JP3103299B2 - クリーニング装置ならびにクリーニング方法およびこのクリーニング装置を利用した画像形成装置 - Google Patents

クリーニング装置ならびにクリーニング方法およびこのクリーニング装置を利用した画像形成装置

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JP3103299B2 JP20331995A JP20331995A JP3103299B2 JP 3103299 B2 JP3103299 B2 JP 3103299B2 JP 20331995 A JP20331995 A JP 20331995A JP 20331995 A JP20331995 A JP 20331995A JP 3103299 B2 JP3103299 B2 JP 3103299B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、静電写真プロセ
スを用いて原稿の画像を用紙に複写する画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置、たとえば、静電式複写装
置は、複写対象物すなわち原稿の画像を読取る画像読取
部、読取部により読取られた画像に対応する複製像を形
成する画像形成部、及び、画像形成部を介して形成され
た画像を恒久的に保存するために利用される用紙を給送
する用紙搬送部を含んでいる。
【0003】画像読取部は、原稿が載置される載置台、
載置台に載置された原稿を照明する照明ランプ、及び、
照明ランプによって照明された原稿の反射光を画像形成
部に案内する複数の反射ミラーなどを有している。
【0004】画像形成部は、原稿の画像に対応する潜像
が形成される感光体ドラム、感光体ドラムに形成された
潜像を現像してトナー像を形成する現像装置、感光体ド
ラム上のトナー像を用紙に転写する転写装置および用紙
に転写されずに感光体ドラムに残った未転写トナーを回
収するクリーニング装置などを有している。
【0005】用紙搬送部は、用紙を保持するカセット、
用紙を1枚ずつ給送するための複数のローラならびに案
内部材および感光体ドラム上のトナー像の位置と用紙の
先端とを整合させるアライニングローラなどを有してい
る。
【0006】クリーニング装置は、一般に、未転写トナ
ーを回収するためのブレードと用紙から生じるトナー以
外の異物たとえば紙かすなどを回収するクリーニングブ
ラシとを有している。
【0007】ブレードは、たとえば、所定の硬度を有す
る板状のゴムにより形成され、感光体ドラムの外周面に
所定の角度で圧接されることで感光体ドラムに残ったト
ナーを掻き落とすために利用される。
【0008】クリーニングブラシは、ロール状に形成さ
れ、トナーと同極性に帯電されることで、トナーに対し
て逆極性に帯電されることの多い紙かすなどを回収する
ために利用される。なお、紙かすなどのトナー以外の異
物がトナーに対して逆極性に帯電される理由は、転写装
置により用紙にトナーを転写する際に、感光体ドラムに
引き寄せられているトナーを用紙に引き付けるために、
トナーと逆極性の電荷が与えられることに起因してい
る。
【0009】ところで、クリーニングブラシには、トナ
ーと逆極性の電荷が与えられることにより、回収したト
ナー以外の異物が恒久的に付着することが知られてい
る。このことから、クリーニングブラシの先端部にフリ
ッカーバーと呼ばれる掻落とし機構を配置して、クリー
ニングブラシに付着した紙かすを機械的に取り除く方法
が提案されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たフリッカーバーが利用された場合であっても、複写枚
数の累積すなわち複写装置が稼働した時間の程度によ
り、クリーニングブラシの先端に、紙かすなどの異物が
強固に付着する問題がある。ブラシの先端に付着した紙
かすの量がある量すなわち飽和量に達すると、引き続く
複写によって生じる紙かすは、回収不能となる。
【0011】この場合、ブラシにより回収されなかった
異物がブレードと感光体ドラムとの間に詰まることによ
りクリーニング不良を引き起こす問題がある。また、異
物がブレードを通過して現像装置まで案内された場合に
は、現像装置内のトナーの帯電量が変化され、最適な画
像濃度が提供できなくなる問題がある。この発明の目的
は、長期に渡って安定な画像濃度を提供できる画像形成
装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した問
題点に基づきなされたもので、導体により形成されたシ
ャフトと、前記シャフトの周囲に延出され、像担持体上
に残留する異物を除去するための、所定の抵抗値を有す
る複数の導電性繊維部材と、前記導電性繊維部材の
記シャフトに接する側と反対側に位置する自由端部と接
するように配置され、前記導電性繊維部材にて除去され
た前記異物を回収するための導電性回収部材と、前記シ
ャフトと前記回収部材に、同一の電圧を供給することに
より、前記導電性繊維部材の前記自由端部と前記導電性
回収部材との間に、前記導電性繊維の電圧降下に基づく
所定の電位勾配を生じさせることにより、前記導電性繊
維部材から前記異物を静電的に回収する電圧供給手段
と、を有するクリーニング装置を提供するものである。
【0013】
【0014】また、この発明は、所定の抵抗値が与えら
れた複数の導電性の繊維体を含み、シャフトを中心軸と
