JPH093040A - ビタミンd化合物類およびこれらの化合物の製造方法 - Google Patents

ビタミンd化合物類およびこれらの化合物の製造方法

Info

Publication number
JPH093040A
JPH093040A JP8135704A JP13570496A JPH093040A JP H093040 A JPH093040 A JP H093040A JP 8135704 A JP8135704 A JP 8135704A JP 13570496 A JP13570496 A JP 13570496A JP H093040 A JPH093040 A JP H093040A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
general formula
compound
formula
group
hydroxy group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8135704A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4010579B2 (ja
Inventor
Andrzej Kutner
アンドルゼイ・クトナー
Wanda Wojciechowska
ワンダ・ウオイシーコウスカ
Johannes Sebastian Halkes
ジヨハネス・セバステイアン・ハルケス
De Velde Jan-Paul Van
ジヤン−パウル・バン・デ・ベルデ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Duphar International Research BV
Original Assignee
Duphar International Research BV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Duphar International Research BV filed Critical Duphar International Research BV
Publication of JPH093040A publication Critical patent/JPH093040A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4010579B2 publication Critical patent/JP4010579B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07JSTEROIDS
    • C07J51/00Normal steroids with unmodified cyclopenta(a)hydrophenanthrene skeleton not provided for in groups C07J1/00 - C07J43/00
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P17/00Drugs for dermatological disorders
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P19/00Drugs for skeletal disorders
    • A61P19/08Drugs for skeletal disorders for bone diseases, e.g. rachitism, Paget's disease
    • A61P19/10Drugs for skeletal disorders for bone diseases, e.g. rachitism, Paget's disease for osteoporosis
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P29/00Non-central analgesic, antipyretic or antiinflammatory agents, e.g. antirheumatic agents; Non-steroidal antiinflammatory drugs [NSAID]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P3/00Drugs for disorders of the metabolism
    • A61P3/02Nutrients, e.g. vitamins, minerals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P37/00Drugs for immunological or allergic disorders
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P37/00Drugs for immunological or allergic disorders
    • A61P37/02Immunomodulators
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C401/00Irradiation products of cholesterol or its derivatives; Vitamin D derivatives, 9,10-seco cyclopenta[a]phenanthrene or analogues obtained by chemical preparation without irradiation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • C07F7/18Compounds having one or more C—Si linkages as well as one or more C—O—Si linkages
    • C07F7/1804Compounds having Si-O-C linkages

