JPH0930638A - 搬送装置における乗継装置 - Google Patents

搬送装置における乗継装置

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JPH0930638A
JPH0930638A JP17873195A JP17873195A JPH0930638A JP H0930638 A JPH0930638 A JP H0930638A JP 17873195 A JP17873195 A JP 17873195A JP 17873195 A JP17873195 A JP 17873195A JP H0930638 A JPH0930638 A JP H0930638A
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JP17873195A
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Inventor
Hideo Yamamoto
英生 山本
Katsushige Sasaki
克茂 佐々木
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YONDEN ENG KK
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YONDEN ENG KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1と第2の各コンベアを接続させた搬送装
置において、第1コンベア側から第2コンベア上に物品
を正常姿勢のままで移乗せしめ得るようにし、そのよう
な機能を簡単な構成で達成し得るようにする。 【構成】 第2コンベア2の始端部21の上面を第1コ
ンベア1の終端部11より低位置に設置し、第1コンベ
ア終端部11と第2コンベア始端部21間に乗継台3を
設置し、物品5が第1コンベア終端部11から完全に乗
継台3上に移乗したときに、該物品5の重心Gが乗継台
3における第2コンベア走行方向Q側の側縁31より外
側に位置し該物品5が該乗継台側縁31を中心に自重で
回動して物品底面51の直線状側縁52が全長に亘って
同時に第2コンベア2上に接触するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、第1コンベアの終端
部に第2コンベアの始端部を接続させて、物品を第1コ
ンベアの終端部から第2コンベアの始端部上に移乗せし
め得るようにした搬送装置における乗継装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、物品製造の自動化に伴い、各種作
業装置間をコンベアからなる搬送装置で接続して、物品
を連続して自動で製造し得るようにしたものが多数見受
けられる。ところで、この種の物品製造ライン中には、
例えば物品に製造日等を印字する印字装置が組み込まれ
ることがよくあるが、その場合、物品は印字すべき所定
の姿勢でコンベア上を搬送させる必要がある。又、前工
程での物品姿勢と次工程での物品姿勢との間において、
コンベア走行方向に対して角度90°だけ変化させる必
要がある場合があるが、この場合、前工程と次工程間の
搬送装置として、2つのコンベアを水平直交方向に接続
して構成することがよく行われる。
【0003】図16には、製造される物品5として例え
ば容器入り豆腐のような略直方体状の物品を適用した場
合の、従来の物品製造ラインを示している。この物品製
造ラインでは、第1コンベア1の終端部11に、該第1
コンベア1とは水平直交方向に走行する第2コンベア2
の始端部21を接続している。尚、第1コンベア1は矢
印P方向に走行し、第2コンベア2はそれと水平直交方
向の矢印Q方向に走行する。そして、この物品製造ライ
ンでは、物品(容器入り豆腐)製造機Aで製造された物
品5を順次第1コンベア1の始端部上に供給し(このと
き物品5が容器入り豆腐の場合は水槽から引き上げられ
て濡れている)、その物品5を第1コンベア1上におい
て乾燥装置Bで乾燥させ、次に該物品5を乗継装置Cに
より第1コンベア終端部11から第2コンベア2の始端
部21上に移乗させ、続いて該第2コンベア2上におい
て物品5の表面に印字装置Dで印字した後、次の作業装
置(例えば梱包装置E)まで移送するようになってい
る。尚、図16の例では、第1コンベア1上においては
物品5の長辺側が第1コンベア走行方向P側に向き、他
方、第2コンベア2上においては該物品5の長辺側が第
2コンベアの幅方向に向くようにして搬送される。
【0004】図16の物品製造ラインに使用されている
乗継装置Cは、図17に示すように、第1コンベア終端
部11と第2コンベア2の始端部21との間に介設され
ていて、乗継板Caの上方で掻き出し羽根Cbを循環さ
せるようにしたものが採用されている。そして、この乗
継装置Cでは、第1コンベア終端部11に差しかかった
物品5を順次1個づつ掻き出し羽根Cbで第2コンベア
2の始端部21上に押し出し得るようになっている。と
ころで、この種の乗継装置Cを使用して、物品5を乗継
板Ca上から第2コンベア始端部21上に移乗させるよ
うにしたものでは、物品5の底面先端部5aが乗継板C
a側から第2コンベア始端部21上に乗った時点から、
該物品5の底面後端部5bが完全に第2コンベア始端部
21上に乗るまでにごく短時間ではあるが時間がかか
り、他方、第2コンベア2は連続して矢印Q方向に走行
している。従って、物品の底面先端部5aが第2コンベ
ア始端部21上に乗った時点で、図18に示すように物
品の底面先端部5aが第2コンベア走行側(矢印Q側)
に変位せしめられて、物品が符号5Aの状態を経て符号
5Bの状態に姿勢変更されるようになり、該物品が符号
5Bの姿勢のまま後送されるようになる。
【0005】又、この種の公知の乗継装置として、図1
9に示すように、第1コンベア終端部11と第2コンベ
ア始端部21間に滑り台Fを介在させたものがある。こ
