JPH09303246A - バルブ型水車発電機の軸受冷却装置 - Google Patents
バルブ型水車発電機の軸受冷却装置Info
- Publication number
- JPH09303246A JPH09303246A JP8143679A JP14367996A JPH09303246A JP H09303246 A JPH09303246 A JP H09303246A JP 8143679 A JP8143679 A JP 8143679A JP 14367996 A JP14367996 A JP 14367996A JP H09303246 A JPH09303246 A JP H09303246A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling
- bearing
- valve
- turbine generator
- lubricating oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/20—Hydro energy
Landscapes
- Hydraulic Turbines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】専用の冷却器と冷却水給配用設備を省略し、保
守点検を不要としたバルブ型水車発電機の軸受冷却装置
を提供する。 【解決手段】バルブ型水車発電機のバルブ３を支持する
ステーベーン８の脚部に外被を二重壁とした冷却部２６
を設け、軸受で加熱された潤滑油を冷却部２６へ導き、
流水路の水流により冷却部内の潤滑油を冷却するので、
専用の油冷却器と冷却水給配用設備が不要となり、これ
らの装置の保守点検を不要とする。
守点検を不要としたバルブ型水車発電機の軸受冷却装置
を提供する。 【解決手段】バルブ型水車発電機のバルブ３を支持する
ステーベーン８の脚部に外被を二重壁とした冷却部２６
を設け、軸受で加熱された潤滑油を冷却部２６へ導き、
流水路の水流により冷却部内の潤滑油を冷却するので、
専用の油冷却器と冷却水給配用設備が不要となり、これ
らの装置の保守点検を不要とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、流水路中に設置
される立軸のバルブ水車発電機の軸受冷却装置に関す
る。
される立軸のバルブ水車発電機の軸受冷却装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】図６は従来の潤滑油冷却循環装置を備え
た立軸バルブ型水車発電機の系統図である。バルブ３に
固定子１と回転子２とからなる発電機が内蔵され、図示
しない発電機軸は水車軸５と連結されている。水車軸５
の先端にランナ６が取り付けられ、バルブ水車発電機は
コンクリート基礎構造物９からなる流水路１１内に配置
されている。ランナ６の上流側にガイドベーン７が円周
に沿って配置され、ガイドベーン開度を変化させて流量
を調整する。ステーベーン８は基礎ボルト１０により締
め付け固定されている。水車軸に備えたスラストカラー
１５は軸受油槽１３に取り付けられたスラスト軸受１４
により支持されている。スラストカラー１５にはポンプ
穴２２を備えている。軸受油槽１３の油は回転に伴うポ
ンプ作用により油用配管１６を通して補機室１２内に設
置された油冷却器１７へ導かれ、ここで冷却水ポンプ１
８によりストレーナ１９、冷却水用配管２０を通して導
かれた冷却水と熱交換される。冷却された油は再び軸受
油槽１３へ返還されスラスト軸受１４を冷却する。１１
は流水路、２１は水車内側ケーシングである。
た立軸バルブ型水車発電機の系統図である。バルブ３に
固定子１と回転子２とからなる発電機が内蔵され、図示
しない発電機軸は水車軸５と連結されている。水車軸５
の先端にランナ６が取り付けられ、バルブ水車発電機は
コンクリート基礎構造物９からなる流水路１１内に配置
されている。ランナ６の上流側にガイドベーン７が円周
に沿って配置され、ガイドベーン開度を変化させて流量
を調整する。ステーベーン８は基礎ボルト１０により締
め付け固定されている。水車軸に備えたスラストカラー
１５は軸受油槽１３に取り付けられたスラスト軸受１４
により支持されている。スラストカラー１５にはポンプ
穴２２を備えている。軸受油槽１３の油は回転に伴うポ
ンプ作用により油用配管１６を通して補機室１２内に設
