JPH09308260A - 電圧共振型コンバータ,誘導加熱用電源装置,定着装置および電圧共振型コンバータの起動方法 - Google Patents

電圧共振型コンバータ,誘導加熱用電源装置,定着装置および電圧共振型コンバータの起動方法

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JPH09308260A
JPH09308260A JP8123438A JP12343896A JPH09308260A JP H09308260 A JPH09308260 A JP H09308260A JP 8123438 A JP8123438 A JP 8123438A JP 12343896 A JP12343896 A JP 12343896A JP H09308260 A JPH09308260 A JP H09308260A
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capacitor
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宏 真野
Minoru Hayashizaki
実 林崎
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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    • Y02B70/10Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電圧共振型コンバータ,誘導加熱電源装置等
を安全に立ち上げる。 【解決手段】 起動に先だって、フォトカプラ14をオ
ンし、フィルタコンデンサ7に並列に接続されているト
ランジスタ15をオンして、フィルタコンデンサ7の電
圧を低減する。フィルタコンデンサ7の電圧が零近くま
で低下すると、フォトカプラ21がオフし電圧低下が制
御回路18に検知される。この検知に応じて制御回路1
8はスイッチング素子10のゲートへスイッチングパル
スを供給し、スイッチング動作が電源のゼロクロス近く
から安全にスムーズに開始される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真プロセス
で形成される現像剤(トナー)像の熱定着装置等で用い
られる電圧共振型コンバータ,磁気誘導加熱装置,定着
装置,電圧共振型コンバータの起動方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真プロセスを用いたプリン
タ装置の定着装置は、加熱ローラとそれに圧接する加圧
ローラの一体構成により、両者間に未定着画像を支持し
た記録材を通過させて定着を行うものである。
【0003】この構成において、通常熱源であるハロゲ
ンヒータの通電電力は、ヒータを発熱発光させて輻射,
対流によって一般にアルミ金属で作られたローラを加熱
する。このアルミ金属ローラは、受けた熱をローラ全体
に温度差の無いように伝動する働きを行う。このように
して一様な温度分布となったローラはその上層にコート
された耐熱ゴムを介して、記録紙上の未定着トナーを加
熱,溶融させて記録紙媒体上に染み込ませ、定着させる
ものである。
【0004】通常熱源であるハロゲンヒータは、ローラ
中央部の中間部に、ガラス封止した細長い棒状のハロゲ
ンヒータを通し、ハロゲンヒータには通常、交流電源
(ライン入力電源)をスイッチング制御素子を介して、
電流を流しローラ加熱する構成により加熱される。
【0005】従って、定着ローラ温度制御は、ローラに
近接させて配した温度検出素子、一般に、サーミスタ感
熱素子によりローラ温度を検出し、交流電源とハロゲン
ヒータ間に設けられたスイッチング素子、例えば、トラ
イアック等によってオン/オフ制御を行い、目標の一定
温度が得られるように制御している。
【0006】このような制御系は、温度が目標温度に到
達した時点でスイッチをオフしたとしても、それまでに
供給した大電力のために目標温度を遥かに越えてオーバ
シュートを発生してしまう。このようなオーバシュート
は前述のような簡素な制御手段を行った場合には、目標
温度の約5%発生してしまうことが報告されている。前
述の定着装置はその構成上、ヒータは熱を伝えたい定着
ローラ金属からかなり離れた中央部に配置されるため、
ローラに到達するまでの熱抵抗、およびローラの有する
熱容量によって、その熱モデルは非常に複雑な構成とな
り、解析も困難となってしまう。少くとも単純な一次伝
達モデルではない。このことはヒータ→ヒータガラス管
→管内空間(放射,対流)→定着ローラ→耐熱ゴムとい
った経路を介して、定着器に熱を導く構成であり、特に
熱の一次蓄熱系が複雑(定着金属ローラ、および耐熱ゴ
