JPH09311356A - 可視光硬化性屈折率可変フッ素化樹脂組成物 - Google Patents

可視光硬化性屈折率可変フッ素化樹脂組成物

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JPH09311356A
JPH09311356A JP15042196A JP15042196A JPH09311356A JP H09311356 A JPH09311356 A JP H09311356A JP 15042196 A JP15042196 A JP 15042196A JP 15042196 A JP15042196 A JP 15042196A JP H09311356 A JPH09311356 A JP H09311356A
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fluorinated
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JP15042196A
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Takeshi Sukegawa
健 助川
Takuji Yoshida
卓史 吉田
Mitsutoshi Hoshino
光利 星野
Fumihiro Ebisawa
文博 海老沢
Norio Murata
則夫 村田
Koichi Arishima
功一 有島
Atsushi Ishikawa
篤 石川
Yukio Horikawa
幸雄 堀川
Makoto Kabasawa
誠 椛澤
Tatsuya Kobayashi
立也 小林
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Kanebo Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Kanebo Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガラスからなる光部品と屈折率整合がとれ、
ホトクロミック(以下、PCと略記)材料を溶解でき、
通常の紫外線硬化樹脂と同等の光エネルギーで硬化でき
る、フッ素化樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 フッ素化された多官能エポキシ樹脂、及
び/又は、フッ素化された多官能エポキシ(メタ)アク
リレート樹脂を含む硬化性の主剤、樹脂を硬化させるた
めの硬化剤、可視光に感光性を持たせるための増感剤と
してペリレン、あるいはその誘導体化合物、樹脂の屈折
率を可変とするPC材料、及び該PC材料の溶解性を促
進する溶解促進剤を必須構成要素としてなる可視光硬化
性屈折率可変フッ素化樹脂組成物。他に希釈剤、増粘剤
等を添加してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学的応用、特に
平面型光導波回路の光学回路において、回路の一部の屈
折率変化を誘起することによる平面型光導波回路を伝搬
する光の位相制御を目的とする可視光硬化性屈折率可変
のフッ素化樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】平面型の光導波回路が主に光通信の用途
に開発が進められている。平面型光導波回路は、分岐回
路、合波回路、光スイッチ回路、光干渉回路等、種々の
機能を持った光回路を1つの基板上に集積できるため、
光通信等の用途に用いられており、プラスチック、石英
ガラス、多成分ガラス等からなる平面型光導波回路が開
発されている。このような平面型光導波回路において
は、回路を伝搬する光の位相を制御することで、回路を
動的に制御することが試みられている。従来、このよう
な光位相を変える目的には、熱による効果と応力による
効果を用いたものが開発されている。熱を使ったもの
は、平面型光導波回路の必要部分上面にヒーターを設け
る方法で、これに通電加熱してヒーター部分の光導波路
の屈折率を局所的に変えることで光位相を制御するもの
で、通常、TO効果と呼ばれている。TO効果を用いる
方法は、再現性や制御性が良く、また応答速度もミリ秒
で速いが、屈折率の変化幅が小さいこと、ヒーターを用
いるためにその制御回路や電源が必要となり、実質的に
素子サイズが大きくなることが欠点である。一方、応力
を用いる方法は、平面型光導波路の上面に局所的に応力
の大きい薄膜を設けて光導波路に応力をかけ、これによ
り局所的に屈折率を変える方法である。この方法は、制
御回路や電源等の付加的な電気回路、装置は不要で素子
は小さくなるものの、応力の大きい薄膜の作製、応力の
