JPH09305459A - 区分データセットのメンバ復元方法 - Google Patents

区分データセットのメンバ復元方法

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JPH09305459A
JPH09305459A JP8116669A JP11666996A JPH09305459A JP H09305459 A JPH09305459 A JP H09305459A JP 8116669 A JP8116669 A JP 8116669A JP 11666996 A JP11666996 A JP 11666996A JP H09305459 A JPH09305459 A JP H09305459A
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JP8116669A
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Fujio Ikegami
▲富▼士雄 池上
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤ってメンバを更新した場合でも、そのメン
バを、簡素な手順で確実かつ迅速に復元できるようにす
る。 【解決手段】 区分データセット2においてメンバ部4
に格納されたメンバ6Aを更新した後に更新前の状態に
復元するための方法であって、メンバ更新時に、更新対
象メンバ6Aの更新前位置を、更新後位置とともに、更
新対象メンバ6Aについてのディレクトリ情報としてデ
ィレクトリ部3(ディレクトリ5A)に記録し、更新対
象メンバ6Aの更新後に、ディレクトリ情報として記録
された更新前位置を参照してメンバ部4の更新前位置か
らメンバ6Aを読み出すことにより、更新後のメンバ6
A′を更新前の状態に復元する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、区分データセット
のメンバを更新した後に更新前の状態に復元するための
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、区分データセットは、メンバと
呼ばれる順次編成されたデータのグループを一つに構成
した順編成ファイルであり、ソースコード,オブジェク
トモジュール,ロードモジュール,一般データ等の保存
に広く用いられているファイル(区分編成ファイルと呼
ばれる場合もある)である。このような区分データセッ
トは、後述するごとく、登録簿(ディレクトリ)をも
ち、この登録簿によりファイル内の各メンバが管理され
る。
【0003】つまり、区分データセットは、例えば磁気
ディスクなどの直接アクセスボリューム上に存在し、図
8に示すごとく構成されている。この図8において、1
は直接アクセスボリューム、2は区分データセット、3
はディレクトリ部(登録簿)、4はメンバ部、5A〜5
Dはディレクトリ、16は最終ディレクトリ表示マー
ク、6A〜6Dはメンバ、7はエンド・オブ・ファイル
(EOF)マーク、8は空きスペースである。
【0004】区分データセット2は、いくつかの互いに
独立したデータ群が格納されるメンバ部4と、各々のデ
ータ群に関する情報が格納されるディレクトリ部3とか
ら構成される。メンバ部4に格納される各データ群であ
るメンバ6A〜6Dは、順データセットと同様に構成さ
れる。換言すれば、区分データセット2は、順データセ
ットをメンバという単位で統一的に管理するために用意
された構成である。
【0005】これらのメンバ6A〜6Dに関する情報、
即ちメンバ名やメンバの先頭アドレス〔相対トラックア
ドレス:TTR(TTはファイル内相対トラック番号、
Rはトラック内レコード番号)〕等は、ディレクトリ部
3に、各メンバ6A〜6Dに対応してディレクトリ5A
〜5Dとして登録され、メンバ6A〜6Dの管理に用い
られている。ディレクトリ部3の終わり(メンバ部4と
の境界部)には、ディレクトリ領域の終わりであること
を示すためにEOFマーク7が設けられる。