ム)に存在していることに起因しているものと考えられ
る。
【0007】以上の構成で定着ローラ表面の温度検出に
より、温度制御を行った場合、ローラ表面に熱が伝導す
るまでの伝達関数のため、ヒータとローラ表面温度は、
数百℃の温度差を生じながらオン/オフを繰返し、結果
としてローラ表面を一定に保つような制御が行われてい
る。このようなモデルで制御が成立しているのは、一巡
伝達経路 ヒータ→ヒータガラス管→管内空間(放射,
対流)→定着ローラ→耐熱ゴム が充分な時間積分機能
を果たし、その結果として、入力電力を比較的時間レベ
ルで緩慢な制御を行っても、一定な温度が得られるよう
に動作した結果である。
【0008】ところが、前述のような制御対象について
理想的な温度制御を行うには、通常の通紙していない時
のモデル,通紙中,紙質,周囲温度、その他温度に絡む
様々なファクタによって制御方法をその都度変更する必
要が生じてしまう。即ち、プリント中,スタンバイ中,
紙質制御,周囲温度、といった条件を常にセンシングし
て制御パラメータを操作しながら複雑な制御をしなくて
は高精度な制御を行うことができないといったことがあ
る。
【0009】ところが、近年、ファーストプリント時間
を短縮すべく、円筒状にしたフィルムを回転させその内
部のセラミック上に酸化金属皮膜抵抗を印刷し、この印
刷抵抗に電流を流すことにより、発熱させ、この温度に
よって、フィルムを介してトナーを溶融し定着させる構
成のものが提案されている。このような構成を行うこと
で、直接トナーに電力を付与することによって、ファー
ストプリントタイムの低減と省エネを実現しているもの
である。但し、この従来方式はモノカラーの定着で良好
に機能するものの、カラーで且つ高速に定着を行う時に
は、そのトナーの挙動から、各色の合成処理を同時に行
える温度および圧力が要求され、ここで、ファーストプ
リントタイムおよび、充分な加圧,温度応答性を考慮し
て考案された方式として、コイルに高周波電流を印加し
てその高周波磁界によって金属表面に発生する表皮電流
による発熱をそのまま、トナーに付与する構成の定着方
式が提案されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、金属フ
ィルムに高周波磁界を印加して加熱する方式を用いて加
熱する誘導加熱(磁気誘導加熱ともいう)定着装置が提
案されており、その誘導加熱に用いられる励磁コイルは
高周波電源により励磁される。高周波磁界を供給する高
周波電源では、その電子写真のスループット(処理量)
に依存はするものの、定着器を立ち上げる際には、1k
wに及ぶ電力をスイッチング供給する能力が要求され
る。従って、スイッチング方式は変換効率の高い共振方
式のコンバータを採用するのが一般的である。
【0011】ところが、共振方式電源では例えば、電圧
共振電源の場合、起動初期には、コイル両端に共振用の
コンデンサが並列接続された構成のため、この共振コン
デンサは0Vとなっており、これをいきなりスイッチン
グ素子でオンした場合、スイッチング素子には共振コン
デンサに印加されるステップ電圧のため、低インピーダ
ンスで過大電流が流れ、スイッチング素子の安全動作領
域を越えて破壊に至る。この問題の一般的な解決方法と
しては、スイッチング素子のスイッチングオン幅を微少
幅から徐々に増大させるソフトスタート方式がある。と
ころが、どんなに微少領域のオン幅であっても共振コン
デンサの初期電荷が零の状態からステップ電圧を印加し
た場合、初期の立上りタイミングで一瞬に非線型電流に
よってスイッチング素子に大電流が流れ、破壊してしま
う。
【0012】以上のように電圧共振型コンバータを安全
に立ち上げるといった課題がある。
【0013】本発明は、このような状況のもとでなされ
たもので、安全に立ち上げることのできる電圧共振型コ
ンバータ,誘導加熱電源装置,定着装置,電圧共振型コ
ンバータの起動方法を提供することを目的とするもので
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、電圧共振型コンバータを次の(1)の
とおりに、また誘導加熱用電源装置を次の(2),
(3),(4)のとおりに、定着装置を次の(5)のと
おりに、電圧共振型コンバータの起動方法を次の(6)
のとおりに構成する。
【0015】(1)入力交流を整流する整流手段と、こ
の整流手段の出力側に接続されたフィルタコンデンサ
と、負荷のコイルと並列接続され共振回路を構成する共
振コンデンサと、前記フィルタコンデンサ,前記共振コ
ンデンサと直列接続されたスイッチング素子と、このス
イッチング素子のスイッチング動作に先だって前記フィ
ルタコンデンサの電圧を低減し、続いて前記入力交流の
ゼロクロス付近から前記スイッチング動作を開始させる
