JPH09302697A - 地中筐などの鉄蓋 - Google Patents

地中筐などの鉄蓋

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Publication number
JPH09302697A
JPH09302697A JP8139765A JP13976596A JPH09302697A JP H09302697 A JPH09302697 A JP H09302697A JP 8139765 A JP8139765 A JP 8139765A JP 13976596 A JP13976596 A JP 13976596A JP H09302697 A JPH09302697 A JP H09302697A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
receiving frame
cover plate
wall
lid plate
wall surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP8139765A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Suzaki
徹 須崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUJI CAST KK
Original Assignee
FUJI CAST KK
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Filing date
Publication date
Application filed by FUJI CAST KK filed Critical FUJI CAST KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓋板を開けるのが容易で、砂などが入らず開
閉時に土砂が流入するも受枠の蓋板との接触面に堆積す
ることなく、がたつかない鉄蓋を提供する。 【解決手段】 蓋板(1)の脚片(6)が、受枠(2)の直壁(3)
より内方に離れて支柱(5)により保持される担持棒(4)に
接して蓋板(1)が支えられ、蓋板(1)の脚片(6)の外壁面
(8)が相接する受枠(2)の直壁(3)の内壁面(7)を垂直に近
い急勾配とし、蓋板(1)の脚片(6)と受枠(2)の担持棒(4)
の接触面および相対する外壁面(8)と内壁面(7)を機械仕
上げを施し、蓋板(1)を受枠(2)に嵌合したとき相対する
壁面間の間隙を約0.2mmとなるようにする。また、蓋
板(1)の脚片(6)の受枠(2)の担持棒(4)との接触面の外側
に受枠(2)の直壁(3)と担持棒(4)間に形成された間隙内
に僅かに嵌挿する環状台(10)を垂設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消火栓筐、制水弁
筐など地中筐の開口部に設けられる鋳鉄製の蓋板と受枠
とよりなる地中筐などの鉄蓋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近時、道路などに設けられる消火栓筐、
制水弁筐など地中筐の鉄蓋は、蓋板上を車輌が通過する
ためがたつきのないことが望まれ、実公昭61−245
92号公報に見られる如く、蓋板と受枠は、蓋板の外壁
面と受枠の内壁面を機械加工して急勾配の嵌合面で蓋板
を受枠で支持するよう構成される円形の鉄蓋が使用され
るようになっている。
【0003】また、蓋板は受枠の内壁面で支えられる
が、蓋板が傾くことなく水平に嵌合保持するように、蓋
板の周縁に垂設された脚片より僅か離れた下側の位置の
受枠の内側壁に棚状片が突設されるが、棚状片上面に蓋
板の嵌合時、砂などが落ちると蓋板が接し、蓋板ががた
つく原因となるので、実公昭58−17800号公報に
見られる如く、棚状片の代りに断面L字形の受止駒を一
定間隔毎に突設し、砂などが入っても地中筐内に落下し
て蓋板ががたつかないようにした鉄蓋が提案されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように構成された
円形の蓋板と受枠よりなる鉄蓋は、密閉性も良く、がた
つくことがないので広く使用されるようになって来た
が、蓋板が受枠に喰い込み開けにくく、特に消火栓筐な
どのように素早く蓋板を開ける必要のある鉄蓋などは、
蓋板の脚片の外壁面上部にこじり穴を設け、こじり棒に
て喰い込みを解いたのち、蓋板を開けるようにするなど
の対策をたてるが、こじり棒を使用することも時間がか
ゝり問題があった。
【0005】また、蓋板を受枠に嵌合する際に砂などが
嵌合面棚状片上に落ちるとがたつきの原因となるので、
嵌合面棚状片上の砂を破布などで除去する必要があるな
ど面倒なことであった。本発明は、蓋板をこじり棒など
を使用することなく容易に開放でき、かつ砂が受枠の嵌
合面、担持面に付着することのない鉄蓋を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、かゝる問題を
解決し目的を達成するため種々検討の結果なされたもの
で、円形をなす蓋板と受枠よりなる鉄蓋において、蓋板
の周縁に沿って垂設された脚片が受枠の直壁の内壁面よ
り内側に離れて支柱により保持される環状の担持棒に接
し蓋板が支えられるよう構成すると共に、蓋板の脚片の
外壁面に相対する受枠の直壁の内壁面を垂直に近い急勾
配をなすように形成し、蓋板の脚片と受枠の担持棒の接
触面および相対する急勾配をなす両壁面を機械仕上げを
施し、蓋板を受枠に嵌合したとき相対する壁面間に約
0.2mmの間隙を形成することで解決せるものである。
【0007】受枠の担持棒の蓋板の担持面は平面をな
し、その幅は蓋板の脚片の下面の幅よりも狭く形成し、
受枠の直壁の下端に形成された内向きのフランジの上面
と直壁内壁面より一体に隆設された支柱により支えられ
るようにするが、内向きフランジのないときは直壁内壁
面よりブラケットを支柱の代りに隆設するも差支えな
く、直壁の内壁面上部に設けた急勾配の内壁面は垂直方
向に対し約8〜10度の傾斜角度をなすよう形成し、そ
の下側の内壁面は抉るようにし、担持棒の上面端と内壁
面との間に形成される間隙よりも下方が広くなるよう形
成するとよい。また、蓋板の脚片の下面の受枠の担持棒
との接触面の外側の受枠の担持棒と直壁間に形成された
間隙に接する環状部に、間隙内に僅か嵌挿する環状台を
垂設する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明を図面に示す実施例に従っ
て説明する。図1、2に示す如く、本発明の地中筐など
の鉄蓋は、鋳鉄で鋳造された円形をなす蓋板(1)と受枠
(2)とよりなり、蓋板(1)は周縁に沿って垂設された環状
をなす脚片(6)が、受枠(2)の直壁(3)より内方に離れて
支柱(5)により保持される環状の担持棒(4)に接し蓋板
(1)が支えられる。
【0009】蓋板(1)を受枠(2)に嵌合し担持されたと
き、蓋板(1)の脚片(6)の外壁面(8)と、該外壁面(8)が相
対する受枠(2)の直壁(3)の内壁面(7)は垂直方向に対し
て約8〜10度の傾斜角度を形成するようにすると共
に、相対する両壁面間に約0.2mmの間隙が生ずるよう
に蓋板(1)の脚片(6)と受枠(2)の担持棒(4)の接触面と、
脚片(6)の外壁面(8)および直壁(3)の内壁面(7)を機械加
工により仕上げを行なう。
【0010】また、蓋板(1)の脚片(6)の受枠(2)の担持
棒(4)との接触面の外側の受枠(2)の担持棒(4)と直壁(3)
間に形成された間隙に位置する環状部に、該間隙内に僅
かに嵌挿される環状台(10)を垂設する。なお、受枠(2)
の急勾配をなす直壁(3)の上部内壁面(7)の下端より直壁
(3)の内壁面を抉るように広く形成し、さらには直壁(3)
下端の内向フランジは直壁(3)側を高くなるよう形成す
る。
【0011】
【発明の効果】本発明にかゝる鉄蓋は以上述べた如く、
蓋板が受枠に嵌合されたとき蓋板の脚片の外壁面と受枠
の直壁内壁面間に約0.2mmの隙間があたるため、蓋板
が受枠に密着し開けにくくなる恐れはなく、蓋板の開閉
時に土砂が流れ込んでも受枠の直壁の上部が急勾配をな
しているので、土砂が付着する恐れなく落下し、さらに
受枠の直壁と蓋板を担持する担持棒間に間隙があるの
で、土砂は間隙を通り地中筐内に落下し担持棒の蓋板の
脚片との接触面に止まる恐れもない。
【0012】また蓋板の脚片の受枠の担持棒との接触面
の外側に環状台が形成されているので蓋板を受枠より取
り外して路面に置かれたとき、路面と脚片の受枠担持棒
との接触面は接することなく環状台により支えられ、接
触面は土砂で汚れることがないので、再び嵌合時に接触
面に土砂が入りがたつく恐れはなく、また、蓋板を受枠
に嵌合時僅かな隙間より雨水と共に微細な土砂が流入し
ても環状台が垂設されているので受枠の担持棒と直壁間
の間隙を通り地中筐内に流れ落ちるので接触面などに堆
積する恐れもない、などの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】蓋板の下部と受枠の一部を切欠いた斜視図。
【図2】蓋板と受枠の関係を示す部分断面図。
【符号の説明】
1 蓋板 2 受枠 3 直壁 4 担持棒 5 支柱 6 脚片 7 内壁面 8 外壁面 9 間隙 10 環状台

