JPH0930656A - シート給送装置を備えた記録装置 - Google Patents

シート給送装置を備えた記録装置

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JPH0930656A
JPH0930656A JP18038395A JP18038395A JPH0930656A JP H0930656 A JPH0930656 A JP H0930656A JP 18038395 A JP18038395 A JP 18038395A JP 18038395 A JP18038395 A JP 18038395A JP H0930656 A JPH0930656 A JP H0930656A
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JP
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sheet feeding
feeding device
sheet
recording
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JP18038395A
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Yuji Shikame
鹿目  祐治
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Abstract

(57)【要約】 【課題】着脱式のシート給送装置を備えた記録装置にお
いて、専用のセンサ等を設けることなく、速やかにシー
ト給送装置の装着の有無、シート材のサイズ等を検知す
る。 【解決手段】ワードプロセッサ1の装置本体2の記録部
6に、シート給送装置7を装着する。シート給送装置7
の下面には、突起部19aが突設されており、これがキ
ーボード5の所定の入力キーを押し下げる。これにより
装置本体2に対するシート給送装置7の装着を検知す
る。さらに、シート給送装置7の下面には、別の突起部
(不図示)を突設させ、同様に他の入力キーを押し下げ
る。これにより、シート材のサイズを検知する。シート
給送装置7の装着によって、その装着の有無、シート材
のサイズを直ちに検知できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着脱自在なシート
給送装置を備えた記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】紙等のシート材に印字を行う記録装置
は、OA機器、例えばワードプロセッサ、パーソナルコ
ンピュータ、複写機、ファクシミリ等の出力装置として
広く使用されている。この記録装置に対してシート材を
供給するシート供給装置としては、記録装置の一部とし
て一体的に組み込まれたもの(したがって着脱不能のも
の)や、記録装置と別体に構成されて着脱自在のものが
知られている。このうち後者の着脱自在なものは、記録
装置の小型化、低コスト化等に有利である。
【0003】着脱自在のシート給送装置を使用する記録
装置においては、シート材に対する記録に先立ち、シー
ト給送装置の装着の有無を検知する必要がある。これ
は、シート材の供給に際して、シート給送装置を使用す
る場合と使用しない場合とがあり、その使用、不使用に
応じてシート材の給送動作の制御を変えることが必要で
あるからである。
【0004】従来、シート給送装置の記録装置への装着
の有無を検知するために、専用のセンサを設けていた。
また、その他に、記録動作開始時にシート材が記録装置
内にセットされていない時は、まずシート給送装置が装
着されていると判断し、シート給送装置の制御を所定時
間だけ実行し、それでもシート材が記録装置内に搬送さ
れてこない時にはエラーを表示し、シート給送装置が装
着されていない旨をユーザーに知らせるような制御を行
っていた。この場合でも、シート給送装置に積載された
シートサイズを判別することは困難であった。
【0005】また、近年、記録装置は小型化および厚紙
対応のため、シート搬送路を直線状にした、いわゆるフ
ラットなシート搬送方法が注目され、さらに記録装置一
体型のラップトップやノート型のワープロやパソコンで
は、用紙セット時の操作性が良いことから、キーボード
