JPH09305088A - 照射光散乱防止およびクリーニング機能を有するプロセスカートリッジ - Google Patents

照射光散乱防止およびクリーニング機能を有するプロセスカートリッジ

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JPH09305088A
JPH09305088A JP8140818A JP14081896A JPH09305088A JP H09305088 A JPH09305088 A JP H09305088A JP 8140818 A JP8140818 A JP 8140818A JP 14081896 A JP14081896 A JP 14081896A JP H09305088 A JPH09305088 A JP H09305088A
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JP
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mylar
irradiation light
cleaning
light scattering
scattering prevention
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JP8140818A
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English (en)
Inventor
Atsushi Sanpei
敦史 三瓶
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 除電ランプの散乱光の帯電ローラ側への回り
込みによる帯電効率の低下を防止すると共に、クリーニ
ングブレードの清掃を行なうことができ、コスト低減と
省スペース化が図れ、良質のコピー画像を得ることので
きる照射光散乱防止およびクリーニング機能を有するプ
ロセスカートリッジを提供する。 【解決手段】 画像形成装置の本体内に挿脱自在に収納
されるプロセスカートリッジ14内には感光体16,ク
リーニング装置17および帯電ローラ26が収納され
る。帯電ローラ26を覆うケース本体9側のブラケット
部8にはマイラー2とL型部材3とからなる照射光散乱
防止部材1が着脱可能に装着される。このマイナー2に
より除電ランプの散乱光の回り込みが防止され、照射光
散乱防止部材1をブラケット部8から取り外すことによ
りクリーニングブレード18の清掃ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、FAX、
プリンタ等の事務機器のうち、電子写真方式を用いた画
像形成装置に使用されるプロセスカートリッジに係り、
特に、除電ランプの散乱光の帯電ローラの下流側への回
り込みを防止すると共にクリーニングブレードのクリー
ニングを兼ね備える照射光散乱防止およびクリーニング
機能を有するプロセスカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】感光体に対する帯電方式としては大別し
てコロナチャージ方式と接触帯電方式とがあるが、低オ
ゾン,低エネルギのメリットがあることから最近では接
触帯電方式のものが電子写真装置に搭載されるようにな
った。然し乍ら、接触帯電方式は接触帯電のため感光体
上に残留している微量なトナー粒子が付着し易く、トナ
ー粒子が帯電ローラに蓄積されていくと帯電ムラが生じ
画像欠陥の原因となる問題点があった。このため、特開
平2−272582号公報,特開平2−272589号
公報,特開平2−301777号公報,特開平3−13
0787号公報および特開平5−188738号公報に
示すように帯電ローラにフェルト等のクリーニング部材
をあてて汚れを除去する各種の手段が採用されている。
然し乍ら、クリーニングブレードに付着した異物に基づ
いて生ずる帯電ローラの欠陥に対する処置や、除電ラン
プの散乱光の帯電ローラの下流側への回り込みによる欠
陥に対する処置については従来技術では適当なものが見
当らない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図10に示すように、
