JPH09307606A - 電話装置 - Google Patents

電話装置

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JPH09307606A
JPH09307606A JP8118988A JP11898896A JPH09307606A JP H09307606 A JPH09307606 A JP H09307606A JP 8118988 A JP8118988 A JP 8118988A JP 11898896 A JP11898896 A JP 11898896A JP H09307606 A JPH09307606 A JP H09307606A
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JP
Japan
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ring tone
volume
telephone device
melody
incoming call
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JP8118988A
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Inventor
Yoshinobu Naito
芳信 内藤
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EKUSHINGU KK
Brother Industries Ltd
Xing Inc
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EKUSHINGU KK
Brother Industries Ltd
Xing Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 時間帯に応じた適切な着信音を自動的に発生
させることのできる電話装置を提供する。 【解決手段】 CPU11は、着信があったと判断した
とき、カレンダクロック17より現在時刻を取得し、E
EPROM21の対応関係エリア21aに記憶されてい
る対応関係テーブルを参照し、現在時刻に対応する着信
音パラメータを読み出す。そして、そのパラメータの音
量レベル及びメロディ種類に対応する音量制御データ及
びメロディデータを音声メモリ23の着信音データエリ
ア23aから読み出し、音楽再生部29に送り、メロデ
ィデータに対応する所定に着信音を音量制御データに対
応する所定の音量で、アンプ30を介してスピーカ31
より発音させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着信音の音量等を
変更することが可能な電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電話装置は外部からの着信があっ
た場合、それを電話装置の利用者に知らせるために着信
音を発生させていた。そして、その着信音の音量を変え
たり、着信音のメロディを変えたりすることができる装
置も考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これは
利用者が個々の状況に応じてその時点で音量やメロディ
を変更したりするのであり、一度設定された着信音の音
量やメロディは、再設定されない限り「ある一つの音
量」あるいは「ある一つのメロディ」に固定されてしま
うものであった。そのため、例えば昼間などの外部雑音
の比較的多い時間を基準にして着信音の音量を合わせて
おくと、夜間などの就寝している時に着信があると、外
部雑音がほとんどないため人の耳には大きすぎる音とな
ってしまい、また周囲への騒音原因ともなりかねない。
また、逆に夜間などの外部雑音の少ない時間を基準にし
て着信音の音量を合わせると、今度は昼間などの外部雑
音の多い時の着信音が聞こえにくい音量となってしま
う。
【0004】従来装置でこのような点を解決しようとす
ると、利用者がその時点の状況を判断して頻繁に音量設
定を変更操作しなくてはならない。特に、外部からの電
話はいつかかってくるか判らないにも関わらず、毎日、
所定時刻になると設定変更操作をしなくてはならないの
で非常に面倒である。
【0005】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
