JPH0930880A - 液肥及び固型肥の製造方法 - Google Patents
液肥及び固型肥の製造方法Info
- Publication number
- JPH0930880A JPH0930880A JP7181963A JP18196395A JPH0930880A JP H0930880 A JPH0930880 A JP H0930880A JP 7181963 A JP7181963 A JP 7181963A JP 18196395 A JP18196395 A JP 18196395A JP H0930880 A JPH0930880 A JP H0930880A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooker
- fertilizer
- oil
- raw material
- raw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/20—Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P60/00—Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
- Y02P60/80—Food processing, e.g. use of renewable energies or variable speed drives in handling, conveying or stacking
- Y02P60/87—Re-use of by-products of food processing for fodder production
Landscapes
- Fodder In General (AREA)
- Fertilizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は、液肥及び固型肥の製造方法に関
するものである。 【構成】 この発明は、人糞、人尿よりなる生屎尿原
料、下水道汚泥、厨房からの厨芥廃棄物、食品工場廃棄
物、動物魚介類の内臓、骨、血液等の廃棄物等を加熱さ
れた動物油又は植物油又は鉱物油、或はこれらの混合油
と、減圧条件下で接触させ、原料中に含水された水分を
蒸散させた後に、該蒸散水分たる蒸気を回収して冷却し
液化して液肥とすると共に、油と接触させた原料は脱油
して粉末状又は固型状の飼料又は肥料とすることを特徴
とする液肥及び固型肥の製造方法を提供せんとするもの
である。
するものである。 【構成】 この発明は、人糞、人尿よりなる生屎尿原
料、下水道汚泥、厨房からの厨芥廃棄物、食品工場廃棄
物、動物魚介類の内臓、骨、血液等の廃棄物等を加熱さ
れた動物油又は植物油又は鉱物油、或はこれらの混合油
と、減圧条件下で接触させ、原料中に含水された水分を
蒸散させた後に、該蒸散水分たる蒸気を回収して冷却し
液化して液肥とすると共に、油と接触させた原料は脱油
して粉末状又は固型状の飼料又は肥料とすることを特徴
とする液肥及び固型肥の製造方法を提供せんとするもの
である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、液肥及び固型肥の製
造方法に関する。
造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、人糞、人尿、その他汚泥廃棄物
は、処理するために多大の費用を要していた。
は、処理するために多大の費用を要していた。
【０００３】特に人糞、人尿等の生屎尿原料には約９７
％の水分が含まれており、これを焼却処理した後に発生
する蒸気は悪臭を含むものであり、従ってこの蒸気をド
レン化して多大の費用をかけて脱臭処理して川、海に流
していた。
％の水分が含まれており、これを焼却処理した後に発生
する蒸気は悪臭を含むものであり、従ってこの蒸気をド
レン化して多大の費用をかけて脱臭処理して川、海に流
していた。
【０００４】また、下水道汚泥、厨房からの厨芥廃棄
物、食品工場廃棄物、動物魚介類の内臓、骨、血液等も
その処理に多大の費用を要しており、特に原料の種類に
より処理過程が異なり、手間も時間も要する。
物、食品工場廃棄物、動物魚介類の内臓、骨、血液等も