上にシート搬送路を形成する構成が注目されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように、シート給送装置の装着を検知する専用のセンサ
を使用した場合コストアップになるという問題があっ
た。また、常にまずシート給送装置があるものと仮定
し、シート材の記録装置内への搬送の有無を確認してシ
ート給送装置の装着を判断した場合、判断に時間がかか
るため、印刷を実行してすぐにユーザーが席を外した場
合などユーザーがシート給送装置が装着されていないこ
とに気づかず、エラーが表示されたまま印刷が実行され
ない場合があるという問題があった。さらにまた、シー
ト給送装置に積載されたシートのサイズを判断できずシ
ート材以外の部材に印刷が行われて、記録装置内部を汚
すという問題があった。
【0007】そこで、本発明は、シート給送装置の装着
の有無を検知するための専用のセンサを使用することな
く、短時間で装着の有無を検知し、しかもシート材のサ
イズをも検知することができるようにしたシート給送機
構を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、記録装置本体に対して着脱
自在に装着されるシート給送装置を備えた記録装置にお
いて、前記記録装置本体は、複数の入力要素を有する入
力部と、記録材に対して印字を行う記録部と、を備え、
前記シート給送装置は、シート材を収納する収納部と、
前記記録装置本体に対する前記シート給送装置の装着時
に、前記記録装置本体に係合して前記シート給送装置の
位置決めを行う位置決め部と、位置決めされた状態にお
いて、前記複数の入力要素のうちの所定の要素に係合し
て前記シート給送装置についての情報を前記記録装置本
体に入力する係合部と、前記収納部内のシート材を前記
記録部に供給する給搬送部と、を備える、ことを特徴と
する。
【0009】この場合、前記係合部は、前記シート給送
装置が前記記録装置本体に対して装着されているか否か
を入力する第1の係合部を有することができる。
【0010】また、前記係合部は、前記シート給送装置
に収納されたシート材のサイズを入力する第2の係合部
を有することができる。
【0011】さらに、前記複数の入力要素を、複数の入
力キーとすることができる。
【0012】次に、記録装置本体に対して着脱自在に装
着されるシート給送装置を備えた記録装置において、前
記記録装置本体は、記録材に対して印字を行う記録部
と、該記録部に対してシート材が供給されたことを検知
するシート検知センサと、を備え、前記シート給送装置
は、シート材を収納する収納部と、前記記録装置本体に
対する前記シート給送装置の装着時に、前記記録装置本
体に係合して前記シート給送装置の位置決めを行う位置
決め部と、位置決めされた状態において、前記シート検
知センサを動作させて前記シート給送装置についての情
報を前記記録装置本体に入力する係合部と、前記収納部
内のシート材を前記記録部に供給する給搬送部と、を備
える、ことを特徴とする。
【0013】〔作用〕以上構成に基づき、記録装置本体
に対してシート給送装置を装着する際、位置決め手段に
よって、シート給送装置の位置を位置決めする。する
と、シート給送装置の係合部が、記録装置本体の入力部
の複数の入力要素のうちの所定のものに係合する。この
係合により、記録装置本体にシート給送装置についての
情報を入力することができる。例えば、第1の係合部と
所定の入力要素との係合によって、記録装置本体に対す
るシート給送装置の装着の有無を、また、第2の係合部
と所定の入力要素との係合によって、シート給送装置の
収納部内のシート材のサイズを入力することができる。
すなわち、シート給送装置を装着すると、これと同時
に、シート給送装置の装着の有無、シート材のサイズに
ついての情報が記録装置本体側に入力される。したがっ
て、記録部による印字開始までに、シート材サイズを検
知するための時間等が不要となる。また、シート材のサ
イズ入力ミスによって記録時にシート材以外の部分が汚
されることを防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。 〈実施の形態1〉図1に、本発明に係る記録装置として
のワードプロセッサ1の外観斜視図を示す。
【0015】同図に示すワードプロセッサ1は、記録装
置本体(以下単に「装置本体」という)2と表示部3と
を備えており、装置本体2は、情報を入力するための多
