JPH09310097A - 高嵩密度漂白洗剤組成物 - Google Patents

高嵩密度漂白洗剤組成物

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JPH09310097A
JPH09310097A JP12698496A JP12698496A JPH09310097A JP H09310097 A JPH09310097 A JP H09310097A JP 12698496 A JP12698496 A JP 12698496A JP 12698496 A JP12698496 A JP 12698496A JP H09310097 A JPH09310097 A JP H09310097A
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JP
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bleaching
salt
acid
agent
bulk density
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JP12698496A
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Yuji Yoneyama
雄二 米山
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Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 漂白剤と漂白活性化剤とを含有する高嵩密度
漂白洗剤であって、蛍光剤の保存安定性が向上した高嵩
密度漂白洗剤を提供すること。 【解決手段】 漂白剤と漂白活性化剤とを含有する高嵩
密度漂白洗剤であって、(A)ノニオン界面活性剤を2
〜25重量%(B)イミノジコハク酸(塩)及び/又は
カルボン酸系ポリマー(塩)を3〜20重量%及び
(C)蛍光剤を含有する高嵩密度漂白洗剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種衣料などの漂
白洗浄に好適に使用することができる嵩密度が0.6g/cc
以上の高嵩密度漂白洗剤に関するものである。
【従来の技術】漂白効果をもつ衣料用洗剤は、衣類に付
着した脂質汚れの除去と同時に、紅茶、コーヒー、果物
などや血液などのシミ汚れの除去が効果的にできること
から、近年好んで用いられている。このような漂白洗剤
に用いる漂白剤としては酸素系漂白剤が衣類の色柄物衣
料に適用しても色落ちが無いことから広く用いられてお
り、過炭酸ナトリウムが代表的である。最近では漂白効
果をさらに高めるために漂白剤に漂白活性化剤を併用す
ることが行われているが、洗剤保存中に漂白剤と漂白活
性化剤が反応し、徐々に洗剤中の蛍光剤を攻撃し、蛍光
効果を失ってしまう問題があった。従って、漂白活性化
剤は酸素系漂白剤との接触を出来るだけ避けるため造粒
して、粒状洗剤および酸素系漂白剤と混合して用いる方
法が採用されている。しかしながらそれだけではまだ不
十分であり、長期保存しても蛍光効果の低下を抑えるこ
とができる高嵩密度漂白洗剤が求められている。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、漂白剤と漂
白活性化剤とを含有する高嵩密度漂白洗剤であって、蛍
光剤の保存安定性が向上した高嵩密度漂白洗剤を提供す
ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】本発明は、漂白剤と漂白
活性化剤を含有する高嵩密度漂白洗剤において、イミノ
ジコハク酸(塩)及び/又はカルボン酸系ポリマー
(塩)、とノニオン界面活性剤とを特定の量で含有させ
ると上記課題を解決できるとの知見に基づいてなされた
のである。すなわち、本発明は、漂白剤と漂白活性化剤
とを含有する高嵩密度漂白洗剤であって、(A)ノニオ
ン界面活性剤を2〜25重量%(B)イミノジコハク酸
(塩)及び/又はカルボン酸系ポリマー(塩)を3〜2