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Rheumatology (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
  • Pain & Pain Management (AREA)
  • Nutrition Science (AREA)
  • Diabetes (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Obesity (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Pyrane Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 選択的な生物学的性質を有し、容易に入手可
能または接近可能な出発物質からの接近性が良好であ
る、新規なビタミンD類化合物の提供。 【解決手段】 一般式 【化1】 (式中、R1、R2、R3、A、BおよびXは特定の有機
基であり、nは2または3である)で示されるビタミン
D化合物。これらの化合物の製造方法、これらの化合物
の製造方法における貴重な中間体の製造方法およびそれ
らの薬物療法および化粧品での使用。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規のビタミンD化
合物、これらの化合物の製造方法並びに薬物療法および
化粧品でのそれらの使用に関する。本発明はさらに貴重
な新規の中間体に関する。
【0002】
【発明の背景】ビタミンD化合物またはビタミンD関連
化合物(「ビタミンD化合物」)は強力の生物学的活性
を有し、そしてカルシウム代謝の問題点が役割を果たす
症例のすべてにおいて使用することができることは一般
的に知られている。数年前、種々の活性ビタミンD化合
物が他の薬物療法的活性を有し、そして例えば、ある種
の皮膚および骨疾患の治療、化粧品用途、並びに真性糖
尿病、高血圧症およびリウマチ様関節炎と喘息のような
炎症性疾患を含む、細胞分化、細胞増殖、または免疫系
の平衡失調に関連する疾病の治療に使用して成功するこ
とができることが見出された。さらに、これらの化合物
は種々の獣医学的用途および診断目的に使用することが
できる。
【0003】上記の用途に重要であるビタミンD化合物
はヒドロキシル化ビタミンD、特に1α−,24および
/または25−位置でヒドロキシル化されたビタミンD
化合物である。活性ビタミンD化合物の分野での最近の
発展は19−ノル−ビタミンD化合物(欧州特許出願公
開第0387077号明細書)およびC18−修飾ビタミ
ンD化合物(欧州特許出願公開第0521550号明細
書)であり、好適には1α−位置で、場合によりC17
側鎖でヒドロキシル化されたビタミンD化合物である。
所期の活性を向上させ、そして有害な副作用を抑制する
ために、C17−側鎖の他の修飾が提案されていた。C17
−側鎖の修飾の例は22−オキサ修飾(例えば、国際公
開第90/09991号明細書)、フルオロ置換、エポ
キシ基(例えば、国際公開第92/21695号明細
書)などである。さらに、長い側鎖を持つある種の化合
物(ホモ化合物)が、文献中例えば、米国特許第5,0
30,772号明細書、第5,206,229号明細書
および第5,250,523明細書、並びにPerlm
an等(Biochemistry,1990,29
190−6)およびChodynskiとKutner
(Steroids,1991,56,311−5)に
よる報文中に開示されている。Perlman等はトラ
ンス二重結合を24−同族化された類似体のC−22に
挿入することを記載している。しかし、この二重結合の
挿入は、飽和側鎖を持つ各類似体と比較して、活性に顕
著には影響しない。しかし、ChodynskiとKu
tnerが記載しているように、天然のC−22位置の
二重結合のC−24位置への転位によっても選択性の所
期の改善は得られない。一般的に、上記のC17−側鎖修
飾ビタミンD化合物は、それの選択的活性、即ち、有害
な副作用のない所期の活性という点に関して、まだ完全
には満足できるものではない。
【0004】さらに、C17−側鎖修飾ビタミンD化合物
の接近容易性はしばしば不十分または不良である。前記
のC17−側鎖修飾ビタミンD化合物の合成においては、
しばしば多数の困難な合成工程が含まれ、そして出発物
質もしばしば容易には入手できない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】実際のところ、かかる
ビタミンD化合物の製造のための両出発物質は容易に入
手可能または接近可能なものでなければならない。ま
た、多工程の製造方法によって、十分な選択性および効
率を目指す所期の目的が達成されなければならない。
【0006】それ故、本発明の目的は、選択的な生物学
的性質を有し、容易に入手可能または接近可能な出発物
質からの接近性が良好である、新規な種類のビタミンD
化合物を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、この目
的は、一般式
【0008】
【化18】
【0009】(式中、R1は水素原子またはヒドロキシ
基であり、R2は水素原子であるか、または(C1
3)アルキル、フェニルおよびトリフロロメチルから
なる群から選択された置換基であり、R3は分枝鎖状も
しくは非分枝鎖状(C1−C4)アルキル基、シクロプロ
ピル基またはCF3基であり、AとBは各々独立して水
素原子もしくはメチル基であるか、またはAとBは一緒
になってメチレン基を形成し、XはCH2または酸素で
あり、nは2または3である)で示される新規のビタミ
ンD化合物によって達成することができる。
【0010】一般式Iで示される、本発明の上記の新規
ビタミンD化合物は貴重な物質である。実施例で示され
るように、生物学的結果から、これらの化合物は生物学
的活性物質として有望であり、そして上記のすべての薬
物療法の指示中で、特に骨粗鬆症、腎性骨形成異常症、
骨軟化症、乾癬(および他の過増殖性皮膚疾患)、湿疹
および皮膚炎のような皮膚障害、筋障害、白血症、乳房
癌と結腸癌、骨肉腫、鱗状細胞癌、黒色腫、ある種の免
疫学的障害並びに移植拒絶の治療に使用することができ
る。ChodynskiとKutner(Steroi
ds,1991,56,311−5)による記載によう
に、化学的に関連する(24E)−24,24a−デヒ
ドロ−24,24−ジホモ化合物と比較して、本発明の
化合物は優れた生物学的活性、特に上記の薬物療法の指
示のための活性を有する。
【0011】さらに、本発明の新規ビタミンD化合物は
創傷治療に使用することができ、そして皮膚を保存、調
節および/または保護するために、そしてしわ、乾燥皮
膚、皮膚のたるみおよび不十分な皮脂分泌のような種々
の皮膚異常を改善するために、クリーム剤、ローション
剤、軟膏剤などのような化粧組成物中に取り込むことが
できる。新規のビタミンD化合物はまた診断目的に使用
することができる。
【0012】上記の置換基R3の適切な例はメチル、ト
リフルオロメチル、エチル、イソプロピルおよびシクロ
プロピルである。
【0013】一般式I(式中、R1がヒドロキシ基であ
り、R2が水素またはメチルであり、R3がメチル、エチ
ル、イソプロピルまたはシクロプロピルであり、XがC
2であり、AとBが各々独立して水素原子であるか、
またはAとBが一緒になってメチレン基を形成し、nは
2である)を有するビタミンD化合物は好適である。
【0014】本発明の上記の新規ビタミンD化合物が、
容易に入手できる出発物質から容易に製造することがで
きることは本発明の特別の長所である。特に、適切な置
換基をC25に所望通り結合させることが、容易に接近で
きるエステル化合物から出発することによって容易に達
成できることが見出された。
【0015】従って、本発明はまた、一般式