【0006】さらに、ディレクトリ部3内において有効
なディレクトリ情報の終わりには、最終ディレクトリ表
示マーク16が設けられ、この最終ディレクトリ表示マ
ーク16とディレクトリ領域最終部におけるEOFマー
ク7との間が、ディレクトリ情報を格納するための空き
スペース8になっている。また、各メンバ6A〜6Dの
終わりにも、それぞれEOFマーク7が設けられる。
【0007】区分データセット2は、上記のごとく構成
されるので、比較的小容量のデータ群を多数個スペース
効率よく収めるのに適しており、ソースライブラリ等の
各種ライブラリやジョブ制御文(JCL)の格納等に広
く用いられている。ところで、区分データセット2の領
域の管理は、図9(a)〜(e)に示すごとく行なわれ
る。なお、図9(a)〜(e)では、EOFマーク7の
図示は省略されている。
【0008】今、例えば図9(a)に示すように、区分
データセット2にメンバ6A,6B,6Cがそれぞれ登
録されているものとする。メンバ部4の全メンバについ
ての最終位置は、最終ブロックポインタLPによって示
される。即ち、ポインタLPは、メンバ部4の未使用領
域の先頭位置を示す。また、これらのメンバ6A〜6C
に関する情報(メンバ名,先頭アドレス等)は、それぞ
れディレクトリ5A〜5Cとしてディレクトリ部3に登
録されている。
【0009】図9(a)に示す状態で例えばメンバ6B
の削除処理がなされると、図9(b)に示すように、デ
ィレクトリ部3において、メンバ6Bについてのディレ
クトリ5Bが抹消される。従って、メンバ部4において
メンバ6Bはそのまま残存しているが、そのメンバ6B
に対してアクセスできなくなり、そのメンバ6Bの格納
領域は、無効領域(デッドスペース)になる。このと
き、ポインタLPは更新されない。
【0010】図9(b)に示す状態で例えばメンバ6D
が新たに登録されると、図9(c)に示すように、ディ
レクトリ部3では、そのメンバ6Dについてのディレク
トリ5Dが新たに追加されるとともに、メンバ6Dが、
メンバ部4におけるメンバ6C後の未使用領域に書き込
まれ、ポインタLPは、メンバ6Dの最終位置をポイン
トするように更新される。
【0011】さらに、図9(c)に示す状態で例えばメ
ンバ6Aが更新されると、図9(d)に示すように、デ
ィレクトリ部3では、そのメンバ6Aについてのディレ
クトリ5Aの内容が更新されてディレクトリ5A′とし
て登録されるとともに、メンバ6Aの内容を更新して得
られたメンバ6A′が、メンバ部4におけるメンバ6D
後の未使用領域に書き込まれ、ポインタLPは、メンバ
6A′の最終位置をポイントするように更新される。
【0012】以上のように、区分データセット2では、
通常、処理スピードを重視し、一度使用されたメンバ部
4の領域は、その領域のメンバを削除または更新すると
デッドスペースになり、他のメンバに割り当てられて再
使用されることはない。しかし、特に無効(デッドスペ
ース)になった領域を解放し、未使用領域にまとめる必
要がある場合には、コンデンス(コンプレス)処理を行
なう。
【0013】このコンデンス処理は、時間を要するた
め、一般に必要時以外には用いられないが、例えば図9
(d)に示す状態でコンデンス処理を行なうと、区分デ
ータセット2のメンバ部4では、図9(e)に示すよう
に、削除や更新により発生した無効領域を未使用領域に
組み入れ、有効な領域(メンバ6C,6D,6A′)を
ディレクトリ部3側に詰めた形にすることができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに、区分データセット2における各メンバは、図9
(c),(d)にて説明したように、エディタやその他
のプログラムで更新することができるが、現状では、区
分データセット2において、更新したメンバを更新前の
状態に復元する手法は確立されていない。
【0015】このため、例えばプログラム開発ではソー
スコードを何度も更新しテストを繰り返しながらプログ
ラムを完成させていくが、その際に誤ってメンバを更新