除電ランプ25は発光ダイオード(LEDチップ)を長
手方向に数10個並べたものからなり、除電ランプ25
からの照射光により感光体16上の残留電位は除電され
る。然し乍ら、除電ランプ25の散乱光40は帯電ロー
ラ26の上方を覆むブラケット部8と除電ランプ25と
の間の間隙を通り上面で反射して帯電ローラ26の下流
側まで回り込む。この回り込んだ除電光により帯電ロー
ラ26の帯電電位が50[V]乃至80[V]程度損失
する問題点が生ずる。
【0004】一方、図11に示すように、クリーニング
装置17のクリーニングブレード18には空気中に浮遊
するレベルの微細な繊維ゴミ(衣類,紙,段ボール,裁
断面からのゴミ等)が付着する。また、新しいクリーニ
ングブレード18と新しい感光体16との組み合わせで
クリーニングブレード18を感光体16に当接させると
感光体16に塗布されているポリフッ化ビニリデン樹脂
粉末等のセッテングパウダを収納している綿等の繊維か
らなる袋の繊維クズが感光体16上に残留し、これ等が
クリーニングブレード18のエッジと感光体16との間
に挟まれる。
【0005】この繊維ゴミと感光体16との間の摩擦係
数よりクリーニングブレード18のエッジと繊維ゴミと
の間の摩擦係数の方が大きいため、繊維ゴミはクリーニ
ングブレード18のエッジから抜けずに成長し、図11
に示すように直径10[μm]乃至60[μm]の繊維
ゴミ41となり、クリーニングブレード18のエッジと
感光体16との間に隙間が介在する。そのため、4[μ
m]乃至5[μm]程度の微粉のトナー粉子が前記隙間
を常時通過する。
【0006】コロナワイヤチャージ方式の場合は、この
程度の微粉のトナー粉子は画像に出ないか又は出ても目
視では確認できないレベルであったが、接触帯電方式の
場合には以上のような微粉のトナー粉子であっても帯電
ローラ26の表面に蓄積する。また、クリーニングブレ
ード18が揺動するため図12に示すように帯電ローラ
26には前記繊維ゴミ41に基づく汚れ42が帯状に形
成され、帯電ムラの原因を作り画像欠陥を引き起す結果
となる。
【0007】なお、従来でも、クリーニング装置を本体
側から解除し、クリーニングブレードのエッジ稜線をマ
イラーで摺動して清掃する方法は行なわれていたが、こ
の装置はブレード解除機構とマイラーの摺動清掃機構と
を組み合わせた大掛かりの装置であり、設備コストがア
ップとなり、且つ清掃時におけるトナーの飛散防止が不
十分である問題点があった。また、清掃を気軽に何回も
行なうことができず、清掃が不十分となる問題点もあっ
た。
【0008】本発明は、以上の各種の問題点を解決する
ためになされたものであり、散乱光の回り込みを防止し
て帯電電位の損失を防止し、且つクリーニングブレード
のゴミの挟み込みによる異常画像の発生を未然に防止し
得ると共に、以上の両機能を1つの部材で兼用せしめる
ことにより低コスト,省スペース化を図り、且つ取り扱
いが容易で除去された異物の落下等もなく、使用の初
期,経時に関係なく安定した画像を形成し得る照射光散
乱防止およびクリーニング機能を有するプロセスカート
リッジを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のプロセ
スカートリッジは、感光体と、該感光体に接離可能に当
接係合するクリーニングブレードを有するクリーニング
装置と、該クリーニング装置と適宜間隙を隔てて配置さ
れ前記感光体に接して配設される帯電ローラと、前記各
要素を内部に収納すると共に前記帯電ローラを覆うブラ
ケット部を形成するケース本体等からなる画像形成装置
におけるプロセスカートリッジであって、前記ブラケッ
ト部には、前記帯電ローラとクリーニング装置との間に
配置される除電ランプからの散乱光の前記帯電ローラの
下流側への回り込みを防止する照射光散乱防止部材が着
脱可能に装着され、該照射光散乱防止部材は、前記クリ
ーニングブレードの稜線を清掃するマイラーを有するこ
とを特徴とする。
【0010】請求項2に記載のプロセスカートリッジ
は、前記照射光散乱防止部材は、前記ブラケット部への
装着時において前記除電ランプ側に向かって張り出すマ
イラーと、該マイラーを一端側で固持すると共にL型に
屈曲形成された他端側が前記ブラケット部の縁部に着脱
可能に係着し得るL型部材とから構成され、前記マイラ
ーの自由端に形成されるバリは前記L型部材のL型屈曲
