JPH09311249A - 多心光コネクタ - Google Patents

多心光コネクタ

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JPH09311249A
JPH09311249A JP12872096A JP12872096A JPH09311249A JP H09311249 A JPH09311249 A JP H09311249A JP 12872096 A JP12872096 A JP 12872096A JP 12872096 A JP12872096 A JP 12872096A JP H09311249 A JPH09311249 A JP H09311249A
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Kazuaki Sakai
和明 酒井
Hidetoshi Ishida
英敏 石田
Toshiaki Kakii
俊昭 柿井
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押圧力を強くしなくても光ファイバ同士を強
く接触でき、PC結合を良好に行うことができる、光コ
ネクタ端面に光ファイバを二次元配列した多心光コネク
タを提供する。 【解決手段】 複数の光ファイバを備えた光ファイバテ
ープ12を挿入するフェルール11に2本のガイドピン
を嵌合する。各ガイドピンがそれぞれ嵌合されるフェル
ール11の両ガイドピン穴13,13の間に、両ガイド
ピン穴13,13の中心を結ぶ線分を挟んで光ファイバ
を二次元に配列し、光ファイバ14を着脱可能に接続す
る。ここで、両ガイドピン穴13,13の中心を結ぶ線
分に直交する方向の両端の光ファイバの中心間の距離を
0.6mm以下とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の光ファイバ
を着脱可能に接続する多心光コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光通信において複数心の光ファ
イバを位置決め保持し、一括接続を実現するために、多
心光コネクタが使用されている。
【0003】従来、このような多心光コネクタにおい
て、光ファイバを二次元に配列したものが、特開平5ー
60949号公報に開示されている。この多心光コネク
タは、図5に示すようなもので、フェルール1には、2
本の光ファイバテープ2,2が挿入されている。また、
フェルール1には、位置決め用のガイドピン(図示省
略)が挿入される平行な2本のガイドピン穴3,3が形
成されている。そして、これらガイドピン穴3,3の間
には、光ファイバテープ2,2内に複数心設けられた光
ファイバを挿入するための複数の光ファイバ挿入孔4,
4…が形成されている。光ファイバ挿入孔4,4…は、
2本のガイドピン穴3,3の中心を通る軸線に対して対
称に設けられており、同じピッチで同じ本数だけ2次元
に配列されている。
【0004】この多心光コネクタによれば、光ファイバ
をPC(Physical Contact)結合することにより、光フ
ァイバ同士を直接接触させてフレネル反射を防ぎ、反射
損失を少なくすることができるとともに、一次配列のも
のと比較してより多心の光ファイバを接続でき、しか
も、接続した多心光コネクタを反転させることで、本回
線と予備回線との回線切換えを短時間に行うことができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の多心光コネ
クタでは、光ファイバテープ2,2を二重にして光ファ
イバを上下2列に配列しているので、一次配列のものと
比較して、限られた実装面積において更に多心の光ファ
イバを接続することができる。
【0006】しかし、従来の多心光コネクタでは、配列
した上下光ファイバの中心間の距離は、ガイドピンの直
径とほぼ同じ程度の距離とされており、光ファイバの中
