JPH09303098A - 山留用鋼板圧入機 - Google Patents

山留用鋼板圧入機

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JPH09303098A
JPH09303098A JP8117492A JP11749296A JPH09303098A JP H09303098 A JPH09303098 A JP H09303098A JP 8117492 A JP8117492 A JP 8117492A JP 11749296 A JP11749296 A JP 11749296A JP H09303098 A JPH09303098 A JP H09303098A
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tunnel
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利博 奥村
Koji Tada
幸司 多田
Toru Taniguchi
徹 谷口
Makoto Ukekawa
誠 請川
Minoru Motoki
実 元木
Jun Takahashi
潤 高橋
Yasuhide Oguri
康秀 大栗
Setsu Miura
節 三浦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トンネルの接続工法に用いられるトンネル接
続用セグメントの山留用鋼板を地山内へ短時間で簡単且
つ容易に圧入できるようにする。 【解決手段】 山留用鋼板圧入機を、山留用鋼板3をス
ライド可能に設けたトンネル接続用セグメント1により
構築されたトンネル内を走行自在な台車9と、台車9上
に少なくともトンネルの幅方向へ傾倒調整可能に設けら
れ、昇降可能な昇降部材10aを備えた昇降用ジャッキ
10と、昇降用ジャッキ10の昇降部材10aに旋回調
整可能で且つトンネルの幅方向及び台車9の走行方向へ
移動調整可能に設けられたヘッドフレーム11と、ヘッ
ドフレーム11に設けられ、トンネル接続用セグメント
1へ当接可能な反力用ジャッキ12と、ヘッドフレーム
11に設けられ、トンネル接続用セグメント1の山留用
鋼板3をトンネル間の地山内へ圧入する圧入手段13と
から構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の間隔を置い
て隣接して掘削したトンネル間の地山を掘削して拡幅
し、隣接するトンネル同士を接続するようにしたトンネ
ルの接続工法に用いられるものであり、トンネルを構築
するトンネル接続用セグメントの山留用鋼板をトンネル
間の地山内へ短時間で簡単且つ容易に圧入できるように
した山留用鋼板圧入機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、都市に於ける地下トンネルや地
下駐車場の施工にあたっては、開削工法が採用されるこ
とが多いが、最近の工事では路面交通の阻害や沿道の環
境から開削工法が採用できない場合が増加する傾向にあ
る。
【0003】このように、開削工法が採用できない場
合、シールド工法を採用して対処することが一般的であ
る。現在のシールド工法では、円形断面が基本断面であ
り、その最大径は14mに達し、更には直径19m程度
の大口径シールドの計画も為されているのが現状であ
る。
【0004】ところで、前述の大口径の円形シールド工
法を採用する場合には、機械製作費が大幅に高騰するう
え、機械重量・セグメント重量の増加や立坑用地の確保
等、大都市での工事環境に対して適応し難いと云う問題
があった。又、大口径のシールド工法の場合、土被りを
大きく必要とし、比較的土被りの小さなトンネルを設置
するような場合には採用し難くかった。更に、トンネル
断面の拡大、縮小が大きい場合や地下に分岐や合流等の
施設を設置したいような場合、或いは非常駐車帯等を一
定区間毎に設置したいような場合に、対応し難いと云う
問題があった。然も、数百m程度の中距離や短距離のト
ンネルに対しては、シールド機が過大設備となってしま
うと云う問題があった。
【0005】一方、本件出願人は、上述のような問題を
解決するものとして、先にトンネルの接続工法及びトン
ネル接続用セグメント60を開発し、これを特開平7−
259473号として公開している。
【0006】即ち、前記トンネルの接続工法は、図21
に示す如く、比較的小型の矩形のシールド機(図示省
略)を用いて所定間隔を置いて隣接する2本のトンネル
を掘削しつつ、トンネル内に山留板61をスライド可能
に設けたトンネル接続用セグメント60を組み立て連結
し、シールド機による掘進を完了させる。次に、トンネ
ル内からトンネル間の地山へ地盤改良用の薬液を注入し
て地盤の改良を行うと共に、地山内へ支持部材62を差
し込む。その後、各トンネル接続用セグメント60の上
下部から油圧ジャッキ63を用いて山留板61をトンネ
ル間の地山内へ圧入し、山留板61の先端部同士を重合
させる。そして、トンネル接続用セグメント60のトン
ネル間の地山に面した側の側壁部を解体して開放し、こ
の開放した部分からミニバックホー等の掘削機を用いて
トンネル間の地山を掘削して拡幅するようにしたもので
ある。
【0007】このトンネルの接続工法は、比較的小型の
