JPH09309647A - 紙継ぎタイミング測定方法及び紙継ぎタイミング測定部材 - Google Patents

紙継ぎタイミング測定方法及び紙継ぎタイミング測定部材

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JPH09309647A
JPH09309647A JP14828696A JP14828696A JPH09309647A JP H09309647 A JPH09309647 A JP H09309647A JP 14828696 A JP14828696 A JP 14828696A JP 14828696 A JP14828696 A JP 14828696A JP H09309647 A JPH09309647 A JP H09309647A
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JP
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JP14828696A
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English (en)
Inventor
Takahiro Kasahara
孝宏 笠原
Naonobu Kimura
尚伸 木村
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ニューリールにオールドウェブをタッチブラ
シで押し付ける際に、ニューリール外周のどの位置から
確実にオールドウェブが押し付けられたかを簡単容易に
測定する方法を提供する。 【解決手段】 ニューリール1の外周面に円周方向に間
隔を開けて複数の貼着片11を貼り付けておき、且つそ
の貼着片11は、その上にオールドウェブ7を押し付け
て引き離した時、一部の剥離片部13がオールドウェブ
にくっついて移行する構成としておき、その状態で紙継
ぎを行い、どの位置の貼着片11から剥離片部13が離
れてオールドウェブ7へ移行したかを観察して、実際の
押し付けタイミングを測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷機やコータ等
に設けているウェブの給紙装置において、新旧リールの
切り換えを行う際の紙継ぎタイミングを測定する方法及
びその測定方法に用いる部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ウェブを巻取の形態でセットし、
その巻取即ちリールからウェブを繰り出して給紙する給
紙装置において、繰出中のリール(以下オールドリール
という)のウェブ残量が少なくなると、新たな巻取即ち
ニューリールに切り換える紙継ぎが行われている。この
紙継ぎを行うには、図10に示すように、ニューリール
1のニューウェブ2の先端に両面テープ3を貼り付け、
且つニューウェブ2の先端を、切れ目5を有するほぐれ
止め用粘着テープ4でその下のウェブに貼り付けるとい
う仕立てを行っておき、図11(a)に示すように、そ
の仕立てを行ったニューリール1を、オールドリール6
から引き出されて走行中のウェブ即ちオールドウェブ7
に近接して位置させ、周速がオールドウェブ7の走行速
度に等しくなるように駆動し、次いで適当なタイミング
で(ニューリール1の両面テープ3が所定の位相となっ
た時点で)、図11(b)に示すように、走行中のオー
ルドウェブ7をタッチブラシ(又はタッチロール)8で
ニューリール1に押し付けてニューリール1のニューウ
ェブ2の先端に両面テープ3を利用して貼り合わせ、図
11(c)に示すように、そのニューウェブ2を引き出
し、その後、図11(d)に示すように、カッター9で
オールドウェブ7を切断するという動作を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この紙継ぎ
の際、ニューウェブ先端がオールドウェブにうまく接着
せず、紙継ぎに失敗することがあった。これは、タッチ
ブラシ8の作動タイミングが悪いためである。ニューウ