心間の距離が離れていた。したがって、必然的に突き合
せるフェルール1同士の先端面の接触面積が大きくな
り、その結果、PC率を向上させるためには光コネクタ
同士を強く押し付けることが必要であった。ところが、
弾性クリップなどによる押圧力には限界があり、光ファ
イバ同士の十分な接触が確保できず、PC結合の効率が
悪くなって、光学的に良好な接続を行うことができなか
った。
【0007】本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので、押圧力を強くしなくても光ファイバ同士
を強く接触でき、PC結合を良好に行うことができる、
光コネクタ端面に光ファイバを二次元配列した多心光コ
ネクタを提供することを目的とする
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、複数の光ファイバを備えた
光ファイバテープを挿入するフェルールに2本のガイド
ピンを嵌合し、各ガイドピンがそれぞれ嵌合されるフェ
ルールの両ガイドピン穴の間に、両ガイドピン穴の中心
を結ぶ線分を挟んで光ファイバを二次元に配列し、光フ
ァイバを着脱可能に接続する多心光コネクタにおいて、
両ガイドピン穴の中心を結ぶ線分に直交する方向の両端
の光ファイバの中心間の距離を0.6mm以下とした。
【0009】このような多心光コネクタにおいては、光
ファイバの中心間の距離が、ガイドピン穴の直径より小
さいことが好ましい。
【0010】また、フェルールを形成する材質のヤング
率は、30000MPa以下であるとよい。フェルール
のヤング率が30000MPa以下であると、光コネク
タ端面を研磨した際に、フェルール端面に対し光ファイ
バを突き出させやすくすることができる。
【0011】上記ヤング率を得るには、フェルールはエ
ポキシ系樹脂からなることが好ましい。
【0012】フェルールの先端面が斜めに形成されてい
れば、PC結合を良好に行うことができる。つまり、フ
ェルールの先端面を光ファイバ内を伝搬する光の全反射
臨界角度以上の傾斜角度、例えば5度以上に加工すれ
ば、光ファイバ同士の接続にあたって低反射、低損失を
実現することができる。
【0013】さらに、光ファイバの先端が、フェルール
の先端面より0.3μm以上突出していると、PC結合
がさらに良好となる。
【0014】フェルールの内部に、フェルールに挿入す
る光ファイバテープに等しい数の、ファイバ挿入孔より
大径の案内部を階段状に設ければ、光ファイバ挿入を容
易に行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1および図2は、それぞれ本実
施形態の多心光コネクタを示す斜視図および縦断面図
で、12×2(一枚が12心のものを2段にした)の二
次元配列の多心光コネクタを示すものである。
【0016】フェルール11は、エポキシ系樹脂により
形成されており、そのヤング率は19600MPaとな
っている。フェルール11の先端面11aは、光ファイ
バ内を伝搬する光の全反射臨界角度以上の傾斜角度であ
る角度θ(8度)に研磨加工されている。フェルール1
1には、2本の光ファイバテープ12,12が挿入され
ている。また、フェルール11には、位置決め用の円柱
状のガイドピン(図示省略)が挿入される平行な2本の
ガイドピン穴13,13が形成されている。本実施形態
において、各ガイドピン穴13の直径は、それぞれ0.
7mmに形成されている。そして、これらガイドピン穴
13,13の間には、光ファイバテープ12,12内に
複数心設けられた光ファイバを挿入するための複数の光
ファイバ挿入孔14,14…が形成されている。光ファ
イバ挿入孔14,14…は、2本のガイドピン穴13,
13の中心を通る軸線に対して対称に設けられており、
同じピッチで同じ本数(12本)の光ファイバを挿入す
ることができるように、2次元に配列されている。光フ
ァイバ挿入孔14に挿入される光ファイバは、直径0.