シールド機やトンネル接続用セグメント60を用いてい
る為、機械製作費や機械重量、セグメント重量を抑える
ことができると共に、大都市での工事環境に対して容易
に対応することができ、然も、任意の幅のトンネルや拡
張、縮小のあるトンネル、分岐や合流等の施設の設置も
容易に行うことができる等の利点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のトン
ネルの接続工法にあっては、トンネル接続用セグメント
60の上下部外面に設けた山留板61をトンネル間の地
山内へ圧入する際には、先ずセグメントの上下部に油圧
ジャッキ63を設置すると共に、油圧ジャッキ63の先
端部に取り付けた接続治具64をボルト65により山留
板61へ固定し、その後油圧ジャッキ63を伸長させて
山留板61をトンネル間の地山内へ一定距離だけ圧入す
る。次に、接続治具64と山留板61との連結を外すと
共に、油圧ジャッキ63を短縮させる。そして、接続治
具64をボルト65により再度山留板61へ固定して油
圧ジャッキ63を伸長させ、山留板61をトンネル間の
地山内へ圧入するようにしている(図22参照)。
【0009】このように、従来のトンネルの接続工法に
あっては、山留板61の圧入時に人手により油圧ジャッ
キ63の設置や盛り替えを行うようにしている為、油圧
ジャッキ63の設置や盛り替えに多数の時間と手数を要
することになり、作業能率が著しく低下すると云う問題
があった。特に、複数台の油圧ジャッキ63を使用して
山留板61の圧入を行うようにしている為、前記問題が
より一層助長されることになる。然も、セグメントの上
部位置にある山留板61を圧入する際には、山留板61
がかなり高い位置にある為、油圧ジャッキ63の設置や
盛り替えを極めて行い難いと云う問題もあった。
【0010】本発明は、このような問題点に鑑みて為さ
れたものであり、その目的はトンネルの接続工法に用い
られるトンネル接続用セグメントの山留用鋼板を地山内
へ短時間で簡単且つ容易に圧入できるようにした山留用
鋼板圧入機を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明の請求項1に記載の発明にあっては、山留用
鋼板圧入機を、トンネル内を走行自在な台車と、台車上
に少なくともトンネルの幅方向へ傾倒調整可能に設けら
れ、昇降可能な昇降部材を備えた昇降用ジャッキと、昇
降用ジャッキの昇降部材に旋回調整可能で且つトンネル
の幅方向及び台車の走行方向へ移動調整可能に設けられ
たヘッドフレームと、ヘッドフレームに設けられ、トン
ネル接続用セグメントへ当接可能な反力用ジャッキと、
ヘッドフレームに設けられ、トンネル接続用セグメント
の山留用鋼板をトンネル間の地山内へ圧入する圧入手段
とから構成したものである。
【0012】本発明の請求項2に記載の発明にあって
は、ヘッドフレームに、これをトンネル接続用セグメン
トのセンターへ移動させる方向修正用ジャッキを設けた
ものである。
【0013】本発明の請求項3に記載の発明にあって
は、反力用ジャッキを、トンネル接続用セグメントの対
向するセグメントピースの一方に当接可能な前方反力ジ
ャッキと、同じく対向するセグメントピースの他方に当
接可能な後方反力ジャッキとから構成したものである。
【0014】本発明の請求項4に記載の発明にあって
は、圧入手段を、ヘッドフレームにトンネルの幅方向へ
スライド可能に設けられたスライドテーブルと、ヘッド
フレームとスライドテーブルとの間に介設された圧入ジ
ャッキと、スライドテーブルに設けられ、山留用鋼板に
形成した複数のピン穴に挿入可能なピンを備えたピンジ
ャッキとから構成したものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1はトンネルの接続工法
に用いられるトンネル接続用セグメント1を示すもので
あり、該トンネル接続用セグメント1は、矩形のシール
ド機(図示省略)により掘削された矩形断面の坑内で組
み立て連結され、矩形状のトンネルを構築するものであ
る。
【0016】即ち、前記トンネル接続用セグメント1
は、略四角枠状に形成されたセグメント本体2と、セグ
メント本体2の外面に設けられた山留用鋼板3とから成
り、特開平7−259473号公報に開示されたトンネ
ル接続用セグメントと同様構造に構成されている。
【0017】具体的には、セグメント本体2は、図1に
示す如く、矩形のシールド機により掘削した矩形断面の
坑内の上部位置及び下部位置に夫々配置され、形鋼及び
鋼板を矩形に枠組みし、その外面に鋼板製のスキンプレ
ート4を取り付けると共に、形鋼間に複数のリブを架設
した長方形状のスライド用セグメントピース5と、坑内
の両側部位置に夫々配置され、形鋼及び鋼板を矩形に枠
組みし、形鋼及び鋼板間にチャンネル状の形鋼を取り外
し自在に取り付けた長方形状の解体用セグメントピース
6と、坑内の隅部に配置され、各スライド用セグメント
ピース5と各解体用セグメントピース6とを夫々連結す
る鋼板及びリブから成る四つの隅角部ピース7とから構
成されている。又、山留用鋼板3は、図2に示す如く、
スライド用セグメントピース5のスキンプレート4の外
面にトンネルの幅方向へスライド可能に取り付けられて
居り、スライド用セグメントピース5に平行に配設した
スライドガイド8により案内されるようになっている。
