JPH09309265A - インクジェット記録用填剤及び記録紙 - Google Patents
インクジェット記録用填剤及び記録紙Info
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- JPH09309265A JPH09309265A JP8171690A JP17169096A JPH09309265A JP H09309265 A JPH09309265 A JP H09309265A JP 8171690 A JP8171690 A JP 8171690A JP 17169096 A JP17169096 A JP 17169096A JP H09309265 A JPH09309265 A JP H09309265A
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Abstract
性に優れ、高濃度での塗工が可能なインクジェット記録
用填剤を提供する。 【解決手段】 酸化物基準の重量比で表してSiO2 :
MO=99.5:0.5乃至70:30の組成(式中M
は周期律表第II族金属を表す)のケイ酸塩から成り、前
記ケイ酸塩は、X線回折学的に非晶質乃至微細層状結晶
であり、個々の粒子が独立した明確な球状粒子であっ
て、該粒子の長径(DL )及び短径(DS )の比(DS
/DL )で表される真球度が0.8乃至1.0の範囲に
あり、且つ電子顕微鏡で測定した粒径が0.3乃至20
μmの範囲にある多孔質球状ケイ酸塩粒子から成ること
を特徴とするインクジェット記録用填剤。
Description
録用填剤及びこれを用いたインクジェット記録紙に関す
るもので、より詳細には、インク像の耐変色性、紙の耐
黄変性及び平滑性に優れ、高濃度での塗工が可能なイン
クジェット記録用填剤に関する。
高速記録が可能で、しかも多色化が容易である等の利点
があり、各種プリンター、ファクシミリ等への応用が行
われている。この用途に用いる記録紙としては、通常の
上質紙やコート紙では性能の点で使用困難であり、紙面
に付着したインク滴が速やかに紙内に吸収されること、
紙面上でのインク滴の拡がりや滲みが抑制されること、
濃度のある鮮明な画像が形成されること、及びこの画像
が諸堅牢性に優れていること等の特性が要求される。
に、種々の無機固体物質を、必要により結着剤と共に紙
表面に塗布し或いは内填することが提案されており、例
えば合成シリカ及び/又はその塩を用いること(特開昭
57−157786号公報)、二価金属、例えばマグネ
シウム或いは亜鉛等の弱酸塩や酸化物を被覆層として施
こすこと(特開昭58−94491号公報)、天然ゼオ
ライト、合成ゼオライト、ケイソウ土、合成雲母等を被
覆層中に含有させること(特開昭59−68292号公
報)、インク吸収層を形成する白色顔料としてクレー、
タルク、炭酸カルシウム、カオリン、酸性白土、活性白
土等を使用すること(特開昭58−89391号公報及
び特開昭59−95188号公報)等が既に知られてい
る。
いる填剤は、単にインクを吸収すればよいというもので
は決してなく、インク全体の吸収や水或いは溶剤の吸着
と染料の吸着との間に一定のバランスが要求される。例
えば、インクの填料層への吸収が迅速に生じる場合に
は、インク滴の拡がりや滲みが防止されるとしても、染
料等も填料層中に浸透することにより、形成される画像
が濃度や鮮明さに欠けるものとなり易い。かくして、イ
ンクジェット記録において、インク滴の拡がりや滲みを
防止するという要求と、画像の濃度や鮮明さを向上させ
るという要求とを同時に満足させることは容易でないこ
とが了解されよう。また、インクジェット用のインクは
一般に、水及び少量の有機溶剤を含量する媒質中に染料
を溶解した組成物から成るが、従来使用されている填料
は、インク中の各成分の吸着バランスにおいても未だ十
分なものではなく、例えば染料の吸着速度が大き過ぎる
場合にはドット径が小さくなって、べタ部に白地の斑点
抜けが生じ、また染料の吸着速度が小さすぎると、ドッ
トの真円性が得られなくなる。
者等は先に、特公平4−60434号公報及び特公平4
−60435号公報において、コールターカウンター法
で測定して2乃至15μmのメジアン径、180ml/
100g以上の吸油量及び溶媒法で測定して1.450 以上
の屈折率を有し、関係湿度90%及び温度25℃で20
0時間吸湿させた条件での吸湿量が35%以上の範囲内
にある非晶質シリカ及びこの非晶質シリカの周期律表第
II族金属化合物の被覆粒子をインクジェット記録紙用填
料として用いることを提案した。
び特開昭63−13776号公報には、インクジェット
記録用填剤として、球状シリカを使用することが記載さ
れている。
の填剤は、インクの吸着バランスの点では確かに優れて
いるが、インクの裏抜けが生じる傾向があり、画像の鮮
明さや印刷物の商品価値の点では、未だ十分満足しうる
ものではなかった。更に、この公報記載の非晶質シリカ
及びその被覆粒子は不定形であって、塗工液の粘度がか
なり高く、そのため塗工液中の填剤濃度をかなり低くし
て紙への塗布を行わなければならず、塗工の作業性が悪
く、また、乾燥のための熱エネルギーコストが高くなる
等の欠点がある。
記録用填剤は、塗工液中の填剤濃度を高くしうるという
利点を有するが、インク像の耐変色性が未だ不十分であ
り、また、保存中に紙が黄変しやすいという欠点もあ
る。
特定の量比で含有し、X線回折学的に非晶質乃至微細層
状結晶の多孔質球状ケイ酸塩粒子は、インク像の耐変色
性、紙の耐黄変性及び平滑性に優れており、しかも高濃
度での塗工が可能であり、優れたインクジェット記録用
填剤となりうることを見いだした。
性、紙の耐黄変性及び平滑性に優れ、高濃度での塗工が
可能なインクジェット記録用填剤を提供するにある。
基準の重量比で表してSiO2 :MO=99.5:0.
