JPH09304057A - 望遠光学系の自動焦点装置 - Google Patents

望遠光学系の自動焦点装置

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Publication number
JPH09304057A
JPH09304057A JP3941297A JP3941297A JPH09304057A JP H09304057 A JPH09304057 A JP H09304057A JP 3941297 A JP3941297 A JP 3941297A JP 3941297 A JP3941297 A JP 3941297A JP H09304057 A JPH09304057 A JP H09304057A
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JP
Japan
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focus
automatic
focus adjustment
optical system
lens
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Withdrawn
Application number
JP3941297A
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English (en)
Inventor
Shinichi Suzuki
信一 鈴木
Masahiro Nakada
昌広 中田
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP3941297A priority Critical patent/JPH09304057A/ja
Publication of JPH09304057A publication Critical patent/JPH09304057A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】無駄な電力消費を少なくして、動作可能時間の
長い、望遠光学系の自動焦点装置を提供すること。 【構成】焦点調節レンズ12を光軸に沿って移動して自
動焦点調節する望遠光学系;この望遠光学系を介してそ
の焦点状態を検出する焦点検出系20;前記焦点調節レ
ンズ12を移動させる焦点調節レンズ駆動系30;前記
焦点検出系20によって検出した焦点状態に基づいて前
記焦点調節レンズ駆動系30を駆動し、焦点調節レンズ
12を移動させて自動焦点調節する演算・制御回路2
3;この演算・制御回路23に前記自動焦点調節処理を
実行させるAF開始スイッチ27;および、バッテリ4
1;を備え、前記演算・制御回路23は、AF開始スイ
ッチ27がオン操作されたときに前記焦点検出系20お
よび焦点調節レンズ駆動系30に前記バッテリ41の電
力を供給して自動焦点調節処理を開始し、自動焦点調節
処理が終了したときには焦点検出系20および焦点調節
レンズ駆動系30への、バッテリ41の電力供給を停止
すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、望遠光学系を備えた、例えばオ
ートレベル、セオドライト、トランシットなどの測量機
器に適した自動焦点装置に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】オートレベル、トランシッ
ト、セオドライトなどの測量機器は、基本的に、視準望
遠鏡と、水準器、回転角、俯仰角などを計測するスケー
ルなどを備えている。測距機器を水平にセットし、視準
望遠鏡で、視準点、あるいは視準物体を視準する。
【0003】この種の測量機器では、視準物体の距離に
関わらず明確な物体像を観察するため、自動焦点調節装
置が備えられている。すなわち、作業者は、視準物体を
明瞭な状態で観察するために、視準望遠鏡を覗いて視準
物体を観察しながら自動焦点調節装置を操作しなければ
ならなかった。そこで、自動焦点装置が望まれていた。
また、測量機器は屋外で使用する場合が多いので、自動
焦点装置の電源は乾電池、充電池など、容量が限られた
乾電池(一次電池)、充電池(二次電池)が使用され
る。そのため、自動焦点装置の動作可能時間は電池の容
量によって制限されるが、できるだけ長く動作可能なこ
とが望まれていた。
【0004】
【発明の目的】本発明は、このような従来の測量機器の
問題意識に基づき、無駄な電力消費を少なくして、動作
可能時間の長い、望遠光学系の自動焦点装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【発明の概要】この目的を達成する本発明は、焦点調節
レンズを光軸に沿って移動して焦自動焦点調節する望遠
光学系;この望遠光学系を介してその焦点状態を検出す
る焦点検出手段;前記焦点調節レンズを移動させるレン
ズ移動手段;前記焦点検出手段によって検出した焦点状
態に基づいて前記レンズ移動手段を駆動し、焦点調節レ
ンズを移動させて自動焦点調節する制御手段;この制御
手段に前記自動焦点調節処理を実行させる外部操作手
段;および、電源;を備え、前記制御手段は、前記外部
操作手段が操作されたときに前記自動焦点調節手段およ
びレンズ移動手段に前記電源の電力を供給して前記自動
