JPH09304168A - 振動センサ−及び傾斜センサ− - Google Patents

振動センサ−及び傾斜センサ−

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JPH09304168A
JPH09304168A JP14238296A JP14238296A JPH09304168A JP H09304168 A JPH09304168 A JP H09304168A JP 14238296 A JP14238296 A JP 14238296A JP 14238296 A JP14238296 A JP 14238296A JP H09304168 A JPH09304168 A JP H09304168A
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JP14238296A
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Yoshiomi Yamada
能臣 山田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易型のセンサ−であって、水平設置調整な
しで、全周方向の振動又は傾斜の検出を可能にする。ま
た静止時に傾斜する被検出物体の前記振動の検出を可能
にする。 【構成】 ケ−ス1の天井から全周方向に振動可能な第
1の振子で吊されるケ−ス3と、ケ−ス3の天井から全
周方向に振動可能な第2の振子で吊される球面或は狭面
なる光反射面を備えた光反射物体5と、ケ−ス3と光反
射物体5とが垂下静止時に光反射物体5の前記光反射面
に対向する位置に配したフォトリフレクタ−6と、フォ
トリフレクタ−6で得る光検出信号を伝送する伝送手段
とを備えて構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振動(震動)又は傾斜
を検出する振動センサ−、傾斜センサ−に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、振動(又は震動、以下これを振動
とする)又は傾斜を検出する簡易型の振動センサ−、傾
斜センサ−としては、振動又は傾斜時に、振子で吊し又
は受座にのせたボ−ルの移動(振動又は転がり)による
スリットの透過光を検出してする方式のもの、受座にの
せたボ−ルの移動(転がり)による反射光の偏りを検出
してする方式のもの、受座にのせたボ−ルの移動(転が
り)による感触スイッチのスイッチ作動を検出してする
方式のもの、それにガラス管に入れた水銀の移動(転が
り)による電極のオン−オフを検出する方式のもの等が
公知である。
【0003】しかし、前記ボ−ルの移動によるスリット
の透過光を検出してする方式のものは、スリット方向の
ボ−ルの移動に対しては該ボ−ルによって静止時と同様
にスリットを通す光を遮るために、全周方向での振動及
び傾斜の検出を困難にする。
【0004】また、前記ボ−ルの移動による反射光の偏
りを検出してする方式のもの、それに感触スイッチのス
イッチ作動を検出してする方式のものは、両者ともに、
静止時にボ−ルの転がりを防ぐ(ボ−ルの静止を安定さ
せる)必要があって、ボ−ルを乗せる受座を深くしてい
るために、微小振動及び微小傾斜に対してはボ−ルの移
動がなく、したがって振動及び傾斜の検出感度を低くす
る。
【0005】また、前記水銀の移動による電極のオン−
オフを検出する方式のものは、静止時に水銀の転がりを
防ぐ(水銀の静止を安定させる)必要があって、水銀を
ガラス管内の底に溜めているために、さらには水銀の電
極間での粘りもあって、微小振動及び微小傾斜に対して
は水銀の移動がなく、したがって上記方式のもの同様に
振動及び傾斜の検出感度を低くするとともに、水銀を使
うので公害上好ましくない。
【0006】そこで、これ等の問題を解決するものとし
て、ケ−スの天井から全周方向に振動可能な振子で光反
射球を吊して、該光反射球の光反射面に対向する位置に
フォトリフレクタ−(反射型フォトセンサ−)を配し
て、前記ケ−スが振動又は傾斜を受けることによって生
じる前記光反射球と前記フォトリフレクタ−との対向面
