JPH09308360A - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JPH09308360A
JPH09308360A JP8125298A JP12529896A JPH09308360A JP H09308360 A JPH09308360 A JP H09308360A JP 8125298 A JP8125298 A JP 8125298A JP 12529896 A JP12529896 A JP 12529896A JP H09308360 A JPH09308360 A JP H09308360A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
movable cover
threshing
feed chain
combine harvester
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8125298A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Yamagata
山形  浩司
Mitsuru Takenaka
竹中  満
Shigeo Fujita
茂雄 藤田
Tamotsu Soya
保 征矢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP8125298A priority Critical patent/JPH09308360A/ja
Publication of JPH09308360A publication Critical patent/JPH09308360A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な改造で枕地脱穀における穀稈の搬送不
良が生じるのを回避できるコンバインを提供する。 【解決手段】 刈取前処理装置6における茎稈引起し装
置8の未刈りがわの端部に、刈取前処理装置6の横側を
覆うサイドカバー12を設けたコンバインにおいて、可
動カバー13を、サイドカバー12に対して前後動自在
に設け、可動カバー13を、サイドカバー12と脱穀装
置3との間の側部を開放する待機姿勢と、サイドカバー
12と脱穀装置3との間を覆うとともに、前記脱穀装置
3のフィードチェーン15の穀稈受入れ箇所の一部を側
面視で覆う枕扱き用の使用姿勢とにわたって位置変更自
在に構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、刈取前処理装置に
おける茎稈引起し装置の未刈りがわの端部に、前記刈取
前処理装置の横側を覆うサイドカバーを設けたコンバイ
ンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコンバインにあっては、
例えば特開平8‐51842号公報に開示されているよ
うに、単にサイドカバーが設けられているのみであっ
て、茎稈引起し装置とフィードチェーンとの間にある縦
搬送装置等の横外方は常時開放された構造となってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、枕地で手刈
りした穀稈の脱穀をコンバインを利用して行う場合があ
る(枕地での手扱き脱穀)が、その脱穀を行う際には、
脱穀装置とフィードチェーンのみ駆動する状態にして、
フィードチェーンの搬送始端部に穀稈を手乗せする作業
を行うものである。しかしながら、従来は、作業者がフ
ィードチェーンの搬送始端部に穀稈を手乗せするのに何
ら規制する構造が設けられていなかったために、フィー
ドチェーンの搬送始端部に比較的多量に穀稈を手乗せす
る可能性もあり、このような場合に、フィードチェーン
で搬送される穀稈が途中で詰まったりする等不具合の生
じる虞れがあった。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、簡易な改造で枕地脱穀における穀稈の搬送不
良が生じるのを回避できるコンバインの提供を目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(構成) 本発明の請求項1にかかるコンバインは、刈
取前処理装置における茎稈引起し装置の未刈りがわの端
部に、前記刈取前処理装置の横側を覆うサイドカバーを
設けたコンバインにおいて、可動カバーを、前記サイド
カバーに対して前後動自在に設け、前記可動カバーを、
前記サイドカバーと脱穀装置との間の側部を開放する待
機姿勢と、前記サイドカバーと脱穀装置との間の側部を
覆うとともに、前記脱穀装置のフィードチェーンの穀稈
受入れ箇所の一部を側面視で覆う枕扱き用の使用姿勢と
にわたって位置変更自在に構成してあることを特徴構成
とする。
【0006】(作用) 本発明の請求項1にかかる構成
によれば、通常の刈取作業時にはサイドカバーがわに収
納できるよう前後移動自在に設けた可動カバーを、枕地
脱穀の際には、フィードチェーンの穀稈受入れ箇所の一
部を側面視で覆う使用姿勢にすることで、穀稈をフィー
