JPH09302507A - 衝撃吸収用保護具 - Google Patents
衝撃吸収用保護具Info
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- JPH09302507A JPH09302507A JP8120294A JP12029496A JPH09302507A JP H09302507 A JPH09302507 A JP H09302507A JP 8120294 A JP8120294 A JP 8120294A JP 12029496 A JP12029496 A JP 12029496A JP H09302507 A JPH09302507 A JP H09302507A
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Landscapes
- Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
- Knitting Of Fabric (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】スポーツ時の着用快適性に富み、かつ衛生的な
衝撃吸収用保護具を提供する。 【解決手段】(1) 表面基材と衝撃吸収材を備えた衝撃吸
収用保護具であって、該衝撃吸収材が立体編地を有し、
かつ該立体編地のフラジール法通気度が200cc/cm2
/sec以上であることを特徴とする衝撃吸収用保護
具。(2) (1) の立体編地が、表裏二層の編地と該二層の
編地を連結する連結糸とからなる立体構造を有する編地
であって、編地5cm2 当たりに総断面積が0.05〜
3.0cm2 の連結糸を存在させたことを特徴とする衝撃
吸収用保護具。
衝撃吸収用保護具を提供する。 【解決手段】(1) 表面基材と衝撃吸収材を備えた衝撃吸
収用保護具であって、該衝撃吸収材が立体編地を有し、
かつ該立体編地のフラジール法通気度が200cc/cm2
/sec以上であることを特徴とする衝撃吸収用保護
具。(2) (1) の立体編地が、表裏二層の編地と該二層の
編地を連結する連結糸とからなる立体構造を有する編地
であって、編地5cm2 当たりに総断面積が0.05〜
3.0cm2 の連結糸を存在させたことを特徴とする衝撃
吸収用保護具。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は衝撃吸収用保護具に
関し、サッカー等のスポーツ時に頭、肩、膝、臑などを
保護するために使用される用具、例えば、レガース(臑
当て)等の衝撃吸収用保護具に関する。
関し、サッカー等のスポーツ時に頭、肩、膝、臑などを
保護するために使用される用具、例えば、レガース(臑
当て)等の衝撃吸収用保護具に関する。
【0002】
【従来の技術】スポーツ時における頭、肩、膝、臑など
を衝突や打撲から保護するため、レガース等の衝撃吸収
用保護具を身につけてスポーツを行うことがある。かか
る保護具は、通常、表面基材と衝撃吸収材とで構成さ
れ、表面基材にはポリエチレン等の硬質プラスチック
が、また皮膚と接触する衝撃吸収材にはウレタンフォー
ム等が用いられており、一般的には衝撃吸収材が表面基
材に接着剤等により接合されている。しかし、このよう
な衝撃吸収用保護具は通気性が悪く、スポーツ時に生じ
た汗を蒸発させにくく、着用部の蒸れが激しくなるた
め、特に皮膚の弱い子供等はその蒸れのためにかぶれが
生じ易いという問題があった。
を衝突や打撲から保護するため、レガース等の衝撃吸収
用保護具を身につけてスポーツを行うことがある。かか
る保護具は、通常、表面基材と衝撃吸収材とで構成さ
れ、表面基材にはポリエチレン等の硬質プラスチック
が、また皮膚と接触する衝撃吸収材にはウレタンフォー
ム等が用いられており、一般的には衝撃吸収材が表面基
材に接着剤等により接合されている。しかし、このよう
な衝撃吸収用保護具は通気性が悪く、スポーツ時に生じ
た汗を蒸発させにくく、着用部の蒸れが激しくなるた
め、特に皮膚の弱い子供等はその蒸れのためにかぶれが
生じ易いという問題があった。
【0003】また、衝撃吸収用保護具は、着用時の大き
な運動量による発汗と、土などのグラウンドとの接触に
よる汚れが激しいため、使用後には毎回洗濯するのが衛
生上理想的である。しかし、洗濯により衝撃吸収材の変
形や劣化が生じたり、また衝撃吸収材内部の汚れがほと
んど落ちないという欠点があった。従って、現実的には
表面上の汚れを落とす程度となるため、臭い匂い等を含
めて不衛生な保護具となりやすく、これが皮膚の弱い子
供等のかぶれを助長する原因となっている。特に頭以外
