JPH0930595A - 圧力容器下鏡内壁部への補修用機器の設置方法 - Google Patents
圧力容器下鏡内壁部への補修用機器の設置方法Info
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- JPH0930595A JPH0930595A JP7204068A JP20406895A JPH0930595A JP H0930595 A JPH0930595 A JP H0930595A JP 7204068 A JP7204068 A JP 7204068A JP 20406895 A JP20406895 A JP 20406895A JP H0930595 A JPH0930595 A JP H0930595A
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Abstract
設置する際に、設置個所近傍の構造物との接触を防いで
接触による破損事故をなくすと共に、設置作業の能率化
を図る。 【解決手段】 圧力容器1の下鏡1a内壁部を補修する
ときに、圧力容器1の下方に上下方向に延びる案内パイ
プ11を搬入する。案内パイプ11は上端部を下鏡1a
の点検口6内に挿入した状態として固定設置する。補修
装置10の動力伝達用ロッド9の上端に備えられた補修
用機器7を案内パイプ11内に挿入し、案内パイプ11
内をガイドとして押し上げて圧力容器1の下鏡1a内ま
で送り込む。案内パイプ11を基準として補修用機器7
の位置決めセットを行う。
Description
ギー、その他一般工業分野において用いられる圧力容器
における下鏡内壁部への補修用機器の設置方法に関する
ものである。
器の中には、図5に一例を示す如く、上下方向に長い形
状とし、内部に配管等の構造物が収納される型式の圧力
容器1があり、更に、該圧力容器1を、ベース2上に構
築した架構3によりベース2から所要高さ持ち上げた位
置に据え付け、圧力容器1の下方に形成された空間部
に、各種の配管4や支持フレーム5、その他必要な構造
物を配置するように設計する場合がある。
鏡1aの内壁部に溶接等の補修工事を実施することがあ
るが、内部に収納されている配管等の構造物が邪魔にな
って圧力容器1の内部上方から補修工事を行うことがで
きない場合には、二点鎖線で示す如く、下鏡1aに穿設
されている点検口6を利用して補修用機器7を下方から
挿入することが行われている。すなわち、主駆動部8を
下端に有する動力伝達用ロッド9の上端に補修用機器7
を装備してなる補修装置10を、圧力容器1の下方に搬
入し、上記補修用機器7を点検口6を通して下鏡1aの
内壁部に位置させるようにしている。
器1の下側空間部は、支持フレーム5や配管4の如き構
造物が複雑に入り組んでいて狭隘部となっているため、
補修装置10の補修用機器7を点検口6に下方から挿入
するためには、各種構造物間の隙間を通して補修用機器
7を押し上げなければならず、他方、補修工事が完了し
て補修用機器7を回収する際にも各種構造物間の隙間を
通して降すようにしなければならないので、補修用機器
7やロッド9等が近傍の構造物と接触して損傷してしま
う虞があり、そのため、細心の注意を払って補修用機器
7を点検口6に通して下鏡1aの内壁部まで挿入すると
共に回収することが必要であり、作業場所への補修用機
器7の挿入設置作業及び回収作業が大変であり、作業効
率が悪い、という問題があり、又、下鏡1aの傾斜部に
設けられた点検口6での補修用機器7の芯出しは、傾斜
の上方側の点検口下端部と傾斜の下方側の点検口上端部
を結ぶ僅かなかがり代で行うことになるため、補修部位
に対する芯出しが精度よく行えない、という問題もあ
る。
補修用機器を挿入して設置及び回収するときに、上記圧
力容器下鏡下方にある他の構造物との接触を防いで接触
による破損事故をなくすと共に、補修用機器の設置作業
の能率化を図ろうとするものである。
決するために、圧力容器の下鏡に内外方向へ貫通して設
けてある点検口に、下鏡内壁部の補修工事を行うための
補修用機器を上下方向に案内するための案内パイプの上
端を挿入し、上端に補修用機器を変位可能に且つ一体に
回転できるように備えた動力伝達用のロッドの下端を補
修装置の主駆動部に連結させて、上記案内パイプ内をガ
イドとして、上記補修用機器とロッドの上端を、案内パ
イプの下方より上端まで押し上げて圧力容器の下鏡内に
挿入し、下鏡内壁部に補修用機器をセットさせるように
する圧力容器下鏡内壁部への補修用機器の設置方法とす
る。
貫通して設けてある点検口に上端を連通させるように案
内パイプを設置して、この案内パイプの下端部内に動力
伝達用ロッドの上端の補修用機器を挿入し、案内パイプ
内をガイドとして補修用機器を押し上げることにより圧
力容器の下鏡内へ挿入するようにすると、補修用機器が
圧力容器の下側に位置する構造物と接触して損傷してし
まうことを未然に防止でき、しかも、上記案内パイプを
基準として利用することによって補修部位に対する補修
用機器の芯を出すことができる。
る分割構造とし、且つ各分割部をいんろう継手と連結フ
ランジにて連結できるようにすると、圧力容器の下方に
わずかなスペースしかないような場合であっても容易に
搬入でき、パイプ体同士を順次継ぎ足して一本物の案内
パイプとすることにより何ら支障なく案内パイプを設置
することができ、しかもこの際、パイプ体同士の連結部
はいんろう継手としてあることから、案内パイプの芯出