置された油冷却器１７へ導かれ、ここで冷却水ポンプ１
８によりストレーナ１９、冷却水用配管２０を通して導
かれた冷却水と熱交換される。冷却された油は再び軸受
油槽１３へ返還されスラスト軸受１４を冷却する。１１
は流水路、２１は水車内側ケーシングである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の潤滑油冷却循環
装置では、専用の油冷却器と冷却水給配用設備が必要で
あり、これらの装置は付属する配管部品類を含めると装
置全体が複雑なため、日常の保守点検作業が不可欠であ
る。また、これらの装置を収納するためのスペースを確
保するため発電所建屋を広くする必要があり、建設コス
トが高くなるという問題があった。
装置では、専用の油冷却器と冷却水給配用設備が必要で
あり、これらの装置は付属する配管部品類を含めると装
置全体が複雑なため、日常の保守点検作業が不可欠であ
る。また、これらの装置を収納するためのスペースを確
保するため発電所建屋を広くする必要があり、建設コス
トが高くなるという問題があった。
【０００４】この発明は、専用の油冷却器と冷却水給配
用設備を省略し、保守点検を不要としたバルブ型水車発
電機の軸受冷却装置を提供することを課題とする。
用設備を省略し、保守点検を不要としたバルブ型水車発
電機の軸受冷却装置を提供することを課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】バルブを支持するステー
ベーンの脚部に外板を二重壁とした冷却部を設け、前記
軸受で加熱された潤滑油を前記冷却部へ導き、前記流水
路の水流により前記冷却部内の潤滑油を冷却することに
よって、上記課題を解決する。この発明においては、軸
受で加熱された潤滑油を冷却部へ導き、冷却部では外側
を流通する水流により冷却され、冷却された潤滑油はス
ラスト軸受のポンプ作用により循環される。
ベーンの脚部に外板を二重壁とした冷却部を設け、前記
軸受で加熱された潤滑油を前記冷却部へ導き、前記流水
路の水流により前記冷却部内の潤滑油を冷却することに
よって、上記課題を解決する。この発明においては、軸
受で加熱された潤滑油を冷却部へ導き、冷却部では外側
を流通する水流により冷却され、冷却された潤滑油はス
ラスト軸受のポンプ作用により循環される。
【０００６】また、冷却部の隙間を複数の平行な仕切り
板で仕切って冷却室を形成し、この冷却室を連通させれ
ば、油の流通経路を長くし、冷却効果を高める。
板で仕切って冷却室を形成し、この冷却室を連通させれ
ば、油の流通経路を長くし、冷却効果を高める。
【０００７】また、冷却室内の流水側の壁面に前記冷却
室内へ突出する冷却フィンを設ければ、冷却面積を増や
し冷却効果を高める。
室内へ突出する冷却フィンを設ければ、冷却面積を増や
し冷却効果を高める。
【０００８】さらに、ステーベーンの脚部に上下に貫通
する貫通穴を設ければ、ステーベーンと流れとの接触面
積を増やし、冷却効果を高める。
する貫通穴を設ければ、ステーベーンと流れとの接触面
積を増やし、冷却効果を高める。
【０００９】
【発明の実施の形態】実施の形態１ 図１はこの発明の軸受冷却装置を備えた立軸バルブ型水
車発電機のステーベーンの実施の形態を示す構成図、図
２は図１のII−II断面図である。図１において、バルブ
を支持するステーベーン８は、コンクリート基礎部９に
図示しない基礎ボルトを介して固定されている。図１の
例は、ステーベーン８の脚部に外板２３を二重壁とした
冷却部２６を形成した。軸受油槽１３の油は、スラスト
軸受１４のポンプ穴２２からポンプ作用で、油用配管１
６を通して冷却部２６へ押し出され、冷却部２６で流水
によって冷却される。
車発電機のステーベーンの実施の形態を示す構成図、図
２は図１のII−II断面図である。図１において、バルブ
を支持するステーベーン８は、コンクリート基礎部９に
図示しない基礎ボルトを介して固定されている。図１の
例は、ステーベーン８の脚部に外板２３を二重壁とした
冷却部２６を形成した。軸受油槽１３の油は、スラスト
軸受１４のポンプ穴２２からポンプ作用で、油用配管１
６を通して冷却部２６へ押し出され、冷却部２６で流水
によって冷却される。
【００１０】また、ステーベーンの脚部に形成された冷
却部２６の隙間を複数の平行な仕切り板２４で仕切り、
断面が長方形の複数の冷却室２６ａを形成し、冷却室２
６ａを互いに連通させたので、油は冷却室２６ａを通過
する間に冷却される。
