JPH09306803A - 荷電粒子ビーム装置およびその洗浄方法 - Google Patents

荷電粒子ビーム装置およびその洗浄方法

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JPH09306803A
JPH09306803A JP11638696A JP11638696A JPH09306803A JP H09306803 A JPH09306803 A JP H09306803A JP 11638696 A JP11638696 A JP 11638696A JP 11638696 A JP11638696 A JP 11638696A JP H09306803 A JPH09306803 A JP H09306803A
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charged particle
cleaning
particle beam
lens barrel
deflecting
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JP11638696A
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Munehiro Ogasawara
宗博 小笠原
Kenji Otoshi
研司 大歳
Hidesuke Yoshitake
秀介 吉武
Tadahiro Takigawa
忠宏 滝川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷電粒子ビームを用いて高精度のパタ−ンを
描画することを可能とする描画装置、およびその洗浄方
法を提供することを目的とする。 【解決手段】 電子光学鏡筒と、この電子光学鏡筒内を
通過する荷電粒子ビームを偏向させる偏向手段と、前記
電子光学鏡筒内の少なくとも一部をラジカルまたはプラ
ズマを用いて洗浄する洗浄手段と、前記偏向手段により
偏向した荷電粒子ビームの所定測定値の変動を検出する
検出手段と、前記荷電粒子ビームの所定測定値の変動の
検出値が所定の範囲を越えるときに、前記洗浄手段を動
作させる手段とを具備することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、半導体素子の微細
パターンを描画するのに用いられる荷電粒子ビーム描画
装置およびその洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子ビーム描画装置を用いたパターン形
成技術は、近年の半導体デバイスパターンの微細化に伴
い、必須の技術となっている。このような半導体デバイ
スパターンの形成においては、単に微細なパターンを形
成できるというだけではなく、その形成位置を精密に制
御することが必要となる。ところで、電子光学鏡筒内部
には、運転に伴って、主に炭素から成るコンタミネーシ
ョン層が堆積することがある。このコンタミネーション
層は帯電して、その作る電場が電子の軌道を曲げてしま
い、電子の軌道が所定の位置からずれたものになるとい
うビームドリフトの問題が生ずる。これは、電子ビ−ム
に限らず、荷電粒子ビームを用いた装置においては共通
の問題である。
【0003】ビームドリフトが生ずると、ビーム寸法の
変動、ビーム電流の変動、及び、ビーム照射位置の変動
が生じてしまう。ビームドリフトの量を許容範囲内に抑
えるには、定期的にコンタミネーション層を除去する必
要がある。その方法として、対象とする部品を鏡筒から
外し、ダウンフロープロセスを用いてコンタミネーショ
ン層を取り除くという手法が既に実用化されている。
【0004】この手法は、図11に示すように、CF4
+O2 の混合ガス120を放電管130においてマイク
ロ波を用いて放電させ、下流に流れてくる電気的に中性
なラジカルを鏡筒に導入して反応を鏡筒100内部で起
こさせ、例えば静電偏向電極110を洗浄するいわゆる
in−situ洗浄法が提案されている。in−sit
u洗浄法を用いれば、鏡筒100を解体することなく洗
浄が行えるので、装置の稼働率を向上させ、且つ解体・
再組立に伴う問題点を回避できるので、信頼性を高くす
ることができる。
【0005】ところが、これまで洗浄方法そのものにつ