の場合、第1コンベア1上を搬送される物品5がその終
端部11から滑り台F上を経て第2コンベア2の始端部
21上に移乗せしめられるが、該物品5の底面先端部5
aが滑り台F側から第2コンベア2上に接触した時点
(図19の符号5′の状態)から該物品が完全に第2コ
ンベア2上に移乗されるまでにごく短時間ではあるが時
間がかかる。尚、この場合も、第2コンベア2は矢印Q
方向に連続走行している。従って、この図19に示す乗
継装置(滑り台F)でも、第1コンベア1側から第2コ
ンベア2上に物品5が移乗される際に、該物品が符号5
Bの状態に姿勢変更されるようになる。
【0006】尚、この種の搬送装置では、第1コンベア
と第2コンベアとが水平非直交方向(平行、又は角度9
0°以外で交差する方向)に向いた状態で接続される場
合があるが、その場合も第1コンベアから第2コンベア
側に移乗した物品が正常姿勢にならなくなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に2つのコンベア1,2を水平直交方向に接続した搬送
装置において、図16〜図18の乗継装置C、及び図1
9の乗継装置(滑り台)Fでは、物品5が第1コンベア
1側から第2コンベア2上に移乗されたときに、それぞ
れ符号5Bで示すように姿勢が変更されてしまい、その
ままでは後工程の作業(例えば図16に示すように、第
2コンベア2上において物品表面に印字装置Dで印字す
る作業)がうまく行えなくなるという問題があった。
又、図16に示すように、例えば物品表面に印字装置D
で印字する場合には、姿勢変更された物品5Bを一旦正
常姿勢に修正して該印字装置D側に供給する必要がある
が、従来の乗継装置を使用したものでは、物品の姿勢変
更専用の装置(例えばガイドバー)が必要となるととも
に、第2コンベア2上に該物品姿勢変更装置を設置する
ためのスペースが必要となってその分、搬送装置の長さ
を長くする必要があるという問題もあった。
【0008】本願発明は、上記従来の乗継装置の問題点
に鑑み、第1コンベアと第2コンベアとを接続させた搬
送装置において、第1コンベア上を搬送されてくる物品
を正常姿勢のままで第2コンベア側に移乗せしめ得るよ
うにするとともに、そのような機能を簡単な構成の部材
で達成し得るようにした、搬送装置における乗継装置を
提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記課題を
解決するための手段として次の構成を有している。尚、
本願の各発明では、処理される物品としては主として直
方体状のものを対象としている。又、図1〜図15に示
す本願の実施形態では、該物品として豆腐入り容器を採
用しており、この場合は物品5の長辺長さが11〜13
cmとなる。
【0010】本願請求項1の発明 本願請求項1の発明の乗継装置は、図1〜図6に例示す
るように、第1コンベア1の終端部11に該第1コンベ
ア1の走行方向Pとは水平直交方向に向けて走行する第
2コンベア2の始端部21を接続させた搬送装置に使用
されるものである。
【0011】そして、この請求項1の乗継装置では、第
2コンベア始端部21の上面を第1コンベア終端部11
より低位置に設置し、さらに第1コンベア終端部11と
第2コンベア始端部21間に乗継台3を傾斜状態で設置
している。乗継台3における第2コンベア走行方向Q側
の側縁は、平面視において第1コンベア終端部11側に
向けて第2コンベア走行方向とは反対側に傾斜するよう
な直線状の傾斜縁31としている。
【0012】又、この請求項1の乗継装置では、乗継台
3の傾斜縁31(又は該傾斜縁31の延長線)と第2コ
ンベア始端部21の上面高さとの交点aを、平面視にお
いて第1コンベア1上を搬送される物品5の底面におけ
る第2コンベア走行方向Q側の直線状側縁52の延長線
L上に位置させるとともに、物品5が第1コンベア終端
部11から完全に乗継台3上に移乗したときに、該物品
5の重心Gが乗継台3の傾斜縁31より外側に位置し且
つ該物品5が該傾斜縁31を中心に自重で回動して物品
底面の直線状側縁52が全長に亘って同時に第2コンベ
ア2上に接触するようにしている。
【0013】本願請求項2の発明 本願請求項2の発明の乗継装置は、図7〜図9に例示す
るように、上記請求項1の乗継装置において、乗継台の
構成を変更したものである。即ち、本願請求項2の乗継
装置では、第1コンベア終端部11と第2コンベア始端
部21間に設置される乗継台3Aを、第2コンベア上面
と平行で且つ該第2コンベア上面から所定高さ(例えば
2〜3cm程度の高さ)だけ離間させた状態で設置してい
る。
【0014】又、該乗継台3Aにおける第2コンベア走
行方向Q側の側縁31Aは、第2コンベア走行方向Qと
は水平直角方向に向く直線状に形成し、さらに該乗継台
側縁31Aを、平面視において第1コンベア1上を搬送
される物品5の重心Gの第1コンベア走行方向側延長線
Rより第2コンベア走行方向Qとは反対側に位置させて
いる。
【0015】そして、物品5が第1コンベア終端部11
から完全に乗継台3A上に移乗したときに、該物品5が
乗継台側縁31Aを中心に自重で回動して物品底面の第
2コンベア走行方向Q側の直線状側縁52が全長に亘っ
て同時に第2コンベア2上に接触するようにしている。
【0016】本願請求項3の発明 本願請求項3の発明の乗継装置は、図10に例示するよ
うに、上記請求項2の乗継装置において、乗継台3Aと
第2コンベア2の上面との高さ間隔H1を大きくしてい
る。即ち、この請求項3の乗継装置では、該乗継台3A
と第2コンベア2の上面との高さ間隔H1を、例えば物
品5の左右幅とほぼ同じ程度(物品5の大きさにもよる
が例えば10cm程度)としている。
【0017】そして、物品5が第1コンベア終端部11
から完全に乗継台3A上に移乗したときに、該物品5が
乗継台側縁31Aを中心に自重で角度略90°だけ回動
した状態で第2コンベア始端部21上に移乗されるよう
にしている。
【0018】本願請求項4の発明 本願請求項4の発明の乗継装置は、図11〜図15に例
示するように、第1コンベア1の終端部11に該第1コ