部と逆方向に指向して配置され、前記L型屈曲部は前記
クリーニングブレードと帯電ローラ間の前記間隙内に、
前記マイラーのバリを感光体側に向けた場合にのみ挿入
可能の寸法からなることを特徴とする。
【0011】請求項3に記載のプロセスカートリッジ
は、前記プロセスカートリッジの挿脱される画像形成装
置の本体側の前記ブラケット部と相対向する位置には、
前記ブラケット部に装着された前記照射光散乱防止部材
のマイラーの前記バリ方向と反対の下面に当接係合して
該マイラーを案内すると共に該マイラーに付着した異物
を除去する弾性部材が設けられるものであることを特徴
とする。
【0012】請求項4に記載のプロセスカートリッジ
は、前記プロセスカートリッジの前記ブラケット部に
は、該ブラケット部に挿脱される前記照射光散乱防止部
材のマイラーの前記バリ方向と反対の下面に当接係合し
て該マイラーを案内すると共に該マイラーに付着した異
物を除去する弾性部材が設けられるものであることを特
徴とする請求項1に記載の照射光散乱防止およびクリー
ニング機能を有するプロセスカートリッジ。
【0013】プロセスカートリッジのケース本体内には
感光体と、クリーニングブレードを有するクリーニング
装置と、帯電ローラ等が収納される。帯電ローラとクリ
ーニングブレードとは例えば感光体に除電光を照射する
除電ランプの照射光の照射可能な間隙を介して配置さ
れ、帯電ローラの上方にはこれを覆うブラケット部がケ
ース本体側に設けられている。
【0014】本発明の照射光散乱防止部材はブラケット
部に着脱可能に装着され、装着時には除電ランプの散乱
光の帯電ローラ側への回り込みを防止し、ブラケット部
から取り外した場合には、そのマイラーによりクリーニ
ングブレードを清掃するように形成される。
【0015】なお、マイラーのバリ方向とマイラーを支
持するL型部材のL型屈曲部との形成方向を特定し、ク
リーニングブレードをマイラーのバリ発生側でこするこ
とを防止し、清掃の完全化を図っている。また、マイラ
ーに付着した異物は、プロセスカートリッジの装着本体
への装着時や照射光散乱防止部材のブラケット部への装
着時に自然に除去する方法を採用し、異物除去の完全化
と異物の装置内への落下を防止し、帯電ローラ等の汚れ
防止の完全化を図っている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の照射光散乱防止お
よびクリーニング機能を有するプロセスカートリッジの
実施の形態を図面を参照して詳述する。まず、図2によ
り画像形成装置の概要構造を説明する。感光体16はO
PC等の光導電層を有する像坦持体であり、作像動作時
には時計方向に回転する。感光体16の表面には接触帯
電回転体である帯電ローラ26が接触して配置される。
なお、帯電ローラ26は作像時に高圧電圧が印加され感
光体16の表面に一様に電圧を付加して帯電させる。ま
た、感光体16に摺接して感光体16の表面を清掃する
クリーニングブレード18を有するクリーニング装置1
7が配置される。また、クリーニング装置17と帯電ロ
ーラ26との間には適宜の間隙24が形成され、除電ラ
ンプ25がこの間隙を介して感光体16に除電用の照射
光を照射すべく配置される。
【0017】図略のハロゲンランプにより照射された図
略の原稿は図示されない第1ミラー,第2ミラー,第3
ミラー,第4ミラー,第5ミラーおよび第6のミラー2
7を介して感光体16上に投影される。その光の強弱に
より感光体16上のマイナス電荷が消え、静電潜像が形
成される。現像器28は内部にトナーが収容され、現像
スリーブ29の回転によってトナーを感光体16の像坦
持体面に付着させ、そこに形成されている静電潜像を可
視化する。この可視化された画像は感光体16の回転に
より転写ベルト30に搬送される。なお、感光体16は
転写効率を向上するためPTL43により光除電され
る。また、感光体16のまわりにはイレーサ44が配設
される。
【0018】給紙トレイ31内の転写紙32は給紙ロー
ラ33によりレジストローラ34まで搬送され、感光体
16の画像とタイミングをあわさせてレジストローラ3
4から転写ベルト30側に送られる。転写ベルト30と
感光体16とのニップ部に転写紙32の先端が進入する
と同時にバイアスローラ35により転写ベルト30に転