5乃至70:30の組成(式中Mは周期律表第II族金属
を表す)のケイ酸塩から成り、前記ケイ酸塩は、X線回
折学的に非晶質乃至微細層状結晶であり、個々の粒子が
独立した明確な球状粒子であって、該粒子の長径
(DL )及び短径(DS)の比(DS /DL )で表され
る真球度が0.8乃至1.0、特に0.9乃至1.0の
範囲にあり、且つ電子顕微鏡で測定した粒径が0.3乃
至20μm、特に3乃至15μmの範囲にある多孔質球
状ケイ酸塩粒子から成ることを特徴とするインクジェッ
ト記録用填剤が提供される。
記録用填剤を含有してなることを特徴とするインクジェ
ット記録紙が提供される。
は、 1.BET法による比表面積が50乃至450m2 /
g、特に100乃至400m2 /gであり、細孔容積が
0.5乃至1.5ml/g、特に0.6乃至1.3ml
/gであり且つ平均細孔半径が20乃至60オングスト
ローム、特に30乃至60オングストロームである多孔
質球状ケイ酸塩粒子から成ること、 2.多孔質球状ケイ酸塩粒子が150ml/g以上、特
に160乃至250ml/gの吸油量を有すること、 3.多孔質球状ケイ酸塩粒子が1.45乃至1.56の
屈折率を有すること、 4.多孔質球状ケイ酸塩粒子が酸強度函数H0 が−3.
0を越えて+3.3迄の範囲で0.1ミリモル/g以
上、特に0.2乃至0.7ミリモル/gの酸量を有する
こと、 5.多孔質球状ケイ酸塩粒子が6乃至11、特に7乃至
10の水分散液pHを有するものであること、 6.多孔質球状ケイ酸塩粒子が、凝集成長法で得られた
非晶質シリカ球状粒子に、周期律表第II族金属の酸化
物、水酸化物、或いは水溶性塩を作用させることにより
得られたものであること、が好ましい。
40重量%、特に3乃至20重量%の量で含有するこ
と、 8.カレンダー処理していない状態で測定して、ベック
平滑度が50秒以上、特に50乃至100秒であるこ
と、が好ましい。
粒子は、(A)酸化物基準の重量比で表してSiO2 :
MO=99.5:0.5乃至70:30の組成(式中M
は周期律表第II族金属を表す)を有すること、(B)X
線回折学的に非晶質乃至微細層状結晶であること、
(C)個々の粒子が独立した明確な球状粒子であるこ
と、(D)粒子の長径(DL )及び短径(DS )の比
(DS /DL )で表される真球度が0.8乃至1.0の
範囲にあること及び(E)電子顕微鏡で測定した粒径が
0.3乃至20μmの範囲にあることの組み合わせに特
徴を有するものである。
期律表第II族金属成分を上記(A)の重量比で含有する
ことにより、記録紙の黄変を防止できると共に、形成さ
れるインクが像の耐変色性を向上させることができる。
即ち、後述する例に示すとおり、非晶質シリカを用いる
場合や、周期律表第II族金属成分を含有するとしても、
その量が上記範囲よりも低い場合には、保存中における
黄変傾向が著しく、また、インク画像を光や空気に曝し
た場合に変色する傾向があるが、周期律表第II族金属成
分を上記の量比で結合させて塩とすることにより、これ
らの欠陥を解消できる。一方、周期律表第II族金属成分
の量が上記範囲よりも多いと、インクに対する吸収性が
低下するので好ましくない。
て、しかも上記要件(B)の通り、X線回折学的に非晶
質乃至微細層状結晶であることが特徴である。微細層状
結晶とは、フィロケイ酸塩に似たX線回折像を示すが、
通常のフィロケイ酸塩に比べて回折ピークが弱いもの
(一般に1/4以下)をいう。
多孔質球状ケイ酸塩粒子のX線回折像を示し、図2は微
細層状結晶の多孔質球状ケイ酸塩粒子のX線回折像を示
し、図3はこれらのケイ酸塩の製造原料として用いた非
晶質多孔質球状ケイ酸粒子のX線回折像を示す。
乃至微細層状結晶の構造をとることにより、インクに対
して優れた吸収性及び吸着性を示し、高濃度でしかも滲
みのない画像を与えるものである。
粒子は、上記要件(C)及び(D)の通り、個々の粒子
が独立した明確な球状粒子であって、真球度(DS /D