更に、スキンプレート4には、山留用鋼板3のスライド
方向に沿う一対の長孔4aが形成され、又、山留用鋼板
3には、前記長孔4aに臨むピン穴3aが一定間隔毎に
複数形成されている。
【0018】図3は本発明の山留用鋼板圧入機の一例を
示すものであり、該山留用鋼板圧入機は、トンネル内を
走行自在な台車9と、台車9上に傾倒調整可能に設けら
れた昇降用ジャッキ10と、昇降用ジャッキ10の上端
部に旋回調整可能且つ前後左右方向へ移動調整可能に設
けられたヘッドフレーム11と、ヘッドフレーム11に
設けられた反力用ジャッキ12と、ヘッドフレーム11
に設けられた圧入手段13とから構成されている。
【0019】前記台車9は、図3乃至図6に示す如く、
形鋼や鋼板により形成された台枠14と、台枠14の下
面側に車軸15を介して回転自在に設けられた車輪16
と、台枠14に設けた走行用油圧モータ17と、車軸1
5と走行用油圧モータ17を連動連結する伝動機構18
と、台枠14の四隅に設けられたアウトリガー19等か
ら構成されている。又、台車9は、その後端部側に操作
盤20、油圧ユニット21(油圧ポンプ,モータ等から
成る)及びコードリール22等を搭載した後方台車23
が連結されて居り、トンネル内に敷設したレール24上
をトンネルに沿って自走できるようになっている。尚、
図3に於いて、25は台車9に搭載された電気制御盤、
26は台車9に設けた警告表示燈である。
【0020】前記昇降用ジャッキ10は、昇降自在な昇
降部材10aを備えて居り、台車9上の前後位置に対向
状に立設した支持フレーム27に支持されている。この
例では、昇降用ジャッキ10には、油圧ジャッキ(押
力:40kN,ストローク:260mm,作動速度:高
速500mm/min,低速150mm/min,使用
圧力:4.2MPa)が使用されて居り、この油圧ジャ
ッキは図8に示すようにシリンダチューブ10b内を摺
動自在に昇降動する中空状のロッド10cの上端部に軸
部を備えた円盤を固着したものであり、この円盤が昇降
部材10aとなっている。
【0021】又、昇降用ジャッキ10は、支持フレーム
27と昇降用ジャッキ10との間に介設した揺動支持機
構28により、トンネルの幅方向へ傾倒調整可能で且つ
台車9の走行方向へも若干量だけ揺動できるようになっ
ている。
【0022】前記揺動支持機構28は、図7及び図8に
示す如く、支持フレーム27間に鉛直回転自在に支持さ
れ、外周面に直径方向へ突設した支持軸29aを備えた
外側環状部材29と、外側環状部材29の支持軸29a
の軸線と直交する位置に揺動軸30を介して揺動自在に
支持され、昇降用ジャッキ10のシリンダチューブ10
bの上端部に固着された内側環状部材31とから構成さ
れて居り、外側環状部材29を水平姿勢から90度回転
させることによって、昇降用ジャッキ10をトンネルの
幅方向へ傾倒させることができ、又、内側環状部材31
を外側環状部材29に対して揺動させることによって、
昇降用ジャッキ10を台車9の走行方向へも揺動させる
ことができるようになっている。尚、昇降用ジャッキ1
0は、常時は外側環状部材29の下端面に設けた圧縮ス
プリング32等によって、台車9に対して鉛直姿勢とな
るように附勢保持されている。
【0023】更に、昇降用ジャッキ10は、台車9と外
側環状部材29の支持軸29aとの間に介設した傾倒調
整機構33によって、トンネルの上方位置にあるスライ
ド用セグメントピース5に直交する起立位置(図10に
示す位置)とトンネルの側方位置にある解体用セグメン
トピース6に直交する傾倒位置(図19に示す位置)と
を取り得るようになっている。
【0024】前記傾倒調整機構33は、図5及び図7に
示す如く、外側環状部材29の支持軸29aに嵌着さ
れ、等角度(45度)毎にピン挿入穴34aを形成した
角度調整板34と、台車9に揺動自在に支持され、ロッ
ド先端部が係止ピン35を介して角度調整板34のピン
挿入穴34aへ着脱自在に係止される傾倒用油圧ジャッ
キ36(押力:100kN,ストローク:300mm,
作動速度:120mm/min,使用圧力:33MP
a)と、支持フレーム27に等角度(45度)毎に穿設
され、角度調整板34のピン挿入穴34aに合致し得る
複数のロックピン用穴27aと、ピン挿入穴34a及び
ロックピン用穴27aに挿入され、角度調整板34を支
持フレーム27側へロックするロックピン37とから構
成されて居り、ロックピン37を取り外し、傾倒用油圧
ジャッキ36を伸縮動作させることによって、昇降用ジ
ャッキ10を起立位置と傾倒位置とに亘って揺動させる
ことができ、又、昇降用ジャッキ10が起立位置及び傾
倒位置のときにロックピン37で角度調整板34を支持
フレーム27側へロックすることによって、昇降用ジャ
ッキ10をその位置に保持することができるようになっ
ている。
【0025】前記ヘッドフレーム11は、図9に示す如
く、筒状部材、形鋼及び鋼板等を用い、これらを平面視
に於いて略枠状に組み立てることにより形成されて居
り、昇降用ジャッキ10の昇降部材10aに旋回調整可
能で且つトンネルの幅方向及び台車9の走行方向へ移動
調整可能に設けられている。この例では、ヘッドフレー
ム11は、図8に示す如く、昇降部材10aにベアリン
グ38を介して旋回自在に取り付けられたテーブルユニ
ット39に支持されて居り、該テーブルユニット39に
