JPH09306004A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置

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Publication number
JPH09306004A
JPH09306004A JP12523996A JP12523996A JPH09306004A JP H09306004 A JPH09306004 A JP H09306004A JP 12523996 A JP12523996 A JP 12523996A JP 12523996 A JP12523996 A JP 12523996A JP H09306004 A JPH09306004 A JP H09306004A
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JP
Japan
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fixing member
optical
holding means
intermediate member
pickup device
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Pending
Application number
JP12523996A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Fujii
仁 藤井
Masanari Mouri
政就 毛利
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH09306004A publication Critical patent/JPH09306004A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の光ピックアップ装置では、一方の角度調
整をしたときに他方の角度が変化しやすく、角度調整精
度を確保するのが極めて困難であった。 【解決手段】固定部材7と光学基台3との間に介在する
中間部材4とを具備し、中間部材4は光学基台3と平面
3a,4cで摺接し、中間部材4を光学基台3に対し
て、ラジアル方向に回動可能とし、固定部材3と中間部
材4は円筒面4a,7aで摺接し、固定部材7を中間部
材4に対して、タンジェンシャル方向に回動可能とした
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク状記録媒
体に光スポットを投影して光学的に情報を再生または記
録する装置における、光ピックアップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光ピックアップ装置として、特開
平6−44574が開示されている。その構成図を図1
0に示す。レンズ保持体20を介して対物レンズ1が支
持された弾性支持部材80の基部に固定部材70を設
け、この固定部材70の左右両側面に上下方向に伸びる
摺動溝70aを形成している。摺動溝70aの上下方向
における中央部で狭く、そこから上方および下方行くに
したがい広くなるように、かつ、これら摺動溝70aは
円弧をなすように形成されている。基台30に、弾性支
持部材80の基部に設けた固定部材70を支持するため
に、対物レンズ1に対向する側が凹曲面になるように湾
曲状部30aを形成している。これに固定部材70の摺
動溝70aを係合して支持している。
【0003】ここで、固定部材70を基台30の上下方
向に摺動することによって、その移動と共に光ディスク
上のトラックの接線方向(タンジェンシャル方向)に対
物レンズ1の光軸の角度調整を行うものである。また、
固定部材70をタンジェンシャル方向軸回りに回転させ
ることによって、上記接線方向とほぼ直交する、光ディ
スクの半径方向(ラジアル方向)に対物レンズ1の光軸
の角度調整を行うものである。
【0004】上記のように、各方向に対物レンズ1の光
軸を角度調整するために、基台30と固定部材70を同
一面内で摺動させ、摺動する方向によって調整する角度
の方向を定める構成である。
【0005】光ピックアップ装置を所定の治具にセット
して、このような角度調整を行うことにより、基部に固
定された半導体レーザから発射されるレーザ光の光軸と
対物レンズ1の光軸とを、結果的にほぼ一致させること
が可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年の高密度記録化に
よって、対物レンズのNAの大型化が進み、記録面にお