制御手段とを備えた電圧共振型コンバータ。
【0016】(2)入力交流を整流する整流手段と、こ
の整流手段の出力側に接続されたフィルタコンデンサ
と、負荷の励磁コイルと並列接続され共振回路を構成す
る共振コンデンサと、前記フィルタコンデンサ,前記共
振コンデンサと直列接続されたスイッチング素子と、こ
のスイッチング素子のスイッチング動作に先だって前記
フィルタコンデンサの電圧を低減し、続いて前記入力交
流のゼロクロス付近から前記スイッチング動作を開始さ
せる制御手段とを備えた誘導加熱用電源装置。
【0017】(3)制御手段は、スイッチング素子のス
イッチング動作に先だって、フィルタコンデンサの電圧
を入力交流の電圧波形に相似させて低減するものである
前記(2)記載の誘導加熱用電源装置。
【0018】(4)制御手段は、スイッチング素子のス
イッチング動作に先だって入力交流をオフし、入力交流
のゼロクロス付近でオンするものである前記(2)記載
の誘導加熱用電源装置。
【0019】(5)前記(2)記載の誘導加熱用電源装
置により定着ユニットの励磁コイルを付勢する定着装
置。
【0020】(6)入力交流の整流電圧で充電されるフ
ィルタコンデンサと共振コンデンサとスイッチング素子
が直列接続された電圧共振型コンバータにおいて、前記
スイッチング素子のスイッチング動作に先だって前記フ
ィルタコンデンサの電圧を低減し、続いて前記入力交流
のゼロクロス付近から前記スイッチング素子のスイッチ
ング動作を開始させる電圧共振型コンバータの起動方
法。
【0021】
【発明の実施の形態】以下本発明を、電子写真方式のプ
リンタにおける定着ユニットの励磁コイルを付勢する、
“誘導加熱用電源装置”の実施例により詳しく説明す
る。本実施例では前述のように変換効率の点から電圧共
振型コンバータを採用している。
【0022】(実施例1)以下添付図面に基づき説明す
る。図1は、実施例1である“誘導加熱用電源装置”の
回路図である。
【0023】図1において、1,2は商用交流入力端、
3は両波整流ブリッジ、4,5は入力交流電圧を整流し
てリップル電圧波形を出力する整流ダイオード、6はフ
ィルタ用のインダクタ、7はフィルタコンデンサ、8は
定着ユニットの励磁コイル9と並列接続されて共振回路
を形成する共振コンデンサ、10は共振負荷である素子
8と9に電力を供給するスイッチング素子、11,1
2,13は両波整流波形から高周波ノイズを除去するフ
ィルタ、14は制御回路18から送られてくる起動信号
によって制御されトランジスタ15のベースに両波整流
波形を供給するフォトカプラ、16はフォトカプラ14
の保護ダイオード、17はベース抵抗、18は電源装置
全体を制御する制御回路である。フィルタコンデンサ7
に並列に接続された、電流制限抵抗19,ツェナダイオ
ード20,フォトカプラ21の直列回路は、フィルタコ
ンデンサ7の低電圧を検知する回路である。
【0024】以上の構成における動作を説明する。商用
交流入力が入力端1,2間に印加されると、整流ブリッ
ジ3によって両波整流されフィルタ用インダクタ6を介
してフィルタコンデンサ7を充電する。フィルタコンデ
ンサ7を電圧源として共振負荷(共振コンデンサ8,誘
導加熱用励磁コイル9)に電力を供給すべく接続された
スイッチング素子(FET)10がオン/オフする。こ
のように構成された回路で通常の電力供給している時の
波形を図2に示す。
【0025】図2において、時刻t2以降はスイッチン
グ状態にあり、負荷電力を供給しているため、フィルタ
インダクタンス6,コンデンサ7はダンピングされて、
フィルタコンデンサ7の両端波形は、商用交流入力電圧
とほぼ相似な波形を保つ。ところが、プリンタがスタン
バイ状態となった場合、通常省エネの観点から定着ユニ
ットの電力をカットオフするために、スイッチング素子
10をオフ状態にする。
【0026】スイッチング素子10がオフされると、フ
ィルタ回路6,7の負荷が零となり、結果的にフィルタ
コンデンサ7の端子には商用交流入力電圧のピーク電圧
(実効値×1.41)が充電され図2の時刻t1以前に
示すように常に放電されることなく残存する。
【0027】また一方回路構成からも分かるように励磁
コイル9に接続された共振コンデンサ8も時間経過と共
に、励磁コイル9によって放電され、電荷零即ち零Vに
なっている。
【0028】この状態から、起動信号が制御回路18に
入力され突然スイッチング素子10のゲートにスイッチ
ングパルスを供給すると、初期電荷が零の共振コンデン
サ8に、ピーク充電されたフィルタコンデンサ7の電圧
源化された電圧がステップ電圧として印加されるため非
線型な過大電流が共振コンデンサ8を介してスイッチン
グ素子10に流れ、この過大電流によってスイッチング
素子10の安全動作領域を逸脱して破壊に至る。
【0029】本実施例では前述の破壊を避けるため、起