よりトンネルの幅方向及び台車9の走行方向へ移動調整
できるようになっている。
【0026】即ち、前記テーブルユニット39は、図7
乃至図9に示す如く、昇降部材10aにベアリング38
を介して旋回自在に取り付けられたテーブルベース40
と、テーブルベース40の上面に平行姿勢で固着された
一対の下部ガイドレール41と、下部ガイドレール41
にスライド自在に嵌合支持された四角枠状のテーブル4
2と、テーブルベース40とテーブル42との間に介設
され、テーブル42を下部ガイドレール41に沿って移
動させる油圧ジャッキ43(押力:40kN,ストロー
ク:85mm,作動速度:100mm/min,使用圧
力:16MPa)と、テーブル42の両端部に平行姿勢
で固着され、下部ガイドレール41と直交する一対の上
部ガイドレール44と、上部ガイドレール44にスライ
ド自在に嵌合支持され、ヘッドフレーム11に固定され
るガイド体45と、テーブル42の上面に上部ガイドレ
ール44と平行に設けられ、ロッド先端部が内側からヘ
ッドフレーム11の筒状部材に当接し得る両ロッド形の
油圧ジャッキ46(押力:5kN,ストローク:110
mm,作動速度:100mm/min,使用圧力:6M
Pa)とから構成されている。又、テーブルユニット3
9は、テーブルベース40の下端部に取り付けた回り止
め板47を昇降部材10aの周面に形成したカット面に
対向させることによって、昇降部材10aに対して回り
止めされるようになって居り、回り止めされたときには
下部ガイドレール41がトンネルの幅方向に沿うように
なっている。
【0027】而して、前記テーブルユニット39に於い
て、テーブルユニット39を回り止めした状態で油圧ジ
ャッキ43を伸縮動作させると、テーブル42が下部ガ
イドレール41に沿ってトンネルの幅方向へ移動し、こ
れに伴ってテーブル42に支持されたヘッドフレーム1
1がトンネルの幅方向へ移動することになる。又、両ロ
ッド形の油圧ジャッキ46を伸縮動作させると、ロッド
先端部がヘッドフレーム11を内側から押圧し、ヘッド
フレーム11が上部ガイドレール44に沿って台車9の
走行方向へ移動することになる。更に、テーブルベース
40から回り止め板47を取り外すと、テーブルベース
40が旋回可能となり、ヘッドフレーム11を人力によ
り旋回させることができる。
【0028】前記反力用ジャッキ12は、ヘッドフレー
ム11に設けられ、山留用鋼板3の圧入時に生じる反力
を受けるものである。即ち、反力用ジャッキ12は、図
5及び図6に示す如く、ヘッドフレーム11の一端部
(筒状部材の先端部内)に配設され、トンネルの一側方
に位置する解体用セグメントピース6に当接可能な一対
の前方反力ジャッキ12′と、ヘッドフレーム11の他
端部に配設され、トンネルの他側方に位置する解体用セ
グメントピース6に当接可能な一対の後方反力ジャッキ
12″とから構成されている。尚、前方反力ジャッキ1
2′には、油圧ジャッキ(押力:500kN,ストロー
ク:150mm,作動速度:200mm/min,使用
圧力:14MPa)が、又、後方反力ジャッキ12″に
は、油圧モータにより駆動されるウォームギアジャッキ
(耐力:1000kN,ストローク:150mm,作動
速度:200mm/min)が夫々使用されて居り、各
ジャッキ12′,12″のロッド先端部には解体用セグ
メントピース6に当接する押圧部材12aが夫々設けら
れている。
【0029】前記圧入手段13は、ヘッドフレーム11
に設けられ、スライド用セグメントピース5にスライド
可能に設けられた山留用鋼板3をトンネル間の地山内へ
圧入するものである。即ち、圧入手段13は、図4乃至
図6に示す如く、ヘッドフレーム11上面に下部ガイド
レール41と平行に固定されたガイドレール48にスラ
イド自在に支持され、トンネルの幅方向へスライド可能
なスライドテーブル49と、ヘッドフレーム11とスラ
イドテーブル49との間に介設され、スライドテーブル
49を山留用鋼板3の圧入方向へ移動させる一対の圧入
ジャッキ50と、スライドテーブル49に設けられ、山
留用鋼板3に形成したピン穴3aに挿入可能なピン51
aを備えた一対のピンジャッキ51とから構成されてい
る。尚、圧入ジャッキ50には、油圧ジャッキ(押力:
500kN,ストローク:425mm,作動速度:高速
600mm/min,低速100mm/min,使用圧
力:51MPa)が、又、ピンジャッキ51には、油圧
ジャッキ(押力:3kN,ストローク:50mm,作動
速度:1m/min,使用圧力:10MPa)が夫々使
用されている。
【0030】而して、前記圧入手段13に於いて、ピン
ジャッキ51のピン51aを上昇させてこれをスキンプ
レート4の長孔4aに臨む山留用鋼板3のピン穴3aに
挿入し、この状態で圧入ジャッキ50を伸長動作させる
と、スライドテーブル49がトンネルの幅方向へ前進
し、ピンジャッキ51のピン51aに係止された山留用
鋼板3がトンネルの幅方向へ一定距離だけスライドする
ことになる。又、山留用鋼板3を一定距離だけスライド
させた後、ピンジャッキ51のピン51aをピン穴3a
から引き抜き、新たにスキンプレート4の長孔4aに臨
んだ山留用鋼板3のピン穴3aへ嵌め替え、この状態で
圧入ジャッキ50を伸長動作させると、山留用鋼板3が
トンネルの幅方向へ更に一定距離だけスライドすること