写バイアスが印加され、転写ベルト30上には感光体1
6上のトナー画像と逆極性の電荷が付与されて転写が行
なわれる。なお、転写ベルト30の駆動ローラ36側に
はクリーニング用のブレード37が当接し、転写ベルト
30のクリーニングを行なう。転写ベルト30上の転写
済の転写紙32は定着ローラ38側に送られ画像の定着
が行なわれた後、排紙側に移送される。最後に感光体1
6は除電ランプ25により全面露光され、ドラム上の残
留電荷をすべて消去され次のコピーに備える。なお、ク
リーニングブレード18とブレード37とはポリウレタ
ンゴム製のものからなり、転写ベルト30はその表面に
フッ素(ポリフッ化ビニリデン)をコーティングしたも
のからなり、摩擦係数を十分に低くしている。また、ブ
レード37により除去された異物(トナー紙粉等)は下
方の受け台39に貯められる。
【0019】図1に示すように、図1に示した感光体1
6と、クリーニング装置17と、帯電ローラ26とは1
つのケース本体9内に収納され、プロセスカートリッジ
14を形成する。プロセスカートリッジ14は全体とし
て画像形成装置の本体15(図7)内に挿脱され所定位
置にセットされる。なお、図1および図2に示すよう
に、クリーニング装置17はクリーニングブレード18
とこれを保持するクリーニングブラケット19と、クリ
ーニングブレード18によって感光体16から除去され
た異物(トナー等)を受ける受け台20と、受け台20
内において異物を搬送して現像器28側に戻すスパイラ
ル21等からなる。また、クリーニング装置17はレバ
ー22(図1)を指45(図6)等によって押すことに
より図6に示すように全体として回動可能にケース本体
9内に支持される。また、リターンスプリング23はク
リーニングブレード18を感光体16側に押圧すべく配
置される。
【0020】一方、帯電ローラ26の上方側にはこれを
覆うブラケット部8が配置される。なお、ブラケット部
8はケース本体9側に一体的に形成される。
【0021】ブラケット部8には、本発明の主要構成要
素である照射光散乱防止部材1が着脱可能に装着され
る。照射光散乱防止部材1は、図1乃至図5に示すよう
に、平板状のマイラー2と、マイラー2を固着する一端
側の平板部4とこれからほぼ直角に屈曲された他端側の
L型屈曲部5とL型屈曲部5の端部に形成される係止部
6とを一体的に設けたL型部材3とから構成される。な
お、L型部材3の側面には補強板7が形成される。一
方、ブラケット部8は図3に示すようにケース本体9か
ら突出して形成され、係止部10を形成するものからな
り、上面は平坦面状に形成される。
【0022】図5に示すように、照射光散乱防止部材1
はマイラー2をブラケット部8の平坦面上に当接しL型
屈曲部5の係止部6をブラケット部8の係止部10に係
着してブラケット部8側に着脱可能に支持される。ま
た、マイラー2にはバリ11が形成されるが、マイラー
2はバリ11を上面に向けた状態でブラケット部8上に
支持される。そのため、マイラー2のバリ11の向く方
向とL型部材のL型屈曲部5の向く方向は夫々逆向きに
形成される。また、L型屈曲部5の長さL(図5)の寸
法および形状はマイラー2のバリ11を感光体16側に
向けた場合にのみクリーニング装置17と帯電ローラ2
6との間の間隙24内に挿入し得るものからなり、逆向
きの場合にはL型屈曲部5は帯電ローラ26に接触す
る。
【0023】次に、照射光散乱防止部材1による散乱光
の帯電ローラ26側への回り込みの防止作用を説明す
る。図1および図2に示すように、照射光散乱防止部材
1をブラケット部8に装着すると、マイラー2がブラケ
ット部8の上面の平坦面に沿って水平に伸延し、除電ラ
ンプ25とブラケット部8との間の間隙24を塞ぐ。こ
のため図10に示した除電ランプ25からの散乱光40
はマイラー2により遮断され、帯電ローラ26の下流側
への回り込みがなくなる。従って、帯電ローラ26によ
る帯電電位が安定化し、帯電効率の損失が最小になる。
なお、マイラー2は例えば黒色の厚さ0.1[mm]程
度のものからなり、三菱樹脂(株)製の商品名ダイヤラ
ミー等が使用される。なお、マイラー2にはバリ11が
生じるが、本例では前記したようにバリが上向きにくる
ようにマイラー2はL型部材3に取り付けられる。
【0024】次に、照射光散乱防止部材1によるクリー
ニングブレード18の稜線のクリーニング方法を説明す
