JPH09306624A - ソケット - Google Patents

ソケット

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Publication number
JPH09306624A
JPH09306624A JP14803096A JP14803096A JPH09306624A JP H09306624 A JPH09306624 A JP H09306624A JP 14803096 A JP14803096 A JP 14803096A JP 14803096 A JP14803096 A JP 14803096A JP H09306624 A JPH09306624 A JP H09306624A
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JP
Japan
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base
cover
socket
electric element
lead
Prior art date
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Pending
Application number
JP14803096A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyokazu Iketani
清和 池谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Texas Instruments Japan Ltd
Original Assignee
Texas Instruments Japan Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Texas Instruments Japan Ltd filed Critical Texas Instruments Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電気素子の接続端子を変形させることなく良好
な電気的接続を行いうるソケット提供する。 【解決手段】外部回路に接続するためのコンタクト9を
有するベース3と、ベース3に対して接離自在に支持さ
れるカバー2とが接離自在に配置され、ベース3とカバ
ー2とがコイルばねによって互いに離間する方向に付勢
される。ベース3上には受け台4が設けられ、コイルば
ね7によって上方に付勢される。受け台4の縁部にリブ
8が設けられ、このリブ8によってIC10のICリー
ド11の根元が支持される。カバー2には、カバー2の
上昇に伴って押付部材17をICリード11に押し付け
るリンク機構が設けられる。カバー2に加えられる力を
開放すると、コイルばねの付勢力によってカバー2が上
昇し、押付部材17がICリード11を押し下げ、IC
リード11とコンタクト9の接続部9aとの良好な電気
的接続が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はICを外部回路に接
続させるためのソケットに係り、特に、小端子又は多端
子ICに適したソケットに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体素子の微細加工技術が進ん
だことから、ICやLSI等の半導体装置の入出端子の
数も増加している。このため、従来より、テスティング
や実装を行うために、種々のICLSI等に対応するソ
ケットが提案されている。
【0003】図8及び図9は、従来技術のソケットの一
例を示すものである。図8及び図9に示すように、この
ソケット21は、QFP(クワッド・フラット・パッケ
ージ)のIC22のテスティングに用いられるものであ
り、プラスチックで形成されたベース23を有してい
る。このベース23上には、弾性力のある金属材料が板
バネ状に成形されたコンタクト24が複数配置されてい
る。このコンタクト24は、IC22のパッケージ周囲
から導出されたICリード25と同じ数だけ設けられて
おり、各コンタクト24の先端部は各ICリード25と
弾性力を持って接触できるように構成されている。
【0004】このコンタクト24の下端部分はベース2
3に固定できるように構成されており、その底部には棒
状のリード26がベース23の底面からほぼ垂直に導出