してブラシ状に配置され、像担持体の外周面と接触する
接触位置で、シャフトに接する側と反対の自由端が像担
持体の外周面が移動される方向と同一の方向に移動可能
に形成され、シャフトを介して現像剤と同一の極性に帯
電されることで、像担持体の外周およびその近傍の現像
剤とは異なる極性の電位に帯電された異物を静電的に吸
着して回収する回収手段と、この回収手段の前記シャフ
トと同一の極性に帯電され、前記回収手段の前記繊維体
の前記自由端により静電的に回収された異物を、前記繊
維体の前記自由端との機械的接触および前記繊維体の前
記自由端との間の電位勾配により、前記繊維体の前記自
由端から分離する分離手段と、前記回収手段の前記シャ
フトおよび前記分離手段のそれぞれに、実質的に同一の
電圧を供給する電圧供給手段とを有するクリーニング装
提供するものである。またさらに、この発明は、
定の抵抗値を有する導電性ブラシと導体からなるシャフ
トにより形成されたブラシ装置の導電性ブラシの自由端
に導体からなり機械的な分離力を提供する分離装置を接
触させ、シャフトおよび分離装置のそれぞれに、実質的
に同一の極性および大きさを有する電圧を印加し、導電
性ブラシの抵抗値により引き起される電圧降下により提
供される自由端での電圧と分離装置に印加されている電
圧との間の電位差により、導電性ブラシに静電的に吸着
された現像剤と逆の極性の異物を、導電性ブラシから分
離することを特徴とするクリーニング装置提供するも
のである。さらにまた、この発明は、所定の抵抗値を有
する導電性ブラシと導体からなるシャフトにより形成さ
れたブラシ装置の導電性ブラシの自由端に導体からなり
機械的な分離力を提供する分離装置を接触させ、シャフ
トおよび分離装置のそれぞれに、実質的に同一の極性お
よび大きさを有する電圧を印加し、導電性ブラシの抵抗
値により引き起される電圧降下により提供される自由端
での電圧と分離装置に印加されている電圧との間の電位
差により、導電性ブラシに静電的に吸着された現像剤と
逆の極性の異物を、導電性ブラシから分離することを特
徴とするクリーニング方法提供するものである。
【0015】さらにまた、この発明は、潜像を保持する
像担持体と、この像担持体により保持される潜像に現像
剤を供給することで現像剤像を形成する現像手段と、所
定の抵抗値が与えられた導電性部材からなり前記電圧供
給手段からバイアス電圧を受けとる受電端と前記分離手
段と接触される自由端とを有し、前記像担持体の外周面
およびその近傍の現像剤以外の異物を静電的に吸着して
回収する回収手段と、像担持体の外周面に静電的に付着
している現像剤を掻き落とす掻き落とし手段と、前記回
収手段に印加されるバイアス電圧と同一のバイアス電圧
が印加されることで前記回収手段の前記自由端との間に
所定の電位差を生じさせることにより、前記回収手段に
静電的に付着した異物を前記回収手段から機械的に分離
する分離手段と、を含むクリーニング手段と、前記回収
手段と前記分離手段のそれぞれに、前記分離手段から前
記回収手段に向けて電位勾配を生じるよう、前記現像手
段に収容されている前記現像剤に与えられる現像バイア
ス電圧の極性と同一の極性かつ同一の大きさのバイアス
電圧であって、実質的に前記現像バイアス電圧と同一の
バイアス電圧を供給する電圧供給手段とを有する画像形
成装置提供するものである。
【0016】以上説明したようにこの発明のクリーニン
グ装置によれば、導電性ブラシの自由端に導体からなり
機械的な分離力を提供する分離装置を接触させ、シャフ
トおよび分離装置のそれぞれに、実質的に同一の極性お
よび大きさを有する電圧を印加し、導電性ブラシの抵抗
値により引き起される電圧降下により提供される自由端
での電圧と分離装置に印加されている電圧との間の電位
差により、導電性ブラシに静電的に吸着された現像剤と
逆の極性の異物を分離して回収できる。
【0017】また、この発明のクリーニング装置によれ
ば、分離手段とシャフトに印加されるバイアス電圧は、
実質的に同一であることから、バイアス電源装置の構造
が簡略化されるとともに個数が低減される。
【0018】さらに、この発明の画像形成装置は、クリ
ーニング装置の分離手段とシャフトに印加されるバイア
ス電圧は、現像装置に現像バイアス電圧を供給する現像
バイアス電源装置と実質的に同一であることから、バイ
アス電源装置の個数および部品コストが低減される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いてこの発明の実
施の形態を説明する。図1に示されるように、画像形成
装置すなわち複写装置2は、複写対象物すなわち原稿D
が載置される原稿テーブル10、及び、原稿テーブル1
0に対して開閉可能に形成され、原稿テーブル10に載
置された原稿Dを原稿テーブル10に密着させる原稿押
さえ12を有している。
【0020】原稿テーブル10の下方すなわち装置2の
内側には、原稿テーブル10と平行に移動可能に形成さ
れ、原稿Dからの反射光を所定の方向に案内する第一キ
ャリッジ14が配置されている。
【0021】第一キャリッジ14は、図示しないパルス
モータによって、原稿テーブル10に沿って往復動され
る。第一キャリッジ14には、原稿テーブル10に載置
された原稿Dを照明する照明ランプ16、照明ランプ1
6から発生される照明光を原稿Dに向けて反射する反射
板18、及び、原稿Dからの反射光を所定の方向に向か
って折曲げる第1ミラー20が一体に形成されている。