いては種々の提案がなされていたが、必要な精度を得る
ための具体的な洗浄手順について明らかにした提案につ
いては、いまだなされていない。
【0006】また、洗浄に用いるラジカルを含む洗浄ガ
スの温度は、プラズマに比べて低温ではあるが、それで
も50〜100℃もある。従って、洗浄中に洗浄ガスに
曝される部品は、その温度に加熱される。しかし、荷電
粒子ビーム描画装置の機械部品は、極めて高い機械精度
が要求され、このような温度上昇は、機械精度を劣化さ
せる恐れがある。特に、ステージの位置精度は、描画精
度に決定的に影響するため、この問題は極めて深刻であ
る。
【0007】このように、これまでに使用されている洗
浄方法では、洗浄ガスにさらされる部品の温度が上昇
し、機械精度が劣化するという問題があった。さらに、
鏡筒内部の雰囲気には、炭素水素のみならず、例えばシ
リコンを含む分子が微量に存在しうる。シリコンを含む
ガスが電子と反応して堆積物をつくると、コンタミネー
ション除去する過程でこれらが酸化され、絶縁性のシリ
コンの酸化膜を形成する恐れがある。これは、CF4
2 を用いたコンタミネーション除去プロセスでは、完
全に除くことは困難である。
【0008】このように、これまでに使用されている洗
浄方法では、残留する恐れのある絶縁性のシリコン酸化
膜を形成してしまい、それが新たなドリフトの原因とな
る恐れがあった。
【0009】
【発明の解決しようとする課題】本発明は、以上の事情
の下になされたもので、荷電粒子ビームを用いて高精度
のパタ−ンを描画することを可能とする描画装置、およ
びその洗浄方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決する為の手段】上記課題を解決するため、
本発明(請求項1)は、電子光学鏡筒と、この電子光学
鏡筒内を通過する荷電粒子ビームを偏向させる偏向手段
と、前記電子光学鏡筒内の少なくとも一部をラジカルま
たはプラズマを用いて洗浄する洗浄手段と、前記偏向手
段により偏向した荷電粒子ビームの所定測定値の変動を
検出する検出手段と、前記荷電粒子ビームの所定測定値
の変動の検出値が所定の範囲を越えるときに、前記洗浄
手段を動作させる手段とを具備することを特徴とする荷
電粒子ビーム装置を提供する。
【0011】本発明(請求項2)は、上記荷電粒子ビー
ム装置(請求項1)において、前記偏向手段が、所定の
寸法の成形ビームを得るための成形偏向手段であり、前
記検出手段が、成形偏向手段を動作させてビーム寸法を
変化させた後の成形ビームの寸法の時間変動を検出する
手段であり、前記洗浄手段を動作させる手段が、検出さ
れたビーム寸法の変動が所定の範囲を越えるときに、前
記成形偏向手段または前記成形偏向手段を動作させたと
きに荷電粒子ビームの流入量が変化する領域のすくなく
とも一部にプラズマまたはラジカルを流す機能を有する
ことを特徴とする。
【0012】本発明(請求項3)は、上記荷電粒子ビー
ム装置(請求項1)において、前記偏向手段が、荷電粒
子ビームをブランク状態からアンブランク状態にするビ
ームブランキング用偏向手段であり、前記検出手段が、
ビームブランキング用偏向手段を動作させてビームをブ
ランク状態からアンブランク状態にした後のブランキン
グ用のアパーチャよりも下流のビーム電流の変動を検出
する手段であり、前記洗浄手段を動作させる手段が、検
出されたビーム電流の変動が所定の範囲を越えるとき
に、前記ビームブランキング用偏向手段またはビームブ
ランキング用偏向手段を動作させるときに電子の流入量
が変化する領域のすくなくとも一部にプラズマまたはラ
ジカルを流す機能を有することを特徴とする。
【0013】本発明(請求項4)は、上記荷電粒子ビー
ム装置(請求項1)において、前記偏向手段が、荷電粒
子ビームを試料上の所定位置に照射するための対物偏向
手段であり、前記検出手段が、対物偏向手段を動作させ
てビームの試料上の位置を変化させた後の試料上のビー
ム位置の変動を検出する手段であり、前記洗浄手段を動
作させる手段が、検出されたビーム位置の変動が所定の
範囲を越えるときに、前記対物偏向手段または対物偏向
手段を動作させるときに電子の流入量が変化する領域の
すくなくとも一部にプラズマまたはラジカルを流す機能
を有することを特徴とする。
【0014】本発明(請求項5)は、荷電粒子ビーム装