されるように設けられており、このリード26によって
ソケット21をプリント基板20に半田付けできるよう
に構成されている。
【0005】ベース23の一側面には、カバー27がシ
ャフト28を支軸として回動可能に取り付けられてお
り、このソケット21が待機状態のときは、シャフト2
8に設けられたスプリング29の付勢力によってカバー
27をはね上げておき、IC22を取り付け易いように
構成されている。
【0006】カバー27の一側面にはラッチ30がシャ
フト31を中心にして回動自在に設けられ、また、ベー
ス23の同側面には爪部32が設けられる。そして、図
9に示すように、このソケット21によるテスティング
を行う際は、ベース23上に設けられた位置決めポスト
33に沿ってIC22を装着し、ICリード25を上述
のコンタクト24上に載せ、次いで、カバー27を閉じ
る。すると、ラッチ30と爪部32とが噛み合わされ、
シャフト31に巻回されたスプリング33の付勢力によ
ってその噛み合わせた状態が維持され、その結果、カバ
ー27の閉じた状態が保持されIC22が固定される。
【0007】さらに、ソケット21には、カバー27の
底面に凸部34が設けられており、そのカバー27を閉
じる際、この凸部34によってICリード25が押圧さ
れ、コンタクト24が押し下げられるように構成され
る。そして、このような構成により、コンタクト24の
反力と接触面のワイピング作用とによって、このソケッ
ト21においては、ICリード25とコンタクト24と
の電気的接触が良好に行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のソケットにおいては、次のような問題があっ
た。 すなわち、従来のソケット21場合、強度的にそ
れほど強くないICリード25の先端部をコンタクト2
4の接続部分に直接載せるため、IC22をソケット2
1のベース23に装着する際に、ていねいに取り扱わな
いとICリード25がダメージを受けて変形してしまう
ことがあった。
【0009】また、従来のソケット21においては、位
置決めポスト33に沿ってIC22をベース23内に落
とし込み、ICリード25によって位置決めを行うた
め、IC22の位置を正確に定めることが困難で、その
結果、カバー27を閉じる際にIC21のずれに起因し
てICリード25が変形するという問題があった。
【0010】さらに、図9に示すように、従来のソケッ
ト21の場合、カバー27がシャフト28を中心にして
開閉するように構成されていることから、カバー27を
閉じる際に凸部34のシャフト28に近い部分からIC
リード25に接触し、その結果、特にベース23の両側
部に位置するICリード25が変形し易いという問題が
あった。
【0011】本発明は、このような従来の技術の課題を
解決するためになされたもので、電気素子の接続端子を
変形させることなく電気的接続を行いうるソケット提供
することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、着脱自在に保持した電気素
子を導電部材を介して外部回路に接続するためのソケッ
トであって、この電気素子の接続端子の根元の部分を支
持することによりこの導電部材と離間した状態で上述の
電気素子の位置決めを行う位置決め部材と、位置決めさ
れた上述の電気素子の各接続端子を押付部材によって上
述の導電部材に均一的に押し付けてこの導電部材に接触
させる接続手段とを設けたことを特徴とする。
【0013】この場合、請求項2記載の発明のように、
請求項1記載の発明において、外部回路に接続するため
の導電部材を有し上述の位置決め部材を設けたベース部
材と、このベース部材に対して接離自在に支持されるカ
バー部材とを備え、このベース部材と上述のカバー部材
とを弾性部材によって互いに離間する方向に付勢し、こ
のベース部材と上述のカバー部材とが近接位置にある場
合に上述の電気素子の各接続端子と上述の導電部材との
接続位置から上述の押付部材を待避させる一方、上述の
ベース部材と上述のカバー部材とが離間するに伴い上述
の押付部材を上述の電気素子の各接続端子に押し付けて
前記導電部材に接触させるように構成することも効果的
である。
【0014】また、請求項3記載の発明のように、請求
項2記載の発明において、上述のベース部材と上述のカ
バー部材との間に設けたリンク機構ににより上述の押付
部材を駆動させるように構成することも効果的である。