数の入力キー(入力要素)を有するキーボード(入力
部)5と、シート材に対して情報を記録するための記録
部6とを備えている。記録部6は、前側(キーボード5
側)にシート材を供給するための挿入口6aを有し、シ
ート材Pは、この挿入口6aから供給されて記録部6に
て画像形成が行われ、その後矢印K1方向に排出され
る。上述の表示部3は、例えば、情報を表示する液晶パ
ネルを主体として構成されている。この表示部3は、装
置本体2によって開閉自在に支持されており、開放時に
は同図に示すように、適度に傾斜した姿勢で安定的に支
持され、一方、閉鎖時には上述のキーボード5を上方か
ら覆うように構成されている。
【0016】次に、図2に、本発明に係るシート給送装
置7の外観斜視図を示す。
【0017】同図に示すシート給送装置7は、下ケース
(収納部)10と、給搬送部20と、上カバー30とを
備えている。下ケース10には上述の記録部6と嵌合し
て連結するための腕部(位置決め部)11、シート材P
を積載したときの高さ基準となる基準面12、この基準
面12より若干高さの低いサポート面13、さらに分離
したシート材Pを送り出すための開口部14、開口部1
4のほぼセンタ位置で開口部14内部に向かって凸形状
に形成されたシート分離部15、後述するスライド板1
6を取り付けるための穴部17が形成されている。ま
た、下ケース10には下ケース10と一体的に形成され
た側板18とともにシート材Pの幅方向を規制するスラ
イド板16が矢印K2方向にスライド可能に設けられて
いる。
【0018】給搬送部20は、サポート面13上のシー
ト材を分離・給送する給紙ローラ21を有し、この給紙
ローラ21の一端にはワンウェイクラッチ22が設けら
れている。給紙ローラ21におけるシート材Pと接触す
る面は、その接触面の高さが前述の基準面12と同じか
あるいは基準面12よりも少し高い位置になるように構
成されている。ワンウェイクラッチ22にはギヤ23が
接続され、このギヤ23に噛合するギヤ24は、給送モ
ータ25の出力軸に取り付けられている。給送モータ2
5は、例えば、一般的なDCモータを使用することがで
きる。これら給送モータ25、ギヤ24、23の上方に
は、これらを覆うための上ケース26が設けられてい
る。
【0019】上カバー30には、下ケース10に収納さ
れたシート材Pを上方から給紙ローラ21に押圧するた
めのばね31が下向きに取り付けられている。このばね
31は、シート材Pを基準面12およびサポート面13
上に積載して上カバー30を閉じることによりシート材
Pを上方から押し下げて給紙ローラ21に押し付ける構
成になっている。
【0020】図3は、上述のシート給送装置7を下方か
ら見たときの外観斜視図である。下ケース10には突起
部(第1の係合部)19aおよび受部19が形成されて
いる。
【0021】図4に示すように、このシート給送装置7
を前述のワードプロセッサ1に装着した時に、突起部1
9aがキーボード5の多数の入力キーのうちの所定の複
数の入力キーを同時に押下し、さらに受部19がワード
プロセッサ1の装置本体2の筺体部2aに当接してシー
ト給送装置7の荷重を受ける構成となっている。このよ
うな構成とすることで突起部19aにより押下される入
力キーに必要以上の荷重が加わることを防止し、入力キ
ーが損傷されるのを防いでいる。そして、シート給送装
置7から供給されたシート材Pに画像形成を行うに際
し、突起部19aによって所定の複数の入力キーが同時
に押されているかどうかを検知し、これによりシート給
送装置7が装着されているかどうかを判断する。以上の
ように、所定の複数の入力キーの状態にてシート給送装
置7の装着の有無を検知するため、検知ミスを少なくす
ることができる。
【0022】また、穴部17を貫通してスライド板16
と一体的に形成された突起部(第2の係合部)16aが
突出しており、ワードプロセッサ1にシート給送装置7
を装着したときに、この突起部16aがキーボード5上
の所定の入力キーを押下するよう構成されている。シー
ト材Pのサイズに応じてスライド板16は位置を変え、
それに伴って突起部16aも位置を変えるので、シート
材Pのサイズに応じて押下される入力キーが異なり、こ
の押下される入力キーを検知することによりシート材P
のサイズを検知することができる。なお、これと同様の
構成をさらに追加し、ユーザーがシート材の種類に応じ
て、同様に突起部の位置を変更するようにするときは、
