JPH09305078A - クリーニング装置および画像形成装置 - Google Patents

クリーニング装置および画像形成装置

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JPH09305078A
JPH09305078A JP11981696A JP11981696A JPH09305078A JP H09305078 A JPH09305078 A JP H09305078A JP 11981696 A JP11981696 A JP 11981696A JP 11981696 A JP11981696 A JP 11981696A JP H09305078 A JPH09305078 A JP H09305078A
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photoconductor
brush roller
bristles
latent image
developer
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JP11981696A
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Masatoshi Hayashida
政俊 林田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 極めて簡素な構成でありながら、残留したト
ナーの量に応じてクリーニング能力を可変することがで
きるクリーニング装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 画像形成装置の転写後の感光体上のトナ
ーを除去するクリーニング装置において、芯体上に導電
性の毛体が植設されてなり、回転することによって前記
導電性の毛体で感光体上を摺接するものであって電気的
にフロート状態とされたブラシローラと、このブラシロ
ーラ上の毛体に対して所定の食い込み長さを有し、前記
ブラシローラの回転に伴って前記毛体と衝突するもので
あって、電気的にフロート状態にされた棒状部材とを具
備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、静電写真プロセ
スを用いて原稿の画像を用紙に複写する画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置、たとえば、静電式複写装
置は、複写対象物すなわち原稿の画像を読取る画像読取
部、読取部により読取られた画像に対応する複製像を形
成する画像形成部、及び、画像形成部を介して形成され
た画像を恒久的に保存するために利用される用紙を給送
する用紙搬送部を含んでいる。
【0003】画像読取部は、原稿が載置される載置台、
載置台に載置された原稿を照明する照明ランプ、及び、
照明ランプによって照明された原稿の反射光を画像形成
部に案内する複数の反射ミラーなどを有している。
【0004】画像形成部は、原稿の画像に対応する潜像
が形成される感光体ドラム、感光体ドラムに形成された
潜像を現像してトナー像を形成する現像装置、感光体ド
ラム上のトナー像を用紙に転写する転写装置および用紙
に転写されずに感光体ドラムに残った未転写トナーを回
収するクリーニング装置などを有している。
【0005】用紙搬送部は、用紙を保存するカセット、
用紙を1枚ずつ給送するための複数のローラならびに案
内部材および感光体ドラム上のトナー像の位置と用紙の
先端とを整合させるアライニングローラなどを有してい
る。
【0006】クリーニング装置は、一般に、末転写トナ
ーを回収するためのブレードとクリーニングブラシ等か
らなり、ブレードは、たとえば、所有の硬度を有する板
状のゴムにより形成され、感光体ドラムの外周面に所定
の角度で圧接されることで感光体ドラムに残ったトナー
を掻き落とすために利用される。
【0007】また、クリーニングブラシは、導電性の毛
体を芯体上に植設し、バイアス電圧印加手段によりトナ
ーと逆極性に帯電することによって、毛体上にトナーを
吸着して、感光体ドラム上の残余トナーを除去するよう
にしたものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】画像形成終了後のトナ
ーを除去しようとするとき、前に行われた画像形成の種
類によっては、残留トナーの量がきわめて多かったり、
少なかったりすることがある。上述したような構成のク
リーニング装置を用いてクリーニングする場合に一定の
クリーニング能力を提供するためには、前に行われた画
像形成の種類に応じてクリーニング能力を可変にする必
要があった。そのため、前述した構成においてクリーニ
ングブラシにバイアス電圧を印加する電源は必須の構成
であり、さらに前の画像形成の種類に応じてバイアス電
圧の印加制御を行うことが必要とされていた。
【0009】そこで、本発明では極めて簡素な構成であ
りながら、残留したトナーの量に応じてクリーニング能
力を可変することができ、常に安定したクリーニング能
力を提供できるクリーニング装置および、長期にわたっ
て安定した画像濃度を提供できる画像構成装置を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願発明のクリーニング装置は、芯体上に導電性の
毛体が植設されてなり、回転することによって前記導電
性の毛体で感光体上を摺接するものであって電気的にフ
ロート状態 とされたブラシローラと、このブラシロー
ラ上の毛体に対して所定の食い込み長さを有し、前記ブ
ラシローラの回転に伴って前記毛体と衝突するものであ
