JPH09310232A - ウェブ集束方法及び装置 - Google Patents

ウェブ集束方法及び装置

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JPH09310232A
JPH09310232A JP14987696A JP14987696A JPH09310232A JP H09310232 A JPH09310232 A JP H09310232A JP 14987696 A JP14987696 A JP 14987696A JP 14987696 A JP14987696 A JP 14987696A JP H09310232 A JPH09310232 A JP H09310232A
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JP
Japan
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web
apron
focusing
converging
doffer
Prior art date
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Application number
JP14987696A
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English (en)
Inventor
Akimoto Yamamoto
旦元 山本
Shinji Kato
伸司 加藤
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Howa Machinery Ltd
Original Assignee
Howa Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエブ集束部でウエブがエプロン幅方向へ広
がることを防止することである。 【解決手段】 ドッファ1からウエブWを剥離するウエ
ブ剥離装置5のウエブ送出側に配設したウエブ集束装置
6のエプロン13周回端部と回転集束体14の間のウエ
ブ集束部15でウエブWにエアを吹き付けてエプロン幅
中央に向けてウエブWを集束してウエブ集束装置6の送
出側に配設したカレンダーローラ7,8へ送り出すと共
にエアブローによりエプロン13やウエブWから短繊維
や風綿等を吹き飛ばすようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カード機のドッフ
ァの周面から剥離したウエブを集束してスライバーに形
成するウエブ集束方法及び装置に関し、特に、ウエブ集
束部でウエブをエアにより集束するようにしたウエブ集
束方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のウエブ集束装置として例えば特開
昭61−275427号公報に開示されたものがある。
これはドッファの周面からウエブを剥離するウエブ剥離
装置のウエブ送出側にウエブ集束装置が配設されてい
る。ウエブ集束装置はドッファ回転軸線と直交するよう
に設けられた2対の駆動案内ローラ間を夫々周回する2
本のエプロン(無端ベルト)で構成され、ウエブの幅方
向と平行な方向に進行するように配設されている。ウエ
ブ剥離装置から送り出されたウエブはエプロンにより進
行方向が略90度変位されて移送されながらウエブ剥離
装置の送出ローラとエプロンの間に形成された空間の幅
方向に広がる。そしてウエブは夫々のエプロンの周回端
部の間で押圧されて(ニップ作用を受けて)スライバに
形成されて、ガイド部材を介してウエブ集束装置の送出
側に配設したカレンダーローラへ送り出されて更に集束
されるようになっている。また、実開昭62−4407
5号公報に開示のものではエプロンの送り出し側にトラ
ンペットを配設し、エプロンからのスライバをトランペ
ットを通して前方へ送り出すようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように従来のウ
エブ集束装置ではウエブ剥離装置からウエブ集束装置に
送り出されるウエブは、エプロンによって移送方向が変
更される際にウエブ剥離装置とエプロンとの間で形成さ
れた空間の幅方向に広がったり、夫々のエプロンの周回
端部の間を通過するときにエプロン周回端部間のニップ
作用によりエプロンの幅方向に広がりエプロンの幅方向
に幅広の集束されたウエブに形成され、そのままウエブ
集束装置の出口からカレンダーローラまで高速で送り出
されると周囲の空気流の影響等により集束されたウエブ
の上下端が乱れる問題があり、紡出したスライバーの品
質が低下する問題があった。この問題を防止するために
ウエブガイドやトランペットをウエブ集束装置とカレン
ダーローラ間に設けて防ぐことができるが、ウエブガイ
ド等に風綿が溜りやすい問題があった。また、ウエブの
紡出による風綿等がエプロンの上下端に付着して汚れ、
頻繁にエプロンの掃除をしなければならず管理に手間が
かかる問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明では、ドッファからウエブを剥離するウエ
ブ剥離装置のウエブ送出側に配設したウエブ集束装置の
ウエブ集束部において、エプロン幅方向に拡がるウエブ
にエアを吹き付けることでエプロン幅中央に集束された