その処理に多大の費用を要しており、特に原料の種類に
より処理過程が異なり、手間も時間も要する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところが、かかる原料
を処理してもその後の生成物は、粉抹状の固形肥料や飼
料とすることが多く液肥とするためには更にその後に液
化の処理を要していた。
を処理してもその後の生成物は、粉抹状の固形肥料や飼
料とすることが多く液肥とするためには更にその後に液
化の処理を要していた。
【０００６】また、生屎尿は、その処理に費用がかかる
ために、海洋投棄が未だに行われる現況にあり、これを
有効に処理して利用する方策が望まれている。
ために、海洋投棄が未だに行われる現況にあり、これを
有効に処理して利用する方策が望まれている。
【０００７】このように、原料から液肥及び固型肥を同
時に生成し効率のよい有益な肥料生成の方法がなかっ
た。
時に生成し効率のよい有益な肥料生成の方法がなかっ
た。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この発明は、人糞、人尿
よりなる生屎尿原料を加熱された動物油又は植物油又は
鉱物油、或はこれらの混合油と、減圧条件下で接触さ
せ、原料中に含水された水分を蒸散させた後に、該蒸散
水分たる蒸気を回収して冷却し液化して液肥とすると共
に、油と接触処理した原料は、脱油して粉末状又は固型
状の飼料又は肥料とすることを特徴とする液肥及び固型
肥の製造方法を提供せんとするものである。
よりなる生屎尿原料を加熱された動物油又は植物油又は
鉱物油、或はこれらの混合油と、減圧条件下で接触さ
せ、原料中に含水された水分を蒸散させた後に、該蒸散
水分たる蒸気を回収して冷却し液化して液肥とすると共
に、油と接触処理した原料は、脱油して粉末状又は固型
状の飼料又は肥料とすることを特徴とする液肥及び固型
肥の製造方法を提供せんとするものである。
【０００９】また、この発明は、下水道汚泥、又は厨房
からの厨芥廃棄物、又は食品工場廃棄物、又は動物魚介
類の内臓、骨、血液等の廃棄物を加熱された動物油又は
植物油又は鉱物油、或はこれらの混合油と、減圧条件下
で接触させ、原料中に含水された水分を蒸散させた後
に、該蒸散水分たる蒸気を回収して冷却し液化して液肥
とすると共に、油と接触処理した原料は、脱油して粉末
状又は固型状の飼料又は肥料とすることを特徴とする液
肥及び固型肥の製造方法を提供せんとするものである。
からの厨芥廃棄物、又は食品工場廃棄物、又は動物魚介
類の内臓、骨、血液等の廃棄物を加熱された動物油又は
植物油又は鉱物油、或はこれらの混合油と、減圧条件下
で接触させ、原料中に含水された水分を蒸散させた後
に、該蒸散水分たる蒸気を回収して冷却し液化して液肥
とすると共に、油と接触処理した原料は、脱油して粉末
状又は固型状の飼料又は肥料とすることを特徴とする液
肥及び固型肥の製造方法を提供せんとするものである。
【００１０】
【作用】この発明では、人糞、人尿よりなる生屎尿原料
約1,000kg を、予め約800kg の動物油又は植物油又は鉱
物油又はこれらの混合油を収納した70℃〜 150℃に加熱
した７ｍ3 のクッカー中に収納する。
約1,000kg を、予め約800kg の動物油又は植物油又は鉱
物油又はこれらの混合油を収納した70℃〜 150℃に加熱
した７ｍ3 のクッカー中に収納する。
【００１１】同時に、或は一定時間（約１時間３０分〜
３時間）経過した後にクッカー内を減圧（常圧から約50
0 〜700mHgを減圧）する。
３時間）経過した後にクッカー内を減圧（常圧から約50
0 〜700mHgを減圧）する。
【００１２】減圧及び加熱により生屎尿原料に含まれた
水分は蒸散されて蒸気となりクッカー中に充満する。
水分は蒸散されて蒸気となりクッカー中に充満する。
【００１３】この蒸気はクッカー中より連続して取出さ
れ、コンデンサーにより冷却されてドレン化して液体と
なる。
れ、コンデンサーにより冷却されてドレン化して液体と
なる。
【００１４】この液体を直接に液肥とし、或は水溶性窒
素を添加して液肥とし、水耕栽培に使用するものであ
り、他方、生屎尿原料はクッカー中で油による脱水処理
をされており、クッカー中より取出して脱油すれば高蛋