の肩、膝、臑などを保護する衝撃吸収用保護具、その中
でもレガースは汚れが激しく不衛生なものとなり易い。
従って、スポーツ時の保護機能を損なわずに、蒸れにく
く着用時の快適性に富み、さらに洗濯可能な衛生的な衝
撃吸収用保護具が要求されている。
な運動量による発汗と、土などのグラウンドとの接触に
よる汚れが激しいため、使用後には毎回洗濯するのが衛
生上理想的である。しかし、洗濯により衝撃吸収材の変
形や劣化が生じたり、また衝撃吸収材内部の汚れがほと
んど落ちないという欠点があった。従って、現実的には
表面上の汚れを落とす程度となるため、臭い匂い等を含
めて不衛生な保護具となりやすく、これが皮膚の弱い子
供等のかぶれを助長する原因となっている。特に頭以外
の肩、膝、臑などを保護する衝撃吸収用保護具、その中
でもレガースは汚れが激しく不衛生なものとなり易い。
従って、スポーツ時の保護機能を損なわずに、蒸れにく
く着用時の快適性に富み、さらに洗濯可能な衛生的な衝
撃吸収用保護具が要求されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点を解決し、スポーツ時の着用快適性に富み、
かつ衛生的な衝撃吸収用保護具を提供することを課題と
する。
術の問題点を解決し、スポーツ時の着用快適性に富み、
かつ衛生的な衝撃吸収用保護具を提供することを課題と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
に鑑み、衝撃吸収用保護具の表面基材等の構成と、身体
保護機能や着用時の快適性等との相関を検討した結果、
衝撃吸収材として特定の立体編地を用いることにより上
記課題を達成できることを見出し、本発明に至ったもの
である。本願で特許請求される発明は以下の通りであ
る。 (1)表面基材と衝撃吸収材を備えた衝撃吸収用保護具
であって、該衝撃吸収材が立体編地を有し、かつ該立体
編地のフラジール法通気度が200cc/cm2 /sec以
上であることを特徴とする衝撃吸収用保護具。 (2)(1)記載の立体編地が、表裏二層の編地と該二
層の編地を連結する連結糸とからなる立体構造を有する
編地であって、編地5cm2 当たりに、総断面積が0.0
5〜3.0cm2 の連結糸を存在させたことを特徴とする
衝撃吸収用保護具。
に鑑み、衝撃吸収用保護具の表面基材等の構成と、身体
保護機能や着用時の快適性等との相関を検討した結果、
衝撃吸収材として特定の立体編地を用いることにより上
記課題を達成できることを見出し、本発明に至ったもの
である。本願で特許請求される発明は以下の通りであ
る。 (1)表面基材と衝撃吸収材を備えた衝撃吸収用保護具
であって、該衝撃吸収材が立体編地を有し、かつ該立体
編地のフラジール法通気度が200cc/cm2 /sec以
上であることを特徴とする衝撃吸収用保護具。 (2)(1)記載の立体編地が、表裏二層の編地と該二
層の編地を連結する連結糸とからなる立体構造を有する
編地であって、編地5cm2 当たりに、総断面積が0.0
5〜3.0cm2 の連結糸を存在させたことを特徴とする
衝撃吸収用保護具。
【0006】本発明における衝撃吸収用保護具とは、
頭、肩、膝、臑などを衝突や打撲から保護するためのも
のをいい、通常、表面基材と衝撃吸収材とから構成され
るが、本発明では衝撃吸収材として特定の立体編地が用
いられる。本発明に用いられる立体編地は、衝撃吸収性
および通気性に優れているため、身体保護機能に富み、
かつ蒸れにくく着用快適性に富み、さらに洗濯による変
形等が少なく洗濯耐久性に優れている。従って、衝撃吸
収用保護具自体を洗濯して衝撃吸収材内部の汚れをとる
ことができるため、繰り返し使用しても衛生的な保護具
を維持することができる。また立体編地を表面基材から
取外し可能にすることによりさらに衛生的なものとする
ことができる。
頭、肩、膝、臑などを衝突や打撲から保護するためのも
のをいい、通常、表面基材と衝撃吸収材とから構成され
るが、本発明では衝撃吸収材として特定の立体編地が用
いられる。本発明に用いられる立体編地は、衝撃吸収性
および通気性に優れているため、身体保護機能に富み、
かつ蒸れにくく着用快適性に富み、さらに洗濯による変
形等が少なく洗濯耐久性に優れている。従って、衝撃吸
収用保護具自体を洗濯して衝撃吸収材内部の汚れをとる
ことができるため、繰り返し使用しても衛生的な保護具
を維持することができる。また立体編地を表面基材から
取外し可能にすることによりさらに衛生的なものとする
ことができる。
【0007】本発明に用いられる立体編地のフラジール
法通気度は、運動時の発汗による蒸れを防止する点か
ら、200cc/cm2 /sec以上、好ましくは250cc
