JPH09310190A - 電気化学反応用浮遊型電極並びにその電極を用いた電解槽 - Google Patents

電気化学反応用浮遊型電極並びにその電極を用いた電解槽

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JPH09310190A
JPH09310190A JP12550696A JP12550696A JPH09310190A JP H09310190 A JPH09310190 A JP H09310190A JP 12550696 A JP12550696 A JP 12550696A JP 12550696 A JP12550696 A JP 12550696A JP H09310190 A JPH09310190 A JP H09310190A
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electrochemical reaction
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floating electrode
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Minehiro Kamiyama
峰宏 上山
Osamu Yoshimoto
修 吉本
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TOUTAN KAKO KK
Toyo Tanso Co Ltd
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TOUTAN KAKO KK
Toyo Tanso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気分解の対象となる液量が変動するなどし
て液レベルが変動しても電気化学反応を安定してなし得
る電気化学反応用浮遊型電極を提供する。 【解決手段】 少なくとも正負一対の電極1がフロート
2に設けられてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気化学反応用浮
遊型電極並びにその電極を用いた電解槽に関し、詳細に
は正負対の電極を電解液に浸漬し電気化学反応(電気分
解)を行わしめる際に用いる電気化学反応用浮遊型電極
並びにその電極を用いた電解槽に関するものである。
【0002】
【従来の技術】正負対の電極を電解液に浸漬して電気分
解する電解方法は周知の技術であって、通常、電解槽に
収容した電解液に正負対の電極を浸漬し両極間に隔膜を
設けて電解が行われる。この場合、電極は電極ホルダー
に正負対が平行に取付けられ、その電極ホルダーを電解
槽に固設することで電解槽内に浸漬される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の電解
方法では電解槽とその槽に固設した電極を用いるととも
に、電解液に浸漬している有効電極面積が変化しないよ
うにするため、通常一定の容量の電解液毎にバッチ式で
電解を行うか、あるいは槽内の電解液レベルを一定に保
持するように電解液を注入及び排出させつつ電解が行わ
れ、安定した電気化学反応が行われてきた。
【0004】しかし、用途によっては電解容量(又は電
解液レベル)を可変で行ないたい場合がある。例えば、
本出願人が、先に発明提案している植物類生育用二酸化
炭素溶液の製造方法等(特願平 6−257697号、特願平 6
−341042号参照)においては、少なくとも陽極に炭素質
電極を用い水又は水溶液を電気分解することで、陽極に
おける電気化学反応により二酸化炭素を生成させ二酸化
炭素溶液を製造し、その二酸化炭素溶液を農作物や園芸
植物等に施用したり、水生植物等の生育に用いるが、こ
のような用途の場合には、対象となる植物類の栽培面積
に応じて種々の量の又は濃度の二酸化炭素溶液が必要と
なり、例えばバッチ式で電解槽を用いて製造する場合、
使用の都度製造する必要がある上に、大量に製造するに
は順次抜き取りながら製造する必要があり、また電解槽
の半分程度の容量(液量)を製造しなければならない場
合もある。このような場合、上述した電極を電解槽に固
定した従来の電解方法では、電解槽内の電解液量が変動