してしまうと、そのメンバを更新前の状態に復元するこ
とができない。つまり、更新前のメンバはメンバ部4内
にデッドスペースとして残っているが、ディレクトリ情
報におけるメンバの先頭アドレス(TTR)が新たなも
のに更新されてしまうために更新前のメンバの先頭アド
レスを把握できず、そのメンバを読み出して復元するこ
とができない。
【0016】そこで、メンバの更新を行なう際に、例え
ば図8に示すディレクトリ部3の空きスペース8を利用
し、更新前のメンバについてのディレクトリ情報をトレ
ース情報として保存するという技術(特開昭58−16
6457号公報参照)も提案されている。この技術で
は、メンバの復元処理を行なう際には、最終ディレクト
リ表示マーク16の後にトレース情報が保存されている
か否かを判定し、トレース情報が存在する場合には、そ
のトレース情報のメンバ名を読み出し、そのメンバ名が
復元対象メンバのメンバに一致するか否かを判定する。
そして、メンバ名の一致するトレース情報が存在する場
合、つまり復元対象メンバについてのトレース情報が存
在する場合、そのトレース情報に含まれる復元対象メン
バの先頭アドレスを参照し、そのメンバの復元が行なわ
れている。
【0017】この場合、トレース情報の有無の判定,メ
ンバ名の読出,メンバ名の一致判定等の各種処理を行な
う必要があり、メンバ復元処理の手順が多く煩雑であ
る。従って、より簡素な手順で確実かつ迅速に、更新し
たメンバを更新前の状態に復元する手法を確立すること
が望まれている。本発明は、このような課題に鑑み創案
されたもので、誤ってメンバを更新した場合でも、その
メンバを、簡素な手順で確実かつ迅速に復元できるよう
にした、区分データセットのメンバ復元方法を提供する
ことを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の区分データセットのメンバ復元方法(請求
項1)は、互いに独立した順編成データ群であるメンバ
を格納するメンバ部とメンバ部に格納された各メンバに
ついてのディレクトリ情報を格納するディレクトリ部と
からなり且つ直接アクセスボリューム上に存在する区分
データセットにおいてそのメンバ部に格納されたメンバ
を更新した後に更新前の状態に復元するための方法であ
って、メンバ更新時に、更新対象メンバの更新前位置
を、更新後位置とともに、更新対象メンバについてのデ
ィレクトリ情報としてディレクトリ部に記録し、更新対
象メンバの更新後に、ディレクトリ情報として記録され
た更新前位置を参照してメンバ部の更新前位置からメン
バを読み出すことにより、更新後のメンバを更新前の状
態に復元することを特徴としている。
【0019】また、本発明の区分データセットのメンバ
復元方法(請求項2)は、前記請求項1と同様の区分デ
ータセットにおいてそのメンバ部に格納されたメンバを
更新した後に更新前の状態に復元するための方法であっ
て、メンバ更新時に、更新対象メンバの更新前のディレ
クトリ情報を、メンバ名を変更した状態で保存してか
ら、更新対象メンバに対する更新を行ない、更新対象メ
ンバの更新後に、更新前のディレクトリ情報を参照して
ディレクトリ情報に含まれる位置情報に基づきメンバを
読み出すことにより、更新後のメンバを更新前の状態に
復元することを特徴としている。
【0020】さらに、本発明の区分データセットのメン
バ復元方法(請求項3)は、前記請求項1,2と同様の
区分データセットにおいてそのメンバ部に格納されたメ
ンバを更新した後に更新前の状態に復元するための方法
であって、メンバ更新に伴って無効になった領域を先頭
から読み出し、EOFを検出する毎に仮のメンバ名を生
成してディレクトリ部にディレクトリ情報として順次追
加し、ディレクトリ部に追加されたディレクトリ情報に
基づいてメンバ部の無効領域におけるメンバを順次再生
・表示して復元対象メンバを視認し、視認された復元対
象メンバのメンバ名を復元対象メンバのメンバ名に変更
することにより、更新後のメンバを更新前の状態に復元