【0015】さらに、請求項4記載の発明のように、請
求項2又は3ののいずれか1項記載の発明において、上
述の位置決め部材と上述のベース部材との間に衝撃吸収
用の弾性部材を設けることも効果的である。
【0016】さらにまた、請求項5記載の発明のよう
に、請求項2乃至4のいずれか1項記載の発明におい
て、上述のベース部材と上述のカバー部材との間に設け
た弾性部材の弾性力を、上述の位置決め部材と上述のベ
ース部材との間に設けた衝撃吸収用の弾性部材の弾性力
よりも大きくなるように構成することも効果的である。
【0017】かかる構成を有する請求項1記載の発明の
場合、位置決め部材によって電気素子の接続端子の根元
の部分を支持し、導電部材と離間した状態でその位置決
めを行うことから、接続端子が直接導電部材に接触せ
ず、しかも、強度的に強い接続端子の根元で支持される
ので、位置決めの際に接続端子が曲げられて変形してし
まうことがなく、また、電気素子の本体の近くで位置決
めが行われるため、位置決めの精度が向上する。
【0018】また、位置決めされた電気素子の各接続端
子を押付部材によって導電部材に均一的に押し付けてこ
の導電部材に接触させることから、従来のソケットのよ
うな押付のタイミングの不均一に基づく接続端子の変形
は生じない。
【0019】この場合、請求項2記載の発明のように、
請求項1記載の発明において、外部回路に接続するため
の導電部材を有し上述の位置決め部材を設けたベース部
材と、このベース部材と上述のカバー部材とを弾性部材
によって互いに離間する方向に付勢し、これらベース部
材とカバー部材とが近接位置にある場合に電気素子の各
接続端子と導電部材との接続位置から上述の押付部材を
待避させる一方、ベース部材とカバー部材とが離間する
に伴いこの押付部材を電気素子の各接続端子に押し付け
て導電部材に接触させるように構成すること、特に、請
求項3記載の発明のように、請求項2記載の発明におい
て、ベース部材とカバー部材との間に設けたリンク機構
ににより上述の押付部材を駆動させるように構成するこ
とによって、各接続端子の変形を生じさせることなく電
気素子の着脱を行いうるソケットが容易に得られる。
【0020】また、請求項4記載の発明のように、請求
項2又は3のいずれか1項記載の発明において、位置決
め部材とベース部材との間に衝撃吸収用の弾性部材を設
ければ、電気素子の着脱の際における接続端子の変形が
より確実に防止される。
【0021】さらに、請求項5記載の発明のように、請
求項2乃至4のいずれか1項記載の発明において、ベー
ス部材とカバー部材との間に設けた弾性部材の弾性力
を、位置決め部材とベース部材との間に設けた衝撃吸収
用の弾性部材の弾性力よりも大きくなるように構成すれ
ば、電気素子を装着後、ベース部材とカバー部材との間
に力を作用させない状態において、ベース部材とカバー
部材を所定の位置に係止させておくことができるため、
常に電気素子が所定の位置に確実に保持されるようにな
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るソケットの好
ましい実施の形態を図1〜図7を参照して詳細に説明す
る。図1は、本実施の形態の要部を示す断面図である。
また、図2〜図4は、本実施の形態の全体構成を示すも
のであり、図2は平面図、図3及び図4は側面図であ
る。
【0023】図2〜図4に示すように、本実施の形態の
ソケット1は、概ねカバー2と、ベース3と、受け台4
とから構成される。カバー2、ベース3及び受け台4
は、それぞれPEI等の樹脂材料からなる。
【0024】図2に示すように、カバー2は、四角形状
のフレーム状に形成され、ベース3は、カバー2とほぼ
同様の大きさを有する板状の部材からなる。そして、ベ
ース3とカバー2は、後述するように、接離自在となる
ように組み立てられる。
【0025】図2に示すように、ベース3の表面には、
その四隅にカバー2の表面に対して垂直に延びるように
ガイド部材5(5a〜5d)が設けられる。これらのガ
イド部材5(5a〜5d)は、カバー2のフレーム2A
の内側に位置するように配される。
【0026】図3に示すように、カバー2とベース3と
の間には、コイルばね6が設けられ、これによりカバー
2とベース3とが互いに離れる方向に付勢される。本実
施の形態においては、カバー2とベース3の四隅にコイ
ルばね6が設けられる。この場合、カバー2とベース3
とは、後述するようにカバー2に形成した鍵状のラッチ