ンベア1の走行方向Pとは水平非直交方向に向けて走行
する第2コンベア2の始端部21を接続させた搬送装置
に使用されるものである。この場合の第1コンベア1と
第2コンベア2とは、直角以外の、鈍角状態(例えば図
11〜図12の状態)、又は鋭角状態(図13の状
態)、あるいは平行状態(図14、図15の状態)等の
何れかの状態で接続させる。
【0019】そして、この請求項4の乗継装置は、第2
コンベア2の始端部21の上面を第1コンベア1の終端
部11より低位置に設置し、第1コンベア終端部11と
第2コンベア始端部21間に乗継台3を傾斜状態で設置
している。乗継台3における第2コンベア走行方向Q側
の側縁は、請求項1の場合と同様に、平面視において第
1コンベア終端部11側に向けて第2コンベア走行方向
Qとは反対側に傾斜するような直線状の傾斜縁31とし
ている。又、第1コンベア1の終端部11上に、第1コ
ンベア1上を搬送される物品5の底面における第1コン
ベア走行方向Pと平行な直線状側縁52が第2コンベア
2の走行方向Qに対して角度90°になるように物品5
の姿勢を変更する姿勢変更部材4を設けるとともに、物
品5が第1コンベア終端部11から完全に乗継台3上に
移乗したときに、該物品5の重心Gが前記乗継台3の傾
斜縁31より外側に位置し且つ該物品5が該傾斜縁31
を中心に自重で回動して物品底面の直線状側縁52が全
長に亘って同時に第2コンベア2上に接触するようにし
ている。
【0020】
【作用】本願請求項1の発明の乗継装置は、第1コンベ
ア1の終端部11と第2コンベア2の始端部21とを水
平直交方向に向けて接続した搬送装置に使用されるもの
であり、第1コンベア1によって搬送されてくる物品5
を、第1コンベア終端部11から乗継台3を経て第2コ
ンベア2の始端部21上に移乗せしめ得るようになって
いる。又、第1コンベア1上を搬送される物品5は、常
に第1コンベア1の幅方向の定位置を通行するように供
給される。
【0021】ところで、図5に示すように、物品5が乗
継台3と第1コンベア終端部11とに跨がって載置され
ている状態、即ち物品底面後端部5bが第1コンベア終
端部11に少しでも掛かっている状態では、物品5の重
心Gが、物品底面先端部5aと乗継台傾斜縁31との交
点bと物品底面後端部5bの矢印Q側の角部c(第1コ
ンベア終端部11上に載っている)とを結ぶ直線Mより
乗継台3側に位置するようになり、従ってこの図5の状
態では物品5が不用意に脱落することがない。又、図5
の状態から物品5が前進して、図6に示すように物品底
面後端部5bが第1コンベア終端部11から外れると、
該物品5はその全体が乗継台3上に載置されるようにな
るが、この図6の状態では、物品5の重心Gが乗継台3
の傾斜縁31より外側(矢印Q側)に位置している。従
って、物品5の底面後端部5bが第1コンベア終端部1
1から外れた直後に、該物品5の自重によって該物品5
が乗継台傾斜縁31を中心として回動するようになる。
【0022】他方、乗継台3は、その傾斜縁31(又は
該傾斜縁31の延長線)と第2コンベア始端部21の上
面高さとの交点aを、平面視において第1コンベア1上
を搬送される物品5の底面における第2コンベア走行方
向Q側の直線状側縁52の延長線L上に位置させている
ので、上記のように物品5が乗継台傾斜縁31を中心と
して回動したときに、物品底面の直線状側縁52が全長
に亘って同時に第2コンベア2上に接触するようにな
る。すると、第2コンベア2が走行していることによ
り、該直線状側縁52が全長に亘って同時に矢印Q方向
に移動せしめられ、従って該物品5は第1コンベア1上
を搬送されてきたままの姿勢で第2コンベア2上を矢印
Q方向に移送されるようになる。尚、第1コンベア1上
と第2コンベア2上での物品5の各姿勢は同じである
が、各コンベアの走行方向P,Qに対しては物品5の姿
勢が角度90°だけ変位している。
【0023】本願請求項2の発明の乗継装置は、上記請
求項1と同様に、第1コンベア1の終端部11と第2コ
ンベア2の始端部21とを水平直交方向に向けて接続し
た搬送装置に使用されるものである。又、第1コンベア
1上を搬送される物品5は、常に第1コンベア1の幅方
向の定位置を通行するように供給される。即ち、該物品
5の重心Gが図8において符号R上を通行する。
【0024】そして、この請求項2では、乗継台3Aを
第2コンベア2の上面と平行で且つ該第2コンベア上面
から所定高さだけ離間させて設置するとともに、乗継台
3Aにおける第2コンベア走行方向Q側の直線状側縁3
1Aを第2コンベア走行方向とは水平直角方向に向けて
いる。さらに、該乗継台側縁31Aは、物品5の重心G
が通行するラインRより所定寸法(図8の寸法S)だけ
第2コンベア走行方向Qとは反対側に位置させている。
【0025】この請求項2の場合も、図8に示すよう
に、物品5が乗継台3Aと第1コンベア終端部11とに
跨がって載置されている状態では、物品5の重心Gが、
物品底面先端部5aと乗継台側縁31Aとの交点bと物
品底面後端部5bの矢印Q側の角部cとを結ぶ直線Mよ
り乗継台3A側に位置するようになり、従ってこの図8
の状態では物品5が不用意に脱落することがない。又、
図8の状態から物品5が前進して、図9に示すように物
品底面後端部5bが第1コンベア終端部11から外れる
(物品が惰力で押出される)と、該物品5はその全体が
乗継台3A上に載置されるようになるが、この図9の状
態では、物品5の重心Gが乗継台3Aの側縁31Aより
外側(矢印Q側)に位置している。従って、物品5の底
面後端部5bが第1コンベア終端部11から外れた直後
に、該物品5の自重によって該物品5が乗継台側縁31
Aを中心として回動し、物品底面の直線状側縁52が全
長に亘って同時に第2コンベア2上に接触するようにな
る。すると、第2コンベア2が走行していることによ
り、物品5は第1コンベア1上を搬送されてきたままの
姿勢で第2コンベア2上を矢印Q方向に移送されるよう
になる。
【0026】本願請求項3の発明の乗継装置では、図1