0重量%及び(C)蛍光剤を含有することを特徴とする
高嵩密度漂白洗剤組成物を提供する。
【0003】
【発明の実施の形態】本発明で用いる漂白剤としては、
水に溶解して過酸化水素を発生する過酸化物漂白剤が好
ましく、過炭酸ナトリウム、過ほう酸ナトリウム・1水
塩、4水塩、モノ過硫酸カリウム等が挙げられる。この
うち過炭酸ナトリウムが好ましい。また、被覆された過
炭酸ナトリウムも用いることができる。この被覆された
過炭酸ナトリウムは、過炭酸ナトリウム粒子にホウ酸水
溶液とケイ酸アルカリ金属塩とを別々に噴霧して乾燥し
造粒することができる。この際、2本以上の噴霧ノズル
から別々に、同時に又は逐次にホウ酸溶液とケイ酸アル
カリ金属塩溶液とを過炭酸ナトリウムに噴霧し、乾燥す
るのがよい。ホウ酸及びケイ酸アルカリ金属塩の溶媒
は、溶解性、安全性、価格の面から水が好ましい。被覆
剤としてのホウ酸は、オルトホウ酸、メタホウ酸、四ホ
ウ酸等が用いられる。又、ケイ酸アルカリ金属塩として
は、メタケイ酸ナトリウム、オルトケイ酸ナトリウム、
水ガラス1号、2号、3号のナトリウム塩、メタケイ酸
カリウム、オルトケイ酸カリウム等の1種又は2種以上
を使用することができる。この中でも、水ガラス1号、
2号、3号は液状でああり、使用上の利便性の点から好
ましい。上記の被覆剤の他に、従来知られているキレー
ト剤等の安定化剤を被覆剤と併用してもよい。
【0004】被覆された過炭酸ナトリウム粒子の粒子径
は、100〜2000μmであるのが好ましく、過炭酸
ナトリウム粒子の安定性及び溶解性の面からより好まし
くは、200〜1000μmである。本発明の高嵩密度
漂白洗剤組成物中、漂白剤の含有量は、1〜30重量%
(以下、%と略称する)が好ましく、より好ましくは2
〜20%である。本発明で用いる漂白活性化剤として
は、テトラアセチルエチレンジアミン、C8〜12アル
カノイルオキシベンゼンスルホン酸またはその塩、C8
〜12アルカノイルオキシベンゼンカルボン酸またはそ
の塩があげられる。これらのうち、下記一般式(I)又
は(II)で表されるものが好ましい。
【0005】
【化1】
【0006】(式中、R1 及びR2 は、それぞれ独立に
炭素数7以上のアルキル基又はアルケニル基、Mは塩形
成カチオン又は水素である。) 式中、R1 としては炭素数10〜18のアルキル基又は
アルケニル基、特に直鎖状アルキル基が好ましく、より
好ましくは炭素数11〜17の直鎖状アルキル基、R2
としては炭素数7〜18のアルキル基又はアルケニル
基、特に直鎖状アルキル基が好ましく、より好ましくは
炭素数9〜17の直鎖状アルキル基である。又、Mとし
ては、水素、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金
属、アンモニウム、アルカノールアミンなどのアミン類
があげられる。このうち水素、アルカリ金属が好まし
い。式中、SO3 M基やCOOM基は、オルト、メタ又
はパラ位をとることができるが、パラ位が好ましい。本
発明の高嵩密度漂白洗剤組成物中、漂白活性化剤の含有
量を0.5〜15%とするのが好ましく、より好ましくは
1〜10%である。
【0007】本発明ではこれらの漂白活性化剤を一種又
は二種以上の混合物として用いることができる。これら
の漂白活性化剤は、通常の製造方法により約1000μ
m〜100μmの板状晶で得られるので、場合によつて
は常法により平均粒径が800μmより小さくなるよう
に、好ましくは200〜700μm程度となるように粉
砕する。しかしながら、漂白活性化剤の製造方法により
平均粒径が800μより小さいものとして、好ましくは
300〜500μm程度のものとして得られる場合に
は、そのまま使用することができる。尚、本発明では、
原料漂白活性化剤として平均粒径が800μmより大き
いものを用いても良い。
【0008】本発明で使用する有機結合剤としては、常
温で固体であり熱を加えることにより溶融する水溶性の
ものが好ましく、より好ましくは融点が25〜100
℃、さらに好ましくは25〜80℃、最も好ましくは4
0〜80℃の有機バインダーである。このような要件を
満たす限り種々のものを使用することができるが、これ