L )が0.8以上、特に0.9以上であることが重要で
ある。個々の粒子が独立した明確な球状粒子であると
は、一次粒子が、凝集がなく、互いに独立しており、し
かも一次粒子が明確な球状をなしていることを意味す
る。
多孔質球状ケイ酸塩粒子(図1のX線回折像のもの)の
粒子構造を示す電子顕微鏡写真であり、図5は微細層状
結晶の多孔質球状ケイ酸塩粒子(図2のX線回折像のも
の)の粒子構造を示す電子顕微鏡写真であり、図6はこ
れらのケイ酸塩の製造原料として用いた非晶質多孔質球
状ケイ酸粒子(図3のX線回折像のもの)の粒子構造を
示す電子顕微鏡写真である。
の粒子構造を有するため、多孔質球状ケイ酸塩粒子は塗
工液中への分散性に優れていると共に、高濃度の分散液
を形成することが可能であり、しかも紙表面に最密充填
状態或いはこれに近い充填状態を形成し、画像形成時に
インクの裏抜けがなく、しかも鮮明な画像を形成しうる
という利点を与える。
子顕微鏡で測定した粒径が0.3乃至20μmの範囲に
あるべきである。粒径が上記範囲よりも低い場合には、
記録紙の製造に際して填剤の歩留まりが悪くなり、ま
た、一次粒子の凝集傾向も増大するので好ましくない。
一方、粒径が上記範囲よりも大きくなると、記録紙の平
滑性が失われるので、やはり好ましくない。
いるインクジェット記録用填剤は、上記の特徴により、
次の特徴のある付加的な物性を有している。
孔質であること、及び非晶質乃至層状微細結晶であるこ
とに関連して、BET法による比表面積が50乃至45
0m2 /g、特に100乃至400m2 /gであり、細
孔容積が0.5乃至1.5ml/g、特に0.6乃至
1.3ml/gであり且つ平均細孔半径が20乃至60
オングストローム、特に30乃至60オングストローム
である。これらの特性は、インクの吸収性、吸着性滲み
の防止等に関して極めて重要である。
状ケイ酸塩粒子は、150ml/g以上、特に160乃
至250ml/gの吸油量を有することが好ましい。
5乃至1.56の屈折率を有することが画像の鮮明さの
点で好ましい。
像の堅牢性の点で、酸強度函数H0が−3.0を越えて
+3.3迄の範囲で0.1ミリモル/g以上、特に0.
2乃至0.7ミリモル/gの酸量を有することが好まし
い。
学組成にも関係するが、6乃至11、特に7乃至10の
水分散液pHを有するものであることが、化学的安定性
の点で有利である。
は、上記の特徴を有するものであれば、任意の製造法で
製造されたものでよいが、多孔質球状ケイ酸塩粒子が、
凝集成長法で得られた非晶質シリカ球状粒子に、周期律
表第II族金属の酸化物、水酸化物、或いは水溶性塩作用
させることにより得られたものであることが好ましい。
微細造粒法による非晶質シリカ球状粒子を原料として使
用することもできる。以下この例に関して説明するが、
本発明は決してこれに限定されない。
アルカリ水溶液、水溶性重合体及び部分中和量の酸水溶
液を混合し、この混合液を放置してケイ酸アルカリの部
分中和物から成る粒状物を生成させ、この粒状物を分離
した後、酸で中和することによっても得られる。
は、下記式 Na2 O・mSiO2 式中、mは1乃至4の数、特に2.5乃至3.5の数で
ある。の組成を有するケイ酸アルカリ、特にケイ酸ナト
リウムの水溶液を使用する。このケイ酸アルカリの組成
は、混合液の安定性と生成する粒状物の収率及び粒子サ
イズとに関係している。
iO2 としての濃度が3乃至10重量%、特に4乃至8
重量%の範囲となるようにするのがよい。
成長剤として、水溶性高分子を使用する。凝集成長剤と
しては、カルボキシメチルセルロース(CMC)が最も
好適であるが、他にアクリルアミド系重合体や、他の水
溶性高分子も使用できる。凝集成長剤は、ケイ酸アルカ
リ溶液中の全シリカ当り、SiO2 重量基準で1乃至1
00%、特に5乃至50重量%となる量で使用する。
溶性無機電解質或いは他の水溶性高分子から成る凝集成
長助剤を使用することもできる。水溶性無機電解質とし