ける光スポット径が小さくなるとともに、その位置決め
誤差及び光軸の傾き誤差を極めて小さくする必要があ
る。
【0007】しかしながら、前述した従来技術において
は、摺動する面を曲面で構成し、かつラジアル方向、タ
ンジェンシャル方向にそれぞれ角度調整するときに、同
一面を使用しているので、一方の角度調整をしたときに
他方の角度が変化しやすく、角度調整精度を確保するの
が極めて困難であった。
【0008】本発明は、このような従来の課題を考慮
し、高精度な角度調整を従来に比べてより簡単に出来る
光ピックアップ装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の本発明は、光ディスクに光を集光さ
せるためのレンズを保持するレンズ保持手段と、そのレ
ンズ保持手段を保持する第1保持手段と、その第1保持
手段を移動可能に保持する第2保持手段と、その第2保
持手段を移動可能に保持する基台部とを備え、前記第1
保持手段の前記移動により、前記レンズの光軸が第1の
方向に移動し、又、前記第2保持手段の前記移動によ
り、前記レンズの光軸が第2の方向に移動する光ピック
アップ装置である。
【0010】又、請求項5記載の本発明は、基台と、光
学ディスク面に光ビームを集光する対物レンズと、前記
対物レンズを保持するレンズ保持体と、前記レンズ保持
体を弾性的に支持する弾性支持部材と、前記弾性支持部
材を保持する固定部材と、前記固定部材と前記基台との
間に介在する中間部材とを具備し、前記中間部材と前記
固定部材を一体的に前記基台に対して移動自在とし、か
つ前記固定部材を前記中間部材に対して移動自在とする
ことによって、前記対物レンズの光軸を互いに直交する
二方向に各別に角度調整可能としたものである。
【0011】請求項1記載の本発明では、レンズ保持手
段が、光ディスクに光を集光させるためのレンズを保持
し、第1保持手段がそのレンズ保持手段を保持し、第2
保持手段がその第1保持手段を移動可能に保持し、基台
部がその第2保持手段を移動可能に保持する。そして、
前記第1保持手段の前記移動により、前記レンズの光軸
が第1の方向に移動し、又、前記第2保持手段の前記移
動により、前記レンズの光軸が第2の方向に移動する。
【0012】請求項5記載の本発明では、対物レンズが
光学ディスク面に光ビームを集光し、レンズ保持体が前
記対物レンズを保持し、弾性支持部材が前記レンズ保持
体を弾性的に支持し、固定部材が前記弾性支持部材を保
持し、中間部材が前記固定部材と前記基台との間に介在
する。そして、前記中間部材と前記固定部材を一体的に
前記基台に対して移動自在とし、かつ前記固定部材を前
記中間部材に対して移動自在とすることによって、前記
対物レンズの光軸を互いに直交する二方向に各別に角度
調整可能となる。
【0013】これにより、例えば、対物レンズの光軸を
互いに直交する二つの方向に、それぞれ独立に角度調整
を行い、高精度な角度調整が可能な光ピックアップ装置
を提供することが出来る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。
【0015】(実施の形態1)図1は本発明の一実施の
形態の光ピックアップ装置の一部分解斜視図であり、図
2は、同光ピックアップ装置の部分側面図である。又、
図3は、同光ピックアップ装置のネジ方向から見た側面
図である。
【0016】同図を参照しながら、本実施の形態の構成
を説明する。
【0017】同図において、対物レンズ1がレンズ保持
体であるレンズホルダ2に接着されている。弾性支持部
材である4本の金属ワイヤ8の一端がレンズホルダ2の
両側面に固定され、他端が固定部材7に固定されてい
る。尚、図1は、本実施の形態の光ピックアップ装置の
一部を分解した斜視図であるため、固定部材7と金属ワ
イヤ8とが離れた状態で表されているが、実際には、上
記の通り両者は固定されている。また、レンズホルダ2
と固定部材7との間に設けられている、各部材は、金属
ワイヤ8に接触しない様に構成されている。又、光ディ
スク100は、本実施の形態の光ピックアップ装置の上
方にセットされる。
【0018】この固定部材7のレンズホルダ2側には凹
の円筒面7aが形成され、中間部材4に形成された凸の
円筒面4aと摺接するように取り付けられている。固定
部材は7は、この円筒面4aで摺接することによりタン
ジェンシャル方向(半径方向軸回り)に回動可能となっ
ている。
【0019】また、この中間部材4は光学基台3に立設
された面3aの平面上を回動可能に、固定部材7と光学
基台3との間に介在するようにネジ6で取り付けられて
いる。そして、中間部材4は光学基台3の面3aに設け
た突部3bと嵌合する穴部4bを有し、これを中心にラ
ジアル方向に回動可能となっている。