ェブ先端のオールドウェブに対する接着を確実に行うに
は、ニューウェブ2先端の両面テープ3が、ニューリー
ル1の外周のオールドウェブ7に対する当接点Pに到達
した時点で確実にオールドウェブ7をタッチブラシ8で
その両面テープ3に押し付けていることが必要である。
通常、紙継ぎ時にニューリール1は高速で回転している
一方、タッチブラシ8はばね等に押し付けられるのが一
般的であり、制御系の遅れを考慮すると、両面テープ3
が当接点Pに到達する少し前に、例えば、両面テープ3
が図11(b)に示す位置に達した時点(位相)でタッ
チブラシ8を作動させ、余裕を持ってオールドウェブ7
をニューリール1に押し付ければ良いと考えられる。
【0004】ところが、実際には、両面テープ3が当接
点Pの手前となっている位相においてタッチブラシ8を
作動させ両面テープ3が当接点Pを通過する前にオール
ドウェブ7をニューリール1に押し付けたと思われる時
であっても、タッチブラシ8の作動が遅れたり、ニュー
リール1に突き当たった後バウンドしたりするため、ニ
ューウェブ2先端のオールドウェブ7に対する接着ミス
を生じることがあった。このため、良好な接着を行うに
は、タッチブラシ8を作動させた後、ニューリール1の
外周のどの位置から、確実にオールドウェブ7がタッチ
ブラシ8で押し付けられているかというタイミング即ち
紙継ぎタイミングを測定することが必要となった。
【0005】このような紙継ぎタイミングの測定をする
には、ビデオカメラを用いて撮影を行い、スローモーシ
ョン再生を行って目視にて測定することが考えられる。
しかしながら、紙継ぎ時のニューリールはかなり高速で
回っているため、市販のビデオカメラでスローモーショ
ン再生しても画像が乱れ、目視により正確にタイミング
を調べるのは難しく、かなりの労力を費やす。また、高
速度カメラを使用する方法も考えられるが、非常に高価
であり、また、設置も容易でなく、簡易的な方法が望ま
れていた。
【0006】本発明はかかる要望に基づいてなされたも
ので、紙継ぎ時にタッチブラシ又はタッチロールを作動
させた後、ニューリールの外周のどの位置から確実な押
し付けが行われるかという紙継ぎタイミングを容易に測
定することの可能な紙継ぎタイミング測定方法及びそれ
に用いるのに好適な紙継ぎタイミング測定部材を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するため、ニューリールの外周面に円周方向に適当な
間隔をあけて複数の貼着片を貼り付け、且つ、その貼着
片をその上にオールドウェブが押し付けられた時には、
貼着片の一部がオールドウェブに貼り付き、オールドウ
ェブ側に移行するように構成しておき、その状態で紙継
ぎ行い、その後、オールドウェブとニューウェブとの接
続部分を調べ、どの位置の貼着片の一部がニューウェブ
から剥がれてオールドウェブ側に貼り付いているかを見
て、タッチブラシ又はタッチロールによる押し付けタイ
ミングを測定するようにしたものである。これにより、
単にニューリールに複数の貼着片を貼り付けるのみで、
極めて容易に且つ安価に紙継ぎタイミングを測定するこ
とができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、ウェブの給紙装置にお
いて、走行中のオールドウェブをニューリールに対して
タッチブラシ又はタッチロールで押し付けてニューリー
ルのニューウェブ先端に貼り合せ、そのニューウェブを
引き出した後、オールドウェブを切断するという動作に
よって紙継ぎを行う方法における紙継ぎタイミングを測
定する方法であって、表面に粘着剤層を有する剥離片部
とその剥離片部に切り離し用のミシン目を介して接続さ
れたベース部を備えた貼着片を複数個、ニューリールの
外周面に円周方向に間隔を開けて且つ各貼着片のベース
部を貼り付けることで取り付けておき、上記した手順で
紙継ぎを行った後、オールドウェブとニューウェブとの
接続部分における前記貼着片の剥離片部のオールドウェ
ブへの移行状態から紙継ぎタイミングを測定することを
特徴とする紙継ぎタイミング測定方法である。