ては、水溶性であって、ゾル等に対して凝集作用を有す
る無機の電解質であれば任意のものを使用することがで
きるが、周期律表第1族、第2族、第3族、第4族金属
或いは他の遷移金属の鉱酸塩或いは有機酸塩が使用さ
れ、その適当な例は次の通りである。
SO4 等のアルカリ金属の鉱酸塩;アルカリ土類金属
塩、例えば塩化カルシウム、塩化マグネシウム、硫酸マ
グネシウム、硝酸カルシウム等の鉱酸塩;塩化亜鉛、硫
酸亜鉛、硫酸アルミニウム、塩化アルミニウム、硫酸チ
タニル等の他の水溶性金属塩。
て、他の水溶性高分子を使用することもでき、この目的
に、CMCとの相溶性が良い、澱粉、グアーガム、ロー
カストビーンガム、アラビヤガム、トラガントガム、プ
リテイシュガム、クリスタルガム、セネガールガム、P
VA、メチールセルロース、ポリアクリル酸ソーダ、ヒ
ドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、エチル
セルロース、ポリエチレングリコール、等のノニオン系
の高分子を使用することもできる。
有機酸が使用されるが、経済的見地からは、硫酸、塩
酸、硝酸、リン酸等の鉱酸を用いるのがよく、これらの
内でも、粒状物の収率や、粒径及び形態の一様さの点で
硫酸が最も優れている。均質な反応を行うためには、希
釈水溶液の形で用いるのがよく、一般に1乃至15重量
%の濃度で使用するがよい。更にこれらの酸にはNaC
l等の水溶性電解質、特に酸性塩、中性塩を加えておい
ても良い。混合に際しても使用する酸の量は部分中和に
より均質な混合溶液(透明である)を生成するようなも
のであり、混合液のpHが10.2乃至11.2、特に
10.5乃至11.0となるような量で用いるのがよ
い。
制限がなく、例えばケイ酸アルカリ水溶液に酸を加えた
後、凝集成長剤を加えてもよく、また逆にケイ酸アルカ
リ水溶液に凝集成長剤を加えた後、酸を加えてもよい。
これらを同時に加えてもよいことは当然である。凝集成
長助剤を用いる場合には、この凝集成長助剤は、各成分
を添加するための水性媒体として用いてもよく、或いは
酸中に予め添加しておいてもよい。各成分を十分混合し
て、均質化させた後、この混合液を静置して部分中和物
の粒状物を析出させる。
0℃好適には10乃至40℃の温度で1乃至50時間好
適に3乃至20時間程度の放置が適している。一般に温
度が低い程、析出粒子の粒径が大きくなり、温度が高い
程析出粒子の粒径が小さくなる。かくして温度の制御に
より、粒状物の粒径を制御しうる。析出した粒子と母液
とを分離し、水に再分散した粒子は、酸を加え中和した
後、水洗、乾燥、分級等の操作を行って前述した処理用
の原料とする。分離した母液や中和後の分散液には未析
出のシリカ分や、凝集成長剤が含有されているので、こ
れらは次の混合析出に有効に再利用できることになる。
な任意のシリカゾル、シリカゲルまたは無水シリカ粉末
を核剤或いは増量剤として、シリカ全重量当りSiO2
基準で前述した量で予め添加しておくことも出来る。用
いるシリカはサブミクロンの粒径を有することが好まし
い。
カリ溶液と鉱酸とを瞬時に混合してゾルを形成させ、形
成されるゾルを気体媒体中に放出させてゲルを形成させ
るに際し、ケイ酸アルカリ溶液或いは鉱酸の少なくとも
一方に水不溶性固体粒子をマクロポア増進剤として分散
させることによっても製造される。
有するケイ酸アルカリ、特にケイ酸ナトリウムの水溶液
を使用する。
100乃至225g/1の濃度、特に130乃至150
g/1の濃度を有するものが好適である。
されるが、経済的見地からは、硫酸、塩酸、硝酸、りん
酸等の鉱酸を用いるのがよく、これらの内でも、球状シ
リカゲルの性能、粒径及び形態の一様さの点で硫酸が最
も優れている。均質な反応を行うためには、希釈水溶液
の形で用いるのがよく、一般に1乃至15重量%の濃度
で使用するのがよい。
子としては、水不溶性で水性媒体になじみ(親和性)が
あり且つ安定であるものであれば、無機のものでも有機