しを容易に行うことができる。
を参照して説明する。
すもので、図5に示したと同様に、ベース上から所要高
さ持ち上げられた位置に圧力容器1が架構3によって据
え付けられ、該圧力容器1の下側に支持フレーム5や各
種の配管等の構造物が位置させられている構成におい
て、上記圧力容器1における下鏡1aの内壁部の補修工
事を行うに際し、予め、圧力容器1の下方に、下鏡1a
に内外方向へ貫通して設けてある点検口6と連通するよ
うに上下方向に延びる案内パイプ11を設置する。この
際、案内パイプ11は、蓋12を取り外した後の点検口
6に上端を差し込み、下端を、既設の支持構造物13を
介して支持フレーム5等の付近の構造物に固定させるよ
うにする。
た動力伝達用ロッド9上端を、補修用機器7とともに上
記案内パイプ11内に下から上へ向けて挿入して該案内
パイプ11内をガイドとして下方より上端まで押し上げ
て行き、補修用機器7を圧力容器1の下鏡1a内に挿入
し、主駆動部8を案内パイプ11の下端に固定する。次
いで、下鏡1aの内壁部所定個所に補修用機器7を位置
決めセットさせた後、下鏡1aの傾斜部にある点検口6
の場合には、傾斜面の補修部位に合わせて動力伝達用ロ
ッド9を案内パイプ11に沿い昇降と旋回を行わせ、且
つ補修用機器7の変位動作を行わせて補修を行わせるよ
うにする。
本の単管であるパイプ体11aからなる3分割構造とし
てあり、図2に拡大して示す如く、それぞれのパイプ体
11aの一端内径部にリング状の凸部14を形成すると
共に他端内径部には該凸部14と対応する凹部15を形
成して、各パイプ体11aの互いの凸部14と凹部15
とを嵌合させるようにしたいんろう継手16としてあ
り、且つそれぞれのパイプ体11aの端部外周に設けた
連結フランジ17をボルトにて締め付けることにより、
上記いんろう継手16の作用によって各パイプ体11a
を芯出ししながら一体化できるようにしてある。
いるものと同じであるが、主駆動部8は、図3の(イ)
(ロ)に拡大して示す如く、案内パイプ11の下端に固
定するようにした上部プレート18とその下方に配置し
た下部プレート19との間の四隅を上下方向のガイドロ
ッド20で連結して駆動架台を構成し、該駆動架台に
は、ガイドロッド20に沿って昇降自在となるようにス
ライドプレート21を設け、該スライドプレート21上
に、旋回駆動装置22によって旋回できるようにした旋
回テーブル23を設けると共に、該旋回テーブル23上
に動力伝達用のロッド9の下端を取り付けて、旋回駆動
装置22により旋回テーブル23を旋回させることによ
りロッド9とともに補修用機器7を旋回させることがで
きるようにしてあり、且つ上記下部プレート19上の中
央部に昇降用スクリュージャッキ24を設置し、該昇降
用スクリュージャッキ24の上下方向に延びるスクリュ
ー軸25を、上記スライドプレート21を貫通螺着させ
た後、旋回テーブル23に遊嵌状態に貫通させてロッド
9の軸心部に回転自在に挿入し、昇降用スクリュージャ
ッキ24の駆動力でスクリュー軸25を回転させてスラ
イドプレート21をガイドロッド20に沿わせ昇降させ
ることにより、旋回テーブル23を介しロッド9と補修
用機器7を昇降させるようにしてある。
は、図4に拡大して示す如く、動力伝達用のロッド9の
上端に固定した支持プレート26上に、モータ27にて
回転駆動される水平方向のスライド用ロッド28を設け
て、該スライド用ロッド28に螺合させ且つ図示しない
ガイドレール沿いスライドできるようにしたスライドブ
ロック29上に、前後方向へ回動できるように支持台を
載置し、該支持台上に、左右方向へ回動するようにした
リンクを介して溶接トーチ30を備えた構成としてあ
る。なお、補修用機器7は主駆動部8側にて遠隔操作さ
れるようにしてある。
器の設置方法は、圧力容器1の下鏡1aに穿設されてい
る点検口6に、予め案内パイプ11を設置した後、動力
伝達用のロッド10の上端に取り付けてある補修用機器
7を、上記案内パイプ11内へ下端部より挿入して該案
内パイプ11内をガイドとして押し上げて圧力容器1の
下鏡1a内まで送り込むようにするので、設置時に補修
用機器7やロッド9が近傍の構造物5に接触して損傷し
てしまうことを未然に防止できると共に、下鏡1a内壁
部の補修工事が完了した際にも案内パイプ11内をガイ
ドとして補修用機器7を回収する際にも補修用機器7を
案内パイプ11内を下降させて撤収できることから、補
修用機器7の保護を確実に行うことができる。更に、上
記案内パイプ11は、3本のパイプ体11aがいんろう
継手16で接続されて一体化されており、且つ上端が点
検口6に嵌入されて位置決めされているので、補修用機
器7を遠隔操作して下鏡1aの内壁部を補修する際の位
置決め基準として利用することができ、圧力容器1自体
の傾斜や下鏡1aの曲率にかかわらず補修部位に対する
芯を出すことができる。
のパイプ体11aからなる3分割構造としてあるため、
圧力容器1の下方にわずかな隙間スペースしかないよう
な場合であっても容易に搬出入でき、継ぎ足して1本物
とすることにより何ら支障なく設置することができる。
この際、パイプ体11a同士の連結部はいんろう継手1
6としてあることから、芯出ししながら精度よく継ぎ足
して行くことができる。
6より補修用機器7を挿入しようとする場合には、図1
において二点鎖線で示す如く、たとえば、他の2本のパ
イプ体11aよりも短尺なパイプ体11bを含む組合わ
せとして一体化した案内パイプ11を用いるようにして