になる。その結果、山留用鋼板3は、地山内へ水平姿勢
で圧入されることになる。
【0031】尚、ヘッドフレーム11には、図4乃至図
7に示す如く、これをトンネル接続用セグメント1のセ
ンター(セグメントの幅方向の中心)へ移動させる方向
修正用ジャッキ52が設けられている。この方向修正用
ジャッキ52は、ヘッドフレーム11上に上部ガイドレ
ール52と平行で且つ対向状に2台宛配置された油圧ジ
ャッキ52aと、油圧ジャッキ52aのロッド先端部に
取り付けられ、トンネルの上方に位置するスライド用セ
グメントピース5の形鋼に内側から当接可能な方向修正
部材52bとから構成されて居り、方向修正部材52b
をスライド用セグメントピース5の形鋼間に位置させ、
該方向修正部材52bを形鋼に当接させて内側から突っ
張ることによって、ヘッドフレーム11をセグメントの
センターへ移動させることができるようになっている。
【0032】又、ヘッドフレーム11上には、図4乃至
図6に示す如く、4個のローラから成るストッパー53
が配設されて居り、ヘッドフレーム11が昇降用ジャッ
キ10により上昇し、ストッパー53がスライド用セグ
メントピース5の形鋼に当接すると、ヘッドフレーム1
1の上昇が自動的に停止するようになっている。尚、ス
トッパー53とスライド用セグメントピース5との接触
は、ストッパー53の近傍に設けた近接スイッチ(図示
省略)により検出される。
【0033】更に、昇降用ジャッキ10の下端部には、
昇降用ジャッキ10が傾倒位置になったときにバランス
を保つ為のバランスウエイト54が設けられている。
【0034】次に、本発明の山留用鋼板圧入機を用いて
トンネルの上方に位置するスライド用セグメントピース
5の外面に取り付けられた山留用鋼板3を地山内へ圧入
する場合について説明する。
【0035】矩形のシールド機により掘削した坑内にト
ンネル接続用セグメント1を組み立て連結して矩形のト
ンネルを構築したら、トンネルの下方に位置するスライ
ド用セグメントピース5上にトンネルの長手方向に沿っ
て一対のレール24を平行に敷設し、該レール24に山
留用鋼板圧入機の台車9及び後方台車9を載せる。この
とき、昇降用ジャッキ10は起立姿勢に、又、ヘッドフ
レーム11は水平姿勢で且つ反力用ジャッキ12が解体
用セグメントピース6へ対向する姿勢に夫々保持されて
いる。
【0036】次に、山留用鋼板圧入機の台車9を自走さ
せ、台車9が山留用鋼板3の圧入位置へ来たら目視確認
により台車9を停止させると共に、アウトリガー19を
伸長動作させ、台車9を圧入位置に固定する(図10
(A)及び(B)参照)。
【0037】台車9を圧入位置に固定したら、昇降用ジ
ャッキ10を伸長動作させる。そうすると、昇降用ジャ
ッキ10によりヘッドフレーム11が上昇し、ヘッドフ
レーム11に設けたストッパー53が上方のスライド用
セグメントピース5に当接した時点でヘッドフレーム1
1の上昇が自動的に停止する(図11(A)及び(B)
参照)。このとき、4個のストッパー53がスライド用
セグメントピース5に当接し、且つ昇降用ジャッキ10
が揺動支持機構28を介して支持フレーム28に支持さ
れていることとも相俟って、ヘッドフレーム11はスラ
イド用セグメントピース5に対して平行になる。尚、ヘ
ッドフレーム11の上昇時にスライドテーブル49等が
スライド用セグメントピース5の形鋼に衝突しそうな場
合には、ヘッドフレーム11の上昇を一旦停止し、テー
ブルユニット39を操作してヘッドフレーム11の位置
を変えた後、ヘッドフレーム11を昇降用ジャッキ10
により再度上昇させる。又、ヘッドフレーム11の上昇
時に於ける接触破損を防止する為、ヘッドフレーム11
にはセンサー等の安全装置(図示省略)が設けられてい
る。
【0038】ストッパー53がスライド用セグメントピ
ース5に当接したら、方向修正用ジャッキ52を短縮動
作させ、ヘッドフレーム11をトンネル接続用セグメン
ト1のセンターへ移動させる(図12参照)。即ち、伸
長状態にある方向修正用ジャッキ52が短縮すると、ス
ライド用セグメントピース5の形鋼間に位置する方向修
正用ジャッキ52の方向修正部材52bが形鋼に当接
し、該形鋼を内側から突っ張ることになる。その結果、
ヘッドフレーム11は、上部ガイドレール44に沿って
台車9の走行方向へ移動し、トンネル接続用セグメント
1のセンターへ移動することになる。このとき、細長い
ブロック状の方向修正部材52bを形鋼に当接させて方
向修正を行うようにしている為、スライドテーブル49
の向きも正確に調整されることになる。
【0039】ヘッドフレーム11がトンネル接続用セグ
メント1のセンターへ移動したら、圧入ジャッキ50に
よりスライドテーブル49をスライド用セグメントピー
ス5の端部の鋼板に当接するまで前進させる(図13参
照)。尚、スライドテーブル49と形鋼との当接は、リ
ミットスイッチ(図示省略)により検出される。
【0040】スライドテーブル49がスライド用セグメ
ントピース5の端部の鋼板に当接したら、この位置を原
点として、スライドテーブル49が圧入ジャッキ51に
より山留用鋼板3のピン穴3a位置付近へ後退し、この
位置でピンジャッキ51が伸長動作してピン51aをス
キンプレート4の長孔4aより臨む山留用鋼板3の裏面
に軽く押し付けると共に、この状態でピン51aが山留