って、電気的にフロート状態にされた棒状部材とを具備
することを特徴とする。
【0011】さらに、上記目的を達成するために本願発
明のクリーニング装置は、芯体上に導電性の毛体が植設
されてなり、回転することによって前記導電性の毛体で
感光体上を摺接するものであって、前記感光体の帯電領
域と対向することによって前記感光体の帯電領域と同一
極性の電圧を誘起されるブラシローラと、このブラシロ
ーラ上の毛体に対して所定の食い込み長さを有し、前記
ブラシローラの回転に伴って前記毛体と衝突するもので
あって、前記ブラシローラに生じる誘起電圧によって前
記同一極性の電圧を誘起される棒状部材とを具備するこ
とを特徴とする。
【0012】さらにまた、上記目的を達成するために本
願発明のクリーニング装置は、芯体上に導電性の毛体が
植設されてなり、回転することによって前記導電性の毛
体で感光体上を摺接するものであって、前記導電性の毛
体が摺接する前記感光体上の帯電電位の大きさに応じた
電圧を生じるブラシローラと、このブラシローラ上の毛
体に対して所定の食い込み長さを有し、前記ブラシロー
ラの回転に伴って前記毛体と衝突するものであって、前
記ブラシローラに生じた電圧によって電圧を誘起される
棒状部材とを具備することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】まず、図面を用いてこの発明の第
1の実施の形態について説明する。図1に示されるよう
に、画像形成装置すなわち複写装置2は、複写対象物す
なわち原稿Dが載置される原稿テーブル10、及び、原
稿テーブル10に対して開閉可能に形成され、原稿テー
ブル10に載置された原稿Dを原稿テーブル10に密着
させる原稿押さえ12を有している。
【0014】原稿テーブル10の下方すなわち装置2の
内側には、原稿テーブル10と平行に移動可能に形成さ
れ、原稿Dからの反射光を所定の方向に案内する第一キ
ャリッジ14が配置されている。
【0015】第一キャリッジ14は、図示しないパルス
モータによって、原稿テーブル10に沿って往復動され
る。第一キャリッジ14には、原稿テーブル10に載置
された原稿Dを照明する照明ランプ16、照明ランプ1
6から発生される照明光を原稿Dに向けて反射する反射
板18、及び、原稿Dからの反射光を所定の方向に向か
って折曲げる第1ミラー20が一体に形成されている。
なお、照明ランプ16は、図2を用いて後述するランプ
レギュレータに接続され、図示しない操作パネルから入
力される露光量に対応するさまざまな光量を提供可能に
調整されたランプレギュレータからのランプ電圧により
点灯される。
【0016】第1ミラー20により反射された反射光が
案内される方向には、第1ミラー20で折曲げられた原
稿Dからの反射光を直角に、かつ、連続して折曲げる第
2ミラー22および第3ミラー24が配置されている。
第2ミラーおよび第3ミラー24は、第二キャリッジ2
6に固定されている。
【0017】第二キャリッジ26は、第一キャリッジ1
4を駆動する図示しない歯付きベルトなどによって、第
一キャリッジに対して従動されるとともに、第一キャリ
ッジ14に対し、1/2の速度で原稿テーブル10と平
行に移動される。
【0018】第一キャリッジ14の下方であって第二キ
ャリッジ26を介して折返された光の光軸を含む面内の
所定の位置には、第3ミラー24で反射された反射光を
所定の倍率で結像させるレンズ28、及び、レンズ28
により所定の倍率に対応する集束性が与えられた上記反
射光の光路をさらに折り返す第4ミラー30および第5
ミラー32が配置されている。
【0019】レンズ28は、図示しない駆動機構を介し
て移動可能に形成され、第二キャリッジ26からの反射
光に集束性を与えるとともに、自身が移動することによ
り反射光を所定の倍率で結像させる。
【0020】第4ミラー30および第5ミラー32は、
相互に直角に配置され、レンズ28が移動されたことに
よる光路長すなわち原稿テーブル10と後述する感光体
ドラムとの間の距離の変動を、自身が移動することによ
り補正する。なお、第4ミラー30および第5ミラー3
2は、ミラー保持枠34に保持されている。
【0021】第5ミラー32により反射された反射光が
案内される方向には、反射光を後述する感光体ドラムの
所定の位置に集束させるための露光ミラー36が設置さ
れている。
【0022】露光ミラー36を介して伝達された光が照
射される位置であって、複写装置2の概ね中央には、記
録媒体すなわち感光体ドラム38が配置されている。な
お、感光体ドラム38は、図示しないモータにより所定
の速度で矢印の方向に回転される。
【0023】感光体ドラム38の表面には、露光ミラー
36からの光すなわち露光光として伝達された原稿の画
像に対応する画像が形成される。感光体ドラム38の周
囲には、感光体ドラム38が回転される方向に沿って、
ドラム38に所定の電荷を帯電させる帯電装置40、図
示しない操作パネルから入力された用紙のサイズあるい
は画像形成倍率、及び、編集処理、たとえば、マスキン
グあるいはトリミングにより指定された領域に対応する
画像形成領域の外側または内側に相当するドラム38上
の電荷を消去するLED消去アレイ42、ドラム38に
形成された静電潜像にトナーを供給することで現像する
現像装置44、現像装置44によりドラム38に提供さ
れたトナーとドラム38との間の静電吸着力を低減する
転写前除電ランプ45、ドラム38に形成されたトナー
像を用紙に転写させるとともに、トナー像が転写される
際にドラム38に静電的に吸着された用紙をドラム38
から分離させるための転写分離装置46、及び、ドラム
38の表面に残ったトナーを除去するクリーニング装置
48などが順に配置されている。