のずれによる反射光の変化を検知して、振動及び傾斜を
検出する傾斜振動センサ−が考案されている(実公平5
−19767号公報)。
【0007】これによって該考案は、振動又は傾斜時に
おける前記対向面のずれによって生じる前記光反射球で
の反射光の反射角の変化が全周方向に対して同一にな
り、全周方向の振動及び傾斜の検出を容易にする。
【0008】また、水平静止時における前記光反射球の
垂下静止を安定させるとともに、微小振動又は微小傾斜
時の前記対向面のずれをスム−ズにでき、かつ前記光反
射球の光反射面が球面であるために前記対向面のずれが
微小であっても前記光反射球での光の反射角の変化を大
きくでき、このために微小振動又は微小傾斜時の検出を
確実にして、振動及び傾斜の検出の感度を高くする。
【0009】また、振動の検出感度の任意設定が前記光
反射球の径の大きさと前記フォトリフレクタ−の指向感
度とを選ぶことで、また静止時における水平設置調整が
フォトリフレクタ−の方向調整でもって、ともに容易に
実現できるなど、従来の技術にない効果を奏するもので
ある。
【0010】しかし、該考案を含む上記した従来の技術
は、静止時に、傾斜する状態にあると、上記ボ−ル及び
上記水銀の移動、又は上記対向面のずれによって、それ
を検出してしまい、そのままでは振動の検出を不能にす
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】これらのことから、従
来の簡易型の振動、傾斜センサ−は、全周方向の振動の
検出を可能にするものであっても、静止時に、傾斜する
状態にあると、該傾斜を検出して、振動の検出ができな
いために、被検出物体への設置時の水平設置調整が不可
欠であって、また、たとえば自動車のように傾斜状態で
静止(停車)することが多い被検出物体では振動(発
進、移動)の検出が問題になる。
【0012】また、振動の検出を高感度にするものにあ
っては特に、前記水平設置調整の正確さが要求され、該
調整を困難にする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題を解決
するために成されたもので、その第1の実施例では、ケ
−ス1の天井から全周方向に振動可能な第1の振子で吊
されるケ−ス3と、ケ−ス3の天井から全周方向に振動
可能な第2の振子で吊される球面或は狭面なる光反射面
を備えた光反射物体5と、ケ−ス3と光反射物体5とが
垂下静止時に光反射物体5の前記光反射面に対向する位
置に配したフォトリフレクタ−6と、フォトリフレクタ
−6で得る光検出信号を伝送する伝送手段とを備えて構
成したことを特徴とする。
【0014】またその第2の実施例では、天板9から全
周方向に振動可能な第1の振子で吊されるケ−ス3と、
ケ−ス3の天井から全周方向に振動可能な第2の振子で
吊される球面或は狭面なる光反斜面を備えた光反射物体
5と、ケ−ス3と光反射物体5とが垂下静止時に光反射
物体5の前記光反射面に対向する位置に配したフォトリ
フレクタ−6と、フォトリフレクタ−6で得る光検出信
号を伝送する伝送手段とを備えて構成したことを特徴と
する。
【0015】またその第3の実施例では、ケ−ス1の天
井又は天板9から全周方向に振動可能な第1の振子で吊
されるケ−ス3と、ケ−ス3の天井から全周方向に振動
可能な第2の振子で吊される球面或は狭面なる光反斜面
を備えた光反射物体5と、ケ−ス3と光反射物体5とが
垂下静止時に光反射物体5の前記光反射面に対向する位
置に配したフォトリフレクタ−6と、ケ−ス3と光反射
物体5とが垂下静止時に前記第1の振子を固定する固定
手段と、フォトリフレクタ−6で得る光検出信号を伝送
する伝送手段とを備えて構成したことを特徴とする。
【0016】またその第4の実施例では、ケ−ス1の天
井又は天板9から全周方向に振動可能な第1の振子で吊
されるケ−ス3と、ケ−ス3の天井から全周方向に振動
可能な第2の振子で吊される球面なる光反射面を備えた
光反射物体5と、ケ−ス3と光反射物体5とが垂下静止
時に光反射物体5の前記光反射面に対向する位置であっ
て水平方向に同位の周囲方向に等間隔に複数個を配した
フォトリフレクタ−6と、ケ−ス3と光反射物体5とが
垂下静止時に前記第1の振子を固定する固定手段と、前