2aによって所定の位置で係止するように構成される。
【0027】受け台4は、四角形状の板状の部材からな
り、ベース3の中央部分に組み付けられる。この場合、
受け台4は、その四隅がガイド部材5a〜5dによって
位置決めされ、ベース3の上面に対して垂直方向に摺動
自在となるように取り付けられる。
【0028】図1に示すように、受け台4とベース3と
の間には、コイルばね7が設けられ、受け台4とベース
3とが互いに離れる方向に付勢される。本実施の形態に
おいては、受け台4の四隅にコイルばね7が配置され
る。また、受け台4のベース3と対抗する側には、ベー
ス3に向かって延びる鍵状のラッチ4aが形成され、こ
のラッチ4aとベース3に形成された爪部3aとの係合
によって所定の位置で係止するように構成される。
【0029】一方、受け台4のカバー2側の周縁部に
は、電気素子の一例としてのIC10を位置決めするた
めのリブ8が例えば一体的に形成されている。図2に示
すように、本実施の形態においては、受け台4の四隅に
それぞれリブ8が設けられている。この場合、対抗する
リブ8a,8b及び8c,8d間の距離は、保持すべき
IC10のパッケージ10aの幅より若干大きくなるよ
うに構成されている。
【0030】また、ベース3上には、弾性力のある金属
材料が板バネ状に成形されたコンタクト9が複数配置さ
れている。このコンタクト9は、IC10のパッケージ
周囲から導出されたICリード11と同じ数だけ設けら
れており、後述するように、各コンタクト9の接続部9
aは各ICリード11と弾性力を持って接触できるよう
に構成されている。
【0031】このコンタクト9の基部はベース3に固定
できるように構成され、その底部には棒状のリード9b
がベース3の底面からほぼ垂直に導出されるように設け
られている。そして、このリード9bによってソケット
1を図示しないプリント基板に半田付けできるように構
成されている。
【0032】一方、カバー2の各フレーム2Aの内側に
は、ICリード11とコンタクト9の接続部9aとを接
続させるための接続手段が設けられている。ここで、本
実施の形態においては、カバー2に4つの接続手段が設
けられている。
【0033】この接続手段は、次のようなリンク機構か
ら構成されるものである。すなわち、図1及び図2に示
すように、カバー2の各フレーム2Aの内側に金属製の
2つのピン12が固定され、これらのピン12に金属製
のアーム13が回動自在に取り付けられる。そして、ア
ーム13の先端部にリベット14を介してアーム15が
回動自在に取り付けられ、このアーム15に長尺の押付
部材17が設けられる。この押付部材17は、金属製の
芯部17aの周囲に樹脂部(LCP等)17bが被覆さ
れて構成される。一方、図3に示すように、アーム15
の他端部は、ベース3に固定されたシャフト16に回動
自在に取り付けられる。
【0034】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。まず、図4に示すように、カバー2をベース3に向
って押し下げる。これにより、図1に示すように、上述
した接続手段のリンク機構によりアーム15がシャフト
16を中心として時計方向に回転し、押付部材17がコ
ンタクト9の接続部9aから離れる方向に待避する。
【0035】そして、この状態において、IC10を受
け台4のリブ8の上に載せる。上述したように、本実施
の形態においては、対抗するリブ8a,8b及び8c,
8dの間隔がIC10のパッケージより若干大きくなる
ように構成されていることから、図1に示すように、I
Cリード11の根元の部分が受け台4のリブ8によって
支持される。この場合、コンタクト9の接続部9aとI
Cリード11の端部とが離れた状態(約3mm程度)で
支持される。
【0036】次いで、カバー2に加える力を弱めると、
コイルばね6の付勢力によってカバー2とベース3とが
離れる方向に移動する。その結果、図5に示すように、
アーム15がシャフト16を中心として反時計方向に回
転し、押付部材17の下端部がICリード11の先端部
に接触する。
【0037】そして、コイルばね6の付勢力により、押
付部材17の下端部がICリード11の先端部を押し下
げるように力が働く。この場合、受け台4はコイルばね
によって上方に押し付けられているが、その反力はカバ
ー2とベース3との間に設けられるコイルばね6によっ
て加えられる力より小さくなるように構成しておく。そ