し液レベルが変動するため、電解液に浸漬している有効
電極面積が変化するなど電解条件が変化して安定した電
気化学反応ができない。また、電解の際、電解液となる
水又は水溶液の界面近くでのみ電気化学反応が進み、当
該部位のみが消耗し電極が崩壊したり折損したりする問
題も観察されている。
【0005】本発明は、上記の事情に鑑みてなしたもの
であって、その目的は、電気分解の対象となる液量が変
動するなどして液レベルが変動しても電気化学反応を安
定してなし得る電気化学反応用浮遊型電極並びに電解槽
を提供するものであり、他の目的は、前記目的に加え
て、電解において崩壊や折損などすることなくほぼ均一
に消耗し寿命を向上させ得るとともに、電解効率を向上
させ得る電気化学反応用浮遊型電極を提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る電気化学反応用浮遊型電極は、少なく
とも正負一対の電極がフロートに設けられてなるもので
ある。
【0007】そして、上記の電気化学反応用浮遊型電極
においては、フロートが天板と、底板と、これら天板と
底板を四隅で連結する支柱と、天板側の側方に取付けら
れたフロート本体とで構成されるとともに、天板に正負
対の電極を挿通するための貫通孔が設けられてあっても
よい。
【0008】また、上記の電気化学反応用浮遊型電極に
おいては、電極の電流導入部の横断面の大きさを電極部
の横断面の大きさより大きく形成するとともに、電極部
の横断面の大きさより僅かに大きな貫通孔をフロートに
形成し、この貫通孔に電極の電極部を挿通することでフ
ロートに電極を設ける構成であってもよい。
【0009】また、上記の電気化学反応用浮遊型電極に
おいては、フロートがプラスチック製ブロックで形成さ
れてあってもよい。
【0010】また更に、上記の電気化学反応用浮遊型電
極においては、正負対の電極が先端に行くにつれ電極同
士の対向する表面間隔が漸次狭くなるように設けられて
あってもよい。
【0011】また、上記の目的を達成するため、本発明
に係る電解槽は、上述した電気化学反応用浮遊型電極を
用いてなるものである。
【0012】本発明では、電極をフロートに設けている
ので、フロートを電解液に浮かせることで電極を電解液
の液レベルの変動に追随させて昇降することができ、こ
れにより、電解液に浸漬している電極の有効電極面積が
変化するなどの電解条件の変化が防止され安定した電気
化学反応が行える。また、このような形態で電解ができ
ることから、電解液が電解槽内に収容されている場合は
もとより、電解液を電解槽内に流下させながら、更には
比較的狭い池や川などでの電解も可能である。従って、
特に、本出願人が、先に発明提案している植物類生育用
二酸化炭素溶液の製造方法においては有効な手段とな
る。
【0013】一方、本発明者等は、上述した先願の植物
類生育用二酸化炭素溶液の製造方法等を研究開発する過
程で、電極(炭素質電極)の崩壊や折損などによる寿命
の短命を問題としてその改善をすべく研究を並行して行
って来た。その結果、電極の崩壊や折損などの現象は電
極自体の抵抗により電極の電流導入部と先端部の間で電
圧の低下が生じ電解液の界面近くと電極先端部では電解
電位差が異なるために生じることを見出すとともに、更
なる研究の結果、正負対の電極の電解液界面での電極間
距離を電解液中の先端部の電極間距離より大きくするこ
とにより上記現象が防止できることを見出したものであ
って、本発明の電気化学反応用浮遊型電極において、正
負対の電極を先端に行くにつれ電極同士の対向する表面
間隔が漸次狭くなるように設けることで、上記の作用効
果に加えて、電極(炭素質電極)の崩壊や折損などが防
止でき電極をほぼ均一に消耗させることができ寿命の向
上が図れるとともに、電解効率を向上させることができ
る。
【0014】なお、フロートとしては、軽量な絶縁物
で、且つ、電解液に侵されず、また電解液を変質させな
い材質が好ましく、例えばプラスチック、繊維強化プラ
スチックなどが好適に使用できる。また、フロート容積
は、電極重量、電解液密度、フロート材質の密度、電極
浸漬深さなどを考慮して計算で求められる。また、フロ
ート形状は特に限定されるものではなく、使用される場
所や条件を考慮して適宜決めることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明に係る電気化学反応