【0009】この構成によれば、タッチブラシ又はタッ
チロールがオールドウェブをニューリールに確実に押し
付ける前では、ニューリールに取り付けられている貼着
片はオールドウェブに押し付けられず、このため貼着片
の剥離片部はオールドウェブに接着しないが、タッチブ
ラシ又はタッチロールがオールドウェブをニューリール
に確実に押し付けた後では、ニューリールに取り付けら
れている貼着片にオールドウェブが強く押し付けられる
こととなり、その貼着片の剥離片部は表面の粘着剤層に
よってオールドウェブに貼り付けられ、ミシン目から切
り離されてオールドウェブ側に移る。このため、オール
ドウェブとニューウェブとの接続部分を取り出し、ニュ
ーウェブのどの位置に貼り付けていた貼着片から剥離片
部が切り離されてオールドウェブに移っているか、或い
はオールドウェブのどの位置に剥離片部が貼り付いてい
るかを見ることにより、ニューリール外周のどの位置か
ら確実にオールドウェブが押し付けられたかという紙継
ぎタイミングを測定することができる。
【0010】本発明の紙継ぎタイミング測定部材は、帯
状の上部剥離紙と、その上部剥離紙に一定間隔で貼り付
けられた複数枚の貼着片と、その粘着片の裏面に貼り付
けられた下部剥離紙とを有し、前記貼着片は、表面に粘
着剤層を有する剥離片部とその剥離片部に切り離し用の
ミシン目を介して接続され裏面に粘着剤層を有するベー
ス部を備え、前記剥離片部の表面の粘着剤層を利用して
前記上部剥離紙に貼り付けられていることを特徴とす
る。
【0011】この紙継ぎタイミング測定部材の使用に当
たっては、下部剥離紙を剥がし、複数の貼着片を帯状の
上部剥離紙に貼り付けた状態で、ニューリール外周面に
円周方向に貼り付け、その後上部剥離紙を剥がすこと
で、複数の貼着片をニューリールの外周面に円周方向に
一定間隔で貼り付けることができ、貼着片の貼り付け作
業を容易に実施できる。
【0012】ここで、前記貼着片に設けられるベース部
は、剥離片部をはさんで両側に配置する構成とすること
が、貼着片をニューリール外周面に安定して貼り付ける
ことができるので好ましい。
【0013】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を説明する。図
1は本発明の紙継ぎタイミング測定に用いるニューリー
ル1を示す概略斜視図である。このニューリール1は従
来と同様に、紙継ぎを行うための仕立てを施している。
すなわち、ニューリール1のニューウェブ2の先端に両
面テープ3を貼り付け、且つニューウェブ2の先端を、
切れ目5を有するほぐれ止め用粘着テープ4でその下の
ウェブに貼り付けている。更に、このニューリール1に
は、外周面に円周方向に一定間隔を開けて複数の貼着片
11を貼り付けている。
【0014】この貼着片11は、図2(a)、(b)に
示すように、表面に粘着剤層12を有する剥離片部13
とその剥離片部13の両側に切り離し用のミシン目14
を介して接続されたベース部15を備えており、ベース
部15の裏面を粘着剤層16によってニューウェブ2に
貼り付けられている。更に、複数の貼着片11にはそれ
ぞれ、貼り付け位置を識別するための識別番号17がベ
ース部15の表面及び剥離片部13の裏面に形成されて
いる。以下説明のため、10個の貼着片11が用いら
れ、且つそれぞれに識別番号17として1〜10の通し
番号が付されているものとする。また、各貼着片11を
区別するため、図面では各貼着片11の横にその識別番
号を付しておく。
【0015】次に、このニューリール1を給紙装置に、
図3に示すようにセットし、従来と同様に紙継ぎ動作を
行う。この紙継ぎ動作の際、タッチブラシ8は良好な紙
継ぎが行われると思われるタイミングで作動させる。
今、説明の便宜上、紙継ぎ用の両面テープ3が当接点P
に対して180度離れた位相(図3に示す位相)となっ
たタイミングで、タッチブラシ8を作動させるものとす
る。この瞬間における当接点Pに位置するオールドウェ
ブ7上の点をA、ニューウェブ2上の点のBとする。
【0016】タッチブラシ8を作動させると、タッチブ
ラシ8はオールドウェブ7をニューリール1の外周面に