シート材Pのサイズに加え、その種類をも検知すること
が可能となる。
【0023】図4は、シート給送装置7をワードプロセ
ッサ1に装着したときの様子を示す外観斜視図である。
シート給送装置7は、シート材Pを記録部6へ供給する
ための挿入口6aにその左右の腕部11を差し込み、こ
れら腕部11とワードプロセッサ1の突起部(不図示)
と係合させることで位置決めし、さらに、受部19を装
置本体2の筺体部2aに載せることで装着を完了する。
そして、このとき、突起部19aがキーボード5の所定
の複数の入力キーを押下するとともに、突起部16aが
シート材Pのサイズに対応する入力キーを押下する。
【0024】次いで、図5(a)、(b)に、シート給
送装置7と、ワードプロセッサ1、特にその記録部6と
の配置関係を模式的に示す。
【0025】これらの図中、60は記録部6内のシート
材Pの有無を検出するシート検出センサであり、61は
搬送ローラ、62はばね(不図示)等によって搬送ロー
ラ61に付勢されているピンチローラ、63はシート材
Pに画像を形成する記録ヘッドである。
【0026】図5(a)において、セットされたシート
材Pが給紙ローラ21によってワードプロセッサ1の搬
送ローラ61へM1の距離だけ給送されると、このシー
ト材Pの先端がシート検出センサ60により検知され、
これによりワードプロセッサ1内にシート材Pが給送さ
れたことが検知される。さらにM2の距離だけ給送され
るとシート材Pの先端が搬送ローラ61とピンチローラ
62とが当接するいわゆるニップ部に到達する。
【0027】その後は搬送ローラ61でシート材Pを搬
送することになり、その状態を示したのが図5(b)で
ある。
【0028】搬送ローラ61とピンチローラ62とのニ
ップ部を通過したシート材Pの先端は、さらにM3の距
離だけ搬送される。このM3の距離はシート材Pの先端
から実際に記録が行なわれる位置までの空白部、いわゆ
る先端余白M4の距離を考慮したものである。ここで給
紙ローラ21は、シート材Pの先端がM3の距離だけ搬
送される間に、このシート材Pの後端が給紙ローラ21
とばね31との当接部を通過するような位置に配置され
ており、図5(b)において、シート長さL<ローラ位
置Zとなるような位置関係となっている。ここで、先端
余白M4の距離は、記録を行う画像によってそれぞれ変
化するが、最もこの先端余白M4が小さくなる場合の距
離から前記ローラ位置Zの寸法を決定すればよい。
【0029】次に、シート給送装置7およびこれを用い
たワードプロセッサ1を駆動制御する制御手段について
説明する。
【0030】図6は制御系のブロック図である。このブ
ロック図は各ブロックの接続関係のみを示し、詳細なコ
ントロールラインは省略してある。また大きく四角で囲
まれた部分がCPUユニットである。
【0031】CPU70は中央演算処理装置であり、後
述のROM71やフロッピーディスクドライバ(FD
D)72等からプログラムや各種データを読み出し、必
要な演算や判断を行い、各種の制御を行うものである。
【0032】ROM71は読み出し専用メモリであり、
CPU70が動作するための各種プログラムや文字コー
ド、ドットパターン(キャラクタジェネレータ:CG)
等記録に必要な各種データを格納している。
【0033】RAM73はリードライトメモリであり、
CPU70が命令中のデータや演算結果を一時的に蓄え
ておくワーキングエアリ、キーボード5、外部インター
フェース部77あるいはフロッピーディスクドライバ7
2等から入力された各種データを格納しておくバッファ
エリア、文書を保存しておくテキストエリア等からなっ
ている。またCPUユニットは記録ヘッドライバ74、
モータドライバ75、および検出部76を介してワード
プロセッサ1と接続されている。
【0034】記録ヘッドドライバ74はCPU70の制
御により、ワードプロセッサ1に設けられている前述の
記録ヘッド63を駆動し、モータドライバ75はCPU
70の制御によって搬送ローラ61の駆動源である搬送
モータ(不図示)や記録ヘッド63をシート材Pの搬送
方向に対して垂直方向に移動させるためのキャリッジモ
ータ(不図示)あるいは給送モータ25等を駆動する。
【0035】検出部76は記録部6に設けられたシート
検出センサ60、あるいは装置内の温湿度を検出する温
湿度検出センサ等からの検出情報をCPU70に伝達す
る。電源78は記録ヘッド63の駆動用電源VH 、搬送