置の電子光学鏡筒内の少なくとも一部をラジカルまたは
プラズマを用いて洗浄する工程と、前記電子光学鏡筒内
の洗浄された部分に冷却ガスを流す工程とを具備するこ
とを特徴とする荷電粒子ビーム装置の洗浄方法を提供す
る。
【0015】本発明(請求項6)は、原料ガスを放電さ
せてプラズマを形成する工程と、前記プラズマまたはプ
ラズマにより生じたラジカルを含むガスを用いて、荷電
粒子ビーム装置の電子光学鏡筒内の少なくとも一部を洗
浄する工程とを具備し、前記原料ガスは、フッ化ゼノン
を含有することを特徴とする荷電粒子ビーム装置の洗浄
方法を提供する。
【0016】本発明の第1の態様(請求項1)では、偏
向手段により偏向した荷電粒子ビームの所定測定値の変
動を検出し、この変動の検出値が所定の範囲を越えると
きに、前記洗浄手段を動作させ、電子光学鏡筒内の少な
くとも一部をラジカルまたはプラズマを用いて洗浄す
る。
【0017】すなわち、本発明の第1の態様では、電子
光学鏡筒内のコンタミネ−ションの堆積により生じた荷
電粒子ビームの所定測定値の変動を検出し、精度を確認
する作業と、洗浄ガスを用いる洗浄プロセスとを交互に
行うものである。洗浄プロセスは、荷電粒子ビームの所
定測定値の変動が所定の範囲内となるまで繰り返し行な
われる。このように、精度の向上が確認されるまで洗浄
が行われるので、洗浄によって確実に高い機械精度を得
ることが可能となる。
【0018】本発明の第2の態様(請求項5)では、電
子光学鏡筒内のコンタミネ−ションを洗浄する工程の後
に、洗浄された部分に冷却ガスを流す工程が行なわれ、
この2つの工程の組合せが少なくとも1サイクル行なわ
れる。
【0019】すなわち、本発明の第2の態様では、洗浄
する工程の後に冷却ガスを流す工程が行なわれるので、
洗浄の際の化学反応により生じた洗浄された部分の温度
の上昇が抑えられ、それによって、高い機械的精度を維
持することができる。
【0020】本発明の第3の態様(請求項6)では、電
子光学鏡筒内のコンタミネ−ションの洗浄に用いられる
原料ガスが、フッ化ゼノンを含有している。そのため、
従来のCF4 とO2 との組合せによっては行なうことが
困難であったシリコンを含むコンタミネ−ションを効果
的に洗浄・除去することが可能となった。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。図1は、本発明の方法を適用した描画装
置の電子光学鏡筒の構成を概念的に示したものである。
図1において、カソード1より引き出された電子ビーム
3は、アノード2との間の電場により加速され、コンデ
ンサーレンズ4,5によってクロスオーバがブランキン
グアパーチャ7に来るように収束され、上流側の第1成
形アパーチャ8を照射する。第1成形成形アパーチャ8
の像は、プロジェクタレンズ9,11によって下流側の
第2成形アパーチャ12上に結像される。
【0022】第2成形アパーチャ12を通過したビーム
は、アパーチャ13を通過した後、縮小レンズ14によ
って縮小され、さらに対物レンズ16によって縮小され
て、可動ステージ36上の試料上に照射される。但し、
この例では試料の代わりにファラデーカップ21にビー
ムを入射させている場合が示されている。
【0023】ここで、ブランキング用偏向電極6の間に
電圧が加えられると、電子ビームの軌道が曲げられ、電
子ビームはブランキングアパーチャ7またはアパーチャ
13によって遮断される。また、成形偏向電極10の間
に電圧を加えることにより、第1成形アパーチャ8の像
と、第2成形アパーチャ12との重なりを調整し、これ
によってビームの寸法を変化させる。また、対物偏向電
極16に電圧を加えることにより、試料上のビームの照
射位置を変更する。
【0024】ゲートバルブ26,27,28は、洗浄対
象領域にラジカルを含むガスを導入する場合に開けるゲ
ートバルブである。また、ゲートバルブ29,30,3
1はその際に洗浄後のガスを排気するために開けるゲー
トバルブである。以上のように構成される描画装置の電
子光学鏡筒を用いて、本実施例に係る洗浄方法を説明す
る。
【0025】まず、ビームが成形偏向器10を含む領域
を常に通過している状態に保つ。対物偏向器15には電
圧を加えず、ビームはすべてファラデーカップ21に入
射させ、ビーム電流を測定する。次に、成形偏向器10
に電圧を加えてビームを偏向させ、ビームの第2成形ア