することを特徴としている。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (A)本発明を適用される装置の構成の説明 図2は本発明の各実施形態としての区分データセットの
メンバ復元方法を適用される装置の構成例を示すブロッ
ク図であり、この図2においても、1は直接アクセスボ
リューム、2は区分データセット、3はディレクトリ部
(登録簿)、4はメンバ部、5A〜5Cはディレクト
リ、16は最終ディレクトリ表示マーク、6A〜6Cは
メンバである。
【0022】ここで、区分データセット2は、図8でも
前述したように、互いに独立した順編成データ群である
メンバ6A〜6Cを格納するメンバ部4と、このメンバ
部4に格納された各メンバ6A〜6Cについてのディレ
クトリ5A〜5Cを格納するディレクトリ部3とからな
り、直接アクセスボリューム1上に格納されている。な
お、各メンバ6A〜6Cの終わりの位置にも、EOFマ
ーク7(図8参照)が設けられているが、図2ではその
図示は省略されている。
【0023】また、図2において、10はデータ処理装
置、11は応用処理部、12はデータ管理部、13はメ
ンバ更新・削除処理部、14はメンバ復元処理部、15
は端末である。データ処理装置10は、逐次命令をフェ
ッチして実行するもので、応用処理部11およびデータ
管理部12を有している。
【0024】応用処理部11は、各端末15からの要求
によって動作し、直接アクセスボリューム1上の区分デ
ータセット2についてのデータを処理するものである。
この応用処理部11は、各端末15からの区分データセ
ット2へのアクセス要求を受けると、データ管理部12
がサポートするマクロ命令等を発行することにより、デ
ータ管理部12を起動し、データ管理部12の提供する
機能を利用してそのアクセス要求を実行する。
【0025】データ管理部12は、応用処理部11から
の要求に応じて直接アクセスボリューム1に対して入出
力命令を発行し、区分データセット2のディレクトリ部
3へのメンバの登録・更新や削除を行なったりメンバ部
4の各メンバ6A〜6Cに対する入出力処理を行なった
りするものである。このデータ管理部12はメンバ更新
・削除処理部13およびメンバ復元処理部14を有して
おり、メンバ更新・削除処理部13は、メンバの更新処
理または削除処理を実行するものであり、メンバ復元処
理部14は、メンバ更新・削除処理部13により更新さ
れたメンバを更新前の状態に復元する処理を実行するも
のである。このメンバ復元処理部14による復元手法に
ついての第1〜第3実施形態を以下に説明する。
【0026】(B)第1実施形態の説明 まず、図4(a),(b)により、通常の区分データセ
ットの更新手順を説明する。例えば図4(a)に示すよ
うに、区分データセット2のメンバ部4にメンバ6A,
6Bが格納され、各メンバ6A,6Bについてのディレ
クトリ5A,5Bがディレクトリ部3に格納されている
ものとする。なお、図4(a),(b)中の網掛け領域
は、メンバ更新やメンバ消去によって無効化された領域
(デッドスペース)である。
【0027】図9(a)〜(e)にても前述した通り、
図4(a)に示す状態でメンバ6Aを更新すると、図4
(b)に示すように、最終ブロックポインタLPを増や
すことにより、メンバ部4に新たなスペースを確保し
て、更新したメンバ6A′を書き出すとともに、メンバ
6Aについてのディレクトリ5Aの内容である先頭アド
レス(TTR)を新メンバ6A′の先頭アドレス(更新
前の最終ブロックポインタLPの値)に変更する。これ
により、変更前のメンバ6Aが占めていた領域はもはや
使用されることはなくなり、無効領域(デッドスペー
ス)となる。
【0028】第1実施形態では、上述のような無効領域
から旧メンバ6Aを読み出して更新前の状態を復元でき
るようにすべく、メンバ更新・削除処理部13によりメ
ンバ6Aを更新する際に、図3に示すように、更新対象
メンバの更新前位置〔メンバ旧位置(TTR)〕を、更
新後の位置〔メンバ位置(TTR)〕とともに、更新後
の新メンバ6A′についてのディレクトリ情報としてデ
ィレクトリ部3のディレクトリ5Aに記録している。