用鋼板3のピン穴3aに入るまでスライドテーブル49
が後退して行く(図13の一点鎖線位置参照)。尚、ピ
ン51aのピン穴3aへの挿入は、ピンジャッキ51に
設けたリミットスイッチ若しくは近接スイッチ(何れも
図示省略)で検出される。
【0041】ピンジャッキ51のピン51aが山留用鋼
板3のピン穴3aに挿入されると、後方反力ジャッキ1
2″及び前方反力ジャッキ12′を夫々伸長動作させて
各押圧部材12a,12aを解体用セグメントピース6
の形鋼に当接させ、山留用鋼板3の圧入時に生じる反力
を受け止められるようにする(図14参照)。
【0042】反力用ジャッキ12をトンネル接続用セグ
メント1内で突っ張ったら、圧入ジャッキ50を伸長動
作させてスライドテーブル49を前進せしめ、山留用鋼
板3を一定距離(400mm)だけスライドさせて地山
内へ圧入する(図15参照)。
【0043】山留用鋼板3を一定距離だけスライドさせ
たら、ピンジャッキ51を短縮動作させてピン51aを
山留用鋼板3のピン穴3aから抜くと共に、圧入ジャッ
キ50を短縮動作させてスライドテーブル49を後退さ
せる。その途中に於いてピンジャッキ51が伸長動作し
てピン51aを山留用鋼板3の裏面に軽く押し付けなが
らスライドテーブル49が後退して行き、該スライドテ
ーブル49はピン51aがスキンプレート4の長孔4a
より臨む山留用鋼板3のピン穴3aへ挿入されるまで後
退する(図16参照)。
【0044】ピンジャッキ51のピン51aが山留用鋼
板3のピン穴3aへ挿入されたら、圧入ジャッキ50を
再度伸長動作させてスライドテーブル49を前進せし
め、山留用鋼板3を更に一定距離(400mm)だけス
ライドさせて地山内へ圧入する(図16の一点鎖線位置
参照)。
【0045】このようにして、ピン51aの盛り替えを
行うことによって、山留用鋼板3を地山内へ順次圧入し
て行くことができる。
【0046】そして、山留用鋼板3の圧入作業が終了し
たら、ピンジャッキ51の短縮、圧入ジャッキ50の短
縮、方向修正用ジャッキ52の伸長、各反力ジャッキ1
2′,12″の短縮、昇降用ジャッキ10の短縮、アウ
トリガー19の短縮を順次行うことにより、山留用鋼板
圧入機は最初の状態に復帰し、レール24に沿って走行
可能となる(図17参照)。
【0047】尚、上記の説明に於いては、トンネルの上
方位置に水平姿勢で配置された山留用鋼板3を図17の
左方向へ水平姿勢で圧入するようにしたが、本発明の山
留用鋼板圧入機は、前記山留用鋼板3を図18の右方向
へも圧入することができるし、又、トンネルの側方位置
に縦向き姿勢で配置された山留用鋼板3を地山内へ下向
き若しくは上向きに圧入することもできる。
【0048】即ち、トンネルの上方位置に水平姿勢で配
置された山留用鋼板3を図18の右方向へ水平姿勢で圧
入する場合には、先ず、台車9を圧入位置に停止させて
アウトリガー19で固定してから、昇降用ジャッキ10
を伸長動作させてヘッドフレーム11を上昇させる。次
に、回り止め板47を外し、人力によりヘッドフレーム
11を180度旋回させて向きを変える。そして、回り
止め板47を取り付けてヘッドフレーム11を旋回不能
にすると共に、昇降用ジャッキ10を短縮動作させてヘ
ッドフレーム11を下降させる(図18参照)。その後
は、上記と同様の操作を行うことにより、山留用鋼板3
を図18の右方向へ水平姿勢で圧入して行くことができ
る。但し、この場合、トンネル接続用セグメント1は、
スライド用セグメントピース5の外面に設けた山留用鋼
板3を図18の右方向へ圧入できるように組み立てられ
ていることは勿論である。
【0049】又、山留用鋼板3を縦向き姿勢で地山内へ
下向きに圧入する場合には、山留用鋼板3を縦向き姿勢
で地山内へ下向きに圧入できるようにトンネル接続用セ
グメント1を組み立てる。次に、台車9を圧入位置に停
止させてアウトリガー19で固定してから、スライドテ
ーブル49が下向きで且つヘッドフレーム11がトンネ
ルの側方に位置するスライド用セグメントピース5と対
向するように、傾倒調整機構33を操作して昇降用ジャ
ッキ10を傾倒位置にする(図19(A)及び(B)参
照)。その後、ヘッドフレーム11のセグメントピース
5側への移動、ヘッドフレーム11の方向修正、スライ
ドテーブル49の前進・後進、山留用鋼板3のピン穴3
aへのピン51aの挿入、反力用ジャッキ12のセッ
ト、スライドテーブル49の前進・後進等の操作を順次
行うことにより、山留用鋼板3を地山内へ下向きに圧入
して行くことができる。尚、昇降用ジャッキ10を傾倒
位置にしたときには、ヘッドフレーム11等が台車9に
衝突しないようになっていることは勿論である。
【0050】更に、山留用鋼板3を縦向き姿勢で地山内
へ上向きに圧入する場合には、山留用鋼板3を縦向き姿
勢で地山内へ上向きに圧入できるようにトンネル接続用
セグメント1を組み立てる。次に、台車9を圧入位置に
停止させてアウトリガー19で固定してから、スライド
テーブル49が上向きで且つヘッドフレーム11がトン
ネルの側方に位置するスライド用セグメントピース5と
対向するように、傾倒調整機構33を操作して昇降用ジ
ャッキ10を傾倒位置にする(図20(A)及び(B)
参照)。その後、ヘッドフレーム11のセグメントピー
ス5側への移動、ヘッドフレーム11の方向修正、スラ