なお、照明ランプ16は、図2を用いて後述するランプ
レギュレータに接続され、図示しない操作パネルから入
力される露光量に対応するさまざなな光量を提供可能に
調整されたランプレギュレータからのランプ電圧により
点灯される。
【0022】第1ミラー20により反射された反射光が
案内される方向には、第1ミラー20で折曲げられた原
稿Dからの反射光を直角に、かつ、連続して折曲げる第
2ミラー22および第3ミラー24が配置されている。
第2ミラー22および第3ミラー24は、第二キャリッ
ジ26に固定されている。
【0023】第二キャリッジ26は、第一キャリッジ1
4を駆動する図示しない歯付きベルトなどによって第一
キャリッジ14に対して従動されるとともに、第一キャ
リッジ14に対し、1/2の速度で原稿テーブル10と
平行に移動される。
【0024】第一キャリッジ14の下方であって第二キ
ャリッジ26を介して折返された光の光軸を含む面内の
所定の位置には、第3ミラー24で反射された反射光を
所定の倍率で結像させるレンズ28、及び、レンズ28
により所定の倍率に対応する集束性が与えられた上記反
射光の光路をさらに折り返す第4ミラー30および第5
ミラー32が配置されている。
【0025】レンズ28は、図示しない駆動機構を介し
て移動可能に形成され、第二キャリッジ26からの反射
光に集束性を与えるとともに、自身が移動することによ
り反射光を所定の倍率で結像させる。
【0026】第4ミラー30および第5ミラー32は、
相互に直角に配置され、レンズ28が移動されたことに
よる光路長すなわち原稿テーブル10と後述する感光体
ドラムとの間の距離の変動を、自身が移動することによ
り補正する。なお、第4ミラー30および第5ミラー3
2は、ミラー保持枠34に保持されている。
【0027】第5ミラー32により反射された反射光が
案内される方向には、反射光を後述する感光体ドラムの
所定の位置に集束させるための露光ミラー36が配置さ
れている。
【0028】露光ミラー36を介して伝達された光が照
射される位置であって、複写装置2の概ね中央には、記
録媒体すなわち感光体ドラム38が配置されている。な
お、感光体ドラム38は、図示しないモータにより所定
の速度で矢印の方向に回転される。
【0029】感光体ドラム38の表面には、露光ミラー
36からの光すなわち露光光都市手伝達された原稿の画
像に対応する画像が形成される。感光体ドラム38の周
囲には、感光体ドラム38が回転される方向に沿って、
ドラム38に所定の電荷を帯電させる帯電装置40、図
示しない操作パネルから入力された用紙のサイズあるい
は画像形成倍率、及び、編集処理、たとえば、マスキン
グあるいはトリミングにより指定された領域に対応する
画像形成領域の外側または内側に相当するドラム38上
の電荷を消去するLED消去アレイ42、ドラム38に
形成された静電潜像にトナーを供給することで現像する
現像装置44、現像装置44によりドラム38に提供さ
れたトナーとドラム38との間の静電吸着力を低減する
転写前除電ランプ45、ドラム38に形成されたトナー
像を用紙に転写させるとともに、トナー像が転写される
際にドラム38に静電的に吸着された用紙をドラム38
から分離させるための転写分離装置46、及び、ドラム
38の表面に残ったトナーをかき落とすとともに、ドラ
ム38の表面に残った電荷を除去するクリーニング除電
装置48などが順に配置されている。
【0030】感光体ドラム38は、筒状に形成されたア
ルミニウム管の外周に、たとえば、セレン (Se) など
の光導電性部材が所定の厚さに形成されたものであっ
て、帯電装置40により所定の電位が与えられた状態で
光が照射されることにより、光が照射された領域の電位
が減衰され、光が照射された領域とそれ以外の領域との
電位差を静電潜像として保持する。
【0031】帯電装置40は、周知のコロトロンあるい
はスコロトロンなどに代表されるコロナ放電装置であっ
て、感光体ドラム38の外周面に、たとえば、−600
ボルト (以下、 [V] と示す) の表面電位を与える。
【0032】現像装置44は、所定の厚さに規制された
トナー層を保持して感光体ドラム38の外周にトナーを
搬送する現像ローラ44a、現像ローラ44aおよびト
ナーを収容するハウジング44bを有している。ハウジ
ング44bには、トナーを撹拌することで、トナーを所
定の極性に帯電させる第1および第2の撹拌ローラ44
cおよび44dが配置されている。
【0033】転写前除電ランプ45は、図2を用いて後
述するランプ点灯回路を介して所定の光量の光を発生す
るよう点灯され、現像装置44によりドラム38に提供
されたトナーとドラム38との間の静電吸着力を低減す
るために利用される。
【0034】転写分離装置46は、後述する用紙カセッ
トから給紙されたコピー用紙に、感光体ドラム38に形
成されたトナー像を転写する転写チャージワイヤ46
a,用紙に転写されたトナー像と用紙を感光体ドラム3
8から分離させる剥離チャージワイヤ46bを有してい
る。
【0035】クリーニング除電装置48は、金属性のシ
ャフトに所定の抵抗値が与えられた導電性の繊維が配列
され、図2を用いて後述する回収バイアス電圧電源を介
して所定の回収バイアス電圧が印加されるクリーニング
ブラシ48a、たとえば、所定の硬度を有するゴムが板
状に形成されたクリーニングブレード48b、図2を用
いて後述するランプ点灯回路を介して所定の光量の光を
発生するよう点灯される除電ランプ48c、クリーニン