のものでも広く使用しうるが、一般には無機のものが好
ましい。
族、第IVA族、第IVB族、第VB族、或いは第VIII 族
元素の酸化物、複合酸化物、水酸化物、または複合水酸
化物を挙げることができる。具体的には、アルミナ、シ
リカ、チタニア、ジルコニア、酸化バナジウム、酸化ニ
オブ、酸化クロム、酸化モリブデン、酸化タングステ
ン、酸化鉄、酸化コバルト、酸化ニッケル、酸化パラジ
ウム、酸化白金、ケイ酸ジルコニウム等が挙げられる。
ニアまたはジルコニアが好適なものであり、特にシリカ
としては非晶質シリカ、アルミナとしてはギブサイト型
水酸化アルミニウム、擬ベーマイト型アルミナゲル等の
比表面積が50m2 /g以上のものが有利に使用され
る。
ルミノケイ酸塩或いはフィロアルミノケイ酸塩、特に天
然または合成の粘土或いはゼオライトを用いることがで
きる。粘土鉱物としては、モンモリロナイト、バイデラ
イト、ノントロナイト、サポナイト、ヘクトライト、ソ
ーコナイト、ハロイサイト、パイロフィライト、カオリ
ナイト、アンチゴライト、セピオライト、パリゴルスカ
イト、バーミキュライト等を挙げることができる。ゼオ
ライトとしては、A型、X型、Y型、P型の各種ゼオラ
イト、モルデナイト、シリカライト、ZSM−5等を挙
げることができる。また、これらの酸処理物や焼成品を
用いることもできる。
径、特に0.3〜2μmの平均粒径を有する粒子である
のが好ましい。
せても、鉱酸に分散させてもよく、アルカリに安定な固
体粒子、例えば水酸化アルミニウムはケイ酸アルカリに
加えるのがよく、一方酸に安定な固体粒子、例えば非晶
質シリカは鉱酸に加えるのがよい。
シリカ(SiO2 )基準で、SiO2 :SP=95:5
乃至55:45、特に85:15乃至70:30の重量
比となる量で用いるのがよい。
リ溶液或いは鉱酸は、20センチポイズ以下の粘度を有
するべきであり、上記粘度に維持することにより、ケイ
酸アルカリと鉱酸との混合を極めて短時間の内にしかも
均一に行うことができる。
くとも一方に固体粒子が添加されたケイ酸アルカリと鉱
酸とを二流体ノズルに供給し、両者を瞬時に混合してゾ
ルを形成させ、次いで気体媒体中に放出してゲル化させ
る。
鉱酸の供給比率は、混合時のpHが6乃至11となるよ
うなものであるのがよく、また流量の比率は、種々変化
させうるが、一般に70:30乃至50:50の範囲に
あるのが望ましい。
を備え、内筒部の先に混合部及び混合部の先に吐出口が
あるノズルが使用され、内筒部に一方の流体を供給し、
内筒部と外筒部との間の環状部に他方の流体の通路があ
るものが適している。内筒部及び環状部に流体を供給す
るには、その接線方向に流体を導入して、旋回流を生じ
させることが瞬時の混合を可能にする上で好ましく、両
者の旋回方向が互いに逆向きであることが最も好まし
い。一般に必要でないが、特公昭48−13834号公
報に記載されているように旋回流発生用の案内羽根を設
けることもできる。
は、気体媒体中で液滴の形に保たれながらゲル化し、球
状のシリカヒドロゲルとなる。ノズルからのヒドロゾル
の吐出は、任意の方向に行ってよく、例えば円錐状に下
向きに行ってもよく、また上向き或いは横向きに行って
もよい。
体を収容したシリカヒドロゲルの受け貯槽を設けるのが
よい。この受け貯槽では、シリカヒドロゲルの熟成或い
は脱アルカリ等を行わせることが好ましい。
り込んでおくと、シリカヒドロゲルを破砕することなく
回収できると共に、これを熟成することによって、性能
及び形状の安定したシリカゲルを得ることができる。熟
成処理は、40乃至15℃の温度で4乃至16時間程度
が適当である。
ル中に残留するアルカリ分を除くために、酸処理による
脱アルカリ処理に付するのがよい。この脱アルカリ処理
は、pH1乃至3.5の酸水溶液を使用して、40乃至
15℃の温度で8乃至24時間程度の処理が適当であ
る。
理に付する。洗浄処理は、流水を使用して、pHが7.