パーチャ12に対する透過量を変化させる。この時、ア
パーチャ8,12での散乱・反射電子も軌道が変化し、
結果として、成形偏向電極10の表面やその周囲への流
入電流が変化する。
【0026】流入電流が変化する領域に高抵抗のコンタ
ミネーション膜が存在すると、その帯電量が変化し、従
って、帯電したコンタミネーション層によって発生する
電場が変化し、その結果、ビーム軌道も変化する。多く
の場合に帯電量の変化の時定数は、電極に加えた電圧の
変化の時定数よりも遙かに長く、数秒から数分である。
ビーム軌道の変化は、即ち、第2成形アパーチャ12に
対する透過電流の変化につながる。従って、ファラデー
カップ21で観測される電流は、時間軸の原点を成形偏
向電極に加える電圧を変化させた時にとると、図2に示
すようなものとなる。この例では、4分間の変動を測定
している。許容される変動幅が図に示した程度である
と、この例では許容範囲を越えている。成形偏向電極付
近のビームドリフトは、ビーム寸法の変動として現れ
る。従って、変動幅の許容範囲は、予め描画時のビーム
寸法測定等から決めておくことができる。この状態にな
ると、洗浄作業を開始する。
【0027】洗浄作業は、次のようにして行なわれる。
まず、ゲートバルブ19を閉じる。次いで、図1には示
していない鏡筒及び試料室の高真空排気用のポンプのゲ
ートバルブを閉じる。次に、ゲートバルブ27及び29
〜31を開き、ラジカルを含むガス34を鏡筒内部に導
入する。ラジカルを含むガスは、成形偏向電極表面及び
その付近の表面に堆積したコンタミネーション層と反応
してこれを取り除く。反応後のガスは、ドライポンプ2
2により外部に排気される。
【0028】このような洗浄操作を適当な時間行った
後、ゲートバルブ27を閉じ、鏡筒内を排気した後、ゲ
ートバルブ29〜31を閉じ、真空排気用のポンプのゲ
ートバルブを開けて、鏡筒内部及び試料室を排気する。
所定の圧力が得られた後、ゲートバルブ19を開け、ビ
ームをファラデーカップ21まで通す。次に、再び、成
形偏向器を動作させてビーム電流の変動があるかどうか
を測定する。もし、変動が許容範囲よりも大きければ、
変動が許容範囲よりも小さくなるまで洗浄を繰り返す。
変動が許容範囲よりも小さければ、次のようにして、ブ
ランキング用偏向電極6を動作させた時のビームドリフ
トを測定する。
【0029】まず、ブランキング用偏向電極6に電圧を
印加して、ビームをブランキングアパーチャ7若しくは
アパーチャ13により遮断する。例えば、数分後、ブラ
ンキング用電極6を接地してビームをアンブランク状態
にする。この時、ブランキング用偏向電極6の表面及び
その付近の表面に、高抵抗のコンタミネーション層が堆
積していると、成形偏向器の場合の説明で述べたと同様
の理由により、ビーム軌道が変化する。このとき、ファ
ラデーカップ21で観測される電流は、時間軸の原点を
ブランキング用偏向電極へ加えた電圧を変化させた時に
とると、図3に示すようなものとなる。この例では、4
分間の変動を測定している。
【0030】許容される変動幅が図3に示した程度であ
ると、この例では許容範囲を越えている。ブランキング
用偏向電極付近でビームドリフトがあると、試料上の電
流密度の変動が生じ、結果として照射量の変動が起き
る。従って、許容範囲は予め描画時の照射量測定等から
決めておくことができる。この状態から洗浄作業を開始
する。
【0031】まず、図1のゲートバルブ19を閉じる。
次に、図には示していない鏡筒及び試料室の高真空排気
用のポンプのゲートバルブを閉じる。次いで、ゲートバ
ルブ26及び29〜31を開き、ラジカルを含むガス3
4を鏡筒内部に導入する。ラジカルを含むガスは、成形
偏向電極表面及びその付近の表面に堆積したコンタミネ
ーション層と反応してこれを取り除く。反応後のガス
は、ドライポンプ22により外部に排気される。このよ
うな洗浄操作を適当な時間行った後、ゲートバルブ26
を閉じ、鏡筒内を排気した後、ゲートバルブ29〜31
を閉じ、高真空排気用のポンプのゲートバルブを開け
て、鏡筒内部及び試料室を排気する。
【0032】所定の圧力が得られた後、ゲートバルブ1
9を開け、ビームをファラデーカップ21まで通す。次
いで、再びブランキング用偏向器を動作させて、ビーム
電流の変動があるかどうかを測定する。もし、変動が許
