JPH09309669A - 巻取管 - Google Patents

巻取管

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JPH09309669A
JPH09309669A JP12602696A JP12602696A JPH09309669A JP H09309669 A JPH09309669 A JP H09309669A JP 12602696 A JP12602696 A JP 12602696A JP 12602696 A JP12602696 A JP 12602696A JP H09309669 A JPH09309669 A JP H09309669A
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JP
Japan
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outer cylinder
cylinder
inner cylinder
fitting member
fitted
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JP12602696A
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English (en)
Inventor
Seiichi Furuumi
誠一 古海
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Arisawa Mfg Co Ltd
Original Assignee
Arisawa Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は織物等の良好な巻き取りを可能にす
る耐久性秀れた巻取管を提供することを目的とする。 【解決手段】 外筒2の内部に該外筒2の内径よりも小
さい外径を有し該外筒2の長さとほぼ同じ長さの内筒1
を設け、該外筒2及び内筒1の両端部及び中間部に、外
筒2の内径とほぼ同じ外径を有し内筒1の外径とほぼ同
じ内径を有し適宜な幅を有する嵌合部材3を内筒1に被
嵌される状態にして内筒1と外筒2との間に嵌入固定し
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線基板
用ガラス織物等を巻き取る巻取管に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
プリント配線基板用ガラス織物を巻取る工程では、主に
紙管が用いられている。
【0003】ところで、ガラス繊維織物、特にプリント
基板配線用ガラス織物の品質は厳しく織物の外観特性の
中でもオレ、シワ、異物混入等のないことが要求されて
いる。
【0004】一方、コスト低減の為により高速で巻取る
ことが要求されるとともに、ガラス織物の薄物化により
1本の紙管に、より長く巻き付ける長尺化も求められて
いる。
【0005】従来の紙管は、真円度の精度が悪い為、ガ
ラス繊維織物を巻き取る際に巻きジワが起りその部分が
製品にはならない為、不良ロスとして扱われ、これを防
止する為に外径の大口径化も図られたが、180mmφ
以上の外径を有する紙管はコスト的に実際上製作は困難
であった。また高速巻取りで回転することにより紙管の
摩耗や製品との微少な摺動により紙質のチリ、ゴミが発
生するという欠点も有している。
【0006】そこで、これらの欠点をなくすために材質
がペーパーレスの巻取管の出現が要望され、この要望に
答えるべく大口径の熱可塑性樹脂パイプが提案された。
【0007】しかしながら、この熱可塑性樹脂パイプ
は、環境や周囲の温度変動、特に高温になる夏場では荷
重により変形が生じて使えなくなったり、また高価であ
り実用的ではないという欠点を有している。
【0008】本発明者は、種々検討した結果、巻きシワ
の発生原因として、従来の紙管は真円度の精度が悪いこ
とと、荷重がかかった時に生ずるタワミ量が大きいこと
(ガラス織物が重量が相当ある為)とにより、巻取りの
始めから織物に部分的に伸びる部分が出来、タルミを生
じ、これが原因でシワが生じることが判明した。また、
熱可塑性樹脂パイプは上記した通り温度変動による変形
という欠点が存する。本発明はガラス繊維織物等を高速
で巻取っても、又長尺に巻取っても織物にシワが生じに
くく、紙質のチリ、ゴミが発生しない熱可塑性樹脂パイ
プとFRP管とから成る大口径にして二重構造の巻取管
を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0010】外筒2の内部に該外筒2の内径よりも小さ