125mmであり、両ガイドピン穴13方向である横方
向の配列ピッチは0.250mmとし、縦方向両端の配
列幅である光ファイバ中心間の距離は、ガイドピン穴1
3より小さくなるように、0.5mmとした。
【0017】なお、フェルール11には、光ファイバテ
ープ12をフェルール11に固定するための樹脂を注入
するための樹脂注入部15が形成されている。
【0018】フェルール11の内部構造は、図2に示す
ようなもので、フェルール11の先端部に設けた光ファ
イバ挿入孔14に連続して、光ファイバ挿入孔14より
大径の案内部16が、各々の光ファイバテープに対し
て、また上下段いずれの光ファイバ挿入孔14に対して
も形成されている。ここに、図2において、上段の案内
部16と下段の案内部16とは階段状に形成されてい
る。つまり、上段の案内部(光ファイバ案内面)16の
光ファイバ軸方向の長さは、下段の案内部(光ファイバ
案内面)16のその長さよりも短く形成されている。こ
のように、階段状に形成されていれば、接着剤としての
樹脂を注入する樹脂注入部15の窓から下段の案内面1
6が見えるようになり、光ファイバの挿入を容易に行う
ことができる。
【0019】図2に示すように、本実施形態の多心光コ
ネクタは、互いに逆さに向合う状態となるように2つの
多心光コネクタが突き合されて使用される。また、光フ
ァイバの先端は、フェルール11の先端面11aより
0.3μm以上突出されている。
【0020】図3は、光ファイバの中心間の距離(横
軸)と押圧力(縦軸)との関係を示すグラフである。
【0021】図3から判るように、光ファイバ中心間の
距離が短くなると、それに応じて押圧力(光コネクタ同
士を押しつける力)を大きくすることができる。
【0022】一方、図4は、押圧力(横軸)とPC率
(縦軸)との関係を示すグラフである。図4から判るよ
うに、押圧力が0.87kg以上であると、PC率は9
0%以上となる。したがって、図3および図4から、P
C率が90%を得るには、光ファイバ中心間の距離は、
0.6mm以下でなければならない。
【0023】本実施形態の多心光コネクタによれば、光
コネクタ結合時の光ファイバ同士のPC率は90%以上
と良好な値を示した。また、フェルール11の先端面1
1aを光ファイバ内を伝搬する光の全反射臨界角度以上
の傾斜角度(8度)に加工しているので、光ファイバ同
士の接続にあたって低反射、低損失を実現することがで
きる。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明の多心光コネクタ
によれば、光コネクタ端面に光ファイバを二次元配列さ
せた高密度実装型で、押圧力を強くしなくても光ファイ
バ同士を強く接触でき、PC率を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の多心光コネクタを示す斜
視図である。
【図2】同実施形態の多心光コネクタのフェルールを示
す縦断面図である。
【図3】光ファイバ間距離と押圧力との関係を示すグラ
フである。
【図4】押圧力とPC率との関係を示すグラフである。
【図5】従来の多心光コネクタを示す斜視図である。
【符号の説明】
1,11…フェルール、2,12…光ファイバテープ、
3,13…ガイドピン穴、4,14…光ファイバ挿入
孔、16…案内部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光ファイバを備えた光ファイバテ
    ープを挿入するフェルールに2本のガイドピンを嵌合
    し、前記各ガイドピンがそれぞれ嵌合される前記フェル
    ールの両ガイドピン穴の間に、前記両ガイドピン穴の中
    心を結ぶ線分を挟んで前記光ファイバを二次元に配列
    し、前記光ファイバを着脱可能に接続する多心光コネク
    タであって、 前記両ガイドピン穴の中心を結ぶ線分に直交する方向の
    両端の前記光ファイバの中心間の距離が0.6mm以下
    であることを特徴とする多心光コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記光ファイバの中心間の距離が、前記
    ガイドピン穴の直径より小さいことを特徴とする請求項
    1記載の多心光コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記フェルールを形成する材質のヤング
    率が30000MPa以下であることを特徴とする請求
    項1または2記載の多心光コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記フェルールはエポキシ系樹脂からな
    ることを特徴とする請求項1から3までにいずれか1項
    記載の多心光コネクタ。
  5. 【請求項5】 前記フェルールの先端面が斜めに形成さ
    れていることを特徴とする請求項1から4までにいずれ
    か1項記載の多心光コネクタ。
  6. 【請求項6】 前記光ファイバの先端が、前記フェルー
    ルの先端面より0.3μm以上突出していることを特徴
    とする請求項1から5までにいずれか1項記載の多心光
    コネクタ。
  7. 【請求項7】 前記フェルールの内部に、前記フェルー
    ルに挿入する前記光ファイバテープに等しい数の、前記
    光ファイバ挿入孔より大径の案内部を階段状に設けたこ
    とを特徴とする請求項1から6までにいずれか1項記載
    の多心光コネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002350681A (ja) * 2001-05-25 2002-12-04 Furukawa Electric Co Ltd:The 光コネクタ用フェルール及び光コネクタ

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