JP2008056988A - 有機電解合成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 量産が容易で廃棄物量を低減しエネルギー効率を向上させることが可能な有機電解合成装置を実現する。
【解決手段】 電気分解時に電極界面で生じる反応を利用して物質の合成を行う有機電解合成装置において、第1及び第2の支持部材と、両端が前記第1及び第2の支持部材で固定されるアノード電極と、両端が前記第1及び第2の支持部材で固定されるカソード電極とを備え、気相で有機電解合成を行わせる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電気分解時に電極界面で生じる反応を利用して物質の合成を行う有機電解合成装置に関し、特に量産が容易で廃棄物量を低減しエネルギー効率を向上させることが可能な有機電解合成装置に関する。
従来の電気分解時に電極界面で生じる反応を利用して物質の合成を行う有機電解合成装置等に関連する先行技術文献としては次のようなものがある。
特開平02−054790号公報 特開平10−185858号公報 特開2004−211182号公報 特開2004−313780号公報
図7は従来の有機電解合成装置の一例を示す構成ブロック図である。図7において1はアノード電極及びカソード電極の2つの電極を有し電気分解を行う電解槽、2は直流電流を供給する直流電源、3は電流を測定する電流計、4は電圧を測定する電圧計である。
直流電源2の正電圧出力端子は電解槽1内の図7中”AN01”に示すアノード電極に接続され、直流電源2の負電圧出力端子は電解槽1内の図7中”CA01”に示すカソード電極に接続される。
また、直流電源2の正電圧出力端子と図7中”AN01”に示すアノード電極との間には電流計3が設置され、図7中”AN01”に示すアノード電極と図7中"CA01”に示すカソード電極との間には電圧計4が接続される。
ここで、図7に示す従来例の動作を説明する。電解槽1内には反応液が導入され、直流電源2から図7中”AN01”及び図7中”CA01”に示すアノード電極及びカソード電極に電圧を印加して反応液を電気分解する。この時、電極界面で生じる反応により物質の合成が行われる。
また、物質の合成の反応は、図7中”AN01”及び図7中”CA01”に示すアノード電極及びカソード電極に印加する電圧の値によって制御される。
また、必要に応じて、図7中”AN01”に示すアノード電極と、図7中”CA01”に示すカソード電極との間は、隔壁、イオン交換膜や塩橋等により仕切り、反応液の導電性を保持したまま、それぞれの電極付近の反応液が混ざらないようにしている。
さらに、溶媒としては水やエーテル等の有機化合物が用いられるが、そのままでは溶媒中を電流が流れないので、支持電解質を添加して導電性を高めている。
この結果、電解槽に反応液を導入し、電解槽に設けられたアノード電極とカソード電極との間に電圧を印加して反応液を電気分解することにより、電極界面で生じる反応により物質の合成が可能になる。
しかし、図7に示す従来例では、工業プロセスとして考えた場合、反応液に支持電解質を添加して有機電解合成を行うことは廃棄物量の増加につながってしまうと言った問題点があった。
このような廃棄量の増加を防止するために、
1.電極表面に生じたイオンを溶媒の流れに乗せて転送。
2.電極間隔を”100μm”程度にして電極間の電圧降下を小さくする。
ことにより、反応液に支持電解質を添加することなく有機電解合成を可能にする方法が考案されている。
但し、このような方法では、電極付近のイオンの拡散速度が遅いために有機電解合成の反応速度が遅く、有機電解合成の反応速度を上げるためには電極間に印加する電圧をより高電圧にする必要性があり、エネルギー効率が悪いと言った問題点があった。
また、量産を実現するためには、電解槽のサイズを大きくする必要性があり、このようなサイズアップに伴い、電極間隔が広くなりエネルギー効率が悪化すると言った問題点があり、電極間隔を狭くしたままでは電解槽の設計が困難になり、電極間隔が狭い場合には電極自体が障害物となり反応液の攪拌が不十分になると言った問題点があった。
従って本発明が解決しようとする課題は、量産が容易で廃棄物量を低減しエネルギー効率を向上させることが可能な有機電解合成装置を実現することにある。
このような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
電気分解時に電極界面で生じる反応を利用して物質の合成を行う有機電解合成装置において、
