加法混色により白に
見える。それを図4(b)に示すように、赤網点4Rの
回折効率を20%に下げ、青網点4Bの回折効率を80
%に下げると、緑と青の中間色が得られる。このよう
に、赤網点4R、緑網点4G、青網点4Bの回折効率を
制御することにより、任意の色調を任意の階調で表すこ
とができる。
【0029】以上の面積階調と濃度階調の両方を併用す
ることも可能である。なお、図4の延長であるが、1つ
の画素に赤を表現する干渉縞3と、緑を表現する干渉縞
3と、青を表現する干渉縞3を多重記録し、その際、各
干渉縞3の回折効率を制御することにより、任意の色調
を任意の階調で表すようにすることもできる。
【0030】さて、以上のように画素2毎に格子面の間
隔と傾きが異なるブラグ格子3を記録する方法、すなわ
ち、本発明のホログラム記録媒体の作製方法について説
明する。大きく分けると、計算機ホログラム(CGH)
から複製する方法と、マスクパターンと傾いた平面鏡と
を用いる方法と、反射方向が位置毎に異なる微細ミラー
群を用いる方法と、ホログラム記録媒体に対して干渉す
る2光束を相対的に移動させながら記録する方法とがあ
る。以下、順に説明する。
【0031】CGHから複製する方法としてはいくつか
考えられるが、CGH自体は、所定のパターン領域のみ
に所定波長の光を所定方向に回折する干渉縞(回折格
子)を計算機によって計算し、例えば電子線レジストを
塗布したガラス等の基板上へ電子ビームによってその干
渉縞を描画し、現像して、レリーフ型のCGHを作製す
る。同様にして異なるパターンで異なる干渉縞を有する
複数のCGHを作製する。CGHとしては、反射型のも
のも透過型のものも作製できる。
【0032】そして、第1の方法としては、図5(a)
に示すように、反射型CGH6の上にフォトポリマー等
の体積型ホログラム感材7を積層し、ホログラム感材7
を通して所定の波長の再生照明光8をCGH6に入射さ
せると、CGH6から1次回折光9が反射側に回折さ
れ、この回折光9と入射光8の干渉縞がホログラム感材
7中に記録される。CGH6を別のパターンで別の干渉
縞を有するものに交換して同じ体積型ホログラム感材7
中で別の種類の干渉縞を記録させることにより、図1に
示したように、同一の体積型干渉縞3が記録された画素
群からなるパターンが複数記録された本発明のホログラ
ム記録媒体1が得られる。なお、図5(a)の配置にお
いて、CGH6とホログラム感材7の間に、入射光8及
び1次回折光9と異なる角度で入射する高次回折光をカ
ットする多層干渉膜からなるダイクロイックフィルター
10を介在させて不要干渉縞の記録を防止するようにし
てもよい。
【0033】別の方法としては、図5(b)に示すよう
に、透過型CGH6’の上にフォトポリマー等の体積型
ホログラム感材7を積層し、ホログラム感材7と反対側
から所定の波長の再生照明光8をCGH6’に入射させ
ると、CGH6’から1次回折光9が反対側に回折され
る。再生照明光8と反対側から参照光11を同時に入射
させると、1次回折光9と参照光11がホログラム感材
7中で干渉してその干渉縞が記録される。CGH6’を
別のパターンで別の干渉縞を有するものに交換して同じ
体積型ホログラム感材7中で別の種類の干渉縞を記録さ
せることにより、図1と同様に同一の体積型干渉縞3が
記録された画素群からなるパターンが複数記録された本
発明のホログラム記録媒体1が得られる。この場合も、
CGH6’とホログラム感材7の間に、1次回折光9と
異なる角度で入射する0次光及び高次回折光をカットす
るダイクロイックフィルター10を介在させて不要干渉
縞の記録を防止するようにしてもよい。
【0034】さらに別の方法としては、図5(c)に示
すように、透過型CGH6’の上にフォトポリマー等の
体積型ホログラム感材7を積層し、ホログラム感材7と
反対側から所定の波長の再生照明光8をCGH6’に入
射させると、CGH6’から1次回折光9が反対側に回
折されると共に0次光12が直通して、両光9、12が
同じ方向からホログラム感材7中に入射して透過タイプ
の体積型干渉縞3が記録される。CGH6’を別のパタ
ーンで別の干渉縞を有するものに交換して同じ体積型ホ
ログラム感材7中で別の種類の干渉縞を記録させること
により、同一の体積型干渉縞3が記録された画素群から
なるパターンが複数記録された本発明のホログラム記録
媒体が得られる。ただし、この場合は、記録された体積
型ホログラムは透過型であるので、照明側から記録され
ているパターンを見ることはできないので、図6に断面
を示すように、ホログラム記録媒体1の裏面にアルミニ
ウム等の反射層13を設け、反射タイプになるようにし
なければならない。
【0035】マスクパターンと傾いた平面鏡とを用いる
方法は、図7に示すように、記録すべき異なるパターン
の開口を有する複数のマスク板14、14’を作製し、
これと共に各マスク板14、14’に対応して異なる傾
斜α1 、α2 を有する平面鏡15、15’を用意する。
もちろん1枚の平面鏡を用いて傾き角をα1 とα2 に変
えるようにしてもよい。そして、図7(a)に示すよう
に、マスク板14と平面鏡15の間に体積型ホログラム
感材7を配置し、マスク板14、ホログラム感材7及び
平面鏡15を近接配置し、マスク板14の開口を通して
全体に光を当てると、入射光と平面鏡15で反射され傾
斜角α1 に応じて傾いている反射光とがホログラム感材
7中で干渉してその干渉縞が記録される。マスク板14
を別の開口パターンを有するマスク板14’に換え、図
7(b)に示すように、マスク板14’、ホログラム感
材7及び平面鏡15’を近接配置して、同じ体積型ホロ
グラム感材7中に別の種類の干渉縞を記録させることに
より、同一の体積型干渉縞3が記録された画素群からな
るパターンが複数記録された本発明のホログラム記録媒
体が得られる。なお、マスク板14、14’としては、
印刷の色分解工程で得られた3原色分解原画パターンを
用いるのも有効である。
【0036】ところで、図7の方法の場合、平面鏡1
5、15’の傾きによりホログラム感材7と平面鏡1
5、15’の間の距離が大きくなりすぎ、マスク板1
4、14’の開口を通過した光とホログラム感材7を透
過し平面鏡15、15’で反射された光とがホログラム
感材7内で干渉せず、体積型干渉縞3が記録されない部
分が発生する恐れがある。そこで、図7の方法の変形と
して、図8(a)に示すように、例えば略垂直に入射し
た光束21をそれに対して角度θをなして回折光22を
反射方向に回折するオフアクシス反射型ホログラム23
であって異なる角度θを有するものを複数枚用意し、図
8(b)に示すように、マスク板14とこのオフアクシ
ス反射型ホログラム23の間に体積型ホログラム感材7
を近接配置し、マスク板14の開口を通して全体に光2
1を当てて1つの干渉縞を記録し、オフアクシス反射型
ホログラム23を別の角度θのものに交換して別の干渉
縞を記録することにより、図7の場合と同様にして、同
一の体積型干渉縞3が記録された画素群からなるパター
ンが複数記録された本発明のホログラム記録媒体を得る
ことができる。
【0037】反射方向が位置毎に異なる微細ミラー群を
用いる方法は、図9に示すように、反射方向が位置毎に
異なる微細ミラー面16’の集合体からなる複合反射体
16を用意し、その表面に体積型ホログラム感材7を近
接配置し、ホログラム感材7側から平行光束17を入射
させると、光束17はホログラム感材7を透過して複合
反射体16の反射方向が異なる微細ミラー面16’1
16’2 、16’3 で反射され、それぞれ異なる方向へ
反射された反射光181 、182 、183 となる。この
反射光181 、182 、183 と入射光171 、1
2 、173 がホログラム感材7中で干渉して位置毎に
異なる干渉縞が記録される。したがって、同じ反射方向
の微細ミラー面16’の群により所望のパターンを表現
しておけば、同一の体積型干渉縞3が記録された画素群
からなるパターンが複数記録された本発明のホログラム
記録媒体が得られる。なお、異なる複合反射体16を用
いて1枚のホログラム感材7中に同様にして重畳記録す
ることもできる。その場合、記録できるパターン及び色
の数が増加する。また、図9の方法の場合も、反射方向
が位置毎に異なる微細ミラー面16’の代わりに、回折
方向が位置毎に異なる図8(a)のような微細なオフア
クシス反射型ホログラム23を用いることができる。
【0038】また、ホログラム記録媒体に対して干渉す
る2光束を相対的に移動させながら記録する方法は、図
10(a)に示すように、ある角度配置の体積型ホログ
ラム感材7中の特定の画素位置で可干渉性の2つの細い
光束19、20を所定の相対角度で交差させてその画素
位置にそれら配置条件から導かれる体積型干渉縞3を記
録し、別の画素位置では、図10(b)に示すように、
ホログラム感材7の角度配置あるいは光束19、20の
相対角度、又はそれら両者を変えてそれら配置条件から
導かれる別の体積型干渉縞3を記録し、この動作を干渉
縞3を記録する画素2全てについて順次行い、最終的に
同一の体積型干渉縞3が記録された画素群からなるパタ
ーンが複数記録された本発明のホログラム記録媒体が得
られる。
【0039】以上、本発明のホログラム記録媒体及びそ
の作製方法をいくつかの実施例に基づいて説明してきた
が、本発明はこれら実施例に限定されず種々の変形が可
能である。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のホログラム記録媒体及びその作製方法によると、ホロ
グラム記録媒体が画素の集合からなる画像等のパターン
記録体であって、少なくとも一部の画素に、体積型ホロ
グラムからなり相互に異なる複数の体積型回折格子の中
の何れかが割り当てられて構成されているので、回折効
率の高い明るいパターンが再生可能な記録体が得られ
る。また、回折効率の低下を招くことなく多重パターン
の記録が可能である。また、加法混色により色調、階調
制御ができフルカラーパターンが記録再現可能である。
そして、見る方向、照明方向によってシャープに切り換
え可能な異なるパターンが記録再現可能なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるホログラム記録媒体の構成を説明
するための図である。
【図2】網点の面積比を変えて色調を変化させる面積階
調の方法を説明するための図である。
【図3】網点の面積比を変えて色調を変化させる面積階
調の別の方法を説明するための図である。
【図4】干渉縞の回折効率を制御して色調、階調を制御
する濃度階調の方法を説明するための図である。
【図5】計算機ホログラムから複製してホログラム記録
媒体を作製する方法を説明するための図である。
【図6】透過型計算機ホログラムを用いて作製する場合
のホログラム記録媒体の断面図である。
【図7】マスクパターンと傾いた平面鏡とを用いてホロ
グラム記録媒体を作製する方法を説明するための図であ
る。
【図8】マスクパターンとオフアクシス反射型ホログラ
ムとを用いてホログラム記録媒体を作製する方法を説明
するための図である。
【図9】反射方向が位置毎に異なる微細ミラー群を用い
てホログラム記録媒体を作製する方法を説明するための
図である。
【図10】ホログラム記録媒体に対して干渉する2光束
を相対的に移動させながら記録してホログラム記録媒体
を作製する方法を説明するための図である。
【符号の説明】
1…ホログラム記録媒体 2、21 、22 、23 、24 …画素 3…体積型干渉縞(ブラグ格子) 4R…赤網点 4G…緑網点 4B…青網点 5…ブランク 6…反射型CGH 6’…透過型CGH 7…体積型ホログラム感材 8…再生照明光 9…1次回折光 10…ダイクロイックフィルター 11…参照光 12…0次透過光 13…反射層 14、14’…マスク板 15、15’…平面鏡 16…複合反射体 16、16’1 、16’2 、16’3 …微細ミラー面 17…平行光束 171 、172 、173 …入射光 181 、182 、183 …反射光 19、20…細い光束 21…入射光 22…回折光 23…オフアクシス反射型ホログラム

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画素の集合からなる画像等のパターン記
    録体であって、少なくとも一部の画素に、体積型ホログ
    ラムからなり相互に異なる複数の体積型回折格子の中の
    何れかが割り当てられて構成されていることを特徴とす
    るホログラム記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記の体積型ホログラムからなり相互に
    異なる複数の体積型回折格子の中に、格子面の向きが同
    じで格子間隔が異なる少なくとも3つの体積型回折格子
    が含まれていることを特徴とする請求項1記載のホログ
    ラム記録媒体。
  3. 【請求項3】 少なくとも一部の画素には、前記の相互
    に異なる複数の体積型回折格子の中の2以上のものが多
    重に記録されていることを特徴とする請求項1又は2記
    載のホログラム記録媒体。
  4. 【請求項4】 少なくとも一部の画素中の3分割された
    網点領域、あるいは、隣接する3つの画素に、赤を表現
    する体積型回折格子、緑を表現する体積型回折格子、及
    び、青を表現する体積型回折格子が割り当てられ、それ
    らの体積型回折格子が占める面積比、又は、それらの体
    積型回折格子の回折効率の比を変えることにより色調及
    び階調が制御されていることを特徴とする請求項1から
    3の何れか1項記載のホログラム記録媒体。
  5. 【請求項5】 裏面に反射層を有することを特徴とする
    請求項1から4の何れか1項記載のホログラム記録媒
    体。
  6. 【請求項6】 画素の集合からなる画像等のパターン記
    録体であって、少なくとも一部の画素に、体積型ホログ
    ラムからなり相互に異なる複数の体積型回折格子の中の
    何れかが割り当てられて構成されているホログラム記録
    媒体の作製方法において、反射型レリーフホログラム上
    に体積型ホログラム感材を積層し、前記体積型ホログラ
    ム感材を通して所定の波長の再生照明光を入射させ、前
    記反射型レリーフホログラムからの回折光と入射光との
    干渉縞を前記体積型ホログラム感材に記録することによ
    り作製することを特徴とするホログラム記録媒体の作製
    方法。
  7. 【請求項7】 画素の集合からなる画像等のパターン記
    録体であって、少なくとも一部の画素に、体積型ホログ
    ラムからなり相互に異なる複数の体積型回折格子の中の
    何れかが割り当てられて構成されているホログラム記録
    媒体の作製方法において、透過型ホログラム上に体積型
    ホログラム感材を積層し、前記体積型ホログラム感材と
    反対側から所定の波長の再生照明光を入射させ、前記透
    過型ホログラムからの回折光と前記体積型ホログラム感
    材側から入射させた参照光との干渉縞を前記体積型ホロ
    グラム感材に記録することにより作製することを特徴と
    するホログラム記録媒体の作製方法。
  8. 【請求項8】 画素の集合からなる画像等のパターン記
    録体であって、少なくとも一部の画素に、体積型ホログ
    ラムからなり相互に異なる複数の体積型回折格子の中の
    何れかが割り当てられて構成されているホログラム記録
    媒体の作製方法において、透過型ホログラム上に体積型
    ホログラム感材を積層し、前記体積型ホログラム感材と
    反対側から所定の波長の再生照明光を入射させ、前記透
    過型ホログラムからの回折光と0次透過光との干渉縞を
    前記体積型ホログラム感材に記録した後、前記体積型ホ
    ログラム感材の裏面に反射層を設けることにより作製す
    ることを特徴とするホログラム記録媒体の作製方法。
  9. 【請求項9】 画素の集合からなる画像等のパターン記
    録体であって、少なくとも一部の画素に、体積型ホログ
    ラムからなり相互に異なる複数の体積型回折格子の中の
    何れかが割り当てられて構成されているホログラム記録
    媒体の作製方法において、体積型ホログラム感材の一方
    の側に開口パターンを有するマスク板を、他方の側に前
    記体積型ホログラム感材に対して特定の傾き角を有する
    反射鏡を配置し、前記マスク板の開口パターンを通して
    光束を入射させ、入射光と前記反射鏡からの反射光との
    干渉縞を前記体積型ホログラム感材に記録することによ
    り作製することを特徴とするホログラム記録媒体の作製
    方法。
  10. 【請求項10】 画素の集合からなる画像等のパターン
    記録体であって、少なくとも一部の画素に、体積型ホロ
    グラムからなり相互に異なる複数の体積型回折格子の中
    の何れかが割り当てられて構成されているホログラム記
    録媒体の作製方法において、体積型ホログラム感材の一
    方の側に開口パターンを有するマスク板を、他方の側に
    所定の入射角で入射した光束をそれに対して特定の角度
    をなして反対側に回折するオフアクシス反射型ホログラ
    ムを配置し、前記マスク板の開口パターンを通して光束
    を入射させ、入射光と前記オフアクシス反射型ホログラ
    ムからの回折光との干渉縞を前記体積型ホログラム感材
    に記録することにより作製することを特徴とするホログ
    ラム記録媒体の作製方法。
  11. 【請求項11】 画素の集合からなる画像等のパターン
    記録体であって、少なくとも一部の画素に、体積型ホロ
    グラムからなり相互に異なる複数の体積型回折格子の中
    の何れかが割り当てられて構成されているホログラム記
    録媒体の作製方法において、体積型ホログラム感材の裏
    面側に反射方向が位置毎に異なる微細ミラー面の集合体
    からなる複合反射体を配置し、前記体積型ホログラム感
    材の表面側から光束を入射させ、入射光と前記複合反射
    体からの反射光との干渉縞を前記体積型ホログラム感材
    に記録することにより作製することを特徴とするホログ
    ラム記録媒体の作製方法。
  12. 【請求項12】 画素の集合からなる画像等のパターン
    記録体であって、少なくとも一部の画素に、体積型ホロ
    グラムからなり相互に異なる複数の体積型回折格子の中
    の何れかが割り当てられて構成されているホログラム記
    録媒体の作製方法において、体積型ホログラム感材の各
    画素位置に可干渉性の2つの細い光束をその位置に応じ
    た相対角度で交差させて入射させることにより画素位置
    に応じた傾きとピッチの干渉縞を前記体積型ホログラム
    感材に記録することにより作製することを特徴とするホ
    ログラム記録媒体の作製方法。
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