焦点調節処理を開始し、前記自動焦点調節処理が終了し
たときには前記自動焦点調節手段およびレンズ移動手段
への電源の電力供給を停止すること、に特徴を有する。
この構成によれば、自動焦点調節処理開始時に前記自動
焦点調節手段およびレンズ移動手段に電力が供給され、
自動焦点調節処理が終了したら電力供給が断たれるの
で、無駄な電力消費が無くなる。
【0006】外部操作手段をスイッチで構成し、前記制
御手段は、前記スイッチがオン操作されたときに前記電
力供給および前記自動焦点調節処理を開始し、前記自動
焦点調節処理が終了したときは、前記スイッチがオン状
態を維持していても、前記電力供給を停止する構成にで
きる。この構成によれば、スイッチが何らかの原因でオ
ンのままになっても、一度自動焦点調節処理を終了する
と電源が遮断されるので、無駄な電力消費がなくなる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明を説明
する。図1は、本発明の自動焦点調節装置を適用したオ
ートレベルの一実施の形態を示す図である。オートレベ
ル10は、物体側から、正の視準用対物レンズ11、負
の焦点調節レンズ12、水平補償光学系13、焦点板
(焦点面)14、及び正の接眼レンズ15を備えてい
る。
【0008】水平補償光学系13は、周知のもので、第
1コンペプリズム13a、コンペミラー13b及び第2
コンペプリズム13cとを有する左右対称形状をしてい
て、図示しないが、紐体を介して軸に吊り下げられてい
る。コンペミラー13bと第1、第2コンペプリズム1
3a、13cとの角度は、絶対値が等しく符号が反対の
例えば30゜をなしている。この角度は、紐体の長さ等
の要素によって異なる。この水平補償光学系13は、対
物レンズ11と焦点調節レンズ12の光軸を略水平(例
えば水平から10〜15分程度傾斜した状態)にセット
すると、第1コンペプリズム13aへの入射光束は同じ
ズレ量だけ水平からズレるが、第1コンペプリズム13
a、コンペミラー13b及び第2コンペプリズム13c
で反射して射出する光束は、実質的に水平となる。
【0009】焦点調節レンズ12にはラック12aが固
定されており、このラック12aにピニオン12bが噛
み合っている。このピニオン12bを回転させて焦点調
節レンズ12を光軸に沿って移動させることにより、対
物レンズ11と焦点調節レンズ12によって形成される
物体9の像の位置を光軸に沿って平行移動させることが
できる。作業者は、焦点板14上に結像された物体像
を、焦点板14上に描いた視準線等と一緒に接眼レンズ
15によって観察する。
【0010】対物レンズ11から焦点板14に至る光路
中に、該光路を分岐させる分岐光学素子(ハーフミラ
ー)18を配置し、その結果形成された分岐光学系中
に、焦点板14の等価面14Aにおける焦点状態(結像
状態)を検出する焦点検出系20を設け、さらにこの焦
点検出系20の出力に基づいて焦点調節レンズ12を駆
動する焦点調節レンズ駆動系30を設けている。
【0011】等価面14Aの焦点状態を検出する焦点検
出系20は、等価面14Aの近傍に配置したAFセンサ
21を有し、このAFセンサ21の出力に基づいて、合
焦、非合焦、前ピン、後ピン、デフォーカスを検出する
もので、具体的構成は種々知られている。本発明の実施
の形態のAFセンサ21は位相差法タイプのもので、等
価面14Aの物体像を、集光レンズおよび基線長だけ離
して配置した一対のセパレータレンズ(結像レンズ)に
よって分割して一対のCCDラインセンサ上に再結像す
る。CCDラインセンサは多数の光電変換素子を有し、
各光電変換素子が、受光した物体像を光電変換して光電
変換した電荷を積分(蓄積)し、積分した電荷をAFセ
ンサデータとして出力し、プリアンプ22で増幅して演
算・制御回路23に入力する。演算・制御回路23は、
一対のAFセンサデータに基づいて、デフォーカス演算
によってデフォーカス量を算出する。本発明の実施の形
態ではさらに、デフォーカス量に基づいて、デフォーカ
ス量が0になる位置まで自焦点調節レンズ12を移動す
るのに必要なAFモータ31の駆動方向および駆動量
(エンコーダ33の出力パルス(以下「AFパルス」)
数)を算出する。このAFパルス数は、演算・制御回路
23が内蔵するAFパルスカウンタ23aにセットされ
る。
【0012】演算・制御回路23は、演算したAFモー
タ31の回転方向およびAFパルス数に基づいてAFモ
ータ駆動回路25を介してAFモータ31を駆動する。
AFモータ31の回転は、クラッチ内蔵減速機構32を
介してピニオン12bに伝達され、焦点調節レンズ12
を移動する。AFモータ31の回転はエンコーダ33に
より検知され、エンコーダ33の出力は演算・制御回路
23がカウントし、カウント値と、先に演算した回転量
に基づいて速度制御、停止制御などを行う。
【0013】この焦点検出系20と焦点調節レンズ駆動
系30により、物体距離に応じて焦点調節レンズ12が
光軸に沿って駆動され、自動合焦される。
【0014】焦点検出系20は、スイッチとして、自動
焦点調節処理を開始するAF開始スイッチ27、および
AFモードであること(マニュアルフォーカスモードで
はないこと)を検知するAFスイッチ29を備えてい
る。AF開始スイッチ27は、使用者などによって押さ
れるとオンし、押圧力が除かれると自動復帰(オフ)す
る押し釦スイッチである。