/cm2/sec、より好ましくは350cc/cm2 /se
c以上とされる。本発明において、フラジール法通気度
はJIS L−1096に準じ、フラジール形試験機を
用いて立体編地を通過する空気量を測定することにより
算出したものである。このようなフラジール法通気度を
有する立体編地としては、表裏二層の編地と該二層の編
地を連結する連結糸とからなる立体構造を有する編地で
あって、編地5cm2 当たりに、総断面積が0.05〜
3.0cm2 の連結糸を存在させたものをを挙げることが
できる。
法通気度は、運動時の発汗による蒸れを防止する点か
ら、200cc/cm2 /sec以上、好ましくは250cc
/cm2/sec、より好ましくは350cc/cm2 /se
c以上とされる。本発明において、フラジール法通気度
はJIS L−1096に準じ、フラジール形試験機を
用いて立体編地を通過する空気量を測定することにより
算出したものである。このようなフラジール法通気度を
有する立体編地としては、表裏二層の編地と該二層の編
地を連結する連結糸とからなる立体構造を有する編地で
あって、編地5cm2 当たりに、総断面積が0.05〜
3.0cm2 の連結糸を存在させたものをを挙げることが
できる。
【0008】表裏二層の立体編地は、例えば、ダブルラ
ッシェル機、ダブル丸編機等の2列針床を有する編機で
編成することができる。通気性を高めるため、一方の編
地または表裏の編地をメッシュ編地、マーギゼット編地
等の複数の開口部を有するメッシュ状編地とすることが
好ましい。また表裏二層の編地は同一または異なる組織
を有するメッシュ状編地で形成してもよい。表裏二層の
編地およびこれらを連結する連結糸に用いる糸条の素材
は特に限定されないが、例えば、ポリエステル、ポリア
ミド、ポリアクリロニトリル等の合成繊維、キュプラ、
レーヨン等の再生セルロース繊維、有機溶剤紡糸された
いわゆる精製セルロース繊維、ウール、木綿等の天然繊
維などを用いることができる。これらのうち、速乾性に
富んだ合成繊維が好ましく、特にポリエステルが好まし
い。連結糸としては、剛性面で優れるポリアミドが特に
好ましい。
ッシェル機、ダブル丸編機等の2列針床を有する編機で
編成することができる。通気性を高めるため、一方の編
地または表裏の編地をメッシュ編地、マーギゼット編地
等の複数の開口部を有するメッシュ状編地とすることが
好ましい。また表裏二層の編地は同一または異なる組織
を有するメッシュ状編地で形成してもよい。表裏二層の
編地およびこれらを連結する連結糸に用いる糸条の素材
は特に限定されないが、例えば、ポリエステル、ポリア
ミド、ポリアクリロニトリル等の合成繊維、キュプラ、
レーヨン等の再生セルロース繊維、有機溶剤紡糸された
いわゆる精製セルロース繊維、ウール、木綿等の天然繊
維などを用いることができる。これらのうち、速乾性に
富んだ合成繊維が好ましく、特にポリエステルが好まし
い。連結糸としては、剛性面で優れるポリアミドが特に
好ましい。
【0009】表裏二層の編地を構成する糸条としては、
単糸デニールが0.5〜50デニール、トータルデニー
ルが50〜3000デニールであるマルチフィラメント
が好ましい。また連結糸としては、適度な弾力性や反発
性を得る点から、単糸デニールが15〜2000デニー
ル、好ましくは50〜300デニールであるモノフィラ
メントまたはマルチフィラメントが好ましい。立体編地
内の連結糸の量は、編地5cm2 当たりに、総断面積が
0.05〜3.0cm2 、好ましくは0.1〜2.0cm2
の連結糸が存在するようにするのが好ましい。本発明に
おいて、連結糸の総断面積は、5cm2 編地内の連結糸の
本数をN(本/5cm2 )とし、連結糸のデニールをD
(g/9×105 cm)とし、連結糸の比重をρ(g/cm
2 )とすると、式〔N・(D/9×105 )・ρ〕によ
り算出される。
単糸デニールが0.5〜50デニール、トータルデニー
ルが50〜3000デニールであるマルチフィラメント
が好ましい。また連結糸としては、適度な弾力性や反発
性を得る点から、単糸デニールが15〜2000デニー
ル、好ましくは50〜300デニールであるモノフィラ
メントまたはマルチフィラメントが好ましい。立体編地
内の連結糸の量は、編地5cm2 当たりに、総断面積が
0.05〜3.0cm2 、好ましくは0.1〜2.0cm2
の連結糸が存在するようにするのが好ましい。本発明に
おいて、連結糸の総断面積は、5cm2 編地内の連結糸の
本数をN(本/5cm2 )とし、連結糸のデニールをD
(g/9×105 cm)とし、連結糸の比重をρ(g/cm
2 )とすると、式〔N・(D/9×105 )・ρ〕によ
り算出される。
【0010】連結糸の総断面積を上記範囲とすることに