0に示すように、第1コンベア1側から物品5が乗継台
3A上に移乗したときに、上記請求項2の場合と同様に
該物品5の重心Gが乗継台側縁31Aより外側に位置す
ることにより、該物品5が乗継台側縁31Aを中心とし
て自重で回動しながら落下するが、そのとき第2コンベ
ア始端部21の上面は乗継台3Aよりかなりの高さH1
だけ離間させているので、物品5が第2コンベア始端部
21上に落下したときには、該物品5が符号5Dで示す
ように角度略90°だけ変位した状態で移乗される。即
ち、この請求項3の場合は、上記請求項2の姿勢から角
度略90°だけ第2コンベア走行方向Q側に立ち起こし
た状態で移送される。尚、このように、物品5が第2コ
ンベア2上に移乗されたときに該物品5を角度略90°
だけ変位させるようにしたものでは、図10に示すよう
に、第2コンベア2の終端部に別のコンベア6を適宜高
さだけ段下げした状態で接続することにより、該物品
(符号5D)を再度、角度略90°だけ回転させた状態
(即ち、第1コンベア1上の姿勢の裏返し状態)で次工
程側に搬送させることができる。
【0027】本願請求項4の発明の乗継装置は、第1コ
ンベア1の終端部11と第2コンベア2の始端部21と
を水平非直交方向に向けて接続した搬送装置に使用され
るものである。即ち、この請求項4では、例えば、図1
1及び図12に示すように第1コンベア1の走行方向P
と第2コンベア2の走行方向Qとが鈍角状態で接続され
ている場合、又は図13に示すように第1コンベア1の
走行方向Pと第2コンベア2の走行方向Qとが鋭角状態
で接続されている場合、さらに図14に示すように第1
コンベア1の走行方向Pと第2コンベア2の走行方向Q
とが平行且つ同方向の状態で接続されている場合、ある
いは図15に示すように第1コンベア1の走行方向Pと
第2コンベア2の走行方向Qとが平行且つ逆方向の状態
で接続されている場合、等において適用される。
【0028】そして、この請求項4の乗継装置では、物
品5が第1コンベア1の終端部11まで搬送されると、
そこで姿勢変更部材4により物品5の姿勢が変更されな
がら該物品5が乗継台3上に移乗される。このとき(物
品が乗継台上に載ったとき)、物品底面の直線状側縁5
2が第2コンベア2の走行方向Qに対して正確に角度9
0°の位置にあり、且つ物品5の重心Gが乗継台傾斜縁
31より外側に位置するようになる。そして、物品5が
乗継台3上に完全に移乗した状態では、物品5の自重に
よって該物品5が乗継台傾斜縁31を中心として回動し
て、物品底面の直線状側縁52が全長に亘って同時に第
2コンベア2上に接触するようになる。その後、第2コ
ンベア2が走行していることにより、該物品5は第2コ
ンベア2上を矢印Q方向に移送されるようになる。この
請求項4の乗継装置では、第1コンベア1と第2コンベ
ア2との接続角度に応じて姿勢変更部材4により、物品
の姿勢変更角度を調整でき、従って、物品5のコンベア
走行方向P,Qに対する姿勢を、角度90°だけ確実に
変位せしめ得る。
【0029】
【発明の効果】このように、本願請求項1及び2の各発
明の搬送装置における乗継装置は、乗継台(3,3A)
を所定の条件で設置することにより、物品5を第1コン
ベア1側での搬送姿勢と同じ正常姿勢のままで第2コン
ベア2側に移乗させることができ、しかもそのような動
作を簡単且つ安価な構成(乗継台3,3A)で達成する
ことができるという効果がある。尚、この請求項1及び
2の各場合は、第1コンベア1と第2コンベア2とが水
平直交方向に接続されており、従って第1コンベア1側
から第2コンベア2側に移乗された物品5は、各コンベ
ア走行方向P,Qに対する姿勢が正確に角度90°だけ
変位するようになる。
【0030】又、本願請求項3の発明の搬送装置におけ
る乗継装置では、物品5が乗継台3A側から第2コンベ
ア始端部21上に移乗される際に、該物品5の姿勢を正
常姿勢のままで角度略90°だけ変位させることがで
き、そのような物品姿勢変更を必要とする場合の乗継装
置として、簡単且つ安価に構成することができるという
効果がある。
【0031】さらに、本願請求項4の発明の搬送装置に
おける乗継装置では、上記乗継台3と姿勢変更部材4と
を使用することにより、物品5を第2コンベア2の走行
方向Qに対して正確に角度90°だけ変位させた姿勢で
第2コンベア2側に移乗させることができ、しかもその
ような動作を簡単且つ安価な構成(乗継台3と姿勢変更
部材4)で達成することができるという効果がある。
【0032】
【実施例】以下、図1〜図15を参照して本願発明の実
施例を説明すると、図1〜図6には第1実施例、図7〜
図9には第2実施例、図10には第3実施例、図11及
び図12には第4実施例、図13〜図14にはそれぞれ
第5〜第7実施例の搬送装置における乗継装置が示され
ている。尚、図1〜図6の第1実施例、図7〜図9の第
2実施例、及び図10の第3実施例ではそれぞれ第1コ
ンベア1の走行方向Pと第2コンベア2の走行方向Qと
を水平直交方向に向けて接続させ、図11及び図12の
第4実施例では第1コンベア1の走行方向Pと第2コン
ベア2の走行方向Qとを鈍角状態で接続させ、図13の
第5実施例では第1コンベア1の走行方向Pと第2コン
ベア2の走行方向Qとを鋭角状態で接続させ、図14の
第6実施例では第1コンベア1の走行方向Pと第2コン
ベア2の走行方向Qとを平行且つ同方向の状態で接続さ
せ、図15の第7実施例では第1コンベア1の走行方向
Pと第2コンベア2の走行方向Qとを平行且つ逆方向の
状態で接続させた場合の各乗継装置を示している。
【0033】まず、図1〜図6に示す第1実施例につい
て説明すると、この第1実施例の搬送装置は、第1コン
ベア1の終端部11に該第1コンベア1の走行方向Pと
は水平直交方向に向けて走行する第2コンベア2の始端
部21を接続させて、物品5を第1コンベア終端部11
から第2コンベア始端部21上に移乗せしめ得るように
している。この搬送装置で搬送される物品5としては、
例えば容器入り豆腐のような略直方体状のものが適用さ
れ、特に物品底面51が矩形のものである場合に適して