い外径を有し該外筒2の長さとほぼ同じ長さの内筒1を
設け、該外筒2及び内筒1の両端部及び中間部に、外筒
2の内径とほぼ同じ外径を有し内筒1の外径とほぼ同じ
内径を有し適宜な幅を有する嵌合部材3を内筒1に被嵌
される状態にして内筒1と外筒2との間に嵌入固定した
ことを特徴とする巻取管に係るものである。
【0011】また、請求項1記載の巻取管における嵌合
部材3の嵌入固定構造として、嵌合部材3の外周面に孔
10を環状に設け、一方、外筒2に該孔10と合致する孔11
を設け、両孔10,11に貫挿されるロッド7を設け、この
孔10,11とロッド7とにより嵌合部材3を内筒1に被嵌
される状態にして内筒1と外筒2との間に嵌入固定する
嵌入固定構造を採用したことを特徴とする巻取管に係る
ものである。
【0012】また、請求項2記載の巻取管において、内
筒1及び外筒2の両端部に嵌入固定される嵌合部材3の
両端部に、内筒1に嵌入される筒部12を有し該筒部12に
嵌合部材3の両端面に当接する鍔部13を有する押さえ部
材5を設け、この押さえ部材5と嵌合部材3とを適宜な
手段により固着せしめたことを特徴とする巻取管に係る
ものである。
【0013】また、請求項1,2,3いずれか1項に記
載の巻取管において、内筒1として熱可塑性樹脂製の内
筒1を採用し、外筒2としてFRP製の外筒2を採用し
たことを特徴とする巻取管に係るものである。
【0014】また、請求項1,2,3,4いずれか1項
に記載の巻取管において、外径200mmφ以上の外筒
2を採用したことを特徴とする巻取管に係るものであ
る。
【0015】
【発明の作用並びに効果】内筒1と外筒2との間にして
両端部及び中間部に嵌合部材3を内筒1に被嵌される状
態で嵌入固定して成る本発明に係る巻取管は、内筒1と
外筒2とが確実に固定された二重管である為、従来例に
係る一重管に比し、外筒2に織物等、特に自重のあるガ
ラス織物が幾重にも巻き付けられ巻き付け力が作用して
も、また、高速で巻き取って遠心力が作用しても、外筒
2にたわみ等の変形が生じることもなく、十分な強度と
剛性を有する巻取管となる。
【0016】従って、上記巻取管を用いて織物等を巻き
取った場合、織物等にたるみが生じることがなく、織物
等に巻きジワや折れが発生することもない。
【0017】また、強度と剛性が十分な二重管である
為、大口径の巻取管にすることも可能となり、よって、
織物等を高速で多量にして高品質に巻き取ることのでき
る巻取管となる。
【0018】また、嵌合部材3の外周面に孔10を環状に
設け、外筒2に該孔10と合致する孔11を設け、両孔10,1
1に貫挿されるロッド7を設けたので、内筒1を外筒2
内において、より確実にして簡易に固定し得ることにな
る。
【0019】また、嵌合部材3の両端部に、内筒1に嵌
入される筒部12を有し嵌合部材3の両端面に当接する鍔
部13を有する押さえ部材5を設けたので、内筒1と外筒
2との固定がより確実に行われることになり、また、巻
取管の両端部の耐久性がそれだけ高められることにな
る。
【0020】さらに、外筒2をFRP製としたので、外
筒2の機械的強度を高めることができ、大口径の巻取管
としても耐久性に秀れたものとすることができるととも
に織物等を高速で巻き取っても巻取管が紙製の場合と異
なり摩耗することがなく、巻取管と織物との摩耗により
巻取管からチリやゴミが発生することもない。しかも、
材料コストの高いFRPは外筒2にのみ用いているので
巻取管は全体として高コストにはならない。更に、内筒
1及び外筒2は紙製でない為、それだけ精度の高い真円
度が実現される。
【0021】そして、本発明に係る巻取管は二重管構造
である為、外径2の外径を200mmφ以上に設計して
も良好な巻き取りが可能な巻取管となる。
【0022】
【実施例】本発明の一実施例に係る巻取管について以下
図1〜4に基づき説明する。
【0023】図1〜4に図示したように、FRP製の外
径212mmφ・肉厚6mmtの外筒2(不飽和ポリエ
ステル樹脂とガラスクロスとによる引抜成型パイプ)の
内部に、外筒2の内径よりも小さい外径を有する熱可塑
性樹脂製(塩化ビニル樹脂)の内径76mmφ・肉厚8
mmtの内筒1を設ける。
【0024】外筒2の長さと内筒1の長さとは同一に
し、外筒2及び内筒1の両端部に、外筒2の内径とほぼ
同じ外径を有し内筒1の外径とほぼ同じ内径を有し適宜
な幅(30mmt)を有する環状の熱可塑性樹脂製(塩
化ビニル樹脂)の嵌合部材3を内筒1と外筒2との間に
内筒1に被嵌される状態で嵌入する。
【0025】巻取管の両端部に嵌合部材3を嵌入する前
に、巻取管の長さ方向における中間部にも当該嵌合部材
3(幅10mmt)を必要数、図面の場合は2個嵌入す
る。また、外筒2と嵌合部材3との結合をより確実とす