グブレード48bにより掻き落とされたトナーを図示し
ない回収部に搬送するトナー回収オーガ48d、及び、
クリーニングブラシ48aの先端を外周と仮定するとき
に外周から距離dだけブラシ48aの内側に位置するよ
う配置され、クリーニングブラシ48aにより感光体ド
ラムの外周面から分離されたトナー以外の異物たとえば
用紙Pにより生じる紙かすなどをクリーニングブラシ4
8aから取り除くフリッカーバー (はたき棒) 48eを
有している。なお、フリッカーバー48eがブラシ48
aの外径よりも内側に位置される距離dは、ブラシ48
aの外周から1ないし3ミリメートル (以下、 [mm]
と示す) に、より好ましくは、1.5ないし2 [mm]
に規定される。
【0036】クリーニングブラシ48aは、感光体ドラ
ムが回転される方向と逆の方向に、回転される。すなわ
ち、ブラシ48aの先端部をブラシの外周面と仮定する
と、感光体ドラム38の外周面とブラシの外周面とが接
する位置では、それぞれの外周は、同一の方向に回転さ
れる。
【0037】ブラシの外周面が移動される速度 (ブラシ
周速) は、感光体ドラムの外周面の速度 (ドラム周速)
に比較して所定の範囲内に規定される。感光体ドラム3
8が回転される方向の上流に対応する位置であって、こ
の実施例では装置2の右方には、感光体ドラム38に形
成された画像すなわちトナー像が転写されるための用紙
を保持する第1および第2の用紙カセット50aおよび
50bがスロット52aおよび52bにより着脱可能に
保持されている。
【0038】感光体ドラム38とスロット52a (カセ
ット50a) との間には、用紙カセット50aから用紙
を1枚ずつ引出す給紙ローラ54a、及び、給紙ローラ
54aおよび給紙ローラ54bを介して引出された用紙
を感光体ドラム38へ送出するための搬送ローラ56a
が配置されている。同様に、感光体ドラム38とスロッ
ト52b (カセット50b) との間には、用紙カセット
50bから用紙を1枚ずつ引出す給紙ローラ54b、及
び、給紙ローラ54bを介して引出された用紙を感光体
ドラム38へ送出するための搬送ローラ56bが配置さ
れている。
【0039】感光体ドラム38と各搬送ローラ56aお
よび搬送ローラ56bとの間には、それぞれのカセット
から取出された用紙の傾きを補正するとともに、感光体
ドラム38上のトナー像の先端と用紙の先端とを整合さ
せ、感光体ドラム38の外周面の移動速度と同じ速度で
用紙を給送するタイミングローラ58が配置されてい
る。なお、タイミングローラ58のカセット寄りには、
それぞれのカセットから取出された用紙がタイミングロ
ーラ58に接近したこと、タイミングローラ58を介し
て用紙が停止されていること、及び、タイミングローラ
58で停止された用紙が所定の時間内で後述する定着装
置に向けて搬送されたことすなわち装置2内部における
用紙の詰まり (JAM) を検出するためのアライニング
スイッチ58aが配置されている。
【0040】感光体ドラム38が回転される方向に沿っ
て転写装置46の下流に対応する位置には、感光体ドラ
ム38上に形成されたトナー像が転写された用紙を搬送
する搬送装置60、用紙に転写されたトナーを加熱する
ことで溶融させ、用紙に定着させる定着装置62、及
び、トナー像が定着された用紙を装置2の外部へ排出さ
せる一対の排出ローラ64を有している。
【0041】定着装置62は、ローラ表面が互いに圧接
されたヒートローラ対を含み、ローラ相互間を用紙が通
過される際に用紙に保持されているトナーを加熱するこ
とでトナー像を溶融させつつトナー像と用紙とを加圧す
ることで、用紙にトナー像を固定させる。
【0042】図2には、図1に示されている複写装置の
制御をするための周辺の電子回路および電装部品との接
続が示されている。図2に示されるように、複写装置2
は、主制御部としてのメインCPU100を有してい
る。
【0043】メインCPU100には、予め決められて
いる数値データ、たとえば、複写装置2を動作させるた
めの制御データなどが記憶されている読みだし専用メモ
リすなわちROM102、図示しない操作パネルを介し
て入力される複写枚数あるいは複写倍率などの複写条件
データが一時的に記憶されるランダムアクセスメモリす
なわちRAM104、及び、複写装置2が組立てられる
際に入力される調整データ、たとえば、露光ランプ16
を点灯させる基準電圧、帯電装置40を付勢するための
後述する帯電装置の出力電圧などが記憶される不揮発性
メモリすなわちNVM106などが接続されている。
【0044】また、メインCPU100には、露光ラン
プ16を所定の明るさで点灯させるランプレギュレータ
110、帯電装置40を付勢する帯電電源装置112、
現像装置44の現像ローラ44aに所定の大きさの現像
バイアス電圧を提供する現像バイアス電源装置114、
転写前除電ランプ45および除電ランプ48cを点灯さ
せるランプ点灯回路116、及び、フリッカーバー48
eおよびクリーニングブラシ48aに所定の大きさの回
収バイアス電圧を与える回収バイアス電源装置118が
接続されている。
【0045】メインCPU100には、また、クリーニ
ング装置48のブレード48dを動作させるための図示
しないクリーニングソレノイドなどに代表される電磁要
素を付勢するメカニカルコントローラ120、転写剥離
装置46の転写チャージワイヤ46bに所定の転写電圧
を供給する転写電源装置122、転写剥離装置46の剥
離チャージワイヤ46cに所定の交流電圧を供給する剥