用浮遊型電極の説明図であって、aは全体図、bはaの
X−X断面図である。図において、1は電極、2はフロ
ートを示す。
【0016】電極1は、板状で電流導入部3と電極部4
で構成され、両部分の境は電流導入部3の幅が電極部4
の幅より大きく形成され段部5が形成されている。一
方、フロート2は、軽量なプラスチックの矩形状厚板か
らなり中央から対称な位置に電極部4の横断面より僅か
に大きい貫通孔6が形成され、当該貫通孔6に電極部4
を挿通して電気化学反応用浮遊型電極Fを構成する。
【0017】上記電気化学反応用浮遊型電極Fは、図2
及び図3に示すように、電解槽7内に収容されている電
解液8に浮かせて使用される。従って、電解液8が減少
し液面が降下したり、また電解液8を補充することで上
昇しても、電極1はフロート2と共に昇降するから、フ
ロート2の下に突き出た電極1の有効電極面積は変化せ
ず安定した電気化学反応が行える。なお、図2に示す形
態では、電極1の陽極側と陰極側に発生するガス体を分
離して取り出すために、フロート2の上にプラスチック
シート等のセパレータ9がフロート2の昇降に合わせて
追随可能に取付けられた構成となっている。また、図3
に示す形態では、陽極側と陰極側に発生するガス体の分
離取り出しに加えて、更に陽極側と陰極側の電解液を分
離して取り出すために、フロート2の下にもイオン交換
膜の蛇腹式セパレータ10がフロート2の昇降に合わせて
追随可能に取付けられた構成となっている。
【0018】上記例では正負対の電極1をフロート2に
一対設けた場合を例示したが、その数はもとより、電極
1やフロート2の大きさは、適用される電解槽7の大き
さなどに応じて適宜の数及び大きさに設定されるもので
ある。また電極1の形状も板状に限らず、丸棒、角棒な
どであってもよい。
【0019】また、フロート2が矩形状厚板を例に説明
したが、図4に示すように円盤状厚板で側面が上広がり
に形成されてあってもよく、あるいは下面が船底型や半
球形等に形成されてあってもよい。このような形状であ
れば、電解槽7に電解液8を流出入させながら、あるい
は川など流れのあるところでの電解には抵抗が少なく電
気化学反応用浮遊型電極Fが効果的に使用できる。
【0020】また、電極1のフロート2への取付けを、
フロート2の貫通孔6に電極1の電極部4を挿通し段部
5により保持するだけの取付け構造を例に説明したが、
段部5の無い平滑な電極1の場合には、図示省略するが
フロート2の貫通孔6と電極1の電極部4との隙間に接
着剤を充填して取付けたり、隙間を大きく形成しそこに
板バネやくさびを差し入れて取付ける。あるいはフロー
ト2上に設けたブラケットにボルト・ナットを用いて取
付ける等々、適宜周知の取付け手段を用いて取付けるこ
とができる。
【0021】また、上記例の図では正負対の電極1を貫
通孔6に平行に設けた例を示したが、貫通孔6を傾斜さ
せて設けるなどして、正負対の電極1の電極間距離を電
極部4の先端に行くにつれ狭まるように設けてもよい。
この場合、対向する電極部4の全面で電解を行わせるこ
とができ、電極部4の崩壊(特に炭素質電極の場合)や
折損などが防止でき電極部4をほぼ均一に消耗させるこ
とができ電極寿命の向上が図れるとともに、電解効率を
向上させることができる。
【0022】また、図1乃至図4に二点鎖線で示すよう
に、必要であればフロート2の上面より側方に突出させ
てガイドバー11を取付けるようにしてもよい。ガイドバ
ー11が電解槽7の内面に沿うことで電気化学反応用浮遊
型電極Fを電解槽7の所望の位置で昇降させることがで
きる。また、ガイドバー11に代えてフロート2の昇降が
可能な長さの鎖などであっもよい。
【0023】図5は、本発明に係る電気化学反応用浮遊
型電極の別の実施形態の斜視図であって、aは全体図、
bはaのY−Y断面図である。図において、12は電極、
13はフロートを示す。
【0024】電極12は、幅 280mm×長さ 560mm×厚さ10
mmの板状の炭素質電極で、電流導入部14と電極部15の間
が段部の無い平滑な形状に形成され、本例では4枚(2
対)が用いられている。一方、フロート13は、天板16
と、底板17と、これら天板16と底板17を四隅で連結する
支柱18と、天板側の側方に取付けられた中空のフロート
本体19とで構成され、これらはプラスチックからなる。
