JPH09305834A - 自動取引装置 - Google Patents

自動取引装置

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JPH09305834A
JPH09305834A JP8120007A JP12000796A JPH09305834A JP H09305834 A JPH09305834 A JP H09305834A JP 8120007 A JP8120007 A JP 8120007A JP 12000796 A JP12000796 A JP 12000796A JP H09305834 A JPH09305834 A JP H09305834A
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Yoshinori Koshida
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 虹彩データにより顧客を識別する際に、虹彩
データの取得を無意識のうちに確実に採取すること。 【解決手段】 カード挿入返却口2aから挿入されるI
Cカード3から格納情報を読み込むカード処理部2と、
顧客の虹彩映像をカメラ13aにより撮影し虹彩データ
に加工処理する映像入力処理部13とを有し、虹彩デー
タにより顧客を識別する自動取引装置において、虹彩デ
ータを採取するためにカメラ13aをカード挿入返却口
2aの上部近傍に設け、ICカード3が挿入された時に
顧客の眼をカメラ13aで撮影し画像処理するようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銀行等の金融機関
で使用される自動取引装置に係り、特に顧客識別に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】金融機関における営業店のオンライン化
及び各金融機関の提携化により、入出金取引,振込処
理,公共料金の支払などに自動取引装置(以後、ATM
とする)が幅広く利用されるようになった。このATM
を使用して取引を行なうシステムでは、依然として顧客
識別カード(以後、IDカードとする)を所持して金融
機関の営業店に出向き、顧客誘導画面表示に従い、この
IDカードをATMに挿入し、まず暗証番号を入力する
ことから顧客を識別し各種取引が開始される。
【0003】例えば出金取引では顧客は事前に発行され
ている前記IDカードから読取った情報と入力された暗
証番号から、ATM又は、これに接続されている上位装
置に記憶されている暗証番号と照合し、一致した場合に
は各種取引が可能になり、順次表示される顧客誘導画面
表示との対話形式で所定事項の入力を完了させることに
より貨幣が所定金額分だけ支払われる。
【0004】また、ATMでは取引記録を残すと共に、
支払われた金額分だけ上位装置に記憶されている顧客毎
の預貯金残高情報が更新される。なお、IDカードは取
引終了時にATMより顧客に返却される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、上記ATMを
使用して各種取引を行なう場合には、IDカードを所持
して金融機関に出向き、このIDカードをATMに挿入
し暗証番号を入力することが必要であり、高齢者やAT
Mの操作に不慣れな顧客には非常に煩わしく、また窓口
業務の効率化の弊害になっている。
【0006】このような問題に対しては、音声による案
内やIDカードに顧客属性データを記憶しておき、この
属性により顧客誘導画面表示を切り換えて詳細に案内表
示したり、また、顧客に習熟度を入力させて適正な顧客
誘導画面表示を行なっているが、暗証番号の入力による
顧客識別は削除することができない。
【0007】このような暗証番号の入力を不要にした技
術として、特公平5−84166号公報に開示されてい
るような虹彩による顧客識別技術がある。この虹彩の採
取は顧客の眼をカメラで撮影し画像処理するため、顧客
の眼にカメラの焦点を合わせる必要があり顧客が下を向
いていたりすると、焦点を合わせることができず、顧客
にカメラに視線を合わせるよう誘導する必要性から短時
間で処理できないという問題があり、顧客にとっては煩
わしいものであった。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、カード挿入口より挿入される情報カードを
から情報を読み取るカード処理部と、被識別者の虹彩映
像を虹彩撮影手段により撮影し虹彩データに加工処理す
る映像入力処理部とを有し、虹彩データにより顧客を識
別する自動取引装置において、虹彩データを採取するた
めに虹彩撮影手段をカード挿入口近傍に設け、情報カー
ドの挿入が検知された時に虹彩映像を撮影する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に従って発明の実施の