らのうち本発明では、特に平均分子量が400〜300
00のポリエチレングリコールを使用するのが好まし
く、より好ましくは1000〜20000、最も好まし
くは4000〜20000のポリエチレングリコールで
ある。又、ポリエチレングリコール付加型非イオン界面
活性剤を使用するのも好ましく、具体的には、炭素数8
〜20(好ましくは10〜18)の脂肪族アルコール1
モル当たりエチレングリコールを3〜80モル、好まし
くは10〜50モル付加したものが好ましい。
【0009】特に数ある有機結合剤のうちから、ポリエ
チレングリコール及び/又はポリエチレングリコール付
加型非イオン界面活性剤を使用すると、得られる漂白活
性化剤造粒物の溶解性を向上させることができる。漂白
活性化剤造粒物を製造するには、先ず、漂白活性化剤と
有機結合剤(バインダー)とを、混練押出し機、好まし
くは、密閉式の圧密化処理装置、より好ましくは横型連
続式のニーダーに導入し、ニーダー内で両者を混合した
後若しくは混合しながらバインダーを溶融させ剪断力を
加えて25〜100℃、好ましくは45〜80℃で圧密
化処理を行う。又、ニーダーのほかに、一軸又は二軸ス
クリュー押出機などを用いて行うこともできる。本発明
で使用する混練押出し機として、具体的には、株式会社
栗本鐵工所製のKRCニーダなどがあげられる。このよ
うな混練押出しにより、嵩密度が0.3〜0.9g/mlの
圧密化物を得るのが好ましい。
【0010】上記混練押出しにより任意の形状の混練押
出し物を得ることができるが、直径0.5〜30mm、好ま
しくは0.7〜20mm、より好ましくは1〜20mm程度の
円筒形、角柱、三角柱などのストランドや球状、板状も
しくは、ヌードル状造粒物として押し出すのがよい。押
し出す方法としては、圧密化装置排出口に穴のあいたメ
ッシュ板を取り付け、ここを通して造粒物を得ても良
い。この場合使用する処理装置として具体的には、ホソ
カワミクロン株式会社製エクストルードオーミックスが
挙げられる。またこのような造粒物に対し押し出し機う
用いても良い。押し出し機としては、ペレッターダブル
(不二パウダル株式会社)、ツインドームグラン(不二
パウダル株式会社)等が挙げられる。破壊・整粒機とし
ては、回転ナイフカッターにより造粒物に衝撃と剪断力
を与えることができるものが好ましい。このような破壊
・整粒機としては、回転数が周速3〜100m/sであ
る高速回転ナイフカッターが好ましい。このような装置
としては、具体的にはコミニューター(不二パウダル株
式会社)、フィッツミル(ホソカワミクロン株式会社)
等が挙げられる。本発明では造粒物が355μm〜10
mm程度の大きさになるように破壊・整粒するのが好まし
い。
【0011】本発明で用いるノニオン界面活性剤として
は、上記有機結合剤として用いたものでもよい。又、C
12〜C18の1級または2級アルコールのエチレンオ
キシド(EO)付加物(EO=5〜30)やC12〜C
18の1級または2級アルコールのエチレンオキシド
(EO)及びプロピレンオキシド(PO)付加物(EO
=4〜20,PO=1〜6)が好ましい。本発明の高嵩
密度漂白洗剤組成物中、ノニオン界面活性剤の含有量を
2〜30%とするのが好ましく、より好ましくは2.5〜
25%である。本発明で用いるイミノジコハク酸又は塩
としては、一般式(III)で表されるものが好ましい。
【0012】
【化2】
【0013】(式中、X1〜X4はそれぞれ独立して塩形成
カチオン又は水素であり、Y1及びY2はそれぞれ独立して
水素又はヒドロキシル基である。) 式中、塩形成カチオンとしては、ナトリウム、カリウム
などのアルカリ金属、アンモニウム、アルカノールアミ
ンなどのアミン類があげられる。X1〜X4としてはアルカ
リ金属が好ましく、特にX1〜X4の全てがアルカリ金属で
あるのが好ましい。一般式(III)で表されるイミノジコ
ハク酸塩として具体的には、ヒドロキシイミノジコハク
酸、ヒドロキシイミノジコハク酸ナトリウム、ヒドロキ
シイミノジコハク酸カリウム、ジヒドロキシイミノジコ
ハク酸、ジヒドロキシイミノジコハク酸ナトリウム、ジ