の結果、受け台4は下方に押し下げられ、図6に示すよ
うに、押付部の先端部の下降に伴いICリード11の先
端部とコンタクト9の接続部9aの先端部とが接触す
る。
【0038】その後、図7に示すように、コイルばね6
の付勢力により、さらにIC10が下方に押し下げられ
る。他方、カバー2は鍵状のラッチ2aの係合によって
所定の位置に係止される。その結果、コンタクト9の接
続部9aの反力と接触面のワイピング作用とによって、
ICリード11とコンタクト9の接続部9aとの電気的
接触が良好に行われる。
【0039】以上述べたように、本実施の形態によれ
ば、受け台4にIC10を位置決めするためのリブ8を
設けたことから、IC10を装着・脱去する際にICリ
ード11が直接コンタクト9に接触せず、しかも、強度
的に強いICリード11の根元で支持するようにしたの
で、ICリード11が曲げられることはない。
【0040】この場合、受け台4はコイルばね7によっ
て常に押し上げられるように構成されていることから、
IC10の着脱の際に衝撃が緩和され、その結果、IC
リード11の変形が防止される。
【0041】また、本実施の形態によれば、受け台4上
に設けたリブ8によってIC10のパッケージ10aに
近い位置で位置決めを行うことから、寸法精度の高い部
分を基準として位置決めを行うことができ、IC10の
位置決めの精度を向上させることができる。
【0042】さらに、コイルばね7によって受け台4に
加えられる力より、カバー2とベース3との間に設けら
れるコイルばね6によって加えられる力が大きくなるよ
うに構成されていることから、IC10を装着した後、
カバー2に力を作用させない状態において、受け台4の
ラッチ4aとベース3の爪部3aの係合によりIC10
が所定の位置に確実に保持され、これによりICリード
11とコンタクト9の接続部9aとの一層確実な接続を
行うことができる。
【0043】なお、本発明は上述の実施の形態に限られ
ることなく、種々の変更を行うことができる。例えば、
上述の実施の形態においては、ICパッケージの四辺か
らICリードが導出されている場合に対応できるように
受け台の四辺にリブを設け、接続手段を4つ設けるよう
にしたが、本発明はこれに限られるものではなく、IC
パッケージの一辺又は二辺からICリードが導出されて
いる場合に応じて受け台の一辺又は二辺にリブを設け、
接続手段を1つ又は2つ設けるように構成することもで
きる。また、リブの設ける位置についても、受け台の隅
部に限られず、各辺に沿って延びるように形成してもよ
い。
【0044】さらに、上述の実施の形態においては、コ
イルばねの付勢力によってICを押し上げるように構成
したが、本発明はこれに限られず、ICリードとコンタ
クトとの接続後において、ラッチ等を用いて受け台を係
止し、ICに力が加わらないように構成することもでき
る。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように請求項1記載の発明に
よれば、位置決め部材によって電気素子の接続端子の根
元の部分を支持し、導電部材と離間した状態でその位置
決めを行うことから、位置決めの際における接続端子の
変形を防止することができるとともに、電気素子の本体
の近くで位置決めを行うことによって、位置決めの精度
を向上させることができる。
【0046】また、位置決めされた電気素子の各接続端
子を押付部材によって導電部材に均一的に押し付けてこ
の導電部材に接触させることから、従来のソケットのよ
うな押付のタイミングの不均一に基づく接続端子の変形
を防止することができる。
【0047】この場合、請求項2記載の発明のように、
請求項1記載の発明において、外部回路に接続するため
の導電部材を有し上述の位置決め部材を設けたベース部
材と、このベース部材と上述のカバー部材とを弾性部材
によって互いに離間する方向に付勢し、これらベース部
材とカバー部材とが近接位置にある場合に電気素子の各
接続端子と導電部材との接続位置から上述の押付部材を
待避させる一方、ベース部材とカバー部材とが離間する
に伴いこの押付部材を電気素子の各接続端子に押し付け
て導電部材に接触させるように構成すること、特に、請
求項3記載の発明のように、請求項2記載の発明におい
て、ベース部材とカバー部材との間に設けたリンク機構
ににより上述の押付部材を駆動させるように構成するこ
とにより、各接続端子の変形を生じさせることなく電気
素子の着脱を行いうるソケットを容易に得ることができ