白質を含有した固形肥料、固形飼料となる。
素を添加して液肥とし、水耕栽培に使用するものであ
り、他方、生屎尿原料はクッカー中で油による脱水処理
をされており、クッカー中より取出して脱油すれば高蛋
白質を含有した固形肥料、固形飼料となる。
【００１５】また、下水道汚泥、厨房からの厨芥廃棄
物、食品工場廃棄物、動物魚介類の内臓、骨、血液等の
動物廃棄物も同様にクッカー中で減圧条件下で油により
加熱脱水され、その蒸気を冷却してドレン化し液肥とす
るものであり、原料は、脱水されて粉抹固形状となり、
高蛋白質肥料や高蛋白質飼料等に利用できることになる
ものである。
物、食品工場廃棄物、動物魚介類の内臓、骨、血液等の
動物廃棄物も同様にクッカー中で減圧条件下で油により
加熱脱水され、その蒸気を冷却してドレン化し液肥とす
るものであり、原料は、脱水されて粉抹固形状となり、
高蛋白質肥料や高蛋白質飼料等に利用できることになる
ものである。
【００１６】
【実施例】この発明の実施例を図面にもとづき詳説す
る。
る。
【００１７】図１は、本発明の液肥製造方法を実施する
ための装置を示しており、１はクッカーを示し、クッカ
ー１中には撹拌翼２が回転自在に収納されており、３は
撹拌翼２を支持する回転軸である。
ための装置を示しており、１はクッカーを示し、クッカ
ー１中には撹拌翼２が回転自在に収納されており、３は
撹拌翼２を支持する回転軸である。
【００１８】クッカー１の周壁にはジャケット部４が形
成されており、ジャケット部４、回転軸３、撹拌翼２中
には蒸気が圧入されるように構成されている。
成されており、ジャケット部４、回転軸３、撹拌翼２中
には蒸気が圧入されるように構成されている。
【００１９】５は、ジャケット部４に蒸気を圧入するた
めの圧入口を示す。
めの圧入口を示す。
【００２０】クッカー１中には、動物油又は植物油又は
鉱物油又はこれらの混合油Ｌが収納されていると共に、
ジャケット部４、回転軸３、撹拌翼２中に圧入された蒸
気によってクッカー１中の各種油Ｌを加熱している。
鉱物油又はこれらの混合油Ｌが収納されていると共に、
ジャケット部４、回転軸３、撹拌翼２中に圧入された蒸
気によってクッカー１中の各種油Ｌを加熱している。
【００２１】６は、クッカー１の周壁に形成したエア抜
き孔を示しており、エア抜き孔６よりクッカー１内のエ
アを抜いてクッカー１内を減圧するようにしている。
き孔を示しており、エア抜き孔６よりクッカー１内のエ
アを抜いてクッカー１内を減圧するようにしている。
【００２２】７は、クッカー１内に収納した油の油面よ
り下方に配設した原料供給孔であり、原料供給孔７には
原料送給パイプ８が連通連設されており、その中途には
原料送給停止用のバルブ９が介設されている。
り下方に配設した原料供給孔であり、原料供給孔７には
原料送給パイプ８が連通連設されており、その中途には
原料送給停止用のバルブ９が介設されている。
【００２３】原料送給パイプ８の始端部には原料ホッパ
ー10が設けられており、同ホッパー10には、本発明の液
肥製造方法に使用する人糞、人尿よりなる生屎尿原料、
又は下水道汚泥、又は厨芥廃棄物又は食品工場廃棄物、
又は動物魚介類の内臓、骨、血液等が収納されてクッカ
ー１中に送給される。
ー10が設けられており、同ホッパー10には、本発明の液
肥製造方法に使用する人糞、人尿よりなる生屎尿原料、
又は下水道汚泥、又は厨芥廃棄物又は食品工場廃棄物、
又は動物魚介類の内臓、骨、血液等が収納されてクッカ
ー１中に送給される。
【００２４】11は、処理した原料の排出口を示す。
【００２５】また、エア抜き孔６とは別に、クッカー１
の周壁には、蒸気取出口12が設けられており、蒸気取出
口12には蒸気取出パイプ13が連通されており、蒸気取出
パイプ13の基端にはコンデンサー14を設けて取出した蒸
気を冷却してドレン化した液体を液肥タンク15に収納す
るようにしている。
の周壁には、蒸気取出口12が設けられており、蒸気取出
口12には蒸気取出パイプ13が連通されており、蒸気取出
パイプ13の基端にはコンデンサー14を設けて取出した蒸
気を冷却してドレン化した液体を液肥タンク15に収納す
るようにしている。
【００２６】このように構成された装置を使用して本発
明の方法は次のように実施される。まず、原料として人