記フォトリフレクタ−6で得る光検出信号を伝送する伝
送手段とを備えて構成したことを特徴とする。
【0017】
【作用】これによって第1及び第2の実施例では、被検
出物体に設置されるケ−ス1(又は天板9)が傾斜状態
にあっても、静止時においてはケ−ス3と光反射物体5
とは垂下静止して、光反射物体5の上記光反射面とフォ
トリフレクタ−6とは正確に対向してフォトリフレクタ
−6を構成する受光素子をオンにして、傾斜時の該傾斜
の検出をなくす。また振動時には該振動をケ−ス3及び
光反射物体5が受けて振動して、光反射物体5の上記光
反射面とフォトリフレクタ−6との対向面がずれて、前
記受光素子をオフにして、この時、全周方向の振動を検
出する。
【0018】したがって、被検出物体への水平設置調整
を不要にして、被検出物体の全周方向の振動を可能に
し、またこれによってたとえば自動車のように傾斜した
状態で静止(駐車)する被検出物体の振動(発進、移
動)の検出を容易に可能にする。
【0019】また、第3の実施例では、第1及び第2の
実施例同様に被検出物体への正確な水平設置調整を不要
にするといった作用を持ちながら、前記垂下静止時にお
ける上記第1の振子の固定によって光反射物体5が受け
る振動を第1及び第2の実施例に増して大きくして前記
振動の検出を高感度にし、また前記固定に際して被検出
物体の水平(傾斜角0度)の検出を正確にして、被検出
物体(前記第1の振子で固定されたケ−ス3)の傾斜の
正確な検出をも可能にする。
【0020】また、第4の実施例では、第3の実施例同
様に被検出物体への正確な水平設置調整を不要にし、か
つ正確な傾斜検出を可能にするとともに、複数のフォト
リフレクタ−6による傾斜検出(検出信号)の相関関係
から正確な傾斜方向の検出を可能にする。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を使って説明
する。図1は本発明の振動センサ−の一実施例における
第1の実施例の断面図である。同図より、ケ−ス1は被
検出物体に取り付けられるものであって、その天井から
は該天井を支持部にして吊下糸2でケ−ス3を吊して全
周方向に振動可能な第1の振子を構成する。
【0022】またケ−ス3の天井からは、該天井を支持
部にして吊下糸4で光反射物体5を吊して、全周方向に
振動可能な第2の振子を構成する。
【0023】またケ−ス3には垂下静止時における光反
射物体5の光反射面に対向する位置にフォトリフレクタ
−6を配して、さらにフォトリフレクタ−6にはケ−ス
1に配されるタ−ミナル7とこれに接続されるフレキシ
ブルリ−ド線8とによって結線して、フォトリフレクタ
−6への電源供給と、フォトリフレクタ−6の出力の取
り出しとをして、フォトリフレクタ−6で得る光検出信
号をタ−ミナル7へ伝送して出力するようにする。
【0024】このような構成において、ケ−ス1が静止
時においては、ケ−ス3と光反射物体5とは垂下静止し
て、光反射物体5の光反射面とフォトリフレクタ−6と
が正確に対向して、フォトリフレクタ−6から出る光は
光反射物体5の光反射面で反射して戻されて、フォトリ
フレクタ−6を構成する受光素子をオンにして、該オン
信号(光検出信号)をフレキシブルリ−ド線8で伝送し
てタ−ミナル7へ出力する。
【0025】また、ケ−ス1が振動時においては、ケ−
ス3と光反射物体5とは前記振動を受けて振動して、光
反射物体5の光反射面とフォトリフレクタ−6との対向
がずれて、フォトリフレクタ−6から出る光は光反射物
体5の光反射面で反射角が変えられて、前記受光素子を
オフにして、該オフ信号(光検出信号)をフレキシブル
リ−ド線8で伝送してタ−ミナル7へ出力して、この
時、ケ−ス1の全周方向の前記振動を検出する。
【0026】さらに、より大きな振動時においては、フ
ォトリフレクタ−6から出る光は光反射物体5の光反射
面で反射角がさらに大きく変えられて、あるいは前記光
反射面に当たらず直進して、前記受光素子をオフにし
て、この時、全周方向の前記振動を検出する。
【0027】次に、図2は第2の実施例の断面図であ
り、同図において、天板9は第1の実施例(図1)のケ
−ス1に代わるものであって、被検出物体であってもよ