【0016】
【化19】
【0017】(式中、R1′は水素原子または保護され
たヒドロキシ基であり、R2、A、B、Xおよびnは上
記の意味を有し、R4は保護されたヒドロキシ基であ
り、そしてR5は(C1−C6)アルキル基である)で示
されるエステル化合物を、一般式 R3M(X)p (III) (式中、R3は上記の意味を有し、Xは塩素、臭素また
はヨウ素であり、Mはリチウムおよびマグネシウムから
選択された金属であり、pはMの原子価に依存して0ま
たは1である)で示される有機金属化合物と反応させ、
次いで脱保護することを、本発明によって特徴とする、
一般式Iで示される上記のビタミンD化合物の製造方法
に関する。
【0018】上記の一般式IIIで示される有機金属化
合物の適切な例は、イソプロピルリチウム、シクロプロ
ピルリチウムおよびエチルリチウムのようなリチウム化
合物並びにイソプロピルマグネシウムクロリド、シクロ
プロピルマグネシウムクロリドとメチルマグネシウムク
ロリドおよび対応するブロミドとヨウジドのようなグリ
ニャール試薬である。
【0019】同様に興味ある方法では、式Iで示される
化合物は、最終化されたC17−側鎖を持つCD環部分か
ら出発して、所望のジエンまたはトリエン系が生成する
ようにA環部分を結合させることによって組立てること
ができる。それ故、本発明はまた、一般式
【0020】
【化20】
【0021】(式中、R2、R5、Xおよびnは上記の意
味を有し、R4′は場合により保護されたヒドロキシ基
である)で示されるエステル化合物を一般式 R3M(X)p (III) (式中、記号は上記の意味を有する)で示される有機金
属化合物と反応させた後、得られた、一般式
【0022】
【化21】
【0023】を有するヒドリンダン(hydrinda
ne)化合物を、R4′が保護されたヒドロキシ基であ
る場合、脱保護して、次いで一般式
【0024】
【化22】
【0025】で示される対応するヒドリンダン−4−オ
ン化合物に酸化して、式VIで示される化合物を、必要
に応じてヒドロキシ基を保護した後、(a)一般式
【0026】
【化23】
【0027】(式中、R1′、R4、AおよびBは上記の
意味を有し)で示されるウィッティッヒ試薬か、または
(b)エノール化およびエノール形ヒドロキシ基の誘導
体化の後、一般式
【0028】
【化24】
【0029】(式中、R1′とR4は上記の意味を有す
る)で示されるエニン化合物、と転化させ、次いで水素
化および異性化して、一般式I(式中、AとBは一緒に
なってメチレン基を形成する)で示される化合物を生成
し、次いで脱保護することを本発明によって特徴とす
る、上記のビタミンDの製造方法に関する。
【0030】出発化合物または反応物中のヒドロキシ基
は適切なエステル化またはエーテル化試剤による反応に
よって保護することができる。適切なエステル化試剤
は、2〜5個の炭素原子を有するアルキルクロロ炭酸エ
ステル、または安息香酸のような芳香族カルボン酸もし
くは1〜4個の炭素原子を有する飽和脂肪族カルボン酸
或いはエステル化反応に適したかかる酸の誘導体であ
る。エーテルの形態にあるヒドロキシ基を保護するため
には、主として、この目的のために知られているもので
あればどのようなエステル化試剤でも適切であり、例え
ば、トリアルキルシリルイミダゾール、トリアルキルシ
リルハリド、トリアルキルシリルトリフラート(−トリ
フルオロメタンスルホネート)、ジフェニルアルキルシ
リルハリド、メトキシメチルクロリドもしくはジフェニ
ルアルキルシリルトリフラート、またはそれらの誘導体
(アルキル基は1〜6個の炭素原子を有する)が適切で
ある。
【0031】トリメチルシリルクロリド、t−ブチルジ
メチルシリルクロリド、ジメチル−(1,1,2−トリ
メチルプロピル)−シリルクロリド、t−ブチルジメチ
ルシリルトリフラート、またはトリメチルシリル−イミ
ダゾールはこの目的に特に適切である。その理由は、こ
れらのエステル化剤が、保護されるヒドロキシ基と容易
に反応してエーテル官能基を形成し、それらが一方では
反応または考慮中の反応の条件下で十分安定であるが、
他方では容易に除去(脱保護)されて元のヒドロキシ基
に回復することができるからである。t−ブチルジメチ
ルシリルクロリドまたはトリフラートは、これらの基が
保護基として優れて適切であることが見出されているか
ら、好適である得る。
【0032】エノール化化合物VIのエノール性ヒドロ
キシ基は好適にはN−アリールトリフルイミドとの反応
によって誘導体化されて、トリフラートを生成する。ア
リール基の適切な例はフェニルおよびクロロピリジルで
ある。
【0033】ヒドリンダン−4−オン化合物VIは、ヒ
ドリンダン化合物Vを、好適にはピリジニウムクロロク
ロメートまたはプリジニウムジクロメートのようなクロ
ム含有酸化剤およびルテニウムテトラオキシドから選択
された酸化剤によって酸化することによって製造され
る。
【0034】上記の一般式IIで示される中間体エステ
ル化合物は新規である。それ故、本発明はまたこの中間
体並びにこの化合物の製造方法に関する。
【0035】一般式II(式中、AとBは一緒になって
メチレン基を形成する)で示されるエステル化合物は好
都合には、一般式
【0036】
【化25】
【0037】(式中、R2、R5、Xおよびnは上記の意
味を有し、R6は誘導体化されたヒドロキシ基である)
で示されるエステル化合物を一般式
【0038】
【化26】
【0039】(式中、R1′とR4は上記の意味を有す
る)で示されるエニン化合物と反応させ、次いで水素化
および異性化することによって製造することができる。
【0040】この反応は好適には、2つの反応工程、即
ち最初にトリエチルアミンのような有機塩基の影響下お
よび(PPh32PdCl2のようなパラジウム触媒の
存在下で成分を反応させること、および次いで得られた
生成物をリンドラー触媒(Pd−CaCO3、鉛で被毒
処理された)のような適切な触媒の影響下で水素による
水素化を行った後、得られたプレビタミン配置を一般式
IIで示されるビタミン構造に異性化することによって
実施することができる。
【0041】別法として、一般式IXで示される前記エ
ステル化合物は、一般式
【0042】
【化27】
【0043】(式中、R2、R5、Xおよびnは上記の意
味を有する)で示される修飾されたウィンダウス・グラ
ンドマンのケトンを、一般式
【0044】
【化28】
【0045】(式中、R1′、R4、AおよびBは上記の
意味を有する)で示されるウィッティッヒ試薬と反応さ
せることによって容易に合成することができる。
【0046】一般式IIで示される中間体エステル化合
物の製造方法のさらなる別法においては、一般式
【0047】
【化29】
【0048】で示される化合物を還元剤と反応させた
後、得られた、一般式
【0049】
【化30】
【0050】を有する化合物を一般式
【0051】
【化31】
【0052】(式中、R2およびR5は上記の意味を有
し、R7は分枝鎖状または非分枝鎖状(C1−C4)アル
コキシ、フェノキシ、フェニルおよびジ(C1−C4)ア
ルキルアミノからなる群から選択された置換基であり、
そしてqはnが1である場合0または1であり、そして
qはnが2である場合0である)で示される化合物で転
化させる。
【0053】化合物XIの還元は金属アルキルヒドリド
のような種々の還元剤で行うことができる。好適な還元
剤はジイソブチルアルミニウムヒドリドである。
【0054】式XIで示される出発化合物は好都合に
は、容易に入手できる物質から、例えば、ビタミンD化
合物(X=CH2、n=2およびAとBは一緒になって
メチレン基を形成する)の合成の場合、反応の概要1に
示されるように、容易に入手できるヒオデオキシコール
酸1から当業界で既知の方法によって製造することがで
き、脱水によるΔ5結合の導入から始めて、側鎖の炭素
1個のホモログ化(例えば、アルント−アイステルトの