形態を説明する。図1は本発明の自動取引装置における
取引概念を示す説明図で、図2は自動取引装置の外観図
であり、図3は自動取引装置の制御ブロック図である。
【0010】図において、1は自動取引装置(以後、A
TMとする)であり、2は金融機関が発行し、金融機関
毎のコードや顧客の口座番号,氏名,電子マネーとして
の残高情報等の情報がIC(集積回路)に記憶された顧
客識別カード(以後、ICカードとする)3に記憶され
ている前記情報を読出す機能を有するカード処理部で、
このカード処理部2の前面側に接続されたカード挿入返
却口2aからICカード3が挿入されたり返却が行なわ
れる。
【0011】ICカード3にはIC(集積回路)チップ
の他に、金融機関コードや顧客の口座番号等の固有情報
を磁気化して記録してある磁気ストライプ3aと、金融
機関コードや営業店コード及び顧客の氏名や口座番号等
を凸文字として打刻してあるエンボス部と、熱可逆性シ
ール(リライタブルシール)貼り付け部が設けられてい
る。
【0012】4は明細票処理部であり取引明細の印字を
行ない顧客に発行される図示しない取引明細票5の発行
処理を行なうものである。6は通帳処理部であり通帳挿
入返却口6aより挿入される通帳7に印字処理など行な
うもので、更に図示しない機構により通帳記憶情報の読
取りや更新を行う手段,更に印字頁行の検出手段及び改
頁手段等を有している。
【0013】8は貨幣処理部で紙幣入出金部9と硬貨入
出金部10で構成され、紙幣入出金部9は、顧客により
入金される紙幣を真偽鑑別,計数し、搬送して図示しな
い金種別保管金庫に収納し、又は顧客に支払われる紙幣
を金種別保管金庫より繰り出すものである。10は硬貨
入出金部であり、顧客により入金される硬貨を真偽鑑
別,計数し、搬送して図示しない金種別保管金庫に収納
し、又は顧客に支払われる硬貨を金種別保管金庫より繰
り出すものである。この貨幣処理部8には顧客が紙幣を
投入,又は顧客に紙幣を支払うための接客口9aが結合
され、また顧客が硬貨を投入,又は顧客に硬貨を支払う
ための接客口10aが結合されている。
【0014】なお、接客口9a,10aは図示しない駆
動手段によってそれぞれ作動するシャッタ9b,10b
が設けられていて紙幣及び硬貨の挿脱を規制している。
【0015】11は接客部であり、顧客による取引入力
するための顧客誘導画面表示を行なったり、操作入力す
るタッチパネルであり、図7に示した顧客誘導画面表示
例のように、取引科目である“ご入金”や“お引出し”
または“お振込み”などを表示していて、その表示部に
軽く触れる(押下)ことで取引が選択されるようになっ
ている。
【0016】12は音声による操作案内を行なうための
音声案内部であり装置正面のスピーカ・マイクロホン1
2aとで構成されている。13は映像入力処理部であり
顧客の人体、特に顔や目などの固有データを採取するた
めの映像撮影手段としてのカメラ13aと、所定の角度
範囲だけカメラ13aの視野を移動させる機構と、カメ
ラ13aよりの撮像の処理を行なう機能を有しているも
のである。カメラ13aは図2に示したようにカード挿
入返却口2aの上部近傍に設けてある。
【0017】14は各種の制御を行なうためのプログラ
ムが記憶されたRAMやROM又はフロッピーディスク
などで構成された記憶部で、15は上位装置であるホス
トコンピュータとの接続口であるインターフェース部
(以後、IF部とする)である。
【0018】16は接近検知器であり顧客がATM1に
近づいたことを超音波を用いて検知するもので、顧客等
の被検出物までの距離や位置を割り出すことができる。
17は上記の各部を制御する主制御部である。18は以
上の各部に電力を供給する電源部で、19は係員呼出し
ボタンであり、この係員呼出しボタン19を押すことに
より係員を呼び出して対話できるようになっている。
【0019】前記IF部15は通信回線20によりホス
トコンピュータ21に接続されていて、顧客毎の口座番
号や預貯金残高情報および後述する虹彩データなどを記
憶している口座ファイル22aや顧客情報ファイル22
bを格納した記憶装置22を有している。
【0020】主制御部17により映像入力処理部13に
撮影指示が出されると、映像入力処理部13は周囲の動
画データを採取して、数フレーム前の動画データと比較
し、この動画データの変化を伴う部分を検知する。この
ような部分を検知して、その部分の形状と予め記憶部1
4に記憶されている人体の形状(特徴)とを比較して人
体の形状に近いか否かを識別し、人体の形状に近いと識
別した時に、『人体』と判定され、顧客Aを取引対象と
仮定する。そして、顧客A(人体)の『顔』を抽出し
て、続けて『目』の位置を特定し、その目の虹彩データ
を読取り画像処理する。
【0021】ここで、虹彩データについて簡単に説明す
ると、人間の眼球の表面層のパターン、特に虹彩は、水