のであり、その都度利用者自身が変更設定をしなくて
も、時間帯に応じた適切な着信音を自動的に発生させる
ことのできる電話装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、自
己への着信を検出したときに、着信音による呼出が可能
な電話装置であって、前記着信音を発生する着信音発生
手段と、前記着信音の状態パラメータと時間帯との対応
関係を設定するための指示を入力可能な入力手段と、該
入力手段を介して設定された着信音の状態パラメータと
時間帯との対応関係を記憶しておく対応関係記憶手段
と、該対応関係記憶手段に記憶された対応関係に基づ
き、着信時には、当該着信時刻に対応する着信音の状態
パラメータに基づく着信音を前記着信音発生手段から発
生させる着信音制御手段とを備えたことを特徴とする電
話装置である。
【0007】なお、前記着信音の状態パラメータとして
は、請求項2に示すように、少なくとも音量を決定する
ためのものが含まれているようにすることが考えられ、
さらに請求項3に示すように、音量決定用のものに加え
て音質あるいはメロディを決定するためのものが含まれ
ているようにしてもよい。
【0008】本発明の電話装置は、自己への着信がある
と着信音発生手段から着信音を発生するため、その着信
音を利用者が聞いて着信があったことを知ることができ
るのであるが、その着信音を次のようにして自動的に変
更して発生させる。つまり、入力手段により入力設定し
た着信音の状態パラメータと時間帯との対応関係を対応
関係記憶手段に記憶させておくことができ、その後に着
信があった場合には、着信音制御手段が、対応関係記憶
手段に基づき、当該着信時刻に対応する着信音の状態パ
ラメータに基づく着信音を着信音発生手段から発生させ
るのである。
【0009】したがって、例えば利用者が自分の生活リ
ズムに基づいて就寝中と考えられる時間帯には通常より
も小さな音量にしたり、あるいはテレビを見ていること
の多い時間帯は通常よりも大きな音量にしたりするとい
ったことが自由に設定できるのである。なお、単純に就
寝中であるとの自己の理由だけではなく、外部の雑音の
大きさ等も加味して設定する方が好ましい。例えば近く
に線路があり、列車の走行する音がかなり大きい場合に
は、自分の生活リスムでは就寝時間帯であっても、列車
運行時間中は、それ以外の就寝時間帯に設定する音量よ
りも大きくしておくこと等が考えられる。また、昼間が
就寝時間になる生活リズムの人もいるし、これらは個々
の状況によってかなり異なる。
【0010】このように、各種事情を考慮して利用者が
自分独自の着信音の状態を自由に設定することができる
のは、非常に有効であることが判る。そして、従来装置
でこのような点を解決しようとすると、利用者がその時
点の状況を判断して頻繁に音量設定を変更操作しなくて
はならず非常に面倒であったが、本発明の電話装置で
は、一旦設定しておけば、その都度利用者自身が変更設
定をしなくても、時間帯に応じた適切な着信音を自動的
に発生させることのできるのである。
【0011】なお、着信音の状態パラメータとしては最
も影響が大きいのが音量であると考えられるが、上述し
たように、さらに音質やメロディも変更設定してもよ
い。この音質やメロディに関しては、聞く人の飽きを防
止するという主に趣味感情に起因する効果があるが、そ
れだけではなく、例えば午前・午後・夕方・夜間という
ような所定の時間帯に応じて音質やメロディを変更設定
すれば、着信音のメロディを聞いただけで時間帯が瞬時
に判断できるという効果もある。これは、例えば何時ご
ろかかってきた電話であったのかを後で思い出す場合等
に有効である。
【0012】また、着信音の状態パラメータと時間帯と
の対応関係は入力手段により入力設定するのであるが、
入力手段により入力した指示内容あるいは対応関係記憶
手段に記憶された対応関係を表示手段に表示できるよう
に構成しておけば、その入力設定作業が容易になる。
【0013】そしてまた、入力手段を介した状態パラメ
ータの設定は、複数備えられたパターンから選択するこ
とによって設定するようにしてもよい。例えば音量であ
れば大・中・小の3種類あるいはそれに極大と極小を加
えた5種類を設定可能にしておき、それらの内からいず
れかを選択して設定できるようにしておくと便利であ
る。なお、時間帯については、上述したように午前・午
後・夕方・夜間というようなおおまかな分類でもよい