【0015】そして、これらの焦点検出系20および焦
点調節レンズ駆動系30を駆動する電源として、バッテ
リ41を備えている。バッテリ41の電力は、DC/D
Cコンバータ43を介して各回路に供給されるが、演算
・制御回路23にはレギュレータ45を介して常時供給
されている。そして演算・制御回路23は、DC/DC
コンバータ43をオン/オフ制御して、他の回路へのバ
ッテリ41の電力供給をコントロールしている。
【0016】また、ピニオン12bは、マニュアルフォ
ーカス操作ノブ16による手動自動焦点調節と、焦点検
出系20および焦点調節レンズ駆動系30による自動焦
点調節のいずれか一方による駆動が可能である。つま
り、オートレベル10は、焦点検出系20の出力により
焦点調節レンズ12を駆動するオートフォーカスモード
と、焦点検出系20の出力によることなく手動で焦点調
節レンズ12を駆動するマニュアルモードとに切替可能
に構成されている。
【0017】これらオートフォーカスモードとマニュア
ルモードとを切替える手段として、例えばマニュアルフ
ォーカス操作ノブ16を軸方向のいずれか一方に移動さ
せたときマニュアルモードに切替わり、他方に移動させ
たときオートフォーカス(AF)モードに切替わるよう
に構成してある。例えば、クラッチ内蔵減速機構32は
AFモータ31と減速機構との接続を、マニュアルフォ
ーカス操作ノブ16がマニュアルモード位置に移動され
たときには遮断し、オートフォーカスモード位置に移動
されたときには接続する構成とする。クラッチ内蔵減速
機構32は、マニュアルフォーカス操作ノブ16と減速
機構との接続を、位置にかかわらず常時維持する構成で
もよく、オートフォーカス位置では切断する構成でもよ
い。また、演算・制御回路23は、マニュアルフォーカ
ス操作ノブ16がオートフォーカスモードに切り換わっ
たことを、AFスイッチ29がオンしていることにより
知る。
【0018】このオートレベル10の自動焦点調節処理
について、図2から図6に示したフローチャートを参照
してより詳細に説明する。この処理は、オートレベル1
0にバッテリ41が装着されている状態で、演算・制御
回路23によって実行される。演算・制御回路23に
は、常時バッテリ41の電力が供給されているが、他の
回路への電力供給は、AF開始スイッチ27がオンされ
て、演算・制御回路23が自動焦点調節処理を開始した
ときに供給され、自動焦点調節処理によって合焦し、ま
たは合焦不能であることを検知して演算・制御回路23
が自動焦点調節処理を終了したときに断たれる。
【0019】本発明の実施の形態では、AF開始スイッ
チ27がオンされると、その後AF開始スイッチ27が
オフされても、自動焦点調節処理を終了するまでは自動
焦点調節処理を継続する。
【0020】バッテリ41が装着されると、まず、ステ
ップ(以下「S」と略する)101において、内部RA
M、各入出力ポートなどをイニシャライズしてからパワ
ーダウン処理に進む。以後、バッテリ41が再度装着さ
れない限り、S101の処理は実行しない。
【0021】パワーダウン処理は、いわゆる待機処理で
あって、AF開始スイッチ27がオン操作されない間は
演算・制御回路23を除く各回路への電源をオフしてA
F開始スイッチ27が操作されるのを待ち、AF開始ス
イッチ27がオン操作されると、DC/DCコンバータ
43をオンして各回路へ電源(パワー)を供給して自動
焦点調節処理を実行する。
【0022】パワーダウン処理では、まず、AF動作
(自動焦点調節処理)に関するフラグをクリア(0をセ
ット)し、AF動作を終了する(S111)。フラグと
して本実施例では、合焦したことを識別する合焦フラ
グ、自動焦点調節ができなかったことを識別するAFN
Gフラグ、一度合焦した後の積分処理であることを識別
する再積分フラグ、焦点調節レンズ12を移動しながら
の積分処理であることを識別するサーチ中およびオーバ
ーラップ中フラグを有する。
【0023】AF動作に関するリセット処理が終了する
と、AF開始スイッチ27がオンかどうかをチェックす
る(S113)。使用者が操作しない初期状態ではオフ
なので、AF開始スイッチメモリをOFFにする(OF
Fを書き込む)(S113、S115)。そして、パワ
ーオンかどうかをチェックするが、初期状態では各回路
に電源を供給していないパワーオフ状態なので、S11
3に戻って、S113、S115、S119の処理を繰
り返す。
【0024】AF開始スイッチ27がオンされたとき
は、次の処理を実行する。AF開始スイッチ27がオン
になったので、S113からS117に進み、AF開始
スイッチメモリがONかどうかをチェックするが、1回
目はOFFなので、S123に進んで、AF開始スイッ
チメモリをONにする(ONを書込む)(S123)。
そして、AFスイッチ29の状態を入力して、AFスイ
ッチ29がオンしていればAFモードなので、パワーを
ONして各回路に電力を供給し、VDDループ処理を実
行する(S125、S127)。AFスイッチ29がオ
フしていればマニュアルフォーカスなので、パワーダウ
ン処理に戻り(S125)、AF動作を終了する(S1
11)。
【0025】パワーダウン処理に戻ったときは、AF開
始スイッチメモリはONなので、AF開始スイッチ27
がオンしているときは、S113、S117、S119
からS121に進んでパワーをOFFして、AF開始ス
イッチ27がオフし、オンするのを待つ。AF開始スイ