また、天板16には電極12を挿通するための4つのスリッ
ト状の貫通孔20が、底板17の上面には電極12の下端を受
けるための4つの受け溝21がそれぞれ設けられ、電極12
の電極部15を天板16の貫通孔20に挿通し先端を底板17の
受け溝21に載置して電気化学反応用浮遊型電極Fを構成
する。
【0025】上記電気化学反応用浮遊型電極Fは、段落
番号〔0017〕、〔0019〕に説明したと同様、電
解槽7内に収容されている電解液8に浮かせて、あるい
は川などの流れに浮かせて使用される。従って、電解液
8が減少し液面が降下したり、また電解液8を補充する
ことで上昇しても、あるいは川などの水位が変化して
も、電極1はフロート2と共に昇降するから、フロート
2の下に突き出た電極1の有効電極面積は変化せず安定
した電気化学反応が行える。また、本例では正負対の電
極12, 12を設ける貫通孔20, 20の間隔を受け溝21, 21の
間隔より広く形成しており、これにより、正負対の電極
12, 12の対向する表面間隔を漸次狭くなるように設ける
ことができるとともに、対向する電極部15の全面で電解
を行わせることができ、電極部15の崩壊(特に炭素質電
極の場合)や折損などが防止でき電極部15をほぼ均一に
消耗させることができ電極寿命の向上が図れるととも
に、電解効率を向上させることができる。
【0026】図6は、上述した図1に示す電気化学反応
用浮遊型電極Fを適用した電解水供給装置の概要図であ
る。この例の電解水供給装置は、電極1として炭素質電
極を用い水を電気分解して、段落番号〔0004〕に説
明したところの植物類生育用二酸化炭素溶液を製造する
ための装置31であって、本例では2つの電解槽32, 33を
有し、槽32, 33のそれぞれには、水の供給管34が補給水
バイパスバルブ35と給水用電磁バルブ36を並行に介在さ
せて接続されるとともに、電解水37を抜取るための排水
管38がフィルタ点検用バルブ39、フィルタ40、排水制御
用電磁バルブ41を直列に介在させて接続されている。ま
た、槽32, 33のそれぞれの内部には、電解中の電解水37
の定常制御用の上水面センサ42と下水面センサ43が設け
られている。なお、図において、符号44は供給水過剰水
面センサであって供給管34からの水が上水面センサ42を
超えて過剰に供給された場合に給水用電磁バルブ36を閉
止させる。符号45は水位異常低下センサであって電解水
37の抜取りが下水面センサ43より低い水位で行われた場
合に排水制御用電磁バルブ41を閉止させる。符号46は槽
32, 33内を空にするための排水用バルブであって通常は
閉止されている。
【0027】上記構成の電解水供給装置31は以下の如く
して運転される。すなわち、:槽32, 33にそれぞれに
給水用電磁バルブ36を介して上水面センサ42の水位まで
水が供給される。:槽32, 33の電気化学反応用浮遊型
電極Fが作動し所定時間の電解が行われ、水が二酸化炭
素溶液の電解水37となる。:この後、一方の槽32の排
水制御用電磁バルブ41を開にしポンプアップして電解水
37を抜取り植物類生育用に散布するなどして使用する。
:この使用により槽32内の電解水37の水位が低下する
が、水位の低下に追随して電気化学反応用浮遊型電極F
が移動するので下水面センサ43の水位まで低下しても電
解が行われる。:水位が下水面センサ43より低下する
と、図示省略する制御装置により槽32の排水制御用電磁
バルブ41が閉じるとともに、槽32の給水用電磁バルブ36
が開となり水の供給が行われる。また同時に、槽33の排
水制御用電磁バルブ41が開となり連続して電解水37の抜
取りができる。:このようにして槽32と33を交互に使
用することができる。なお、給水と排水をバランスさ
せ、電解水37の水位を上水面センサ42と下水面センサ43
の間に位置するように制御することで、一方の槽32(3
3)のみの使用も可能である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る電気
化学反応用浮遊型電極は、電気分解の対象となる液量が
変動するなどして液レベルが変動しても、その変動に追
随して昇降移動するので、液レベルの変動に関係なく常
に電気化学反応を安定してなすことができる。また、こ
のような電極を用いた電解槽においても、電極の同様の
作用により、液レベルの変動に関係なく常に電気化学反
