JPH09303603A - ピストンバルブにおけるヨーク部構造 - Google Patents

ピストンバルブにおけるヨーク部構造

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Publication number
JPH09303603A
JPH09303603A JP14077896A JP14077896A JPH09303603A JP H09303603 A JPH09303603 A JP H09303603A JP 14077896 A JP14077896 A JP 14077896A JP 14077896 A JP14077896 A JP 14077896A JP H09303603 A JPH09303603 A JP H09303603A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
valve
gland
valve body
cylinder
Prior art date
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Pending
Application number
JP14077896A
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English (en)
Inventor
Tsuneichi Ichimaru
常一 市丸
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Ichimaru Giken Co Ltd
Original Assignee
Ichimaru Giken Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ichimaru Giken Co Ltd filed Critical Ichimaru Giken Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品が少く加工工数も少く組立て分解が容易
で緊急時も手早く対応でき、高圧空気供給に対し安全で
あり、コパクトで取付けスペースも少くできる技術の提
供。 【解決手段】 バルブ本体24上部にヨーク部28を介
してシリンダ装置27が連設され、該シリンダ装置27
のピストンシリンダ11内に昇降自在に設けたピストン
12の押動作用によってバルブの切換え動作を行うよう
にしたピストンバルブにおいて、バルブ本体24上部で
あってバルブステム用グランドパッキン4を内設したグ
ランド部25の外周面におねじ8を有し、ヨーク部28
は前記おねじ8に螺着してピストンシリンダ11を固定
すると共にグランドパッキン4を押えるナット部29が
下部に一体に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタイヤ加硫プラント
やレコード盤プレス等のように、主としてその使用流体
が温水や高温蒸気である配管系統に使用されるピストン
バルブであって、特にそのヨーク部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のピストンバルブ1Aを示す
側面図、図5は同じく断面図であり、図中2はバルブ本
体、3はバルブ本体2の上部に設けられたグランド部、
4はグランド部3を挿通したバルブステム5をシールす
るV型パッキン、6はV型パッキン4を上方へ付勢する
スプリング、7はグランドナットであり、このグランド
ナット7は、前記グランド部3の外周面に設けられたお
ねじ8に螺合することにより、パッキン押え9を介して
前記V型パッキン4を締付けている。
【0003】また、10はシリンダ装置、11はピスト
ンシリンダ、12は前記バルブステム5に連結されたピ
ストン、13はヨーク部であり、このヨーク部13は水
平環部14とその両側に突出させた締付け座15とを中
心部で縦割りしてスリットを設けたものを下部に備えて
いる。
【0004】そして、前記シリンダ装置10は、あらか
じめ前記グランド部下部の外周面を機械仕上げして設け
た円筒部16に前記水平環部14を挿入し、締付け座1
5同士をボルト17で締付けることにより固定されてい
る。
【0005】尚、このピストンバルブは、フランジ18
を介して高圧蒸気等の配管系統に接続され、ポート19
から供給された高圧空気によりピストン12をスプリン
グ20に抗して押下げることにより、バルブステム5が
弁体21を昇降させ、流路22,23を開閉する(23
aはドレンである)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構造を採
用した従来のピストンバルブにおいては、次のような問
題があった。 1.水平環部14の装着用穴加工に加え、スリット加
工,締付けねじ挿入用穴加工,前記ねじ螺合用のねじみ
ぞ加工、およびグランド部下部の外周面円筒加工等多く
の加工が必要であり、コストアップとなっている。 2.組立て分解に際してはグランド部3におけるV型パ
ッキン4の締付とシリンダ装置10の取付け固定は全く
別工程で行う必要が有るから、その分手間が掛るし余分
な工具も必要となる。 3.シリンダ装置10は、水平環部14のスリットを締
付け代として締付けてグランド部3に固定するだけであ
るから、この締付けねじが緩むと直ちにピストンシリン
ダがフリーの状態となって、ピストンシリンダ11への
高圧空気供給に対し正常に作動し難い状態となるし、故
障の原因ともなる。 4.バルブ本体2には、シリンダ装置10の水平環部1
4を取付けるスペースが必要であるから、その分シリン
ダ上端までの高さhが高くなってシステム上のスペース
も広く必要となるし、バルブステム5やヨーク部13も
長く必要となって不経済であるし、強度も余分に必要と
なる。
【0007】本発明は、かかる従来の問題点を解決する
ためになされたものであって、その目的とするところ
は、部品が少ないうえ加工工数も少く、組立て分解が容
易で緊急時も手早く対応でき、高圧空気の供給に対して
も常に安全であり、またコンパクトで取付けスペースも
少くて済むようにしたピストンバルブを提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のピストンバルブでは、シリンダ装置をバル
ブ本体に取付け固定するために、従来V型パッキンを締
付けるために設けられているグランドナットを一体化し
て利用することとした。従って、このナットをグランド
部に螺合させることにより、V型パッキンの締付けとシ
リンダ装置の取付け固定を同時に行うことになる。ま
た、従来の水平環部とグランド部におけるその取付けス
ペースが不要となり、そのための材料および加工も節約
および省略することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明では、バルブ本体上部にヨ
ーク部を介してシリンダ装置が連設され、該シリンダ装
置のピストンシリンダ内に昇降自在に設けたピストンの
押動作用によってバルブの切換え動作を行うようにした
ピストンバルブにおいて、前記バルブ本体上部であって
バルブステム用グランドパッキンを内設したグランド部