イドテーブル49の前進・後進、山留用鋼板3のピン穴
3aへのピン51aの挿入、反力用ジャッキ12のセッ
ト、スライドテーブル49の前進・後進等の操作を順次
行うことにより、山留用鋼板3を地山内へ上向きに圧入
して行くことができる。
【0051】尚、上記例に於いては、台車9をレール2
4上を走行する自走式の台車9としたが、他の例に於い
ては、台車9にゴムタイヤ式の自走車を使用するように
しても良い。又、上記例に於いては、台車9に連結した
後方台車9に操作盤20、油圧ユニット21及びコード
リール22等を搭載するようにしたが、他の例に於いて
は、後方台車23を省略し、操作盤20、油圧ユニット
21及びコードリール22等を台車23に直に搭載する
ようにしても良い。
【0052】上記例に於いては、昇降用ジャッキ10に
は油圧ジャッキを使用するようにしたが、他の例に於い
ては、昇降用ジャッキ10にネジジャッキを使用するよ
うにしても良い。
【0053】上記例に於いては、ヘッドフレーム11に
前方反力ジャッキ12′及び後方反力ジャッキ12″を
夫々二台宛設けるようにしたが、他の例に於いては、ヘ
ッドフレーム11に前方反力ジャッキ12′及び後方反
力ジャッキ12″を一台宛設けるようにしても良い。
【0054】
【発明の効果】上述の通り、本発明の請求項1に記載の
山留用鋼板圧入機にあっては、台車上に傾倒調整可能に
設けた昇降用ジャッキに、反力用ジャッキ及び圧入手段
を備えたヘッドフレームを旋回且つ移動調整可能に設け
る構成としている為、ヘッドフレームの向きを適宜に変
えることによって、トンネル接続用セグメントの上方位
置及び両側方位置にある山留用鋼板を地山内へ水平姿勢
若しくは縦向き姿勢で圧入することができる。その結
果、本発明の山留用鋼板圧入機を用いれば、従来のよう
に山留板の圧入時に人手により油圧ジャッキの設置や盛
り替えを行う必要もなく、山留用鋼板の圧入を短時間で
簡単且つ容易に行うことができ、作業能率の大幅な向上
を図れる。又、ヘッドフレームを移動調整できる構成と
している為、台車等の位置が所定の位置からずれたりし
ても、ヘッドフレームを移動調整することによって、前
記誤差を簡単且つ容易に修正することができる。
【0055】請求項2に記載の山留用鋼板圧入機にあっ
ては、ヘッドフレームに、これをトンネル接続用セグメ
ントのセンターへ移動させる方向修正用ジャッキを設け
ている為、ヘッドフレームの位置決めや位置修正をより
正確に且つ簡単に行える。
【0056】請求項3に記載の山留用鋼板圧入機にあっ
ては、反力用ジャッキを、トンネル接続用セグメントの
対向するセグメントピースの一方に当接可能な前方反力
ジャッキと、同じく対向するセグメントピースの他方に
当接可能な後方反力ジャッキとから構成している為、山
留用鋼板の圧入時に生じる反力を確実に受け止めること
ができ、山留用鋼板の圧入を確実且つ良好に行える。
【0057】請求項4に記載の山留用鋼板圧入機にあっ
ては、圧入手段を、ヘッドフレームにトンネルの幅方向
へスライド可能に設けられたスライドテーブルと、ヘッ
ドフレームとスライドテーブルとの間に介設された圧入
ジャッキと、スライドテーブルに設けられ、山留用鋼板
に形成したピン穴に挿入可能なピンを備えたピンジャッ
キとから構成している為、山留用鋼板の圧入時に於ける
ピンの盛り替えを自動で簡単且つ容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】トンネルの接続工法に用いるトンネル接続用セ
グメントの一部破断正面図である。
【図2】図1のI−I線拡大断面図である。
【図3】本発明の山留用鋼板圧入機を示し、後方台車を
連結状態の側面図である。
【図4】山留用鋼板圧入機の拡大側面図である。
【図5】山留用鋼板圧入機の拡大正面図である。
【図6】山留用鋼板圧入機の拡大平面図である。
【図7】山留用鋼板圧入機の要部を示す一部破断拡大側
面図である。
【図8】山留用鋼板圧入機の要部を示す拡大縦断面図で
ある。
【図9】山留用鋼板圧入機の要部を示す一部破断拡大平
面図である。
【図10】山留用鋼板圧入機をトンネル内の圧入位置に
停止させた状態を示し、(A)は山留用鋼板圧入機の側
面図であり、(B)は山留用鋼板圧入機の正面図であ
る。
【図11】ヘッドフレームを上昇させた状態を示し、
(A)は山留用鋼板圧入機の側面図であり、(B)は山
留用鋼板圧入機の正面図である。
【図12】方向修正用ジャッキによりヘッドフレームの
位置を修正する状態を示す山留用鋼板圧入機の要部の側
面図である。
【図13】ピンジャッキのピンを山留用鋼板のピン穴へ
挿入する状態を示す山留用鋼板圧入機の要部の正面図で
ある。
【図14】反力用ジャッキでトンネル接続用セグメント
を突っ張った状態を示す山留用鋼板圧入機の要部の正面
図である。
【図15】圧入手段により山留用鋼板を地山内へ圧入す
る状態を示す山留用鋼板圧入機の要部の正面図である。
【図16】同じく圧入手段により山留用鋼板を地山内へ
圧入する状態を示す山留用鋼板圧入機の要部の正面図で
ある。
【図17】山留用鋼板の圧入を終了した山留用鋼板圧入
機の正面図である。
【図18】山留用鋼板を反対方向へ圧入する状態を示す
山留用鋼板圧入機の正面図である。
【図19】山留用鋼板を下向きに圧入する状態を示す山
留用鋼板圧入機の正面図である。