離電源装置124、及び、たとえば、レジスト前センサ
58aなどに代表されるさまざまなセンサからの信号を
メインCPU100に入力するための入力回路126な
どが接続されている。
【0046】次に、この発明の複写装置2の動作の特徴
を説明する。図1を参照すれば、画像形成装置すなわち
複写装置2では、原稿テーブル10に載置された複写対
象物すなわち原稿Dに記録されている画像情報は、原稿
押さえ12により原稿テーブル10に密着されたのち、
照明ランプ16および反射板16を介して照明されるこ
とにより生じる反射光として、第一キャリッジ14の第
1ミラー18、第二キャリッジ26の第2ミラー22お
よび第3ミラー24、レンズ28、ミラー保持枠34に
保持されている第4ミラー30および第5ミラー32、
及び、露光ミラー36を順に通過されて、帯電装置40
およびLED消去アレイ42により、予め所定の電位が
与えられるとともに、所定の大きさの画像形成可能領域
が確保されている感光体ドラム38に案内される。
【0047】感光体ドラム38に案内された原稿Dから
の反射光すなわち画像情報は、ドラム38により、画像
情報に対応した静電潜像に変換される。ドラム38上の
静電潜像は、現像装置44により供給されるトナーによ
りトナー像として現像されたのち、転写分離装置46に
より、スロット52aおよび52bに挿入されている用
紙カセット50aおよび50bのいづれかから、給紙ロ
ーラ54aまたは54b、搬送ローラ56aまたは56
bおよびタイミングローラ58を介して供給される用紙
に、転写される。
【0048】トナー像が転写された用紙は、搬送装置6
0を介して定着装置62に搬送されたのち、定着装置6
2によりトナー像すなわちトナーが固着されて、排出ロ
ーラ64により装置2の外部へ案内される。
【0049】一方、トナー像を用紙に引き渡した感光体
ドラム38は、クリーニング装置48により表面に残っ
た電荷およびトナーが除去されたのち、再び、次の画像
形成に利用される。
【0050】なお、複写枚数が2以上の場合あるいは次
の原稿が供給された場合には、上記一連の複写動作が繰
り返される。より詳細には、原稿テーブル10に原稿D
がセットされたのち図示しない操作パネルの図示しない
複写開始キーがオンされることで、モータ駆動回路11
2により図示しないメインモータが回転され、感光体ド
ラム38および現像装置44の詳述しない現像ローラが
所定の速度で回転される。
【0051】同時に、帯電電源装置112により帯電装
置40に所定の電圧が印加され、感光体ドラム38の表
面に所定の表面電位が提供される。また、現像バイアス
電源装置114により、現像装置44の現像ローラ44
aに所定の現像バイアス電圧が印加される。なお、現像
装置44のハウジング44bに収容されているトナー
は、第1および第2の撹拌ローラ44cおよび44dに
よる撹拌により、たとえば、−20ないし30マイクロ
クーロン/グラム (以下、 [μC/g] と示す)に、摩
擦帯電される。
【0052】一方、帯電装置40の詳述しないワイヤ
(スコロトロン) に印加される主帯電出力は、おおむね
−6キロボルト (以下、 [kV] と示す) ドラム38へ
の流れ込み電流が数十ないし数百マイクロアンペア (以
下、 [μA] と示す) を提供するよう設定される。ま
た、詳述しないグリッドスクリーンに印加されるバイア
ス電圧は、おおむね−700ボルト (以下、 [V] と示
す) である。これにより、帯電装置40を介して帯電さ
れた感光体ドラム38の対応部分が図示しないメインモ
ータにより回転されて後述する露光ミラー36により原
稿Dからの反射光が照射される露光位置に移動された時
点での感光体ドラム38の未露光部表面電位は、おおむ
ね−600 [V] に設定される。また、現像装置44の
現像ローラに印加される現像バイアス電圧は、おおむね
−200ないし−250 [V] に設定される。
【0053】この状態で、ランプレギュレータ110を
介して第一キャリッジ14の照明ランプ16が所定の電
圧で点灯され、CPU100の制御により所定のタイミ
ングで第一キャリッジ14が原稿テーブル10に沿って
移動される。これにより、原稿テーブル10にセットさ
れている原稿Dの画像情報が照明ランプ16からの照明
光により照明され、原稿Dの画像情報の明暗に対応して
異なる反射光量の反射光に変化された画像情報光が第1
ミラー20に反射される。
【0054】第1ミラー20に案内された原稿Dの画像
情報を含む原稿Dからの反射光は、第2ミラー24およ
び第3ミラー26により順に反射され、レンズ28によ
り所定の倍率が与えられる。レンズ28により所定の倍
率が与えられた原稿Dの反射光は、第4ミラー30およ
び第5ミラー32によりさらに反射され、露光ミラー3
6を介して、LED消去アレイ42により画像形成可能
領域 (幅方向長さ) の表面電位が制限されている感光体
ドラム38に照射される。
【0055】感光体ドラム38に案内された原稿Dから
の反射光は、感光体ドラム38の未露光部表面電位に対
して、原稿Dの画像情報の明暗に対応する静電潜像を提
供する。すなわち、−600 [V] に帯電されている感
光体ドラム38に、原稿Dの画像の画像濃度に対応する
光の明暗に基づいて、−600 [V] のままの未露光部
とミラー36を介して光が照射されることにより表面電
位が減衰された露光部とが形成されて、感光体ドラム3
8上で、静電潜像として保持される。