の外周面におねじを有し、前記ヨーク部は前記おねじに
螺着してピストンシリンダを固定すると共にグランドパ
ッキンを押えるナット部が下部に一体に設けられている
構成とした。この場合、ナット部の形状は任意であり、
円筒状、四角形状、六角形状等とし、前記円筒状の場合
は工具係止用の突条や溝、二面平行面部等を設けること
もできる。
【0010】
【実施例】以下、実施例について図面を基に詳細に説明
する。図1は本実施例のピストンバルブ1を示す縦断面
図、図2は同上のピストンバルブ1を示す側面図、図3
は同上のピストンバルブの要部を正面側から示す説明図
である。図において、4はV型パッキン、6はV型パッ
キン押圧用のスプリング、8はグランド部外周面に設け
たおねじ、9はパッキン押え、11はピストンシリン
ダ、12はピストン、18はバルブ本体のフランジ、1
9はポート、20はピストン付勢用のスプリング、21
は弁体、22,23は流路、23aはドレンであり、こ
れ等は従来の構造と同一であるので、同一符号を付して
その説明は省略する。
【0011】次に、図中24はバルブ本体で、このバル
ブ本体24では、グランド部25がその外周面全面に前
記おねじ8のみが設けられたものとなっている。また、
26は従来のグランド部下部にあった機械加工された円
筒部が不要となったことにより、全長を短くしたバルブ
ステムである。
【0012】27はシリンダ装置であり、このシリンダ
装置27は、ヨーク部28の下端に前記グランド部25
のおねじ8と螺合するナット部29が一体に設けられて
いる。30はヨーク部結合部、31は工具掛け用の突条
であり、その他の部分は従来のグランドナットと同様の
構造のもので、上部にはパッキン押え9を押圧する上底
部32がある。尚、図中33は上部バルブ穴、34は下
部バルブ穴、35はディスクアダプタ、36は上部ディ
スクリング、37は下部ディスクリング、38は小径
部、39はガイドワッシャ、40はねじ部、41はナッ
トである。
【0013】上記構造のピストンバルブ1では、グラン
ド部25にヨーク部28のナット部29を螺合させるだ
けで、ナット部29の上底部32がパッキン押え9を介
してV型パッキン4を押圧してバルブステム26をシー
ルすると同時に、シリンダ装置27をバルブ本体24の
上部に配置させることになる。このため、V型パッキン
4等の緊急取替え等が生じても、ナット部29の着脱だ
けで両工程を同時に行い、素早い対応をすることができ
るようになる。また、使用中にナット部29が少し緩ん
でもそれで離脱することもないから安全であり、異常な
動作を行うこともない。ヨーク部28は、ナット部29
が従来のグランドナットを兼用するからそのような独立
したグランドナットは不要となり、また、ヨーク部28
は、この従来のグランドナットの取り付け位置と同じ位
置まで設ければ良いから、その下方には取付け用のスペ
ースが不要となり、その分ヨーク部28の高さを低くす
ることができる。このため、部品や材料の減少、機械加
工の省略を行うことができるし、コストダウンを計るこ
ともできる。また、機械加工時は通り心も出し易く、こ
のため精度の良い製品を製造することができる。
【0014】以上、本発明の実施例を説明してきたが、
本発明の具体的な構成はこの実施例に限定されるもので
はなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があ
っても本発明に含まれる。
【0015】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のピス
トンバルブにおけるヨーク部構造にあっては、前記構成
としたため、シリンダ装置のヨーク部に備えたナット部
を、バルブ本体のグランド部へ螺合させるだけで、V型
パッキンの押圧とシリンダ装置の装着を同時に行うこと
ができる。このため、組み立ても短時間で簡単に行える
し、V型パッキンの緊急取替え等に素早い対応を行うこ
ともできる。
【0016】従来のグランドナットを不要とし、複雑な
機械加工も省略でき、また、材料も節約できるし、この
ためコストダウンを図ることができる。機械加工が簡単
で通り心も出し易いから精度の良い製品を製造すること
ができる。
【0017】ヨーク部が短くなることから全体の高さが
低くなり、このためシステムの取付けスペースも狭くす
ることができる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例のピストンバルブを示す縦断面図
である。
【図2】同上のピストンバルブを示す側面図である。
【図3】同上のピストンバルブの要部を正面側から示す
説明図である。
【図4】従来のピストンバルブを示す側面図である。
【図5】従来のピストンバルブを示す断面図である。
【符号の説明】
1 ピストンバルブ 4 V型パッキン(グランドパッキン) 11 ピストンシリンダ 12 ピストン 24 バルブ本体 25 グランド部 26 バルブステム 27 シリンダ装置 28 ヨーク部 29 ナット部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブ本体上部にヨーク部を介してシリ
    ンダ装置が連設され、該シリンダ装置のピストンシリン
    ダ内に昇降自在に設けたピストンの押動作用によってバ
    ルブの切換え動作を行うようにしたピストンバルブにお
    いて、 前記バルブ本体上部であってバルブステム用グランドパ
    ッキンを内設したグランド部の外周面におねじを有し、 前記ヨーク部は前記おねじに螺着してピストンシリンダ
    を固定すると共にグランドパッキンを押えるナット部が
    下部に一体に設けられていることを特徴とするピストン
    バルブにおけるヨーク部構造。
JP14077896A 1996-05-09 1996-05-09 ピストンバルブにおけるヨーク部構造 Pending JPH09303603A (ja)

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JP14077896A JPH09303603A (ja) 1996-05-09 1996-05-09 ピストンバルブにおけるヨーク部構造

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JPH09303603A true JPH09303603A (ja) 1997-11-28

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100375856C (zh) * 2004-12-28 2008-03-19 何永水 平衡式电动阀阀门
KR100824706B1 (ko) * 2006-09-27 2008-04-24 한양대학교 산학협력단 내진 밸브용 요오크

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100375856C (zh) * 2004-12-28 2008-03-19 何永水 平衡式电动阀阀门
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