ウエブに形成し、この集束されたウエブをカレンダーロ
ーラへ送り出すことでウエブガイド等を不要にし、ま
た、エアによりエプロン上下端部の風綿を吹き飛ばすよ
うにした。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は、ドッファの周面からウ
エブを剥離するウエブ剥離装置のウエブ送出側に配置さ
れ、ドッファ回転軸線方向に周回しウエブの進行方向を
90度変位させるエプロンを備え、このエプロンの周回
端部のウエブ集束部で集束されたウエブをカレンダーロ
ーラへ送るウエブ集束装置において、ウエブ集束部のウ
エブをエプロン幅方向に集束するようにエアを吹き付け
るようにした。また、上記方法を実施するのに好適な装
置としてドッファの周面からウエブを剥離するウエブ剥
離装置のウエブ送出側に配設されるウエブ集束装置であ
って、ドッファ回転軸線方向に周回しウエブの進行方向
を90度変位させるエプロンとこのエプロンの周回端部
との間でウエブを集束する回転集束体とから構成され、
エプロンと回転集束体の間のウエブ集束部で集束された
ウエブをカレンダーローラへ送るウエブ集束装置におい
て、ウエブ集束部に対応してウエブをエプロン幅方向に
集束するようにエアを吹き付けるエアノズルを設けた。
前記エアノズルはウエブ集束部の中心の上下に少なくと
も一対対向して設けることが好ましい。また、前記回転
集束体はエプロンとすることができる。
【0006】
【実施例】次に本願のウエブ集束方法及び装置の実施例
について図1〜図3により説明する。図1において1は
カード機のドッファであり、ドッファ1のウエブ送り出
し側には、ドッファ1の近傍でドッファ1の周面からウ
エブWを剥離するドッフィングローラ2と、ドッフィン
グローラ2から送り出されるウエブWを受け取り送り出
す一対の送出ローラであるトップクラッシュローラ3と
ボトムクラッシュローラ4とから構成されるウエブ剥離
装置5が配設されている。ウエブ剥離装置5の送り出し
側には、前記トップクラッシュローラ3とボトムクラッ
シュローラ4とから送り出されるウエブWを所定の幅に
集束するウエブ集束装置6が配設されている。ウエブ集
束装置6のウエブ送り出し側には周知構造の上下一対の
カレンダーローラ7,8が配設されている。
【0007】次にウエブ集束装置6について説明する。
支持部材9と板部材10間にドッファ回転軸線方向と直
交し回転自在に一対の駆動案内ローラ11,12を配設
し、この駆動案内ローラ11,12に駆動案内ローラ1
1,12間を周回するエプロン(無端ベルト)13を巻
き掛けてあり、エプロン13はドッファ回転軸線方向す
なわちウエブWの幅方向と平行な方向に進行するように
なっている。また、ドッファ回転軸線方向と直交し、エ
プロン13の周回端部との間でウエブWを送り出し方向
へ送り出しウエブWが通過可能な隙間を有するように回
転集束体(ウエブ移送ローラ)14を設けてある。この
回転集束体14と前記駆動案内ローラ11,12を周回
するエプロン13とでウエブ集束装置6を構成してあ
る。図3に示すようにエプロン13の周回端部と回転集
束体14との間のウエブ集束部15の中心(エプロン周
回端部と回転集束体との最短部分)の上下にはエア(圧
空)をウエブWがエプロン幅方向中央に向けて集束する
ように吹き付ける図示しない圧空源に連結されたエアノ
ズル16,16を支持部材9と板部材10に取付けてあ
る。尚、エアノズル16の取付位置はウエブ集束部15
に対応して略エプロン13後面からエプロン13前面間
のウエブ集束部15にエアを上下方向(エプロン中心方
向)に向けて吹き付けることが可能なように設けてあれ
ばよい。
【0008】カード機の運転時にドッフィングローラ2
によりドッファ1の周面上から剥ぎ取られたウエブWは
トップクラッシュローラ3とボトムクラッシュローラ4
とによりウエブ集束装置6に送り出される。このウエブ
Wはドッファ回転軸線方向に幅広であり、ウエブ集束装
置6のエプロン13と回転集束体14に受承されると進
行方向が略90度変位されて移送されると共に、ウエブ
剥離装置5とウエブ集束装置6との間つまりトップクラ
ッシュローラ3とボトムクラッシュローラ4とエプロン
13と回転集束体14との間に形成された空間でエプロ
ン幅方向に広がる。また、広がったウエブWがウエブ集
束部15を通過するときにエプロン13と回転集束体1
4との間でニップ作用を受けることもあり、ニップ作用
を受けるときにはウエブWは更にエプロン幅方向に広が
る。ウエブ剥離装置5とウエブ集束装置間6で広がった
ウエブWまたはエプロン13と回転集束体14間で広が
ったウエブは、ウエブ集束部15通過の際に上下のエア
ノズル16,16からエプロン幅方向へエアが吹き付け
られてエプロン幅中央に集束し、集束されたウエブW1
としてカレンダーローラ7,8に送り出される。また同
時に、エアブローはエプロン13上下両端に付いた風綿
を吹き飛ばす。ウエブ集束装置6から送り出された集束
されたウエブW1はカレンダーローラ7,8間で更に集
束される。ウエブ集束部15通過時にはエアの吹き付け
によりウエブWの短繊維や塵等も除去される。
【0009】他の実施例を示す。図4においてウエブ集
束装置6は、支持部材9と板部材10間にドッファ回転
軸線方向と直交し回転自在に二対の駆動案内ローラ1
1,12を配設し、この駆動案内ローラ11,12に夫
々の駆動案内ローラ11,12間を周回するエプロン1