ジアゾ−ケトン合成によって)、エステル化、臭素化/
脱臭化水素によるΔ5,7系の導入、およびUV照射によ
るセコステロイドの形成を行って化合物6を得ることが
できる。化合物6はRyznar(Acta Pol.
Pharm.1988,45,214−8)によって記
載された方法に従って化合物10に転化することができ
る。
【0055】反応の概要1
【0056】
【化32】
【0057】式XIIIで示されるウィッティッヒ試薬
は当業界で既知の方法に従って製造することができる。
好適な置換基R7はエトキシ基である。
【0058】一般式IIで示される中間体エステル化合
物の製造方法にためのさらなる別法においては、一般式
【0059】
【化33】
【0060】で示される化合物を還元剤と反応させた
後、得られた、一般式
【0061】
【化34】
【0062】を有する化合物を、一般式
【0063】
【化35】
【0064】(式中、R5は上記の意味を有する)で示
される化合物と転化させる。
【0065】上記の薬物療法の指示のための新規ビタミ
ンD化合物の適用範囲を改善するために、化合物は通
常、薬学的に許容される担体および/または少なくとも
1種の薬学的に許容される補助物質の外に、活性成分と
して有効量の前記ビタミンD化合物を含む医薬組成物に
加工される。かかる組成物は、単位用量当たり約0.1
μg〜約0.1mgの活性成分を含む、経口、局所(皮
膚)または非経口投与のための単位剤形で送達すること
ができる。
【0066】診断目的のための組成物は、本発明のビタ
ミンD化合物の外に、相溶性で無毒性の担体および/ま
たは少なくとも1種の補助物質を含むことができる。
【0067】化粧組成物は、本発明の有効量(単位剤形
中で単位用量当たり約0.1μg〜約0.1mgの範囲
内)のビタミンD化合物の外に、化粧品的に許容される
無毒性の担体および/または少なくとも1種の補助物質
を含むことができる。
【0068】最後に、本発明は、温血生物での自己免疫
疾患(真性糖尿病を含めて)、アクネ、脱毛症、皮膚老
化(光老化を含めて)、免疫系の平衡失調、リウマチ様
関節炎および喘息のような炎症性疾患、並びに異常細胞
分化および/または異常細胞増殖に関連する疾患を含む
多くの疾病状態を治療および予防する方法において、上
記の医薬組成物を所期の目的に有効な量で前記生物に投
与することまたは前記生物を治療することを含んでな
る、多くの疾病状態の治療および予防方法に関する。
【0069】本発明はまた、固形、皮膚および血液癌、
特に白血症のような血液癌、乳房癌、並びに黒色腫およ
び鱗状細胞癌のような皮膚癌の治療のための医薬組成物
の使用に関する。
【0070】特にクリーム剤、ローション剤、軟膏、リ
ポソームおよびゲル剤よりなる群から選択される上記の
化粧組成物は、不十分な皮膚の硬度または構造、不十分
な皮膚の水和、しわ、および不十分な皮脂分泌の治療お
よび予防に使用することができる。
【0071】
【実施例】次の特定の実施例を参照して本発明について
詳細に説明する。
【0072】実施例では次の略語を使用する。
【0073】THG=テトラヒドロフランTBDMS=
t−ブチルジメチルシリルDMF=N,N−ジメチルフ
ォルムアミドAc=アセチル実施例I (5Z,7E)(1S,3R)−9,10−セコ−24
a,24b−ジホモ−(24aE)−5,7,10(1
9),24a−コレスタテトラエン−1,3,25ート
リオール 16 反応式は次の合成反応の概要Aに示す。
【0074】合成反応の概要A
【0075】
【化36】
【0076】(a)化合物11の製造 108mlのTHF中の1.8g(3.9ミリモル)の
エステル10の溶液に、108mlの0.1N KOH
メタノール性溶液を添加する。TLC(約3時間)上で
物質が観察されなくなるまで、混合物を室温で撹拌す
る。混合物を10mlの1N HClで中和する。溶媒
を除去し、酢酸エチルで抽出して、1.57g(96%
収率)のジヒドロキシエステル11を無色の油の形態で
得る。生成物11をIRおよびH−NMRによって同
定する。
【0077】IR(CHCl3):3450、295
0、2890、1705cm-1
【0078】1H−NMR(CDCl3,δ):0.54
(3H,s,18−CH3)、3.66(3H,s,C
OOCH3)、4.17(1H,m,3−H)、4.4
0(1H,m,1−H)、4.99(1H,s,19Z
−H)、5.32(1H,s,19E−H)、6.04
(br d,J=11 Hz,7−H)、6.35(b
r d,J=11 Hz,6−H)ppm。
【0079】(b)化合物12の製造 イミダゾール(1.3g、22.8ミリモル)および
1.3g(8.7ミリモル)のt−ブチルジメチルシリ
ルクロリドを、10mlのDMF中の1.5g(3.6
ミリモル)のジヒドロキシエステル11の溶液に添加す
る。TLC(約2.5時間)上で物質が観察されなくな
るまで、混合物を室温で撹拌する。ヘキサン/酢酸エチ
ル4/1を用いて抽出し、ゲル濾過を行って、2.15
g(93%収率)のジシリル化エステル12を無色の油
の形態で得る。生成物12をUV、IRおよびH−N
MRによって同定する。
【0080】UV(ヘキサン):λmax=264.8n
m。
【0081】IR(CHCl3):2950、286
0、1705cm-1
【0082】1H−NMR(CDCl3,δ):0.06
(12H,b s,Si−CH3)、0.53(3H,
s,18−CH3)、0.87(18H,b s,C−
CH3)、3.66(3H,s,−COOCH3)、4.
17(1H,m,3−H)、4.4(1H,m,1−
H)、4.86(1H,b s,Jgem=1.8 H
z,19Z−H)、5.18(1H,b s,Jgem
1.8 Hz,19E−H)、6.02(br d,J
=11 Hz,7−H)、6.35(br d,J=1
1 Hz,6−H)ppm。
【0083】(c)化合物13の製造 ジイソブチルアルミニウムヒドリド(1M、750μ
l、0.75ミリモル)を、アルゴン下で2.5mlの
トルエン中の500mg(0.77ミリモル)のジシリ
ル化エステル12の溶液に−70℃で滴々に添加し、温
度を−60℃以下に保持する。TLC(約3時間)上で
物質が観察されなくなるまで、混合物を−65℃で撹拌
する。反応混合物の後処理、セライト濾過およびシリカ
ゲル・クロマトグラフィーを行って、330mg(69
%収率)のアルデヒド13を無色の油の形態で得て、5
0mg(11%収率)のC−24aアルコールを副生成
物を得た。生成物13をUV、IR、1H−NMR、13
C−NMRおよびEIMSによって同定する。
【0084】UV(ヘキサン):λmax=264.6n
m。
【0085】IR(CHCl3):2930、172
2、1645cm-1
【0086】1H−NMR(CDCl3,δ):0.04
9(12H,b s,SiCH3)、0.51(3H,
s,18−CH3)、0.87(18H,b s,C−
CH3)、4.2(1H,m,3−H)、4.3(1
H,m,1−H)、4.84(1H,b s,Jgem
2.3 Hz,19Z−H)、5.15(1H,b
s,Jgem=2.3 Hz,19E−H)、6.02
(br d,J=11 Hz,7−H)、6.35(b
r d,J=11 Hz,6−H)、9.74(1H,
t,J=1.8 Hz,CHO)ppm。
【0087】13C−NMR(CDCl3,δ):−5.
09、−4.80、−4.69、11.94、18.1
5、18.22、18.69、22.11、23.3
6、25.79、25.84、27.68、28.8
4、35.39、35.97、40.56、44.3
2、44.78、45.75、46.01、56.1
9、56.28、67.49、72.04、77.2
1、111.22、117.90、123.12、13
4.99、140.91、148.25、202.97
ppm。
【0088】EIMS(m/z):614(M+)、4
82(100)、248(95);理論値(C3766
