JPH09307037A - ファン付きヒートシンク - Google Patents

ファン付きヒートシンク

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Publication number
JPH09307037A
JPH09307037A JP11591396A JP11591396A JPH09307037A JP H09307037 A JPH09307037 A JP H09307037A JP 11591396 A JP11591396 A JP 11591396A JP 11591396 A JP11591396 A JP 11591396A JP H09307037 A JPH09307037 A JP H09307037A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fan
heat sink
assembly
fan assembly
power
Prior art date
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Pending
Application number
JP11591396A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kitahara
孝志 北原
Tadayoshi Shimanuki
忠好 島貫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PFU Ltd
Original Assignee
PFU Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by PFU Ltd filed Critical PFU Ltd
Priority to JP11591396A priority Critical patent/JPH09307037A/ja
Publication of JPH09307037A publication Critical patent/JPH09307037A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数個の高発熱部を持つ発熱素子の冷却にお
いて、ファンの騒音を抑制するとともに効率的に冷却で
きるファン付きヒートシンクを提供する。 【解決手段】 ファン付きヒートシンクの上面中心部に
回転自在に係止したファン組立体をファン組立体に対し
て偏在して配置したファンの回転によって回転させる。
これにより、ファン組立体の回転は特別の駆動源を必要
としないで低速回転し、ファン組立体のファンがヒート
シンク本体を一様に冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、発熱素子を冷却
する際に用いるファン付きヒートシンクに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】発熱素子を冷却する際にファンを内蔵し
たファン付きヒートシンクを各発熱素子に対応して設置
することは一般に知られている。
【0003】図7は従来技術の図を示すものである。
【0004】同図において、プリント基板63には複数
個の高発熱部を有する発熱素子64が搭載されている。
この発熱素子64の表面に対応してファン組立体62を
収納したヒートシンク本体61が接着あるいは圧接され
ている。そして、ファン組立体62を構成するカバー部
材68には複数個の高発熱部に対応した位置にファン6
7を備えており、プロペラ部67aからの冷却風の静圧
を高めるために隔壁70が全周に設けられてプロペラ部
67aを覆っている。このファン組立体62はヒートシ
ンク本体61に備えた支柱74にネジ69の締結によっ
て固定されている。
【0005】このファン付きヒートシンクは前記ファン
組立体62によりヒートシンク本体61の発熱素子64
への固定壁65を強制空冷するものである。ヒートシン
ク本体61には放熱フイン66を備えるとともに冷却風
がヒートシンク本体61の中央部へ流れやすくするため
に防風壁71を備えて冷却効果が上がるように配慮され
ている。
【0006】ファン組立体62へのファン駆動用の電源
供給は、ファン動力部62aからリード線72によりプ
リント基板63上のパッドやランドからなる電源接続部
73に接続して電源供給が行われている。
【0007】なお、上記従来技術のファン付きヒートシ
ンクのファン組立体については特開平6−268125
公報の図7および図8によって詳細に開示されている。
【0008】このファン付きヒートシンクではファンの
位置が固定されているため、複数個の高発熱部を持つ発
熱素子64に対しては複数個のファンを必要としてい
た。このため、ファンの信頼性の低下と騒音の増大とを
招くものであった。また強力なファン1個を使用するこ
とも考えられるが、騒音の上昇とファン付きヒートシン
クの大型化とを招くことにもなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記のごとく、従来の
技術によるファン付きヒートシンクでは次のような問題
点がある。
【0010】1)ファンの位置が固定されているため、
複数個の高発熱部を持つ発熱素子に対しては複数個のフ
ァンを必要とするので、ファンの信頼性の低下と騒音の
増大とを招くものであった。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決する
ために、この発明では次のような手段を取る。
【0012】ファン付きヒートシンクの上面中心部に回
転自在に係止したファン組立体を回転させる。
【0013】これにより、ファン組立体のファンがヒー
トシンク本体を一様に冷却する。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明は、次に示したような実
施の形態をとる。
【0015】1)図1に示すごとく、ヒートシンク本体
1にファン組立体2を収納してなり、該ファン組立体2
によりヒートシンク本体1の発熱素子4との固定壁5を
強制空冷するファン付きヒートシンクにおいて、回転自
在に係止する回転機構部21をファン組立体2の中心部
に備え、ファン3をファン組立体2に対して偏在して配
置し、ファン組立体2を前記ファン3の回転によって回
転させる。これにより、ファン組立体2の回転は特別の
駆動源を必要としないでファン3自身の回転でもって低
速回転し、ヒートシンク本体1を一様に冷却する。
【0016】2)図1に示すごとく、前記ファン付きヒ
ートシンクは、ファン3の駆動用電源をヒートシンク本
体1側から供給するように構成した電源供給部31を備
える。これにより、回転するファン組立体2に対して電
気的接続を行うことでファン3への電源供給を行う。
【0017】3)図3に示すごとく、前記電源供給部3
1は、輪状の電源パターン34を前記ファン組立体2に
設けられたカバー部材8に配置し、前記ヒートシンク本
体1に設けられた電極部32を該電源パターン34に押
圧して電源供給を行う。これにより、ファン付きヒート
シンクの組立においては、回転機構部21の組立のみで
電源供給部31が構成される。
【0018】4)図4に示すごとく、回転自在に係止さ
れた球体電極41あるいはローラ電極45を備えた電極
部32a,32bを電源パターン34に押圧して電源供
給を行う。これにより、ファン組立体2との電源供給の
ための接触部においては摩擦力を軽減する。
【0019】
【実施例】この発明による代表的な実施例を図2ないし
図6によって説明する。
【0020】図2は本発明の実施例の図を示す。
【0021】同図において、4は複数個の高発熱部を有
する発熱素子であり、プリント基板11にはんだ付けさ
れて搭載されている。1はベース部材7に設けられた放
熱フイン6を有するヒートシンク本体であり、発熱素子
4の表面に対応して接着あるいは圧接されている。2は
ファン組立体であり、その中心部では回転機構部21と
電源供給部31とによって前記ヒートシンク本体1に回
転自在に係止されている。
【0022】ファン組立体2はカバー部材8に設けられ
たファン動力部2aにファン3を偏在させて装着してい
る。このカバー部材8にはプロペラ部3aに対応して設
けた冷却風開口13と、この冷却風開口13の下方に前
記プロペラ部3aからの冷却風の静圧を高めるためにプ
ロペラ部3aの全周に設けた隔壁9と、前記回転機構部
21を中心とするファン組立体2の重量の均衡を保つた
めに設けたバランス部12とが形成されている。さら
に、望ましくは冷却風がヒートシンク本体1の中央部へ
流れやすくするために防風壁10を設ける。なお、これ
ら隔壁9と、バランス部12と、防風壁10とは、カバ
ー部材8と一体で形成してもよい。
【0023】ファン組立体2は前記ファン3が回転する
ことで、ファンモータの回転による慣性力と、気流によ
る旋回流の力とによってファン3の回転方向と同じ方向
に低速で回転する。そして、ヒートシンク本体1の発熱
素子4への固定壁5を強制空冷する。なお、これらヒー
トシンク本体1と、固定壁5と、放熱フイン6と、ベー
ス部材7とは、アルミニウムなどの熱伝導性の良好な材
料で形成されている。
【0024】図3は本発明の実施例の回転機構部の説明
図を示す。なお、以下において、前述と同じ箇所は同一
の符号を付してあり詳細な説明は省略する。
【0025】同図において、ヒートシンク本体1とファ
ン組立体2との回転機構部21について説明する。
【0026】ヒートシンク本体1の中央部にはベース部
材7から延びる円筒部7aが設けられている。ファン組
立体2の中央部にはカバー部材8に設けられたシャフト