3を巻き掛けてウエブWの幅方向と平行な方向に進行す
るようにしたものである。また、エアノズル16はエプ
ロン13の周回端部より前側のウエブ集束部15に設け
てある。ウエブ剥離装置5からのウエブWはエプロン1
3の回転により両エプロン13の周回端部間に移送さ
れ、両側のエプロン13の周回端部からエプロン13の
ウエブ送出方向への回転によりカレンダーローラ7,8
へ送り出される。
【0010】尚、前記実施例においてエプロンはウエブ
Wの幅方向に垂直に設けられているがこれに限らず、例
えばウエブWの幅方向に平行に設けてもよい。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ウエブ集
束装置のウエブ集束部においてエプロンの上下からウエ
ブをエプロン幅方向の中心に集束するようにエアを吹き
付けるようにしたので、ウエブ集束部を通過するウエブ
がエプロン幅方向に広がることを防止し、エプロン幅中
心へウエブが集束するので、ウエブガイドやトランペッ
トが不要であり構成簡易になる。また、エアを吹き付け
ることにより、ウエブの上下方向幅が押えられるのでウ
エブの上下端の乱れが防止され、また、ウエブから短繊
維や塵等が除去されて紡出されたスライバの品質が向上
する。また、エアブローによりエプロンや回転集束体に
付いた風綿も吹き飛ばされ、スライバを集束するための
ウエブガイド等を設ける必要がないので風綿や塵等がウ
エブガイド等に溜ることがなく、掃除の周期が長くな
り、管理が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ウエブ集束装置の概略斜視図である。
【図2】ウエブ集束装置の側面図である。
【図3】ウエブ集束装置の平面図である。
【図4】他の実施例である。
【符号の説明】
1 ドッファ 5 ウエブ剥離装置 6 ウエブ集束装
置 13 エプロン 14 回転集束体 15 ウエブ集束部 16 エアノ
ズル W ウエブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドッファの周面からウエブを剥離するウ
    エブ剥離装置のウエブ送出側に配置され、ドッファ回転
    軸線方向に周回しウエブの進行方向を90度変位させる
    エプロンを備え、このエプロンの周回端部のウエブ集束
    部で集束されたウエブをカレンダーローラへ送るウエブ
    集束装置によるウエブ集束方法において、ウエブ集束部
    のウエブをエプロン幅方向に集束するようにエアを吹き
    付けるようにしたことを特徴とするウエブ集束方法。
  2. 【請求項2】 ドッファの周面からウエブを剥離するウ
    エブ剥離装置のウエブ送出側に配設されるウエブ集束装
    置であって、ドッファ回転軸線方向に周回しウエブの進
    行方向を90度変位させるエプロンとこのエプロンの周
    回端部との間でウエブを集束する回転集束体とから構成
    され、エプロンと回転集束体の間のウエブ集束部で集束
    されたウエブをカレンダーローラへ送るウエブ集束装置
    において、ウエブ集束部に対応してウエブをエプロン幅
    方向に集束するようにエアを吹き付けるエアノズルを設
    けたことを特徴とするウエブ集束装置。
  3. 【請求項3】 エアノズルをウエブ集束部の中心の上下
    に少なくとも一対対向して設けたことを特徴とする請求
    項2記載のウエブ集束装置。
  4. 【請求項4】 回転集束体はエプロンであることを特徴
    とする請求項2または請求項3記載のウエブ集束装置。
JP14987696A 1996-05-20 1996-05-20 ウェブ集束方法及び装置 Pending JPH09310232A (ja)

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JP14987696A JPH09310232A (ja) 1996-05-20 1996-05-20 ウェブ集束方法及び装置

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ID=15484577

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001226834A (ja) * 2000-01-29 2001-08-21 Truetzschler Gmbh & Co Kg 繊維構造を形成するために紡毛機または梳毛機に設ける装置
CN1311890C (zh) * 2001-10-29 2007-04-25 日铁矿业株式会社 耐热过滤器元件及其制造方法
WO2019029914A1 (de) * 2017-08-09 2019-02-14 TRüTZSCHLER GMBH & CO. KG Karde

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WO2019029914A1 (de) * 2017-08-09 2019-02-14 TRüTZSCHLER GMBH & CO. KG Karde
CN110621818A (zh) * 2017-08-09 2019-12-27 特吕茨施勒有限及两合公司 梳理机

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