【0056】感光体ドラム38に形成された静電潜像
は、図示しないメインモータの回転にともなって、現像
装置44と対向される現像領域に案内され、現像装置4
4の現像ローラ44aに印加されている現像バイアス電
圧と感光体ドラム38の未露光部電位および露光部電位
のそれぞれの電位差に応じて所定量のトナーが提供され
て、露光部電位に対応する画像濃度を有するトナー像に
変換 (現像) される。
【0057】感光体ドラム38上のトナー像は、感光体
ドラム38の回転にともなってさらに移動され、ランプ
点灯回路116により所定の光量で点灯された転写前除
電ランプ45により、感光体ドラム38の外周面に現像
ローラ44aにより供給されたトナー像との間の静電的
な吸着力が低減される (除電される) 。
【0058】転写前除電ランプ45からの除電光により
除電されたトナー像は、さらに、転写剥離装置46と対
向される転写領域に案内される。この転写位置におい
て、タイミングローラ58により感光体ドラム38上の
トナー像の先端位置とカセットから給送された用紙の先
端とが整合された用紙に、用紙の背面から、転写電源装
置122により付勢される転写剥離装置46の転写チャ
ージワイヤ46bからトナーと逆極性の電荷が与えられ
る。引き続いて、剥離電源装置124により付勢される
転写剥離装置46の剥離チャージワイヤ46cにより所
定の大きさの交流電圧が供給される。
【0059】このようにして、感光体ドラム38のトナ
ー像が用紙に転写され、トナー像が転写された用紙は、
搬送装置60を介して定着装置62に搬送され、定着装
置62によりトナー (トナー像) が溶融定着されて、装
置2の外部に排出される。
【0060】一方、転写位置において転写剥離装置46
によりトナー像を用紙に転写した感光体ドラム38の外
周面は、引き続き回転されて、クリーニング装置48に
案内される。
【0061】クリーニング装置48に案内された感光体
ドラム38の外周面には、周知のように、転写位置にお
いて転写剥離装置46により転写されなかった未転写ト
ナーならびに異物すなわち用紙から生じる紙かすあるい
は添加物 (トナーに対して不純物となる) が付着してい
る。
【0062】感光体ドラム38の回転とともにクリーニ
ング装置48に案内された異物は、回収バイアス電源装
置118により、図3を用いて後述する所定の極性の電
位が与えられているクリーニングブラシ48aによっ
て、ドラム38の表面から分離される。ブラシ48aに
よりドラム38から分離された異物は、ブラシ48aに
静電的に吸着されて、クリーニング装置48のハウジン
グの内側に案内される。一方、ドラム38の外周面に残
った未転写トナーは、クリーニングブレード48bによ
り、ハウジング内に掻き落とされる。
【0063】クリーニングブラシ48aに静電的に吸着
された異物は、クリーニングブラシ48aの外径よりも
距離dだけ内側に挿入されたフリッカーバー48eによ
り機械的に除去される (ハウジング内に落下あるいはフ
リッカーバー48eに堆積される) 。なお、フリッカー
バー48eによっても除去できなかった異物は、ブラシ
48aの回転に伴なって感光体ドラム38の外周面に戻
されるが、実際には、ブラシ48aの周囲を浮遊してい
るトナーとともに、たとえば、クリーニングブレードに
48bと感光体ドラム38の外周面との間の潤滑剤とし
て機能することから、実質的な不具合が生じることはな
い。
【0064】次に、クリーニングブラシ48aに印加す
べき電位の大きさと極性について説明する。図3を参照
すれば、クリーニング装置48に案内されたドラム38
の外周面に付着しているトナー以外の異物は、トナーを
用紙に転写する転写工程において、感光体ドラム38の
潜像に付着しているトナーを用紙に転写するためのトナ
ー自身に与えられている電荷の極性と逆の極性のコロナ
放電により、トナーと逆極性に帯電されていると考えら
れる。
【0065】すなわち、この発明の実施の形態によれ
ば、トナーは、負に帯電されることから、異物は、正に
帯電される。従って、クリーニング装置48のクリーニ
ングブラシ48aに、回収バイアス電源装置118から
トナーと同極性すなわち負の回収バイアス電圧を与える
ことで、ほとんどの異物を静電的に回収可能となる。
【0066】しかしながら、フリッカーバー48eによ
りクリーニングブラシ48aに回収されたブラシ上の異
物を除去した場合であっても、複写枚数の累積すなわち
複写装置が稼働した合計時間に起因して、既に説明した
ように、ブラシに異物が強固に付着することが知られて
いる。
【0067】このことから、回収バイアス電源装置11
8によりフリッカーバー48eにも回収バイアス電圧を
印加し、フリッカーバー48eとブラシ48aとの間に
電位勾配を生じさせて、ブラシ48aからフリッカーバ
ー48eに、異物を静電的に移動するものとする。
【0068】ところで、ブラシ48aの導電性の繊維
は、所定の抵抗値を有することから、ブラシ48aの抵
抗値を最適化することで、ブラシ48aのシャフトとフ
リッカーバー48eとに、実質的に、同一のバイアス電
圧を与えた場合であっても、ブラシ48aの先端部とフ
リッカーバー48eとの間に所定の電位差が生じる。詳
細には、フリッカーバー48eとブラシ48aのシャフ
トとに、それぞれ、同一の回収バイアス電圧を印加した
場合、ブラシ48aの先端部の電圧は、導電性の繊維が
有する抵抗値に応じて電圧降下された電圧となることか
ら、回収バイアス電源装置118に直接接続されたフリ