モータ、キャリッジモータ、給送モータ25等の駆動用
電源VM 、フロッピーディスクドライバ72の駆動用電
源VFDD 、およびその他のロジック回路用電源VCCを供
給制御する。
【0036】またコントローラ79はCPU70の制御
により記録ヘッド63の記録データ転送を行ったり、駆
動電源VH の電圧電流を変化させたりするなど、各種の
制御を行う。CPUユニットにはキーボードコネクタ
(KBC)80を介して記録や編集等に必要な各種デー
タを入力するキーボード5が接続されている。
【0037】またCPUユニットにはLCDコネクタ
(LCDC)81を介してキーボード5から入力された
データや各種情報を表示するためのLCDで構成した表
示部3が接続されている。なお、この表示部3はLCD
の代わりにCRT等の他の構成を用いてもよい。
【0038】さらにCPUユニットにはフロッピディス
クドライバコネクタ(FDDC)82を介してフロッピ
ディスクドライバ72が接続されている。
【0039】なお、フロッピディスクの代わりにハード
ディスクあるいは外部RAM等を接続するようにしても
よい。
【0040】CPUユニットはインターフェースコネク
タ(IFC)83を介して外部制御装置によりワードプ
ロセッサ1の制御や外部機器との通信を行うためのRS
232C84、セントロニクス85、モデム86等のイ
ンターフェースを接続することも可能である。
【0041】次に、シート給送装置7およびこれを用い
たワードプロセッサ1を駆動制御する制御手順について
図7のフローチャートを用いて説明する。
【0042】記録命令を受ける(S1)と、まずシート
検出センサ(PEセンサ)60のON/OFFを判断す
る(S2)。ONのときは、手差しでシート材Pがセッ
トされたと判断しシート給送装置7なしの制御で記録を
実行する。OFFの時は、さらにキーボード5の所定の
入力キーの押下状態を検知しシート給送装置7の装着を
判断する(S3)。シート給送装置7が装着されていな
い場合は、エラーを表示する。シート給送装置7が装着
されている時は、さらにシート給送装置7に積載されて
いるシート材Pのサイズと記録しようとしているデータ
のサイズとが一致するか判断する(S4)。一致してい
ない場合は、エラーを表示する。一致している場合は、
給送動作をスタートする(S5)。そして、タイマカウ
ントT1が開始され(S6)、前述のDCモータである
給送モータ25をONすると(S7)、シート材Pが給
送される。
【0043】シート材Pの先端がシート検出センサ60
を通過するまでこのシート材Pを給送し、図5(a)で
示したM1の距離を給送するとシート検出センサ(PE
センサ)60がONし(S8)、ここでタイマカウント
T1を記憶すると同時に新たにタイマカウントT2を開
始する(S9)。
【0044】ここで記憶したT1と、給送距離M1とか
ら給送速度V0を算出する(S10)。これは複数枚の
シート材Pがセットされ、1枚ずつ給送されていくと
き、残っているシート材Pの枚数によって給紙ローラ2
1にシート材Pを押圧するばね31の押圧力が変化し、
これにより給紙ローラ21を回転駆動させるのに必要な
力も変化してしまうからである。給紙ローラ21を回転
駆動する駆動源である給送モータ25にDCモータを採
用しているため、給紙ローラ21を回転駆動させるのに
必要な力が変化するとこの給紙ローラ21の回転速度が
変化してしまう。したがって給送速度V0を算出するこ
とにより、シート材Pの先端が記録部6の搬送ローラ6
1に到達する時間をより正確に推測することができるよ
うになる。
【0045】給送速度V0が算出されると、このV0よ
り図5(a)で示したM2の距離を給送するのに必要な
所要時間(TT)を算出し(S11)、タイマカウント
T2がこのTTになるまで順次給送し、T2がTTと一
致すると(S12)、記録部6の搬送モータは所定量N
1step駆動される(S13)。本実施の形態では搬
送モータはステッピングモータを採用している。
【0046】搬送モータがN1step駆動されたとこ
ろで、給送モータ25の駆動をOFFして(S14)、
その後、搬送モータをN2step駆動する(S1
5)。
【0047】ここで、搬送モータをN1step駆動し
てから給送モータ25を停止させるのは、シート材Pの
先端が搬送ローラ61に到達した時点で給送モータ25
を停止させてしまうと、このシート材Pが確実に搬送ロ