糞、人尿よりなる生屎尿原料を使用する。
明の方法は次のように実施される。まず、原料として人
糞、人尿よりなる生屎尿原料を使用する。
【００２７】該原料は、クッカー１中に投入収容される
ものであり、クッカー１中には、動物油、又は植物油又
は鉱物油、或はこれらの混合油Ｌを予め収納しておき、
しかもクッカー１の周壁に形成したジャケット部４中に
加熱蒸気を圧入する。
ものであり、クッカー１中には、動物油、又は植物油又
は鉱物油、或はこれらの混合油Ｌを予め収納しておき、
しかもクッカー１の周壁に形成したジャケット部４中に
加熱蒸気を圧入する。
【００２８】原料Ｍは、クッカー１中の油と接触し、こ
こで油温により加熱される。
こで油温により加熱される。
【００２９】原料Ｍをクッカー１中に投入後、クッカー
１中を減圧する。
１中を減圧する。
【００３０】減圧条件は、３形態の実施例があり、第１
形態は、原料投入後常圧から500mmHg 〜700mmHg を減圧
するものであり、加熱条件は、70℃〜 150℃の間で、液
肥に含有するバクテリアの種類に対応した温度設定が行
われる。
形態は、原料投入後常圧から500mmHg 〜700mmHg を減圧
するものであり、加熱条件は、70℃〜 150℃の間で、液
肥に含有するバクテリアの種類に対応した温度設定が行
われる。
【００３１】また、減圧条件の第２形態の実施例は、原
料投入後、常圧から２段階減圧を行うものであり、初期
減圧は投入後、約30分間は常圧から20mmHg〜 100mmHgを
減圧し、その後初期減圧から更に１時間〜２時間700mmH
g 〜750mmHg を減圧する。
料投入後、常圧から２段階減圧を行うものであり、初期
減圧は投入後、約30分間は常圧から20mmHg〜 100mmHgを
減圧し、その後初期減圧から更に１時間〜２時間700mmH
g 〜750mmHg を減圧する。
【００３２】また、第３形態の実施例は、原料投入後、
常圧から３段階減圧を行うものであり、初期減圧は投入
後、約５〜１０分間は常圧から約200mmHg を減圧し、次
いで中期減圧は約２０分間、更に約300mmHg 〜400mmHg
を減圧し、次いで後期減圧は約１時間〜１．５時間、更
に250mmHg 〜500mmHg を減圧し、最終段階は、ほぼ真空
に近い状態とする。
常圧から３段階減圧を行うものであり、初期減圧は投入
後、約５〜１０分間は常圧から約200mmHg を減圧し、次
いで中期減圧は約２０分間、更に約300mmHg 〜400mmHg
を減圧し、次いで後期減圧は約１時間〜１．５時間、更
に250mmHg 〜500mmHg を減圧し、最終段階は、ほぼ真空
に近い状態とする。
【００３３】このようにして、クッカー１中で加熱油に
より一定の減圧条件下で生屎尿原料Ｍを加熱すると、原
料中に含有された水分は脱水され、特に含水率の高い原
料であるから多量の水分が蒸散される。
より一定の減圧条件下で生屎尿原料Ｍを加熱すると、原
料中に含有された水分は脱水され、特に含水率の高い原
料であるから多量の水分が蒸散される。
【００３４】更には、原料の芯部に含有された水分も減
圧条件下で油と水分の比重が置換されて加熱油が芯部に
浸透し、芯部の水分は蒸散されていく。
圧条件下で油と水分の比重が置換されて加熱油が芯部に
浸透し、芯部の水分は蒸散されていく。
【００３５】このように、クッカー１中において原料か
ら蒸散された水分は、クッカーの蒸気取出口12から取出
されてコンデンサー14に送られる。
ら蒸散された水分は、クッカーの蒸気取出口12から取出
されてコンデンサー14に送られる。
【００３６】コンデンサー14では、クッカー１から取出
された蒸気を冷却してドレン化して液体Ｎを回収する。
された蒸気を冷却してドレン化して液体Ｎを回収する。
【００３７】回収された液体Ｎは、有機肥料成分として
の屎尿原料中に含有された各種バクテリアを含有し、か
つ、チッ素、リン酸、カリ等を含有するものである。
の屎尿原料中に含有された各種バクテリアを含有し、か
つ、チッ素、リン酸、カリ等を含有するものである。
【００３８】この液体は、そのまま液肥として水耕栽培
に利用されると共に、クッカー１の油中に残留した固形
物は脱水残留物としてその後脱油或は搾油されて高蛋白
質の粉抹の肥料、飼料となるものである。