第1及び第2の支持部材と、両端が前記第1及び第2の支持部材で固定されるアノード電極と、両端が前記第1及び第2の支持部材で固定されるカソード電極とを備え、気相で有機電解合成を行わせることにより、量産が容易で廃棄物量を低減しエネルギー効率を向上させることが可能になる。
請求項2記載の発明は、
電気分解時に電極界面で生じる反応を利用して物質の合成を行う有機電解合成装置において、
第1及び第2の支持部材と、両端が前記第1及び第2の支持部材で固定される複数のアノード電極と、両端が前記第1及び第2の支持部材で固定される複数のカソード電極とを備え、複数の前記アノード電極と複数の前記カソード電極をそれぞれ交互に配置し、気相で有機電解合成を行わせることにより、量産が容易で廃棄物量を低減しエネルギー効率を向上させることが可能になる。また、実質的に電極面積が大きくなり、反応速度を速くすることが可能になる。
請求項3記載の発明は、
電気分解時に電極界面で生じる反応を利用して物質の合成を行う有機電解合成装置において、
第1及び第2の支持部材と、一方の面が前記第1の支持部材に固定されるアノード電極と、一方の面が前記第2の支持部材に固定されるカソード電極とを備え、前記アノード電極と前記カソード電極とを互いに対向するように配置し、気相で有機電解合成を行わせることにより、量産が容易で廃棄物量を低減しエネルギー効率を向上させることが可能になる。また、大きな面積のアノード電極及びカソード電極を形成することが可能になるので、合成される物質の量が増大する。
請求項4記載の発明は、
電気分解時に電極界面で生じる反応を利用して物質の合成を行う有機電解合成装置において、
第1、第2及び第3の支持部材と、両端が前記第1及び第2の支持部材で固定されるアノード電極と、両端が前記第1及び第3の支持部材で固定されるカソード電極とを備え、前記アノード電極側と前記カソード電極側との2つの流路を合流させる構造を有し、気相で有機電解合成を行わせることにより、量産が容易で廃棄物量を低減しエネルギー効率を向上させることが可能になる。また、アノード電極とカソード電極にはそれぞれ異なる反応ガスを接触させることが可能になる。
請求項5記載の発明は、
電気分解時に電極界面で生じる反応を利用して物質の合成を行う有機電解合成装置において、
第1及び第2の支持部材と、両端が前記第1及び第2の支持部材で固定されるアノード電極と、両端が前記第1及び第2の支持部材で固定されるカソード電極と、両端が前記第1及び第2の支持部材で固定される触媒活性物質とを備え、気相で有機電解合成を行わせることにより、量産が容易で廃棄物量を低減しエネルギー効率を向上させることが可能になる。また、アノード電極若しくはカソード電極で生じた不安定な反応中間体が分解される前に触媒活性物質により活性化させたり、触媒活性物質で活性化された反応ガスをアノード電極及びカソード電極に送ることが可能になる。
請求項6記載の発明は、
請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の発明である有機電解合成装置において、
前記アノード電極と前記カソード電極の間隔が100μmよりも小さくなるように配置したことにより、量産が容易で廃棄物量を低減しエネルギー効率を向上させることが可能になる。
本発明によれば次のような効果がある。
請求項1,2,3,4,5及び請求項6の発明によれば、アノード電極とカソード電極との電極間隔を”100μm”よりも小さくして気相で有機電解合成を行わせることにより、量産が容易で廃棄物量を低減しエネルギー効率を向上させることが可能になる。
また、請求項2の発明によれば、複数のアノード電極と複数のカソード電極をそれぞれ交互に配置して有機電解合成装置を構成することにより、実質的に電極面積が大きくなり、反応速度を速くすることが可能になる。
また、請求項3の発明によれば、アノード電極とカソード電極とを互いに対向するように配置することにより、大きな面積のアノード電極及びカソード電極を形成することが可能になるので、合成される物質の量が増大する。
また、請求項4の発明によれば、アノード電極側の流路と、カソード電極側の流路とを有し2つの流路を合流させる構造を有することにより、アノード電極とカソード電極にはそれぞれ異なる反応ガスを接触させることが可能になる。
また、請求項5の発明によれば、反応ガスが導入される流路の任意の位置に触媒活性物質を配置することにより、アノード電極若しくはカソード電極で生じた不安定な反応中間体が分解される前に触媒活性物質により活性化させたり、触媒活性物質で活性化された反応ガスをアノード電極及びカソード電極に送ることが可能になる。