押し付けることとなるが、その動作に遅れがある為や、
タッチブラシ8がニューリール1に突き当たった後にバ
ウンドすることがある為などによって、タッチブラシ8
がオールドウェブ7をニューリール1の外周面に確実に
押し付けた状態となるまでは、遅れが生じており、ニュ
ーリール1は或る程度位相が進んだ状態となる。そし
て、オールドウェブ7がニューリール1に強く押し付け
られない場合には、ニューリール1の外周面の貼着片1
1が当接点Pを通過しても、その中央の剥離片部13が
オールドウェブ7に接着されることはなく、このため、
貼着片11は剥離片部13と共にニューリール1の外周
面に貼り付けられた状態で当接点Pを通過してしまう。
一方、オールドウェブ7がニューリール1に強く押し付
けられた時には剥離片部13がオールドウェブ7に貼り
付けられ、当接点Pを通過した時にはオールドウェブ7
に貼り付けられた剥離片部13は、ニューリール1に貼
り付けられているベース部15からミシン目14によっ
て切り離され、図4に示すようにオールドウェブ7に移
行し、ニューリール1のニューウェブ2上には、両側の
ベース部15のみが貼り付けられた状態で残ることとな
る。その後、両面テープ3によってニューウェブ2の先
端がオールドウェブ7に貼り付けられ紙継ぎが行われ
る。かくして、ニューウェブ2の先端が両面テープ3に
よってオールドウェブ7に貼り付けられる前において、
オールドウェブ7がニューリール1の外周面に強く押し
付けられた領域にある貼着片11は、その剥離片部13
がオールドウェブ7側に移行することとなる。
【0017】以上の紙継ぎ動作によって接続されたオー
ルドウェブ7とニューウェブ2との接続部分が下流の印
刷機を通り抜けた後、その接続部分を取り出し、観察す
る。すると、この接続部分は図5に示すように、幾つか
の貼着片11の剥離片部13がオールドウェブ7に貼り
付けられた状態となっている。前記したように、この剥
離片部13がオールドウェブ7に貼り付けられている部
分は、オールドウェブ7がタッチブラシ8によってニュ
ーリール1に強く押し付けられた部分であるので、オー
ルドウェブ7にくっついている剥離片部13の位置(識
別番号)から、タッチブラシ8がオールドウェブ7をニ
ューリール1に強く安定して押し付けるタイミング(開
始位置)を測定することができる。
【0018】例えば、図5に示す例では、識別番号2、
4、5の貼着片11から剥離片部13が切り離されてオ
ールドウェブ7に貼り付けられている。これは、ニュー
リール1の識別番号2の貼着片11の直前でタッチブラ
シ8が一旦オールドウェブ7を押し付けるが、その時の
衝撃でバウンドしてタッチブラシ8がニューリール1か
ら離れ、次いで識別番号4の貼着片11の直前で再び、
タッチブラシ8がオールドウェブ7をニューリール1に
押し付け、その後は安定して押し付けているためであ
る。従って、この例の場合には識別番号4の貼着片11
を貼り付けている位置の直前即ちC点、D点が、タッチ
ブラシ8による安定した押し付け開始位置であると判断
できる。従って、この押し付け開始位置Cよりも少し後
ろで両面テープ3が位置するように紙継ぎタイミング
(タッチブラシ8の作動タイミング)を設定しておけ
ば、良好な紙継ぎを行うことが可能であり、接続部分が
図5に示す状態であれば、図3で示した紙継ぎタイミン
グは良好な紙継ぎタイミングと言える。
【0019】また、接続部分が図6に示すようになって
おり、オールドウェブ7に識別番号7〜10、1〜5の
貼着片11の剥離片部13が貼り付けられた状態となっ
ていたとすると、識別番号7の貼着片11の直前の位置
即ちE点、F点が、タッチブラシ8による安定した押し
付け開始位置であると判断できる。従って、この場合に
は、図3において両面テープ3が当接点Pを通り過ぎた
直後に、オールドウェブ7がニューリール1にタッチブ
ラシ8によって安定して押し付けられており、その後ほ
ぼ1回転してニューウェブ2の先端のオールドウェブ7
への貼り付けが行われている。この紙継ぎタイミングは
あまり好ましいとは言えず、紙継ぎミスを生じやすい。