し、1時間単位としてもよい。もちろん、それよりも小
さな分単位でもよいが、現実的にはあまり短期間毎に変
更しても意味が薄くなるので、1時間程度を最小設定単
位とするのが現実的ではある。
【0014】また、電話装置としては、いわゆる宅内電
話装置のように常に一定の位置あるいは一定の範囲内
(一部屋内あるいは一家屋内など)にある電話装置に限
らず、携帯電話装置やPHS(パーソナルハンディホー
ンシステム)用子機等を挙げることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明が適用された実施形態
の電話装置1の電気的構成を表すブロック図、図2は電
話装置1の筺体上面2の一部分を示す外観説明図であ
る。
【0016】図1に示すように、電話装置1は電話回線
3を介して交換機5に接続されており、交換機5には電
話回線7を介して、或いは更に図示しない他の交換機及
び電話回線を介して他の電話装置が接続されている。本
電話装置1は、アナログ音声信号の送受信等を行う、回
線制御用のネットワーク・コントロールユニット(以
下、NCUという)9と、後述する各制御処理を実行す
る制御手段であり、「着信音制御手段」に相当するCP
U11と、CPU11が実行する制御処理用のプログラ
ムが格納されたROM13と、CPU11の演算結果等
を一時格納するRAM15と、カレンダクロック17
と、EEPROM21と、音声メモリ23と、各種キー
が配設され「入力手段」にも相当する操作部25と、
「表示手段」に相当する表示部27と、音楽再生部29
とを備え、これらは信号バスライン33を介して接続さ
れている。また、音楽再生部29には、アンプ30を介
してスピーカ31が接続されている。そして、さらに受
話器35と、その受話器35が当該装置の筐体から外さ
れたときにオフするフックスイッチ37とを備えてい
る。
【0017】前記カレンダクロック17は、現在時刻お
よび日付を計時するものであり、CPU11からの要求
がある度に現在時刻/日付を通知することができるよう
にされている。前記EEPROM21は、各種設定情報
等を記憶させるメモリであり、所定の設定処理において
設定された時間帯と着信音パラメータ(本実施形態では
音量とメロディ)との対応関係を記憶する「対応関係記
憶手段」に相当する対応関係エリア21a等を有してい
る。所定の設定処理の内容については後述するが、ここ
では、その設定された対応関係を示すテーブルの一例を
図3を参照して説明しておく。図3に示す例では、時間
帯が1時間単位で設定されており、各時間帯に対する着
信音パラメータとして、音量レベルとメロディ種類が設
定されている。本実施形態では、音量レベルとして極小
・小・中・大・極大の5種類、メロディ種類としてはA
〜Eの5種類が設定可能であり、それらのいずれかが設
定されることとなる。
【0018】また、音声メモリ23は、DRAM等によ
り構成され、着信音に関するデータ(音量制御データや
メロディデータ)を記憶する着信音データエリア23a
を有している。着信音に関するデータについて図4を参
照してさらに説明する。音量に関するパラメータとして
は上述した極小・小・中・大・極大の5種類の音量レベ
ルがあり、各音量レベルに対応する音量制御データが記
憶されている。また、メロディに関するパラメータとし
ては上述したようにA〜Eの5種類のメロディ種類があ
り、各メロディ種類に対応するメロディデータが記憶さ
れている。このメロディデータはMIDI(Musical In
strument Digital Interface)データやPCMデータな
どで作成されている。なお、CPU11による制御でメ
ロディデータ及び上記音量制御データが音楽再生部29
に送られることによって、メロディデータに対応する所
定の着信音が音量制御データに対応する所定の音量で再
生され、アンプ30を介してスピーカ31より発音され
ることとなる。したがって、これらが「着信音発生手
段」に相当する。
【0019】一方、前記操作部25としては、図2の外
観説明図に示すように、ダイヤル操作用の0〜9までの
数字等からなるダイヤルキー25a、当該装置の動作モ
ードを通常モードと設定モードとの何れかに切り換える
ためのモード切替キー25b等が配設されている。そし
て、設定モードにされた場合には、前記ダイヤルキー2
5aが「入力手段」に相当し、時間帯と着信音パラメー
タの対応関係を入力指示するためにも用いられる。