【0024】感光体ドラム38は、筒状に形成されたア
ルミニウム管の外周に、たとえば、セレン(Se)など
の光導電性部材が所定の厚さに形成されたものであっ
て、帯電装置40により所定の電位が与えられた状態で
光が照射されることにより、光が照射された領域の電位
が減衰され、光が照射された領域とそれ以外の領域との
電位差を静電潜像として保持する。
【0025】帯電装置40は、周知のコロトロンあるい
はスコロトロンなどに代表されるコロナ放電装置であっ
て、感光体ドラム38の外周面に、たとえば、−600
ボルト(以下、[V]と示す)の表面電位を与える。
【0026】現像装置44は、所定の厚さに規制された
トナー層を保持して感光体ドラム38の外周にトナーを
搬送する現像ローラ44a、現像ローラ44aおよびト
ナーを収容するハウジング44bを有している。ハウジ
ング44bには、トナーを撹拌することで、トナーを所
定の極性に帯電させる第1および第2の撹拌ローラ44
cおよび44dが配置されている。
【0027】転写前除電ランプ45は、図2を用いて後
述するランプ点灯回路を介して所定の光量の光を発生す
るよう点灯され、現像装置44によりドラム38に提供
されたトナーとドラム38との間の静電吸着力を低減す
るために利用される。
【0028】転写分離装置46は、後述する用紙カセッ
トから給紙されたコピー用紙に、感光体ドラム38に形
成されたトナー像を転写する転写チャージワイヤ46
a、用紙に転写されたトナー像と用紙を感光体ドラムか
ら分離させる剥離チャージワイヤ46bを有している。
【0029】クリーニング装置48は、金属性のシャフ
ト48fに導電性の繊維(例えば、導電性カーボンブラ
ックを分散させたポリアミド、ポリエステル等)が植設
され、電気的にフロート状態にされたクリーニングブラ
シ48aと、たとえば、所定の硬度を有するゴムが板状
に形成されたクリーニングブレード48bと、クリーニ
ングブレード48bにより掻き落とされたトナーを図示
しない回収部に搬送するトナー回収オーガ48d、及
び、クリーニングブラシ48aの先端を外周と仮定する
ときに外周から距離dだけブラシ48aの内側に位置す
るよう配置され、クリーニングブラシ48aにより感光
体ドラムの外周から除去されたトナーをクリーニングブ
ラシ48aから取り除くフリッカーバー(はたき棒)4
8eを有している。なお、フリッカーバー48eがブラ
シ48aの外径よりも内側に位置される前記距離dは、
ブラシaの外周から1ないし3ミリメートル(以下、
[mm]と示す)に、より好ましくは、1.5ないし2
[mm]に規定される。また、このフリッカーバー48
eは、導電性の金属(例えば、)からなり、電気的にフ
ロート状態にされている。
【0030】クリーニングブラシ48aは、感光体ドラ
ムが回転される方向と逆の方向に回転される。すなわ
ち、ブラシ48aの先端部をブラシ48aの外周面と仮
定すると、感光体ドラム38の外周面とブラシ48aの
外周面とが接する位置では、それぞれの外周は、同一
(ウィズ)の方向に回転される。感光体ドラム38上の
残留トナーをドラム38上から除去するという目的だけ
考えると、それぞれが接する位置において互いに反対の
方向(アゲインスト)に回転させてもよい。しかしなが
ら、互いの周速差が大きすぎると、トナーが強くはじか
れすぎて飛散してしまうので、本実施形態のように、ウ
ィズ方向の回転のほうが好ましい。
【0031】ブラシの外周面が移動される速度(ブラシ
周速)は、感光体ドラムの外周面の速度(ドラム周速)
に比較して所定の範囲内(例えば、)に規定される。前
記クリーニング装置48に対して感光体ドラム回転方向
下流には、後述するランプ点灯回路を介して所定の光量
の光を発生することによって感光体ドラム38表面を全
除電する除電ランプ49が設けられている。
【0032】感光体ドラム38が回転される方向の上流
に対応する位置であって、この実施例では装置2の右方
には、感光体ドラム38に形成された画像すなわちトナ
ー像が転写されるための用紙を保持する第1および第2
の用紙カセット50aおよび50bがスロット52aお
よび52bにより着脱可能に保持されている。
【0033】感光体ドラム38とスロット52a(カセ
ット50a)との間には、用紙カセット50aから用紙
を1枚ずつ引出す給紙ローラ54a、及び、給紙ローラ
54a及び給紙ローラ54bを介して引出された用紙を
感光体ドラム38へ送出するための搬送ローラ56aが
配置されている。同様に、感光体ドラム38とスロット
52b(カセット50b)との間には、用紙カセット5
0bから用紙を1枚ずつ引出す給紙ローラ54b、及
び、給紙ローラ54bを介して引出された用紙を感光体
ドラム38へ送出するための搬送ローラ56bが配置さ
れている。
【0034】感光体ドラム38と各搬送ローラ56aお
よび搬送ローラ56bとの間には、それぞれのカセット
から取出された用紙の傾きを補正するとともに、感光体
ドラム38上のトナー像の先端と用紙の先端とを整合さ
せ、感光体ドラム38の外周面の移動速度と同じ速度で
用紙を給送するタイミングローラ58が配置されてい
る。なお、タイミングローラ58のカセット寄りには、
それぞれのカセットから取出された用紙がタイミングロ
ーラ58に接近したこと、タイミングローラ58を介し
て用紙が停止されていること、及び、タイミングローラ
58で停止された用紙が所定の時間内で後述する定着装
置に向けて搬送されたことすなわち装置2内部における
用紙の詰まり(JAM)を検出するためのアライニング
スイッチ58aが配置されている。
【0035】感光体ドラム38が回転される方向に沿っ
て転写装置46の下流に対応する位置には、感光体ドラ
ム38上に形成されたトナー像が転写された用紙を搬送
