JPH09304780A - 液晶セル用のプレス装置及び液晶セルの製造方法 - Google Patents

液晶セル用のプレス装置及び液晶セルの製造方法

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JPH09304780A
JPH09304780A JP8115088A JP11508896A JPH09304780A JP H09304780 A JPH09304780 A JP H09304780A JP 8115088 A JP8115088 A JP 8115088A JP 11508896 A JP11508896 A JP 11508896A JP H09304780 A JPH09304780 A JP H09304780A
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JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
crystal cell
sheet
surface plate
pressing device
Prior art date
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Pending
Application number
JP8115088A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Sakama
弘 坂間
Ko Taniguchi
香 谷口
Teruo Ebihara
照夫 海老原
Shigeru Senbonmatsu
茂 千本松
Hiroyuki Fujita
宏之 藤田
Shuhei Yamamoto
修平 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
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Publication date
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Publication of JPH09304780A publication Critical patent/JPH09304780A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 LCDセルをプレスする従来のプレス装置に
おいては、ギャップムラが発生し易く、その防止の為に
は長い減圧時間を必要とする。 【解決手段】 本発明に係るプレス装置22は、テフロ
ンコーティングしたグラスファイバーもしくはケプラー
繊維からなるシート33を定盤14と下部ガラス基板1
1との間に設ける構成とした。シート33がクッション
の役割をするので減圧時の空気の排出性が高まる。その
ため、減圧時の空気の残りが無くなりセルギャップ精度
が著しく向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶ディスプレイ
パネルを構成する液晶セルを製造する際に用いるプレス
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に、従来の液晶セルのプレス装置の
概略構成を示してある。図4の従来のプレス装置は、真
空加圧機構31とチャンバー35で構成されている。真
空加圧機構31は、定盤14の上部に配置されるLCD
セル23を上方から大気圧19で圧迫する弾性マット1
6と、弾性マット16を支持する筒型のクランプ15
と、弾性マットとクランプと定盤で密閉空間24を形成
するためのOリング17と、密閉空間24を真空排気す
るための真空源18で構成している。LCDセル23
は、上部ガラス基板10および下部ガラス基板11がス
ペーサー13とシール剤12を介して貼り合わされた構
造である。
【0003】図4の従来のプレス装置を用いて、LCD
セル23のプレスを行う場合は、定盤14の上にOリン
グ17を介して、弾性マット16を取り付けた筒型のク
ランプ15を設定する。そして、真空源18から、密閉
空間24の真空排気を行い、真空度を約−380mmH
gまで到達させ、LCDセル23を弾性マット16を介
して大気圧19で加圧する。次に、真空加圧機構31を
あらかじめ一定の温度に保持されたチャンバー32に入
れて、一定時間保持する。チャンバー32の温度と保持
時間は、シール剤12の硬化特性に合わせて設定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような工程で、液
晶パネルを製造する場合は、LCDセル23に対して均
一に加圧可能な状態であるが、定盤14と下部ガラス基
板11との間に減圧時に取りきれない空気が残り、LC
Dセル23に加わる圧力にムラが出来てしまいセルギャ
ップ精度が悪くなってしまう。また、完全に空気を取り
きろうとすると、非常に長い減圧時間が必要になってし
まう。
【0005】そこで、この発明の目的は、従来のこのよ
うな課題を解決するため、ムラなく短時間で空気を取り
去るプレス装置を得ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、定盤14と下部ガラス基板11との間にテフロンコ
ーティングしたグラスファイバー、あるいはケプラー繊
維のシート33を入れる事によりクッションの役割をさ
せ減圧時の空気の排出性を高めた。本発明により、減圧
時の空気の残りが無くなりセルギャップ精度が著しく向
上した。
【0007】
【発明の実施の形態】図1、図2、図3に、本発明の実
施例に係る液晶セルのプレス装置の概略構成を示してあ
る。図1において本発明に係るプレス装置22は、上部
熱源20と下部熱源21の間に配置された定盤14と、
この定盤上に配置されるLCDセル23を上方から大気
圧19で圧迫する弾性マット16と、弾性マットを支持
する筒型のクランプ15と、弾性マット16とクランプ
15と定盤14で密閉空間24を形成するためのシール
手段に対応するOリング17と、密閉空間24を真空排
気するための真空排気手段である真空源18と、シール
剤12に熱をかけるための上部熱源20と下部熱源21
を備えている。上部熱源20と下部熱源21は、あらか
じめシール剤12の特性に合わせて、所定の温度に設定
してある。
【0008】例えば、本実施例では上部熱源20と下部
熱源21を150℃に設定した。LCDセル23は上部
ガラス基板10および下部ガラス基板11が貼り合わさ