ッチ27がオフしているときは、S113からS115
に進んでAF開始スイッチメモリにOFFを書込み、S
119からS121に進んでパワーをOFFし、AF開
始スイッチ27がオンするのを待つ。
【0026】VDDループ処理は、自動焦点調節処理を
実行し、AF開始スイッチ27の状態を検知しながら、
合焦するか、合焦不能であると判断されたらパワーダウ
ン処理に戻る処理である。VDDループ処理に入ると、
再度AFスイッチ29の状態を入力して、オンしている
ことを条件に処理を進めるが、オフしているときはマニ
ュアルフォーカスなのでパワーダウン処理に戻る(S2
01、S203)。以下、AFスイッチ29がオンして
いるものとして説明する。
【0027】AFスイッチ29がオンしているときは、
デフォーカスを検出して焦点調節レンズ12を合焦位置
まで移動するAF処理(自動焦点調節処理)を実行し
(S205)、処理途中で定期的にAF開始スイッチ2
7がオンしているかどうかをチェックする(S20
7)。1回目のチェックでは、通常AF開始スイッチ2
7はオンのままなので、AF開始スイッチメモリがON
かどうかをチェックするが、S123でONにされてい
るので、合焦フラグ、AFNGフラグのチェックを行う
(S211、S213、S215)。AF処理途中で、
合焦とも、合焦不能とも判定できていない場合は、合焦
フラグ、AFNGフラグともにクリア状態にあり、S2
01に戻る。
【0028】そして、合焦して合焦フラグに1がセット
されるか、合焦不能でAFNGフラグに1がセットされ
るまでS201、S203、S205、S207、S2
11、S213、S215の処理を繰り返す。この処理
中にAF開始スイッチ27がオフすると、S207から
S209に進んでAF開始スイッチメモリにOFFを書
込む処理を経て、合焦フラグ、AFNGフラグチェック
処理(S213、S215)からS201に戻る処理を
繰り返す。
【0029】通常は、S205のAF処理によって焦点
調節レンズ12が合焦位置まで移動されるので合焦フラ
グに1がセットされて、S213からパワーダウン処理
に戻り(S213)、AF動作を終了する(S11
1)。また、視準物体が静止していなかったとか、暗す
ぎた、コントラストが低すぎた場合など、何らかの事情
で合焦できなかったときは、AFNGフラグに1をセッ
トして、S215からパワーダウン処理に戻り(S21
5)、AF動作を終了する。
【0030】パワーダウン処理に戻るときには、AF開
始スイッチ27がオンしているときはAF開始スイッチ
メモリONで戻り、AF開始スイッチ27がオフしてい
るときはAF開始スイッチメモリOFFで戻る。
【0031】パワーダウン処理に戻ると、AF開始スイ
ッチ27がオンしているときはAF開始スイッチメモリ
がONなので、S113、S117、S119からS1
21に進んでパワーをOFFし、AF開始スイッチ27
がOFFしているときは、S113からS115に進ん
でAF開始スイッチメモリにOFFを書込み、S119
からS121に進んでパワーをOFFし、AF開始スイ
ッチ27がオンするのを待つ。
【0032】いずれの場合もパワーダウン処理に戻る
と、パワーをOFF、つまり、DC/DCコンバータ4
3をOFFして演算・制御回路23以外の回路への電力
供給を断つので、不要な電力消費が防止される。
【0033】また、VDDループ処理中に、AF開始ス
イッチ27がオフされてから再びオンされると、S20
7からS211に進むが、最初はAF開始スイッチメモ
リがOFFなのでS211からS217に進んでAF開
始スイッチメモリにONを書き込み、S201に戻る。
【0034】このように、一旦AF開始スイッチ27が
オンされると、合焦するまで、あるいは合焦不能である
ことが検知されるまで自動焦点調節処理を繰り返すの
で、作業者は自動焦点調節処理に煩わされず、測量作業
を実行できる。
【0035】また、VDDループ処理中にAFスイッチ
29がオフすると、つまりマニュアルフォーカス操作ノ
ブ16がマニュアルフォーカス位置に移動されると、S
203からパワーダウン処理に戻り、DC/DCコンバ
ータ43をOFFしてAF処理を終了する。
【0036】次に、S205のAF処理の詳細につい
て、図4から図6に示したフローチャートを参照して説
明する。AF処理に入ると、オーバラップ中フラグ、サ
ーチ中フラグ、再積分フラグのチェックを行うが(S3
01、S303、S305)、1回目のときは全てS1
11でクリアされたままなので、AFセンサに積分を開
始させ、積分結果をAFセンサデータとして入力し、デ
フォーカス演算を実行する(S307)。なお、デフォ
ーカス演算では、公知の通り、一対のAFセンサデータ
から相関度を求め、相関度からデフォーカス方向(前ピ
ンか後ピンか)、およびデフォーカス量を算出する。
【0037】そして、この演算結果が有効かどうかをチ
ェックする。視準物体が、コントラストが低すぎる場
合、繰り返し模様の場合、被写体輝度が低すぎる場合な
どに、演算結果が無効になる場合がある。通常は有効な
演算結果が得られるので、演算結果が有効である場合に
ついて最初に説明する。
【0038】演算結果が有効のときは、合焦チェック処
理を行い、合焦していれば合焦フラグに1をセットし、
非合焦であれば合焦フラグに0をセットする(S32
1)。この実施の形態で合焦と判断するのは、デフォー