晶体を中心に放射状の黒い筋や外周の輪郭などのパター
ンで形成され、このパターンは幼年期に完成されるもの
であり、個人毎にまた同一人であっても右目と左目で異
なっている。よって、この虹彩パターンを使用すると個
人識別能力が特に優れてたデータになる。
【0022】この虹彩パターンを所定の線に沿って光学
的な走査を行い、その走査によって抽出された明暗をデ
ジタル符号化したものを虹彩データと称することにす
る。
【0023】次にカード処理部2と明細票処理部4で構
成されるカードリーダ・レシートプリンタ(Cardreader
Receipt Printer:以後CRPとする)について説明す
る。図4はこのCRPの側面図であり、前記カード挿入
返却口2aに続いて磁気ヘッド31が設けられており、
挿入されるICカード3に設けられた図示しない磁気ス
トライプ3aから磁気記録情報を読み取るものである。
【0024】32はエンボスリーダでありICカード3
の表面に設けられた顧客氏名や口座番号等のエンボス
(凸文字)を光学的に読取り、取引記録として取引明細
票5に印刷するための情報を得るものである。
【0025】33はサーマルヘッドであり、ICカード
3の表面の熱可逆性シール貼付部(図示しない)に取引
内容等を印刷するためのもので、磁気ストライプ3aや
エンボス文字(凸部)より所定の間隙を設けて構成され
ている。34はICカードリーダライタ部であり、IC
カード3の表面の端子部3bと対応可能な接触子34a
を有しており搬送路35を搬送されたICカード3と圧
接し電気的に接続される。
【0026】前記搬送路35では、図示しない駆動手段
により搬送ローラ36を回転駆動させることによりIC
カード3を搬送する。Pはカード挿入返却口2aの奥側
に設けた媒体検知センサであり、ICカード3が挿入さ
れることを検知するものである。更に、搬送路35には
搬送状況を監視するための各種センサが配置されている
が図においては省略した。
【0027】次に、明細票処理部4について説明する
と、41a,41bは折り畳まれた未使用の取引明細票
5a,5bを収納したスタッカで、43は前記折り畳ま
れた取引明細票5a,5bの一方を搬送路44に沿って
搬送するための搬送ローラである。
【0028】45は前記搬送路44に設けられたカッタ
であり取引明細票5a(又は5b)を所定の長さに切断
するためのものであり、46は切断された取引明細票5
に取引記録を印刷するための印刷部である。なお、以降
の説明は所定長に切断されたものを取引明細票5として
記述する。
【0029】カッタ45で所定の長さに切断された取引
明細票5は印刷部46で取引内容が印刷された後、カー
ド挿入返却口2aから発行される。47は顧客が取り忘
れたICカード3や取引明細票5を図示しない手段で取
込む取込ボックスである。
【0030】次に、金融機関の口座契約者(顧客Aとす
る)の自口座から現金(貨幣)の出金とICカード3に
電子マネーとして充填(資金移動)する場合を、図5,
図6に示す電子出金処理のフローチャートにより説明す
る。
【0031】まず、顧客AがATM1に近づくと接近検
知器16がこれを検知し、接客部11に図7に示したよ
うな顧客誘導画面を表示する。ここで顧客Aが画面左側
に表示された『電子取引』を押下すると図8に示すよう
な顧客誘導画面表示に切り替わり(S31)、『カード
を入れてください』を表示点滅し、同時に主制御部17
により映像入力処理部13に撮影指示が出され、周囲の
動画データの採取を開始する。
【0032】更に主制御部17は、この表示と並行して
カード処理部2を制御してICカード3の挿入を待ち、
媒体検知センサPによりICカード3の挿入が検知され
ると(S32)、この検知をトリガにして虹彩の画像を
取り込み、虹彩データを生成する(S33)。
【0033】一方ICカード3はカード処理部2の内部
まで取込まれ、磁気ストライプ3aに記憶されている磁
気記録情報を磁気ヘッド31により読み取り(S3
4)、その読み取った口座番号等の情報をホストコンピ
ュータ21に送信する。
【0034】なお、磁気ストライプ3aには、このカー
ドがIC(集積回路)付カードであることが磁気符号に
より予め記録してあり、旧来の磁気記録部のみを有する
カードと判別ができるようになっている。
【0035】続けて、カード処理部2の内部まで更に搬
送しエンボスリーダ32により、エンボス文字の読み取
りを行い(S35)、それらの情報を記憶部14に一時
記憶させる。
【0036】ステップ34における磁気記録情報の読み
取りによりICカードであることの磁気符号が検出され
ている場合には、挿入されたカードがIC(集積回路)
を有する物、即ちICカードであると判断し、このIC
カード3をICカードリーダライタ部34まで搬送し、
接触子34aを矢印C方向に回動させて端子部3bと接
触子34aを圧接する。
【0037】続いてICカード3の記憶情報の読み取り