く、その他の構成は第1の実施例のものと同じであっ
て、したがって振動の検出作動も同じある。
【0028】図3は第1の実施例(図1)及び第2の実
施例(図2)においてケ−ス1又は天板9が傾斜状態に
ある時の状態を示す状態図である。同図より、ケ−ス1
又は天板9が傾斜状態にある時、静止時にはケ−ス3と
光反射物体5とが垂下静止するので、その時の光反射物
体5の光反射面とフォトリフレクタ−6とが正確に対向
して配設されるように設計されれば、フォトリフレクタ
−6を構成する受光素子のオンを確実にする。
【0029】したがって、第1の実施例及び第2の実施
例は、傾斜時の傾斜の検出(フォトリフレクタ−6のオ
フ検出)がなく、しかもこの状態で振動を受けると該振
動をケ−ス3及び光反射物体5が受けて振動して、この
時、全周方向の前記振動を検出するので、被検出物体へ
の設置時における水平設置調整が不要になる。
【0030】また静止時には前記受光素子のオン(静止
検出)を確実にし、さらに光反射物体5には球面体を用
いてその光反射面を球面としているため、光反射物体5
の微小振動時におけるフォトリフレクタ−6から出る光
の前記光反射面での反射角の変化を全周方向の振動に対
して同一にでき、また該球面の径を小く選べるので前記
微小振動時の前記反射角の変化を大きくして、前記微小
振動の検出を確実にすることから、ケ−ス1(又は天板
9)が受ける振動が減衰して光反射物体5へ伝達されて
も、該振動が体感振動以上になる通常の振動検出には十
分であって、この時、全周方向の該振動を検出する。
【0031】なお、光反射物体5に、前記球面体(球
面)に代えて狭面体(狭面)を選んでもよく、この場
合、該狭面を円形(円狭面)にすることで、全周方向の
振動の検出感度を同一にでき、しかも該狭面をきわめて
小さく選べば、光反射物体5(狭面)が微小振動であっ
てもフォトリフレクタ−6から出る光は直進して、微小
振動の検出を確実にして、前記球面体(球面)と同様の
振動の検出をする。
【0032】なお、たとえばケ−ス1の内壁面とケ−ス
3の外壁面との間隔を狭く選んで吊下糸2の最大振角を
適度に小さく選べば、本振動センサ−(ケ−ス1又は天
板9)が前記最大振角以上の傾斜時においては、吊下糸
2で吊されるケ−ス3は垂下せずに傾斜して、この時、
傾斜するケ−ス3に配されたフォトリフレクタ−6と垂
下する光反射物体5との対向面がずれて、前記傾斜を検
出するようにもなる。したがってこの場合、被検出物体
への水平設置時における本振動センサ−の最大傾斜角が
前記最大振角以内に設置調整されていれば、水平静止時
における傾斜検出はなく、上記した振動の検出を確実に
するとともに、前記最大振角以上の傾斜がある場合にお
いては該傾斜の検出を可能にして、傾斜センサ−として
の利用が可能になる。
【0033】次に図4は第3の実施例の断面図である。
同図より、ケ−ス1は被検出物体に取り付けられるもの
であって、その天井からは該天井を支持部にして配され
るボ−ル受10でボ−ル12を受けてさらにボ−ル12に対さ
れるア−ム13でケ−ス3を吊して全周方向に振動可能な
第1の振子を構成して、ボ−ル受10にはボ−ル12の回転
を止めて固定するロックナット11を備えている。なおケ
−ス1は、上記第2の実施例(図2)と同様に天板9に
代えることができる。
【0034】図5はロック機構を備えた前記第1の振子
の支持部の拡大斜視図である。同図より、ケ−ス1(又
は天板9)にその天井(又は天板9)で支えられるボ−
ル受10を配して、ボ−ル受10でボ−ル12を受けるボ−ル
ジョイント構造で構成している。さらにボ−ル受10に
は、その上部に切込14とねじ山15とが備えられていて、
ねじ山15にロックナット11を合わせてしめるとボ−ル受
10の内容積が小さくなってボ−ル12の回転を止めて固定
するよう構成している。
【0035】また、ケ−ス3からフレキシブルリ−ド線
8までの構成のすべては上記第1の実施例又は第2の実
施例と同じである。このような構成において、ケ−ス1
が静止時においては、上記第1の実施例又は第2の実施
例と同様にして、ケ−ス3と光反射物体5とは垂下静止
して、フォトリフレクタ−6を構成する受光素子をオン
にして、該オン信号(光検出信号)をフレキシブルリ−