カス量が所定値以下のときである。合焦していればVD
Dループ処理にリターンしてS207以降の処理を実行
し、非合焦のときはパルス計算処理に進む(S32
3)。
【0039】パルス計算処理は、有効なデフォーカス量
に基づいてAFパルス数、つまり、デフォーカス量が0
になる位置まで焦点調節レンズ12を移動させるのに必
要なAFモータ31の駆動量(エンコーダ33が出力す
るAFパルス数)を演算する処理である。
【0040】パルス計算処理に入ると、デフォーカス量
からAFモータ31の駆動方向およびAFパルス数を演
算する(S331)。このAFパルス数を23のAFパ
ルスカウンタ23aにセットし、AFモータ31をDC
起動してパルスチェック処理を実行する(S333、S
335)。AFパルスカウンタ23aの値は、エンコー
ダ33からAFパルスが1個出力されるごとに1減算す
る。
【0041】パルスチェック処理は、AFパルスカウン
タ23aの値に応じて、AFモータ31の駆動速度を制
御する処理である。つまり、オーバーラップ積分禁止パ
ルス数よりも大きいときにはAFモータ31を高速駆動
して焦点調節レンズ12をより短時間で合焦位置に近づ
け、かつオーバラップ積分も実行し、オーバーラップ積
分禁止パルス数未満になったら高速駆動しつつもオーバ
ラップ積分を停止し、さらに一定速度制御開始パルス数
未満になったら、行き過ぎを防止するためにAFモータ
31を低速のPWM制御しつつ、カウンタ値が0になっ
たらAFモータ31を停止させる処理である。
【0042】パルスチェック処理に入ると、AFパルス
カウンタ23aの値とオーバラップ積分禁止パルス数を
比較し(S341)、カウンタ値の方が大きい間はS3
43に進んで、オーバラップ中フラグに1をセットし、
オーバーラップ積分をスタートさせて、AFセンサ21
からAFセンサデータを入力し、デフォーカス演算を実
行する(S345)。そして、有効な演算結果が得られ
たら、駆動方向チェック処理に進み、有効な演算結果が
得られなかったら、リターンする(S347)。
【0043】駆動方向チェック処理は、AFモータ31
駆動中の積分によって得られたAFセンサデータに基づ
いてAFパルス数を算出し、カウンタにセットするが、
駆動方向が変わった場合には、AFモータ31にブレー
キをかけて停止させる処理である。本実施例のブレーキ
は、AFモータ31の両極をショートして回転を停止さ
せる処理である。
【0044】駆動方向チェック処理に入ると、オーバラ
ップ中フラグに1をセットし、サーチ中フラグに0をセ
ットして、焦点調節レンズ12の前回と今回の駆動方向
を、演算結果から比較する(S361、S363)。通
常は同方向なので、積分中間点におけるAFパルス数を
算出して、算出した値をカウンタにセットしてリターン
する(S363、S365)。駆動方向が変わったとき
は、AFモータ31にブレーキをかけて停止し、オーバ
ーラップ中フラグに0をセットし、再積分フラグに1を
セットしてVDDループ処理に戻る(S363、S36
7、S369、S371)。
【0045】VDDループ処理に戻るとS207以降の
処理を実行し、再びAF処理に入る。駆動方向が変わっ
ていないときは、オーバーラップ中フラグに1がセット
されているので、S301からパルスチェック処理に入
り、カウンタ値がオーバラップ禁止パルス数よりも少な
くなるまで、S341からS347、駆動方向チェック
処理のS361からS365を経てS205にリターン
して、パルスチェック処理に戻る処理を繰り返す。
【0046】そして、以上の処理中に通常は、合焦位置
まで駆動するためのAFパルス数が減少し、オーバラッ
プ積分禁止パルス数よりも少なくなって、パルスチェッ
ク処理のS341からS349に進む。
【0047】S349からS355の処理は、算出した
AFパルス数分の駆動を終了してAFモータ31を停止
させる処理である。S349に進むと、AFパルス数が
一定速度制御開始パルス数未満になるのを待ち、未満に
なったら、残りのAFパルス数に応じてAFモータ31
を低速制御して、AFパルス数が0でAFモータ31を
停止するように制御する(S349、S351、S35
3)。そして、AFモータ31を停止したら、オーバー
ラップ中フラグに0をセットし、再積分フラグに1をセ
ットしてVDDループ処理にリターンする(S353、
S355)。
【0048】VDDループ処理に戻り、次にS205に
入ったときは、オーバーラップ中フラグおよびサーチ中
フラグには0がセットされ、再積分フラグには1がセッ
トされているので、S305から再積分処理に入る。S
363のチェックで駆動方向が変わっていた場合も同じ
である。
【0049】再積分処理は、デフォーカス量を求めて合
焦状態にあるかどうかをチェックし、合焦しているとき
には合焦フラグに1をセットし、合焦していないときは
再度AFパルスを計算し、焦点調節レンズ12を駆動す
る処理である。ここで合焦フラグに1がセットされ、V
DDループ処理に戻ると、S213からパワーダウン処
理に抜けてAF動作を終了し、AF開始スイッチ27が
オンするのを待つ待機状態になる。
【0050】以上は、正常に合焦した場合の処理である
が、合焦が困難な場合、及び合焦不能の場合も、合焦不
能な状態でVDDループ処理を抜けてパワーダウン処理
に戻る。
【0051】合焦が困難な場合および合焦不能な場合の
AF処理について説明する。AF処理に入ると、1回目