従って、この場合には、紙継ぎタイミング(タッチブラ
シ8の作動タイミング)を早めて、両面テープ3よりも
少し前で、タッチブラシ8がオールドウェブ7をニュー
リール1に確実に安定して押し付けるようにすることが
好ましい。このように、どの位置の貼着片11から、剥
離片部13がオールドウェブ7へ貼り付けられて移行し
ているかを見ることにより、タッチブラシ8がオールド
ウェブ7をニューリール1に強く安定して押し付ける紙
継ぎタイミングを測定することができる。
【0020】ここで、測定すべき紙継ぎタイミングは、
主として、ニューウェブ2の先端に貼り付けている両面
テープ3の前後におけるタッチブラシ8の押し付け開始
位置である。このため、紙継ぎタイミング測定用の貼着
片11は主として、両面テープ3の前後の領域に配置す
ればよく、例えば、図示実施例に示したように、両面テ
ープ3を中心とする約180度の範囲内に、約10個程
度の貼着片11を貼り付けておくことが好ましい。
【0021】上記した紙継ぎタイミング測定方法におい
て、ニューリール1の外周面に複数の貼着片11を間隔
を開けて貼り付けるには、個々の貼着片11を次々と貼
り付けてもよいが、この操作は手間がかかる。そこで、
図7〜図9に示す紙継ぎタイミング測定部材20を用い
ることが好ましい。この紙継ぎタイミング測定部材20
は、上部剥離紙21と、その上部剥離紙21に一定間隔
で貼り付けられた複数枚の貼着片11と、その貼着片1
1の裏面に貼り付けられた下部剥離紙22とを有するも
のである。ここで用いられている貼着片11は、図2に
示すものと同様なもので、表面に粘着剤層12を有する
剥離片部13とその剥離片部13の両側に切り離し用の
ミシン目14を介して接続され裏面に粘着剤層16を有
するベース部15を備えたものであり、表面及び裏面の
粘着剤層12、16を利用して上部剥離紙21、下部剥
離紙22に貼り付けられている。上部剥離紙21、下部
剥離紙22は共に長い帯状のものであり、この上部剥離
紙21、下部剥離紙22に貼り付けられている貼着片1
1のピッチは、ニューリール1(図1参照)の外周に貼
り付ける貼着片11のピッチに等しく定められている。
【0022】この紙継ぎタイミング測定部材20を使用
するには、まず、下面剥離紙22を剥がし、各貼着片1
1の裏面の粘着剤層16を露出させ、各貼着片11を上
面剥離紙21に貼り付けたままの状態でニューリール1
の外周面に円周方向に貼り付け、その後、上面剥離紙2
1を剥がす。この操作により、きわめて容易に、複数の
貼着片11をニューリール1の外周面に円周方向に一定
間隔で貼り付けることができる。なお、この実施例で
は、下部剥離紙22も長い帯状のものとしているか、下
部剥離紙22は必ずしも長い帯状とする必要はなく、各
貼着片11にそれぞれ貼り付けられる短いものを用いて
もよい。ただし、図示実施例のように長い下部剥離紙2
2を用いると、その下部剥離紙22を剥がす作業が容易
となる利点が得られる。
【0023】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明は、表面
に粘着剤層を有する剥離片部とその剥離片部に切り離し
用のミシン目を介して接続されたベース部を備えた貼着
片を複数個、ニューリールの外周面に円周方向に間隔を
開けて且つ各貼着片のベース部を貼り付けることで取り
付けておき、紙継ぎを行った後、オールドウェブとニュ
ーウェブとの接続部分における前記貼着片の剥離片部の
オールドウェブへの移行状態から紙継ぎタイミングを測
定するものであるので、ニューリール外周のどの位置か
らオールドウェブが確実に安定して押し付けられていた
かという紙継ぎタイミングを確実に測定することがで
き、しかも使用するものは、複数枚の貼着片のみである
ので、きわめて安価に紙継ぎタイミングを測定できると
いう効果を有している。
【0024】また、本発明の紙継ぎタイミング測定部材
は、上部剥離紙と、その上部剥離紙に一定間隔で貼り付
けられた複数枚の貼着片と、その粘着片の裏面に貼り付
けられた下部剥離紙とを有し、前記貼着片は、表面に粘
着剤層を有する剥離片部とその剥離片部に切り離し用の