れた構造で、上部ガラス基板10および下部ガラス基板
11は、それぞれが1辺が300〜500mmの方形
で、板厚は1.1mm程度である。これらの上部ガラス
基板10または下部ガラス基板11のいずれかに、シー
ル剤12がスクリーン印刷などによって印刷される。そ
して、直径約5μmのスペーサー13が散布され、上部
ガラス基板10および下部ガラス基板11の位置合わせ
が行われている。
【0009】このプレス装置22を用いてLCDセル2
3の貼り合わせを行う場合は、定盤14の上にテフロン
コーティングしたグラスファイバーもしくはケプラー繊
維からなるシート33を介してLCDセル23セットす
る。定盤14の上にOリング17を介して、弾性マット
16を取り付けた筒型のクランプ15を設定する。この
時上部熱源20と下部熱源21はLCDセル23を加熱
しないように十分な間隔A1および間隔B1を保ってい
る。そして、真空源18から、密閉空間24の真空排気
を行い、真空度を約−380mmHgまで到達させ、L
CDセル23を弾性マット16を介して大気圧19で加
圧する。
【0010】次に、図2に示すように上部熱源20を間
隔A2の位置に、下部熱源21を間隔B2の位置に移動
させる。この状態を一定時間保持し、シール剤12を予
備加熱する。例えば、本実施例では間隔A2を10m
m、間隔B2を10mmにし、2分間保持したが、使用
するシール剤12の特性に合わせて、上部熱源20と下
部熱源21の温度、間隔A2・間隔B2の条件を設定す
る必要がある。
【0011】次に、図3に示すように上部熱源20を間
隔A3の位置に、下部熱源21を間隔B3の位置に移動
させる。この状態を一定時間保持し、シール剤12を本
硬化する。例えば、本実施例では間隔A3を5mm、間
隔B3を5mmにし、4分間保持したが、使用するシー
ル剤12の硬化特性に合わせて、上部熱源20と下部熱
源21の温度、間隔A3と間隔B3の条件を設定する必
要がある。
【0012】本実施例では、熱源の間隔をそれぞれA1
>A2>A3、B1>B2>B3としたが、シール剤の
特性によっては間隔をA1=A2>A3、B1=B2>
B3とし、予備加熱と加圧を同時に行うことも可能であ
る。また、ここでは加熱方式のプレス装置での実施例を
説明したが、紫外線硬化型シール剤を用いる紫外線照射
方式のプレス装置においても同様に行うことも可能であ
る。
【0013】
【発明の効果】この発明の液晶セル用プレス装置は、以
上説明したように、シートを介する構造にしたので下記
の効果を有する。 (1)均一なセルギャップを有するパネルが出来る。 (2)均一な圧力を加えることが出来る。 (3)減圧時間が短縮できる。
【0014】以上のように、本発明の液晶セルのプレス
装置により、均一なセルギャップで、かつ信頼性の高い
液晶セルを高生産性で作製することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプレス装置の概略構成を示す断面図で
ある。
【図2】本発明の実施例に係るプレス装置の工程の概略
構成を示す断面図である。
【図3】本発明の実施例に係るプレス装置の工程の概略
構成を示す断面図である。
【図4】従来のプレス装置の概略構成を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10 上部ガラス基板 11 下部ガラス基板 12 シール剤 13 スペーサー 14 定盤 15 クランプ 16 弾性マット 17 Oリング 18 真空源 19 大気圧 20 上部熱源 21 下部熱源 22 プレス装置 23 LCDセル 24 密閉空間 31 真空加圧機構 33 シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 千本松 茂 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコー電子工業株式会社内 (72)発明者 藤田 宏之 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコー電子工業株式会社内 (72)発明者 山本 修平 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコー電子工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定盤表面に配置した第1の板部材に対し
    て、スペーサーを挟んで重ね合わせた第2の板部材を圧
    迫することにより、液晶を注入するための所定の間隔を
    保持した状態に前記第1および第2の板部材を貼り合わ
    せる液晶セル用のプレス装置において、前記定盤表面と
    前記第2の板部材の間にシートを設けたことを特徴とす
    る液晶セル用のプレス装置。
  2. 【請求項2】 前記シートはテフロンコーティングした
    グラスファイバーのシートであることを特徴とする請求
    項1記載の液晶セル用のプレス装置。
  3. 【請求項3】 前記シートはケプラー繊維のシートであ
    ることを特徴とする請求項1記載の液晶セル用のプレス
    装置。
  4. 【請求項4】 定盤表面に配置した第1の板部材に対し
    て、スペーサーを挟んで重ね合わせた第2の板部材を圧
    迫することにより、液晶を注入するための所定の間隔を
    保持した状態にこれら第1および第2の板部材を貼り合
    わせる液晶セルの製造方法において、前記定盤表面と前
    記第2の板部材との間にシートを置くことを特徴とする
    液晶セルの製造方法。
JP8115088A 1996-05-09 1996-05-09 液晶セル用のプレス装置及び液晶セルの製造方法 Pending JPH09304780A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100514078B1 (ko) * 1998-01-14 2005-12-02 삼성전자주식회사 엘씨디 장치의 편광판용 리워킹 툴
JP2008096896A (ja) * 2006-10-16 2008-04-24 Joyo Kogaku Kk 透光性基板の貼り合わせ方法およびその装置
KR100829679B1 (ko) * 2003-03-14 2008-05-16 샤프 가부시키가이샤 액정 표시 장치의 제조 방법

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