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳鉄で成型してなる円形状の蓋板(1)と
    受枠(2)よりなる鉄蓋において、蓋板(1)の周縁に沿って
    垂設された脚片(6)が受枠(2)の直壁(3)より離れて支柱
    (5)により保持される環状の担持棒(4)により蓋板(1)が
    支えられ、蓋板(1)の脚片(6)の外壁面(8)に相対する受
    枠(2)の直壁(3)の内壁面(7)をそれぞれ垂直に近い急勾
    配をなすように形成すると共に、蓋板(1)の脚片(6)と受
    枠(2)の担持棒(4)との接触面および相対する急勾配をな
    す両壁面を機械仕上げを施し、蓋板(1)を受枠(2)に嵌合
    したとき相対する壁面間に約0.2mmの間隙を形成する
    よう構成したことを特徴とする地中筐などの鉄蓋。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の蓋板(1)の脚片(6)の受枠
    (2)の担持棒(4)に接する接触面の外側の受枠(2)の担持
    棒(4)と直壁(3)間に形成される間隙に位置する環状部
    に、該間隙内に僅かに嵌挿される環状台(10)を垂設した
    ことを特徴とする地中筐などの鉄蓋。
JP8139765A 1996-05-10 1996-05-10 地中筐などの鉄蓋 Pending JPH09302697A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8139765A JPH09302697A (ja) 1996-05-10 1996-05-10 地中筐などの鉄蓋

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JP8139765A JPH09302697A (ja) 1996-05-10 1996-05-10 地中筐などの鉄蓋

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JPH09302697A true JPH09302697A (ja) 1997-11-25

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ID=15252881

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8139765A Pending JPH09302697A (ja) 1996-05-10 1996-05-10 地中筐などの鉄蓋

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JP (1) JPH09302697A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007321535A (ja) * 2006-06-05 2007-12-13 Aron Kasei Co Ltd 圧力開放式のます又はマンホールの蓋

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007321535A (ja) * 2006-06-05 2007-12-13 Aron Kasei Co Ltd 圧力開放式のます又はマンホールの蓋

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