るため、嵌合部材3の外周面に孔10を環状に設け、外筒
2に該孔10と合致する孔11を設け、両孔10,11に貫挿さ
れるFRP製のロッド7(外径2mmφ)を設け、この
孔10,11にロッド7を嵌入し適宜接着剤を併用して嵌合
部材3を内筒1と外筒2との間にして内筒1に被嵌され
る状態で固定する。
【0026】巻取管の両端部に嵌入した嵌合部材3夫々
に、嵌合部材3内に貫挿されている内筒1内に嵌入され
る筒部12(外径76mmφ)を有し、該筒部12に嵌合部
材3の両端面に当接する鍔部13を有する金属製(亜鉛鉄
板)の押さえ部材5を設け、嵌合部材3と押さえ部材5
との結合を確実にするため、押さえ部材5の外面よりス
テンレス製のリベット6(外径3.2mmφ)等の結合
部材を用いて嵌合部材3と押さえ部材5とを連結結合す
る。
【0027】以上により、本実施例に係る巻取管は嵌合
部材3により内筒1と外筒2とが連結結合され、押さえ
部材5と嵌合部材3とが連結結合されているから、外筒
2から内筒1が抜け出ることもなく、各部材が一体化し
て、耐久性に秀れた二重構造の巻取管となる。
【0028】この本実施例に係る巻取管の特性は下記の
表1の通りである。
【0029】
【表1】
【0030】以上のように、本実施例に係る巻取管は、
内筒1と外筒2との間に嵌合部材3を嵌入固定した二重
管であるから、内筒1内に軸を挿入して外筒2に織物や
不織布等を幾重にも巻き付け高速で巻き取っても、外筒
2にたわみ等の変形が生じることもなく、耐久性に秀れ
た巻取管とすることができよって、織物等にシワが生じ
ることを可及的に防止し得ることになる。
【0031】さらに、このような二重構造の巻取管とす
ることにより、外筒2の外径を200mmφ以上の大口
径にしても、織物等を高速で高品質に巻き取ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る巻取管の一部を示す分
解斜視図である。
【図2】本発明の一実施例に係る巻取管の全体構成を示
す正断面図である。
【図3】図2におけるA−A指示線断面図である。
【図4】本発明の一実施例に係る巻取管を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
1 内筒 2 外筒 3 嵌合部材 5 押さえ部材 7 ロッド 10 孔 11 孔 12 筒部 13 鍔部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外筒の内部に該外筒の内径よりも小さい
    外径を有し該外筒の長さとほぼ同じ長さの内筒を設け、
    該外筒及び内筒の両端部及び中間部に、外筒の内径とほ
    ぼ同じ外径を有し内筒の外径とほぼ同じ内径を有し適宜
    な幅を有する嵌合部材を内筒に被嵌される状態にして内
    筒と外筒との間に嵌入固定したことを特徴とする巻取
    管。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の巻取管における嵌合部材
    の嵌入固定構造として、嵌合部材の外周面に孔を環状に
    設け、一方、外筒に該孔と合致する孔を設け、両孔に貫
    挿されるロッドを設け、この孔とロッドとにより嵌合部
    材を内筒に被嵌される状態にして内筒と外筒との間に嵌
    入固定する嵌入固定構造を採用したことを特徴とする巻
    取管。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の巻取管において、内筒及
    び外筒の両端部に嵌入固定される嵌合部材の両端部に、
    内筒に嵌入される筒部を有し該筒部に嵌合部材の両端面
    に当接する鍔部を有する押さえ部材を設け、この押さえ
    部材と嵌合部材とを適宜な手段により固着せしめたこと
    を特徴とする巻取管。
  4. 【請求項4】 請求項1,2,3いずれか1項に記載の
    巻取管において、内筒として熱可塑性樹脂製の内筒を採
    用し、外筒としてFRP製の外筒を採用したことを特徴
    とする巻取管。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3,4いずれか1項に記
    載の巻取管において、外径200mmφ以上の外筒を採
    用したことを特徴とする巻取管。
JP12602696A 1996-05-21 1996-05-21 巻取管 Pending JPH09309669A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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