いる。又、この第1実施例では、物品5は、第1コンベ
ア1の幅方向の定位置(中央部)に供給されるようにな
っている。又、この場合、必要に応じて第1コンベア1
上に、物品5をコンベア幅方向の定位置で搬送させるた
めのガイドを設けてもよい。尚、本願の各実施例では、
第1コンベア1と第2コンベア2は、それぞれ通常のベ
ルトコンベアが採用されているが、その他のコンベア
(例えばチエンコンベア)を採用してもよい。
【0034】第1コンベア終端部11と第2コンベア始
端部21間には、乗継装置が設置されている。この第1
実施例の乗継装置は、第2コンベア始端部21の上面を
第1コンベア終端部11より所定高さH(例えば10〜
15cm)だけ低位置に設置し、さらに第1コンベア終端
部11と第2コンベア始端部21間に乗継台3を傾斜状
態(例えば傾斜角15〜20°)で設置して構成されて
いる。この乗継台3は、ステンレス板製でその前、後部
をそれぞれ支持棒32,33で支持している。この乗継
台3は、その大部分の面積が第2コンベア2の始端部2
1上に重合するようにして設置されている。又、この第
1実施例では、乗継台3の下降側端3aは、第2コンベ
ア2の幅を越える長さを有し、且つ第2コンベア始端部
21の上面よりわずかに下方に位置させている。尚、他
の実施例では、乗継台3の長さを第2コンベア2の幅よ
り短くしてもよく、その場合は下降側端3aが第2コン
ベア2の上面より上に位置する。
【0035】乗継台3における第2コンベア走行方向Q
側の側縁は、平面視において第1コンベア終端部11側
に向けて第2コンベア走行方向Qとは反対側に傾斜する
ような直線状の傾斜縁31としている。尚、この第1実
施例では、下降側端辺に対する傾斜縁31の傾斜角θ
(図5)を60〜70°程度に設定している。
【0036】又、この乗継台3は、その傾斜縁31と第
2コンベア始端部21の上面高さとの交点aが、平面視
において第1コンベア1上を搬送される物品5の底面5
1における第2コンベア走行方向Q側の直線状側縁52
の延長線L上に位置するようにして設置している。尚、
傾斜縁31の下降側端が、第2コンベア2の上面より上
方に位置している場合、あるいは物品5の上記直線状側
縁52の延長線Lより反矢印Q側に位置している場合に
は、該傾斜縁31の下方側延長線と第2コンベア2の上
面高さとの交点aが物品5の上記直線状側縁52の延長
線L上に位置するようにする。
【0037】又、この乗継台3は、図5に示すように、
物品5が乗継台3と第1コンベア終端部11とに跨がっ
て載置されている状態では、物品5の重心Gが物品底面
先端部5aと乗継台傾斜縁31との交点bと物品底面後
端部5bの矢印Q側の角部c(第1コンベア終端部11
上に載っている)とを結ぶ直線Mより乗継台3側に位置
し、且つ図6に示すように物品底面後端部5bが第1コ
ンベア終端部11から外れると、物品5の重心Gが乗継
台3の傾斜縁31より外側(矢印Q側)に位置するよう
に設置している。従って、図5の状態では、物品5が乗
継台3上から不用意に脱落することがなく、又、図5の
状態から物品5が前進して、図6に示すように物品底面
後端部5bが第1コンベア終端部11から外れると、該
物品5はその全体が乗継台3上に載置されるようにる
が、物品5の重心Gが乗継台3の傾斜縁31より外側
(矢印Q側)に位置するので、該物品5の自重によって
該物品5が乗継台傾斜縁31を中心にして回動するよう
になる。
【0038】又、上記のように、物品5が第1コンベア
終端部11から完全に乗継台3上に移乗し、該物品5が
傾斜縁31を中心に自重で回動すると、物品底面51の
直線状側縁52が全長に亘って同時に第2コンベア2上
に接触するようになる。
【0039】乗継台3の上部には、該乗継台3上を滑り
落ちてくる物品5を位置決めするためのストッパー34
を設けている。即ち、このストッパー34は、物品5が
乗継台3上における第2コンベア2の幅方向中間位置に
達した位置以上、矢印P方向に移動しないようにするた
めのものである。尚、物品5の先端面がストッパー34
に衝突する状態では、物品5の後端面が完全に第1コン
ベア終端部11より前方(矢印P側)に位置するように
なっている。
【0040】この第1実施例の乗継装置を使用した搬送
装置では、例えば物品製造機で製造される物品5を順次
第1コンベア1の始端部上に供給すると、該物品5が第
1コンベア1によって矢印P側に搬送され、第1コンベ
ア終端部11から乗継台3上に移乗される。そのとき、
図5に示すように物品5の底面後端部5bが第1コンベ
ア終端部11に少しでも掛かっている状態では、物品5
の重心Gが点b,cを結ぶ直線Mより乗継台3側に位置
するので、該物品5が乗継台3から不用意に脱落するこ
とがない。又、図5の状態から物品5が前進して、図6
に示すように物品底面後端部5bが第1コンベア終端部
11から外れると、物品5の重心Gが乗継台3の傾斜縁
31より外側(矢印Q側)に位置しているので、物品5
の自重によって該物品5が乗継台傾斜縁31を中心とし
て回動するようになる。又、このように、物品5が乗継
台傾斜縁31を中心として回動すると、物品底面51の
直線状側縁52が全長に亘って同時に第2コンベア2上
に接触するようになり、該第2コンベア2が走行してい
ることにより、該直線状側縁52が全長に亘って同時に
矢印Q方向に移動せしめられる。従って、該物品5は、
第1コンベア1上を搬送されてきたままの姿勢で第2コ
ンベア2上を矢印Q方向に移送される。尚、この第1実
施例では、第1コンベア1と第2コンベア2とが水平直
交方向に接続されており、従って第1コンベア1側から
第2コンベア2側に移乗された物品5は、各コンベア走
行方向P,Qに対する姿勢が正確に角度90°だけ変位
するようになる。
【0041】このように、第1実施例の乗継装置では、
物品5を第1コンベア1側での搬送姿勢と同じ正常姿勢
のままで(コンベア走行方向P,Qに対する物品姿勢は
角度90°だけ変位する)第2コンベア2側に移乗させ
ることができるので、第2コンベア2上において物品5