制御、応力調整のための薄膜形成、トリミング等、多大
な労力を要する。また、屈折率の調整による光位相調整
も応力緩和やトリミングによる一方向のみ可能であり、
位相を繰り返し変化させるような用途、例えば、光スイ
ッチには使用できない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ホトクロミ
ック材料(以下、PC材料と略す)を含有した可視光硬
化性のフッ素化エポキシ樹脂、及び/又は、フッ素化エ
ポキシ(メタ)アクリレート樹脂を主剤とする組成物で
あって、平面型光導波回路のクラッドやコアの一部を用
いることにより、PC材料の可逆的化学構造変化に伴う
屈折率変化で光導波回路の光位相を可逆的に制御するこ
とを主眼としているが、このような目的に用いられるP
C材料を担持させる樹脂としては、トリフルオロエチル
メタクリレートとメチルメタクリレートの共重合体が知
られている〔アプライド フィジクス レターズ(App
l. Phys. Lett.)、第65巻、第2919〜2921頁
(1994)〕。しかし、この樹脂は、平面型光導波回
路を作る石英ガラスや多成分ガラスとの密着性が悪く、
長期の使用には耐えない。一方、石英ガラスや多成分ガ
ラスからなる光学部品の接着には、光硬化性のフッ素化
エポキシ樹脂組成物、あるいはフッ素化エポキシ(メ
タ)アクリレート樹脂組成物が用いられている。しか
し、これらはすべて紫外光に感光性を持つものであっ
た。紫外光にしか感光性がないため、PC材料を混合す
ると、PC材料の持つ大きな紫外部の光吸収帯のために
硬化性が著しく低下すること、樹脂の硬化に伴う多大な
紫外線の照射でPC材料の劣化が発生すること、及びフ
ッ素化率が高いためにPC材料の溶解性が低いこと等の
問題から本発明の用途には用いることができなかった。
本発明の目的は、上記のような問題点を解決した、可視
光硬化性屈折率可変フッ素化樹脂組成物を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明を概説すれば、本
発明の第1の発明は、可視光硬化性屈折率可変フッ素化
樹脂組成物に関する発明であって、フッ素化された多官
能エポキシ樹脂、及び/又は、フッ素化された多官能エ
ポキシ(メタ)アクリレート樹脂を含む硬化性の主剤、
樹脂を硬化させるための硬化剤、可視光に感光性を持た
せるための増感剤としてペリレン、あるいはその誘導体
化合物、樹脂の屈折率を可変とするPC材料、及び該P
C材料の溶解性を促進する溶解促進剤を必須構成要素と
してなることを特徴とする。第2の発明は、第1の発明
において、樹脂組成物の粘度を低下させるための希釈
剤、及び/又は、樹脂組成物の粘度を増加させるための
増粘剤を添加してなることを特徴とする。第3の発明
は、上記第1又は第2の発明において、樹脂の屈折率を
可変とするPC材料が、ジアリールエテン系PC材料で
あることを特徴とする。
【0005】本発明は、平面型光導波回路のクラッドや
コアの一部として用いることにより、PC材料の可逆的
な化学構造変化に伴う屈折率変化で光導波回路の光位相
を可逆的に制御することを目的とした可視光硬化性屈折
率可変フッ素化樹脂組成物であって、上記の課題を解決
するために、PC材料を含有し、かつ、可視光硬化性を
付与したフッ素化エポキシ樹脂、及び/又は、フッ素化
エポキシ(メタ)アクリレート樹脂を主剤とする組成物
(以下、可視光硬化性屈折率可変フッ素化樹脂と略す)
を見出したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体的に説明す
る。本発明における、主要な問題の解決は、第一に、低
屈折率のエポキシ樹脂組成物あるいはエポキシ(メタ)
アクリレート樹脂組成物を用いた点にある。本発明に用
いられる樹脂の屈折率は、特に石英ガラスからなる平面
型光導波回路に用いる場合には、PC材料の含有により
屈折率が上昇するため、石英ガラスより屈折率の低いこ
とが必要である。このため、本発明ではフッ素化した樹
脂を用いている。第二の問題の解決としては、このよう
なフッ素化した樹脂はPC材料のような芳香族、共役系
を持つ炭化水素系化合物の溶解性が極めて低くなり、光
位相を十分に変化させるほどの屈折率変化をもたらす可
視光硬化性屈折率可変フッ素化樹脂組成物を構成できな
いとの点が挙げられる。本発明では、可視光硬化性屈折
率可変フッ素化樹脂組成物の一成分として溶解促進剤を
見出し、これを加えることでこの問題を解決した。第三
の問題としては、従来公知の、光学用樹脂、光学用接着
剤等の用途に用いられるフッ素化エポキシ樹脂組成物、
あるいはフッ素化エポキシ(メタ)アクリレート樹脂組
成物が紫外光硬化性である点が挙げられる。本発明の可
視光硬化性屈折率可変フッ素化樹脂組成物では、樹脂の