【0020】また、光学基台3に2個の永久磁石5(一
方は図示せず)を対向させ、かつレンズホルダ2を所定
の隙間をもって挟むように接着して、磁気回路を構成し
ている。レンズホルダ2にはフォーカス駆動コイル(図
示せず)およびトラッキング駆動コイル(図示せず)が
巻回されており、金属ワイヤ8と電気的に結合されてい
る。各駆動コイルに電流を流し、永久磁石5との電磁作
用によりレンズホルダ2がそれぞれの方向に移動する。
尚、本発明のレンズ保持手段は、レンズホルダ2に対応
し、本発明の第1保持手段は、固定部材7及び金属ワイ
ヤ8を含む。又、本発明の第2保持手段は、中間部材4
に対応し、本発明の基台部は、光学基台3に対応する。
【0021】次に、対物レンズ1の光軸調整時の動作に
ついて説明する。
【0022】ラジアル方向の光軸調整を行うには、ネジ
6を仮締めした状態で、中間部材4の左右端を押すこと
によって、中間部材4と固定部材7が光学基台3の突設
部3bを中心に回転することで、固定部材7に支持され
たレンズホルダ2の対物レンズ光軸をラジアル方向に調
整を行う。
【0023】タンジェンシャル方向の光軸調整を行うに
は、ネジ6を仮締めした状態で、固定部材7の中央部の
上下端をフォーカス方向に押すことによって、固定部材
7が円筒面7aの中心軸を中心として回転することで、
固定部材7に支持されたレンズホルダ2の対物レンズ光
軸をタンジェンシャル方向に調整を行う。
【0024】そして、固定部材7と中間部材4の位置決
めが完了した後に、ネジ6を締めて固定を行えばよい。
【0025】このように独立に二方向の光軸調整が可能
となり、高精度な角度調整を行うことができる。
【0026】(実施の形態2)図4は、本発明の他の一
実施の形態の光ピックアップ装置の構成図であり、図5
は、同光ピックアップ装置の一部分分解斜視図である。
【0027】同図を参照しながら、本実施の形態の構成
を説明する。上述した実施の形態1と同じ構成は同符号
を付し、説明を省略する。
【0028】固定部材7のレンズホルダ2側には平面7
aが形成され、中間部材4に形成された平面4aと摺接
するように取り付けられている。また、図5に示す様
に、固定部材7は中間部材4の平面4aに設けた突部4
bと嵌合する穴部7bを有し、これを中心にラジアル方
向に回動可能となっている。
【0029】また、図4に示す様に、この中間部材4は
光学基台3側に凹の円筒面4cを形成し、光学基台3に
形成した凸の円筒面3bと摺接可能に、固定部材7と光
学基台3との間に介在するように取り付けられている。
また、中間部材4は円筒面4cの中心軸を中心にタンジ
ェンシャル方向に回動可能となっている。
【0030】次に、図4を主に参照しながら、対物レン
ズ1の光軸調整時の動作について説明する。
【0031】ラジアル方向の光軸調整を行うには、ネジ
6を仮締めした状態で、固定部材7の左右端を押す。こ
れによって、固定部材7が中間部材4の突設部4bを中
心に回転するので、固定部材7に支持されたレンズホル
ダ2の対物レンズ光軸をラジアル方向に調整することが
出来る。
【0032】タンジェンシャル方向の光軸調整を行うに
は、ネジ6を仮締めした状態で、中間部材4の中央部の
上下端をフォーカス方向に押す。これによって、中間部
材4が円筒面4cの中心軸を中心として固定部材7と共
に回転するので、固定部材7に支持されたレンズホルダ
2の対物レンズ光軸をタンジェンシャル方向に調整する
ことが出来る。
【0033】そして、固定部材7と中間部材4の位置決
めが完了した後に、ネジ6を締めて固定を行えばよい。
【0034】このように独立に二方向の光軸調整が可能
となり、高精度な角度調整を行うことができる。
【0035】(実施の形態3)図6を用いて本発明の他
の一実施の形態の光ピックアップ装置の構成について説
明する。
【0036】前述の実施の形態1と同じ構成は同符号を
付し、説明を省略する。
【0037】実施の形態1との違いは、固定部材7の中
間部材4と接触する面を円筒面で構成せずに、4個の球
状突設部7cを設け、点接触するように構成したことで
ある。各球状突設部7cはネジ6の軸中心に対して対称
に配設されてある。
【0038】次に、対物レンズ1の光軸調整時の動作に
ついて説明する。
【0039】ラジアル方向の光軸調整を行うには、ネジ
6を仮締めした状態で、中間部材4の左右端を押すこと
によって、中間部材4と固定部材7が光学基台3の突設
部3aを中心に回転することで、固定部材7に支持され
たレンズホルダ2の対物レンズ光軸をラジアル方向に調
整を行う。
【0040】タンジェンシャル方向の光軸調整を行うに
は、ネジ6を仮締めした状態で、固定部材7の中央部の
上下端をフォーカス方向に押すことによって、固定部材