に利用されると共に、クッカー１の油中に残留した固形
物は脱水残留物としてその後脱油或は搾油されて高蛋白
質の粉抹の肥料、飼料となるものである。
【００３９】なお、ドレン化にした液体は、そのまま液
肥とする場合や、水溶性チッ素を添加して液肥とする場
合がある。
肥とする場合や、水溶性チッ素を添加して液肥とする場
合がある。
【００４０】また、油温については、減圧条件との関連
で決定するものであるが、減圧条件が前述した実施例中
の第１形態の場合には、油温を70℃〜 150℃で加熱処理
を行う。
で決定するものであるが、減圧条件が前述した実施例中
の第１形態の場合には、油温を70℃〜 150℃で加熱処理
を行う。
【００４１】減圧条件が第２形態の場合には初期減圧は
油温を40℃〜50℃で処理し、後期減圧は油温を約50℃〜
70℃で処理を行う。
油温を40℃〜50℃で処理し、後期減圧は油温を約50℃〜
70℃で処理を行う。
【００４２】また、減圧条件が第３形態の場合には初期
減圧は油温を60℃〜70℃で処理し、中期減圧は油温を50
℃〜60℃で処理し、後期減圧は油温を60℃〜65℃で処理
する。
減圧は油温を60℃〜70℃で処理し、中期減圧は油温を50
℃〜60℃で処理し、後期減圧は油温を60℃〜65℃で処理
する。
【００４３】以上のようにして液肥は製造されるもので
あるが、クッカー１中に残留した処理済み原料は、クッ
カー１より取出して搾油し、次いで必要に応じてノーマ
ルヘキサンを用いて脱油することにより残油率約６％前
後、含水率約３％前後となり、この脱油原料は、粉末状
の飼料、肥料となる。
あるが、クッカー１中に残留した処理済み原料は、クッ
カー１より取出して搾油し、次いで必要に応じてノーマ
ルヘキサンを用いて脱油することにより残油率約６％前
後、含水率約３％前後となり、この脱油原料は、粉末状
の飼料、肥料となる。
【００４４】このように、クッカー１中での油温による
原料の脱水処理を行うことによりベーパーはドレン化し
て液肥とし、残留処理済み原料は、粉末状の飼料、肥料
となるものであり、減圧下の油温脱水処理という一工程
の同時処理により、液肥及び固型肥の製造が行えるもの
である。
原料の脱水処理を行うことによりベーパーはドレン化し
て液肥とし、残留処理済み原料は、粉末状の飼料、肥料
となるものであり、減圧下の油温脱水処理という一工程
の同時処理により、液肥及び固型肥の製造が行えるもの
である。
【００４５】また、他の実施例として原料は下水道汚泥
や、厨房からの厨芥廃棄物や食品工場からの廃棄物や、
動物魚介類等の内臓、骨、血液等を使用する。
や、厨房からの厨芥廃棄物や食品工場からの廃棄物や、
動物魚介類等の内臓、骨、血液等を使用する。
【００４６】これらの原料は、先に述べた生屎尿原料と
同様にクッカー中において加熱された動物油、植物油、
鉱物油等中に投入されて、減圧条件下で油温による加熱
脱水処理される。
同様にクッカー中において加熱された動物油、植物油、
鉱物油等中に投入されて、減圧条件下で油温による加熱
脱水処理される。
【００４７】そして、原料の脱水時に生成する蒸気をコ
ンデンサーに送り冷却してドレン化し、これを液肥とす
るものである。
ンデンサーに送り冷却してドレン化し、これを液肥とす
るものである。
【００４８】なお、減圧条件と温度は、先に述べた実施
例の生屎尿と同様である。
例の生屎尿と同様である。
【００４９】また、処理済の脱水原料が、粉末状の飼料
や肥料となることも、先に述べた実施例と同様であり、
その条件等も先の実施例を適用することができる。
や肥料となることも、先に述べた実施例と同様であり、
その条件等も先の実施例を適用することができる。
【００５０】
【発明の効果】この発明によれば、高含水の原料を油温
加熱により処理してその蒸気を取出しドレン化して液肥
として使用するものであるため、ドレンは悪臭がなく、
原料からの回収蒸気には、原料中に含有されたチッ素、
リン酸、カリ等、その他作物に必要なバクテリアを含有
する有機肥料の成分が含有され、かつ水溶性蛋白も含ま
れているので、高品質の有機液肥として使用しうる効果
がある。
加熱により処理してその蒸気を取出しドレン化して液肥
として使用するものであるため、ドレンは悪臭がなく、
原料からの回収蒸気には、原料中に含有されたチッ素、