屈折率制御のためにPC材料を含有する。PC材料は一
般に芳香族、共役系を持つ炭化水素系化合物であり、紫
外部に大きな光吸収帯を有する。このため、単に紫外光
硬化性樹脂にPC材料を含有させるだけでは、樹脂の硬
化性が著しく低下する。また、樹脂の硬化に多大な紫外
線照射が必要となり、PC材料の劣化が発生する。これ
を解決するには、樹脂の硬化に有効な可視光に光吸収を
有する増感剤を加えれば良いが、通常の可視光増感剤は
一般に芳香族、共役系を持つ炭化水素系化合物であり、
本発明に用いるようなフッ素化された樹脂に対する溶解
性が低い。本発明者らは、種々の公知の可視光増感剤の
溶解性と増感効果を検討した結果、唯一、ペリレン、及
びペリレン誘導体のみが、フッ素化された樹脂組成物に
溶解し、かつ、優れた増感作用を有することを見出し
た。また、本発明における増感剤(ペリレン、又はペリ
レン誘導体)を用いることで、後述するように、通常の
エポキシ樹脂の硬化に用いられるオニウム塩、メタロセ
ン錯体類を硬化剤に用いることができる。本発明は、上
記の主要な3つの課題を同時解決した可視光硬化性屈折
率可変フッ素化樹脂組成物である。
【0007】硬化性エポキシ樹脂、あるいは、エポキシ
(メタ)アクリレート樹脂は、その用途、使用方法によ
り種々の添加物を加えて用いられるのが通例である。本
発明の第2の発明における可視光硬化性屈折率可変フッ
素化樹脂組成物も同様に、樹脂を使用方法に適した粘度
に調整するための添加剤を加えた可視光硬化性屈折率可
変フッ素化樹脂組成物である。本発明の第3の発明にお
けるジアリールエテン系PC材料は、通常のPC材料と
異なって室温では熱逆反応が起こらず、光照射により任
意の屈折率に調整でき、また、長期間その屈折率を保持
することができるため、本発明の可視光硬化性屈折率可
変フッ素化樹脂組成物においては特に有効であった。更
に付け加えれば、本発明の可視光硬化性屈折率可変フッ
素化樹脂組成物では、他の構成要素として、例えば、フ
ッ素化されていないエポキシ樹脂やエポキシ(メタ)ア
クリレート樹脂、ウレタンアクリレート樹脂、ブタジエ
ンアクリレート樹脂等の各種アクリレート樹脂(フッ素
化されていても良い)、又はその変成物のほか、接着性
を増すためのカップリング剤等を含んでいても良い。
【0008】本発明に用いられるフッ素化された多官能
エポキシ樹脂、フッ素化された多官能エポキシ(メタ)
アクリレート樹脂としては、例えば、ビスフェノール系
化合物、ベンゼン系化合物、ジフェニルエーテル系化合
物、シクロヘキサン系化合物、グリコール系化合物、ビ
ニルエーテル系化合物のフッ素化物が用いられるが、化
学構造にフッ素を持つ多官能エポキシ樹脂、多官能エポ
キシ(メタ)アクリレート樹脂であれば特に限定されな
い。本発明で特に好ましく用いられる化合物例を一般式
(化1)における式I〜式VIで以下に示す。
【0009】
【化1】
【0010】〔式中、Rfは下記式(化2):
【0011】
【化2】
【0012】で表される基を示し、nは、0、又は任意
の正数を示す。Yは、H、又はCH3を示す。xは、1
から36の整数を示す。Zは、H、又はC1 〜C18のフ
ルオロアルキル基を示す〕
【0013】本発明におけるフッ素化エポキシ樹脂、及
び/又は、フッ素化エポキシ(メタ)アクリレート樹脂
を含む主剤は、上記、フッ素化された多官能エポキシ樹
脂やエポキシ(メタ)アクリレート樹脂が複数種で構成
されていても良いし、少なくとも1成分としてフッ素化
された多官能エポキシ樹脂や多官能エポキシ(メタ)ア
クリレート樹脂が含まれていれば、フッ素化されていな
い多官能エポキシ樹脂や多官能エポキシ(メタ)アクリ
レート樹脂が含まれていても良い。このように、フッ素
化されていない多官能エポキシ樹脂や多官能エポキシ
(メタ)アクリレート樹脂を構成成分に含ませること
は、屈折率の調整、硬化性の調整、樹脂組成物相互の相
溶性の調整等に有効である。更に、これらの多官能エポ
キシ樹脂やエポキシ(メタ)アクリレート樹脂をオリゴ
マーとしてそのまま、あるいは他の成分と混合して用い
ても良い。一般に、硬化性エポキシ樹脂やエポキシ(メ
タ)アクリレート樹脂の製造では、生成物は、単量体か
ら数量体、オリゴマー、固体高分子までその沸点等によ
り取り分けられる。これらの生成物は、それぞれ粘性が
異なり、接着剤等としての用途により使い分けられる。
本発明においても、主剤を構成するフッ素化エポキシ樹
脂、フッ素化エポキシ(メタ)アクリレート樹脂の使い
方はこれと同様である。
【0014】本発明に用いられる硬化剤は、いわゆるオ
ニウム塩、メタロセン錯体が好適に用いられる。オニウ
ム塩としては、アンモニウム塩、ジアゾニウム塩、ヨー
ドニウム塩、スルホニウム塩、ホスホニウム塩、セレニ