3Si2) 614.4546、実測値 614.455
1。
【0089】(d)化合物14の製造 2mlのTHF中の89mg(0.145ミリモル)の
アルデヒド13の溶液を、アルゴン下で2mlのTHF
中の70mg(0.2ミリモル)のエトキシカルボニル
メチレントリフェニルホスホランの溶液に室温で添加す
る。混合物を室温で16時間撹拌する。シリカゲル・ク
ロマトグラフィーを行って、102mg(91%収率)
のエステル14を無色の油として得る。化合物14をU
V、IR、1H−NMRおよび13C−NMRによって同
定する。
【0090】UV(ヘキサン):λmax=264.6n
m。
【0091】IR(CHCl3):2951、170
8、1652cm-1
【0092】1H−NMR(CDCl3,δ):0.04
9(12H,b s,Si−CH3)、0.52(3
H,s,18−CH3)、0.89(18H,b s,
C−CH3)、1.27(3H,t,J=7.1 H
z,−CHCH)、4.2(1H,m,3−H)、
4.3(1H,m,1−H)、4.84(1H,b
s,Jgem=2.4 Hz,19Z−H)、5.15
(1H,b s,Jgem=2.4 Hz,19E−
H)、5.78(1H,d t,Jtrans=15.7
Hz,Jvic=1.4 Hz、24b−H)、6.02
(br d,J=11 Hz,7−H)、6.35(b
r d,J=11 Hz,6−H)、6.90(1H,
d t,Jtrans=15.8 Hz,Jvic=7.2 H
z,24a−H)ppm。
【0093】13C−NMR(CDCl3,δ):−5.
05、−4.77、−4.66、11.98、14.2
7、18.13、18.23、18.79、22.1
7、23.50、24.76、25.84、27.6
9、28.89、32.64、35.51、35.9
8、40.67、44.90、45.81、46.1
0、56.37、56.52、60.06、67.5
7、72.11、111.15、117.97、12
1.30、123.17、135.06、140.9
3、148.44、149.37ppm。
【0094】(e)化合物15の製造 1mlのTHF中のエステル14(60mg、0.08
8ミリモル)を、アルゴン下で0.75mlのTHFで
希釈したジエチルエーテル中のメチルマグネシウムブロ
ミド(0.1ml、0.3ミリモル)の溶液に室温で添
加する。混合物を室温で24時間撹拌する。シリカゲル
・クロマトグラフィーを行って31.3mg(54%収
率)のアルコール15を無色の油として得る。
【0095】(f)化合物16の製造 1mlのTHF中の31mg(0.046ミリモル)の
アルコール15の溶液を、アルゴン下で1mlのTHF
中の315mg(1ミリモル)のテトラブチルアンモニ
ウムフルオリドの溶液に添加する。TLC(約16時
間)上で物質が観察されなくなるまで、混合物を室温で
撹拌する。酢酸エチルを用いて抽出し、次いでシリカゲ
ル・クロマトグラフィーを行って、19.3mg(94
%収率)のトリオール16を無色の油として得る。生成
物16をUV、1H−NMRおよびEIMSによって同
定する。
【0096】UV(ヘキサン):λmax=263.8n
m。
【0097】1H−NMR(CDCl3,δ):0.54
(3H,s,18−CH3)、1.31(6H,s,2
6,27−CH3)、4.2(1H,m,3−H)、
4.4(1H,m,1−H)、5.0(1H,b s,
19Z−H)、5.3(1H,t,Jgem=1.7 H
z,19E−H)、5.85(1H,d,Jtrans=1
6.0 Hz,24b−H)、6.02(br d,J
=11 Hz,7−H)、6.35(br d,J=1
1 Hz,6−H)、7.1(1H,m,Jtrans=1
6 Hz,24b−H)ppm。
【0098】EIMS(m/z):442(M+,3
9)、424(M+−HO,95)、406(M+−2
2O,93)、388(M+−3H2O,100)、2
85(100);理論値(C29463) 442.34
47、実測値 442.3440。
【0099】実施例II 細胞内ビタミンD受容体に対する親和性 本発明によるビタミンD化合物をエタノール中に10
-13〜10-7Mの範囲内の濃度で溶解させる。子ウシ胸
腺の細胞内ビタミンD受容体(VDR)に対する親和性
を生物学的検定法で決定する。この検定法では、VDR
に特異的に結合する3H−1α,25−ジヒドロキシコ
レカルシフェロール(3H−1α,25−DHCC)は
試験化合物によって置き換えられる。既知の24,24
−ジホモ−Δ(24−24a)カルシトリオールはカル
シトリオールよりもVDRに対し実質的に低い親和性
(1%以下)を有するが、24,24−ジホモ−Δ(2
4a−24b)カルシトリオール(実施例Iの化合物1
6)は驚くべきことには、カルシトリオールより9倍も
VDRに対し高い親和性を有する。VDRに対する高い
親和性は生物学的に活性な化合物であることを示す。
【0100】実施例III ビタミンD結合タンパク質に対する親和性 ビタミンD結合タンパク質(DBP)はビタミンDおよ
びその血中代謝物の特異的な担体である。DBPに対す
る結合が強いと細胞内でのVDRへの接近が減少するか
ら、ビタミンD化合物の生物学的活性はそれらのDBP
に対する結合に依存する。DBPに対する結合はまた循
環中のビタミンD誘導体の半減期に影響する。弱い結合
物質は急速に代謝され、このことは局所適用では好都合
な側面である。
【0101】検定法では、DBPを3H−1α,25−
DHCCおよび1α,25−DHCCと共にか、または
研究するビタミンD化合物と共にインキュベートする。
この目的のために、ビタミン化合物をエタノール中に1
-11〜2.5×10-6Mの範囲内の濃度で溶解させ
る。次いで、結合/非結合3H−1α,25−DHCC
のパーセントを算出する。DBPはヒトの全血清から精
製される。24,24−ジホモ−Δ(24−24a)−
カルシトリオールおよび24,24−ジホモ−Δ(24
a−24b)カルシトリオールは両方ともカルシトリオ
ールよりもDBPに対しずっと弱い結合物質である(夫
々、2%および3.5%)。
【0102】実施例IV 細胞分化 研究するビタミンD化合物をエタノール中に10-12
10-6Mの範囲内の濃度で溶解させ、HL−60検定法
で細胞分化を誘発する能力について試験する。この検定
法では、細胞分化が起っているかどうかを確認するため
に、ヒトの白血病細胞株HL−60の生化学的検査を行
う。
【0103】分化は、成熟パラターであるニトロブルー
テトラゾリウム(NBT)還元として示される。既知の
カルシトリオールまたは研究するビタミンD化合物と共
に培養した後、黒色ホルマザン沈着物を含有するパーセ
ントを決定する。NBT還元細胞のパーセントが増加す
ることは細胞分化の増加を示す。
【0104】細胞培養物の増殖および活力は、細胞数の
計測によって、およびトリパンブルー排除法によって確
認される。HL−60培養物中の細胞の活力および増殖
はすべての試験において良好であった。カルシトリオー
ル(既知)および24,24−ジホモ−Δ(24a−2
4b)−カルシトリオールは、Hl−60細胞の分化お
よび成熟を誘発する活性が同等であり、他方既知の2
4,24−ジホモ−Δ(24−24a)−カルシトリオ
ールは4倍活性が低い。最適効果は10-7〜10-6Mの
範囲内の濃度に見出される。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/59 ADT A61K 31/59 ADT ADU ADU (72)発明者 ワンダ・ウオイシーコウスカ オランダ・ウエースプ・シージエイバンホ ウテンラーン36 (72)発明者 ジヨハネス・セバステイアン・ハルケス オランダ・ウエースプ・シージエイバンホ ウテンラーン36 (72)発明者 ジヤン−パウル・バン・デ・ベルデ オランダ・ウエースプ・シージエイバンホ ウテンラーン36