に入る(S36)。まず、端子部3bに所定の順番で電
圧,クロック,通信入出力信号を与えていき、ATM1
内の記憶データとICカード3との相互チェックを行
い、取引を許容されている正しい相手であることの認証
を得る。
【0038】一方、ステップ34で読み取られた磁気記
録情報を基にホストコンピュータ21に接続されている
口座ファイル22aより検索された、顧客氏名や虹彩デ
ータがATM1に返信されてくる(S37)。この受信
した虹彩データとステップ33で採取した顧客の虹彩デ
ータとを照合する(S38)。照合により虹彩データの
一致度が所定の許容範囲内であると判定された場合には
次ステップに移行するが、一致度が低く登録されている
虹彩データを有する顧客ではないと判定された場合に
は、暗証番号の入力誘導画面表示に切換え(S39)、
入力された暗証番号をホストコンピュータ21に送信す
る。
【0039】前述口座番号等により先行して検索されて
いる記憶装置22内の口座ファイル22aより該当する
暗証番号が照合される。
【0040】虹彩データの一致判定又は暗証番号の入力
により顧客Aが識別されると口座ファイル22aから預
貯金残高情報が検索されてATM1に返信され(S4
0)、接客部11に図9に示したように残高情報の表示
と出金額の指示入力画面及び出金は現金又は電子マネー
としてICカード3に充填するかを選択させる顧客誘導
画面を表示する(S41)。
【0041】以上の動作において、ICカード3の挿入
方向や暗証番号の入力誤りなどの顧客誤操作や磁気読取
不良等が発生すると所定の返却処理等に移行するが本発
明と関係がないため省略した。
【0042】前述指示入力画面にて、顧客Aが『電子通
貨』を選択すると(S42)、ICカード3内に記憶さ
れていた残高情報を読み出して接客部11に表示し、更
に○○円の資金移動が可能であることが表示され、この
画面表示を参照し顧客Aは必要な金額を入力する(S4
3)。ATM1の主制御部17ではICカード3の残高
に出金額を加算処理して取引限度額内であるかを判断し
(S44)、取引限度内であればICカード3の電子マ
ネー残高情報を更新する(S45)。
【0043】なお、ステップ44で取引限度額以上であ
る場合には最高出金額を表示して顧客Aに訂正入力と確
認操作を要求することになる。
【0044】また、出金額の入力を不要として、限度額
(満額)まで充填するような表示を行ない、処理するこ
とも可能である。続いて、端子部3bと接触子34aの
圧接を解除してから(S46)、ICカード3を矢印A
方向に搬送させてサーマルヘッド33を通過させる。同
時にサーマルヘッド33には熱可逆性シール貼付部への
全印刷を消去可能なエネルギーを加える。
【0045】熱可逆性シール貼付部の端部がサーマルヘ
ッド33の位置まで搬送されたら、矢印A方向への搬送
を停止する。
【0046】次にICカード3を矢印B方向に搬送する
と共に、サーマルヘッド33に印刷エネルギーを加え
て、取引年月日等の取引情報を印刷する(S47)。印
刷が終了したら矢印B方向に搬送し、カード挿入返却口
2a近傍でICカード3を保持する(S48)。
【0047】一方、明細票処理部4では、取引明細票5
a(又は5b)を所定の長さに切断し、ステップ35で
読み取り、記憶部14に記憶しているエンボス文字読取
情報や取引内容を印刷部46により印刷する(S4
9)。印刷された取引明細票5はカード挿入返却口2a
まで搬送し(S50)、前記ICカード3と重ねられ
る。
【0048】ICカード3と取引明細票5の抜取りが媒
体検知センサPがOFFしたことにより確認されると、
ホストコンピュータ21に処理完了が取引内容と共に送
信されて、記憶装置22内の口座ファイル22aが更新
される(S52)。一方ATM1では記憶部14に一時
記憶した情報を消去して処理が完結する。
【0049】続いて、ステップ42で顧客Aが『現金』
を選択した場合を述べる。これは顧客AがICカード3
内の残高表示をみて、電子マネーとしての充填が不要で
あると判断した場合や、現金としての出金をこの時点で
希望する場合であり、まず、出金額が入力され預貯金残
高情報から出金可能の確認が行なわれると、貨幣処理部
8から指示された金種の貨幣を繰り出して、所定の搬送
路を搬送しながら鑑別・計数して接客口19a,20a
まで貨幣を搬送して待機する(S53)。
【0050】端子部3bと接触子34aの圧接を解除し
てから(S54)、ICカード3を矢印A方向に搬送さ
せてサーマルヘッド33を通過させる。同時にサーマル
ヘッド33には熱可逆性シール貼付部への全印刷を消去
可能なエネルギーを加える。熱可逆性シール貼付部の端
部がサーマルヘッド33の位置まで搬送されたら、矢印
A方向への搬送を停止する。
【0051】次にICカード3を矢印B方向に搬送する
と共に、サーマルヘッド33に印刷エネルギーを加え
て、取引年月日等の取引情報を印刷する(S55)。印
