JPH09303813A - 高天井室の暖房方法 - Google Patents

高天井室の暖房方法

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Publication number
JPH09303813A
JPH09303813A JP8141040A JP14104096A JPH09303813A JP H09303813 A JPH09303813 A JP H09303813A JP 8141040 A JP8141040 A JP 8141040A JP 14104096 A JP14104096 A JP 14104096A JP H09303813 A JPH09303813 A JP H09303813A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
heating
temperature
room
ceiling
Prior art date
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Pending
Application number
JP8141040A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Kato
昇 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shigeru Kogyo KK
Original Assignee
Shigeru Kogyo KK
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Publication date
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  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Central Heating Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 天井の高い室を効率よく暖房する。 【解決手段】 空調装置2の吸込口22を建屋(室)1
の床11近傍の下端部に設け、吹出口23を床11と屋
根(天井)13との中間部に設ける。吹出口23から吹
き出される暖房空気の温度をTW、建屋1内の空気の温
度をTCとしたとき、それらの温度差ΔTを、12°C
≦ΔT≦18°Cに設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、工場や体育館の
ように天井の高い室内を暖房するのに好適な暖房方法に
関する。
【0002】工場や体育館等のように天井の高い室内を
暖房する場合には、床から所定の高さまでの人間の活動
空間だけを暖房するのが望ましい。そのようにすれば、
天井側の余分な空間を暖房しなくて済み、その分だけ暖
房効率を向上させることができるからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の暖房
方法、特に燃焼器の燃焼熱によって吸込空気を加熱して
暖房を行うような暖房方法においては、吹出口から吹き
出される暖房空気の温度が非常に高くなっている。例え
ば、室内の温度を20°Cに設定した場合、暖房空気の
温度は40°Cまたはそれ以上になっている。そのよう
な吹出温度では、暖房空気の多くが天井側へ流れ、天井
側の余分な空間の暖房に費やされてしまう。このため、
暖房効率が低下するという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、請求項1に係る発明は、吸込口から吸い込んだ室
内の空気を加熱して吹出口から暖房空気として吹き出さ
せることによって室内の空気を循環させる暖房方法にお
いて、上記吸込口を室の床近傍に配置し、上記吹出口を
室の床と天井との中間部に配置するとともに、暖房空気
をほぼ水平方向に向かって吹き出させ、上記室内の空気
の温度TCと上記暖房空気の温度TWとの温度差をΔT
(=TW−TC)としたとき、 12°C≦ΔT≦18°C に設定することを特徴としている。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図1〜図3を参照して説明する。図1はこの発明
の暖房方法が採用された工場等の建屋1の断面図であ
り、建屋1の床11には一側壁12に沿って空調装置2
が立設されている。空調装置2はハウジング21を有し
ている。このハウジング21の床11近傍の下端部に
は、前面および左右両側面に吸込口22が形成されてい
る。一方、ハウジング21の上端部は、床11と屋根
(天井)13との中間に位置しており、その前面および
左右両側面には吹出口23が形成されている。また、ハ
ウジング21の内部には、吸込口22側から吹出口23
側へ向かって、送風器24、燃焼器25、熱交換器26
およDXコイル27が順次設置されている。
【0006】そして、空調装置2は、送風器24によっ
て吸込口22から建屋1の室内3の空気を吸い込む。こ
の吸い込んだ空気を暖房時には熱交換器26で加熱した
後、吹出口23から室内3に向かって吹き出す。この場
合、吹出方向は水平方向になっている。一方、冷房時に
は、吸込口22から吸い込んだ空気をDXコイルで冷却
して吹出口23から吹き出す。なお、空調装置2を暖房
にのみ使用する場合は、DXコイル26が不要である。
【0007】上記構成の空調装置2を用いて建屋1の室
内3を暖房する場合には、室内3の空気の温度をTC
吹出口23から吹き出される暖房空気の温度をTW
し、それらの温度差をΔT(=TW−TC)としたとき、
ΔT≦18°Cに設定する。
【0008】温度差ΔTを18°C以下に設定すると、
吹出口23から吹き出される暖房空気の室内3の空気に
対する浮力が小さく、かつ吹出口23から水平に吹き出