ウム塩、アルソニウム塩等が用いられる。なお、これら
の硬化剤は、単量体、多量体、オリゴマー、ポリマーの
化学構造であっても良い。各硬化剤の化学構造は特に限
定されないが、通常、エポキシ樹脂の硬化に有効性が知
られている公知の化合物を任意に選択して使用すること
ができ、例えば、「イメージング用有機材料」(有機エ
レクトロニクス材料研究会編、1993年7月8日、ぶ
んしん出版発行)に記述されているオニウム塩、メタロ
セン錯体を使うことができる。例示すれば、以下の式
(化3)で表される各化合物、及びその誘導体を挙げる
ことができる。硬化剤の濃度は、用いる硬化剤の活性
度、反応性により異なるが、通常、10%(重量%)以
下の濃度で用いられる。より好適には、5%以下で十分
であり、特に反応性の高いものでは1%以下で用いられ
る。
【0015】
【化3】
【0016】特に、指定しない限り、R、及びR1 〜R
4 は、H、又はC1 〜C18のアルキル基、フルオロアル
キル基、若しくはフェニル基を示し、互いに同じでも異
なっていても良い。X- は、ハロゲンイオン、B
4 - 、PF6 - 、AsF6 - 、SbF6 - 、CF3
3 - 、CF3 COO- 、HSiF6 - 、HSO4 -
SCN- 、CH3SO4 - 、 あるいは下記式(化
4):
【0017】
【化4】
【0018】で表される陰イオンを示す。
【0019】本発明の可視光硬化性屈折率可変フッ素化
樹脂組成物においては、可視光に感光性を持たせるため
の増感剤としてペリレン、あるいはペリレン誘導体化合
物が必須構成要素として含まれる。ペリレン単独でも十
分な溶解性と光増感効果が得られるが、ペリレンに炭素
数1〜18のアルキル基を置換したペリレン誘導体化合
物を用いることで本発明の可視光硬化性屈折率可変フッ
素化樹脂組成物に対する溶解性を向上でき、より効果的
な増感効果が得られる。置換位置は特に限定されず、本
発明者らが検討した結果では、炭素数6のアルキル基を
置換することで最も良い結果が得られた。光増感剤の濃
度は、溶解性と樹脂の厚さを勘案して決められる。厚く
用いられる場合には、光学濃度を減らして深さ方向に均
一に光が当るようにしなければならない。逆に、薄い場
合には濃度を高めて光学濃度を上げることが必要であ
る。本発明者らが調べた結果では、10μmの厚さに対
しては、添加量が組成物全体(100部)のおおむね
0.2〜0.8重量部程度で良い結果が得られた。
【0020】本発明で用いられるPC材料としては、ス
ピロピラン類、スピロオキサジン類、フルギド類、ジチ
エニルエテン類、ジインドリルエテン類、ジアリールエ
テン類などが使用できるが、特にジアリールエテン類は
熱逆反応が起きなく屈折率を任意の値で保持できるため
特に好ましい。ジアリールエテン類のPC材料として
は、下記式(化5)で示す、無水マレイン酸誘導体、マ
レイミド誘導体、パーフルオロシクロペンテン誘導体が
好ましいが、特にこれに限定されるものではない。
【0021】
【化5】
【0022】但し、上記式中のA1 及びA2 は下記式
(化6)で示されるチエニル基、ビニル基、ベンゾチエ
ニル基、又はインドリル基を表し、A1 、A2 は同一で
も異なっていても良い。
【0023】
【化6】
【0024】上記式中、Xは、硫黄、又は炭素数1〜1
8のアルキル置換窒素を表す。また、R1 は炭素数1〜
8のアルキル基を表す。R2 、R3 、R4 、R5 の置換
基は限定されないが、水素、アルキル基、アルコキシ
基、シアノ基、で良い結果が得られる。また、下記式
(化7)で表される置換基でも良い。
【0025】
【化7】
【0026】上記式中、R6 の置換基は限定されない
が、水素、アルキル基、フルオロアルキル基、アルコキ
シ基、シアノ基で良い結果が得られる。
【0027】本発明に用いられるPC材料の溶解促進剤
としては、PC材料を溶解し、エポキシ基、炭素−炭素
二重結合などの反応性置換基を有し、かつ、フッ素化さ
れた多官能エポキシ樹脂やエポキシ(メタ)アクリレー
ト樹脂と良く相溶するものであれば限定されないが、本
発明者らの検討によれば、下記式(化8)で示される化
合物は、特に有効であった。
【0028】
【化8】
【0029】本発明で用いられる希釈剤としては、ブチ
ルグリシジルエーテル、2−エチルヘキシルグリシジル
エーテル等の炭素数2〜25のアルキルモノグリシジル
エーテル、ブタンジオールジグリシジルエーテル、1,
6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、ネオペン
チルグリコールジグリシジルエーテル、ドデカンジオー
ルジグリシジルエーテル、ペンタエリトリトールポリグ
リシジルエーテル、トリメチロールプロパンポリグリシ