【0029】一般に、各メンバに対応して設けられるデ
ィレクトリ内には、ユーザによって書込を行なえる領域
がそなえられており、その領域にエントリをそなえれ
ば、複数のメンバ位置を記録し保存することができる。
そこで、この第1実施形態では、その領域を利用し、メ
ンバ更新時には、メンバ更新・削除処理部13により、
更新対象メンバのディレクトリに更新後の位置とともに
過去の位置も記録し保存している。
【0030】そして、メンバ復元処理部14は、端末1
5から更新後のメンバの復元要求を受けた場合には、そ
のメンバについてのディレクトリにディレクトリ情報と
して記録された更新前位置(メンバ旧位置)を参照し、
メンバ部4の更新前位置からメンバを読み出すことによ
り、更新後のメンバを更新前の状態に復元する。より具
体的な例を図1(a),(b)に示す。ここでも、図1
(a)に示すように、区分データセット2のメンバ部4
にメンバ6A,6Bが格納され、各メンバ6A,6Bに
ついてのディレクトリ5A,5Bがディレクトリ部3に
格納されているものとする。各ディレクトリ5A,5B
には、それぞれ、メンバ名“member1 ”,“member2 ”
と現在のメンバ位置TTR=001005,00250
3とが記録され保持されている。なお、図1(a),
(b)中の網掛け領域は、メンバ更新やメンバ消去によ
って無効化された領域(デッドスペース)である。
【0031】図1(a)に示す状態でメンバ6Aを更新
すると、図1(b)に示すように、通常通り、最終ブロ
ックポインタLPを増やすことにより、メンバ部4に新
たなスペースを確保して、更新したメンバ6A′を書き
出す。また、ディレクトリ5Aにおけるメンバ位置は新
メンバ6A′の先頭アドレス(更新前の最終ブロックポ
インタLPの値)TTR=003001に変更されると
ともに、本実施形態では、変更前のメンバ位置TTR=
001005は、旧TTRとしてディレクトリ5Aに記
録される。
【0032】このとき変更前のメンバ6Aが占めていた
領域は一応無効領域(デッドスペース)となるが、メン
バ6Aをメンバ6A′に更新した後に、メンバ6A′を
更新前のメンバ6Aに復元する要求をデータ処理装置1
0が受けると、メンバ復元処理部14は、メンバ6A′
についてのディレクトリ5Aのメンバ旧位置の値TTR
=001005を参照し、メンバ部4でデッドスペース
となっている位置TTR=001005から、旧メンバ
6Aを読み出して復元処理を行なう。
【0033】このように、本発明の第1実施形態によれ
ば、誤ってメンバを更新した場合でも、そのメンバを、
簡素な手順で確実かつ迅速に復元することが可能にな
る。なお、上述した例では、旧位置を1つだけ保存する
場合について説明しているが、メンバ位置を保持するた
めのエントリを3つ以上そなえれば、旧位置を2つ以上
保存することもでき、この場合、複数世代前のメンバを
復元することがも可能になる。
【0034】(C)第2実施形態の説明 第2実施形態では、メンバ更新・削除処理部13により
メンバ6Aを更新する際に、メンバ更新・削除処理部1
3は、更新対象メンバ6Aの更新前のディレクトリ情報
を、メンバ名を変更した状態で保存してから、更新対象
メンバ6Aに対する更新を行なっている。
【0035】そして、メンバ復元処理部14は、端末1
5から更新後のメンバの復元要求を受けた場合には、そ
のメンバの変更名をもつディレクトリを参照し、そのデ
ィレクトリに保存されているメンバ旧位置を参照し、メ
ンバ部4の更新前位置からメンバを読み出すことによ
り、更新後のメンバを更新前の状態に復元する。より具
体的な例を図5(a),(b)に示す。ここでも、図5
(a)に示すように、区分データセット2のメンバ部4
にメンバ6A,6Bが格納され、各メンバ6A,6Bに
ついてのディレクトリ5A,5Bがディレクトリ部3に
格納されているものとする。各ディレクトリ5A,5B
には、それぞれ、メンバ名“PROG1 ”,“member2 ”と
現在のメンバ位置TTR=001005,002503
とが記録され保持されている。
【0036】図5(a)に示す状態でメンバ6Aを更新