リン酸、カリ等、その他作物に必要なバクテリアを含有
する有機肥料の成分が含有され、かつ水溶性蛋白も含ま
れているので、高品質の有機液肥として使用しうる効果
がある。
【００５１】特に、人糞、人尿よりなる生屎尿原料には
高含水率の水分が含有されているので、回収ドレン等も
多く、生屎尿原料の処理自体も平行されて行われること
になり、有機肥料としての液肥の製造と同時に生屎尿原
料の処理も行なえる効果を有する。
高含水率の水分が含有されているので、回収ドレン等も
多く、生屎尿原料の処理自体も平行されて行われること
になり、有機肥料としての液肥の製造と同時に生屎尿原
料の処理も行なえる効果を有する。
【００５２】しかも、これらの原料は、処理後脱油して
粉末状又は固型状とすれば、固型肥料或は飼料として使
用することもできる。
粉末状又は固型状とすれば、固型肥料或は飼料として使
用することもできる。
【００５３】すなわち、これらの原料を減圧条件下で油
温脱水処理することにより、液肥も固型肥も同時に製造
できることになる。すなわち、廃棄物原料の処理の利便
性と共に、その副産物たるベーパーからも液肥を製造で
き、かつ処理済原料からは固型肥が得られるという画期
的処理方法が提供できる効果がある。
温脱水処理することにより、液肥も固型肥も同時に製造
できることになる。すなわち、廃棄物原料の処理の利便
性と共に、その副産物たるベーパーからも液肥を製造で
き、かつ処理済原料からは固型肥が得られるという画期
的処理方法が提供できる効果がある。
【図１】本発明の液肥及び固型肥の製造方法に用いる装
置の一部切欠側面図である．
置の一部切欠側面図である．
Claims (2)
- 【請求項１】 人糞、人尿よりなる生屎尿原料を加熱さ
れた動物油又は植物油又は鉱物油、或はこれらの混合油
と、減圧条件下で接触させ、原料中に含水された水分を
蒸散させた後に、該蒸散水分たる蒸気を回収して冷却し
液化して液肥とすると共に、油と接触処理した原料は、
脱油して粉末状又は固型状の飼料又は肥料とすることを
特徴とする液肥及び固型肥の製造方法。 - 【請求項２】 下水道汚泥、又は厨房からの厨芥廃棄
物、又は食品工場廃棄物、又は動物魚介類の内臓、骨、
血液等の廃棄物を加熱された動物油又は植物油又は鉱物
油、或はこれらの混合油と、減圧条件下で接触させ、原
料中に含水された水分を蒸散させた後に、該蒸散水分た
る蒸気を回収して冷却し液化して液肥とすると共に、油
と接触処理した原料は、脱油して粉末状又は固型状の飼
料又は肥料とすることを特徴とする液肥及び固型肥の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7181963A JPH0930880A (ja) | 1995-07-18 | 1995-07-18 | 液肥及び固型肥の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7181963A JPH0930880A (ja) | 1995-07-18 | 1995-07-18 | 液肥及び固型肥の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0930880A true JPH0930880A (ja) | 1997-02-04 |
Family
ID=16109936
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7181963A Pending JPH0930880A (ja) | 1995-07-18 | 1995-07-18 | 液肥及び固型肥の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0930880A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001009423A (ja) * | 1999-07-02 | 2001-01-16 | Shuzo Nakazono | 減圧脱水処理方法及び減圧脱水処理に使用するクッカー |
| KR100839617B1 (ko) * | 2008-01-04 | 2008-06-23 | 농업회사법인 주식회사 자연지기 | 가축분뇨 자원화방법 |