る。
【0048】また、請求項4記載の発明のように、請求
項2又は3のいずれか1項記載の発明において、位置決
め部材とベース部材との間に衝撃吸収用の弾性部材を設
けることにより、電気素子の着脱の際における接続端子
の変形をより確実に防止しうるソケットを得ることがで
きる。
【0049】さらに、請求項5記載の発明のように、請
求項2乃至4のいずれか1項記載の発明において、ベー
ス部材とカバー部材との間に設けた弾性部材の弾性力
を、位置決め部材とベース部材との間に設けた衝撃吸収
用の弾性部材の弾性力よりも大きくなるように構成する
ことにより、電気素子を所定の位置に確実に保持して一
層確実な接続を行いうるソケットが得られるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るソケットの一実施の形態の要部を
示す断面図であり、押付部材が待避している状態を示す
ものである。
【図2】同実施の形態の全体構成を示す平面図である。
【図3】同実施の形態の全体構成を示す側面図であり、
カバーが押し上げられた状態を示すものである。
【図4】同実施の形態の全体構成を示す側面図であり、
カバーが押し下げられた状態を示すものである。
【図5】同実施の形態の要部を示す断面図であり、押付
部材がICリードに接触した状態を示すものである。
【図6】同実施の形態の要部を示す断面図であり、IC
リードがコンタクトの接続部に接触した状態を示すもの
である。
【図7】同実施の形態の要部を示す断面図であり、IC
リードとコンタクトの接続部との接続が完了した状態を
示すものである。
【図8】従来技術のソケットの一例を示す斜視図であ
る。
【図9】従来技術のソケットの一例を示す一部破断側面
図である。
【符号の説明】
1 ソケット 2 カバー 2A フレーム 2a ラッチ 3 ベース 3a 爪 4 受け台 4a ラッチ 5(5a、5b、5c、5d) ガイド部材 6 コイルばね 7 コイルばね 8 リブ 9 コンタクト 9a 接続部 9b リード 10 IC 10a パッケージ 11 ICリード 12 ピン 13 アーム 14 リベット 15 アーム 16 シャフト 17 押付部材 17a 芯部 17b 樹脂部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】着脱自在に保持した電気素子を導電部材を
    介して外部回路に接続するためのソケットであって、前
    記電気素子の接続端子の根元の部分を支持することによ
    り前記導電部材と離間した状態で該電気素子の位置決め
    を行う位置決め部材と、位置決めされた前記電気素子の
    各接続端子を押付部材によって前記導電部材に均一的に
    押し付けて該導電部材に接触させる接続手段とを設けた
    ことを特徴とするソケット。
  2. 【請求項2】外部回路に接続するための導電部材を有し
    前記位置決め部材を設けたベース部材と、該ベース部材
    に対して接離自在に支持されるカバー部材とを備え、前
    記ベース部材と前記カバー部材とを弾性部材によって互
    いに離間する方向に付勢し、前記ベース部材と前記カバ
    ー部材とが近接位置にある場合に前記電気素子の各接続
    端子と前記導電部材との接続位置から前記押付部材を待
    避させる一方、前記ベース部材と前記カバー部材とが離
    間するに伴い前記押付部材を前記電気素子の各接続端子
    に押し付けて前記導電部材に接触させるように構成した
    ことを特徴とする請求項1記載のソケット。
  3. 【請求項3】前記ベース部材と前記カバー部材との間に
    設けたリンク機構ににより前記押付部材を駆動させるよ
    うに構成したことを特徴とする請求項2記載のソケッ
    ト。
  4. 【請求項4】前記位置決め部材と前記ベース部材との間
    に衝撃吸収用の弾性部材を設けたことを特徴とする請求
    項2又は3のいずれか1項記載のソケット。
  5. 【請求項5】前記ベース部材と前記カバー部材との間に
    設けた弾性部材の弾性力を、前記位置決め部材と前記ベ
    ース部材との間に設けた衝撃吸収用の弾性部材の弾性力
    よりも大きくなるように構成したことを特徴とする請求
    項2乃至4のいずれか1項記載のソケット。
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