ド線8で伝送してタ−ミナル7へ出力する。
【0036】また、この状態においてボ−ル受10をロッ
クナット11でしめてボ−ル12の回転を止めて固定すれ
ば、第1の振子が固定されて、ケ−ス3がケ−ス1(又
は天板9)に固定されて、ケ−ス1(又は天板9)が振
動時においてはケ−ス3がケ−ス1(又は天板9)と同
じ振動をして、該振動のすべてを光反射物体5へ伝達し
て、この時、全周方向の該振動を検出する。
【0037】これらのことから、第3の実施例は、上記
第1の振子と第2の振子との2つの振子を使って、被検
出物体への設置には、被検出物体が静止時にロックナッ
ト11をゆるめて、ケ−ス3と光反射物体5とを垂下静止
させてからロックナット11でしめつけて第1の振子を固
定するので、被検出物体への設置時に自動的にしかも正
確にケ−ス3と光反射物体5とが垂下静止して固定され
て、被検出物体への設置時にする困難な水平設置調整を
不要にする。
【0038】さらに設置時にする前記第1の振子の固定
に際してされる前記垂下は被検出物体の水平(傾斜角0
度)の検出を正確にするので光反射物体5とフォトリフ
レクタ−6とによる全周方向の振動の検出を高感度に設
計でき、かつ第1の振子の固定(ケ−ス3の固定)によ
って被検出物体の振動のすべてが光反射物体5へ伝達さ
れるので、困難な水平設置調整なしでありながら全周方
向の振動の検出感度をきわめて高くできる。
【0039】また設置時にする前記第1の振子の固定に
際してされる前記垂下による被検出物体の水平(傾斜角
0度)の正確な検出は、被検出物体(被検出物体に固定
されたケ−ス3)の全周方向の傾斜の検出を正確にす
る。
【0040】次に第4の実施例は、上記した第3の実施
例(図4、図5)で、光反射物体5は球面なる光反射面
を限定して用いて、フォトリフレクタ−6はケ−ス3と
光反射物体5とが垂下静止時に光反射物体5の前記光反
射面に対向する位置であって水平方向に同位の周囲方向
に等間隔に複数個を配して、さらには光反射物体5の径
を大きく、また複数個のフォトリフレクタ−6の指向感
度を広くとって、これらフォトリフレクタ−6をたとえ
ば光検出物体5が垂下静止時にその検出信号電圧値を中
心値にする前記位置に正三角状に配して、それ以外は上
記第3の実施例と同じ構成でする。
【0041】このような構成において、ケ−ス1が静止
時には、上記第3の実施例と同様にして、ケ−ス3と光
反射物体5とは垂下静止して、この時の前記フォトリフ
レクタ−6の各検出信号電圧値は中心値にあて傾斜角0
度を検出する。
【0042】また、この状態においてボ−ル受10をロッ
クナット11でしめてボ−ル12の回転を止めて固定すれ
ば、第1の振子が固定されて、ケ−ス3がケ−ス1(又
は天板9)に固定されて、ケ−ス1(又は天板9)が傾
斜時においてはケ−ス3がケ−ス1(又は天板9)と同
じに傾斜(この時、光反射物体5は垂下静止)して(光
反射物体5は垂下静止)、該傾斜に応じて光反射物体5
と前記フォトリフレクタ−6との対向面がずれて前記各
検出信号電圧値に変化が生て、該各検出信号電圧値の相
関関係から前記傾斜の傾斜角と傾斜方向とを検出し、こ
の時、全周方向の前記傾斜角と傾斜方向とを検出する。
【0043】これらのことから、第4の実施例は、上記
第3の実施例と同様に被検出物体への設置時に自動的に
しかも正確にケ−ス3と光反射物体5とが垂下静止して
固定されて、被検出物体への設置時にする困難な水平設
置調整を不要にする。
【0044】さらに設置時にする前記第1の振子の固定
に際してされる前記垂下は被検出物体の水平(傾斜角0
度)の検出を正確にするので全周方向の傾斜角及び傾斜
方向の検出を高精度に設計でき、かつ第1の振子の固定
(ケ−ス3の固定)によって被検出物体の傾斜がケ−ス
3の傾斜になるので、困難な水平設置調整なしでありな
がら全周方向の傾斜角及び傾斜方向の検出精度をきわめ
て高くできる。
【0045】また設置時にする前記第1の振子の固定に
際してされる被検出物体の水平(傾斜角0度)の正確な
検出は、被検出物体(被検出物体に固定されたケ−ス
3)の全周方向の傾斜角及び傾斜方向の検出を正確にす
る。
【0046】なお、第1の実施例〜第4の実施例でケ−