却部２６の隙間を複数の平行な仕切り板２４で仕切り、
断面が長方形の複数の冷却室２６ａを形成し、冷却室２
６ａを互いに連通させたので、油は冷却室２６ａを通過
する間に冷却される。
【００１１】実施の形態２ 図３はこの発明の冷却室に冷却フィンを備えた軸受冷却
装置の実施の形態を示すステーベーンの一部断面図であ
る。図３において、ステーベーンの脚部の冷却室２６ａ
に、外板２３に固定され内部へ突出する複数の冷却フイ
ン２７を設けた。冷却フイン２７により油側の冷却面積
を増し、外板２３の冷却効果を高めた。
装置の実施の形態を示すステーベーンの一部断面図であ
る。図３において、ステーベーンの脚部の冷却室２６ａ
に、外板２３に固定され内部へ突出する複数の冷却フイ
ン２７を設けた。冷却フイン２７により油側の冷却面積
を増し、外板２３の冷却効果を高めた。
【００１２】実施の形態３ 図４はこの発明のステーベーンの脚部に貫通穴を備えた
軸受冷却装置の実施の形態を示す立軸バルブ型水車発電
機の断面図、図５は図４のＶ−Ｖ断面図である。図４に
おいて、ステーベーン８は４〜６本からなり放射状に配
置され、基礎コンクリート構造物の台部に支持されてい
る。ステーベーン８の脚部を垂直に貫通する貫通穴２８
を設けた。ステーベーン８は断面が台形を逆にした形状
であり，このままでは冷却面積が不足する恐れあり、ス
テーベーン８と流水との接触面積を増加させ、冷却効果
を高めた。
軸受冷却装置の実施の形態を示す立軸バルブ型水車発電
機の断面図、図５は図４のＶ−Ｖ断面図である。図４に
おいて、ステーベーン８は４〜６本からなり放射状に配
置され、基礎コンクリート構造物の台部に支持されてい
る。ステーベーン８の脚部を垂直に貫通する貫通穴２８
を設けた。ステーベーン８は断面が台形を逆にした形状
であり，このままでは冷却面積が不足する恐れあり、ス
テーベーン８と流水との接触面積を増加させ、冷却効果
を高めた。
【００１３】
【発明の効果】この発明によれば、バルブを支持するス
テーベーンの脚部に外被を二重壁とした冷却部を設け、
軸受で加熱された潤滑油を冷却部へ導き、冷却部では外
側を流通する水流により冷却され、冷却された潤滑油は
スラスト軸受のポンプ作用により循環されるので、専用
の油冷却器と冷却水給配用設備が不要になり、これらの
装置に関する保守点検が不要となる。また、補機室など
を小さくすることが可能なので、建設コストの低減がは
かられる。また、バルブを支持するステーベーンの脚部
に冷却部を設け、冷却部で冷却された潤滑油を軸受に循
環させれば潤滑油冷却循環装置の保守点検が不要とな
る。
テーベーンの脚部に外被を二重壁とした冷却部を設け、
軸受で加熱された潤滑油を冷却部へ導き、冷却部では外
側を流通する水流により冷却され、冷却された潤滑油は
スラスト軸受のポンプ作用により循環されるので、専用
の油冷却器と冷却水給配用設備が不要になり、これらの
装置に関する保守点検が不要となる。また、補機室など
を小さくすることが可能なので、建設コストの低減がは
かられる。また、バルブを支持するステーベーンの脚部
に冷却部を設け、冷却部で冷却された潤滑油を軸受に循
環させれば潤滑油冷却循環装置の保守点検が不要とな
る。
【図１】この発明の実施の形態１を示すバルブ型水車発
電機のステーベーンの構成図である。
電機のステーベーンの構成図である。
【図２】図１のII−II断面図である。
【図３】この発明の実施の形態２を示すステーベーンの
一部断面図である。
一部断面図である。
【図４】この発明の実施の形態３を示すバルブ型水車発
電機のステーベーンの構成図である。
電機のステーベーンの構成図である。
【図５】図４のＶ−Ｖ断面図である。
【図６】従来のバルブ型水車発電機の潤滑油冷却循環装
置の系統図である。
置の系統図である。
３ バルブ ４ 発電機軸 ５ 水車軸 ６ ランナ ７ ガイドベーン ８ ステーベーン ９ コンクリート基礎構造物 ９ａ 台部 １０ 基礎ボルト １１ 流水路 １２ 補機室 １３ 軸受油槽 １４ スラスト軸受 １５ スラストカラー １６ 油用配管 １７ 油冷却器 １８ 冷却水ポンプ １９ ストレーナ ２０ 冷却水用配管 ２１ 水車内側ケーシング ２２ ポンプ穴 ２３ 外板 ２４ 仕切り板 ２５ 外流水 ２６ 冷却部 ２６ａ 冷却室 ２７ 冷却フィン ２８ 貫通穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大竹 寿光 宮城県仙台市青葉区一番町三丁目７番１号 東北電力株式会社内 (72)発明者 大谷 和雄 神奈川県川崎市川崎区田辺新田１番１号 富士電機株式会社内