刷が終了したら矢印B方向に搬送し、カード挿入返却口
2a近傍でICカード3を保持する(S56)。
【0052】明細票処理部4では、取引明細票5a(又
は5b)を所定の長さに切断し、ステップ35で読み取
り、記憶部14に記憶しているエンボス文字読取情報や
取引内容を印刷部46により印刷する(S57)。印刷
された取引明細票5はカード挿入返却口2aまで搬送し
(S58)、前記ICカード3と重ねられる。
【0053】ICカード3と取引明細票5はカード挿入
返却口2a近傍まで搬送し(S58)、顧客Aにより抜
き取られたことが媒体検知センサPがOFFしたことに
より検知されると(S59)、シャッタ19b,20b
を開いて貨幣の取り出しを可能にする(S60)。顧客
Aが貨幣を取り出したことが図示しない検知手段により
検知されると(S61)、シャッタ19b,20bを閉
める。
【0054】以上で顧客Aの保有するICカード3への
資金(電子マネー)の充填処理が終了したことになり、
充填額又は現金支払額がホストコンピュータ21に送信
され、口座ファイル22a内の顧客Aの預貯金残高情報
が更新されてすべての処理が完結することになる。
【0055】なお、以上の説明は自動取引装置として説
明したが、これに限定されるものではなく、カードを含
む媒体を挿入する行為をした時に虹彩を採取して、登録
してある虹彩データと照合し被対象者を識別するもので
あれば、どのような装置にも応用できることは言うまで
もない。
【0056】
【発明の効果】カード挿入返却口から挿入されるICカ
ードを内部に取込み、格納情報を読み取るカード処理部
と、顧客の虹彩映像を虹彩撮影手段(カメラ)により撮
影し虹彩データに加工処理する映像入力処理部とを有
し、虹彩データにより顧客を識別する自動取引装置にお
いて、虹彩データを採取するために映像入力処理部をカ
ード挿入返却口の上部近傍に設け、ICカードが挿入さ
れた時、即ち、顧客の視線がカード挿入返却口の特定場
所に向けられている時に顧客の眼をカメラで撮影し画像
処理するため、顧客の視線方向を想定できるため眼にカ
メラの焦点を合わせることが容易にできる。
【0057】よって顧客に特別な動作を強要することな
く、無意識に虹彩データを取得できるため顧客に煩わし
さを感じさせないという効果がある。
【0058】また、虹彩撮影手段(カメラ)をカード挿
入返却口の上部側に設けることにより、顧客の手や腕の
位置がカメラと眼を結ぶ範囲(視線)内に介在しないた
め、確実に虹彩映像を撮影できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動取引装置における取引概念を示す
説明図である。
【図2】本発明の自動取引装置の外観図である。
【図3】本発明の自動取引装置の制御ブロック図であ
る。
【図4】本発明のカードリーダ・レシートプリンタの概
要を示す説明図である。
【図5】本発明の電子出金処理を示すフローチャートで
ある。
【図6】本発明の電子出金処理を示すフローチャートで
ある。
【図7】本発明の顧客誘導画面の表示例を示す説明図で
ある。
【図8】本発明の顧客誘導画面の表示例を示す説明図で
ある。
【図9】本発明の顧客誘導画面の表示例を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 自動取引装置 2 カード処理部 2a カード挿入返却口 3 顧客識別カード(ICカード) 9 紙幣入出金部 9a,10a 接客口 11 接客部 13 映像入力処理部 16 接近検知器 17 主制御部 21 ホストコンピュータ 22 記憶装置 22a 口座ファイル P 媒体検知センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード挿入口より挿入される情報カード
    から情報を読み取るカード処理部と、 被識別者の虹彩映像を虹彩撮影手段により撮影し、虹彩
    データに加工処理する映像入力処理部とを有し、該虹彩
    データにより被識別者を識別する自動取引装置におい
    て、 前記虹彩データを採取するために虹彩撮影手段をカード
    挿入口の近傍に設け、情報カードの挿入が検知された時
    に虹彩映像を撮影することを特徴とする自動取引装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動取引装置において、 前記虹彩撮影手段はカード挿入口の略上部に設けたこと
    を特徴とする自動取引装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の自動取引装置において、 情報カードの挿入をカード検知手段が検知した信号をト
    リガに虹彩撮影を行なうことを特徴とする自動取引装
    置。
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