ス1及びケ−ス3は、たとえば円形あるいは3角形の柱
体あるいは錐体等であってもまたケ−スの枠を穴開枠に
してもよく、またタ−ミナル7とフレキシブルリ−ド線
8とはケ−ス3の振動及び傾斜を妨げないように配慮さ
れるものであればその配設位置をたとえば下部にするな
ど、他に選んでもよい。また光反射物体5の振動移動に
よるケ−ス3の内壁への衝撃を防ぐ目的で、ケ−ス3の
内壁にクッションを施し、あるいは吊下糸4にボ−ルジ
ョイント構造とするものではその最大振角を前記内壁に
当たらない角度に選ぶなど対策するとよい。
【0047】また、上記第1の振子を構成する吊下糸
2、又は第2の振子を構成する吊下糸4には、たとえば
弾性金属線材の他に、つるまきばね等を使ってもよく、
さらにはその支持部をボ−ルジョイント構想とするもの
等を使ってしてもよく、また光反射物体5に球面なる光
反射面を用いるものについては、それが半円球面体であ
ってもよい。
【0048】また、天板9は、被検出物体への設置に容
易なように、たとえば逆L型とするなどのものでもよ
く、さらには上記第1の振子の支持部をたとえば被検出
物体へネジ止めして直接設置できるように工夫してもよ
い。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、上記構成
によって、第1の実施例及び第2の実施例は、第1の振
子と第2の振子との2つの振子を使ったことで、傾斜時
の傾斜の検出(フォトリフレクタ−6のオフ検出)がな
く、この状態で振動を受けると該振動を検出するので、
被検出物体への設置時に水平設置調整が不要になる。
【0050】また静止時には静止検出を確実にし、さら
に光反射物体5には球面或は狭面なる光反射面を用いて
いるため、光反射物体5の微小振動に対してする光の反
射又は直進の変化を全周方向に同一にかつ大きくして、
該微小振動の検出を確実にするので、ケ−ス1(又は天
板9)が受ける振動が減衰して光反射物体5へ伝達され
ても、該振動の検出を十分にして、簡易で水平設置調整
が不要な全周方向の振動を検出する振動センサ−を実現
する。
【0051】また傾斜時の傾斜の検出(フォトリフレク
タ−6のオフ検出)をなくして全周方向の振動を検出す
るので、たとえば自動車のように、傾斜した状態で静止
(駐車)する被検出物体の振動(発進、移動)の検出を
可能にする。
【0052】第3の実施例は、上記第1の振子と第2の
振子との2つの振子を使って、被検出物体への設置には
第1の振子の固定を、ケ−ス3と光反射物体5とを垂下
静止させてからするので、被検出物体への設置時に自動
的にしかも正確にケ−ス3と光反射物体5とが垂下静止
して固定されて、被検出物体への設置時にする困難な水
平設置調整を不要にする。
【0053】また設置時にする前記第1の振子の固定に
際してされる前記垂下は被検出物体の水平(傾斜角0
度)の検出を正確にするので全周方向の振動の検出を高
感度に設計でき、かつ第1の振子の固定(ケ−ス3の固
定)によって被検出物体が受ける振動のすべてが光反射
物体5へ伝達されるので、困難な水平設置調整なしであ
りながら全周方向の振動の検出感度をきわめて高くし
て、簡易で水平設置調整不要な高感度振動センサ−を実
現する。
【0054】また簡易な構成と設置時にする前記第1の
振子の固定に際してされる前記垂下による被検出物体の
水平(傾斜角0度)の正確な検出とによって、簡易構成
でありながら被検出物体(被検出物体に固定されたケ−
ス3)の全周方向の傾斜の検出を正確にして、簡易で水
平設置調整が不要な高精度傾斜センサ−を実現する。
【0055】第4の実施例は、上記第3の実施例と同様
に被検出物体への設置時に自動的にしかも正確にケ−ス
3と光反射物体5とが垂下静止して固定されるので、被
検出物体への設置時にする困難な水平設置調整を不要に
する。
【0056】また設置時にする前記第1の振子の固定に
際してされる前記垂下は被検出物体の水平(傾斜角0
度)の検出を正確にするので全周方向の傾斜角及び傾斜
方向の検出を高精度に設計でき、かつ第1の振子の固定
(ケ−ス3の固定)によって被検出物体の傾斜がケ−ス
3の傾斜になるので、困難な水平設置調整なしでありな
がら全周方向の傾斜角及び傾斜方向の検出精度をきわめ