る。図6に示すようにクリーニング装置17のレバー2
2に指45をかけて持ち上げると図示のようにリターン
スプリング23のバネ力に抗して全体が傾斜し、クリー
ニングブレード18の稜線が感光体16から離れ若干の
隙間が生ずる。次に、ブラケット部8に係着されていた
照射光散乱防止部材1をブラケット部8から取り外し、
これをクリーニング装置17と帯電ローラ26との間の
間隙24内に挿入する。この場合、マイラー2のバリ1
1を感光体16側に向け、L型部材3のL型屈曲部5を
クリーニング装置17側に向けなければならない。何故
ならば、このようにしないと図6の点線で示すように、
L型屈曲部5が帯電ローラ26側に干渉し、照射光散乱
防止部材1を矢印方向に往復動させることができないた
めである。即ち、前記したように照射光散乱防止部材1
は図6の実線の形でしか間隙24内に挿入できないよう
に形成されている。このため、マイラー2のバリ11が
クリーニングブレード18側を向くことがない。照射光
散乱防止部材1を往復動することによりクリーニングブ
レード18の稜線がマイラー2によりこすられ、その部
分に付着した繊維ゴミ41(図11)を除去することが
できる。
【0025】以上により、図12に示した帯電ローラ2
6の帯電欠陥が生じない。一般に感光体16とクリーニ
ング装置17との組立てはプロセスカートリッジ14の
組立製造時に行なわれ、クリーニングブレード18と感
光体16との間に異物がないことを確認した後にクリー
ニングブレード18と感光体16を当接したままの状態
でプロセスカートリッジ14は出荷される。そのため、
この時点では照射光散乱防止部材1による前記のクリー
ニングは不要である。然し乍ら、使用後ではクリーニン
グブレード18と感光体16とが別々に分解されること
もあり、繊維ゴミが挟まることが生じ易い。このため、
照射光散乱防止部材1による前記のクリーニングが行な
われ、これにより前記の欠陥が防止され、良質の画像を
得ることができる。また、照射光散乱防止部材1は常時
にはブラケット部8に装着されるため、収容場所が特に
必要なく、低コストで実施できると共に省スペース化が
図れる。
【0026】次に、照射光散乱防止部材1のマイラー2
のクリーニング方法を説明する。前記したように、マイ
ラー2によりクリーニングブレード18を清掃するとマ
イラー2の先端にトナーやセッティングパウダ等が付着
する場合がある。このままの状態でプロセスカートリッ
ジ14を装置の本体15内に装着するとコピー中に前記
トナー等がクリーニングブレード18と帯電ローラ26
との間に落下し、それ等が感光体16により運ばれ、直
接帯電ローラ26に付着して画像欠陥を引き起す問題点
がある。本例では、図7,図8に示すように装置の本体
15側に弾性部材12を設け、弾性部材12にマイラー
2を接触させてマイラー2に付着した異物を除去するも
のである。
【0027】図示のように、弾性部材12はプロセスカ
ートリッジ14が挿入される本体15側の丁度マイラー
2の下面と相対向する位置に装着されるもので、フェル
トやスポンジ等を本体15側に貼着したものからなる。
プロセスカートリッジ14を本体15に挿入する挿入動
作中にマイラー2の下面が弾性部材12に摺接し、マイ
ラー2に付着した異物が除去される。以上により、クリ
ーニングブレード18の下流側に異物の落下が生じな
い。
【0028】なお、帯電ローラ26には図略の接離機構
が付設されており、装置の停止時には帯電ローラ26は
感光体16から離間し、帯電動作時にのみ帯電ローラ2
6は感光体16に接触するため、装置の停止中のプロセ
スカートリッジ14の本体15への挿入時において例え
ばクリーニングブレード18の下流側に異物が落下して
もコピー開始と共に感光体16が回転し、感光体16に
付着した異物が帯電ローラ26の位置を通過した後に帯
電ローラ26が感光体16に当接するため、異物による
帯電ローラ26の汚染はないが、前記のようにマイラー
2を予め清掃することにより帯電ローラ26の汚染防止
の完全化が図れる。
【0029】次に、照射光散乱防止部材1のマイラー2
に付着した異物の清掃に関する別の実施の形態を図9に
より説明する。この例では、プロセスカートリッジ14
のケース本体9のブラケット部8の近傍に弾性部材13
を設け、弾性部材13にマイラー2を摺接せしめて異物