【0020】前記表示部27は、電話番号や各種メッセ
ージ等を表示するためのもので、入力手段によって前記
時間帯と着信音パラメータの対応関係を入力指示する場
合、その入力内容や、上述したEEPROM21の対応
関係エリア21aに記憶されている時間帯と着信音パラ
メータとの対応関係データ自体も読み出して表示させる
ことができるようにされている。
【0021】まず、このように構成された電話装置1に
おいて、時間帯と着信音パラメータとの対応関係を設定
する場合の動作について説明する。前記操作部25のモ
ード切替キー25b(図2参照)を操作して装置の動作
モードを通常モードから設定モードに切り替えると、ダ
イヤルキー25aが入力指示用のキーとなるので、これ
を用いて各時間帯の着信音パラメータである音量レベル
とメロディ種類を設定していき、最終的に図3に示すよ
うな対応テーブルを作成する。
【0022】設定モードに切り替えると、図2に示すよ
うに、表示部27には最初の時間帯である「00:00
〜01:59」が表示されると共に、音量レベル及びメ
ロディ種類の入力領域が表示される。この場合、前回の
値がある場合にはそれが表示され、前回値がなければ何
も表示されない。
【0023】本実施形態のダイヤルキー25aは、図2
に示すように「1,2,3,4,5」がそれぞれ音量レ
ベルの極小,小,中,大,極大及びメロディ種類として
のA,B,C,D,Eを指定するためのキーとされ、同
じくダイヤルキーの「6」が入力データの確定用キーと
されている。さらに、ダイヤルキーの「7,9」が表示
部27に表示された音量レベル及びメロディ種類の入力
領域を移動させるカーソルキー、ダイヤルキーの「8,
0」が表示部27に表示させる時間帯を前後移動させる
カーソルキーの役割を果たすようにされている。
【0024】したがって、図2に示すように、例えば表
示部27に時間帯「00:00〜01:59」が表示さ
れ、音量レベルの入力領域にカーソルKがある状態でダ
イヤルキー「1」を押し、さらにダイヤルキー「6」を
押すと、音量レベルが「極小」として設定される。ま
た、メロディ種類の入力領域にカーソルKがある状態で
ダイヤルキー「1」を押し、さらにダイヤルキー「6」
を押すと、メロディ種類が「A」として設定される。こ
うして、各時間帯につき順番に音量レベルとメロディ種
類を入力していき24時間分のデータを入力し終える
と、図3に示すような対応関係テーブルがEEPROM
21の対応関係エリア21aに記憶されることとなる。
【0025】次に、このような電話装置1において、当
該装置の動作モードが上記モード切替キー25bによっ
て通常モードにセットされている場合に、CPU11が
着信時に実行する処理について、図5に示すフローチャ
ートに基づいて説明する。図5は、通常モード時の全体
処理を表すフローチャートである。この処理の実行が開
始されると、まず、ステップ(以下、単にSと記す)1
0にて、着信があったかどうかを判断する。これは呼出
信号が入来したか否かで判定できる。このS10の処理
は、着信があったと判定するまで繰り返し実行し、着信
があったと判定した場合には(S10:YES)、S2
0に移行する。
【0026】S20ではカレンダクロック17より現在
時刻を取得し、続くS30では、EEPROM21の対
応関係エリア21aに記憶されている対応関係テーブル
(図3)を参照し、S20で取得した現在時刻が属する
時間帯に対応する着信音パラメータを読み出す。
【0027】そして、S40では、その着信音パラメー
タに基づく着信音の鳴動を実行させる。具体的には、着
信音パラメータである音量レベル及びメロディ種類に対
応する音量制御データ及びメロディデータを音声メモリ
23の着信音データエリア23aから読み出し、この音
量制御データ及びメロディデータを音楽再生部29に送
る。すると、音楽再生部29ではメロディデータに対応
する所定の着信音を音量制御データに対応する所定の音
量で再生するため、これがアンプ30を介してスピーカ
31より発音されることとなる。なお、このS30及び
S40が「着信音制御手段」としての処理の実行に相当
する。
【0028】このようにして着信音を鳴動させている間
に、S50では相手側が回線を切断(つまり受話器をオ
ンフックさせた場合)したかどうかを判断する。もし相
手側が回線を切断した場合には(S50:YES)、S
110へ移行して、着信音を停止させてS10へ戻る。
【0029】一方、相手側が回線を切断していない場合