ヒドロキシイミノジコハク酸カリウム、イミノジコハク
酸、イミノジコハク酸カリウム、イミノジコハク酸ナト
リウムなどの一種又は二種以上の混合物があげられる。
【0014】本発明で用いるカルボン酸系ポリマー又は
塩としては、炭素数3〜8、好ましくは3〜4のモノ又
はジカルボン酸の水溶性ポリマー又はその水溶性塩を用
いるのがよい。具体的には、ポリアクリル酸又はその
塩、ポリマレイン酸又はその塩、およびマレイン酸と他
のビニル単量体とのコポリマー(これらの部分及び完全
中和塩を含む)から選ばれるポリマーを用いるのがよ
い。このうち、平均分子量が1000〜10万のものが
好ましく、より好ましくは2000〜20000であ
る。また、ポリマレイン酸又はその塩としては、マレイ
ン酸ホモポリマー又は他のビニル単量体とのコポリマー
(これらの部分及び完全中和塩を含む)が挙げられる。
このようなポリマーとしては平均分子量が1000〜1
0万が好ましく、2000〜20000のものがより好
ましい。コポリマーとしては、例えば、アクリル酸、メ
タクリル酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステ
ル、酢酸ビニル等から選ばれるビニル単量体とマレイン
酸とのコポリマーが挙げられる。特に、アクリル酸又は
メタクリル酸とマレイン酸とのコポリマーが好ましい。
マレイン酸と他の単量体のモノマー比はマレイン酸/単
量体=90/10〜40/60の範囲にあるのが好まし
い。マレイン酸系ポリマーとしては平均分子量が100
0〜10万であるのが好ましく、より好ましくは100
0〜10000である。
【0015】本発明の高嵩密度漂白洗剤組成物中、イミ
ノジコハク酸(塩)及び/又はカルボン酸系ポリマー
(塩)の含有量を3〜20%とするのが好ましく、より
好ましくは5〜15%である。本発明では、蛍光剤を含
有することを必須とする。 本発明では、種々の蛍光剤
を使用することができる。これらのうち、下記一般式
(A)で表されるビス(トリアジニルアミノスチルベ
ン)ジスルホン酸誘導体が好ましい。
【0016】
【化3】
【0017】(式中、R1 、R2 、R3 及びR4 は、そ
れぞれ独立に水素及びメチル基、アミノ基等の置換基) 具体的には、4,4'−ビス− 4−アニリノ−6−モルホリ
ノ−1,3,5-トリアジン−2−イル−アミノスチルベン−
2,2'−ジスルホン酸ジナトリウム塩(商品名:ホワイテ
ックスSAなど)、及び4,4'−ビス−4−トルイジノ−
6−モルホリノ−1,3,5-トリアジン−2−イル−アミノ
スチルベン−2,2'−ジスルホン酸ジナトリウム塩(商品
名:ホワイテックスSKC)などがあげられる。又、下
記一般式(B)で表されるビフェニル誘導体も好まし
い。
【0018】
【化4】
【0019】(式中、R1 、R2 、R3 及びR4 は、そ
れぞれ独立に水素及びメチル基、アミノ基等の置換基を
示す) 具体的には、4,4'−ビス−2−スルホスチリル ビフェ
ニル ジナトリウム塩(商品名:チノパールCBS−
X)などがあげられる。本発明の高嵩密度漂白洗剤組成
物中、蛍光剤の含有量を0.05〜1.5%とするのが好ま
しく、より好ましくは0.1〜1.2%である。本発明で
は、さらに、各種界面活性剤、特に、アニオン界面活性
剤を併用することができる。好適なアニオン界面活性剤
としては、直鎖または分岐アルキル(平均炭素鎖長8〜
18)ベンゼンスルホン酸塩、長鎖アルキル(平均炭素
鎖長10〜20)スルホン酸塩、長鎖オレフィン(平均
炭素鎖長10〜20)スルホン酸塩、長鎖モノアルキル
(平均炭素鎖長10〜20)硫酸エステル塩、ポリオキ
シエチレン(平均重合度1〜10)長鎖アルキル(平均
炭素鎖長10〜20)エーテル硫酸エステル塩、ポリオ
キシエチレン(平均重合度3〜30)アルキル(平均炭
素鎖長6〜12)フェニルエーテル硫酸エステル塩、α
−スルホ脂肪酸エステル塩(C12-20 )、長鎖モノアル
キル、ジアルキル又はセスキアルキルリン酸塩、ポリオ
キシエチレンモノアルキル、ジアルキル又はセスキアル
キルリン酸塩等が用いられる。これらのアニオン界面活
性剤は、ナトリウム、カリウムといったアルカリ金属塩