はS307の積分スタート、AFセンサーデータ入力、
デフォーカス演算処理を実行する(S301、S30
3、S305)。ここで、物体のコントラストが低すぎ
るなどの理由で有効なデフォーカス量を求めることがで
きなかったときは、S309からサーチ積分処理に入
る。
【0052】サーチ積分処理は、有効なデフォーカス量
が得られるように、AFモータ31を至近距離合焦位置
から無限遠合焦位置まで駆動しながら積分、デフォーカ
ス演算を実行する処理である。このサーチ積分処理によ
っても有効なデフォーカス量が得られなかったときは、
AFNGフラグに1をセットしてリターンし、S215
からパワーダウン処理に戻る。
【0053】サーチ積分処理(サーチ処理)に入ると、
まず、AFモータ31を、サーチ駆動(まず、近距離合
焦方向に駆動)し、サーチ中フラグに1をセットして、
AFセンサ21に積分をスタートさせ、積分が終了した
ら積分値をAFセンサデータとして取り込み、デフォー
カス演算によってデフォーカス量を求める(S311、
S313、S315)。ここで有効なデフォーカス量が
求まれば駆動方向チェックに抜けるが(S317)、求
められなかったときは、VDDループ処理にリターンし
てS207からの処理を実行する(S317、S31
9)。
【0054】AFモータサーチ駆動とは、AFモータ3
1をまず近距離合焦位置方向に駆動し、焦点調節レンズ
12が近距離側移動端点に到達して停止したら、AFモ
ータ31を無限遠合焦位置方向に反転して焦点調節レン
ズ12が無限遠側移動端点に到達して停止したら、AF
モータ31を停止する処理である。このサーチ駆動途中
に有効な演算結果が得られたら、そのデフォーカスに基
づく駆動に戻る。
【0055】VDDループ処理に戻って再びS205に
入ると、オーバーラップフラグはクリアされ、サーチ中
フラグには1がセットされているので、S303からサ
ーチ積分処理に入り、S311からのサーチ積分処理を
実行する。そして、焦点調節レンズ12が無限遠合焦位
置に達しても有効な演算結果が得られなかったときは、
AFNG処理に入り、AFNGフラグに1をセットして
VDDループ処理にリターンし、S215からパワーダ
ウン処理に抜ける(S317、S319、S391)。
【0056】以上は、最初から有効な演算結果が得られ
なかった場合の処理であるが、一度有効な演算結果が得
られ、合焦でなくレンズ駆動した後、再積分処理で有効
な演算結果が得られなかったときは、S385からAF
NG処理に入り、AFNGフラグに1をセットしてVD
Dループ処理にリターンし、S215からパワーダウン
処理に抜ける(S385、S391)。
【0057】以上の本発明の実施の形態では、S215
のチェックにおいてAFNGフラグに1がセットされて
いたとき、つまり有効な演算結果が得られなかった場
合、あるいは合焦不能の場合には、そのまま、つまり焦
点調節レンズ12を特定位置に移動せずにパワーオフ処
理を行った。ところで、この望遠光学系をトランシッ
ト、レベルなどの測量機器の視準望遠鏡として使用し、
測定対象物として標準的なスタッフ(標尺)を使用して
測量する場合がある。標準的なスタッフの幅は50mmか
ら70mmあるから、このスタッフを距離10m程度に置
いて視準した場合、視準望遠鏡の視野内の焦点検出領域
との幅スタッフの結像幅との差は小さい。したがって、
自動焦点調節処理において、距離10m程度までは背景
によって生じる誤検出は少なく、10mよりも遠くなれ
ば、背景によって誤検出を生じやすくなる。また、距離
30m〜無限遠では被写界深度が深くなり、結像位置の
ズレ、すなわち像のボケ量が少なくなる。
【0058】そこで、合焦不能の場合には、使用頻度の
高い距離、例えば15〜20mの物体に合焦する所定位
置に焦点調節レンズ12を移動する。この距離の物体に
合焦させておけば、この距離範囲に置いたスタッフはあ
まりボケることなく結像するので、使用者は望遠光学系
の視野内においてスタッフを容易に視認でき、見失うこ
とがなくなる。したがって、自動測距不能の場合でも、
対象物が完全にぼけてしまって、肉眼によるマニュアル
ピント調節作業に長時間を要することもなくなる。ま
た、焦点調節レンズ12をその望遠光学系の過焦点距離
に対応する位置に移動すれば、過焦点距離から遠方の対
象物は鮮明に観察できる。
【0059】図7には、以上の処理を実現するVDDル
ープ2処理のフローチャートを示してある。このVDD
ループ2処理は、図3に示したVDDループ処理の変形
により実現可能であるから、同一のステップには同一の
符号を付して説明を省略する。この実施の形態の特徴
は、S215のチェックにおいてAFNGフラグに1が
セットされていたとき、つまり有効な演算結果が得られ
なかった場合、あるいは合焦不能の場合には、焦点調節
レンズ12を所定位置まで移動させてからパワーダウン
処理に進むことに特徴を有する。
【0060】S215のチェックにおいてAFNGフラ
グに1がセットされていたときには、AFモータ31を
無限遠合焦方向に駆動して焦点調節レンズ12をまず無
限遠に移動させる(S221)。そして、無限端に移動
したことを検出手段(不図示)によって検出したら、A
Fモータ31を近距離合焦方向に駆動して焦点調節レン
ズを所定位置まで移動してパワーダウン処理に戻る(S
223、S225)。無限遠端から所定位置までのAF
モータ31の駆動量はAFパルス数として設定し、エン