動時において、以下のシーケンスにより起動させる。
【0030】起動信号を受けた後フォトカプラ14を
導通させ制御トランジスタ15のベースに脈流電圧を供
給する。
【0031】フィルタコンデンサ7の両端電圧の低下
信号をフォトカプラ21から得た直後、スイッチングパ
ルスをスイッチング素子10のゲートに供給する。
【0032】このシーケンスによって図3に示したごと
く起動時にスイッチング素子10に過大電流が流れるこ
となく、安全にスムーズに起動する。
【0033】以上の動作を詳細に説明する。
【0034】商用交流入力端1,2に接続された整流ダ
イオード4,5から、抵抗11を介して両波整流電圧が
コンデンサ13に供給される。コンデンサ13に並列に
抵抗12が接続され、コンデンサ13の電荷は常時放電
される。これにより、コンデンサ13の両端には、入力
交流の両波整流波形が発生している。
【0035】前記に示すようにフォトカプラ14が導
通すると、トランジスタ15のベースにはベース抵抗1
7を介してコンデンサ13の前記両波整流波形が印加さ
れる。このためトランジスタ15は過大電流を流すこと
なくフィルタコンデンサ7を放電し、フィルタコンデン
サ7の電圧は図2の時刻t1〜t2に示すように、両波
整流ブリッジの出力、即ち入力交流の両波整流波形に沿
って低下する。
【0036】フィルタコンデンサ7の両端電圧が零近く
まで低下する、即ち入力交流のゼロクロス点(時刻t
2)近くになると、フォトカプラ21がオフし、制御回
路18にフィルタコンデンサ7の低電圧が検知され、前
記に示すように、制御回路18からスイッチングパル
ス信号がスイッチング素子10のゲートに供給され、ス
イッチング動作が開始される。
【0037】このように、フィルタコンデンサ7の電圧
が充分低下した状態からスイッチング素子10がスイッ
チング動作を開始するので、図3に示すように共振コン
デンサ8の電圧が零であってもスイッチング素子10に
過大電流は流れることがなく、装置は安全にスムーズに
起動する。
【0038】その後、定着ユニットからの温度情報が制
御回路18内の基準温度情報と比較され、この比較結果
に応じてスイッチング素子10のスイッチング動作がオ
ン/オフ制御、即ち間欠制御され、不図示の定着ローラ
の温度は所望の値に制御される。
【0039】(実施例2)図4は、実施例2である“誘
導加熱用電源装置”の回路図である。
【0040】本実施例は、実施例1と同様に、スイッチ
ング素子のスイッチング動作に先だって、フィルタコン
デンサの電圧を低減するものであるが、この低減の仕方
が実施例1と異なる。
【0041】以下実施例1の説明との重複を避け、異な
る点に重点をおいて説明する。
【0042】図4において、1,2は商用交流入力端、
41は商用交流入力端1と両波整流ブリッジ3間に接続
されたトライアック、42は商用交流入力端1とトライ
アック41のゲート間に接続されたフォトトライアッ
ク、43はゲート抵抗、44はフィルタコンデンサ7に
並列接続された高抵抗値の抵抗、45は制御回路であ
る。
【0043】本実施例では、スイッチング素子10の破
壊を避けるため、以下のシーケンスで起動させる。
【0044】スイッチング素子のゲートにスイッチン
グパルスを供給する。
【0045】起動信号に同期して入力部に設けたフォ
トトライアックを導通させてトライアックをゼロクロス
オンさせる。
【0046】このシーケンスにより、図3に示すごとく
起動時にスイッチング素子10に過大電流が流れること
なく、安全にスムーズに起動する。
【0047】以上の動作を詳細に説明する。
【0048】制御回路45が起動信号を受けていない場
合、制御回路45はフォトトライアック42に信号を供
給せず、トライアック41,42はオフで、フィルタコ
ンデンサ7の電圧は、抵抗44で放電され、零電圧に近
い低電圧にある。制御回路45が起動信号を受けると、
制御回路45はスイッチング素子10のゲートにスイッ
チングパルスを供給し、またフォトトライアック42に
信号を供給する。フォトトライアック42は商用交流入
力のゼロクロスを検知し、トライアック41のゲートに
ゲート信号を供給し、トライアック41はゼロクロスオ
ンし、図3に示すように、フィルタコンデンサ7は両波
整流ブリッジ3により整流波形で充電され、スイッチン
グ素子10のスイッチング動作が安全にスムーズに開始
される。その後、定着ユニットからの温度情報が制御回
路45内の基準温度情報と比較され、この比較結果に応
じてスイッチング素子10のスイッチング動作が間欠制
御され、定着ローラの温度は所望の値に制御される。
【0049】なお起動の際、スイッチング素子10への
スイッチングパルスの供給開始は、フォトトライアック
42への信号の供給開始と同時或はそれ以前とすれば良
い。
【0050】本実施例の構成では、回路の規模が簡素に