て高くできる。
【0057】また簡易な構成と設置時にする前記第1の
振子の固定に際してされる被検出物体の水平(傾斜角0
度)の正確な検出とは、簡易構成でありながら被検出物
体(被検出物体に固定されたケ−ス3)の全周方向の傾
斜角及び傾斜方向の検出を正確にして、簡易で高精度な
傾斜角及び傾斜方向センサ−を実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における第1の実施例の断面
図である。
【図2】第2の実施例の断面図である。
【図3】第1の実施例及び第2の実施例の傾斜時の状態
図である。
【図4】第3の実施例の断面図である。
【図5】第3の実施例の第1の振子の支持部の拡大斜視
図である。
【符合の説明】
1 ケ−ス 2 吊下糸 3 ケ−ス 4 吊下糸 5 光反射物体 6 フォトリフレクタ− 7 タ−ミナル 8 フレキシブルリ−ド線 9 天板 10 ボ−ル受 11 ロックナット 12 ボ−ル 13 ア−ム 14 切込 15 ねじ山

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケ−ス1の天井から全周方向に振動可能
    な第1の振子で吊されるケ−ス3と、ケ−ス3の天井か
    ら全周方向に振動可能な第2の振子で吊される球面或は
    狭面なる光反射面を備えた光反射物体5と、ケ−ス3と
    光反射物体5とが垂下静止時に光反射物体5の前記光反
    射面に対向する位置に配したフォトリフレクタ−6と、
    フォトリフレクタ−6で得る光検出信号を伝送する伝送
    手段とを備えて構成したことを特徴とする振動センサ
    −。
  2. 【請求項2】 天板9から全周方向に振動可能な第1の
    振子で吊されるケ−ス3と、ケ−ス3の天井から全周方
    向に振動可能な第2の振子で吊される球面或は狭面なる
    光反射面を備えた光反射物体5と、ケ−ス3と光反射物
    体5とが垂下静止時に光反射物体5の前記光反射面に対
    向する位置に配したフォトリフレクタ−6と、フォトリ
    フレクタ−6で得る光検出信号を伝送する伝送手段とを
    備えて構成したことを特徴とする振動センサ−。
  3. 【請求項3】 ケ−ス1の天井又は天板9から全周方向
    に振動可能な第1の振子で吊されるケ−ス3と、ケ−ス
    3の天井から全周方向に振動可能な第2の振子で吊され
    る球面或は狭面なる光反射面を備えた光反射物体5と、
    ケ−ス3と光反射物体5とが垂下静止時に光反射物体5
    の前記光反射面に対向する位置に配したフォトリフレク
    タ−6と、ケ−ス3と光反射物体5とが垂下静止時に前
    記第1の振子を固定する固定手段と、フォトリフレクタ
    −6で得る光検出信号を伝送する伝送手段とを備えて構
    成したことを特徴とする振動センサ−。
  4. 【請求項4】 ケ−ス1の天井又は天板9から全周方向
    に振動可能な第1の振子で吊されるケ−ス3と、ケ−ス
    3の天井から全周方向に振動可能な第2の振子で吊され
    る球面なる光反射面を備えた光反射物体5と、ケ−ス3
    と光反射物体5とが垂下静止時に光反射物体5の前記光
    反射面に対向する位置であって水平方向に同位の周囲方
    向に等間隔に複数個を配したフォトリフレクタ−6と、
    ケ−ス3と光反射物体5とが垂下静止時に前記第1の振
    子を固定する固定手段と、前記フォトリフレクタ−6で
    得る光検出信号を伝送する伝送手段とを備えて構成した
    ことを特徴とする傾斜センサ−。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101323571B1 (ko) * 2013-03-05 2013-10-30 뉴마린엔지니어링(주) 기울기 센서가 탑재된 항로표지용 등주
CN116202614A (zh) * 2023-03-03 2023-06-02 国网吉林省电力有限公司电力科学研究院 变压器振动检测系统及检测方法

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