ジルエーテル、グリセロールポリグリシジルエーテル、
フェニルグリシジルエーテル、レゾルシンジグリシジル
エーテル、p−ter−ブチルフェニルグリシジルエー
テル、アリルグリシジルエーテル、テトラフルオロプロ
ピルグリシジルエーテル、オクタフルオロペンチルグリ
シジルエーテル、ドデカフルオロオクチルグリシジルエ
ーテル、スチレンオキシド、リモネンジエポキシド、リ
モネンモノオキシド、α−ピネンエポキシド、β−ピネ
ンエポキシド、シクロヘキセンエポキシド、シクロオク
テンエポキシド、ビニルシクロヘキセンジオキシドなど
のほか、下記構造式(化9)で表されるエポキシ基を有
する化合物を用いることができる。
【0030】
【化9】
【0031】更に、他の反応性を持つ希釈剤として、ス
チレン、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレ
ート、ジアリルフタレート、ジアリルイソフタレート、
ジアリルテレフタレート、ブチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アク
リレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、ラウリル(メタ)アクリレート、ジシクロペンチニ
ル(メタ)アクリレート変成物、グリシジル(メタ)ア
クリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレ
ート、1,3−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、及び下記の
【0032】
【化10】
【0033】増粘剤としては、前記第1の発明で示され
たフッ素化された多官能エポキシ樹脂やフッ素化された
多官能エポキシ(メタ)アクリレート樹脂、式(化1)
とフッ素化されていない多官能エポキシ樹脂や多官能エ
ポキシ(メタ)アクリレート樹脂とから作られる多量
体、オリゴマー、及び、フッ素化されていない多官能エ
ポキシ樹脂や多官能エポキシ(メタ)アクリレート樹脂
とから作られる多量体、オリゴマーが用いられる。ま
た、主剤と相溶性の良い高分子化合物を用いても良い。
このような高分子化合物の例としては、2,2,2−ト
リフルオロエチルメタクリレートの重合体やこれとメチ
ルメタクリレートの共重合体が挙げられる。なお、本発
明の可視光硬化性屈折率可変フッ素化樹脂組成物におい
ては、その用途に応じて、他の添加剤、例えば、接着性
を増すための接着助剤、耐水性を増すための耐水助剤
等、通常、公知の各種添加剤を適宜添加して用いても良
い。
【0034】本発明の好適例は、フッ素化された多官能
エポキシ樹脂、及び/又は、フッ素化された多官能エポ
キシ(メタ)アクリレート樹脂を含む硬化性の主剤、オ
ニウム塩あるいはメタロセン化合物等からなる硬化剤、
ペリレンあるいはその誘導体からなる増感剤、ジアリー
ルエテン系に代表されるPC材料、及びPC材料の溶解
促進剤を必須成分とする可視光硬化性屈折率可変フッ素
化樹脂組成物である。従来、PC材料を含有してなる有
機高分子系の屈折率制御材料としては、トリフルオロエ
チルメタクリレートとメチルメタクリレートの共重合体
にPC材料を添加したものが知られていたが、硬化性の
エポキシ系樹脂を用いたものは見出されていなかった。
本発明では、可視光に感光性を持たせ、かつ、PC材料
の溶解性促進剤の添加等により、硬化性のエポキシ樹脂
組成物、及び/又は、エポキシ(メタ)アクリレート組
成物でも屈折率可変な樹脂組成物を構成できることを明
らかにした。本発明の樹脂を用いることにより、平面型
光導波回路のクラッド層やコアとして搭載したときに、
顕著な信頼性の向上効果が見られた。
【0035】
【実施例】以下、実施例により本発明の可視光硬化性屈
折率可変フッ素化エポキシ樹脂組成物を説明するが、本
発明はこれに限定されるものではない。なお、以下の各
例において、部は特に断らない限り、重量部を意味す
る。
【0036】実施例1 下記式(化11):
【0037】
【化11】
【0038】で示されるエポキシ樹脂主剤(以下、CH
EPと略す)が80部、下記式(化12):
【0039】
【化12】
【0040】で示される溶解促進剤(以下、SolA−
1と略す)、又は、下記式(化13):
【0041】
【化13】
【0042】で示される溶解促進剤(以下、SolA−
2と略す)、又は、下記式(化14):
【0043】
【化14】
【0044】で示される溶解促進剤(以下、SolA−
3と略す)が20部からなるフッ素化樹脂組成物を調製
した。比較として、溶解促進剤SolA−1及びSol
A−2の替わりに、下記式(化15):
【0045】
【化15】
【0046】で示される希釈剤(以下、PRGEと略