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 (式中、R1は水素原子またはヒドロキシ基であり、R2
    は水素原子であるか、または(C1−C3)アルキル、フ
    ェニルおよびトリフロロメチルからなる群から選択され
    た置換基であり、R3は分枝鎖状もしくは非分枝鎖状
    (C1−C4)アルキル基、シクロプロピル基またはCF
    3基であり、AとBは各々独立して水素原子もしくはメ
    チル基であるか、またはAとBは一緒になってメチレン
    基を形成し、XはCH2または酸素であり、nは2また
    は3である)で示されるビタミンD化合物。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の一般式I(式中、R1
    がヒドロキシ基であり、R2が水素またはメチルであ
    り、R3がメチル、エチル、イソプロピルまたはシクロ
    プロピルであり、XがCH2であり、AとBが各々独立
    して水素原子であるか、またはAとBは一緒になってメ
    チレン基を形成し、nは2である)を有する請求項1に
    記載のビタミンD化合物。
  3. 【請求項3】 一般式 【化2】 (式中、R1′は水素原子または保護されたヒドロキシ
    基であり、R2、A、B、Xおよびnは請求項1に記載
    の意味を有し、R4は保護されたヒドロキシ基であり、
    そしてR5は(C1−C6)アルキル基である)で示され
    るエステル化合物を一般式 R3M(X)p (III) (式中、R3は請求項1に記載の意味を有し、Xは塩
    素、臭素またはヨウ素であり、Mはリチウムおよびマグ
    ネシウムから選択された金属であり、pはMの原子価に
    依存して0または1である)で示される有機金属化合物
    と反応させ、次いで脱保護することを特徴とする、請求
    項1に記載のビタミンD化合物の製造方法。
  4. 【請求項4】 一般式 【化3】 (式中、R2、Xおよびnは請求項1に記載の意味を有
    し、R4′は場合により保護されたヒドロキシ基であ
    り、そしてR5は請求項3に記載の意味を有す)で示さ
    れるエステル化合物を一般式 R3M(X)p (III) (式中、記号は請求項3に記載の意味を有する)で示さ
    れる有機金属化合物と反応させた後、得られた、一般式 【化4】 を有するヒドリンダン(hydrindane)化合物
    を、R4′が保護されたヒドロキシ基である場合、脱保
    護して、次いで一般式 【化5】 で示される対応するヒドリンダン−4−オン化合物に酸
    化して、式VIで示される化合物を、必要に応じてヒド
    ロキシ基を保護した後、(a)一般式 【化6】 (式中、R1′とR4は請求項3に記載の意味を有し、A
    とBは請求項1に記載の意味を有する)で示されるウィ
    ッティッヒ試薬か、または(b)エノール化およびエノ
    ール形ヒドロキシ基の誘導体化の後、一般式 【化7】 (式中、R1′とR4は上記の意味を有する)で示される
    エニン化合物、と転化させ、次いで水素化および異性化
    して、一般式I(式中、AとBは一緒になってメチレン
    基を形成する)で示される化合物を生成し、次いで脱保
    護することを特徴とする、請求項1に記載のビタミンD
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の一般式II、(式中、
    2、A、B、Xおよびnは請求項1に記載の意味を有
    し、R4とR5は請求項3に記載の意味を有する)で示さ
    れるエステル化合物。
  6. 【請求項6】 一般式 【化8】 (式中、R2、Xおよびnは請求項1に記載の意味を有
    し、R5は請求項3に記載の意味を有し、R6は誘導体化
    されたヒドロキシ基である)で示されるエステル化合物
    を一般式 【化9】 (式中、R1′とR4は請求項3に記載の意味を有する)
    で示されるエニン化合物と反応させ、次いで水素化およ
    び異性化することを特徴とする、一般式II(式中、A
    とBは一緒になってメチレン基を形成する)で示され
    る、請求項5に記載の化合物の製造方法。
  7. 【請求項7】 一般式 【化10】 (式中、R2、Xおよびnは請求項1に記載の意味を有
    し、R5は請求項3に記載の意味を有する)で示される
    ケトンを一般式 【化11】 (式中、R1′とR4は請求項3に記載の意味を有し、A
    とBは請求項1に記載の意味を有する)で示されるウィ
    ッティッヒ試薬と反応させることを特徴とする、一般式
    IIで示される、請求項5に記載の化合物の製造方法。
  8. 【請求項8】 一般式 【化12】 で示される化合物を還元剤と反応させた後、得られた、
    一般式 【化13】 を有する化合物を一般式 【化14】 (式中、R2は請求項1に記載の意味を有し、R5は請求
    項3に記載の意味を有し、R7は分枝鎖状または非分枝
    鎖状(C1−C4)アルコキシ、フェノキシ、フェニルお
    よびジ(C1−C4)アルキルアミノからなる群から選択
    された置換基であり、そしてqはnが1である場合0ま
    たは1であり、そしてqはnが2である場合0である)
    で示される化合物と転化させることを特徴とする、一般
    式IIで示される、請求項5に記載の化合物の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 一般式 【化15】 で示される化合物を還元剤と反応させた後、得られた、
    一般式 【化16】 を有する化合物を、一般式 【化17】 (式中、R5は請求項3に記載の意味を有する)で示さ
    れる化合物と転化させることを特徴とする、一般式II
    (式中、R2は水素であり、A、B、Xおよびnは請求
    項1に記載の意味を有し、そしてR4とR5は請求項3に
    記載の意味を有する)で示される、請求項5に記載の化
    合物の製造方法。
  10. 【請求項10】 薬学的に許容される担体および/また
    は少なくとも1種の薬学的に許容される補助剤の外に、
    活性成分として、請求項1または請求項2に記載の少な
    くとも1種の化合物の有効量を含んでなる医薬組成物。
  11. 【請求項11】 温血生物での骨粗鬆症、腎性骨形成異
    常症および骨軟化症のような骨疾患、自己免疫疾患、ア
    クネ、脱毛症、皮膚老化、免疫系の平衡失調、リウマチ
    様関節炎および喘息のような炎症性疾患、並びに異常細
    胞分化および/または異常細胞増殖に関連する疾患、並
    びに固形、皮膚または血液癌を含む多くの皮膚障害或い
    は多くの疾病を治療および/または防止する方法におい
    て、所期の目的のために有効な量の請求項10に記載の
    組成物を前記生物に投与することまたは前記生物を治療
    することを含んでなる皮膚障害或いは疾病の治療および
    /または防止方法。
JP13570496A 1995-05-09 1996-05-07 ビタミンd化合物類およびこれらの化合物の製造方法 Expired - Fee Related JP4010579B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
NL95201184.9 1995-05-09
EP95201184 1995-05-09