を正常姿勢で供給する必要がある作業(例えば印字作
業)を行う際に、特別にガイドバー等で物品の姿勢を修
正するという作業が不要となる。又、この乗継装置は、
一側縁を傾斜縁31とした乗継台3を使用するだけで上
記機能を達成することができるので、安価に製作でき
る。
【0042】図7〜図9に示す第2実施例の乗継装置
は、第1実施例の乗継装置において、乗継台の構成を変
更したものである。即ち、この第2実施例の乗継台3A
は、長方形状のものが使用されており、該乗継台3Aに
おける第2コンベア走行方向Q側の側縁31Aが直線状
に形成されている。そして、この乗継台3Aは、第2コ
ンベア始端部21の上面から所定小高さ(例えば2〜3
cm程度)だけ離間させ且つ該第2コンベア始端部21の
上面と平行に設置している。又、該乗継台3Aにおける
第2コンベア走行方向Q側の側縁31Aは、第2コンベ
ア走行方向Qとは水平直角方向に向く姿勢で、且つ平面
視において第1コンベア1上を搬送される物品5の重心
Gの第1コンベア走行方向側延長線Rより適宜寸法S
(例えば1〜3cm)だけ第2コンベア走行方向Qとは反
対側に位置させている。
【0043】そして、この第2実施例の乗継装置では、
図8に示すように、第1コンベア1上を搬送されてきた
物品5が乗継台3Aと第1コンベア終端部11とに跨が
って載置されている状態では、物品5の重心Gが、物品
底面先端部5aと乗継台側縁31Aとの交点bと物品底
面後端部5bの矢印Q側の角部cとを結ぶ直線Mより乗
継台3A側に位置するようになる。従って、この図8の
状態では物品5が不用意に脱落することがない。又、図
8の状態から物品5が前進して、図9に示すように物品
底面後端部5bが第1コンベア終端部11から外れる
(物品が惰力で押出される)と、該物品5はその全体が
乗継台3A上に載置されるようになるが、この図9の状
態では、物品5の重心Gが乗継台3Aの側縁31Aより
外側(矢印Q側)に位置している。従って、物品5の底
面後端部5bが第1コンベア終端部11から外れた直後
に、該物品5の自重によって該物品5が乗継台側縁31
Aを中心として回動し、物品底面の直線状側縁52が全
長に亘って同時に第2コンベア2上に接触するようにな
る。すると、第2コンベア2が走行していることによ
り、物品5は第1コンベア1上を搬送されてきたままの
姿勢で第2コンベア2上を矢印Q方向に移送されるよう
になる。このように、第2実施例の乗継装置も、第1実
施例と同様に物品5を第1コンベア1側での搬送姿勢と
同じ正常姿勢のままで(コンベア走行方向P,Qに対す
る物品姿勢は角度90°だけ変位する)第2コンベア2
側に移乗させることができる。
【0044】図10に示す第3実施例の乗継装置は、基
本的に上記図7〜図9に示す第2実施例のものと同様で
あるが、図10の第3実施例では、乗継台3Aと第2コ
ンベア始端部21上面との間の高さH1を、例えば物品
5の左右幅とほぼ同じ程度(物品5の大きさにもよるが
例えば10cm程度)としている。そして、この第3実施
例の乗継装置では、物品5が第1コンベア終端部11か
ら完全に乗継台3A上に移乗したときに、該物品5が乗
継台側縁31Aを中心に自重で角度略90°だけ回動し
た状態で第2コンベア始端部21上に移乗されるように
している。即ち、第1コンベア1側から物品5が乗継台
3A上に移乗したときに、該物品5の重心Gが乗継台側
縁31Aより外側に位置することにより、該物品5が乗
継台側縁31Aを中心として自重で回動しながら落下す
るが、そのとき第2コンベア始端部21の上面は乗継台
3Aよりかなりの高さH1だけ離間させているので、物
品5が第2コンベア始端部21上に落下したときには、
該物品5が符号5Dで示すように角度略90°だけ変位
した状態で移乗される。従って、この第3実施例の場合
は、上記第2実施例の姿勢から角度略90°だけ第2コ
ンベア走行方向Q側に立ち起こした状態で移送される。
又、この第3実施例では、第2コンベア2の終端部に別
のコンベア6を適宜高さだけ段下げした状態で接続して
おり、物品5が第2コンベア2の終端部から次のコンベ
ア6上に移乗される際に、符号5Dで示す立ち起こし状
態の物品を再度、角度略90°だけ回転させて(即ち、
符号5Eで示すように第1コンベア1上の姿勢の裏返し
状態)、次工程側に搬送させることができる。
【0045】図11〜図15に示す第4〜第7実施例で
は、第1コンベア1の走行方向Pと第2コンベア2の走
行方向Qとが水平非直交方向に向いた状態の搬送装置が
示されており、且つそのそれぞれの搬送装置に適応する
乗継装置が示されている。尚、この第4〜第7実施例で
は、乗継台として、第1実施例と同様な傾斜縁31つき
のものが使用されている。
【0046】図11〜図12に示す第4実施例の搬送装
置では、第1コンベア1の走行方向Pと第2コンベア2
の走行方向Qとが鈍角状態(図示例では角度150°)
となるように接続している。又、この第4実施例の乗継
装置では、第1コンベア1の終端部11上に、第1コン
ベア1上を搬送されてくる物品5を所定角度だけ水平面
内で姿勢変更させるための姿勢変更部材4が設置されて
いる。この姿勢変更部材4は、物品5が第1コンベア1
の終端部11に差しかかったときに、該物品を符号5C
で示す姿勢を経て乗継台3上に移乗せしめ、該物品5が
乗継台3上に完全に載った時点(このとき物品5先端面
がストッパー34に衝合する)で、該物品5の底面の直
線状側縁52が第2コンベア2の走行方向Qに対して角
度90°になるように物品5の姿勢を変更するものであ
る。この第4実施例では、乗継台3の傾斜縁31は、第
2コンベア2の走行方向Q側に形成されている。又、物
品5の全体が乗継台3上に載った時点では、該物品5の
重心Gが乗継台傾斜縁31より外側(第2コンベア2の
走行方向Q側)に位置するようになっている。
【0047】図13に示す第5実施例の搬送装置では、
第1コンベア1の走行方向Pと第2コンベア2の走行方
向Qとが鋭角状態(例えば角度30°)となるように接
続している。又、この第5実施例の乗継装置では、第4
