JPH09303381A - スラスト動圧軸受 - Google Patents
スラスト動圧軸受Info
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- JPH09303381A JPH09303381A JP11885796A JP11885796A JPH09303381A JP H09303381 A JPH09303381 A JP H09303381A JP 11885796 A JP11885796 A JP 11885796A JP 11885796 A JP11885796 A JP 11885796A JP H09303381 A JPH09303381 A JP H09303381A
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- Japan
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- bearing
- peripheral edge
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Abstract
つ、軸受面の損傷を防止できるスラスト動圧軸受を提供
する。 【解決手段】 この発明のスラスト動圧軸受は、軸部1
の軸方向端面2とこの軸方向端面2に対向する軸受面7
とを有し、上記軸部1の軸方向端面2にアキシャル支持
用の動圧溝3が形成されている。軸方向端面2の外周縁
5が湾曲面で構成されており、外周縁5と動圧溝3との
間に、外周縁5から動圧溝3への動圧発生流体の流入を
妨げないような狭い平坦部6が形成されている。湾曲し
た外周縁5に動圧発生流体が供給され易い。また、狭い
平坦部6の存在によって、回転方向に尖ったエッジが形
成されない。
Description
受に関する。
51を備えたものがある。この軸部51は軸方向の一端
にフランジ52を備えている。このフランジ52の端面
53には、図4に示すようなアキシャル支持用の動圧溝
55が形成されている。この動圧溝55はスパイラル状
に周方向に並んでいる。一方、上記軸部51の周面に
は、ラジアル支持用のヘリンボーンタイプの動圧溝56
が形成されている。
回転すると、上記アキシャル支持用の動圧溝55が図示
しないハウジングの軸受面との間に動圧を発生して、ハ
ウジングに対して軸部51を軸方向に支持する。一方、
上記ラジアル支持用のヘリンボーンタイプの動圧溝56
は上記ハウジングの内周軸受面との間に動圧を発生し
て、ハウジングに対して軸部51を径方向に支持する。
に上記動圧溝55と上記フランジ52の端面53の外周
縁53Aとの間に所定幅の環状平坦部57が存在してい
る。したがって、この環状平坦部57が端面53の外周
縁53Aから溝55への動圧発生流体の導入を妨げて、
動圧不足を招くという問題がある。
面62に、端面62の外周縁62Aにまで達する動圧溝
63を形成すれば、動圧発生流体が動圧溝63に導入さ
れ易くなる上に、軸受面積および負荷容量の増大を図れ
る。
は、図2(A)に示すように、上記外周縁62Aにおい
て溝63と平坦部65との境界に、回転方向60に尖っ
たエッジ66が形成されるから、このエッジ66が対向
する軸受面を傷つけたり摩耗させたりして、焼き付き等
の回転不具合が生じることがあるという問題がある。こ
の問題は、特に、起動時などに軸部61が径方向に振れ
ながら回転する「すりこぎ」運動が顕著な場合に深刻にな
る。
発生流体を円滑に導入でき、かつ、軸受面の損傷を防止
できるスラスト動圧軸受を提供することにある。
め、この発明のスラスト動圧軸受は、軸部の軸方向端面
とこの軸方向端面に対向する軸受面とを有し、上記軸部
の軸方向端面にアキシャル支持用の動圧溝が形成されて
いるスラスト動圧軸受において、上記軸方向端面の外周
縁が湾曲面で構成されていて、上記外周面と上記動圧溝
との間に、上記外周縁から上記動圧溝への動圧発生流体
の流入を実質的に妨げないような狭い平坦部が形成され
ていることを特徴としている。
方向端面の外周縁が湾曲しているから、この外周縁に動
圧発生流体が導入され易い。その上に、この外周縁に隣
接している平坦部は上記動圧溝への動圧発生流体の流入
を実質的に妨げないように狭いから、上記外周縁から上
記動圧溝への動圧発生流体の流入が円滑に行われて、所
望の大きさの動圧が発生する。また、上記平坦部の存在
によって、図2に示すような回転方向の逆向きに尖った
エッジが形成されない。したがって、軸受面の損傷を防
止できる。このように、この発明によれば、動圧溝に動
圧発生流体を円滑に導入でき、かつ、軸受面の損傷を防
止できるスラスト動圧軸受を提供することができる。
態により詳細に説明する。
施の形態が備えている軸部1の軸方向端面2の構造を示
す。この端面2には、複数のアキシャル支持用の動圧溝
3,3…が周方向にスパイラル状に並ぶように形成され
ている。そして、この端面2の外周縁5は、図1(B)に
示すように湾曲形状になされている。そして、この外周
縁5と上記動圧溝3との間には1mm以下好ましくは
0.5mm以下の幅の平坦部6が設けられている。
に矢印10の方向に回転すると、上記アキシャル支持用
の動圧溝3が軸受面7との間の潤滑流体にアキシャル方
向の動圧を発生させて、軸部1を軸方向に支持する。
面2の外周縁5が湾曲面で構成されているから、この外
周縁5に動圧発生流体が導入され易い。その上、この外
周縁5に隣接する0.5mm幅の狭い環状の平坦部6が
形成されているから、図2に示すような回転方向に尖っ
たエッジが形成されない。したがって、振れ回り時に軸
受面7や動圧溝3が損傷したり焼き付いたりすることを
防止できる。しかも、上記平坦部6は、動圧溝3への動
圧発生流体の流入を実質的に妨げないように狭いから、
外周縁5から動圧溝3への動圧発生流体の導入が円滑に