する搬送装置60、用紙に転写されたトナーを加熱する
ことで溶触させ、用紙に定着させる定着装置62、及
び、トナー像が定着された用紙を装置2の外部へ排出さ
せる一対の排出ローラ64を有している。
【0036】定着装置62は、ローラ表面が互いに圧接
されたヒートローラ対を含み、ローラ相互間を用紙が通
過される際に用紙に保持されているトナーを加熱するこ
とでトナー像を溶触させつつトナー像と用紙とを加圧す
ることで、用紙にトナー像を固定させる。
【0037】図2には、図1に示されている複写装置の
制御をするための周辺の電子回路および電装部品との接
続が示されている。図2に示されるように、複写装置2
は、主制御部としてのメインCPU100を有してい
る。
【0038】メインCPU100には、予め決められて
いる数値データ、たとえば、複写装置2を動作させるた
めの制御データなどが記憶されている読み出し専用メモ
リすなわちROM102、図示しない操作パネルを介し
て入力される複数枚数あるいは複写倍率などの複写条件
データが一時的に記憶されるランダムアクセスメモリす
なわちRAM104、及び、複写装置2が組立てられる
際に入力される調整データ、たとえば、露光ランプ16
を点灯させる基準電圧、帯電装置40を付勢するための
後述する帯電装置の出力電圧などが記憶される不揮発性
メモリすなわちNVM106などが接続されている。
【0039】また、メインCPU100には、露光ラン
プ16を所定の明るさで点灯させるランプレギュレータ
110、帯電装置40を付勢する帯電電源装置112、
現像装置44の現像ローラ44aに所定の大きさの現像
バイアス電圧を提供する現像バイアス電源装置114、
転写前除電ランプ45および除電ランプ49を点灯させ
るランプ点灯回路116が接続されている。
【0040】メインCPU100には、また、クリーニ
ング装置48のブレード48dを動作させるための図示
しないクリーニングソレノイドなどに代表される電磁要
素を付勢するメカニカルコントローラ120、転写剥離
装置46の転写チャージワイヤ46bに所定の転写電圧
を供給する転写電源装置122、転写剥離装置46の剥
離チャージワイヤ46cに所定の交流電圧を供給する剥
離電源装置124、及び、たとえば、レジスト前センサ
58aなどに代表されるさまざまなセンサからの信号を
メインCPU100に入力するための入力回路126な
どが接続されている。次に、この発明の複写装置2の動
作の特徴を説明する。
【0041】図1を参照すれば、画像形成装置すなわち
複写装置2では、原稿テーブル10に載置された複写対
象物すなわち原稿Dに記載されている画像情報は、原稿
押さえ12により原稿テーブル10に密着されたのち、
照明ランプ16および反射板16を介して照明されるこ
とにより、生じる反射光として、第一キャリッジ14の
第1ミラー18、第二キャリッジ26の第2ミラー22
および第3ミラー24、レンズ28、ミラー保持枠34
に保持されている第4ミラー30および第5ミラー3
2、及び、露光ミラー36を順に通過されて、帯電装置
40およびLED消去アレイ42により、予め所定の電
位が与えられるとともに、所定の大きさの画像形成可能
領域が確保されている感光体ドラム38に案内される。
【0042】感光体ドラム38に案内された原稿Dから
の反射光すなわち画像情報は、ドラム38により、画像
情報に対応した静電潜像に変換される。ドラム38上の
静電潜像は、現像装置44により供給されるトナーによ
りトナー像として現像されたのち、転写分離装置46に
より、スロット52aおよび52bに挿入されている用
紙カセット50aおよび50bのいづれかから、給紙ロ
ーラaまたは54b、搬送ローラ56aまたは56bお
よびタイミングローラ58を介して供給される用紙に、
転写される。
【0043】トナー像が転写された用紙は、搬送装置6
0を介して定着装置62に搬送されたのち、定着装置6
2によりトナー像すなわちトナーが固着されて、排出ロ
ーラ64により装置2の外部へ案内される。
【0044】一方、トナー像を用紙に引き渡した感光体
ドラム38は、クリーニング装置48により表面に残っ
た電荷およびトナーが除去されたのち、再び、次の画像
形成に利用される。
【0045】なお、複写枚数が2以上の場合あるいは次
の原稿が供給された場合には、上記一連の複写動作が繰
り返される。より詳細には、原稿テーブル10に原稿D
がセットされたのち図示しない操作パネルの図示しない
複写開始キーがオンされることで、モータ駆動回路11
2により図示しないメインモータが回転され、感光体ド
ラム38および現像装置44の詳述しない現像ローラが
所定の速度で回転される。
【0046】同時に、帯電電源装置112により帯電装
置40に所定の電圧が印加され、感光体ドラム38の表
面に所定の表面電位が堤供される。また、現像バイアス
電源装置114により、現像装置44の現像ローラ44
aに所定の現像バイアス電圧が印加される。なお、現像
装置44のハウジング44bに収容されているトナー
は、第1および第2の撹拌ローラ44cおよび44dに
よる撹拌により、たとえば、−20ないし30マイクロ
クーロン/グラム(以下、[μc/g]と示す)に、摩
擦帯電される。
【0047】一方、帯電装置40の詳述しないワイヤ
(スコロトロン)に印加される主帯電出力は、おおむね
+6キロボルト(以下[kV]と示す)ドラム38への
流れ込み電流が数十ないし数百マイクロアンペア(以
下、[μA]と示す)を提供するよう設定される。これ
により、帯電装置40を介して帯電された感光体ドラム
38の対応部分が図示しないメインモータにより回転さ
れて後述する露光ミラー36により原稿Dからの反射光
が照射される露光位置に移動された時点での感光体ドラ