には(S50:NO)、S60に移行して、使用者が受
話器35を外してオフフックされたか否かを判定する。
オフフックされていないと判定すると(S60:N
O)、S40に戻ってS40,S50の処理を繰り返
す。
【0030】また、S60にて、オフフックされたと判
定すると(S60:YES)、S70に移行して着信音
を停止させた後、S70に移行してNCU9に電話回線
3を閉結させる処理を実行する。即ち、呼出信号に応じ
て着信音が鳴っている間に、使用者が受話器35を外し
て接続指令を行った場合には、電話回線3を閉結させて
受話器35による通話ができるようにする。
【0031】次いで、S90にて、使用者が受話器35
を下ろしてフックスイッチ37がオンされた(以下、こ
の状態をオンフックともいう)か否かを判定し、オンフ
ックされたと判定するまで待機する。そして、オンフッ
クされたと判定すると(S90:YES)、使用者の通
話が終了したと判断して、続くS100にて電話回線3
を開放させ、その後、前記S10に移行して着信待ちの
状態に戻る。
【0032】このように、本実施形態の電話装置1によ
れば、着信があると着信音を発生するため、その着信音
を利用者が聞いて着信があったことを知ることができ
る。そして、その着信音は、予め入力設定しておいた対
応関係テーブルに基づいて決定される音量及びメロディ
での着信音となる。例えば、図3に示すテーブル例でい
えば、音量レベルは、朝の7:00までは「極小」であ
り、7:00〜8:00までの1時間は「中」、そして
8:00〜12:00までは「大」として、12:00
〜午後2:00までは「極大」となる。そして午後2:
00〜午後6:00までは「大」に戻り、午後6:00
〜午後9:00までは再度「極大」となる。そして午後
9:00〜午後11:00までを「小」として、午後1
1:00〜午後12:00までは「極小」となる。
【0033】これは、例えば利用者が自分の生活リズム
に基づいて就寝中と考えられる時間帯には通常よりも小
さな音量にしたり、あるいはテレビを見ていることの多
い時間帯は通常よりも大きな音量にしたりするといった
設定をした結果である。もちろん、もっと遅く就寝する
利用者はそれに合わせて設定すればよいのであるが、単
純に就寝中であるとの自己の理由だけではなく、外部の
雑音の大きさ等も加味して設定する方が好ましい。
【0034】例えば、自分の就寝時間は午前3:00頃
だから、午前3:00までは音量レベルを「大」にして
おくようにすると、いわゆる深夜時間帯であるため、逆
に周囲への騒音原因ともなってしまう。例えば午後1
1:00を回れば周囲雑音も少なくなるため、「中」あ
るいは「小」でも十分な場合にはそのように設定した方
が好ましい。また、近くに線路があり、列車の走行する
音がかなり大きい場合には、自分の生活リスムでは就寝
時間帯であっても、列車運行時間中は、それ以外の就寝
時間帯に設定する音量よりも大きくしておく等が考えら
れる。
【0035】このように、適切な音量は個々の状況によ
ってかなり異なるので、各種事情を考慮して利用者が自
分独自の着信音の状態を自由に設定することができるの
は、非常に有効である。そして、従来装置でこのような
点を解決しようとすると、利用者がその時点の状況を判
断して頻繁に音量設定を変更操作しなくてはならず非常
に面倒であったが、本電話装置1では、一旦設定してお
けば、その都度利用者自身が変更設定をしなくても、時
間帯に応じた適切な着信音を自動的に発生させることの
できるのである。
【0036】なお、本実施形態では、音量以外にもメロ
ディを変更設定できるようにしてある。メロディは、聞
く人の飽きを防止するという主に趣味感情に起因する効
果があるが、それだけではなく、例えば午前・午後・夕
方・夜間というような所定の時間帯に応じて音質やメロ
ディを変更設定すれば、着信音のメロディを聞いただけ
で時間帯が瞬時に判断できるという効果もある。例え
ば、図3に示す例では、午後の9:00から翌朝7:0
0まではメロディ種類Aであり、7:00以降の午前中
はメロディB、そして午後は5:00までメロディCと
して、午後5:00〜9:00までをメロディDとして
ある。これは、例えば何時ごろかかってきた電話であっ
たのかを後で思い出す場合等に有効である。
【0037】以上、本発明はこのような実施例に何等限
定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲
において種々なる形態で実施し得る。例えば上記実施形
態では、着信音パラメータとしての音量レベル及びメロ
ディ種類をそれぞれ5種類としたが、それより少なくし
てもよいし、また多くしてもよい。例えば音量であれば
大・中・小の3種類でも構わない。
【0038】また、時間帯については1時間単位とした
が、午前・午後・夕方・夜間というようなおおまか分類
でも構わない。そして、上記実施形態では1日の内での
時間帯だけを考慮していたが、例えば月曜から金曜まで
と土曜・日曜、あるいは月曜から土曜までと日曜とを区
別した2種類の対応関係テーブルを設定できるようにし
てもよい。これは、いわゆる平日と休日とでは社会生活
全般から見た場合の周囲雑音のレベルが変わることがあ
るからである。例えば近くに学校がある場合には休日に
なると急に静かになったり、逆に近くに公園等があると
休日だけ非常にやかましくなるといったことである。
【0039】なお、本発明の電話装置としては、いわゆ
る宅内電話装置のように常に一定の位置あるいは一定の
範囲内(一部屋内あるいは一家屋内など)にある電話装
置に限らず、携帯電話装置やPHS(パーソナルハンデ
ィホーンシステム)用子機等でも同様に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の電話装置の電気的構成を表すブロ
ック図である。
【図2】 実施形態の電話装置の筺体上面の一部分を示
す外観説明図である。
【図3】 時間帯と着信音パラメータの対応関係テーブ
ルの説明図である。
【図4】 着信音に関するデータの説明図であり、
(A)は各音量レベルに対応する音量制御データ、
(B)は各メロディ種類に対応するメロディデータ、が
それぞれ記憶されていることを示す説明図である。
【図5】 動作モードが通常モードにセットされた場合
に実行される処理を表すフローチャートである。
【符号の説明】
1…電話装置 2…筺体上面 3…電話回線 5…交換機 7…電話回線 9…NCU 11…CPU 17…カレンダクロ
ック 21…EEPROM 21a…対応関係エリ
ア 23…音声メモリ 23a…着信音データ
エリア 25…操作部 25a…ダイヤルキー 25b…モード切替キー 27…表示部 29…音楽再生部 30…アンプ 31…スピーカ 33…信号バスライ
ン 35…受話器 37…フックスイッ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自己への着信を検出したときに、着信音
    による呼出が可能な電話装置であって、 前記着信音を発生する着信音発生手段と、 前記着信音の状態パラメータと時間帯との対応関係を設
    定するための指示を入力可能な入力手段と、 該入力手段を介して設定された着信音の状態パラメータ
    と時間帯との対応関係を記憶しておく対応関係記憶手段
    と、 該対応関係記憶手段に記憶された対応関係に基づき、着
    信時には、当該着信時刻に対応する着信音の状態パラメ
    ータに基づく着信音を前記着信音発生手段から発生させ
    る着信音制御手段と、 を備えたことを特徴とする電話装置。
  2. 【請求項2】 前記着信音の状態パラメータは、少なく
    とも音量を決定するためのものが含まれていることを特
    徴とする請求項1に記載の電話装置。
  3. 【請求項3】 前記着信音の状態パラメータは、前記音
    量決定用のものに加えて音質あるいはメロディを決定す
    るためのものが含まれていることを特徴とする請求項2
    に記載の電話装置。
  4. 【請求項4】 前記入力手段により入力した指示内容あ
    るいは前記対応関係記憶手段に記憶された対応関係を表
    示するための表示手段を備えていることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかに記載の電話装置。
  5. 【請求項5】 前記入力手段を介した状態パラメータの
    設定は、複数備えられたパターンから選択することによ
    り設定可能であることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載の電話装置。
JP8118988A 1996-05-14 1996-05-14 電話装置 Pending JPH09307606A (ja)

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