す)を20部とした組成のフッ素化樹脂組成物を作製し
た。作製した2つの組成物に対して下記式(化16):
(Me=メチル基)
【0047】
【化16】
【0048】で示される4種のジアリールエテン系PC
材料の溶解性を調べた結果を表1及び表2に示す。本発
明における溶解促進剤により高いPC材料の溶解性が得
られることがわかる。
【0049】
【表1】
【0050】
【表2】
【0051】実施例2 下記式(化17):
【0052】
【化17】
【0053】で示されるエポキシ樹脂(以下、GLEP
−6と略す)と下記式(化18):
【0054】
【化18】
【0055】で示されるエポキシ樹脂(以下、CHEP
−Sと略す。室温で固体)を用意して、GLEP−6と
CHEP−Sの混合比を45:35としたフッ素化エポ
キシ樹脂主剤を作製した。溶解促進剤として、SolA
−3をエポキシ樹脂主剤80部に対して20部、下記式
(化19):
【0056】
【化19】
【0057】で示される硬化剤(以下、PSC−1と略
す)が、エポキシ樹脂主剤と溶解促進剤の混合物100
部に対して0.5部、増感剤として、ペリレンを0.3
部、PC材料としてPC−2を8部からなるフッ素化樹
脂組成物を調製した。スライドガラス上に調製した可視
光硬化性屈折率可変フッ素化樹脂組成物を約50μl、
約1cm2 の面積で乗せて試料とし、スチロールシャー
レの中に入れた。スチロールシャーレの上に、紫外線カ
ットフィルター(東芝ガラス製 L−42)を乗せて、
光源からの紫外光を遮断した。光源には200Wキセノ
ン灯(ケンコー製、バンドルファイバー付)を用いて、
試料から10cmの距離にバンドルファイバーの光射出
口を置いた。所定の時間光照射することで、可視光での
硬化性を調べた。結果を表3に示す。比較のために、光
増感剤として良く知られているアズレン、ベンジル、ナ
フタセン、ペンタセン、フェナントレキノンを上記増感
剤の替わりに用いた時の例を比較例として表4に示す。
なお、添加量に対して溶解残滓のある時は、ポア径0.
5μmのフィルターで取り除いた。表3及び表4の結果
からわかるように、ペリレンのみがフッ素化樹脂組成物
に溶解して、かつ、樹脂の硬化に顕著な増感作用を示し
た。
【0058】
【表3】
【0059】
【表4】 (表中、◎は硬化した状態、○は硬化が開始された状態、×は全く硬化してな い状態を示す)
【0060】実施例3 実施例2と同様にしてエポキシ樹脂主剤を用意した。溶
解促進剤としてSolA−3を用いて、エポキシ樹脂主
剤と溶解促進剤の比を45:35とした。硬化剤とし
て、下記式(化20):
【0061】
【化20】
【0062】で示される硬化剤(以下、PSC−9と略
す)を用い、増感剤として、下記式(化21):
【0063】
【化21】
【0064】で示される化合物(以下、ペリレン−6と
略す)を、PC材料としてPC−4を用いて、フッ素化
樹脂組成物を構成した。実施例2と同様にして可視光で
硬化させた。なお、硬化剤の添加量は、エポキシ樹脂主
剤と溶解促進剤の混合樹脂100部に対して2部とし
た。同様に、増感剤の添加量は0.7部、PC材料は8
部とした。増感剤を加えたものでは、約2分で硬化反応
の開始した様子が見られて、表面が皮膜となり、全体が
粘稠となった。そのまま可視光の照射を続けたところ、
5分で硬化して硬くなった。
【0065】比較例1 比較例として、増感剤を除いた試料を用意し、可視光及
び紫外光での硬化性を調べた。増感剤を除いたものに実
施例2と同様にして可視光を照射した結果では、10分
間光照射した後でも硬化反応の起きた様子は見られなか
った。次に、この増感剤を除いたものを新たに作製し
て、150Wのキセノン−水銀灯(バンドルファイバー
付)を実施例2の可視光照射と同様に、但し、紫外線カ
ットフィルターとスチロールシャーレの上部蓋を除い
て、直接紫外光が当るようにして硬化性を調べた。約1
0分の紫外光照射で、粘性が増加したが、硬化には至ら
なかった。これは、加えられているPC材料が紫外部に
大きな光吸収帯を持っているため、硬化剤に効果的に光
が吸収されないためである。また、約10分間の紫外光
照射で、PC材料が劣化して淡黄褐色の着色が見られ、
このため、硬化しないことと併せて、屈折率変化、調製
材料としての使用には不適であった。
【0066】実施例4〜7 実施例2と同様にしてエポキシ樹脂主剤を用意した。た
だし、GLEP−6とCHEP−Sの混合比を45:3
5とした。溶解促進剤としてSolA−3を用いて、エ
ポキシ樹脂主剤と溶解促進剤の比を45:35とした。
これに、硬化剤としてPSC−1をエポキシ主剤と溶解
促進剤からなる組成物100部に対して0.5部、同様
にして増感剤としてペリレンを0.3部、PC材料とし