行われて、所望の大きさの動圧が発生する。したがっ
て、この実施の形態によれば、軸部1を安定に支持で
き、かつ、軸部1が振れ回りしたときにも軸受面7や動
圧溝3が損傷することを防止できる。
幅を0.5mmとしたが、0.5mm以下としてもよ
い。ただし、上記平坦部6の幅が1mmを越えると、平
坦部6が動圧溝3への潤滑流体の導入を妨げる量が急増
するから、上記平坦部6の幅は、1mm以下好ましくは
0.5mm以下にする必要がある。
イプの動圧軸受としたが、この発明はポンプアウトタイ
プの動圧軸受にも適用できる。また、上記実施の形態で
は、スパイラル状に配列された動圧溝3にしたが、この
動圧溝3に替えてヘリンボーンタイプの動圧溝が周方向
に配列されていてもよい。
ラスト動圧軸受は、軸部の軸方向端面とこの軸方向端面
に対向する軸受面とを有し、上記軸部の軸方向端面にア
キシャル支持用の動圧溝が形成されているスラスト動圧
軸受において、上記軸方向端面の外周縁が湾曲面で構成
されており、上記外周縁と上記動圧溝との間に上記外周
縁から上記動圧溝への動圧発生流体の流入を実質的に妨
げないような狭い平坦部が形成されている。
方向端面の外周縁が湾曲しているから、この外周縁に動
圧発生流体が供給され易くなる。その上、この外周縁に
隣接している平坦部は上記動圧溝への動圧発生流体の流
入を実質的に妨げないように狭いから、上記外周縁から
上記動圧溝への動圧発生流体の流入が円滑に行われて所
望の大きさの動圧を発生できる。また、上記平坦部の存
在によって、図2に示すような回転方向に尖ったエッジ
が形成されない。したがって、軸受け面の損傷を防止で
きる。このように、この発明によれば、動圧溝に動圧発
生流体を円滑に導入できて動圧による支持を安定化で
き、かつ、軸受面の損傷を防止できるスラスト動圧軸受
を提供することができる。
施の形態の軸部1の端面2の構造を示す斜視図であり、
図1(B)は軸部1の軸方向端部の部分断面図である。
端面の構造を示す斜視図であり、図2(B)は上記軸部の
軸方向端部の部分断面図である。
方向外方から見た様子を示す図である。
である。
…外周縁、6…平坦部、7…軸受面。
Claims (1)
- 【請求項1】 軸部の軸方向端面とこの軸方向端面に対
向する軸受面とを有し、上記軸部の軸方向端面にアキシ
ャル支持用の動圧溝が形成されているスラスト動圧軸受
において、 上記軸方向端面の外周縁が湾曲面で構成されていて、上
記外周縁と上記動圧溝との間に、上記外周縁から上記動
圧溝への動圧発生流体の流入を実質的に妨げないような
狭い平坦部が形成されていることを特徴とするスラスト
動圧軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11885796A JP3693749B2 (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | スラスト動圧軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11885796A JP3693749B2 (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | スラスト動圧軸受 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09303381A true JPH09303381A (ja) | 1997-11-25 |
JP3693749B2 JP3693749B2 (ja) | 2005-09-07 |
Family
ID=14746864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11885796A Expired - Fee Related JP3693749B2 (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | スラスト動圧軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3693749B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5854524A (en) * | 1996-11-13 | 1998-12-29 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Motor with semi-spherical bearing |
US7524113B2 (en) | 2005-09-27 | 2009-04-28 | Panasonic Corporation | Hydrodynamic bearing device |
-
1996
- 1996-05-14 JP JP11885796A patent/JP3693749B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5854524A (en) * | 1996-11-13 | 1998-12-29 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Motor with semi-spherical bearing |
US7524113B2 (en) | 2005-09-27 | 2009-04-28 | Panasonic Corporation | Hydrodynamic bearing device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3693749B2 (ja) | 2005-09-07 |
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