実施例と同様に、第1コンベア終端部11上の姿勢変更
部材4も、物品5が第1コンベア1側から乗継台3上に
完全に移乗された時点で、該物品5の底面の直線状側縁
52が第2コンベア2の走行方向Qに対して角度90°
になるように物品5の姿勢を変更し得るようにしてい
る。又、乗継台3の傾斜縁31は、第2コンベア2の走
行方向Q側に形成され、しかも物品5の全体が乗継台3
上に載った時点では、該物品5の重心Gが乗継台傾斜縁
31より外側(第2コンベア2の走行方向Q側)に位置
するようになっている。
【0048】図14に示す第6実施例の搬送装置では、
第1コンベア1の走行方向Pと第2コンベア2の走行方
向Qとが平行で且つ同方向に向いている。又、この第6
実施例の乗継装置では、第1コンベア終端部11上の姿
勢変更部材4は、物品5が第1コンベア1側から乗継台
3上に完全に移乗された時点で、該物品5の底面の直線
状側縁52が第2コンベア2の走行方向Qに対して角度
90°になるように物品5の姿勢を角度90°だけ変更
し得るようにしている。乗継台3の傾斜縁31は、第2
コンベア2の走行方向Q側に形成され、しかも物品5の
全体が乗継台3上に載った時点では、該物品5の重心G
が乗継台傾斜縁31より外側(第2コンベア2の走行方
向Q側)に位置するようになっている。
【0049】図15に示す第7実施例の搬送装置では、
第1コンベア1の走行方向Pと第2コンベア2の走行方
向Qとが平行で且つ逆方向に向いている。又、この第7
実施例の乗継装置では、第6実施例と同様に、第1コン
ベア終端部11上の姿勢変更部材4も、物品5が第1コ
ンベア1側から乗継台3上に完全に移乗された時点で、
該物品5の底面の直線状側縁52が第2コンベア2の走
行方向Qに対して角度90°になるように物品5の姿勢
を角度90°だけ変更し得るようにしている。乗継台3
の傾斜縁31は、第2コンベア2の走行方向Q側に形成
され、しかも物品5の全体が乗継台3上に載った時点で
は、該物品5の重心Gが乗継台傾斜縁31より外側(第
2コンベア2の走行方向Q側)に位置するようになって
いる。
【0050】そして、これら第4〜第7実施例の各乗継
装置では、第1コンベア1上を搬送されてくる物品5が
第1コンベア終端部11に差しかかったときに、該物品
5の先端角部が姿勢変更部材4に衝突し、続いて該物品
5が姿勢変更部材4によって符号5Cの姿勢状態を経て
乗継台3上に移乗される。そして、物品5の全体が乗継
台3上に移乗されると、該物品5がその自重により乗継
台傾斜縁31を中心にして回動し、物品底面の直線状側
縁52が全長に亘って同時に第2コンベア2上に接触す
るようになる。従って、これら第4〜第7実施例の場合
も、第1実施例の場合と同様に物品5を第1コンベア1
側から第2コンベア2上に所定の姿勢(物品底面の直線
状側縁52が第2コンベア2の走行方向Qに対して角度
90°の姿勢)で移乗させることができるようになる。
【0051】尚、第4〜第7実施例の場合は、第1コン
ベア1上を搬送される物品5は、例えば図12において
符号5Fで示すように第1コンベア1の走行方向Pに対
して姿勢が多少変更していても、あるいは第1コンベア
1の幅方向に多少位置ずれしていても、姿勢変更部材4
部分で確実に正常姿勢に変更されるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1実施例にかかる乗継装置を備え
た搬送装置の斜視図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1のIII矢視図である。
【図4】図1のIV矢視図である。
【図5】図2の一部拡大図である。
【図6】図5の状態変化図である。
【図7】本願発明の第2実施例にかかる乗継装置を備え
た搬送装置の斜視図である。
【図8】図7の平面図である。
【図9】図8の状態変化図である。
【図10】本願発明の第3実施例にかかる乗継装置を備
えた搬送装置の図7におけるX矢視相当図である。
【図11】本願発明の第4実施例にかかる乗継装置を備
えた搬送装置の斜視図である。
【図12】図11の平面図である。
【図13】本願発明の第5実施例にかかる乗継装置を備
えた搬送装置の平面図である。
【図14】本願発明の第6実施例にかかる乗継装置を備
えた搬送装置の平面図である。
【図15】本願発明の第7実施例にかかる乗継装置を備
えた搬送装置の平面図である。
【図16】従来の乗継装置を備えた搬送装置の平面図で
ある。
【図17】図16の部分拡大図である。
【図18】図16の乗継装置の作用説明図である。
【図19】乗継装置の他の従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】 1は第1コンベア、2は第2コンベア、3,3Aは乗継
台、4は姿勢変更部材、5は物品、11は第1コンベア
終端部、21は第2コンベア始端部、31は乗継台傾斜
縁、31Aは乗継台側縁、52は直線状側縁、Gは物品
重心、Pは第1コンベアの走行方向、Qは第2コンベア
の走行方向である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1コンベア(1)の終端部(11)に
    該第1コンベア(1)の走行方向(P)とは水平直交方
    向に向けて走行する第2コンベア(2)の始端部(2
    1)を接続させて、物品(5)を前記第1コンベア終端
    部(11)から前記第2コンベア始端部(21)上に移
    乗せしめ得るようにした搬送装置において、 前記第2コンベア(2)の始端部(21)の上面を前記
    第1コンベア(1)の終端部(11)より低位置に設置
    し、 第1コンベア終端部(11)と第2コンベア始端部(2
    1)間に乗継台(3)を傾斜状態で設置し、 該乗継台(3)における第2コンベア走行方向(Q)側
    の側縁を、平面視において第1コンベア終端部(11)
    側に向けて第2コンベア走行方向(Q)とは反対側に傾
    斜するような直線状の傾斜縁(31)とし、 前記乗継台(3)の傾斜縁(31)又は該傾斜縁(3