5±0.1の範囲にあり、且つ伝導度が50mSの範囲
となるようにするのがよい。
期律表第II族金属成分との反応に用いることができ、ま
たこれを乾燥して、シリカのキセロゲルとして反応に用
いることもできる。
は、カルシウム、マグネシウム、バリウム、ストロンチ
ュウム等のアルカリ土類金属や亜鉛を挙げることがで
き、これらの金属成分は酸化物、水酸化物或いは水溶性
塩の形で使用される。
にケイ酸塩の形で粒子表面或いは更に粒子の細孔内に存
在するが、その一部が酸化物、水酸化物或いは炭酸塩の
形で存在していても差し支えない。
処理するには種々の方法が採用される。例えば、非晶質
シリカ球状粒子の水性スラリーを調製し、この水性スラ
リー中に、石灰乳や水酸化マグネシウムの如き周期律表
第II族金属の水酸化物の水溶液乃至水性スラリーを注加
し、該水酸化物を非晶質シリカ粒子の表面に沈着乃至反
応させる。非晶質シリカ粒子の水性スラリーとしては、
濃度5乃至25%のスラリーを用いるのがよい。水酸化
物を粒子表面に沈着乃至反応させるには、一般に10乃
至100℃の温度で、1乃至10時間の攪拌処理を行う
のがよい。反応物を濾過し、必要により水洗し、乾燥乃
至焼成することにより所望とする多孔質球状ケイ酸塩粒
子が得られる。乾燥乃至焼成は、一般に80乃至600
℃の温度で、30分乃至30時間程度行うのがよい。
塩類、例えば塩化物、硝酸塩、硫酸塩等の水溶液を前述
した非晶質シリカ粒子の水性スラリーに添加し、必要に
より、水酸化アルカリを加えて中和することにより、多
孔質球状ケイ酸塩粒子を製造することもできる。
で、前述した重量比で使用されるが、10重量%以下で
は、X線回折学的に非晶質であり、10重量%を越える
と、X線回折学的に微細層状結晶となる傾向がある。ま
た、周期律表第II族金属の添加量(反応量)と比表面積
との間にも一定の関係があり、前述し重量比も内でも、
比較的低い量や比較的高い量では、比表面積が増大し、
中程度の量では、比表面積が低下する傾向がある。
ば、上述した多孔質球状ケイ酸塩粒子を、紙等の基体の
表面に設けるか、或いは紙中に内填してインクジェット
用記録要素とする。多孔質球状ケイ酸塩粒子は、全体当
たり0.5乃至40重量%、特に3乃至20重量%で用
いるのがよい。
けるには、前記填剤を5乃至40重量%、特に10乃至
25重量%、及び必要により結着剤を1乃至15重量
%、特に2乃至10重量%含む水性スラリーを製造し、
填剤が3乃至20g/m2 、特に5乃至15g/m2 と
なるような塗工量で塗布し、乾燥する。
り、例えばカルボキシメチルセルローズ、エチルセルロ
ーズ、ヒドロキシエチルセルローズ、澱粉、カルボキシ
メチル澱粉、シアノエチル化澱粉、カゼイン、アラビア
ゴム、トラガントゴム、デキストリン、ポリビニルアル
コール、ビニルエーテル/マレイン酸共重合体、ポリビ
ニルピロリドン、水溶性アクリル樹脂等の水溶性結着
剤;自己乳化型アクリル樹脂等の自己乳化型結着剤;ス
チレン−ブタジエン共重合体ラテックス等の水性ラテッ
クス系結着剤等が使用される。
紙用スラリーに前記填剤を配合して、紙繊維中に繊維重
量当り1乃至20重量%、特に2乃至10重量%の填剤
が抄き込まれるようにすればよい。
は単独でインクジェット記録用填剤として使用し得る他
に、それ自体公知の他の填剤、例えばカオリン、通常の
シリカ、炭酸カルシウム等と組合せて使用することもで
きる。
ーダ(SiO2 27.8%、Na2 O 9%、SiO
2 /Na2 O=3.19)を50.4kg(全液量中の
SiO2 濃度として7%)と水83.9kg加えた後、
攪拌しながらカルボキシメチルセルロース(エーテル化
度1.34、1重量%粘度230cp)の粉末1.2k
g(水分8%)加え十分分散後30℃に調整する。次い
で、攪拌下に予め30℃に調整した5%硫酸64.5k
gをゆっくり注加し、注加終了後攪拌を止めてその温度
で12時間静置して本発明の前駆体である球状シリカ粒
子を析出させた。次にこのゲル状の球状のシリカ粒子の
スラリーに、濃度14%の硫酸を33kg加え、攪拌下
に1時間脱Na処理を行った。(このときのpHは3.