ッカーバー48eの電圧に比較して、少なくとも数10
[V] 低い電圧となる。従って、単一の回収バイアス電
源装置118により、所定の電位差を提供可能となる。
【0069】このことから、ブラシ48aにより感光体
ドラム38から分離された異物は、フリッカーバー48
eによりブラシ48aからはたき落とされたのち、今度
は、より電位の高いフリッカーバー48eに、静電的に
吸着される。従って、ブラシ48aにより感光体ドラム
38から分離された異物のほとんどは、再び、ブラシ4
8aに回収されることなくクリーニング装置48のハウ
ジング内に落下され、あるいは、フリッカーバー48e
に、静電的に吸着される。
【0070】図4は、フリッカーバー48eに印加する
回収バイアス電圧の大きさをパラメータとして、ブラシ
48aに利用される導電性ブラシの抵抗値とブラシ48
aの先端に付着した異物の量が飽和量に達することで好
ましくない画像が生じやすくなるまでの複写可能枚数と
の関係を示すグラフである。
【0071】図4に示されるように、フリッカーバー4
8eに印加する回収バイアス電圧の極性をトナーと同極
性の負とし、電圧の大きさを、100 [V] 〜300
[V]に設定することで、 (合計の) 複写可能枚数が増大
されることが認められる。
【0072】なお、図4から、ブラシ48aの導電性の
繊維の抵抗値が低い場合には、図3を用いて説明したフ
リッカーバー48eとブラシ48aとの間の電位勾配の
大きさが不十分となり、ブラシ48aに残存する異物の
量が増大されること、及び、ブラシ48aの導電性の繊
維の抵抗値が高い場合には、ブラシ48aの繊維によっ
て生じる電圧降下が増大されることから、ブラシ48a
が異物を回収できる能力 (静電力) が減少することが認
められる。このことから、ブラシ48aの繊維の抵抗値
は、好ましくは、105 ないし109 の範囲内に規定さ
れる。
【0073】なお、ブラシ48aの繊維の抵抗値と回収
バイアス電圧の大きさを最適化することで、回収バイア
ス電源装置118と現像バイアス電源装置114とを共
通にしても良いことはいうまでもない。
【0074】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明のクリーニ
ング装置によれば、導電性ブラシの自由端に導体からな
り機械的な分離力を提供する分離装置を接触させ、シャ
フトおよび分離装置のそれぞれに、実質的に同一の極性
および大きさを有する電圧を印加し、導電性ブラシの抵
抗値により引き起される電圧降下により提供される自由
端での電圧と分離装置に印加されている電圧との間の電
位差により、導電性ブラシに静電的に吸着された現像剤
と逆の極性の異物を分離して回収できる。
【0075】また、この発明のクリーニング装置によれ
ば、分離手段とシャフトに印加されるバイアス電圧は、
実質的に同一であることから、バイアス電源装置の構造
が簡略化されるとともに個数が低減される。
【0076】さらに、この発明の画像形成装置は、クリ
ーニング装置の分離手段とシャフトに印加されるバイア
ス電圧は、現像装置に現像バイアス電圧を供給する現像
バイアス電源装置と実質的に同一であることから、バイ
アス電源装置の個数および部品コストが低減される。
【0077】またさらに、現像装置の現像剤に混入され
る虞れのある異物を確実に回収できることから、現像剤
を交換しなければならない頻度が低減される。さらにま
た、クリーニングブレードの近傍には、潤滑剤として機
能する適量の異物を提供可能であることから、クリーニ
ングブレードの損傷あるいは感光体ドラムへの傷の発生
が低減される。これにより、複写可能な複写枚数が増大
され、複写コストが低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態が適用される複写装置を
示す概略断面図。
【図2】図1に示した複写装置の制御の一例を示す概略
ブロック図。
【図3】図1に示した複写装置の感光体ドラムとクリー
ニング装置の周辺を詳細に示す部分拡大図。
【図4】図3に示したクリーニング装置に適したブラシ
の抵抗値とバイアス電圧との関係を示すグラフ。
【符号の説明】
2…複写装置、10…原稿テーブル、12…原稿押さ
え、14…第一キャリッジ、16…照明ランプ、18…
反射板、20…第1ミラー、22…第2ミラー、24…
第3ミラー、26…第二キャリッジ、28…レンズ、3
0…第4ミラー、32…第5ミラー、34…ミラー保持
枠、36…露光ミラー、38…感光体ドラム、40…帯
電装置、42…LED消去アレイ、44…現像装置、4
5…転写前除電ランプ、46…転写分離装置、48…ク
リーニング装置、48a…クリーニングブラシ、48b
…クリーニングブレード、48c…除電ランプ、48d
…トナー回収オーガ、48e…フリッカーバー、50
a,50b…スロット、52a,52b…カセット、5
4a,54b…給紙ローラ、56a,56b…搬送ロー
ラ、58…タイミングローラ、58a…アライニングス
イッチ、60…搬送ベルト、62…定着装置、64…排
出ローラ、100…CPU、102…ROM、104…
RAM、126…NVM、110…ランプレギュレー
タ、112…帯電電源装置、114…現像バイアス電源
装置、116…ランプ点灯回路、118…回収バイアス
電源装置、120…メカニカルコントローラ、122…
転写電源装置、124…剥離電源装置、126…入力回