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007198131A Division JP2007326871A (ja) 1995-05-09 2007-07-30 ビタミンd化合物類

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH093040A true JPH093040A (ja) 1997-01-07
JP4010579B2 JP4010579B2 (ja) 2007-11-21

Family

ID=8220269

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13570496A Expired - Fee Related JP4010579B2 (ja) 1995-05-09 1996-05-07 ビタミンd化合物類およびこれらの化合物の製造方法
JP2007198131A Pending JP2007326871A (ja) 1995-05-09 2007-07-30 ビタミンd化合物類

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007198131A Pending JP2007326871A (ja) 1995-05-09 2007-07-30 ビタミンd化合物類

Country Status (9)

Country Link
US (1) US5817648A (ja)
EP (1) EP0742203B1 (ja)
JP (2) JP4010579B2 (ja)
AT (1) ATE185135T1 (ja)
CA (1) CA2175881A1 (ja)
DE (1) DE69604442T2 (ja)
DK (1) DK0742203T5 (ja)
ES (1) ES2139305T3 (ja)
IL (1) IL118156A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4803939B2 (ja) * 2000-04-19 2011-10-26 中外製薬株式会社 ビタミンd誘導体

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9622590D0 (en) * 1996-10-30 1997-01-08 Leo Pharm Prod Ltd Chemical compounds
US5945410A (en) 1997-03-17 1999-08-31 Wisconsin Alumni Research Foundation 2-alkyl-19-nor-vitamin D compounds
US6316642B1 (en) * 1997-03-17 2001-11-13 Wisconsin Alumni Research Foundation 26,27-Homologated-20-EPI-2alkyl-19-nor-vitamin D compounds
US6392071B1 (en) * 1997-03-17 2002-05-21 Wisconsin Alumni: Research Foundation 26,27-homologated-20-EPI-2-alkylidene-19-nor-vitamin D compounds
MA26481A1 (fr) * 1997-04-21 2004-12-20 Hoffmann La Roche Derives d'arylsecocholadiene
EP0998455B1 (en) * 1997-07-17 2003-10-01 F.Hoffmann-La Roche Ag Dihomo-seco-cholestanes with two unsaturated bonds in the side chain
DE19744127B4 (de) * 1997-10-01 2006-10-05 Schering Ag Neue Vitamin D-Derivate mit Cyclopropylringen in den Seitenketten, Verfahren und Zwischenprodukte zu ihrer Herstellung sowie ihre Verwendung zur Herstellung von Arzneimitteln
WO2001092221A1 (en) 2000-05-31 2001-12-06 Wisconsin Alumni Research Foundation 2-ethyl and 2-ethylidene-19-nor-vitamin d compounds
AU2001275445B2 (en) * 2000-09-08 2006-07-27 Wisconsin Alumni Research Foundation 1alpha-hydroxy-2-methylene-19-nor-homopregnacalciferol and its therapeutic applications
US20040258801A1 (en) * 2001-09-27 2004-12-23 Alvin Ling Vitamin fortification of foodstuffs
US6566352B1 (en) * 2002-02-18 2003-05-20 Wisconsin Alumni Research Foudation 1 α-hydroxy-2-methylene-19-nor-pregnacalciferol and its uses
US20040058895A1 (en) * 2002-09-18 2004-03-25 Bone Care International, Inc. Multi-use vessels for vitamin D formulations
US7148211B2 (en) * 2002-09-18 2006-12-12 Genzyme Corporation Formulation for lipophilic agents
US20040053895A1 (en) * 2002-09-18 2004-03-18 Bone Care International, Inc. Multi-use vessels for vitamin D formulations
US20060293291A1 (en) * 2003-04-10 2006-12-28 Deluca Hector F 2-Propylidene-19-nor-vitamin d compounds
US6894037B2 (en) * 2003-07-03 2005-05-17 Wisconsin Alumni Research Foundation 2-methylene-19-nor-20(S)-25-methyl-1α-hydroxycalciferol and its uses
US8404667B2 (en) * 2006-12-29 2013-03-26 Wisconsin Alumni Research Foundation Compounds, compositions, kits and methods of use to orally and topically treat acne and other skin conditions by 19-Nor vitamin D analog
US7713951B2 (en) * 2004-04-09 2010-05-11 Wisconsin Alumni Research Foundation 2-alkylidene-18,19-dinor-vitamin D compounds
NZ571896A (en) * 2006-04-05 2011-09-30 Wisconsin Alumni Res Found 1-Alpha.-hydroxy-2-(3'-hydroxypropylidene)-19-nor-vitamin D compounds and methods of making and use thereof
US20090281340A1 (en) * 2006-04-05 2009-11-12 Deluca Hector F 1alpha-hydroxy-2-(3'-hydroxypropylidene)-19-nor-vitamin d compounds and methods of making and treatment thereof