ム38の未露光部表面電位は、おおむね850[V]に
設定される。また、現像装置44の現像ローラに印加さ
れる現像バイアス電圧は、おおむね−200ないし−2
50[V]に設定される。
【0048】この状態で、ランプレギュレータ110を
介して第一キャリッジ14の照明ランプ16が所定の電
圧で点灯され、CPU100の制御により所定のタイミ
ングで第一キャリッジ14が原稿テーブル10に沿って
移動される。これにより、原稿テーブル10にセットさ
れている原稿Dの画像情報が照明ランプ16からの照明
光により照明され、原稿Dの画像情報の明暗に対応して
異なる反射光量の反射光に変化された画像情報光が第1
ミラー20に反射される。
【0049】第1ミラー20に案内された原稿Dの画像
情報を含む原稿Dからの反射光は、第2ミラー24およ
び第3ミラー26により順に反射され、レンズ28によ
り所定の倍率が与えられる。レンズ28により所定の倍
率が与えられた原稿Dの反射光は、第4ミラー30およ
び第5ミラー32によりさらに反射され、露光ミラー3
6を介して、LED消去アレイ42により画像形成可能
領域(幅方向長さ)の表面電位が制限されている感光体
ドラム38に照射される。
【0050】感光体ドラム38に案内された原稿Dから
の反射光は、感光体ドラム38の未露光部表面電位に対
して、原稿Dの画像情報の明暗に対応する静電潜像を提
供する。すなわち、+850[V]に帯電されている感
光体ドラム38に、原稿Dの画像の画像濃度に対応する
光の明暗に基づいて、850[V]のままの未露光部と
ミラー36を介して光が照射されることにより表面電位
が減衰された露光部(表面電位+50〜+100[V]
とが形成されて、感光体ドラム38上で、静電潜像とし
て保持される。
【0051】感光体ドラム38に形成された静電潜像
は、図示しないメインモータの回転にともなって、現像
装置44と対向される現像領域に案内され、現像装置4
4の現像ローラ44aに印加されている現像バイアス電
圧と感光体ドラム38の未露光部電位および露光部電位
のそれぞれの電位差に応じて所定基のトナーが提供され
て、露光部電位に対応する画像濃度を有するトナー像に
変換(現像)される。
【0052】感光体ドラム38上のトナー像は、感光体
ドラム38の回転にともなってさらに移動され、ランプ
点灯回路116により所定の光量で点灯された転写前除
電ランプ45により、感光体ドラム38の外周面に現像
ローラ44aにより提供されたトナー像との間の静電的
な吸着力が低減される(除電される)。
【0053】転写前除電ランプ45からの除電光により
除電されたトナー像は、さらに、転写剥離装置46と対
向される転写領域に案内される。この転写位置におい
て、タイミングローラ58により感光体ドラム38上の
トナー像の先端位置とカセットから給送された用紙の先
端とが整合された用紙に、用紙の背面から、転写電源装
置122により付勢される転写剥離装置46の転写チャ
ージワイヤ46bからトナーと逆極性の電荷が与えられ
る。これにより、ドラム38上のトナーが用紙上に転移
し、トナー像が転写される。引き続いて、剥離電源装置
124により付勢される転写剥離装置46の剥離チャー
ジワイヤ46cにより所定の大きさの交流電圧が供給さ
れる。これにより、ドラム38に静電吸着した用紙が除
電され、静電吸着力が弱まることにより、ドラム38か
ら剥離される。
【0054】このようにして、感光体ドラム38のトナ
ー像が用紙に転写され、トナー像が転写された用紙は、
搬送装置60を介して定着装置62に搬送され、定着装
置62によりトナー(トナー像)が溶融定着されて、装
置2の外部に排出される。
【0055】一方、転写位置において転写剥離装置46
によりトナー像を用紙に転写した感光体ドラム38の外
周面は、引き続き回転されて、クリーニング装置48に
案内される。
【0056】クリーニング装置48に案内された感光体
ドラム38の外周面には、周知のように、転写位置にお
いて転写剥離装置46により転写されなかった未転写ト
ナーが付着している。
【0057】ここで、未転写トナーが残留した感光体3
8表面が、クリーニングブラシ48aに到達時の感光体
38の表面電位は(+)極性に帯電しており、原稿の白
地部分に対応する部分の表面電位(+50〜+100
V)より原稿の黒地部分に対応する部分の表面電位(+
300〜+350V)が高くなっている。クリーニング
ブラシ48aの位置に、感光体ドラム38上の黒地部分
の帯電領域が到達すると、前述したようにブラシ自体が
導電性の材質により構成されており、電気的にフロート
状態とされているので、導電性ブラシ48aには、感光
体帯電電位と同一極性の電圧が誘起される。
【0058】さらに、このクリーニングブラシ48aと
対向する、フリッカーバー48eについても、導電性か
つ電気的にフロート状態であるために、クリーニングブ
ラシ48aの電圧により前記同一極性の電圧が誘起され
る。この誘起電圧は、感光体表面電位と同一極性、すな
わちトナーの帯電極性と逆の極性であり、トナーを吸引
するためのブラシバイアス電圧として作用する。
【0059】また、この導電性クリーニングブラシ48
aに誘起される電圧は、図4に示されているように原稿
の背景部に対する画像部、すなわち白地部分に対する黒
地部分の割合に応じて変化する。ここで、図4に示され
ている実験結果のうち、ブラシ1として示されているも
のは、ブラシの毛体として抵抗値106 〜107 [Ω・
cm]のアクリル樹脂を使用した場合であり、ブラシ2と
して示されているのはブラシの毛体として抵抗値106
〜107 [Ω・cm]のナイロン樹脂を使用した場合の結
果をそれぞれ示したものである。図4は、原稿黒地部分
の割合とクリーニングブラシ48a及び、フリッカーバ