固定部材26にシャフト24を圧入して立設されてい
る。そして、このシャフト24を軸受22と与圧バネ2
3を介して前記円筒部7aにカットワッシャ25を用い
て装着されている。
【0027】次に同図において、ヒートシンク本体1と
ファン組立体2との電源供給部31について説明する。
【0028】ヒートシンク本体1の中央部近傍には絶縁
台座37がベース部材7に設けられている。さらに、こ
の絶縁台座37に立設したハウジング36の先端にはハ
ウジング36内をスライド可能にして装着した凸形状の
電極部32がバネ33を介して設けられている。そし
て、この電極部32に対応して前記カバー部材8には回
転機構部21を中心とする輪状の電源パターン34が設
けられている。この電源パターン34は前記電極部32
の横ズレを防止したりして接触を確実にするために窪み
を設けることも有効である。なお、バネ33の一端には
リード線35が接続されていて、発熱素子4を搭載した
プリント基板11上のパッドやランドからなる電源接続
部38に接続される。
【0029】このヒートシンク本体1とプリント基板1
1との接続には、前記リード線35に替えて電源供給端
子を設けてプリント基板11上の前記電源接続部38に
接続することもできる。さらに、発熱素子4を経由して
接続させることもできる。すなわち、前記バネ33の一
端から延びる電源供給端子を設け、プリント基板11か
ら電源供給される発熱素子4にはベース部材7との接合
面に電源供給のためのコンタクトを設け、このコンタク
トと前記電源供給端子とを接続してもよい。
【0030】図4は本発明の他の実施例の電源供給部に
おける電極部の説明図を示す。
【0031】同図(a)において、電極部32aは、球
体電極41と、この球体電極41を回転自在に係止する
電極支え42とで形成されている。この場合には、前記
電源パターン34は球体電極41より僅かに大きな径を
持った窪みを有するパターン形状にすることで電源パタ
ーン34と球体電極41との接触部の摩擦力はさらに軽
減される。
【0032】同図(b)において、電極部32bは、ロ
ーラ電極45と、軸受46および軸47を介してこのロ
ーラ電極45を回転自在に係止する電極支え48とで形
成されている。この場合には、前記電源パターン34は
窪みを有しない平坦なパターン形状としてもよい。ま
た、ファン組立体2の回転中心部に対して外側に配置さ
れたローラ電極45bのローラ径を内側に配置されたロ
ーラ電極45aのローラ径よりも大きくすることでファ
ン組立体2の回転をよりスムーズにすることができる。
【0033】なお、図4において、電極部以外の箇所は
図3によって前述したヒートシンク本体1とファン組立
体2との電源供給部31についての説明と同じである。
【0034】図5は本発明の実施例のファン組立体の図
を示す。
【0035】同図において、カバー部材8にはファンモ
ータを構成するファン動力部2aが設けられている。こ
のファン動力部2aにファン3が吊下するように取付ら
れている。さらに、カバー部材8は前記冷却風開口13
を避けてファン動力部2aまで前記電源パターン34を
ランドやスルホールなどを用いて延長した電源パターン
34aをカバー部材の表面あるいは内部に形成する。そ
して、ファン動力部2aに接続される。このファン動力
部2aへの接続は前記電源パターン34aに替えてリー
ド線を用いて接続してもよい。なお、前記カバー部材8
は絶縁部材で形成するのが望ましいが、前記電源パター
ン34を絶縁処理すれば絶縁部材に限定されない。
【0036】図6は本発明の他の実施例の図を示す。
【0037】同図において、ファン組立体2に放熱フイ
ンを設けたものである。放熱フイン6はカバー部材8に
各放熱フイン6を各々立設してもよいし、カバー部材と
一体に形成してもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
に示すような効果がある。
【0039】1)ファン付きヒートシンクの上面中心部
に回転自在に係止したファン組立体をファンの回転によ
って回転させるようにしたので、ファン組立体の回転は
特別の駆動源を必要としないでファン自身の回転でもっ
て低速回転できるとともにヒートシンク本体を一様に冷
却できる。さらに、ファンの個数を削減できるとともに
ファンの信頼性の低下と騒音を抑制することができる。
加えて、薄形化できることで限られたスペースで効率的
な冷却を行うことができる。
【0040】2)ファンの駆動用電源をヒートシンク本
体側から供給するように構成したので、回転するファン
組立体に対して電気的接続を行うことでファンへの電源
供給ができる。
【0041】3)ファンの駆動用電源の電源供給部にお
いて、輪状の電源パターンをファン組立体に設けられた
カバー部材に配置し、ヒートシンク本体に設けられた電
極部を該電源パターンに押圧して電源供給を行うように