コーダ33によって検出する。
【0061】また、この実施の形態では、焦点調節レン
ズ12を一旦無限遠端に移動したが、逆に最近距離端ま
で移動してもよい。焦点調節レンズ12の位置が分かっ
ている場合は、その位置から直接所定位置まで移動させ
る構成にしてもよい。
【0062】さらに、所定位置を使用者が選択できる構
成にすることも可能であり、所定位置として過焦点距離
位置を設定することも可能である。使用者が選択できる
構成にすれば、予定する対象物のおよその距離を選択す
ることで、自動焦点調節不能な場合でも対象物のボケ量
をより小さくできるので、その後のマニュアル焦点調節
が容易になる。
【0063】また、以上の実施の形態では、クラッチ内
蔵減速機構32のクラッチを、マニュアル操作ノブ16
のスラスト移動によって断続する構成としたが、これを
電磁クラッチとし、電力が供給されていないときにはA
Fモータ31とクラッチ内蔵減速機構32の減速機構と
を切断し、電力が供給されている間だけ、AFモータ3
1とクラッチ内蔵減速機構32の減速機構とを接続する
構成とする。この構成によれば、AF処理を開始すると
きにS127でパワーオン処理が実行されて電力が供給
されると、電磁クラッチにも電力が供給されてAFモー
タ31とクラッチ内蔵減速機構32の減速機構とが接続
され、AFモータ31によって焦点調節レンズ12を駆
動しての自動焦点調節処理が可能になる。そして、自動
焦点調節処理を終了し、S121にてパワーオフ処理が
実行されて電力供給が遮断されると、電磁クラッチへの
電力供給も遮断されてAFモータ31とクラッチ内蔵減
速機構32の減速機構とが切断され、マニュアル操作ノ
ブ16のみによって自由にマニュアル焦点調節が可能に
なる。このようにこの実施例では、AF処理を実行する
間だけ電磁クラッチに電力が供給され、AF処理を終了
すると電力供給が停止されるので、電力消費を減らすこ
とができる。
【0064】以上の通り本発明の実施の形態では、バッ
テリ41の電力は、通常は、演算・制御回路23のみに
供給され、他の焦点検出系20、焦点調節レンズ駆動系
30には供給されない。AF開始スイッチ27がオンさ
れることを条件に、バッテリ41の電力を焦点検出系2
0および焦点調節レンズ駆動系30に供給して自動焦点
調節処理を実行する。そして、合焦したとき、または合
焦不能であったときには、焦点検出系20および焦点調
節レンズ駆動系30への電力供給を遮断するので、無駄
な電力消費が無くなる。しかも、AF開始スイッチ27
が何らかの事情でオン状態のままになっていても、演算
・制御回路23以外の回路への電力供給は遮断されるの
で、無駄な電力消費を抑えることができる。
【0065】以上、本発明の実施の形態では、本発明を
オートレベルの一つに適用したが、本発明はこれに限定
されず、トランシットなど他の測量機器にも適用でき、
さらに望遠鏡、双眼鏡などの望遠光学系に適用できる。
【0066】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り本発明は、
電源の電力を、外部操作手段が操作されて自動焦点調節
処理開始時に電力供給を開始し、自動焦点調節処理が終
了したら電力供給を遮断するので、無駄な電力消費が抑
えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したオートレベルの一実施の形態
の主要構成を示す図である。
【図2】同オートレベルの自動焦点調節処理に関するフ
ローチャートの一部を示す図である。
【図3】同オートレベルの自動焦点調節処理に関するフ
ローチャートの一部を示す図である。
【図4】同オートレベルの自動焦点調節処理に関するフ
ローチャートの一部を示す図である。
【図5】同オートレベルの自動焦点調節処理に関するフ
ローチャートの一部を示す図である。
【図6】同オートレベルの自動焦点調節処理に関するフ
ローチャートの一部を示す図である。
【図7】同オートレベルの自動焦点調節処理におけるV
DDループの別の実施の形態をフローチャート(VDD
ループ2)で示す図である。
【符号の説明】
10 オートレベル 12 焦点調節レンズ 20 焦点検出系 21 AFセンサ(焦点検出手段) 23 演算・制御回路(制御手段) 27 AF開始スイッチ 29 AFスイッチ 30 焦点調節レンズ駆動系 31 AFモータ 32 クラッチ内蔵減速機構 41 バッテリ(電源) 43 DC/DCコンバータ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焦点調節レンズを光軸に沿って移動して
    自動焦点調節する望遠光学系;この望遠光学系を介して
    その焦点状態を検出する焦点検出手段;前記焦点調節レ
    ンズを移動させるレンズ移動手段;前記焦点検出手段に
    よって検出した焦点状態に基づいて前記レンズ移動手段
    を駆動し、焦点調節レンズを移動させて自動焦点調節す
    る制御手段;この制御手段に前記自動焦点調節処理を実
    行させる外部操作手段;および、 電源;を備え、 前記制御手段は、前記外部操作手段が操作されたときに
    前記自動焦点調節手段およびレンズ移動手段に前記電源
    の電力を供給して前記自動焦点調節処理を開始し、前記
    自動焦点調節処理が終了したときには前記自動焦点調節
    手段およびレンズ移動手段への電源の電力供給を停止す