ー48eに発生する誘起電圧との関係を示したグラフで
ある。上述のとおり、原稿黒地部分の割合が大きくなる
につれてクリーニングブラシ48a及びフリッカーバー
48eの電圧が高くなっていることが分かる。具体的に
は、原稿の黒地部分の割合が大きく、残留トナーの量が
多い場合にはトナー付着部の感光体38表面電位の高電
位領域の割合が大きいため、これに伴い、クリーニング
ブラシ48aとフリッカーバー48eに誘起される電圧
も高くなる。したがって、本構成によれば、原稿の黒地
部分ほどそのクリーニング性能が高くなる。
【0060】逆に原稿の白地部分の割合が大きく残留ト
ナーの量が少ない場合はトナー付着部の感光体38表面
電位の低電位の割合が大きいため、クリーニングブラシ
48aとフリッカーバー48eに誘起される電圧も低く
なる。従って、感光体38の白地部分に対向するときに
は、クリーニングブラシ48aのクリーニング性能は低
くなる。しかしながら、このときには、感光体ドラム3
8上に付着している残留トナーの量も当然少ないわけで
あるから、クリーニング性能の低下は実質的な問題とは
ならない。また、クリーニングブラシ48a通過後に若
干残留トナーがクリーニンブレードまで到達したとして
も、これらの残留トナーは、感光体38表面とブレード
48b先端部との摩擦を低下させ、ブレード48b先端
部の摩耗を最小限におさえる役割を果たすものであり、
何等問題はない。
【0061】すなわちこの電圧がクリーニングブラシの
バイアス電圧として作用し、原稿黒地割合に応じたバイ
アス電圧値となり特に原稿黒地割合の大きい原稿の場合
にブラシによるクリーニングが効率よく行われるため次
のブレードクリーニングでの負担が大幅に軽減される。
【0062】上述したように、本願発明の第1の実施形
態によれば、クリーニングブラシ48aおよびフリッカ
ーバー48eに対してバイアス電圧を印加するための電
源等の構成を設けることなく、クリーニングブラシ48
aおよびフリッカーバー48eにトナーを吸着するため
のバイアス効果を得ることができる。しかも、何等の制
御手段も必要とすることなく、原稿の黒地領域の割合に
応じてクリーニング能力を可変することができるもので
ある。
【0063】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。ここで、クリーニング装置以外の装置の部分に
ついては前述した第1の実施形態と同様であるため、説
明を省略し、クリーニング装置48のみついて説明する
ことにする。
【0064】第2の実施形態におけるクリーニング装置
48は図5に示されるように、金属性シャフト48lに
導電性の繊維(例えば、導電性カーボンブラックを分散
させたポリアミド、ポリエステル等)が植設され、電気
的にフロート状態にされたクリーニングブラシ48h
と、たとえば、所定の硬度を有するゴムが板状に形成さ
れたクリーニングブレード48iと、クリーニングブレ
ード48iにより掻き落とされたトナーを図示しない回
収部に搬送するトナー回収オーガ48j、及び、クリー
ニングブラシ48hの先端を外周と仮定するときに外周
から距離dだけブラシ48hの内側に位置するよう配置
され、クリーニングブラシ48hにより感光体ドラムの
外周面から除去されたトナーをクリーニングブラシ48
hから取り除くフリッカーバー(たはき棒)48kを有
している。なお、フリッカーバー48kがブラシ48h
の外径よりも内側に位置される前記距離dは、ブラシ4
8hの外周から1ないし3ミリメートル(以下、[m
m]と示す)に、より好ましくは、1.5ないし2[m
m]に規定される。このフリッカーバー48kは、導電
性の金属からなり、所定の大きさの電気抵抗48mを介
して接地されている。
【0065】クリーニングブラシ48hは、感光体ドラ
ム38が回転される方向と逆の方向に回転される。すな
わち、ブラシ48hの先端部をブラシ48hの外周面と
仮定すると、感光体ドラム38の外周面とブラシ48h
の外周面とが接する位置では、それぞれの外周は、同一
(ウィズ)の方向に回転される。感光体ドラム38上の
残留トナーをドラム38上から除去するという目的だけ
考えると、感光体ドラム38の外周面とブラシ48hの
外周面とは、それぞれが接する位置において、互いに反
対の方向(アゲインスト)に回転させてもよい。しかし
ながら、互いの周速差が大きすぎると、トナーが強くは
じかれすぎて飛散してしまうので、本実施形態のよう
に、ウィズ方向の回転の方が好ましい。
【0066】続いて、この第2実施形態のクリーニング
装置48により、感光体38表面に付着した残留トナー
を除去する工程について詳細に説明する。未転写トナー
の残留した感光体38表面がクリーニング装置48のク
リーニングブラシ48hに到達時の感光体表面電位は、
(+)極性に帯電しており、原稿の白地部分に対応する
部分の表面電位(+50〜+100V)より原稿の黒地
部分に対応する部分の表面電位(+300〜+350
V)のほうが高くなっている。ここで、電気的にフロー
ト状態にあるクリーニングブラシ48hに対向する位置
に、約+300Vに帯電した前記感光体の黒地部分に対
応する部分が到達すると、クリーニングブラシ48h表
面に圧接し、且つ電気抵抗48mを介して接地されたフ
リッカーバー48kに、アースより(−)が誘起され
る。このとき電気抵抗48mに約+300Vの誘起電圧
が、発生し、この+300Vの誘起電圧がブラシバイア
ス電圧として作用する。
【0067】この結果、感光体ドラム38の少なくとも
トナー非現像部の電位(+50〜+100V)以上の電
圧をクリーニングブラシ48hが保持するため、画像部
(+300〜+350V)のトナーであっても、クリー