ドチェーンの搬送始端部に手乗せする際の穀稈量の規制
を可動カバーが行うことになり、少量ずつしか穀稈を手
乗せできないようになっている。
【0007】(効果) 従って、本発明の請求項1にか
かる構成によれば、単に可動カバーを後方に移動させる
だけの簡易な作業によって、枕地脱穀における穀稈のフ
ィードチェーンへの手乗せ量を少量に規制できることに
なるから、フィードチェーンでは脱穀のための穀稈搬送
が円滑になされて、詰まり等の不具合を生じないように
回避できるものとなっており、作業性を向上できるもの
となっている。
【0008】(構成) 本発明の請求項2にかかるコン
バインは、請求項1記載のものにおいて、前記可動カバ
ーが前記使用姿勢になっていることを検出する検出手段
を設けるとともに、前記可動カバーが前記使用姿勢であ
ることの前記検出手段による検出結果に基づいて、走行
装置を走行停止状態に設定する制御手段を設けてあるこ
とを特徴構成とする。
【0009】(作用) 本発明の請求項2にかかる構成
によれば、枕地脱穀するために、可動カバーを使用姿勢
に切り換えると、その使用姿勢になっていることの検出
に基づいて走行装置が走行停止状態であるように設定さ
れるので、手扱き作業する際にはコンバインの走行が不
能になる。
【0010】(効果) 従って、本発明の請求項2にか
かる構成によれば、手扱状態のときにコンバインを走行
させようとしても発進できないから、発進したい場合に
は手扱状態を解除するように可動カバーをサイドカバー
がわに収納させなければならないことになり、手扱き作
業している作業者に発進しようとすることを明確に分か
らせることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に、コンバインの一例を示し
ている。このコンバインは、左右一対のクローラ走行装
置1,1に支持された機体フレーム2に、脱穀装置3、
搭乗操縦部4、グレンタンク5等を搭載装備するととも
に、機体フレーム2の前端部に横軸芯周りで昇降自在に
刈取前処理装置6を装着して構成している。
【0012】図1に示すように、刈取前処理装置6に
は、左右に並設された分草具7、分草具7で分草された
穀稈を引起しする茎稈引起し装置としての左右に並設さ
れた穀稈引起し装置8を設けるとともに、引起された穀
稈の株元を刈り取る刈取装置9、刈り取られた穀稈を後
方の脱穀装置3に搬送する縦搬送装置10を備えてい
る。そして、左右に並設された穀稈引起し装置8のうち
未刈り側端部に位置する穀稈引起し装置8の未刈りがわ
端部には、その穀稈引起し装置8の引起しケースより後
方に延出される状態で合成樹脂材製の板状部材からなる
サイドカバー12を連設している。このサイドカバー1
2の機体側の内面には、図1乃至図3に示すように、可
動カバー13がサイドカバー12の湾曲構造に沿わせる
ように案内されて前後に移動自在に装着されている。す
なわち、図3に示すように、サイドカバー12の上部が
わの内面がわには、可動カバー13をスライドする状態
で案内する案内レール14,14を上下にそれぞれ設け
ているとともに、これらの案内レール14,14に合成
樹脂製の板材で形成された可動カバー13を係合してい
る。詳述すると、案内レール14,14は、緩やかに湾
曲した案内経路を成すように構成しているものであっ
て、可動カバー13の上下の側縁部に折り曲げ状に形成
したフランジ部13a,13aが案内レール14,14
に係合することで可動カバー13が前後に移動案内され
るのである。そして、可動カバー13を側面視でほぼ全
体がサイドカバー12と重複する状態と、可動カバー1
3の後端部が脱穀装置3のフィードチェーン15の搬送
始端部の穀稈受止め箇所の前がわ部分を側面視で覆う位
置まで後方に引き出すことができるようにしている。さ
らに、可動カバー13の後端縁に人手によりこの可動カ
バー13をサイドカバー12から後方に引き出したり、
サイドカバー12内に収納したりするための把手部16
を突設している。この把手部16は可動カバー13の収
納時のストッパー又フィードチェーン15寄りに位置さ
せたときのストッパーとしての機能も有している。
【0013】図1及び図2に示すように、可動カバー1
3をフィードチェーン15寄りに位置させると、可動カ
バー13の把手部16がフィードチェーン15の横側方
の側面カバー17に設けられた枕地脱穀状態検出用の検
出手段としてのリミットスイッチ18に接当して位置規
制される。その状態では、側面視において、フィードチ
ェーン15の搬送始端部の穀稈受止め箇所の前がわ部
分、つまり縦搬送装置10からの穀稈受け取り箇所に相
当する箇所が可動カバー13により覆われることにな
る。そして、側面視において、その可動カバー13の後
端側の上縁は比較的緩い後下がり傾斜を成しており、手
刈り穀稈を手扱きする際に、補助的に穀稈を載置してお
くことが可能となっている。又、フィードチェーン15
の搬送始端部における穀稈受止め箇所の範囲は可動カバ
ー13で規制されて前後に狭いものとなっているので、
フィードチェーン15で搬送できる穀稈量は少ないもの
となり、その手扱脱穀時に穀稈が少量ずつ円滑にフィー