4であった) 次ぎにこのスラリーを濾過・水洗して粒
径約6μmの多孔質複合化用前駆体シリカ球状粒子の含
水ケーキを得た。(試料1ー0) 次にこの含水ケーキの固形分が10%に成るように希釈
後解砕したスラリー3Kgを5Lのステンレス製ビーカ
ーに入れ、MgO換算で5%(実施例1)、12.5%
(実施例2)に相当する水酸化マグネシウム粉末(神島
化学製#200)を加え、十分分散後、撹拌下温浴中で
98℃まで加熱昇温し、その温度で8時間処理し、その
後濾過・水洗して110℃の恒温乾燥器で一夜乾燥し
た。乾燥したブロック状物をサンプルミルで粉砕し、球
状の多孔質ケイ酸マグネシウム粉末を得た。これらの粉
末性状について表1に示し、実施例2の粒子の走査型電
子顕微鏡写真を図1、X線回折図を図2に示した。性状
の測定は以下方法で行った。 試験法 (1)粒度 コールターカウンター(コールターエレクトロニクス社
製TA−11)法によりアパチャーチューブ50μmを
用いて測定した。 (2)SEMによる粒径 走査型電子顕微鏡(日立製S−570)で得られた写真
像から、代表的な粒子20個を選んで、スケールを用い
て粒子像の直径を測定しその平均値を一次粒子径として
示した。 (3)真球度 走査型電子顕微鏡(日立製S−570)で得られた写真
像から、代表的な粒子20個を選んで、スケールを用い
て粒子像の長径と短径を測定し以下の式(3)からその
平均値を求めた。 真球度=短径(Ds )/長径(Dl )×100 (4)屈折率 予めアッベの屈折率計を用いて、屈折率既知の溶媒(α
−プロムナフタレン、ケロシン)を調製する。次いでL
arsenの油浸法に従って、試料粉末数mgをスライ
ドガラスの上に採り、屈折率既知の溶媒1滴加えて、カ
バーグラスをかけ、光学顕微鏡でベッケ線の移動を観察
して求める。 (5)比表面積、細孔容積 カルロエルバ社製Sorptomatic Serie
s 1800を使用し、BET法により測定した。 (6)化学組成 JIS M−8852 ケイ石分析法に準拠して測定
し、必要によっては原子吸光法を用いて測定した。 (7) 吸油量 顔料試験方法のJIS K5101−21に基づき、吸
油量を求めた。 (8)pH値 顔料試験方法のJIS K5101−26(3)(3.
1)に準拠して測定した。 (9)固体酸量 測定はハメット指示薬を用いるn−ブチルアミン滴定法
[参考文献:「触媒」Vol.11,No.6,p.21
0ー216(1969)]により、pKaー3.0〜+
4.8の総固体酸量を測定した。
成るように水で調整し、さらに液温を10℃にした以外
は実施例1と同様にして粒径約12μmの多孔質複合化
前駆体シリカ球状粒子の含水ケーキを得た。(試料2ー
0)次ぎに実施例1と同様にMgO換算で5%(実施例
3)、12.5%(実施例4)になるように水酸化マグ
ネシウム複合化処理を行い、球状の多孔質ケイ酸マグネ
シウム粉末を得た。これらの粉末性状について表1に示
した。
リーを3Kg秤り取り、撹拌下ZnOとして5%に相当
する試薬硝酸亜鉛(和光純薬製Zn(NO3 )・6H2
O)を少量づつ加え、溶解する。次に28%アンモニア
水を少量ずつ加え、pHを9.2〜9.5に調節後、温
浴中で98℃まで加熱昇温し、その温度で8時間処理
し、以後実施例1と同様に調製し、球状の多孔質ケイ酸
亜鉛粉末を得た。これらの粉末性状について表1に示し
た。
リーを3Kg秤り取り、撹拌下CaOとして2%に相当
する試薬塩化カルシウム(和光純薬製CaCl2 ・2H
2 O)を少量づつ加え、溶解する。次に28%アンモニ
ア水を少量ずつ加え、pHを10.0〜10.5に調節
後、温浴中で98℃まで加熱昇温し、その温度で8時間
処理し、以後実施例1と同様に調製し、球状の多孔質ケ
イ酸カルシウム粉末を得た。これらの粉末性状について
表1に示した。
1)、ミズカシルPー78D(比較例2)、カープレッ
クス#100(比較例3)について比較した。
としてポリビニルアルコール((株)クラレ製PVA1
17)15%水溶液25gを加え、さらに水を加えて全
量60gとなし、撹拌機で十分に撹拌分散し、塗液を調
製した。この塗液を、坪量45g/m2原紙(=PPC
用紙使用)に塗被量が約10g/m2 になるように塗布
した記録用塗被紙を得た。この塗被紙を風乾し、さらに
60℃で24時間乾燥後ベック平滑度を測定した。結果
を表2に示した。更に乾燥した紙をカレンダー処理後キ
ャノンカラープリンターBJ500を用いてテストパタ
ーンのハードコピーを得た。このテストピースを用いて
以下のテストを行った。結果について表2にまとめて示
した。 (10)ベック平滑度 試験例で得られた紙の平滑度をJIS P−8119に
準拠して測定した。 (11)退色性試験 試験例で得られた試験紙(ハードコピー)のブラック
(IN−0011)、マゼンタ(IN−0012)、シ
アン(IN−0013)イエロー(IN−0014)の
4つの色相についてミノルタ色彩色差計で2ヶ月間暴露
前後の濃度を測定し比較した。 (12)粘度試験 500mlのビーカーに250mlの純水を秤取り、撹
拌下粉末を分散させながら加えて行き、B型粘度計で測
定し100cpに到達する濃度(無水物換算)を測定し
粘度試験とした。 (13)黄変性 試験例で塗布した紙を2ヶ月間暴露試験後デジタルカラ
ーメーターによりL,a、b値(初期発色値は1、暴露
試験後の発色値は2)を測定し以下の式でΔEを求め比
較した。 ΔE={(L2-L1)2+(a2-a1)2(b2-b1)2}1/2
分を特定の量比で含有し、X線回折学的に非晶質乃至微
細層状結晶の多孔質球状ケイ酸塩粒子を用いることによ