【図20】山留用鋼板を上向きに圧入する状態を示す山
留用鋼板圧入機の正面図である。
【図21】トンネルの接続工法に用いるトンネル接続用
セグメントの概略正面図である。
【図22】トンネル接続用セグメントの要部の一部破断
正面図である。
【符号の簡単な説明】
1はトンネル接続用セグメント、3は山留用鋼板、3a
はピン穴、9は台車、10は昇降用ジャッキ、10aは
昇降部材、11はヘッドフレーム、12は反力用ジャッ
キ、12′は前方反力ジャッキ、12″は後方反力ジャ
ッキ、13は圧入手段、49はスライドテーブル、50
は圧入ジャッキ、51はピンジャッキ、51aはピン、
52は方向修正用ジャッキ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷口 徹 東京都中央区京橋1丁目7番1号 新八重 洲ビル 戸田建設株式会社内 (72)発明者 請川 誠 東京都中央区京橋1丁目7番1号 新八重 洲ビル 戸田建設株式会社内 (72)発明者 元木 実 東京都中央区京橋1丁目7番1号 新八重 洲ビル 戸田建設株式会社内 (72)発明者 高橋 潤 東京都中央区京橋1丁目7番1号 新八重 洲ビル 戸田建設株式会社内 (72)発明者 大栗 康秀 大阪府大阪市東住吉区駒川1丁目8番29号 株式会社大阪ジャッキ製作所内 (72)発明者 三浦 節 大阪府大阪市東住吉区駒川1丁目8番29号 株式会社大阪ジャッキ製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の間隔を置いて隣接して掘削した矩
    形断面のトンネル内に、山留用鋼板(3)をスライド可
    能に設けたトンネル接続用セグメント(1)を組み立て
    連結し、トンネル内から前記山留用鋼板(3)をトンネ
    ル間の地山内へ圧入するようにした山留用鋼板圧入機で
    あって、該山留用鋼板圧入機は、トンネル内を走行自在
    な台車(9)と、台車(9)上に少なくともトンネルの
    幅方向へ傾倒調整可能に設けられ、昇降可能な昇降部材
    (10a)を備えた昇降用ジャッキ(10)と、昇降用
    ジャッキ(10)の昇降部材(10a)に旋回調整可能
    で且つトンネルの幅方向及び台車(9)の走行方向へ移
    動調整可能に設けられたヘッドフレーム(11)と、ヘ
    ッドフレーム(11)に設けられ、トンネル接続用セグ
    メント(1)へ当接可能な反力用ジャッキ(12)と、
    ヘッドフレーム(11)に設けられ、トンネル接続用セ
    グメント(1)の山留用鋼板(3)をトンネル間の地山
    内へ圧入する圧入手段(13)とを具備していることを
    特徴とする山留用鋼板圧入機。
  2. 【請求項2】 ヘッドフレーム(11)に、これをトン
    ネル接続用セグメント(1)のセンターへ移動させる方
    向修正用ジャッキ(52)を設けたことを特徴とする請
    求項1に記載の山留用鋼板圧入機。
  3. 【請求項3】 反力用ジャッキ(12)を、トンネル接
    続用セグメント(1)の対向するセグメントピースの一
    方に当接可能な前方反力ジャッキ(12′)と、同じく
    対向するセグメントピースの他方に当接可能な後方反力
    ジャッキ(12″)とから構成したことを特徴とする請
    求項1に記載の山留用鋼板圧入機。
  4. 【請求項4】 圧入手段(13)を、ヘッドフレーム
    (11)にトンネルの幅方向へスライド可能に設けられ
    たスライドテーブル(49)と、ヘッドフレーム(1
    1)とスライドテーブル(49)との間に介設された圧
    入ジャッキ(58)と、スライドテーブル(49)に設
    けられ、山留用鋼板(3)に形成した複数のピン穴(3
    a)に挿入可能なピン(59a)を備えたピンジャッキ
    (51)とから構成したことを特徴とする請求項1に記
    載の山留用鋼板圧入機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107165657A (zh) * 2017-04-05 2017-09-15 中铁二十二局哈尔滨铁路建设集团有限责任公司 一种隧道钢拱架人工安装支顶系统及操作方法
CN108222977A (zh) * 2018-02-02 2018-06-29 中交三航局第三工程有限公司 一种螺纹筋定位加固装置及其安装方法
CN110284889A (zh) * 2019-06-24 2019-09-27 中铁隧道局集团有限公司 一种tbm平导洞扩挖施工方法

Cited By (4)

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CN108222977A (zh) * 2018-02-02 2018-06-29 中交三航局第三工程有限公司 一种螺纹筋定位加固装置及其安装方法
CN108222977B (zh) * 2018-02-02 2024-03-22 中交三航局第三工程有限公司 一种螺纹筋定位加固装置及其安装方法
CN110284889A (zh) * 2019-06-24 2019-09-27 中铁隧道局集团有限公司 一种tbm平导洞扩挖施工方法

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