容範囲よりも大きければ、変動が許容範囲よりも小さく
なるまで洗浄を繰り返す。変動が許容範囲よりも小さけ
れば、次に、対物偏向電極15を動作させた時のビーム
ドリフトを測定する。このとき、成形偏向器10付近を
洗浄しないのは、既に洗浄を行っているからである。
【0033】対物偏向電極を動作させた時の試料上のビ
ーム位置の変動の測定方法は、次の通りである。図4
(a)は、試料上のマーク35の上を矩形ビーム37を
走査する様子を示す。マーク35の位置は、予め測定し
てあるものとする。対物偏向電極を動作させて、このマ
ーク35上にビーム37を移動させ、次いで、対物偏向
電極を用いてビームを一定の微小振幅で互いに垂直な二
方向に振動させる。この時のマーク信号は、両方向とも
図4(b)に示すようになる。この信号の面積中心の位
置がビームの相対位置を与える。
【0034】ここで、対物偏向電極表面或いはその近傍
表面に高抵抗のコンタミネーション層が堆積している
と、対物偏向電極を働かせたことにより、その帯電量が
変化し、それに伴い、試料上のビーム位置が移動したと
すると、上記の信号の面積中心の位置は変動する。これ
を2次元的に図示すれば、例えば図5に示すようにな
る。もし、この変動が許容される値より大きい場合は、
洗浄作業を開始する。対物偏向器付近でのビームドリフ
トは、ビーム照射位置の変動を起こす。従って、許容範
囲は、試料描画時の必要な描画位置精度から決定する。
【0035】まず、図1のゲートバルブ19を閉じる。
次いで、図には示していない鏡筒及び試料室の高真空排
気用のポンプのゲートバルブを閉じる。次に、ゲートバ
ルブ28及び29〜31を開き、ラジカルを含むガス3
4を鏡筒内部に導入する。ラジカルを含むガスは対物偏
向電極表面及びその付近の表面に堆積したコンタミネー
ション層と反応させてこれを取り除く。反応後のガス
は、ドライポンプ22により外部に排気される。適当な
時間洗浄を行った後、ゲートバルブ28を閉じ、鏡筒内
を排気した後、ゲートバルブ29〜31を閉じ、高真空
排気用のポンプのゲートバルブを開けて、鏡筒内部及び
試料室を排気する。
【0036】所定の圧力が得られた後、ゲートバルブ1
9を開け、ビーム試料上に通す。次に、再び、対物偏向
器を働かせてビーム位置の変動があるかどうかを測定す
る。もし、変動が許容範囲よりも大きければ、変動が許
容範囲よりも小さくなるまで洗浄を繰り返す。
【0037】以上の洗浄工程により、鏡筒内部でのビー
ムドリフトを取り除くことができる。これにより、高い
ビーム寸法精度、照射量精度、及び描画位置精度が得ら
れる。これら一連の作業を図6に流れ図で示す。
【0038】ここまでは鏡筒内の3種類の洗浄工程を連
続して行う場合を示した。この場合、まず、成形偏向電
極付近の洗浄を先に行うのは、次の理由による。ブラン
キング用偏向電極6を動作させてビームをブランクある
いはアンブランクする場合には、成形偏向器付近の表面
への電流の流入量も変化する。従って、もし、電流変化
が観測された場合にも、それが成形偏向器付近のコンタ
ミネーション層によるものか、ブランキング用電極付近
のコンタミネーション層によるものかが判別できない。
よって、まず、成形偏向器付近の洗浄を行う必要があ
る。
【0039】もちろん、経験的にどれか一カ所のみを洗
浄すべきことが分かっている時には、その箇所のみを洗
浄すればよいことは言うまでもない。以上のように、本
発明の第1の態様に係る洗浄方法を用いることにより、
高い描画精度を保つことができる。
【0040】以下、本発明の第2の態様に係る実施例に
ついて説明する。図7は、本発明の第2の態様に係る方
法を適用した電子光学鏡筒の構成を示す図である。この
例では、被洗浄物である静電偏向電極43,44、及び
ステージ46には温度センサー59a,59b,59c
が設けられており、これら温度センサー59a,59
b,59cにより、洗浄時の電極43,44、ステージ
46の温度変化を測定するようにされている。
【0041】測定回路54は、マイクロ波電源の他、ガ
ス供給バルブ49〜51、マスフローコントローラ55
a,55b,55c及び原料ガスの温度も制御する。こ
こで行われる洗浄工程は、2つの工程からなる。第2の
工程は、CF4 +O2 を流しながら放電管47で放電さ
せて、OやFのラジカルを発生させ、これを鏡筒内に流
してコンタミネーション層を除去する前工程である。第