り、インク像の耐変色性、紙の耐黄変性及び平滑性に優
れており、しかも高濃度での塗工が可能であるインクジ
ェット記録用填剤を提供できる。
のX線回折像である。
酸塩粒子のX線回折像である。
球状ケイ酸粒子のX線回折像でる。
(図1のX線回折像のもの)の粒子構造を示す電子顕微
鏡写真である。
酸塩粒子(図2のX線回折像のもの)の粒子構造を示す
電子顕微鏡写真である。
球状ケイ酸粒子(図3のX線回折像のもの)の粒子構造
を示す電子顕微鏡写真である。
Claims (10)
- 【請求項1】 酸化物基準の重量比で表してSiO2 :
MO=99.5:0.5乃至70:30の組成(式中M
は周期律表第II族金属を表す)のケイ酸塩から成り、前
記ケイ酸塩は、X線回折学的に非晶質乃至微細層状結晶
であり、個々の粒子が独立した明確な球状粒子であっ
て、該粒子の長径(DL )及び短径(DS )の比(DS
/DL )で表される真球度が0.8乃至1.0の範囲に
あり、且つ電子顕微鏡で測定した粒径が0.3乃至20
μmの範囲にある多孔質球状ケイ酸塩粒子から成ること
を特徴とするインクジェット記録用填剤。 - 【請求項2】 BET法による比表面積が50乃至45
0m2 /gであり、細孔容積が0.5乃至1.5ml/
gであり且つ平均細孔半径が20乃至60オングストロ
ームである多孔質球状ケイ酸塩粒子から成る請求項1記
載のインクジェット記録用填剤。 - 【請求項3】 多孔質球状ケイ酸塩粒子が150ml/
g以上の吸油量を有する請求項1または2記載のインク
ジェット記録用填剤。 - 【請求項4】 多孔質球状ケイ酸塩粒子が1.45乃至
1.56の屈折率を有する請求項1乃至3の何れかに記
載のインクジェット記録用填剤。 - 【請求項5】 多孔質球状ケイ酸塩粒子は、酸強度函数
H0 が−3.0を越えて+3.3迄の範囲で0.1ミリ
モル/g以上の酸量を有する請求項1乃至4の何れかに
記載のインクジェット記録用填剤。 - 【請求項6】 多孔質球状ケイ酸塩粒子は6乃至11の
水分散液pHを有するものである請求項1乃至5の何れ
かに記載のインクジェット記録用填剤。 - 【請求項7】 多孔質球状ケイ酸塩粒子が、凝集成長法
で得られた非晶質シリカ球状粒子に、周期律表第II族金
属の酸化物、水酸化物、或いは水溶性塩を作用させるこ
とにより得られたものである請求項1乃至6の何れかに
記載のインクジェット記録用填剤。 - 【請求項8】 請求項1乃至7の何れかに記載のインク
ジェット記録用填剤を含有することを特徴とするインク
ジェット記録紙。 - 【請求項9】 インクジェット記録用填剤を全体当たり
0.5乃至40重量%含有する請求項8記載のインクジ
ェット記録用填紙。 - 【請求項10】 カレンダー処理していない状態で測定
して、ベック平滑度が50秒以上である請求項8または
9記載のインクジェット記録用填紙。
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---|---|---|---|
JP17169096A JP3802950B2 (ja) | 1996-05-21 | 1996-05-21 | インクジェット記録用填剤及び記録紙 |
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Family Applications (1)
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JPH1160212A (ja) * | 1997-08-12 | 1999-03-02 | Fukuoka Pref Gov | 金属酸化物構造体およびその製造方法 |
US6391440B1 (en) | 1999-02-23 | 2002-05-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Recording medium and image formation and print employing the medium |
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WO2009078236A1 (ja) | 2007-12-17 | 2009-06-25 | Tokuyama Corporation | 記録紙 |
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-
1996
- 1996-05-21 JP JP17169096A patent/JP3802950B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US20050200683A1 (en) * | 2002-04-30 | 2005-09-15 | Kanako Tanaka | Ink jet recording medium and ink fixer |
US7226160B2 (en) | 2002-04-30 | 2007-06-05 | Kyowa Chemical Industry Co., Ltd.. | Ink jet recording medium and ink fixer |
WO2008013294A1 (fr) | 2006-07-24 | 2008-01-31 | Tokuyama Corporation | Feuille d'impression |
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