より、立体編地の嵩高性、弾力性、通気性および透水性
(洗濯での汚れの落ち易さ)をバランスよく向上させる
ことができる。総断面積が0.05cm2 未満では弾力性
が低下し易く、3.0cm2 を超えると通気性および透水
性が低下し易い。連結糸は、立体編地中にループ状の編
み目を形成していてもよく、立体編地にタック組織状に
引っ掛けた構造としてもよい。要は表裏二層の編地を結
び付けることができればよく、必要に応じて連結糸を傾
斜して配置したり、X状に交叉して配置してもよい。
より、立体編地の嵩高性、弾力性、通気性および透水性
(洗濯での汚れの落ち易さ)をバランスよく向上させる
ことができる。総断面積が0.05cm2 未満では弾力性
が低下し易く、3.0cm2 を超えると通気性および透水
性が低下し易い。連結糸は、立体編地中にループ状の編
み目を形成していてもよく、立体編地にタック組織状に
引っ掛けた構造としてもよい。要は表裏二層の編地を結
び付けることができればよく、必要に応じて連結糸を傾
斜して配置したり、X状に交叉して配置してもよい。
【0011】立体編地の厚さや目付は、保護具の種類、
衝撃の大小等に応じて適宜選定される。例えば、厚みは
2〜35mm程度、好ましくは2.5〜30mm程度、また
目付は50g/m2 〜2.5kg/m2 程度、好ましくは
100g/m2 〜2.0kg/m2 程度とされる。立体編
地は所望のサイズに裁断し、裁断後の編地片を例えばバ
イヤステープや布帛等で縫製し、または熱成形させて所
定の形状とし、衝撃吸収材として用いられる。
衝撃の大小等に応じて適宜選定される。例えば、厚みは
2〜35mm程度、好ましくは2.5〜30mm程度、また
目付は50g/m2 〜2.5kg/m2 程度、好ましくは
100g/m2 〜2.0kg/m2 程度とされる。立体編
地は所望のサイズに裁断し、裁断後の編地片を例えばバ
イヤステープや布帛等で縫製し、または熱成形させて所
定の形状とし、衝撃吸収材として用いられる。
【0012】本発明に用いられる表面基材としては特に
制限はなく、通常はポリエチレン、ポリプロピレン等の
ポリオレフィン系の硬質プラスチックが用いられるが、
衝撃耐久性等を考慮してポリエステル等のプラスチック
やゴム等のエラストマー、またはこれらを混用したもの
を用いてもよい。表面基材は、通常保護する肩、膝、臑
など対応するような形状に成形され、その厚みは通常
1.5〜5mm程度、好ましくは1.5mm〜3mm程度とさ
れる。
制限はなく、通常はポリエチレン、ポリプロピレン等の
ポリオレフィン系の硬質プラスチックが用いられるが、
衝撃耐久性等を考慮してポリエステル等のプラスチック
やゴム等のエラストマー、またはこれらを混用したもの
を用いてもよい。表面基材は、通常保護する肩、膝、臑
など対応するような形状に成形され、その厚みは通常
1.5〜5mm程度、好ましくは1.5mm〜3mm程度とさ
れる。
【0013】本発明における衝撃吸収用保護具は、立体
編地と表面基材で構成してもよいが、従来から用いられ
ているポリエチレンフォーム、ウレタンフォーム等の各
種発泡体などの衝撃吸収材や、ソルボセイン(商品名)
等の材料自体が衝撃吸収機能を有する衝撃吸収材を併用
することができる。衝撃吸収材と表面基材を直接接着剤
等で接合してよいが、衝撃吸収材をマジックテープやフ
ァスナーテープ等で表面基材に取付けて取外し可能とす
ることもできる。このようにすることにより衝撃吸収材
のみの洗濯が可能となり、汗や汚れが落ち易くなる。本
発明の衝撃吸収用保護具は、特に頭以外の汚れが激しい
肩、膝、臑などを保護するための衝撃吸収用保護具、そ
の中でもレガースとして最適である。
編地と表面基材で構成してもよいが、従来から用いられ
ているポリエチレンフォーム、ウレタンフォーム等の各
種発泡体などの衝撃吸収材や、ソルボセイン(商品名)
等の材料自体が衝撃吸収機能を有する衝撃吸収材を併用
することができる。衝撃吸収材と表面基材を直接接着剤
等で接合してよいが、衝撃吸収材をマジックテープやフ
ァスナーテープ等で表面基材に取付けて取外し可能とす
ることもできる。このようにすることにより衝撃吸収材
のみの洗濯が可能となり、汗や汚れが落ち易くなる。本
発明の衝撃吸収用保護具は、特に頭以外の汚れが激しい
肩、膝、臑などを保護するための衝撃吸収用保護具、そ
の中でもレガースとして最適である。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例を示す
衝撃吸収用保護具の断面斜視図である。図において、衝
撃吸収用保護具5は、熱可塑性プラスチック板状体から
なる表面基材1と、表面基材1に接着剤等で接合された