以下本発明を図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明に係る有機電解合成装置の一実施例を示す構成断面図である。図1において5及び6は各電極を支持する支持部材、7は有機電解合成を行うためのアノード電極、8は有機電解合成を行うためのカソード電極である。
アノード電極7は両端が支持部材5及び6により固定され、カソード電極8もまた両端が支持部材5及び6によって固定される。
ここで、図1に示す実施例の動作を図2を用いて説明する。図2は実施例の動作を説明するための説明図である。図2において5,6,7及び8は図1と同一符号を付してある。
図2中”CL11”に示すアノード電極7とカソード電極8との電極間隔は”100μm”よりも小さくなるように配置される。
また、図2中”GS11”に示すように反応ガス(気体)が支持部材7と支持部材6とによって挟まれる流路に導入され、反対側から排出される。
そして、このような状態で、図示しない直流電源からアノード電極7及びカソード電極8に電圧を印加して反応ガスを気相で電気分解する。この時、アノード電極7及びカソード電極8の電極界面で生じる反応により物質の合成が行われる。
すなわち、従来、液相で行われていた有機電解合成を電極間隔を”100μm”よりも小さくして気相で行うことにより、溶媒や支持電解質が不要になるので廃棄物量を低減することが可能になる。
また、拡散速度は液相よりも気相の方が”10000倍”程度速いので、速い反応速度を維持することが可能になる。さらに、溶媒を用いないので溶媒分子との衝突による失活が生じず、液相による有機電解合成と比較してエネルギー効率が向上する。
また、量産時であっても有機電解合成装置のサイズアップを図るのではなく、図1に示すような有機電解合成装置(同一サイズ)を複数個並列に設けて(ナンバリングアップ)物質の合成を行わせることにより、容易に量産が実現できる。
この場合、MEMS(Micro Electro Mechanical System)プロセスを用いることによって、同一形状の、言い換えれば、特性の揃った有機電解合成装置を多数生産することが可能になる。
この結果、アノード電極とカソード電極との電極間隔を”100μm”よりも小さくして気相で有機電解合成を行わせることにより、量産が容易で廃棄物量を低減しエネルギー効率を向上させることが可能になる。
また、図3は本発明に係る有機電解合成装置の他の実施例を示す構成断面図(説明図)である。図3において9及び10は各電極を支持する支持部材、11,12及び13は有機電解合成を行うためのアノード電極、14,15及び16は有機電解合成を行うためのカソード電極である。
各電極はアノード電極11、カソード電極14、アノード電極12、カソード電極15、アノード電極13及びカソード電極16の順番でアノード電極とカソード電極とが交互に配置され、各電極の両端は支持部材9及び10によってそれぞれ固定される。
ここで、図3に示す実施例の動作を説明する。図3中”CL21”に示すアノード電極11とカソード電極14との電極間隔は”100μm”よりも小さくなるように配置される。
同様に、図3中”CL22”に示すアノード電極12とカソード電極14との電極間隔、図3中”CL23”に示すアノード電極12とカソード電極15との電極間隔、図3中”CL24”に示すアノード電極13とカソード電極15との電極間隔、図3中”CL25”に示すアノード電極13とカソード電極16との電極間隔はそれぞれ”100μm”よりも小さくなるように配置される。
また、図3中”GS21”に示すように反応ガス(気体)が支持部材9と支持部材10とによって挟まれる流路に導入され、反対側から排出される。
そして、このような状態で、図示しない直流電源からアノード電極11,12及びアノード電極13にはそれぞれ正電圧が印加され、カソード電極14,15及びカソード電極16にはそれぞれ負電圧が印加され反応ガスを気相で電気分解する。この時、各アノード電極11〜13及び各カソード電極14〜16の電極界面で生じる反応により物質の合成が行われる。
この結果、図3に示す実施例では、複数のアノード電極と複数のカソード電極をそれぞれ交互に配置して有機電解合成装置を構成することにより、実質的に電極面積が大きくなり、反応速度を速くすることが可能になる。
また、図4は本発明に係る有機電解合成装置の他の実施例を示す構成断面図(説明図)である。図4において17及び18は各電極を支持する支持部材、19は有機電解合成を行うためのアノード電極、20は有機電解合成を行うためのカソード電極である。