や、アミン塩、アンモニウム塩等として使用するのがよ
い。
【0020】本発明の高嵩密度漂白洗剤組成物には、洗
剤組成物に通常含有されている各種ビルダー、アルカリ
剤、ゼオライト、酵素、着色剤などを含有させることが
できる。本発明の高嵩密度漂白洗剤としては、嵩密度が
0.6g/cc 以上、好ましくは0.65〜0.99g/ccである。
【発明の効果】本発明によれば、蛍光剤の保存安定性が
向上した高嵩密度漂白洗剤を提供することができる。次
に実施例により本発明を説明する。
【0021】
【実施例】
実施例1漂白活性化剤の調製 平均粒径200μm の漂白活性化剤(C12アルカノイ
ルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム)150gとポ
リエチレングリコール(平均分子量6000)50gを
ニーダー(栗本鉄工所製、KRCニーダーS−1型)に
て、捏和温度50℃で均一に捏和した。ニーダー排出口
に直径0.8mmの穴をもつメッシュ板を設置し、これを通
して長さ10〜100mmのヌードル状の造粒物を得た。
これを長さ3〜5mmに切断して漂白活性化剤造粒物Aと
した。C12アルカノイルオキシベンゼンスルホン酸ナ
トリウムの代わりに、C10アルカノイルオキシベンゼ
ンカルボン酸を用いた以外は、同様にして漂白活性化剤
造粒物Bを得た。
【0022】高嵩密度漂白洗剤組成物の調製 表−1及び表−2に示した洗剤組成(表−1に共通組成
を、表−2にその他の組成を示す)から、ゼオライトの
一部、炭酸ナトリウムの一部、及びノニオン界面活性剤
を除いた各成分を用いて固形分60%の洗剤スラリーを
調製し、水道水にて適当な粘度に調整した。この洗剤ス
ラリーを、向流式噴霧乾燥塔を用いて、熱風温度270
℃で、水分5%となるように乾燥して噴霧乾燥品を得
た。ついで、この乾燥品にノニオン界面活性剤および水
を連続ニーダ(栗本鉄工所製、KRCニーダーS−1
型)に導入し、緻密で均一な捏和物を得た。得られた捏
和物を約15mm角の立方体に裁断し、粉砕助剤として微
粉炭酸ナトリウムを5%とともに、破砕機(スピードミ
ルND−10型、岡田精工(株))へと導入し、破砕し
た。破砕機は長さ15cmのカッタークロス4段で有して
おり、3000rpm で回転して、スクリーンは360度
パンチングメタルからなり、穴径2mmφ、開口率20%
である。これを高嵩密度洗剤の試料とした。上記の高嵩
密度洗剤の試料を用い、表−2に示す微粉炭酸ナトリウ
ム等のアルカリ無機微粉体および、漂白活性化剤の造粒
物A又はBおよび過炭酸ナトリウム、酵素を添加・攪拌
混合し、最後にノニオン活性剤の94%水溶液を均一噴
霧し、高嵩密度漂白洗剤を調製した。このようにして調
製した高嵩密度漂白洗剤における蛍光剤の保存安定性を
次のようにして評価した。結果をまとめて、表−2に示
す。
【0023】蛍光剤の保存安定性 低吸湿性の紙製洗剤容器(11cm×15cm×9cm)に、
試料洗剤500gを入れ、25℃60%RHと35℃R
Hの条件をそれぞれ8時間と16時間繰り返し行う恒温
恒湿試験室にいれ、40日間静置した。洗剤粒子のみを
拾い出し、蛍光剤量約7ppm となるように洗剤溶液を調
整し、350nmでの吸光度を測定する。予め作成してお
いた検量線より蛍光剤量を求め、次式より蛍光剤残存率
を求めて蛍光剤の保存安定性を評価した。蛍光剤残存率
(%)=100×(保存後の蛍光剤量)/保存前の蛍光
剤量
【0024】
【表1】 表−1(洗剤の共通組成) α−SF−Na 12 重量% AOS−K 2 LAS−Na 10 石 鹸 7 A型ゼオライト 21 炭酸ナトリウム 6 炭酸カリウム 12 酵 素 0.75 香 料 0.15 芒 硝 バ ラ ン ス 水 分 6過炭酸ナトリウム 10
【0025】表中、α−SF−Na :C12〜C16飽和脂
肪酸のメチルエステルのスルホン酸ナトリウム、AOS
−K:C14〜C18のα−オレフィンスルホン酸カリウ
ム、LAS−Na :長鎖アルキル(C10〜C14)ベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム、石けん:C12〜C18の脂肪酸