    ること、を特徴とする望遠光学系の自動焦点装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の望遠光学系の自動焦点
    装置において、前記外部操作手段はスイッチであって、
    前記制御手段は、前記スイッチがオン操作されたときに
    前記電力供給および前記自動焦点調節処理を開始し、前
    記自動焦点調節処理を終了したときは、前記スイッチが
    オン状態を維持していても、前記電力供給を停止するこ
    と、を特徴とする望遠光学系の自動焦点装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の望遠光学系の
    自動焦点装置において、前記電源は、一次電池または二
    次電池であること、を特徴とする望遠光学系の自動焦点
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の望遠光学系の
    自動焦点装置において、前記焦点検出手段は、前記望遠
    光学系の予定焦点面に対するデフォーカスを検出するデ
    フォーカス検出手段であって、前記制御手段は、前記自
    動焦点調節処理において、前記焦点検出手段によって有
    効なデフォーカスが検出できなかったときは、前記焦点
    調節レンズを、その移動可能な全範囲内において移動さ
    せながら前記焦点検出手段によってデフォーカスを検知
    し、有効なデフォーカスを検知したときは合焦状態を検
    知する合焦位置まで前記焦点調節レンズを移動して自動
    焦点調節処理を停止し、全移動範囲を移動しても有効な
    デフォーカスを検知できなかったときは自動焦点調節処
    理を停止すること、を特徴とする望遠光学系の自動焦点
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の望遠光学系の自動焦点
    装置において、前記制御手段は、前記有効なデフォーカ
    ス量を検知できなかったときには、前記焦点調節レンズ
    を所定位置まで移動してから前記自動焦点調節処理を終
    了することを特徴とする望遠光学系の自動焦点装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の望遠光学系の自動焦点
    装置において、前記所定位置は、過焦点距離位置である
    ことを特徴とする望遠光学系の自動焦点装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の望遠光学系の自動焦点
    装置において、前記所定位置は、使用者によって予め設
    定された撮影距離に対応する位置であることを特徴とす
    る望遠光学系の自動焦点装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から7の何れか一項に記載の望
    遠光学系の自動焦点装置はさらに、 前記レンズ移動手段を外部操作力によって駆動する手動
    駆動手段;前記レンズ移動手段を駆動するモータ駆動手
    段;および、 このモータ駆動手段と前記レンズ移動手段とを、電力供
    給時に接続し、電力供給が停止された状態では切断する
    クラッチ手段を備え;前記制御手段は、前記電力供給時
    には前記クラッチ手段にも電力を供給し、前記電力供給
    停止時には前記クラッチ手段への電力供給も停止するこ
    とこと、を特徴とする望遠光学系の自動焦点装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から8の何れか一項に記載の望
    遠光学系の自動焦点装置は、測量機器に搭載されている
    ことを特徴とする望遠光学系の自動焦点装置。
JP3941297A 1996-03-14 1997-02-24 望遠光学系の自動焦点装置 Withdrawn JPH09304057A (ja)

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JP3941297A JPH09304057A (ja) 1996-03-14 1997-02-24 望遠光学系の自動焦点装置

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JP5788096 1996-03-14
JP5983396 1996-03-15
JP8-57880 1996-03-15
JP8-59833 1996-03-15
JP3941297A JPH09304057A (ja) 1996-03-14 1997-02-24 望遠光学系の自動焦点装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003047158A (ja) * 2001-07-31 2003-02-14 Topcon Corp 測量装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003047158A (ja) * 2001-07-31 2003-02-14 Topcon Corp 測量装置

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