2の工程は、N2 を流しながら放電管47で放電させ
て、Nのラジカルを発生させ、これを鏡筒内に流して、
前工程で形成された金の酸化膜を除去する後工程であ
る。
【0042】前工程では、CF4 +O2 を放電管に導入
して放電させ、OやFのラジカルを発生させ、鏡筒内部
に流すが、このとき制御回路54は、測定個所のいずれ
かの温度が許容出来る最高温度TH を越えた場合に、マ
イクロ波電源48のスイッチを切り、放電管47での放
電を停止する。マイクロ波電源48を切った後、バルブ
49,50が閉じられ、バルブ51が開かれ、冷却用の
2 が鏡筒内部に導かれる。
【0043】N2 の温度は、例えば運転時の部品の温度
よりも2度低くする。TH としては、例えば運転時の温
度よりも5度程度高くとる。放電時は鏡筒内部の圧力は
数トル程度であるが、冷却時には大気圧に近くすること
が冷却効率を高くする上で望ましい。但し、急激に冷却
することが好ましくない場合には、冷却ガスの流量を徐
々に増加する様にすれば良い。
【0044】この冷却工程において、温度の最も高い点
の温度が最低温度TL よりも低くなった時点で、N2
温度はほぼTL に設定され、すべての測定点での温度が
ほぼTL になるまで流される。TL としては、例えば装
置の運転時の温度とする。この時点で、バルブ51が閉
じられて、一旦鏡筒内を排気され、その後、バルブ4
9,50が開かれ、CF4 とO2 が放電管47に導入さ
れる。
【0045】次に、マイクロ波電源48のスイッチが入
れられ、洗浄工程が再開する。以上述べたプロセスをコ
ンタミネーション層が除去されるまで繰り返す。これに
より、前工程において鏡筒内部の被洗浄物の温度上昇を
最小限に抑えながら、十分な洗浄効果が得られる。
【0046】ところで、発明者らは先に、CF4 +O2
を用いた洗浄によって金の表面が酸化されるが、N2
ラジカルを流すことで金の酸化膜を除去できることを見
いだした。従って、図7〜9に示す例では、CF4 +O
2 を用いた洗浄工程の後にN2 を流して放電させ、窒素
ラジカルを発生させて鏡筒内に流すという後工程を行な
う構成となっている。
【0047】この後工程においても、被洗浄物の温度上
昇は前工程と同様に起こる。この場合にも、前工程を行
う場合と全く同様に、測定個所の温度がTH を越えた時
点で、マイクロ波電源48のスイッチを切った後、N2
の流量を増やして、被洗浄物の温度上昇を抑えることが
できる。必要に応じて後工程と冷却工程を繰り返すこと
は前工程の場合と全く同様である。これらを含めた洗浄
工程の概略フローチャートを図8に示す。
【0048】また、対象とする部分の温度の変化を直接
測定することが難しい場合には、予め被洗浄物の温度変
化を計算或いは実験によって求めておき、そのデータに
基づいて洗浄工程と冷却工程の時間配分をプログラムす
ることも可能である。
【0049】図7に示す実施例は、洗浄機構を有する鏡
筒について説明したが、本発明はこれに限定されること
なく、例えば図9に示すような、洗浄室56内に被洗浄
物57を収容し、被洗浄物57表面のコンタミネ−ショ
ン層を洗浄する場合にも同様に適用可能である。
【0050】以上、CF4 +O2 を用いた前工程と、N
2 を用いた後工程とからなる洗浄工程に冷却工程を組み
合わせた場合について説明したが、本発明は上記の実施
例に限定されない。例えば、冷却工程は洗浄工程と同じ
ガスを用いる必要はなく、例えばAr等の希ガスを用い
てもよい。また、実施例では冷却ガスを放電管を通して
供給したが、異なる供給系から供給してもよい。本発明
の第2の態様の本質は、被洗浄物の温度が上昇するドラ
イ洗浄プロセスにおいて、対象とする部分の温度が許容
範囲に収まる様に、冷却ガスを流して温度上昇を抑制す
ることにある。この思想のもとに適当な変形が許される
ことはいうまでもない。また、上記の説明の中のTH
L の設定値、冷却ガスの温度は、装置の要求に合わせ
て適宜決定することが可能である。
【0051】以上のように、本発明の第2の態様に係る
実施例によると、被洗浄物の温度上昇を効果的に抑制で
きるので、高い機械精度を維持することが可能である。
以下、本発明の第3の態様に係る実施例について説明す
る。
【0052】図10は、本発明の第3の態様に係る実施
例を示す図である。図7に示す装置との違いは、温度測