ニングブラシ48hによりそのトナーは、感光体ドラム
38の低表面電位の(非画像部)位置まで、移動された
後、結果的にこの誘起電圧により昇圧したクリーニング
ブラシ48hにより吸着され、ドラム38上から除去さ
れる。
【0068】また、この導電性クリーニングブラシ48
hに誘起される電圧は図6に示されているように原稿の
背景部に対する画像部、すなわち白地部分に対する黒地
部分の割合に応じて変化する(図6参照)。より具体的
には原稿の黒地部分の割合が大きく、残留トナーの量が
多い場合には、トナー付着部の感光体38表面電位の高
電位領域の割合が大きいため、これに伴い導電性クリー
ニングブラシ48hに誘起される電圧も高くなる。従っ
て、第2の実施態様においても、前記第1の実施態様と
同様に、原稿の黒地部分に対応するドラム38上の領域
ほど、そのクリーニング能力が高くなる。逆に原稿の白
地部分の割合が大きく残留トナーの量が少ない場合は、
トナー付着部の感光体38表面電位の低電位の割合が大
きいため、クリーニングブラシ48hに誘記される電圧
も低くなる。しかしながら、前記第1の実施態様にて説
明したのと同じ理由により、この時点でのクリーニング
能力の低下は何等問題ない。
【0069】ここで、電気抵抗48mの大きさを変更し
たときの原稿黒地部分の割合と誘電性クリーニングブラ
シ48hに圧接して設けられたフリッカーバー48kに
発生する電圧との関係を図6に示す。この図6によれ
ば、原稿黒地部分の割合が大きくなるにつれてクリーニ
ングブラシ48hに圧接したフリッカーバー48kの電
圧が高くなっていることが分かる。すなわちこの誘起電
圧がクリーニングブラシのバイアス電圧として作用し、
原稿黒地割合に応じたバイアス電圧値となり特に原稿黒
地割合の大きい原稿の場合にブラシによるクリーニング
が効率よく行われるため次のブレードクリーニングでの
負担が大幅に軽減される。また図6に示されるように、
フリッカーバー48kとアース間に接続される電気抵抗
48mの大きさが大きくなるほど、フリッカーバー48
kに誘起される電圧が大きくなることがわかる。すなわ
ち、電気抵抗48mを大きくすれば、クリーニングブラ
シ48hに誘起される電圧も大きくなるわけであり、ク
リーニング能力が向上すると言える。
【0070】また、この第2の実施態様では、クリーニ
ングブラシ48hを電気的にフロートにし、電気抵抗4
8mを介してフリッカーバー48kを接地したが、クリ
ーニングブラシ48hに導電性の毛体を使用しているた
め、クリーニングブラシ48hのシャフト48lを抵抗
を介して接地し、フリッカーバー48kを電気的にフロ
ートにしても同結果が得られた。
【0071】
【発明の効果】以上詳述した本願発明によれば、極めて
簡素な構成でありながら、残留したトナーの量に応じて
クリーニング能力を可変することができ、常に安定した
クリーニング能力を提供できるクリーニング装置およ
び、長期にわたって安定した画像濃度を提供する画像構
成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態が適用される複写装置を
示す概略断面図。
【図2】図1に示した複写装置の制御の一例を示す概略
ブロック図。
【図3】図1に示した複写装置の第1の実施態様におけ
る感光体ドラムとクリーニング装置の周辺を詳細に示す
部分拡大図。
【図4】第1の実施態様における原稿の黒地部分の割合
とフリッカーバーに生じる誘起電圧の関係を示すグラ
フ。
【図5】図1に示した複写装置の第2の実施態様におけ
る感光体ドラムとクリーニング装置の周辺を詳細に示す
部分拡大図。
【図6】第2の実施態様における原稿の黒地部分の割合
とフリッカーバーに生じる誘起電圧の関係を示すグラ
フ。
【符号の説明】
2…複写装置 38…感光体ドラム 40…帯電装置 42…LED除去アレイ 44…現像装置 45…転写前除電ランプ 46…転写分離装置 48…クリーニング装置 48a,48h…クリーニングブラシ 48b,48i…クリーニングブレード 48d,48j…トナー回収オーガ 48e,48k…フリッカーバー 48m…電気抵抗 49…除電ランプ 62…定着装置 64…排出ローラ 100…CPU 102…ROM 104…RAM 126…NVM

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯体上に導電性の毛体が植設されてな
    り、回転することによって前記導電性の毛体で感光体上
    を摺接するものであって電気的にフロート状態とされた
    ブラシローラと、 このブラシローラ上の毛体に対して所定の食い込み長さ
    を有し、前記ブラシローラの回転に伴って前記毛体と衝
    突するものであって、電気的にフロート状態にされた棒
    状部材と、を具備することを特徴とするクリーニング装
    置。
  2. 【請求項2】 芯体上に導電性の毛体が植設されてな
    り、回転することによって前記導電性の毛体で感光体上
    を摺接するものであって、前記感光体の帯電領域と対向
    することによって前記感光体の帯電領域と同一極性の電
    圧を誘起されるブラシローラと、 このブラシローラ上の毛体に対して所定の食い込み長さ
    を有し、前記ブラシローラの回転に伴って前記毛体と衝
    突するものであって、前記ブラシローラに生じる誘起電
    圧によって前記同一極性の電圧を誘起される棒状部材
    と、を具備することを特徴とするクリーニング装置。
  3. 【請求項3】 芯体上に導電性の毛体が植設されてな
    り、回転することによって前記導電性の毛体で感光体上
    を摺接するものであって、前記導電性の毛体が摺接する
    前記感光体上の帯電電位の大きさに応じた電圧を生じる