て、PC−1、PC−2、PC−3、PC−4をそれぞ
れ、6部、8部、7部、8部を別々に混合して、4種の
フッ素化樹脂組成物を作製して、試料とした。試料は、
作製後、ポア径0.5μmのフィルターでろ過した。各
試料をスピンコート法を用いてシリコン基板上に塗布
し、4μm厚の硬化した薄膜とした。なお、スピンコー
ト法での薄膜作製では、スピンコート中には、実施例2
で用いたキセノン灯を上部10cmの距離から紫外光カ
ットフィルターを介して可視光照射しながら行い、その
後、75℃、1時間の熱処理を加えて硬化させた。作製
した各薄膜試料について、PC材料の可逆的反応、つま
り、上記4種のPC材料が開環状態(消色状態)にある
時と閉環状態(発色状態)にある時の違いによる屈折率
の変化を調べた結果を表5に示す。なお、屈折率の測定
は、光波長、1.55μmで行った。いずれも、光照射
によるホトクロミック反応で屈折率の調整が可能であ
り、開環体と閉環体の可逆的なホトクロミック反応に応
じて屈折率は上下した。なお、実施例4と実施例5で作
製した樹脂組成物の薄膜について、PC材料の開環状態
と閉環状態における屈折率を室温・暗所で80時間放置
後、測定したが、変化しなかった。また、100回の開
環、閉環反応を乾燥窒素中で繰り返した後でも、屈折率
変化幅は変わらなかった。
【0067】
【表5】
【0068】実施例8 エポキシ樹脂主剤として、実施例2で用いたGLEP−
6を45部、溶解促進剤として、SolA−3を20
部、希釈剤として、下記式(化22):
【0069】
【化22】
【0070】で表される化合物を5部、増粘剤として、
2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレートとメチ
ルメタクリレートの40:60の共重合体(重量平均分
子量7.5万)を用意して、添加量を30部とした。硬
化剤には、PSC−1を、エポキシ樹脂主剤と溶解促進
剤と希釈剤と増粘剤からなる混合物100部に対して
0.5部を添加し、増感剤にはペリレンを用いて0.3
部、PC材料には、PC−2を用いて8部として、樹脂
組成物を作製した。実施例2と同様にして硬化性を調べ
たところ、2分で硬化の開始が認められ、5分で硬化し
た。硬化後の樹脂は均質であり、含まれる各成分の析出
は起こらなかった。実施例4〜7と同様にして含まれる
PC材料の可逆反応に応じた硬化後の樹脂膜の屈折率変
化を測定したところ、PC材料の開環状態で1.440
6、閉環状態で1.4416に増加した。
【0071】実施例9〜12 下記式(化23):
【0072】
【化23】:
【0073】で示されるエポキシメタクリレート樹脂と
CHEP−S(但し、n=1.1)を40:40で混合
した主剤が80部、溶解促進剤としてSolA−3を2
0部とした。実施例4〜7と同様にして硬化剤、増感
剤、PC材料を含む4種の試料を作製した。実施例4〜
7と同様にしてシリコン基板上に薄膜を作製して、PC
材料の可逆的光反応による屈折率変化を調べた結果を表
6に示す。いずれも、光照射によるホトクロミック反応
で屈折率の調整が可能であり、開環体と閉環体の可逆的
なホトクロミック反応に応じて屈折率を上下した。
【0074】
【表6】
【0075】実施例13 GLEP−6とCHEP−Sの40:40に混合したエ
ポキシ主剤を80部に、溶解促進剤としてSolA−3
を20部添加した。この組成物100部に対して、硬化
剤としてPSC−1を0.5部、増感剤としてペリレン
を0.3部、PC材料としてPC−2を8部、接着補助
剤として、下記式(化24)
【0076】
【化24】
【0077】で表される化合物を0.8部添加して可視
光硬化性屈折率可変フッ素化樹脂組成物を作製した。石
英基板上に作製された、両端に3dBカプラーを持ち、
2つのアーム部長さが4cm、該2つのアーム部の長さ
3cm部分にクラッドがつけられていない。マッハツェ
ンダー型の石英製平面型光導波回路(アーム部を導波す
る光の位相を変えることで、光スイッチとして動作す
る)を用意した。クラッドがつけられていないアーム部
に、作製した可視光硬化性屈折率可変フッ素化樹脂組成
物を紫外光をカットしたキセノン灯で光照射しながら、
20μm厚に塗工した。塗工後、75℃で1時間の熱処
理を加えて樹脂の硬化を完結させ、光スイッチ素子とし
た。片方のアームに塗工された樹脂に光が当らないよう
に遮蔽して、石英基板面から光照射により、PC材料の
開環状態、閉環状態を繰り返して光スイッチとしての動
作を調べた。素子の損失は3dB、スイッチの消光比は
16dBであり、光スイッチとして動作することがわか
った。また、この素子動作性能は、室温で6ヶ月以上放
置後も変化しなかった。
【0078】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明