応を安定してなすことができる。
【0029】また、本発明に係る電気化学反応用浮遊型
電極において、正負対の電極を先端に行くにつれ電極同
士の対向する表面間隔が漸次狭くなるように設けること
で、上記作用効果に加えて、電解中の電極を崩壊や折損
などさせることなくほぼ均一に消耗させることができ電
極の寿命の向上が図れるとともに、電解効率を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気化学反応用浮遊型電極の説明
図であって、aは全体図、bはaのX−X断面図であ
る。
【図2】本発明に係る電気化学反応用浮遊型電極の使用
状態を示す概要図である。
【図3】本発明に係る電気化学反応用浮遊型電極の別の
使用状態を示す概要図である。
【図4】本発明に係る電気化学反応用浮遊型電極の別の
実施形態の斜視図である。
【図5】本発明に係る電気化学反応用浮遊型電極の別の
実施形態の斜視図であって、aは全体図、bはaのY−
Y断面図である。
【図6】本発明に係る電気化学反応用浮遊型電極を適用
した電解水供給装置の概要図である。
【符号の説明】
1:電極 2:フロート
3:電流導入部 4:電極部 5:段部
6:貫通孔 7:電解槽 8:電解液
9, 10:セパレータ 11:ガイドバー 12:電極 1
3:フロート 14:電流導入部 15:電極部 1
6:天板 17:底板 18:支柱 1
9:中空のフロート本体 20:スリット状の貫通孔 21:受け溝 31:電解水供給装置 32, 33:電解槽 3
4:水の供給管 35:補給水バイパスバルブ 36:給水用電磁バ
ルブ 37:電解水 38:排水管 39:フィルタ点検用バルブ 40:フィルタ 41:排水制御用電磁バルブ 42:上水面センサ 43:下水面センサ 44:供給水過剰水
面センサ 45:水位異常低下センサ 46:排水用バルブ F:電気化学反応用浮遊型電極

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも正負一対の電極がフロートに
    設けられてなることを特徴とする電気化学反応用浮遊型
    電極。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電気化学反応用浮遊型電
    極において、フロートが天板と、底板と、これら天板と
    底板を四隅で連結する支柱と、天板側の側方に取付けら
    れたフロート本体とで構成されるとともに、天板に正負
    対の電極を挿通するための貫通孔が設けられてなる電気
    化学反応用浮遊型電極。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の電気化学反応用浮遊型電
    極において、電極の電流導入部の横断面の大きさを電極
    部の横断面の大きさより大きく形成するとともに、電極
    部の横断面の大きさより僅かに大きな貫通孔をフロート
    に形成し、この貫通孔に電極の電極部を挿通しフロート
    に電極を設けてなる電気化学反応用浮遊型電極。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の電気化学反応用浮遊型電
    極において、フロートがプラスチック製ブロックで形成
    されてなる電気化学反応用浮遊型電極。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載の電気化学反応用浮
    遊型電極において、正負対の電極が先端に行くにつれ電
    極同士の対向する表面間隔が漸次狭くなるように設けら
    れてなる電気化学反応用浮遊型電極。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4又は5記載の電気
    化学反応用浮遊型電極を用いることを特徴とする電解
    槽。
JP12550696A 1996-05-21 1996-05-21 電気化学反応用浮遊型電極並びにその電極を用いた電解槽 Withdrawn JPH09310190A (ja)

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Cited By (7)

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