ミシン目を介して接続され裏面に粘着剤層を有するベー
ス部を備えており、前記剥離片部の表面の粘着剤層を利
用して上部剥離紙に貼り付けられていることを特徴とす
るものであるので、使用に当たっては、単に下部剥離紙
を剥がして残りの全体をニューリール外周面に貼り付
け、その後上部剥離紙を剥がすことで、複数の貼着片を
一定間隔でニューリール外周面に貼り付けることがで
き、貼着片の貼り付け作業を容易に実施できるという効
果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙継ぎタイミング測定方法に用いるニ
ューリールを示す概略斜視図
【図2】図1に示すニューリールに貼り付けている貼着
片を示すもので、(a)は概略平面図、(b)は概略断
面図
【図3】図1に示すニューリールを用いて紙継ぎを行う
直前の状態を示す概略側面図
【図4】ニューリールにオールドウェブを押し付けた状
態を示す概略側面図
【図5】図1に示すニューリールを用いて紙継ぎを行っ
た後のオールドウェブとニューウェブの接続部分の1例
を示す概略平面図
【図6】図1に示すニューリールを用いて紙継ぎを行っ
た後のオールドウェブとニューウェブの接続部分の他の
例を示す概略平面図
【図7】本発明の一実施例による紙継ぎタイミング測定
部材を、下部剥離紙を一部剥がした状態で示す概略底面
【図8】図7に示す紙継ぎタイミング測定部材の概略側
面図
【図9】図7に示す紙継ぎタイミング測定部材の概略端
面図
【図10】紙継ぎのために仕立てを行ったニューリール
の概略斜視図及びその一部の拡大平面図
【図11】紙継ぎ動作を説明する概略側面図
【符号の説明】
1 ニューリール 2 ニューウェブ 3 両面テープ 4 ほぐれ止め用粘着テープ 7 オールドウェブ 8 タッチブラシ 11 貼着片 12、16 粘着剤層 13 剥離片部 14 ミシン目 15 ベース部 20 紙継ぎタイミング測定部材 21 上部剥離紙 22 下部剥離紙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェブの給紙装置において、走行中のオ
    ールドウェブをニューリールに対してタッチブラシ又は
    タッチロールで押し付けてニューリールのニューウェブ
    先端に貼り合せ、そのニューウェブを引き出した後、オ
    ールドウェブを切断するという動作によって紙継ぎを行
    う方法における紙継ぎタイミングを測定する方法であっ
    て、表面に粘着剤層を有する剥離片部とその剥離片部に
    切り離し用のミシン目を介して接続されたベース部を備
    えた貼着片を複数個、ニューリールの外周面に円周方向
    に間隔を開けて且つ各貼着片のベース部を貼り付けるこ
    とで取り付けておき、上記した手順で紙継ぎを行った
    後、オールドウェブとニューウェブとの接続部分におけ
    る前記貼着片の剥離片部のオールドウェブへの移行状態
    から紙継ぎタイミングを測定することを特徴とする紙継
    ぎタイミング測定方法。
  2. 【請求項2】 帯状の上部剥離紙と、その上部剥離紙に
    一定間隔で貼り付けられた複数枚の貼着片と、その粘着
    片の裏面に貼り付けられた下部剥離紙とを有し、前記貼
    着片は、表面に粘着剤層を有する剥離片部とその剥離片
    部に切り離し用のミシン目を介して接続され裏面に粘着
    剤層を有するベース部を備え、前記剥離片部の表面の粘
    着剤層を利用して前記上部剥離紙に貼り付けられている
    ことを特徴とする紙継ぎタイミング測定部材。
  3. 【請求項3】 前記貼着片に設けられるベース部は、剥
    離片部をはさんで両側に配置されていることを特徴とす
    る請求項2に記載の紙継ぎタイミング測定部材。
JP14828696A 1996-05-17 1996-05-17 紙継ぎタイミング測定方法及び紙継ぎタイミング測定部材 Pending JPH09309647A (ja)

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