構成でき、タイミングを考慮することなく動作させれる
特徴がある。但し、大電力を取り扱う際には交流電源に
直列接続されたトライアックの電圧降下による損失を考
慮してこの形態をとるか否かを決定すべきである。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
装置を安全にスムーズに起動させることができる。ま
た、スイッチング素子の負担が軽減できるので、スイッ
チング素子の選択幅を拡大することができる。
【0052】また、一般に電圧共振型コンバータは制御
幅が狭いという問題があるが、本発明によれば、スイッ
チング素子はゼロクロスオンするので電圧共振状態から
逸脱することなくスムーズに動作し、制御幅を増大でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の回路図
【図2】 動作説明図
【図3】 起動後の波形を示す図
【図4】 実施例2の回路図
【符号の説明】
1,2 商用交流入力端 3 両波整流ブリッジ 7 フィルタコンデンサ 8 共振コンデンサ 9 定着ユニットの励磁コイル 10 スイッチング素子 15 トランジスタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力交流を整流する整流手段と、この整
    流手段の出力側に接続されたフィルタコンデンサと、負
    荷のコイルと並列接続され共振回路を構成する共振コン
    デンサと、前記フィルタコンデンサ,前記共振コンデン
    サと直列接続されたスイッチング素子と、このスイッチ
    ング素子のスイッチング動作に先だって前記フィルタコ
    ンデンサの電圧を低減し、続いて前記入力交流のゼロク
    ロス付近から前記スイッチング動作を開始させる制御手
    段とを備えたことを特徴とする電圧共振型コンバータ。
  2. 【請求項2】 入力交流を整流する整流手段と、この整
    流手段の出力側に接続されたフィルタコンデンサと、負
    荷の励磁コイルと並列接続され共振回路を構成する共振
    コンデンサと、前記フィルタコンデンサ,前記共振コン
    デンサと直列接続されたスイッチング素子と、このスイ
    ッチング素子のスイッチング動作に先だって前記フィル
    タコンデンサの電圧を低減し、続いて前記入力交流のゼ
    ロクロス付近から前記スイッチング動作を開始させる制
    御手段とを備えたことを特徴とする誘導加熱用電源装
    置。
  3. 【請求項3】 制御手段は、スイッチング素子のスイッ
    チング動作に先だって、フィルタコンデンサの電圧を入
    力交流の電圧波形に相似させて低減するものであること
    を特徴とする請求項2記載の誘導加熱用電源装置。
  4. 【請求項4】 制御手段は、スイッチング素子のスイッ
    チング動作に先だって入力交流をオフし、入力交流のゼ
    ロクロス付近でオンするものであることを特徴とする請
    求項2記載の誘導加熱用電源装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の誘導加熱用電源装置によ
    り定着ユニットの励磁コイルを付勢することを特徴とす
    る定着装置。
  6. 【請求項6】 入力交流の整流電圧で充電されるフィル
    タコンデンサと共振コンデンサとスイッチング素子が直
    列接続された電圧共振型コンバータにおいて、前記スイ
    ッチング素子のスイッチング動作に先だって前記フィル
    タコンデンサの電圧を低減し、続いて前記入力交流のゼ
    ロクロス付近から前記スイッチング素子のスイッチング
    動作を開始させることを特徴とする電圧共振型コンバー
    タの起動方法。
JP8123438A 1996-05-17 1996-05-17 電圧共振型コンバータ,誘導加熱用電源装置,定着装置および電圧共振型コンバータの起動方法 Withdrawn JPH09308260A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007066432A1 (ja) * 2005-12-09 2007-06-14 Harison Toshiba Lighting Corp. 定着器駆動装置及び定着器駆動方法

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WO2007066432A1 (ja) * 2005-12-09 2007-06-14 Harison Toshiba Lighting Corp. 定着器駆動装置及び定着器駆動方法

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