ドチェーン15で移送される。
【0014】図2に示すように、前記リミットスイッチ
18の検出信号は、コンバインに搭載した制御装置19
に入力される。また、このコンバインの車速を検出する
車速センサ20を設けているとともに、この車速センサ
20の検出信号も制御装置19に入力される。そして、
走行変速するための無段変速装置(図示せず)を変速操
作するための変速操作レバー21に連係させて、この手
動操作可能な変速操作レバー21を自動操作するための
電動モータ22を変速操作レバー21に連動連結してい
る。この電動モータ22は変速操作レバー21の手動操
作時の操作アシストも行える状態で設けているととも
に、変速操作レバー21の操作位置を検出するエンコー
ダ又はリミットスイッチ等から成る検出手段23の検出
信号が前記制御装置19に入力されるようにしている。
以上の構成により、制御装置19は、通常は変速操作レ
バー21の操作量に対応して前後進変速を行えるものと
なっている。一方、枕地脱穀するため、枕地等で走行停
止させた状態で、可動カバー13を上記リミットスイッ
チ18を把手部16でオン操作する使用姿勢にすると、
このリミットスイッチ18の把手部16での押圧による
スイッチングによるオン信号に基づいて、制御装置19
では、変速操作レバー21を中立位置、つまり走行用の
動力が左右のクローラ走行装置1,1のどちらへも伝達
されない操作位置に維持する操作信号を電動モータ22
に出力する。尚、制御装置19は、リミットスイッチ1
8がオン信号を出力するときに、前記車速センサ20か
ら停止状態でなく走行状態に対応する信号が入力される
と、コンバインに搭載したエンジン24の駆動を停止す
る停止信号をエンジン24へ出力するようにしている。
これにより、エンジン24が停止すると、フィードチェ
ーン15や、脱穀装置3も駆動停止することになる。さ
らに、図1及び図2に示すように、縦搬送装置10から
フィードチェーン15へ穀稈Wを受け渡す箇所にも穀稈
存否検出用のリミットスイッチ25を設けているととも
に、このリミットスイッチ25の検出信号も制御装置1
9に入力される。このリミットスイッチ25は、可動カ
バー13を使用姿勢にしないまま、手扱きするため等で
穀稈をフィードチェーン15に載置するとスイッチ操作
片25aにその穀稈Wが乗ることでオン操作され、その
オン操作による検出信号が制御装置19に入力される
と、前記エンジン24を停止する停止信号をエンジン2
4に出力し、エンジン停止させる。尚、可動カバー13
を使用姿勢にしている場合は、手扱で穀稈をフィードチ
ェーン15に供給しても、可動カバー13の規制により
穀稈Wがリミットスイッチ25のスイッチ操作片25a
に接触することはない。
【0015】〔別の実施の形態〕 可動カバーにより側面視で隠されるフィードチェー
ンの前後方向での範囲を調節できるように可動カバーを
姿勢変更できる構成にしても良い。これにより、手扱時
のフィードチェーンへの供給可能量を調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインを示す全体側面図
【図2】側面視でフィードチェーンの搬送始端部を可動
カバーで覆う状態及び制御装置等を示す概略説明図
【図3】サイドカバーと可動カバーとを示す縦断後面図
【符号の説明】
1 走行装置 3 脱穀装置 6 刈取前処理装置 8 茎稈引起し装置 12 サイドカバー 13 可動カバー 15 フィードチェーン 18 検出手段 19 制御手段
フロントページの続き (72)発明者 征矢 保 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刈取前処理装置における茎稈引起し装置
    の未刈りがわの端部に、前記刈取前処理装置の横側を覆
    うサイドカバーを設けたコンバインにおいて、 可動カバーを、前記サイドカバーに対して前後動自在に
    設け、前記可動カバーを、前記サイドカバーと脱穀装置
    との間の側部を開放する待機姿勢と、前記サイドカバー
    と脱穀装置との間の側部を覆うとともに、前記脱穀装置
    のフィードチェーンの穀稈受入れ箇所の一部を側面視で
    覆う枕扱き用の使用姿勢とにわたって位置変更自在に構
    成してあるコンバイン。
  2. 【請求項2】 前記可動カバーが前記使用姿勢になって
    いることを検出する検出手段を設けるとともに、前記可
    動カバーが前記使用姿勢であることの前記検出手段によ
    る検出結果に基づいて、走行装置を走行停止状態に設定
    する制御手段を設けてある請求項1記載のコンバイン。
JP8125298A 1996-05-21 1996-05-21 コンバイン Pending JPH09308360A (ja)

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JP8125298A JPH09308360A (ja) 1996-05-21 1996-05-21 コンバイン

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