路、D…原稿。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−142368(JP,A) 特開 昭61−122678(JP,A) 特開 昭62−239184(JP,A) 特開 昭60−101577(JP,A) 特開 平3−153287(JP,A) 特開 平6−274074(JP,A) 特開 昭60−69675(JP,A) 特開 昭61−114279(JP,A) 実開 平4−112274(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/10 - 21/12

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導体により形成されたシャフトと、 前記シャフトの周囲に延出され、像担持体上に残留する
    異物を除去するための、所定の抵抗値を有する複数の導
    電性繊維部材と、 前記導電性繊維部材の前記シャフトに接する側と反対
    側に位置する自由端部と接するように配置され、前記導
    電性繊維部材にて除去された前記異物を回収するための
    導電性回収部材と、 前記シャフトと前記回収部材に、同一の電圧を供給する
    ことにより、前記導電性繊維部材の前記自由端部と前記
    導電性回収部材との間に、前記導電性繊維の電圧降下に
    基づく所定の電位勾配を生じさせることにより、前記導
    電性繊維部材から前記異物を静電的に回収する電圧供給
    手段と、 を有するクリーニング装置。
  2. 【請求項2】所定の抵抗値が与えられた複数の導電性の
    繊維体を含み、シャフトを中心軸としてブラシ状に配置
    され、像担持体の外周面と接触する接触位置で、シャフ
    トに接する側と反対の自由端が像担持体の外周面が移動
    される方向と同一の方向に移動可能に形成され、シャフ
    トを介して現像剤と同一の極性に帯電されることで、像
    担持体の外周およびその近傍の現像剤とは異なる極性の
    電位に帯電された異物を静電的に吸着して回収する回収
    手段と、 この回収手段の前記シャフトと同一の極性に帯電され、
    前記回収手段の前記繊維体の前記自由端により静電的に
    回収された異物を、前記繊維体の前記自由端との機械的
    接触および前記繊維体の前記自由端との間の電位勾配に
    より、前記繊維体の前記自由端から分離する分離手段
    と、 前記回収手段の前記シャフトおよび前記分離手段のそれ
    ぞれに、実質的に同一の電圧を供給する電圧供給手段
    と、 を、有するクリーニング装置。
  3. 【請求項3】所定の抵抗値を有する導電性ブラシと導体
    からなるシャフトにより形成されたブラシ装置の導電性
    ブラシの自由端に導体からなり機械的な分離力を提供す
    る分 離装置を接触させ、シャフトおよび分離装置のそれ
    ぞれに、実質的に同一の極性および大きさを有する電圧
    を印加し、導電性ブラシの抵抗値により引き起される電
    圧降下により提供される自由端での電圧と分離装置に印
    加されている電圧との間の電位差により、導電性ブラシ
    に静電的に吸着された現像剤と逆の極性の異物を、導電
    性ブラシから分離することを特徴とするクリーニング装
    置。
  4. 【請求項4】所定の抵抗値を有する導電性ブラシと導体
    からなるシャフトにより形成されたブラシ装置の導電性
    ブラシの自由端に導体からなり機械的な分離力を提供す
    る分離装置を接触させ、シャフトおよび分離装置のそれ
    ぞれに、実質的に同一の極性および大きさを有する電圧
    を印加し、導電性ブラシの抵抗値により引き起される電
    圧降下により提供される自由端での電圧と分離装置に印
    加されている電圧との間の電位差により、導電性ブラシ
    に静電的に吸着された現像剤と逆の極性の異物を、導電
    性ブラシから分離することを特徴とするクリーニング方
    法。
  5. 【請求項5】潜像を保持する像担持体と、 この像担持体により保持される潜像に現像剤を供給する
    ことで現像剤像を形成する現像手段と、所定の抵抗値が与えられた導電性部材からなり前記電圧
    供給手段からバイアス電圧を受けとる受電端と前記分離
    手段と接触される自由端とを有し、前記像担持体の外周
    面およびその近傍の現像剤以外の異物を静電的に吸着し
    て回収する回収手段と、像担持体の外周面に静電的に付
    着している現像剤を掻き落とす掻き落とし手段と、前記
    回収手段に印加されるバイアス電圧と同一のバイアス電
    圧が印加されることで前記回収手段の前記自由端との間
    に所定の電位差を生じさせることにより、 前記回収手段
    に静電的に付着した異物を前記回収手段から機械的に分
    離する分離手段と、を含むクリーニング手段と、前記回収手段と前記分離手段のそれぞれに、前記分離手
    段から前記回収手段に向けて電位勾配を生じるよう、前
    記現像手段に収容されている前記現像剤に与えられる現
    像バイアス電圧の極性と同一の極性かつ同一の大きさの
    バイアス電圧であって、実質的に 前記現像バイアス電圧
    と同一のバイアス電圧を供給する電圧供給手段と、 を、有する画像形成装置。
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