されるため、屋根13側へは暖房空気の極く僅かな一部
だけしか流れることがなく、その大部分は水平方向に流
れる。したがって、室内3のうち、吸込口22と吹出口
23との間の人間の活動空間だけが暖房され、吹出口2
3から屋根13までの間の余分な空間に暖房のための熱
が浪費されることがない。よって、暖房効率を向上させ
ることができる。
【0009】図2は、室内3の温度を20°Cに維持す
るための燃料費と温度差ΔTとの関係の実験結果を描い
たものであり、温度差ΔTが18°Cより大きくなる
と、燃料費が急激に増大する。この増大分は屋根13側
の余分な空間を暖房するために費やされている。なお、
この実験においては、暖房空気の温度TWとその吹出量
Mの積である熱量Q(=TW×M)を一定にしている。
【0010】このように温度差ΔTを18°Cより小さ
くすることにより、暖房効率を向上させることができる
が、温度差ΔTは12°C以下にしてはならない。その
理由は次のとおりであり。すなわち、温度差ΔTを小さ
くする場合には、暖房空気の単位風量当たりの熱量が小
さいから、室内3の温度を一定に維持するためには、暖
房空気の吹出風量を大きくする必要がある。この場合、
空調装置の吹出口23の吹出面積が一定であるとする
と、吹出風量を大きくするには、暖房空気の吹出速度を
速くしなければならない。このため、温度差ΔTを12
°Cより小さくした場合には、吹出速度を非常に高速に
しなければならず、暖房空気の流れが乱流状態になる。
この結果、屋根13側の余分な空間の空気が暖房空気に
巻き込まれ、暖房のための熱が余分な空間の暖房に費や
されてしまう。この結果、図3に示すように、温度差Δ
Tを12°Cより小さくすると、燃料費が急激に増大し
てしまう。したがって、温度差ΔTは12°より大きく
する必要がある。よって、温度差ΔTは、 12°C≦ΔT≦18°C に設定しなければならない。
【0011】このように、この発明の暖房方法は、暖房
空気と室内の空気との温度差ΔTを所定の範囲に調節す
るものであるが、室内の空気の温度を測定する場合に
は、吸込口2に近傍において測定するのが望ましい。こ
のようにすれば、暖房をより必要とする足元の温度を所
望の温度にすることができるからである。
【0012】特に、この実施の形態においては、ハウジ
ング21内の吸込口22に近傍に温度センサ28を設
け、これによって吸込空気(室内の空気)の温度を測定
するようにしている。そして、吸込空気の温度が設定温
度より高い場合には、燃焼器25の運転を停止し、吸込
空気と設定温度との差が小さい場合には燃焼器25を低
出力運転し、差が大きい場合には高出力運転するように
している。これにより、燃料消費量のより一層の低減を
図っている。
【0013】なお、この発明は上記の実施の形態に限定
されるものでなく、適宜設計変更可能である例えば、上
記の実施の形態においては、空調装置2を建屋1の側壁
12に沿って設けているが、建屋1の中央部に配置して
もよい。また、空調装置2の設置数は、建屋1の大き
さ、空調装置2の暖房能力に応じて適宜に定めればよ
い。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、工場や体育館のように、天井が高く、かつ
広い室内を暖房する際に、床から所定の高さまでの人間
の活動空間だけを暖房し、天井側の余分な空間の暖房の
ために暖房熱が浪費されるのを防止することができ、し
たがって暖房効率を向上させて燃料費を低減することが
できるという効果が得られる。請求項2に係る発明によ
れば、暖房の必要性が高い足元の温度を必要な温度にす
ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示す断面図である。
【図2】温度差ΔTが18°C近傍であるときの温度差
ΔTと燃料費との関係を示す図である。
【図3】温度差ΔTが12°C近傍であるときの温度差
ΔTと燃料費との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 向上の建屋 2 空調装置 3 室内 11 床 13 屋根(天井) 22 吸込口 23 吹出口 28 温度センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸込口から吸い込んだ室内の空気を加熱
    して吹出口から暖房空気として吹き出させることによっ
    て室内の空気を循環させる暖房方法において、上記吸込
    口を室の床近傍に配置し、上記吹出口を室の床と天井と
    の中間部に配置するとともに、暖房空気をほぼ水平方向
    に向かって吹き出させ、上記室内の空気の温度TCと上
    記暖房空気の温度TWとの温度差をΔT(=TW−TC
    としたとき、 12°C≦ΔT≦18°C に設定することを特徴とする高天井室の暖房方法。
  2. 【請求項2】 上記室内の温度TCを上記吸込口近傍に
    おいて測定することを特徴とする請求項1に記載の高天
    井室の暖房方法。
JP8141040A 1996-05-10 1996-05-10 高天井室の暖房方法 Pending JPH09303813A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006145389A (ja) * 2004-11-19 2006-06-08 Sanki Eng Co Ltd 温度センサ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006145389A (ja) * 2004-11-19 2006-06-08 Sanki Eng Co Ltd 温度センサ
JP4654008B2 (ja) * 2004-11-19 2011-03-16 三機工業株式会社 温度センサ

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