    ブラシローラと、 このブラシローラ上の毛体に対して所定の食い込み長さ
    を有し、前記ブラシローラの回転に伴って前記毛体と衝
    突するものであって、前記ブラシローラに生じた電圧に
    よって電圧を誘起される棒状部材と、を具備することを
    特徴とするクリーニング装置。
  4. 【請求項4】 芯体上に導電性の毛体が植設されてな
    り、回転することによって前記導電性の毛体で感光体上
    を摺接するものであって電気的にフロート状態とされた
    ブラシローラと、 このブラシローラ上の毛体に対して所定の食い込み長さ
    を有し、前記ブラシローラの回転に伴って前記毛体と衝
    突するものであって、所定の大きさの電気抵抗を介して
    接地された棒状部材と、を具備することを特徴とするク
    リーニング装置。
  5. 【請求項5】 芯体上に導電性の毛体が植設されてな
    り、回転することによって前記導電性の毛体で感光体上
    を摺接するものであって、所定の大きさの電気抵抗を介
    して接地されたブラシローラと、 このブラシローラ上の毛体に対して所定の食い込み長さ
    を有し、前記ブラシローラの回転に伴って前記毛体と衝
    突するものであって、電気的にフロート状態とされた棒
    状部材と、を具備することを特徴とするクリーニング装
    置。
  6. 【請求項6】 感光体表面を所定の電位に一様に帯電す
    る帯電手段と、 この帯電手段により一様に帯電された前記感光体表面に
    画像に対応した光を照射することにより前記感光体上に
    静電潜像を形成する潜像形成手段と、 この潜像形成手段により前記感光体上に形成された前記
    静電潜像に対して現像剤を供給することにより、前記静
    電潜像に対応した現像剤像を形成する現像手段と、 この現像手段により形成された前記現像剤像を被転写材
    上に転写する転写手段と、 この転写手段により被転写材上に転写された後に前記感
    光体上に残留した現像剤を吸着して前記感光体上から除
    去する清掃手段と、 この清掃手段が前記感光体から現像剤を吸着する際の吸
    着力を、前記清掃手段が対向している前記感光体上の領
    域の電位に応じて可変する吸着力可変手段と、を具備す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 感光体表面を所定の電位に一様に帯電す
    る帯電手段と、 この帯電手段により一様に帯電された前記感光体表面に
    画像に対応した光を照射することにより前記感光体上に
    静電潜像を形成する潜像形成手段と、 この潜像形成手段により前記感光体上に形成された前記
    静電潜像に対して現像剤を供給することにより、前記静
    電潜像に対応した現像剤像を形成する現像手段と、 この現像手段により形成された前記現像剤像を被転写材
    上に転写する転写手段と、 この転写手段により被転写材上に転写された後に前記感
    光体上に残留した現像剤を前記感光体上から除去する電
    気的にフロート状態に保たれた清掃手段と、を具備する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 感光体表面を所定の電位に一様に帯電す
    る帯電手段と、 この帯電手段により一様に帯電された前記感光体表面に
    画像に対応した光を照射することにより前記感光体上に
    静電潜像を形成する潜像形成手段と、 この潜像形成手段により前記感光体上に形成された前記
    静電潜像に対して現像剤を供給することにより、前記静
    電潜像に対応した現像剤像を形成する現像手段と、 この現像手段により形成された前記現像剤像を被転写材
    上に転写する転写手段と、 この転写手段により被転写材上に転写された後の前記感
    光体表面に摺接しつつ回転する複数の導電性の毛体が植
    設されてなり、回転することによって前記導電性の毛体
    で前記感光体上に残留した現像剤を除去する電気的にフ
    ロート状態とされたブラシローラと、 このブラシローラ上の毛体に対して所定の食い込み長さ
    を有し、前記ブラシローラの回転に伴って前記毛体と衝
    突することによって前記毛体上に付着した現像剤を除去
    する、電気的にフロート状態にされた棒状部材と、を具
    備することを特徴とする画像形成装置。
JP11981696A 1996-05-15 1996-05-15 クリーニング装置および画像形成装置 Abandoned JPH09305078A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010122607A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
EP1288738B1 (en) * 2001-09-04 2011-11-02 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus and cleaning device therefor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1288738B1 (en) * 2001-09-04 2011-11-02 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus and cleaning device therefor
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