ナトリウム、酵素:プロテアーゼ/リパーゼ(商品名:
サビナーゼ12T/リポラーゼEXの混合、ノボ社)、
香料(表−3に示す)、過炭酸ナトリウム:ホウ酸塩溶
液とケイ酸塩溶液を噴霧して得た安定化過炭酸ナトリウ
ム(三菱瓦斯化学(株))(以下同じ)。
【0026】
【表2】 表−2 No 1 2 3 4 5 6 ノニオン *1 2 − 2 2 2 2 ノニオン *2 2 − − − − 噴霧ノニオン*3 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 高分子(1)*4 − − − 5 − − 高分子(2)*5 − − 5 − − 5 HIDS *6 5 5 − − 5 − 蛍光剤(1)*7 0.2 0.2 0.2 0.2 0.4 0.2 蛍光剤(2)*8 0.3 0.3 0.3 0.3 − 0.3 漂白活性化剤造粒物A − − − − − 2漂白活性化剤造粒物B 2 2 2 2 2 − 蛍光剤残存率(%) 99 98 97 96 97 97
【0027】*1 C12アルコールのEO=25モル付
加型ノニオン *2 C12アルコールのEO=15モル、PO=3モル
付加型ノニオン *3 C12アルコールのEO=5モル付加型ノニオン *4 ポリアクリル酸ナトリウム(分子量5000) *5 アクリル酸/マレイン酸コポリマー(商品名:ソカ
ランCP7、BASF社製) *6 ヒドロキシイミノジコハク酸ナトリウム *7 4,4−ビス(2−スルホスチリル)ビフェニル2
ナトリウム(商品名:チノパールCBS) *8 4,4−ビス〔(4−アニリノ−6−モニホリノー
1,3,5−トリアジン−2イル)アミノ〕スチルベン
−2,2−ジスルホン酸2ナトリウム(商品名:ホワイ
テックスSA)
【0028】
【表3】 表−2(続き) No 7 8 9 10* 11* ノニオン *1 2 2 2 1 3 ノニオン *2 − 1 − − − 噴霧ノニオン*3 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 高分子(1)*4 2 − − − − 高分子(2)*5 − − 2 5 − HIDS *6 5 5 − − 2 蛍光剤(1)*7 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 蛍光剤(2)*8 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 漂白活性化剤造粒物A − − − − 2漂白活性化剤造粒物B 2 2 2 2 − 蛍光剤残存率(%) 97 98 97 90 88 10* 及び11* は比較例である。
【0029】
【表4】 表−3(香料組成) 配合量 成 分 (重量部) 3,7−ジメチル−1,6−オクタジエン−3−オール 80 3,7−ジメチル−1,6−オクタジエン−3−イル−アセテート 60 3,7−ジメチル−6−オクテン−1−オール 40 β−フェニルエチルアルコール 50 p−tert−ブチル−α−メチルヒドロシンナミックアルデヒド 70 α−メチル−p−イソプロピルフェニルプロピオンアルデヒド 60 α−n−アミルシンナミックアルデヒド 20 α−n−ヘキシルシンナミックアルデヒド 60 7−アセチル−1,1,3,4,4,6−ヘキサメチル 80 テトラヒドロナフタレン 3−(5,5,6−トリメチル−ノルボルナン−2−イル) 20 シクロヘキサン−1−オール ベルトフィックス 30 2−エチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン 10 −1−イル)−2−ブタン−1−オール 10% α,α−ジメチル−p−エチルヒドロシンナミックアルデヒド 40 2,4−ジメチル−3−シクロヘキセン−1−カルボシアルデヒド 10 cis−3−ヘキセノール 10 2−trans −3,7−ジメチル−2,6−オクタジエン−1−オール 30n−デシルアルデヒド 5
【0030】実施例2 石鹸3%、表−4に示す量のゼオライト、吸油担体、バ
ランス量の炭酸ナトリウム、ポリアクリル酸ソーダ、蛍
光剤をバッチニーダーに入れ液状ノニオン活性剤を徐々