7が中間部材4の円筒面4aの中心軸を中心として回転
することで、固定部材7に支持されたレンズホルダ2の
対物レンズ光軸をタンジェンシャル方向に調整を行う。
【0041】そして、固定部材7と中間部材4の位置決
めが完了した後に、ネジ6を締めて固定を行えばよい。
【0042】このように独立に二方向の光軸調整が可能
となり、高精度な角度調整を行うことができる。
【0043】また、固定部材7の摺接部を球状突設部7
cとしたので、中間部材4の円筒面4aの半径寸法に誤
差があっても、良好な嵌合状態を維持できるので、調整
動作がスムースに行える。
【0044】なお、固定部材7の摺接面を円筒面とし、
中間部材4の接触部を複数個の突設部で構成しても、同
様の効果が得られる。
【0045】なお、光学基台3と中間部材4の摺接する
各平面の一方を複数個の突設部で構成しても、同様の効
果が得られる。
【0046】(実施の形態4)図7を用いて本発明の他
の一実施の形態の光ピックアップ装置の構成について説
明する。
【0047】前述の実施の形態2と同じ構成は同符号を
付し、説明を省略する。
【0048】実施の形態2との違いは、中間部材の4の
光学基台3と接触する面を円筒面で構成せずに、4個の
球状突設部4dを設け、点接触するように構成したこと
である。各球状突設部4dはネジ6の軸中心に対して等
ピッチで配設されており、その突出高さも同一にしてあ
る。
【0049】次に、対物レンズ1の光軸調整時の動作に
ついて説明する。
【0050】ラジアル方向の光軸調整を行うには、ネジ
6を仮締めした状態で、固定部材7の左右端を押すこと
によって、固定部材7が光学台3の円筒面3aを中心に
回転すことで、固定部材7に支持されたレンズホルダ2
の対物レンズ光軸をラジアル方向に調整を行う。
【0051】タンジェンシャル方向の光軸調整を行うに
は、ネジ6を仮締めした状態で、中間部材4の中央部の
上下端を光軸方向に押すことによって、中間部材4が円
筒面3aの中心軸を中心として固定部材7と共に回転す
ることで、固定部材7に支持されたレンズホルダ2の対
物レンズ光軸をタンジェンシャル方向に調整を行う。
【0052】そして、固定部材7と中間部材4の位置決
めが完了した後に、ネジ6を締めて固定を行えばよい。
【0053】このように独立に二方向の光軸調整が可能
となり、高精度な角度調整を行うことができる。
【0054】また、中間部材4の摺接部を球状突設部4
dとしたので、光学基台3の円筒面3aの半径寸法に誤
差があっても、良好な嵌合状態を維持できるので、調整
動作がスムースに行える。
【0055】なお、中間部材4の摺接面を円筒面とし、
光学基台3の接触部を複数個の突設部で構成しても、同
様の効果が得られる。
【0056】なお、固定部材7と中間部材4の摺接する
各平面の一方を複数個の突設部で構成しても、同様の効
果が得られる。
【0057】(実施の形態5)図8を用いて本発明の他
の一実施の形態の光ピックアップ装置の構成について説
明する。
【0058】前述の実施の形態1と同じ構成は同符号を
付し、説明を省略する。
【0059】光学基台3の立設部には金属ワイヤ8と平
行な軸を中心とする円筒面3cを形成している。また、
中間部材4には固定部材7の円筒面7aと嵌合する円筒
面4aと、光学基台3の円筒面3cと勘合する円筒面4
cが形成されている。中間部材4は、光学基台3との円
筒面での摺接によりラジアル方向に傾動可能に構成され
ている。
【0060】次に、図8を参照しながら、対物レンズ1
の光軸調整時の動作について説明する。
【0061】ラジアル方向の光軸調整を行うには、ネジ
6を仮締めした状態で、中間部材4の左右端を押すこと
によって、中間部材4が円筒面4c、3cの中心軸を中
心として固定部材7とともに回転することで、固定部材
7に支持されたレンズホルダ2の対物レンズ光軸をラジ
アル方向に調整を行う。
【0062】タンジェンシャル方向の光軸調整を行うに
は、ネジ6を仮締めした状態で、固定部材7の中央部の
上下端をフォーカス方向に押すことによって、固定部材
7が円筒面7a、4aの中心軸を中心として回転するこ
とで、固定部材7に支持されたレンズホルダ2の対物レ
ンズ光軸をタンジェンシャル方向に調整を行う。
【0063】そして、固定部材7と中間部材4の位置決
めが完了した後に、ネジ6を締めて固定を行えばよい。
【0064】このように独立に二方向の光軸調整が可能
となり、高精度な角度調整を行うことができる。
【0065】また、光学基台3と中間部材4の摺接する
円筒面3c,4cの半径寸法を変更することで、傾動中
心を任意に設定できるので光軸調整が効率よく行える。
【0066】なお、実施の形態2において、中間部材4
と固定部材7の摺接面を金属ワイヤ8と平行な軸を中心