    1)の延長線と第2コンベア始端部(21)の上面高さ
    との交点(a)を、平面視において第1コンベア(1)
    上を搬送される物品(5)の底面における第2コンベア
    走行方向(Q)側の直線状側縁(52)の延長線(L)
    上に位置させるとともに、 前記物品(5)が第1コンベア終端部(11)から完全
    に乗継台(3)上に移乗したときに、該物品(5)の重
    心(G)が前記乗継台(3)の傾斜縁(31)より外側
    に位置し且つ該物品(5)が該傾斜縁(31)を中心に
    自重で回動して物品底面の前記直線状側縁(52)が全
    長に亘って同時に第2コンベア(2)上に接触するよう
    にした、 ことを特徴とする搬送装置における乗継装置。
  2. 【請求項2】 第1コンベア(1)の終端部(11)に
    該第1コンベア(1)の走行方向(P)とは水平直交方
    向に向けて走行する第2コンベア(2)の始端部(2
    1)を接続させて、物品(5)を前記第1コンベア終端
    部(11)から前記第2コンベア始端部(21)上に移
    乗せしめ得るようにした搬送装置において、 前記第2コンベア(2)の始端部(21)の上面を前記
    第1コンベア(1)の終端部(11)より低位置に設置
    し、 第1コンベア終端部(11)と第2コンベア始端部(2
    1)間に乗継台(3A)を、第2コンベア上面と平行で
    且つ該第2コンベア上面から所定高さだけ離間させた状
    態で設置し、 該乗継台(3A)における第2コンベア走行方向(Q)
    側の側縁(31A)を、第2コンベア走行方向(Q)と
    は水平直角方向に向く直線状に形成し、 しかも前記乗継台側縁(31A)を、平面視において第
    1コンベア(1)上を搬送される物品(5)の重心
    (G)の第1コンベア走行方向側延長線(R)より第2
    コンベア走行方向(Q)とは反対側に位置させるととも
    に、 前記物品(5)が第1コンベア終端部(11)から完全
    に乗継台(3A)上に移乗したときに、該物品(5)が
    前記乗継台側縁(31A)を中心に自重で回動して物品
    底面の第2コンベア走行方向(Q)側の直線状側縁(5
    2)が全長に亘って同時に第2コンベア(2)上に接触
    するようにした、 ことを特徴とする搬送装置における乗継装置。
  3. 【請求項3】 第1コンベア(1)の終端部(11)に
    該第1コンベア(1)の走行方向(P)とは水平直交方
    向に向けて走行する第2コンベア(2)の始端部(2
    1)を接続させて、物品(5)を前記第1コンベア終端
    部(11)から前記第2コンベア始端部(21)上に移
    乗せしめ得るようにした搬送装置において、 前記第2コンベア(2)の始端部(21)の上面を前記
    第1コンベア(1)の終端部(11)より低位置に設置
    し、 第1コンベア終端部(11)と第2コンベア始端部(2
    1)間に乗継台(3A)を、第2コンベア上面と平行で
    且つ該第2コンベア上面から所定高さだけ離間させた状
    態で設置し、 該乗継台(3A)における第2コンベア走行方向(Q)
    側の側縁(31A)を、第2コンベア走行方向(Q)と
    は水平直角方向に向く直線状に形成し、 しかも前記乗継台側縁(31A)を、平面視において第
    1コンベア(1)上を搬送される物品(5)の重心
    (G)の第1コンベア走行方向側延長線(R)より第2
    コンベア走行方向(Q)とは反対側に位置させるととも
    に、 前記物品(5)が第1コンベア終端部(11)から完全
    に乗継台(3A)上に移乗したときに、該物品(5)が
    前記乗継台側縁(31A)を中心に自重で角度略90°
    だけ回動した状態で第2コンベア始端部(21)上に移
    乗されるようにした、 ことを特徴とする搬送装置における乗継装置。
  4. 【請求項4】 第1コンベア(1)の終端部(11)に
    該第1コンベア(1)の走行方向(P)とは水平非直交
    方向に向けて走行する第2コンベア(2)の始端部(2
    1)を接続させて、物品(5)を前記第1コンベア終端
    部(11)から前記第2コンベア始端部(21)上に移
    乗せしめ得るようにした搬送装置において、 前記第2コンベア(2)の始端部(21)の上面を前記
    第1コンベア(1)の終端部(11)より低位置に設置
    し、 第1コンベア終端部(11)と第2コンベア始端部(2
    1)間に乗継台(3)を傾斜状態で設置し、 該乗継台(3)における第2コンベア走行方向(Q)側
    の側縁を、平面視において第1コンベア終端部(11)
    側に向けて第2コンベア走行方向(Q)とは反対側に傾
    斜するような直線状の傾斜縁(31)とし、 前記第1コンベア(1)の終端部(11)上に、該第1
    コンベア(1)上を搬送される物品(5)の底面におけ
    る第1コンベア走行方向(P)に向いた直線状側縁(5
    2)が第2コンベア(2)の走行方向(Q)に対して角
    度90°になるように物品(5)の姿勢を変更する姿勢
    変更部材(4)を設けるとともに、 前記物品(5)が第1コンベア終端部(11)から完全
    に乗継台(3)上に移乗したときに、該物品(5)の重
    心(G)が前記乗継台(3)の傾斜縁(31)より外側
    に位置し且つ該物品(5)が該傾斜縁(31)を中心に
    自重で回動して物品底面の前記直線状側縁(52)が全
    長に亘って同時に第2コンベア(2)上に接触するよう
    にした、 ことを特徴とする搬送装置における乗継装置。
JP17873195A 1995-07-14 1995-07-14 搬送装置における乗継装置 Pending JPH0930638A (ja)

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