すると、図5(b)に示すように、通常通り、最終ブロ
ックポインタLPを増やすことにより、メンバ部4に新
たなスペースを確保して、更新したメンバ6A′を書き
出す。また、このとき、本実施形態では、更新対象メン
バ6Aの更新前のディレクトリ5Aにおいてメンバ名を
“#PROG1”に変更することにより、更新前のメンバ旧位
置TTR=001005が保存されるとともに、更新後
の新メンバ6A′についての新たなディレクトリ6Cに
は、メンバ名“PROG1 ”と新メンバ6A′の先頭アドレ
ス(更新前の最終ブロックポインタLPの値)TTR=
003001とが記録される。
【0037】これにより、メンバ6Aは、無効領域(デ
ッドスペース)とはならず、ディレクトリ5Aによりポ
インティングされた状態で保存されることになる。従っ
て、メンバ6Aをメンバ6A′に更新した後に、メンバ
6A′を更新前のメンバ6Aに復元する要求をデータ処
理装置10が受けると、メンバ復元処理部14は、その
メンバ6A′の変更名“#PROG1”をもつディレクトリ5
Aを参照し、そのディレクトリ5Aに保存されているメ
ンバ旧位置TTR=001005を参照し、メンバ部4
の更新前位置TTR=001005から旧メンバ6Aを
読み出して復元処理を行なう。
【0038】このように、本発明の第2実施形態によっ
ても、誤ってメンバを更新した場合で、そのメンバを、
簡素な手順で確実かつ迅速に復元することが可能にな
る。 (D)第3実施形態の説明 ところで、図1(a),(b)や図4(a),(b)で
説明したように、メンバ更新により無効領域(デッドス
ペース)となった領域には、例えば図6に示すように、
更新前のメンバがそのままの状態で残っており、各メン
バの最後には、データ長ゼロの符号であるEOFマーク
が記録されている。
【0039】そこで、第3実施形態のメンバ復元処理部
14は、端末15からメンバ復元要求を受けると、メン
バ更新に伴って無効になった領域(デッドスペース)を
先頭から読み出し、例えば図7に示すように、EOFマ
ークを検出する毎に仮のメンバ名“$0000001”,“$000
0002”,“$0000003”,…を生成し、そのメンバ名を各
メンバの先頭位置TTR=001001,01500
4,035006…とともにディレクトリ部3にディレ
クトリ情報として順次追加する。
【0040】そして、ディレクトリ部3に追加されたデ
ィレクトリ情報に基づいてメンバ部4の無効領域におけ
るメンバを、端末15の表示画面上で順次再生・表示
し、メンバ復元を要求したオペレータが表示画面上で復
元対象メンバを視認する。復元対象メンバが視認される
と、そのメンバについてのディレクトリにおけるメンバ
名を復元対象メンバのメンバ名に変更することにより、
更新後のメンバを更新前の状態に復元する。
【0041】このように、本発明の第3実施形態によっ
ても、誤ってメンバを更新した場合に、そのメンバを、
簡素な手順で確実かつ迅速に復元することが可能にな
る。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の区分デー
タセットのメンバ復元方法(請求項1〜3)によれば、
誤ってメンバを更新した場合でも、そのメンバを、簡素
な手順で確実かつ迅速に復元できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)はいずれも本発明の第1実施形
態としての区分データセットのメンバ復元方法を説明す
るための図である。
【図2】本発明の各実施形態としての区分データセット
のメンバ復元方法を適用される装置の構成例を示すブロ
ック図である。
【図3】本発明の第1実施形態におけるディレクトリの
登録内容を示す図である。
【図4】(a),(b)はいずれも通常の区分データセ
ットの更新手順を説明するための図である。
【図5】(a),(b)はいずれも本発明の第2実施形
態としての区分データセットのメンバ復元方法を説明す
るための図である。
【図6】本発明の第3実施形態としての区分データセッ
トのメンバ復元方法を説明するための図である。