の清掃を行なうものである。前記したように、照射光散
乱防止部材1はケース本体9のブラケット部8に挿着さ
れる。従って、ケース本体9の照射光散乱防止部材1の
マイラー2の下面と相対向する位置に弾性部材13を設
けることにより、照射光散乱防止部材1をブラケット部
8に挿入する挿入時にマイラー2の下面が弾性部材13
に当接し、異物の完全除去が行なわれる。以上によって
も、前記のものとほぼ同様の効果を得ることができる。
【0030】
【発明の効果】
1)本発明の請求項1の照射光散乱防止およびクリーニ
ング機能を有するプロセスカートリッジによれば、帯電
ローラの上方側を覆うケース本体側のブラケット部にマ
イラーとこれを支持するL型部材とからなる照射光散乱
防止部材を着脱可能に装着し、マイラーにより除電ラン
プの散乱光の帯電ローラ側への回り込みを防止したた
め、帯電ローラの帯電電位の損失を低下することができ
る。また、照射光散乱防止部材はブラケット部から取り
外してクリーニングブレードの稜線を清掃するクリーニ
ング用具としても使用されるため、クリーニングブレー
ドに付着した異物の除去がより確実に行なわれる。この
ため、帯電ローラへの異物の付着が防止され、良質の画
像を得ることができる。また、照射光散乱防止部材は構
造簡単のため安価に実施でき、且つ収納スペースもコン
パクトのため省スペース化が図れる。
【0031】2)本発明の請求項2の照射光散乱防止お
よびクリーニング機能を有するプロセスカートリッジに
よれば、マイラーはバリの突出する側でクリーニングブ
レードを清掃することができないように形成されている
ため、クリーニングブレードがバリにより損傷される不
具合は生じない。
【0032】3)本発明の請求項3の照射光散乱防止お
よびクリーニング機能を有するプロセスカートリッジに
よれば、プロセスカートリッジを装置の本体内に挿入す
る動作によりマイラーに付着した異物を除去することが
できるためマイラーを常に清掃状態に保持することがで
きる。このため、画像不良の発生が防止される。
【0033】4)本発明の請求項4の照射光散乱防止お
よびクリーニング機能を有するプロセスカートリッジに
よれば、照射光散乱防止部材をケース本体のブラケット
部に挿入する挿入動作中にマイラーに付着した異物を除
去することができるため、マイラーの清掃の完全化が図
れ、良質の画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の照射光散乱防止部材の装着構造と、プ
ロセスカートリッジの内部構造を示す断面図。
【図2】本発明が適用される画像形成装置の概略構成
図。
【図3】本発明の照射光散乱防止部材の構造とそれが装
着されるブラケット部の構造を示す斜視図。
【図4】本発明の照射光散乱防止部材の構造を示す斜視
図。
【図5】本発明の照射光散乱防止部材とブラケット部と
の係合状態を示す断面図。
【図6】本発明の照射光散乱防止部材によるクリーニン
グブレードの清掃方法を説明するための模式図。
【図7】本発明のプロセスカートリッジの外観とその照
射光散乱防止手段を予め清掃するために装置の本体側に
設けられた弾性部材を示す部分斜視図。
【図8】図7の弾性部材まわりの詳細構造を示す断面
図。
【図9】本発明の照射光散乱防止部材を清掃するために
プロセスカートリッジのケース本体に設けられた弾性部
材を示す部分斜視図。
【図10】従来の除電ランプの散乱光による弊害を説明
するための模式図。
【図11】従来のクリーニングブレードに付着した異物
の状態を示す斜視図。
【図12】異物の付着したクリーニングブレードによる
帯電ローラの汚れを示す斜視図。
【符号の説明】
1 照射光散乱防止部材 2 マイラー 3 L型部材 4 平板部 5 L型屈曲部 6 係止部 7 補強板 8 ブラケット部 9 ケース本体 10 係止部 11 バリ 12 弾性部材 13 弾性部材 14 プロセスカートリッジ 15 本体 16 感光体 17 クリーニング装置 18 クリーニングブレード 19 クリーニングブラケット 20 受け台 21 スパイラル 22 レバー 23 リターンスプリング 24 間隙 25 除電ランプ 26 帯電ローラ 27 第6のミラー 28 現像器 29 現像スリーブ 30 転写ベルト 31 給紙トレイ 32 転写紙 33 給紙ローラ 34 レジストローラ 35 バイアスローラ 36 駆動ローラ 37 ブレード 38 定着ローラ 39 受け台 40 散乱光 41 繊維ゴミ 42 汚れ 43 PTL 44 イレーサ 45 指