アノード電極19は一方の面が支持部材17に固定され、カソード電極20は一方の面が支持部材18に固定される。また、支持部材17と支持部材18は、アノード電極19とカソード電極20の他方の面が互いに対向するように図示しない部材等によって固定される。
ここで、図4に示す実施例の動作を説明する。図4中”CL31”に示すアノード電極19とカソード電極20との電極間隔は”100μm”よりも小さくなるように配置される。
また、図4中”GS31”に示すように反応ガス(気体)が支持部材17と支持部材18とによって挟まれる流路(実質的には、アノード電極19とカソード電極20とによって挟まれる空間)に導入され、反対側から排出される。
そして、このような状態で、図示しない直流電源からアノード電極19とカソード電極20との間に電圧が印加され反応ガスを気相で電気分解する。この時、アノード電極19及びカソード電極20の電極界面で生じる反応により物質の合成が行われる。
この結果、図4に示す実施例では、アノード電極19とカソード電極20とを互いに対向するように配置することにより、大きな面積のアノード電極及びカソード電極を形成することが可能になるので、合成される物質の量が増大する。
また、図5は本発明に係る有機電解合成装置の他の実施例を示す構成断面図(説明図)である。図5において21,22及び23は各電極を支持する支持部材、24は有機電解合成を行うためのアノード電極、25は有機電解合成を行うためのカソード電極である。
アノード電極24の一端が支持部材21に固定され、アノード電極24の他端が支持部材22に固定される。同様に、カソード電極25の一端が支持部材21に固定され、カソード電極25の他端が支持部材23に固定される。
ここで、図5に示す実施例の動作を説明する。アノード電極24とカソード電極25との電極間隔は”100μm”よりも小さくなるように配置される。
また、図5中”GS41”に示すように反応ガス(気体)が支持部材21と支持部材22とによって挟まれる流路(アノード電極側)に導入され、図5中”GS42”に示すように反応ガス(気体)が支持部材21と支持部材23とによって挟まれる流路(カソード電極側)に導入される。
さらに、2つの流路から導入された反応ガスは、図5中”JP41”に示す合流点で合流して反対側から排出される。
そして、このような状態で、図示しない直流電源からアノード電極24とカソード電極25との間に電圧が印加され反応ガスを気相で電気分解する。この時、アノード電極24及びカソード電極25の電極界面で生じる反応により物質の合成が行われる。
但し、図5に示す構成ではアノード電極24とカソード電極25にはそれぞれ異なる反応ガスを接触させることが可能になる。このため、酸化(或いは、還元)されにくい方の反応ガスを選択的にアノード電極24(或いは、カソード電極25)側の流路に導入して酸化(或いは、還元)させることができる。
この結果、図5に示す実施例では、アノード電極側の流路と、カソード電極側の流路とを有し2つの流路を合流させる構造を有することにより、アノード電極24とカソード電極25にはそれぞれ異なる反応ガスを接触させることが可能になる。
また、図6は本発明に係る有機電解合成装置の他の実施例を示す構成断面図(説明図)である。図6において26及び27は各電極を支持する支持部材、28は有機電解合成を行うためのアノード電極、29は有機電解合成を行うためのカソード電極、30は反応の速度を制御する触媒活性物質である。
アノード電極28は両端が支持部材26及び27により固定され、カソード電極29もまた両端が支持部材26及び27によって固定される。また、触媒活性物質30は両端が支持部材26及び27により固定される。
ここで、図6に示す実施例の動作を説明する。図6中”CL51”に示すアノード電極28とカソード電極27との電極間隔は”100μm”よりも小さくなるように配置される。
また、図6中”GS51”に示すように反応ガス(気体)が支持部材26と支持部材27とによって挟まれる流路に導入され、反対側から排出される。
そして、このような状態で、図示しない直流電源からアノード電極28及びカソード電極29に電圧を印加して反応ガスを気相で電気分解する。この時、アノード電極28及びカソード電極29の電極界面で生じる反応により物質の合成が行われる。
また、アノード電極28及びカソード電極29の近傍に触媒活性物質30を配置することにより、アノード電極28若しくはカソード電極29で生じた不安定な反応中間体が分解される前に触媒活性物質30により活性化させることが可能になる。