| CN106268393A (zh) * | 2016-08-08 | 2017-01-04 | 杨娇仔 | 一种农业用液体肥料制取装置 |
-
1995
- 1995-07-18 JP JP7181963A patent/JPH0930880A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001009423A (ja) * | 1999-07-02 | 2001-01-16 | Shuzo Nakazono | 減圧脱水処理方法及び減圧脱水処理に使用するクッカー |
| KR100839617B1 (ko) * | 2008-01-04 | 2008-06-23 | 농업회사법인 주식회사 자연지기 | 가축분뇨 자원화방법 |
| CN106268393A (zh) * | 2016-08-08 | 2017-01-04 | 杨娇仔 | 一种农业用液体肥料制取装置 |
| CN106268393B (zh) * | 2016-08-08 | 2019-02-15 | 丰宁满族自治县荣达农业有限公司 | 一种农业用液体肥料制取装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3502148B2 (ja) | 液肥製造方法 | |
| US4259252A (en) | Rendering methods and systems | |
| JP2001226180A (ja) | 厨房排出物のリサイクルシステムおよびその方法 | |
| JPS6243651B2 (ja) | ||
| EP3496840A1 (en) | Processes for removing a nitrogen-based compound from a gas or liquid stream to produce a nitrogen-based product | |
| JPH0930880A (ja) | 液肥及び固型肥の製造方法 | |
| JPS624359B2 (ja) | ||
| JPS5835065B2 (ja) | 「ちゅう」芥より飼料、肥料を製造する方法 | |
| JP2989227B2 (ja) | 下水汚泥及び余剰汚泥中の重金属除去方法 | |
| US4275036A (en) | Rendering systems | |
| KR100845962B1 (ko) | 유기성 폐기물 처리장치 및 그 처리방법 | |
| US425603A (en) | Process | |
| JP3574178B2 (ja) | 汚泥の乾燥方法 | |
| Southworth | Palm oil and palm kernels | |
| JPH0929288A (ja) | 下水汚泥等の重金属除去方法 | |
| JPS59130599A (ja) | 澱粉製造廃棄物の処理方法 | |
| JPS63260885A (ja) | 有機質肥料の製造方法 | |
| JP3584915B2 (ja) | 食品廃棄物の処理方法及びその装置 | |
| KR200245910Y1 (ko) | 음식물쓰레기 처리장치용 가압분해기 | |
| US4536412A (en) | Method of producing protein-rich forage or nitrogenous fertilizer from fowl droppings, swine dung, cow dung and the like | |
| JP2000167595A (ja) | 有機性廃棄物の処理方法 | |
| JPH0248223B2 (ja) | ||
| JPH11159959A (ja) | 低温による油温脱水処理法 | |
| JPS624358B2 (ja) | ||
| JPS6229939A (ja) | 廃棄物の処理方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040903 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050215 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050614 |