ーラ61に食い込まず搬送不良が発生する場合があるた
め、確実に搬送ローラ61に食い込むまで給送モータ2
5で送り込むようにしている。
【0048】次に、搬送モータをN2step駆動して
いるのは、シート材Pを記録開始位置まで搬送するため
であり、前述の図5(b)においてM3の距離まで搬送
することで、M3=N1+N2stepの関係となって
いる。
【0049】そして、S15でシート材Pが記録開始位
置まで搬送されると、実際に記録がスタートされる(S
16)。
【0050】本実施の形態におけるシート給送装置7
は、隙間分離のものを用いたが、本発明に係るシート給
送装置は、これに限定されるものではない。例えば、爪
分離、摩擦分離、土手分離等の分離方法を採用したシー
ト給送装置を用いてもよい。
【0051】また、本実施の形態では、記録装置とし
て、記録部6を搭載したワードプロセッサ1について述
べたが、これ以外に、記録装置一体型パソコン、タイプ
ライター、FAX等でもよく、また単なる記録装置であ
ってもよい。 〈実施の形態2〉図8(a)に、装置本体に対するシー
ト給送装置の着脱検知を、装置本体の記録部6に配設さ
れているシート検出センサ64によって行うための構成
の概略を示す。また、同図(b)、(c)は、その動作
説明図である。
【0052】これらの図中、61はシート材Pを搬送す
る搬送ローラであり、62は搬送ローラ61にばね(不
図示)等により付勢され搬送ローラ61とともにシート
材Pを搬送するピンチローラである。64はシート検出
センサ(PEセンサ)であり、本実施の形態では透過型
の光センサである。65は、シート検出センサの光路を
遮断するためのレバーである。このレバー65のシート
検出センサ64側の先端には所定の光量が透過可能な半
透明部65aが一体的に形成されている。さらにその上
部には光を透過しない遮光部65bが一体的に形成され
ている。そしてレバー65は記録部6によって点65c
を中心に矢印R1方向に揺動可能に支持されている。同
図(b)、(c)中の7aはシート給送装置の先端に一
体的に形成された突起部である。
【0053】通常、シート材Pがセットされずシート給
送装置7も装着されていないときには、図8(a)に示
すようにシート検出センサ64はその光路が全く遮断さ
れないため、出力が高レベルとなる。この時、レバー6
5の先端部シート材Pの搬送路66と交差する位置にあ
る。
【0054】シート給送装置7が装着されると、図8
(b)に示すようにシート給送装置7の突起部7aがレ
バー65を押し下げ半透明部65aがシート検出センサ
64の光路を遮断する。これにより、シート検出センサ
64の出力は中間レベルとなる。このとき、レバー65
の先端部65dは、まだシート材Pの搬送路66と交差
する位置にある。
【0055】シート材Pがセットされたときには、図8
(c)に示すようにこのシート材Pによって、レバー6
5の先端部65dが搬送路66から上に押し上げられ、
レバー65の遮光部65bがシート検出センサ64の光
路を遮断する。これにより、シート検出センサ64の出
力は低レベルとなる。
【0056】以上のようにシート検出センサ64の出力
レベルを3値で検知することにより、シート検出センサ
64がシート給送装置の着脱検知手段を兼ねることがで
きる。
【0057】上述の実施の形態では、透過型の光センサ
と少なくとも2種類の光の透過量の異なる半透明部65
aおよび遮光部65bをもったレバー65を用いたが、
これらに代えて、反射型の光センサと少なくとも2種類
の反射率の異なる反射部をもったレバーを用いることに
より同様に構成することができる。
【0058】以上の実施の形態では、ワードプロセッサ
1等のデータ処理装置の入力キーや記録部6のシート検
出センサ64をシート給送装置の着脱検知に兼用した
が、これらに限らず、例えば、記録部6の記録モード切
り換えスイッチやメニュースイッチ等を使用することも
できる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
シート給送装置を記録装置本体に装着することにより、
シート給送装置の装着の有無、シート材のサイズ等の情
報を既存の入力要素(例えば、入力キー)を介して記録
装置本体側に入力することができる。したがってこれら
を検知するための専用の検知手段が不要となり安価な構
成とすることができる。また、シート給送装置が装着の