もよい。
を3分割構造とした場合を示したが、分割数は任意に選
定することができること、その他本発明の要旨を逸脱し
ない範囲において種々変更を加え得ることは勿論であ
る。
内壁部への補修用機器の設置方法によれば、圧力容器の
下鏡に設けられている点検口に、上下方向に延びる案内
パイプの上端を挿入して固定設置し、動力伝達用ロッド
の上端の補修用機器を上記案内パイプ内をガイドとして
押し上げて圧力容器の下鏡内まで挿入するようにするの
で、補修用機器を下方から点検口に挿入するとき圧力容
器の下側に位置する構造物と接触して損傷してしまうこ
とを未然に防止できて補修用機器の保護を確実に行うこ
とができると共に、案内パイプの上端を点検口に嵌着し
て位置決めすることから、案内パイプを基準として利用
することによって補修部位に対して補修用機器の芯を出
すことができて、補修用機器の設置作業を能率的に行う
ことができ、又、案内パイプを複数分割構造とすること
により、狭いスペースで案内パイプを設置することがで
き、しかも分割部にいんろう継手を用いることにより連
結時の芯出しを容易に行うことができる、という優れた
効果を発揮する。
設置方法の実施の一形態を示す全体図である。
示す拡大断面図である。
部切断正面図、(ロ)は(イ)のA−A方向矢視図であ
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 圧力容器の下鏡に内外方向へ貫通して設
けてある点検口に、下鏡内壁部の補修工事を行うための
補修用機器を上下方向に案内するための案内パイプの上
端を挿入し、上端に補修用機器を変位可能に且つ一体に
回転できるように備えた動力伝達用のロッドの下端を補
修装置の主駆動部に連結させて、上記案内パイプ内をガ
イドとして、上記補修用機器とロッドの上端を、案内パ
イプの下方より上端まで押し上げて圧力容器の下鏡内に
挿入し、下鏡内壁部に補修用機器をセットさせるように
することを特徴とする圧力容器下鏡内壁部への補修用機
器の設置方法。 - 【請求項2】 案内パイプを、複数のパイプ体からなる
分割構造とし、且つ各分割部をいんろう継手と連結フラ
ンジにて連結できるようにした請求項1記載の圧力容器
下鏡内壁部への補修用機器の設置方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20406895A JP3648794B2 (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | 圧力容器下鏡内壁部への補修用機器の設置方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20406895A JP3648794B2 (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | 圧力容器下鏡内壁部への補修用機器の設置方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0930595A true JPH0930595A (ja) | 1997-02-04 |
JP3648794B2 JP3648794B2 (ja) | 2005-05-18 |
Family
ID=16484239
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20406895A Expired - Fee Related JP3648794B2 (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | 圧力容器下鏡内壁部への補修用機器の設置方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3648794B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9636787B2 (en) | 2015-02-03 | 2017-05-02 | Chevron U.S.A. Inc. | Non-welding apparatus for repair of an enclosure wall and methods for use thereof |
US9909704B2 (en) | 2015-02-03 | 2018-03-06 | Chevron U.S.A. Inc. | Non-welded apparatus for providing access to the interior of an enclosure and methods for use thereof |
CN109967560A (zh) * | 2017-12-28 | 2019-07-05 | 兰州兰石重型装备股份有限公司 | 孔板封头拼缝棱角修校装置及其使用方法 |
-
1995
- 1995-07-19 JP JP20406895A patent/JP3648794B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109967560A (zh) * | 2017-12-28 | 2019-07-05 | 兰州兰石重型装备股份有限公司 | 孔板封头拼缝棱角修校装置及其使用方法 |
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