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53147051A (en) * 1977-05-24 1978-12-21 Teijin Ltd 1alpha-hydroxy-24-dehydro-vitamin d3 and its preparation
US4360471A (en) * 1981-12-11 1982-11-23 Wisconsin Alumni Research Foundation 23-Dehydro-25-hydroxyvitamin D3
US4505906A (en) * 1984-01-30 1985-03-19 Wisconsin Alumni Research Foundation Hydroxyvitamin D2 isomers
US4619920A (en) * 1985-09-16 1986-10-28 Wisconsin Alumni Research Foundation 26,26,26,27,27-pentafluoro-1α-hydroxy-27-methoxyvitamin D3
US4927815A (en) * 1988-04-29 1990-05-22 Wisconsin Alumni Research Foundation Compounds effective in inducing cell differentiation and process for preparing same
GB9007236D0 (en) * 1990-03-30 1990-05-30 Leo Pharm Prod Ltd Chemical compounds
US5206230A (en) * 1991-06-05 1993-04-27 Daikin Industries, Ltd. Fluorine-containing vitamin D3 analogues and pharmaceutical composition containing the same
US5278155A (en) * 1991-06-05 1994-01-11 Daikin Industries, Ltd. Fluorine-containing vitamin D3 analogues and cell differentiation-inducing agent containing the same
EP0521550B1 (en) * 1991-07-05 1996-09-18 Duphar International Research B.V Vitamin D compound, method of preparing this compound and intermediate therefor
DE4220757A1 (de) * 1992-06-24 1994-01-05 Schering Ag Derivate in der Vitamin D-Reihe mit Modifikationen in der 20-Position, Verfahren zu ihrer Herstellung, Zwischenprodukte für dieses Verfahren, diese Derivate enthaltende pharmazeutische Präparate sowie deren Verwendung zur Herstellung von Arzneimitteln
GB9220272D0 (en) * 1992-09-25 1992-11-11 Leo Pharm Prod Ltd Chemical compounds
US5449668A (en) * 1993-06-04 1995-09-12 Duphar International Research B.V. Vitamin D compounds and method of preparing these compounds
US5428029A (en) * 1993-11-24 1995-06-27 Hoffmann-La Roche Inc. Vitamin D3 fluorinated analogs

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4803939B2 (ja) * 2000-04-19 2011-10-26 中外製薬株式会社 ビタミンd誘導体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007326871A (ja) 2007-12-20
ATE185135T1 (de) 1999-10-15
IL118156A0 (en) 1996-09-12
EP0742203B1 (en) 1999-09-29
DK0742203T3 (da) 2000-04-10
CA2175881A1 (en) 1996-11-10
EP0742203A2 (en) 1996-11-13
DE69604442T2 (de) 2000-05-18
DE69604442D1 (de) 1999-11-04
DK0742203T5 (da) 2000-09-04
JP4010579B2 (ja) 2007-11-21
ES2139305T3 (es) 2000-02-01
US5817648A (en) 1998-10-06
EP0742203A3 (ja) 1996-12-04
IL118156A (en) 2001-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007326871A (ja) ビタミンd化合物類
EP0633245B1 (en) Vitamin D compounds and method of preparing these compounds
CA2044280C (en) Vitamin d analogues
US5929056A (en) Vitamin D compounds and method of preparing these compounds
JP3207423B2 (ja) ビタミンd系列の23−オキサ誘導体、その製造法、該誘導体を含有する製薬学的調剤ならびに医薬品としての該誘導体の使用
AU707942B2 (en) New vitamin D derivatives with substituents at C-25, process for their production, intermediate products and use for the production of pharmaceutical agents
NZ253698A (en) Vitamin d derivatives, medicaments and intermediates
NZ563758A (en) 19,26,27-Trinor-1alpha,25-dihydroxyvitamin D3 compounds
CZ170496A3 (en) Amine and amide derivatives of vitamin d
US5663157A (en) 22-en-25-oxa derivatives in the vitamin D series, process for their production, pharmaceutical preparations containing these derivatives as well as their use as pharmaceutical agents
EP0460034A1 (en) VITAMIN D ANALOG.
EP0579840A1 (en) Fluorine-containing vitamin D3 analogs.
WO1989010352A1 (en) SIDE CHAIN UNSATURATED 1alpha-HYDROXYVITAMIN D HOMOLOGS
AU2005309820B2 (en) 2-methylene-19,21-dinor-1alpha-hydroxy-bishomopregnacalciferol
CZ198399A3 (cs) Deriváty vitamínu D3
EP0793648A1 (en) 18-nor-vitamin d compounds
JP3633639B2 (ja) ビタミンd化合物およびそれらの製造方法
JPH0649092A (ja) ビタミンd関連化合物
PL177676B1 (pl) Nowe analogi witamin D, sposób ich wytwarzania igawierająneje środkitarmaneutycone i Oosmetycone
JP2004277433A (ja) ビタミンd化合物およびそれらの製造方法
MXPA97003721A (es) Compuestos de 18, 19-dinop-vitamina d

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060620

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20060911

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20060920

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070130

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070330

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070404

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070730

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070828

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070904

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100914

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees