JPH09311366A - レンズ鏡筒 - Google Patents

レンズ鏡筒

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JPH09311366A
JPH09311366A JP8129661A JP12966196A JPH09311366A JP H09311366 A JPH09311366 A JP H09311366A JP 8129661 A JP8129661 A JP 8129661A JP 12966196 A JP12966196 A JP 12966196A JP H09311366 A JPH09311366 A JP H09311366A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
peripheral surface
ring
sliding
barrel
surface side
Prior art date
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Pending
Application number
JP8129661A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Kinoshita
伸一 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tochigi Nikon Corp
Nikon Corp
Original Assignee
Tochigi Nikon Corp
Nikon Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Tochigi Nikon Corp, Nikon Corp filed Critical Tochigi Nikon Corp
Priority to JP8129661A priority Critical patent/JPH09311366A/ja
Publication of JPH09311366A publication Critical patent/JPH09311366A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズ鏡筒の外径を大きくすることなく、回
転しないようにフードを取り付ける。 【解決手段】 レンズ鏡筒は、レンズ群L1等と、レン
ズ群L1が内部で光軸方向に移動される摺動筒14と、
摺動筒14とバヨネット結合され、内周面側にフィルタ
を取り付けるためのネジ部を有し、かつ外周面側にフー
ド17を取り付けるためのフード取付部を有するアクセ
サリ取付環13と、摺動筒14とネジ結合することによ
り、アクセサリ取付環13を固定する押さえ環16とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カメラのレンズ
鏡筒に関し、特に、フィルタサイズを変更することなく
フードの回転を防止し、また、レンズ鏡筒の内周面にお
いてレンズ群の摺動領域の美観を向上させたレンズ鏡筒
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来のレンズ鏡筒の一例の構成
を示す断面図である。図4のレンズ鏡筒は、5つのレン
ズ群L1〜L5を備えている。このレンズ群L1〜L5
のうち、所定のレンズ群がフォーカシング動作時やズー
ミング動作時に光軸方向に移動される。フォーカス環1
は、フォーカシングのときに光軸回りに回転される環で
ある。また、ズーム環2は、ズーミングのときに光軸回
りに回転される環である。
【0003】摺動筒4は、その内部にレンズ群L1を有
しており、レンズ群L1は、ズーミング時に摺動筒4の
内周面4aを光軸方向に摺動する。取付環3は、フィル
タやフードを取り付けるためのものであり、摺動筒4の
被写体側の内周面に設けられている。取付環3の断面
は、図4に示すように、略L字状に形成されている。そ
して、取付環3は、ビス5によって摺動筒4に固定され
ている。
【0004】また、取付環3と摺動筒4とをビス5によ
って固定すると、ビス5が外側から見えるようになり、
外観上好ましくない。このため、取付環3の内周側にネ
ジ部を設け、外周側にネジ部を有する押さえ環6を取り
付け、ビス5を隠蔽するようにしている。取付環3の被
写体側端部の内周面に設けられたネジ部は、フィルタが
取り付けられるためのものである。また、取付環3の被
写体側端部の外周面には、フード取付部を有しており、
ここにフード7が取り付けられる。
【0005】フード7の一つとして、図4に示すような
いわゆるチューリップ型が知られている。このフード
は、超広角レンズ等に採用され、遮光効果を高めたフー
ドである。そして、フード7がチューリップ型の場合に
は、取り付け後に光軸回りに回転しないようにする必要
がある。フード7を以上のように取り付ければ、フォー
カス環1やズーム環2の操作により、取付環3の回転、
すなわちフード7の回転を防止することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来の
レンズ鏡筒では、第1に、ビス5のネジ頭の分だけレン
ズ鏡筒の外径が大きくなるので、従来のフィルタのサイ
ズを維持することができないという問題があった。レン
ズ鏡筒の外径が大きくなった分だけフィルタを大きくし
ようとすると、フィルタの汎用品を用いることができ
ず、このため、その次のフィルタサイズに合わせること
となるが、これによってレンズ鏡筒の外径が大きくなっ
てしまうという問題があった。したがって、コンパクト
化を図ることができないという問題があった。また、ビ
ス5の使用によって、組立時間がかかるという問題があ
った。
【0007】第2に、ズーミング時にレンズ群が移動す
ると、レンズ鏡筒(摺動筒4)の内周面が見えてしまう
ようになり、外観上の美観を損なうという問題があっ
た。これは、レンズ鏡筒の外径が大きくなればなるほど
顕著になる。そして、レンズ群の摺動面には、遮光線を
設けることができないので、摺動筒4の内周面が反射
し、外側からレンズ鏡筒を見たときに、摺動筒4の内周
面が目立つようになるという問題があった。
【0008】本発明の課題は、第1に、レンズ鏡筒の外
径を大きくすることなく、回転しないようにフードを取
り付けることにある。また、第2に、レンズ鏡筒内のレ
ンズ群の摺動面を目立たなくして、美観の向上を図るこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、レンズ群と、内周面側に第1
ネジ部及び第1バヨネット結合部を有し、前記レンズ群
が内部で光軸方向に移動される摺動筒と、外周面側に形
成された第2バヨネット結合部が前記摺動筒の前記第1
バヨネット結合部とバヨネット結合し、内周面側にフィ
ルタを取り付けるためのネジ部を有し、かつ外周面側に
フードを取り付けるためのフード取付部を有するアクセ
サリ取付環と、外周面側に形成された第2ネジ部が前記
摺動筒の前記第1ネジ部とネジ結合することにより、前
記アクセサリ取付環を固定する押さえ環とを備えること
を特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、レンズ群と、前記レン
ズ群が内部で光軸方向に移動される摺動筒と、前記摺動
筒の内周面側に嵌合された固定筒とを備え、前記摺動筒
の内周面側には、他の領域より凸状に形成されるととも
に光軸方向にライン状に伸び、前記固定筒の内周面側に
露出する複数の凸部が形成されており、前記レンズ群
は、前記摺動筒の前記凸部と摺動することを特徴とす
る。
【0011】請求項3の発明は、請求項2に記載のレン
ズ鏡筒において、前記固定筒は、アクセサリを取り付け
るためのアクセサリ取付環であることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照して、本発明
の一実施形態について説明する。図1は、本発明による
レンズ鏡筒の一実施形態を示す断面図であり、従来例で
の図4に相当する図である。また、図2は、図1の取付
環13を詳細に示す側面図及び正面図である。さらにま
た、図3は、摺動筒14及び取付環13を示す正面図で
ある。図1〜図3において、各構成部品の符号は、従来
例において対応する各構成部品の符号に10を加算した
値としている。以下、従来例と異なる点を主として説明
する。
【0013】図3において、摺動筒14の内周面側であ
って被写体側には、凹状に形成された凹部14aが円周
方向に沿って3つ設けられている。そして、この凹部1
4a以外の内周面には、雌ネジ部14bが形成されてい
る。一方、図2及び図3において、取付環13の外周面
側であって被写体側には、凸部13aが、摺動筒14の
凹部14aの位置に対応して設けられている。そして、
取付環13の凸部13aと摺動筒14の凹部14aとが
嵌合するように、摺動筒14内に取付環13が取り付け
られる。なお、このときには、取付環13と、摺動筒1
4の雌ネジ部14bとは、干渉しない。
【0014】また、摺動筒14の内周面側であって合焦
面側には、凹部14dが光軸方向に沿って4か所設けら
れている。そして、摺動筒14のこの内周面のうち、凹
部14dが設けられた部分以外の部分が、レンズ群L1
の摺動面となる。また、取付環13の外周面側であって
合焦面側には、摺動筒14の凹部14dが設けられた位
置に対応して、突起部13bが設けられている。
【0015】上述したように摺動筒14内に取付環13
が配置されたときは、凹部14dに突起部13bが入り
込む。したがって、レンズ鏡筒内のレンズ群L1の摺動
領域を見たときには、摺動筒14の凹部14d以外の部
分と、取付環13の突起部13bの内周面とが見えるよ
うになる。なお、取付環13は、従来より複雑な形状を
しているが、プラスチック成型品とすることにより、コ
ストダウンを図ることができる。
【0016】摺動筒14内に取付環13が取り付けられ
た後は、図1に示すように、押さえ環16が摺動筒14
に取り付けられる。押さえ環16の外周面側にはネジ部
が形成されており、このネジ部が摺動筒14の雌ネジ部
14bとネジ結合する。これにより、取付環13が光軸
回りに回転不能に固定される。したがって、取付環13
の外周面側であって被写体側端部にフード17を取り付
けたときに、フード17が回転してしまうことはないの
で、チューリップ型のものを用いることができる。
【0017】また、取付環13の内周面側であって被写
体側端部には、雌ネジ部が形成されており(図1)、こ
こにフィルタを取付可能である。そして、以上のように
形成すれば、レンズ群L1の摺動領域における摺動筒1
4の内径と、取付環13のフィルタの取付径との差を小
さくすることができ、フィルタサイズを変更する必要が