ウレタンフォーム6と、該ウレタンフォーム6を介して
表面基材1に取り付けられている立体編地4とからな
る。立体編地4は、表裏二層2a、2bと該二層を連結
する連結糸3とから構成され、保護具の形状に応じて裁
断され、その立体編地の周囲は図2に示すようにバイア
ステープまたは布帛7により縫製され、図示しないマジ
ックテープにより取外し可能に表面基材1に取付けられ
ている。
衝撃吸収用保護具の断面斜視図である。図において、衝
撃吸収用保護具5は、熱可塑性プラスチック板状体から
なる表面基材1と、表面基材1に接着剤等で接合された
ウレタンフォーム6と、該ウレタンフォーム6を介して
表面基材1に取り付けられている立体編地4とからな
る。立体編地4は、表裏二層2a、2bと該二層を連結
する連結糸3とから構成され、保護具の形状に応じて裁
断され、その立体編地の周囲は図2に示すようにバイア
ステープまたは布帛7により縫製され、図示しないマジ
ックテープにより取外し可能に表面基材1に取付けられ
ている。
【0015】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例1 18GGのダブルラッシェル編機を用い、表裏二層の編
地を100d/34fのポリアミドマルチフィラメント
糸で構成し、連結糸には90dのポリアミドモノフィラ
メント糸を使用して、厚さ2.5mm、目付150g/m
2 、フラジール通気度400cc/cm2 /secおよび5
cm2 編地当たりの連結糸の総断面積が0.2cm2 である
立体編地を製造した。
るが本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例1 18GGのダブルラッシェル編機を用い、表裏二層の編
地を100d/34fのポリアミドマルチフィラメント
糸で構成し、連結糸には90dのポリアミドモノフィラ
メント糸を使用して、厚さ2.5mm、目付150g/m
2 、フラジール通気度400cc/cm2 /secおよび5
cm2 編地当たりの連結糸の総断面積が0.2cm2 である
立体編地を製造した。
【0016】次いで、硬質ポリエチレンからなる板状体
を臑を保護するような形状に成形してサッカー用レガー
スの表面基材とした。この表面基材の内部に装着できる
形状に上記立体編地を裁断し、その周囲をバイヤステー
プで縫製し、マジックテープにより表面基材に固定し、
サッカー用レガースを製造した。得られたサッカー用レ
ガースを着用してサッカーを実施したところ、従来と同
様のスポーツ保護機能を有しながら、通気性がきわめて
良好で、運動時の発汗による蒸れがなく快適なものであ
った。また、立体編地を表面基材から取り外して家庭洗
濯機で洗濯したところ、内部の汚れをも落とすことがで
き、繰り返し使用後も衛生的なレガースを維持すること
ができた。また立体編地の洗濯による変形も生じなかっ
た。
を臑を保護するような形状に成形してサッカー用レガー
スの表面基材とした。この表面基材の内部に装着できる
形状に上記立体編地を裁断し、その周囲をバイヤステー
プで縫製し、マジックテープにより表面基材に固定し、
サッカー用レガースを製造した。得られたサッカー用レ
ガースを着用してサッカーを実施したところ、従来と同
様のスポーツ保護機能を有しながら、通気性がきわめて
良好で、運動時の発汗による蒸れがなく快適なものであ
った。また、立体編地を表面基材から取り外して家庭洗
濯機で洗濯したところ、内部の汚れをも落とすことがで
き、繰り返し使用後も衛生的なレガースを維持すること
ができた。また立体編地の洗濯による変形も生じなかっ
た。
【0017】比較例1 実施例1において、立体編地を用いずに厚さ2.5mmの
ウレタンフォームを接着剤で貼り合わせてサッカー用レ
ガースを作製した。得られたサッカー用レガースを着用
してサッカーを実施したところ、通気性がほとんどな
く、運動時の発汗による蒸れが強く、不快感のあるもの
であった。また、家庭洗濯機による洗濯によって汚れを
落とすことがほとんどできず、不衛生なものであった。
ウレタンフォームを接着剤で貼り合わせてサッカー用レ
ガースを作製した。得られたサッカー用レガースを着用
してサッカーを実施したところ、通気性がほとんどな
く、運動時の発汗による蒸れが強く、不快感のあるもの
であった。また、家庭洗濯機による洗濯によって汚れを
落とすことがほとんどできず、不衛生なものであった。
【発明の効果】本発明の衝撃吸収用保護具は、身体保護
機能に優れるのみなず、運動時の蒸れを少なくすること
ができるため快適性に富み、さらに衝撃吸収剤自体を洗
濯することができるため、使用後にも衛生的なものとす
ることができる。。
機能に優れるのみなず、運動時の蒸れを少なくすること