に導入し、次いで平均分子量12000のポリエチレン
グリコール溶融物を添加し洗剤生地を得た。16メッシ
ュよりも粗い粒子はスピードミルにて粉砕し、平均粒径
約350μm の洗剤生地とした。これに酵素、香料、ゼ
オライトを混合して表−4の洗剤を得、実施例1と同様
にして保存安定性を評価した。
【0031】
【表5】 表−4 No 12 13 14 ノニオン活性剤 *1 24重量% 24重量% 24重量% 石ケン 3 3 3 A型ゼオライト 30 30 30 トクシール AL-1*2 5 5 5 炭酸ナトリウム バランス バランス バランス ポリアクリル酸ナトリウム 3 3 5 (分子量5000) 蛍光剤(1) 0.2 0.2 0.2 蛍光剤(2) 0.3 0.3 0.3 ポリエチレングリコール*3 2 2 2 酵 素 1 1 1 香 料 *4 0.15 0.15 0.15 A型ゼオライト(コーティング用) 5 5 5過炭酸ナトリウム 10 10 10 漂白活性化剤造粒物A 2 − −漂白活性化剤造粒物B − 2 2 蛍光剤の残存率(%) 98 97 98 *1 C12アルコールのEO=8モル付加型ノニオン *2 吸油性非晶質シリカ(徳山曹達(株)製) *3 ポリエチレングリコール 分子量12000 *4 香料 表−5記載のもの
【0032】
【表6】 表−5(香料組成) 配合量 成 分 (重量部) 10−ウンデセン−1−アール 5 メチルノニルアセトアルデヒド 5 4−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)−3−シクロヘキセン 30 −1−カルボキシアルデヒド ナフタレン−2−アセチル−1,2,3,4,6,7,8 30 −オクタヒドロ−2,3,8,8−テトラメチル 5−(2−メチレン−6,6−ジメチル−シクロヘキシル) 50 −4−ペンテン−3−オン 2−メトキシ−4−プロペニルフェノール 20 アリルシクロヘキサンプロピオネート 10 6,7−ジヒドロ−1,1,2,3,3−ペンタメチル 5 −4(5H)−インダノン p−プロペニルフェニルメチルエーテル 5 メチル−2−アミノベンゾエート 5 レモンオイル 30 オレンジオイル 20 ラバンジンオイル 20 バチュリオイル 10 3,7−ジメチル−2,6−オクタジエナール 30メチルジヒドロジャスモネート 50
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C11D 3:34 3:37 3:33 3:42)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 漂白剤と漂白活性化剤とを含有する高嵩
    密度漂白洗剤であって、(A)ノニオン界面活性剤を2
    〜25重量%(B)イミノジコハク酸(塩)及び/又は
    カルボン酸系ポリマー(塩)を3〜20重量%及び
    (C)蛍光剤を含有することを特徴とする高嵩密度漂白
    洗剤組成物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0831165A3 (de) * 1996-09-20 1998-07-15 Bayer Ag Mittel zur Vorbehandlung von Fasern
US6096097A (en) * 1998-03-05 2000-08-01 Bayer Aktiengesellschaft Simultaneous washing and bleaching of native fibres and textile products therefrom
US6395696B2 (en) 2000-06-02 2002-05-28 Unilever Home & Personal Care Usa, Division Of Conopco, Inc. Detergent compositions containing a cationic detergent and builder

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