とした円筒面で構成しても同様の効果が得られる。
【0067】(実施の形態6)図9を用いて本発明の他
の一実施の形態について説明する。
【0068】前述の実施の形態1と同じ構成は同符号を
付し、説明を省略する。
【0069】中間部材4の円筒面4aと固定部材7の円
筒面7aは、その中心軸が対物レンズ1の主点1aを通
る様に形成されている。
【0070】次に、対物レンズ1の光軸調整時の動作に
ついて説明する。
【0071】ラジアル方向の光軸調整を行うには、ネジ
6を仮締めした状態で、中間部材4の左右端を押すこと
によって、中間部材4と固定部材7が光学基台3の突設
部3aを中心に回転することで、固定部材7に支持され
たレンズホルダ2の対物レンズ光軸をラジアル方向に調
整を行う。
【0072】タンジェンシャル方向の光軸調整を行うに
は、ネジ6を仮締めした状態で、固定部材7の中央部の
上下端をフォーカス方向に押すことによって、固定部材
7が円筒面7aの中心軸を中心として回転することで、
固定部材7に支持されたレンズホルダ2の対物レンズ光
軸をタンジェンシャル方向に調整を行う。
【0073】このとき、固定部材7は対物レンズ1の主
点1aを中心に傾動するので、対物レンズ1の高さ変化
が発生しない。
【0074】そして、固定部材7と中間部材4の位置決
めが完了した後に、ネジ6を締めて固定を行えばよい。
【0075】このように独立に二方向の光軸調整が可能
となり、高精度な角度調整を行うことができる。
【0076】また、対物レンズ1の光軸を調整しても高
さ変化がないので、組立状態でディスク面との距離を一
定に保つことができる。
【0077】なお、実施の形態2において、光学基台3
と中間部材4の摺動する各円筒面の中心軸を対物レンズ
1の主点1aを通る様に構成しても同様の効果が得られ
る。
【0078】なお、実施の形態5において、光学基台3
と中間部材4の摺動する各円筒面の中心軸を対物レンズ
1の主点1aを通る様に構成し、かつ固定部材7と中間
部材4の摺動する各円筒面の中心軸を対物レンズ1の主
点1aを通る様に構成することによって、確実に対物レ
ンズ1の高さ変化を押さえることができる。
【0079】以上のように本発明によれば、基台と、光
学ディスク面に光ビームを集光する対物レンズと、前記
対物レンズを保持するレンズ保持体と、前記レンズ保持
体を弾性的に支持する弾性支持部材と、前記弾性支持部
材を保持する固定部材と、前記固定部材と前記基台との
間に介在する中間部材とを具備し、前記中間部材と前記
固定部材を一体的に前記基台に対して傾動自在とし、か
つ前記固定部材を前記中間部材に対して傾動自在とする
ことによって、前記対物レンズの光軸を互いに直交する
二方向に各別に角度調整可能としたことで、高精度な角
度調整が行えるという顕著な効果が得られる。
【0080】また、摺動する円筒面の一方を複数の突設
部にすることで、互いの円筒半径寸法がばらついてもス
ムースな光軸調整が行えるという顕著な効果が得られ
る。
【0081】また、摺動する円筒面の中心を対物レンズ
の主点と一致させたことで、光軸調整を行っても対物レ
ンズの高さ変化が発生しないという顕著な効果が得られ
る。
【0082】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明は、高精度な角度調整を従来に比べてより簡単に出
来るという長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の光ピックアップ装置の
構成を示す分解斜視図
【図2】本発明の一実施の形態の光ピックアップ装置の
構成を示す側面図
【図3】本発明の一実施の形態の光ピックアップ装置の
構成を示す側面図
【図4】本発明の他の一実施の形態の光ピックアップ装
置の構成を示す分解斜視図
【図5】本発明の他の一実施の形態の光ピックアップ装
置の構成を示す一部分分解斜視図
【図6】本発明の他の一実施の形態の光ピックアップ装
置の構成を示す側面図
【図7】本発明の他の一実施の形態の光ピックアップ装
置の構成を示す側面図
【図8】本発明の他の一実施の形態の光ピックアップ装
置の構成を示す分解斜視図
【図9】本発明の他の一実施の形態の光ピックアップ装
置の構成を示す断面図
【図10】従来例の光ピックアップ装置の構成を示す斜
視図
【符号の説明】
1 対物レンズ 2 レンズホルダ 3 光学基台 4 中間部材 7 固定部材 8 金属ワイヤ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクに光を集光させるためのレン
    ズを保持するレンズ保持手段と、 そのレンズ保持手段を保持する第1保持手段と、 その第1保持手段を移動可能に保持する第2保持手段