Claims (4)
- 【請求項１】流水路中に設置されるバルブ型水車発電機
において、バルブを支持するステーベーンの脚部に外板
を二重壁とした冷却部を設け、前記軸受で加熱された潤
滑油を前記冷却部へ導き、前記流水路の水流により前記
冷却部内の潤滑油を冷却することを特徴とするバルブ型
水車発電機の軸受冷却装置。 - 【請求項２】請求項１記載のバルブ型水車発電機の軸受
冷却装置において、冷却部の隙間を複数の平行な仕切り
板で仕切って冷却室を形成し、この冷却室を連通させた
ことを特徴とするバルブ型水車発電機の軸受冷却装置。 - 【請求項３】請求項２記載のバルブ型水車発電機の軸受
冷却装置において、冷却室内の流水側の壁面に前記冷却
室内へ突出する冷却フィンを設けたことを特徴とするバ
ルブ型水車発電機の軸受冷却装置。 - 【請求項４】請求項１記載のバルブ型水車発電機の軸受
冷却装置において、ステーベーンの脚部に上下に貫通す
る貫通穴を設けたことを特徴とするバルブ型水車発電機
の軸受冷却装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8143679A JPH09303246A (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | バルブ型水車発電機の軸受冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8143679A JPH09303246A (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | バルブ型水車発電機の軸受冷却装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09303246A true JPH09303246A (ja) | 1997-11-25 |
Family
ID=15344430
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8143679A Pending JPH09303246A (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | バルブ型水車発電機の軸受冷却装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09303246A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103671580A (zh) * | 2013-12-18 | 2014-03-26 | 国家电网公司 | 降低水轮机导轴承运行瓦温的方法及装置 |
| CN105299065A (zh) * | 2015-11-13 | 2016-02-03 | 国网新疆电力公司阿勒泰供电公司 | 卧式水轮发电机外置自回流油冷却装置 |
-
1996
- 1996-05-14 JP JP8143679A patent/JPH09303246A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103671580A (zh) * | 2013-12-18 | 2014-03-26 | 国家电网公司 | 降低水轮机导轴承运行瓦温的方法及装置 |
| CN103671580B (zh) * | 2013-12-18 | 2016-03-09 | 国家电网公司 | 降低水轮机导轴承运行瓦温的方法及装置 |
| CN105299065A (zh) * | 2015-11-13 | 2016-02-03 | 国网新疆电力公司阿勒泰供电公司 | 卧式水轮发电机外置自回流油冷却装置 |
| CN105299065B (zh) * | 2015-11-13 | 2017-11-14 | 国网新疆电力公司阿勒泰供电公司 | 卧式水轮发电机外置自回流油冷却装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050215 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050217 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050616 |