したので、ファン付きヒートシンクの組立においては、
回転機構部の組立のみで電源供給部を構成することがで
きる。さらに、電源供給のための作業を必要としないた
め、ヒートシンクの製造を容易にすることができる。
【0042】4)ファンの駆動用電源の電源供給部にお
いて、電極部に回転自在に係止された電極を備えて電源
パターンに押圧して電源供給を行うようにしたので、電
源供給のための接触部においては摩擦力を軽減させるこ
とができるため、ファン組立体をスムーズに回転させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成図である。
【図2】本発明の実施例の図である。
【図3】本発明の実施例の回転機構部の説明図である。
【図4】本発明の他の実施例の電源供給部における電極
部の説明図である。
【図5】本発明の実施例のファン組立体の図である。
【図6】本発明の他の実施例の図である。
【図7】従来技術の図である。
【符号の説明】
1:ヒートシンク本体 2:ファン組立体 3:ファン 4:発熱素子 5:固定壁 8:カバー部材 21:回転機構部 31:電源供給部 32:電極部 34:電源パターン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒートシンク本体(1)にファン組立体
    (2)を収納してなり、該ファン組立体(2)によりヒ
    ートシンク本体(1)の発熱素子(4)との固定壁
    (5)を強制空冷するファン付きヒートシンクにおい
    て、回転自在に係止する回転機構部(21)をファン組
    立体(2)の中心部に備え、ファン(3)をファン組立
    体(2)に対して偏在して配置し、ファン組立体(2)
    を前記ファン(3)の回転によって回転させることを特
    徴とする、ファン付きヒートシンク。
  2. 【請求項2】前記ファン付きヒートシンクは、ファン
    (3)の駆動用電源をヒートシンク本体(1)側から供
    給するように構成した電源供給部(31)を備えること
    を特徴とする、請求項1に記載のファン付きヒートシン
    ク。
  3. 【請求項3】前記電源供給部(31)は、輪状の電源パ
    ターン(34)を前記ファン組立体(2)に設けられた
    カバー部材(8)に配置し、前記ヒートシンク本体
    (1)に設けられた電極部(32)を該電源パターン
    (34)に押圧して電源供給を行うことを特徴とする、
    請求項2に記載のファン付きヒートシンク。
  4. 【請求項4】前記電極部(32)は、回転自在に係止さ
    れた電極を備えることを特徴とする、請求項3に記載の
    ファン付きヒートシンク。
JP11591396A 1996-05-10 1996-05-10 ファン付きヒートシンク Pending JPH09307037A (ja)

Priority Applications (1)

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JP11591396A JPH09307037A (ja) 1996-05-10 1996-05-10 ファン付きヒートシンク

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JP11591396A JPH09307037A (ja) 1996-05-10 1996-05-10 ファン付きヒートシンク

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JPH09307037A true JPH09307037A (ja) 1997-11-28

Family

ID=14674319

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JP11591396A Pending JPH09307037A (ja) 1996-05-10 1996-05-10 ファン付きヒートシンク

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JP (1) JPH09307037A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022159593A (ja) * 2021-04-05 2022-10-18 三菱電機株式会社 車載電子制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022159593A (ja) * 2021-04-05 2022-10-18 三菱電機株式会社 車載電子制御装置

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