定および制御のための機構が設けられていないことと、
放電管にXeF2 を含むガスを導入するようにしたこと
である。この例では、XeF2 を含むガスとして、Xe
2 とArとの混合ガスを用いている。このような装置
による洗浄プロセスは、次の様になる。
【0053】まず、CF4 +O2 を用いる洗浄プロセス
により炭素を含むコンタミネーション層を除去する。こ
の工程により、コンタミネーション層はほぼ完全に除去
される。しかし、シリコン酸化膜層は、若干量エッチン
グされるが、かなりの量残留してしまう。ここで、洗浄
ガスとしてXeF2 +Arを導入する。これにより効率
良くシリコン酸化膜を除去することができる。
【0054】以上のように、通常のCF4 +O2 を用い
たコンタミネーション層の除去工程と、XeF2 を用い
たシリコン酸化膜の除去工程とを組み合わせることによ
り、鏡筒内部品のより完全な洗浄が可能となる。ここで
はXeF2 を含むガスとして、XeF2 とArの混合ガ
スを例に示したが、Ar以外の希ガスやN2 ガスをXe
2 と混合したものでも同様の効果が得られる。また、
ガス系の種類を節約するために、プロセス最適化のため
の圧力調整範囲は狭くなるという欠点はあるが、CF4
+O2 の代わりにXeF2 +O2 を用いることも可能で
ある。さらに、XeF2 に限らず、Fを含むガスを用い
ることも可能である。
【0055】また、本発明の第3の態様に係る洗浄方法
は、必ずしも図10に示す鏡筒に対し適用されるだけで
はなく、図9に示すような洗浄装置においても適用可能
なことは言うまでもない。
【0056】以上のように、本発明の第3の態様に係る
洗浄方法によると、従来の洗浄プロセスでは除去しきれ
なかったシリコン酸化物を効率よく除去することが可能
となる。これにより、電子光学鏡筒に於けるビームドリ
フトを大幅に低減することが可能となる。
【0057】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の第1の態
様によると、偏向手段により偏向した荷電粒子ビームの
所定測定値の変動を検出し、この変動の検出値が所定の
範囲を越えるときに、前記洗浄手段を動作させ、電子光
学鏡筒内の少なくとも一部をラジカルまたはプラズマを
用いて洗浄しているため、電子光学鏡筒内のコンタミネ
−ションは確実に除去され、それによって高い機械的精
度を得ることが可能である。
【0058】また、本発明の第2の態様によると、電子
光学鏡筒内のコンタミネ−ションを洗浄する工程の後
に、洗浄された部分に冷却ガスを流す工程が行なわれる
ため、洗浄の際の化学反応により生じた洗浄された部分
の温度の上昇が抑えられ、それによって、高い機械的精
度を維持することができる。
【0059】更に、本発明の第3の態様によると、電子
光学鏡筒内のコンタミネ−ションの洗浄に用いられる原
料ガスが、フッ化ゼノンを含有しているため、従来のC
4とO2 との組合せによっては行なうことが困難であ
ったシリコンを含むコンタミネ−ションを効果的に洗浄
・除去することができ、それによって電子光学鏡筒に於
けるビームドリフトを大幅に低減することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の態様に係る荷電粒子ビーム装置
の構成を示す図。
【図2】図1に示す荷電粒子ビーム装置の成形偏向電極
を動作させた時のファラデーカップ電流の変動を示す
図。
【図3】図1に示す荷電粒子ビーム装置のブランキング
用偏向電極を動作させた時のファラデーカップ電流の変
動を示す図。
【図4】試料上のマーク、及び試料上のマークをビーム
を走査させた時の反射信号を示す図。
【図5】対物偏向電極を動作させた時のビーム位置の変
動を示す図。
【図6】図1に示す荷電粒子ビーム装置を用いた洗浄プ
ロセスを示す流れ図。
【図7】本発明の第2の態様に係る荷電粒子ビーム装置
の構成を示す図。
【図8】図7に示す荷電粒子ビーム装置を用いた洗浄プ
ロセスを示す流れ図。
【図9】本発明の第2の態様に係る荷電粒子ビーム装置
の他の例を示す図。
【図10】本発明の第3の態様に係る荷電粒子ビーム装
置の構成を示す図。
【図11】従来の荷電粒子ビーム装置の構成を示す図。
【符号の説明】