また、触媒活性物質30の配置位置を反応ガスの導入側にすることにより、触媒活性物質30で活性化された反応ガスをアノード電極28及びカソード電極29に送ることが可能になる。
この結果、図6に示す実施例では、反応ガスが導入される流路の任意の位置に触媒活性物質30を配置することにより、アノード電極28若しくはカソード電極29で生じた不安定な反応中間体が分解される前に触媒活性物質30により活性化させたり、触媒活性物質30で活性化された反応ガスをアノード電極28及びカソード電極29に送ることが可能になる。
なお、図1等に示す実施例の説明に際しては、反応ガスの導入側からアノード電極、カソード電極の順番で電極を配置しているが、勿論、アノード電極とカソード電極の位置関係が逆であっても構わない。
また、図1等に示す実施例の説明に際して、反応ガスの流路は、2つの支持部材によって挟まれる流路として例示されているが、当該流路の側面部分(図面の垂直方向)は遮蔽されていても、開放されていてもどちらであっても構わない。
本発明に係る有機電解合成装置の一実施例を示す構成断面図である。 実施例の動作を説明するための説明図である。 本発明に係る有機電解合成装置の他の実施例を示す構成断面図(説明図)である。 本発明に係る有機電解合成装置の他の実施例を示す構成断面図(説明図)である。 本発明に係る有機電解合成装置の他の実施例を示す構成断面図(説明図)である。 本発明に係る有機電解合成装置の他の実施例を示す構成断面図(説明図)である。 従来の有機電解合成装置の一例を示す構成ブロック図である。
符号の説明
1 電解槽
2 直流電源
3 電流計
4 電圧計
5,6,9,10,17,18,21,22,23,26,27 支持部材
7,11,12,13,19,24,28 アノード電極
8,14,15,16,20,25,29 カソード電極
30 触媒活性物質

Claims (6)

  1. 電気分解時に電極界面で生じる反応を利用して物質の合成を行う有機電解合成装置において、
    第1及び第2の支持部材と、
    両端が前記第1及び第2の支持部材で固定されるアノード電極と、
    両端が前記第1及び第2の支持部材で固定されるカソード電極とを備え、
    気相で有機電解合成を行わせることを特徴とする有機電解合成装置。
  2. 電気分解時に電極界面で生じる反応を利用して物質の合成を行う有機電解合成装置において、
    第1及び第2の支持部材と、
    両端が前記第1及び第2の支持部材で固定される複数のアノード電極と、
    両端が前記第1及び第2の支持部材で固定される複数のカソード電極とを備え、
    複数の前記アノード電極と複数の前記カソード電極をそれぞれ交互に配置し、気相で有機電解合成を行わせることを特徴とする有機電解合成装置。
  3. 電気分解時に電極界面で生じる反応を利用して物質の合成を行う有機電解合成装置において、
    第1及び第2の支持部材と、
    一方の面が前記第1の支持部材に固定されるアノード電極と、
    一方の面が前記第2の支持部材に固定されるカソード電極とを備え、
    前記アノード電極と前記カソード電極とを互いに対向するように配置し、気相で有機電解合成を行わせることを特徴とする有機電解合成装置。
  4. 電気分解時に電極界面で生じる反応を利用して物質の合成を行う有機電解合成装置において、
    第1、第2及び第3の支持部材と、
    両端が前記第1及び第2の支持部材で固定されるアノード電極と、
    両端が前記第1及び第3の支持部材で固定されるカソード電極とを備え、
    前記アノード電極側と前記カソード電極側との2つの流路を合流させる構造を有し、気相で有機電解合成を行わせることを特徴とする有機電解合成装置。
  5. 電気分解時に電極界面で生じる反応を利用して物質の合成を行う有機電解合成装置において、
    第1及び第2の支持部材と、
    両端が前記第1及び第2の支持部材で固定されるアノード電極と、
    両端が前記第1及び第2の支持部材で固定されるカソード電極と、
    両端が前記第1及び第2の支持部材で固定される触媒活性物質とを備え、
    気相で有機電解合成を行わせることを特徴とする有機電解合成装置。
  6. 前記アノード電極と前記カソード電極の間隔が100μmよりも小さくなるように配置したことを特徴とする
    請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の有機電解合成装置。
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