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体と、該感光体に接離可能に当接係
    合するクリーニングブレードを有するクリーニング装置
    と、該クリーニング装置と適宜間隙を隔てて配置され前
    記感光体に接して配設される帯電ローラと、前記各要素
    を内部に収納すると共に前記帯電ローラを覆うブラケッ
    ト部を形成するケース本体等からなる画像形成装置にお
    けるプロセスカートリッジであって、前記ブラケット部
    には、前記帯電ローラとクリーニング装置との間に配置
    される除電ランプからの散乱光の前記帯電ローラの下流
    側への回り込みを防止する照射光散乱防止部材が着脱可
    能に装着され、該照射光散乱防止部材は、前記クリーニ
    ングブレードの稜線を清掃するマイラーを有することを
    特徴とする照射光散乱防止およびクリーニング機能を有
    するプロセスカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記照射光散乱防止部材は、前記ブラケ
    ット部への装着時において前記除電ランプ側に向かって
    張り出すマイラーと、該マイラーを一端側で固持すると
    共にL型に屈曲形成された他端側が前記ブラケット部の
    縁部に着脱可能に係着し得るL型部材とから構成され、
    前記マイラーの自由端に形成されるバリは前記L型部材
    のL型屈曲部と逆方向に指向して配置され、前記L型屈
    曲部は前記クリーニングブレードと帯電ローラ間の前記
    間隙内に、前記マイラーのバリを感光体側に向けた場合
    にのみ挿入可能の寸法からなることを特徴とする請求項
    1に記載の照射光散乱防止およびクリーニング機能を有
    するプロセスカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記プロセスカートリッジの挿脱される
    画像形成装置の本体側の前記ブラケット部と相対向する
    位置には、前記ブラケット部に装着された前記照射光散
    乱防止部材のマイラーの前記バリ方向と反対の下面に当
    接係合して該マイラーを案内すると共に該マイラーに付
    着した異物を除去する弾性部材が設けられるものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の照射光散乱防止およ
    びクリーニング機能を有するプロセスカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記プロセスカートリッジの前記ブラケ
    ット部には、該ブラケット部に挿脱される前記照射光散
    乱防止部材のマイラーの前記バリ方向と反対の下面に当
    接係合して該マイラーを案内すると共に該マイラーに付
    着した異物を除去する弾性部材が設けられるものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の照射光散乱防止およ
    びクリーニング機能を有するプロセスカートリッジ。
JP8140818A 1996-05-10 1996-05-10 照射光散乱防止およびクリーニング機能を有するプロセスカートリッジ Pending JPH09305088A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002101471A1 (en) * 2001-02-20 2002-12-19 Lexmark International, Inc. Multi-function cleaner blade assembly
JP2007219506A (ja) * 2006-01-20 2007-08-30 Ricoh Co Ltd 潤滑剤塗布装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

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