ができるため快適性に富み、さらに衝撃吸収剤自体を洗
濯することができるため、使用後にも衛生的なものとす
ることができる。。
【図1】本発明の一実施例を示す衝撃吸収用保護具の断
面斜視図である。
面斜視図である。
【図2】図1に取り付けられた立体編地の断面説明図で
ある。
ある。
1…表面基材、2a、2b…編地、3…連結糸、4…立
体編地、5…衝撃吸収用保護具、7…バイアステープ又
は布帛。
体編地、5…衝撃吸収用保護具、7…バイアステープ又
は布帛。
Claims (2)
- 【請求項1】 表面基材と衝撃吸収材を備えた衝撃吸収
用保護具であって、該衝撃吸収材が立体編地を有し、か
つ該立体編地のフラジール法通気度が200cc/cm2 /
sec以上であることを特徴とする衝撃吸収用保護具。 - 【請求項2】 請求項1記載の立体編地が、表裏二層の
編地と該二層の編地を連結する連結糸とからなる立体構
造を有する編地であって、編地5cm2 当たりに総断面積
0.05〜3.0cm2 の連結糸を存在させたことを特徴
とする衝撃吸収用保護具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8120294A JPH09302507A (ja) | 1996-05-15 | 1996-05-15 | 衝撃吸収用保護具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8120294A JPH09302507A (ja) | 1996-05-15 | 1996-05-15 | 衝撃吸収用保護具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09302507A true JPH09302507A (ja) | 1997-11-25 |
Family
ID=14782684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8120294A Withdrawn JPH09302507A (ja) | 1996-05-15 | 1996-05-15 | 衝撃吸収用保護具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09302507A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012502192A (ja) * | 2008-09-04 | 2012-01-26 | エクス−テクノロジー スイス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | サイクリスト用ズボンに用いられる保護エレメント |
JP2015101808A (ja) * | 2013-11-25 | 2015-06-04 | 旭化成せんい株式会社 | 編地 |
WO2018020157A1 (fr) * | 2016-07-28 | 2018-02-01 | Rat Mathieu Patrick | Equipement de protection individuelle thermoplastique |
-
1996
- 1996-05-15 JP JP8120294A patent/JPH09302507A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012502192A (ja) * | 2008-09-04 | 2012-01-26 | エクス−テクノロジー スイス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | サイクリスト用ズボンに用いられる保護エレメント |
JP2015101808A (ja) * | 2013-11-25 | 2015-06-04 | 旭化成せんい株式会社 | 編地 |
WO2018020157A1 (fr) * | 2016-07-28 | 2018-02-01 | Rat Mathieu Patrick | Equipement de protection individuelle thermoplastique |
FR3054452A1 (fr) * | 2016-07-28 | 2018-02-02 | Virtus | Equipement de protection individuelle thermoplastique |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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