1…カソ−ド 2…アノード 3…電子ビーム 4,5…コンデンサーレンズ 6…ブランキング用偏向電極 7…ブランキングアパーチャ 8…第1成形アパーチャ 9,11…プロジェクタレンズ 10…成形偏向電極 12…第2成形アパーチャ 13…アパーチャ 14…縮小レンズ 16…対物レンズ 21…ファラデーカップ 26,27,28,29,30,31…ゲートバルブ 36…可動ステージ 43,44…静電偏向電極 46…ステージ 49,50,51…ガス供給バルブ 54…測定回路 55a,55b,55c…マスフローコントローラ 59a,59b,59c…温度センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 滝川 忠宏 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子光学鏡筒と、この電子光学鏡筒内を
    通過する荷電粒子ビームを偏向させる偏向手段と、前記
    電子光学鏡筒内の少なくとも一部をラジカルまたはプラ
    ズマを用いて洗浄する洗浄手段と、前記偏向手段により
    偏向した荷電粒子ビームの所定測定値の変動を検出する
    検出手段と、前記荷電粒子ビームの所定測定値の変動の
    検出値が所定の範囲を越えるときに、前記洗浄手段を動
    作させる手段とを具備することを特徴とする荷電粒子ビ
    ーム装置。
  2. 【請求項2】 前記偏向手段は、所定の寸法の成形ビー
    ムを得るための成形偏向手段であり、前記検出手段は、
    成形偏向手段を動作させてビーム寸法を変化させた後の
    成形ビームの寸法の時間変動を検出する手段であり、前
    記洗浄手段を動作させる手段は、検出されたビーム寸法
    の変動が所定の範囲を越えるときに、前記成形偏向手段
    または前記成形偏向手段を動作させたときに荷電粒子ビ
    ームの流入量が変化する領域のすくなくとも一部にプラ
    ズマまたはラジカルを流す機能を有することを特徴とす
    る請求項1に記載の荷電粒子ビーム装置。
  3. 【請求項3】 前記偏向手段は、荷電粒子ビームをブラ
    ンク状態からアンブランク状態にするビームブランキン
    グ用偏向手段であり、前記検出手段は、ビームブランキ
    ング用偏向手段を動作させてビームをブランク状態から
    アンブランク状態にした後のブランキング用のアパーチ
    ャよりも下流のビーム電流の変動を検出する手段であ
    り、前記洗浄手段を動作させる手段は、検出されたビー
    ム電流の変動が所定の範囲を越えるときに、前記ビーム
    ブランキング用偏向手段またはビームブランキング用偏
    向手段を動作させるときに電子の流入量が変化する領域
    のすくなくとも一部にプラズマまたはラジカルを流す機
    能を有することを特徴とする請求項1に記載の荷電粒子
    ビーム装置。
  4. 【請求項4】 前記偏向手段は、荷電粒子ビームを試料
    上の所定位置に照射するための対物偏向手段であり、前
    記検出手段は、対物偏向手段を動作させてビームの試料
    上の位置を変化させた後の試料上のビーム位置の変動を
    検出する手段であり、前記洗浄手段を動作させる手段
    は、検出されたビーム位置の変動が所定の範囲を越える
    ときに、前記対物偏向手段または対物偏向手段を動作さ
    せるときに電子の流入量が変化する領域のすくなくとも
    一部にプラズマまたはラジカルを流す機能を有すること
    を特徴とする請求項1に記載の荷電粒子ビーム装置。
  5. 【請求項5】 荷電粒子ビーム装置の電子光学鏡筒内の
    少なくとも一部をラジカルまたはプラズマを用いて洗浄
    する工程と、前記電子光学鏡筒内の洗浄された部分に冷
    却ガスを流す工程とを具備することを特徴とする荷電粒
    子ビーム装置の洗浄方法。
  6. 【請求項6】 原料ガスを放電させてプラズマを形成す
    る工程と、前記プラズマまたはプラズマにより生じたラ
    ジカルを含むガスを用いて、荷電粒子ビーム装置の電子
    光学鏡筒内の少なくとも一部を洗浄する工程とを具備
    し、前記原料ガスは、フッ化ゼノンを含有することを特
    徴とする荷電粒子ビーム装置の洗浄方法。
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