は、フッ素化された多官能エポキシ樹脂、及び/又は、
フッ素化された多官能エポキシ(メタ)アクリレート樹
脂を主剤として、PC材料を含む可視光硬化性屈折率可
変フッ素化樹脂組成物であって、その特徴は、屈折率を
低くできるために石英ガラスや多成分ガラスからなる光
部品と屈折率整合がとれる、可溶化促進剤を加えること
でPC材料を溶解できる、可視光増感剤の添加によりP
C材料の劣化を伴わずに通常の紫外線硬化樹脂と同等の
光エネルギーで硬化できる、点にあり、屈折率を繰返し
変化させることができるため、光部品、特に平面型光導
波回路の光位相調整のための構成材料として用いること
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02B 1/04 G02B 1/04 // C09K 9/02 C09K 9/02 B (72)発明者 星野 光利 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 海老沢 文博 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 村田 則夫 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 有島 功一 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 石川 篤 東京都墨田区墨田五丁目17番4号 鐘紡株 式会社内 (72)発明者 堀川 幸雄 東京都墨田区墨田五丁目17番4号 鐘紡株 式会社内 (72)発明者 椛澤 誠 東京都墨田区墨田五丁目17番4号 鐘紡株 式会社内 (72)発明者 小林 立也 東京都墨田区墨田五丁目17番4号 鐘紡株 式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フッ素化された多官能エポキシ樹脂、及
    び/又は、フッ素化された多官能エポキシ(メタ)アク
    リレート樹脂を含む硬化性の主剤、樹脂を硬化させるた
    めの硬化剤、可視光に感光性を持たせるための増感剤と
    してペリレン、あるいはその誘導体化合物、樹脂の屈折
    率を可変とするホトクロミック材料、及び該ホトクロミ
    ック材料の溶解性を促進する溶解促進剤を必須構成要素
    としてなることを特徴とする可視光硬化性屈折率可変フ
    ッ素化樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1において、樹脂組成物の粘度を
    低下させるための希釈剤、及び/又は、樹脂組成物の粘
    度を増加させるための増粘剤を添加してなることを特徴
    とする可視光硬化性屈折率可変フッ素化樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、樹脂の屈折率
    を可変とするホトクロミック材料が、ジアリールエテン
    系ホトクロミック材料であることを特徴とする可視光硬
    化性屈折率可変フッ素化樹脂組成物。
JP15042196A 1996-05-23 1996-05-23 可視光硬化性屈折率可変フッ素化樹脂組成物 Pending JPH09311356A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6979413B2 (en) * 2001-08-31 2005-12-27 Asahi Glass Company, Limited Optical recording material
JP2009263677A (ja) * 2003-03-19 2009-11-12 Nitto Denko Corp 紫外線硬化型エポキシ樹脂組成物
JP2011021177A (ja) * 2009-06-18 2011-02-03 Nitto Denko Corp 光硬化型樹脂組成物およびそれを用いた光学部品
JP2011148878A (ja) * 2010-01-20 2011-08-04 Daikin Industries Ltd 耐光性封止樹脂組成物
US9056941B2 (en) 2009-06-18 2015-06-16 Nitto Denko Corporation Photocurable resin composition and optical component using the same
JP2021059681A (ja) * 2019-10-08 2021-04-15 三井化学株式会社 硬化性組成物およびその用途

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