    と、 その第2保持手段を移動可能に保持する基台部とを備
    え、前記第1保持手段の前記移動により、前記レンズの
    光軸が第1の方向に移動し、又、前記第2保持手段の前
    記移動により、前記レンズの光軸が第2の方向に移動す
    ることを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 【請求項2】 前記第2保持手段は、前記基台部と前記
    第1保持手段との間に配置されており、 前記第2保持手段の前記移動の際には、前記第1保持手
    段は、前記第2保持手段と一体的に移動し、前記第1保
    持手段の前記移動の際には、前記第2保持手段は移動し
    ないことを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1の方向とは、前記光ディスク上
    のトラックの実質上接線方向であり、 前記第2の方向とは、前記接線方向と実質的に直交する
    前記光ディスクの実質上半径方向であることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の光ピックアップ装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の方向とは、前記光ディスク上
    のトラックの実質上接線方向であり、 前記第1の方向とは、前記接線方向と実質的に直交する
    前記光ディスクの実質上半径方向であることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の光ピックアップ装置。
  5. 【請求項5】基台と、光学ディスク面に光ビームを集光
    する対物レンズと、前記対物レンズを保持するレンズ保
    持体と、前記レンズ保持体を弾性的に支持する弾性支持
    部材と、前記弾性支持部材を保持する固定部材と、前記
    固定部材と前記基台との間に介在する中間部材とを具備
    し、前記中間部材と前記固定部材を一体的に前記基台に
    対して移動自在とし、かつ前記固定部材を前記中間部材
    に対して移動自在とすることによって、前記対物レンズ
    の光軸を互いに直交する二方向に各別に角度調整可能な
    構成としたことを特徴とする光ピックアップ装置。
  6. 【請求項6】前記中間部材を前記固定部材とともに一体
    的に前記基台に対して傾動することによって、前記対物
    レンズの光軸を前記光学ディスクの実質上半径方向に角
    度調整可能な構成とし、かつ前記固定部材を前記中間部
    材に対して傾動することによって、前記対物レンズの光
    軸を前記光学ディスクの実質上接線方向に角度調整可能
    な構成としたことを特徴とする請求項5記載の光ピック
    アップ装置。
  7. 【請求項7】前記中間部材を前記固定部材とともに一体
    的に前記基台に対して傾動することによって、前記対物
    レンズの光軸を前記光学ディスクの実質上接線方向に角
    度調整可能な構成とし、かつ前記固定部材を前記中間部
    材に対して傾動することによって、前記対物レンズの光
    軸を前記光学ディスクの実質上半径方向に角度調整可能
    な構成としたことを特徴とする請求項5記載の光ピック
    アップ装置。
  8. 【請求項8】前記基台と前記中間部材の少なくとも一方
    の摺動面を平面で構成し、かつ前記中間部材と前記固定
    部材の少なくとも一方の摺動面を円筒面で構成したこと
    を特徴とする請求項6記載の光ピックアップ装置。
  9. 【請求項9】前記基台と前記中間部材の少なくとも一方
    の摺動面を円筒面で構成し、かつ前記中間部材と前記固
    定部材の少なくとも一方の摺動面を平面で構成し構成し
    たことを特徴とする請求項7記載の光ピックアップ装
    置。
  10. 【請求項10】前記基台と前記中間部材の少なくとも一
    方の摺動面を第1の円筒面で構成し、かつ前記中間部材
    と前記固定部材の少なくとも一方の摺動面を第2の円筒
    面で構成したことを特徴とする請求項6、又は7記載の
    光ピックアップ装置。
  11. 【請求項11】前記中間部材を前記固定部材とともに一
    体的に傾動する第1の傾動中心と前記固定部材を傾動す
    る第2の傾動中心の少なくとも一つの傾動中心を前記対
    物レンズの主点位置と一致させた構成としたことを特徴
    とする請求項5〜10の一に記載の光ピックアップ装
    置。
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