有無についての判断に時間を要することがなく、ユーザ
ーがシート給送装置の未装着に気づかずに印刷を実行し
たにもかかわらず印刷されてないままでいるなどの問題
や、また、記録するデータとシート材のサイズが異なる
ことによりシート材以外へ印刷し記録装置内部を汚すな
どの問題をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の記録装置(ワードプロセッサ)
の外観を示す斜視図。
【図2】実施の形態1のシート給送装置の、カバーを開
放した状態を示す斜視図。
【図3】実施の形態1のシート給送装置を下方から見た
斜視図。
【図4】実施の形態1の記録装置のシート給送装置を装
着した状態を示す斜視図。
【図5】(a)、(b)は記録装置の記録部とシート給
送装置とシート材との配置関係を模式的に示す。
【図6】実施の形態1の記録装置の制御系のブロック
図。
【図7】実施の形態1の記録装置の動作を示すフローチ
ャート。
【図8】(a)は実施の形態2のシート検知センサの構
成を示す図。(b)、(c)はその動作説明図。
【符号の説明】
1 記録装置(ワードプロセッサ) 2 記録装置本体(装置本体) 3 表示部 5 入力部(キーボード) 6 記録部 7 シート給送装置 10 収納部(下ケース) 16a 第2の係合部(突起部) 19a 第1の係合部(突起部) 20 給搬送部 30 上カバー 64 シート検知センサ P シート材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録装置本体に対して着脱自在に装着さ
    れるシート給送装置を備えた記録装置において、 前記記録装置本体は、 複数の入力要素を有する入力部と、 記録材に対して印字を行う記録部と、を備え、 前記シート給送装置は、 シート材を収納する収納部と、 前記記録装置本体に対する前記シート給送装置の装着時
    に、前記記録装置本体に係合して前記シート給送装置の
    位置決めを行う位置決め部と、 位置決めされた状態において、前記複数の入力要素のう
    ちの所定の要素に係合して前記シート給送装置について
    の情報を前記記録装置本体に入力する係合部と、 前記収納部内のシート材を前記記録部に供給する給搬送
    部と、を備える、 ことを特徴とするシート給送装置を備えた記録装置。
  2. 【請求項2】 前記係合部は、前記シート給送装置が前
    記記録装置本体に対して装着されているか否かを入力す
    る第1の係合部を有する、 ことを特徴とする請求項1記載のシート給送装置を備え
    た記録装置。
  3. 【請求項3】 前記係合部は、前記シート給送装置に収
    納されたシート材のサイズを入力する第2の係合部を有
    する、 ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のシート
    給送装置を備えた記録装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の入力要素が、複数の入力キー
    である、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか記
    載のシート給送装置を備えた記録装置。
  5. 【請求項5】 記録装置本体に対して着脱自在に装着さ
    れるシート給送装置を備えた記録装置において、 前記記録装置本体は、 記録材に対して印字を行う記録部と、 該記録部に対してシート材が供給されたことを検知する
    シート検知センサと、、を備え、 前記シート給送装置は、 シート材を収納する収納部と、 前記記録装置本体に対する前記シート給送装置の装着時
    に、前記記録装置本体に係合して前記シート給送装置の
    位置決めを行う位置決め部と、 位置決めされた状態において、前記シート検知センサを
    動作させて前記シート給送装置についての情報を前記記
    録装置本体に入力する係合部と、 前記収納部内のシート材を前記記録部に供給する給搬送
    部と、を備える、 ことを特徴とするシート給送装置を備えた記録装置。
JP18038395A 1995-07-17 1995-07-17 シート給送装置を備えた記録装置 Pending JPH0930656A (ja)

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