なくなる。
【0018】さらにまた、レンズ鏡筒内において、レン
ズ群L1の摺動面は、摺動筒14の凹部14d以外のラ
イン状の部分であり、他の領域である取付環13の突起
部13bの内周面とレンズ群L1とは接触しない。した
がって、レンズ群L1が摺動する面積を小さくすること
ができる。さらに、取付環13の突起部13bの内周面
側には、光を吸収する遮光線を設けることが可能とな
る。これにより、レンズ鏡筒のレンズ群L1が摺動する
領域を目立たなくすることができ、外観上好ましい。
【0019】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、レンズ群の摺
動領域における摺動筒の内径とフィルタの取付径との差
を小さくすることができ、フィルタサイズを維持しつ
つ、取付環を摺動筒に固定して、フードが回転してしま
うことを防止することができる。これにより、チューリ
ップ型のフードを用いることができる。また、レンズ鏡
筒のコンパクト化を図り、組み立ての簡素化を図ること
ができる。
【0020】請求項2又は請求項3の発明によれば、レ
ンズ群の摺動面積を小さくすることができ、レンズ鏡筒
の内周面に遮光線を設けることが可能となる。これによ
り、レンズ鏡筒のレンズ群が摺動する領域を目立たなく
することができ、外観の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレンズ鏡筒の一実施形態を示す断
面図である。
【図2】図1の取付環13を詳細に示す側面図及び正面
図である。
【図3】図1の摺動筒14及び取付環13を示す正面図
である。
【図4】従来のレンズ鏡筒の一例の構成を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
11 フォーカス環 12 ズーム環 13 取付環 14 摺動筒 16 押さえ環 17 フード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ群と、 内周面側に第1ネジ部及び第1バヨネット結合部を有
    し、前記レンズ群が内部で光軸方向に移動される摺動筒
    と、 外周面側に形成された第2バヨネット結合部が前記摺動
    筒の前記第1バヨネット結合部とバヨネット結合し、内
    周面側にフィルタを取り付けるためのネジ部を有し、か
    つ外周面側にフードを取り付けるためのフード取付部を
    有するアクセサリ取付環と、 外周面側に形成された第2ネジ部が前記摺動筒の前記第
    1ネジ部とネジ結合することにより、前記アクセサリ取
    付環を固定する押さえ環とを備えることを特徴とするレ
    ンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】 レンズ群と、 前記レンズ群が内部で光軸方向に移動される摺動筒と、 前記摺動筒の内周面側に嵌合された固定筒とを備え、 前記摺動筒の内周面側には、他の領域より凸状に形成さ
    れるとともに光軸方向にライン状に伸び、前記固定筒の
    内周面側に露出する複数の凸部が形成されており、 前記レンズ群は、前記摺動筒の前記凸部と摺動すること
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のレンズ鏡筒において、 前記固定筒は、アクセサリを取り付けるためのアクセサ
    リ取付環であることを特徴とするレンズ鏡筒。
JP8129661A 1996-05-24 1996-05-24 レンズ鏡筒 Pending JPH09311366A (ja)

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JP8129661A JPH09311366A (ja) 1996-05-24 1996-05-24 レンズ鏡筒

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JP8129661A JPH09311366A (ja) 1996-05-24 1996-05-24 レンズ鏡筒

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ID=15015030

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JP8129661A Pending JPH09311366A (ja) 1996-05-24 1996-05-24 レンズ鏡筒

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JP (1) JPH09311366A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002267913A (ja) * 2001-03-07 2002-09-18 Asahi Optical Co Ltd レンズ鏡筒のフィルタ着脱装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002267913A (ja) * 2001-03-07 2002-09-18 Asahi Optical Co Ltd レンズ鏡筒のフィルタ着脱装置

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