【図7】本発明の第3実施形態としての区分データセッ
トのメンバ復元方法を説明するための図である。
【図8】一般的な区分データセットの構成を説明するた
めの図である。
【図9】(a)〜(e)はいずれも一般的な区分データ
セットの領域管理手法を説明するための図である。
【符号の説明】
1 直接アクセスボリューム 2 区分データセット 3 ディレクトリ部 4 メンバ部 5A〜5D ディレクトリ 6A〜6D,6A′ メンバ 7 EOFマーク 10 データ処理装置 11 応用処理部 12 データ管理部 13 メンバ更新・削除処理部 14 メンバ復元処理部 15 端末

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに独立した順編成データ群であるメ
    ンバを格納するメンバ部と該メンバ部に格納された各メ
    ンバについてのディレクトリ情報を格納するディレクト
    リ部とからなり且つ直接アクセスボリューム上に存在す
    る区分データセットにおいて、該メンバ部に格納された
    メンバを更新した後に更新前の状態に復元するための方
    法であって、 該メンバ部に格納されたメンバを更新する際に、更新対
    象メンバの更新前位置を、更新後位置とともに、該更新
    対象メンバについてのディレクトリ情報として該ディレ
    クトリ部に記録し、 該更新対象メンバの更新後に、該ディレクトリ情報とし
    て記録された更新前位置を参照して該メンバ部の更新前
    位置からメンバを読み出すことにより、更新後のメンバ
    を更新前の状態に復元することを特徴とする、区分デー
    タセットのメンバ復元方法。
  2. 【請求項2】 互いに独立した順編成データ群であるメ
    ンバを格納するメンバ部と該メンバ部に格納された各メ
    ンバについてのディレクトリ情報を格納するディレクト
    リ部とからなり且つ直接アクセスボリューム上に存在す
    る区分データセットにおいて、該メンバ部に格納された
    メンバを更新した後に更新前の状態に復元するための方
    法であって、 該メンバ部に格納されたメンバを更新する際に、更新対
    象メンバの更新前のディレクトリ情報を、メンバ名を変
    更した状態で保存してから、該更新対象メンバに対する
    更新を行ない、 該更新対象メンバの更新後に、該更新対象メンバの更新
    前のディレクトリ情報を参照して該ディレクトリ情報に
    含まれる位置情報に基づきメンバを読み出すことによ
    り、更新後のメンバを更新前の状態に復元することを特
    徴とする、区分データセットのメンバ復元方法。
  3. 【請求項3】 互いに独立した順編成データ群であるメ
    ンバを格納するメンバ部と該メンバ部に格納された各メ
    ンバについてのディレクトリ情報を格納するディレクト
    リ部とからなり且つ直接アクセスボリューム上に存在す
    る区分データセットにおいて、該メンバ部に格納された
    メンバを更新した後に更新前の状態に復元するための方
    法であって、 メンバ更新に伴って無効になった領域を先頭から読み出
    し、 EOF(エンド・オブ・ファイル)を検出する毎に仮の
    メンバ名を生成して該ディレクトリ部にディレクトリ情
    報として順次追加し、 該ディレクトリ部に追加されたディレクトリ情報に基づ
    いて該メンバ部の無効領域におけるメンバを順次再生・
    表示して復元対象メンバを視認し、 視認された復元対象メンバのメンバ名を復元対象メンバ
    のメンバ名に変更することにより、更新後のメンバを更
    新前の状態に復元することを特徴とする、区分データセ
    ットのメンバ復元方法。
JP8116669A 1996-05-10 1996-05-10 区分データセットのメンバ復元方法 Withdrawn JPH09305459A (ja)

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